Chapter 23 Cisco Collaboration �N���C�A���g����уA�v���P�[�V����

C H A P T E R
23
Cisco Collaboration クライアントおよびア
プリケーション
(注)
この章は、このドキュメントの現在のリリースに新たに追加されました。Cisco Unified
Communications システムにコラボレーション クライアントおよびアプリケーションを配置する前に、
この章全体を読むことをお勧めします。
Cisco Collaboration クライアントおよびアプリケーションは統合的なユーザ エクスペリエンスを実現
し、Cisco Unified Communications システムの機能と操作性を拡張します。これらのクライアントお
よびアプリケーションは、オンライン会議、プレゼンス通知、インスタント メッセージング、オー
ディオ、ビデオ、ボイスメールなど、多数のアプリケーションを使い勝手の良い 1 つのコラボレーショ
ン クライアントに統合することにより、企業境界内外のコラボレーションを可能にします。
多数のコラボレーション クライアントおよびアプリケーションを使用でき、Cisco Unified
Communications システムに統合する場合のアーキテクチャ ビュー、配置に関する考慮事項、プランニ
ング、および設計ガイドラインがそれぞれに用意されています。この章を使用して、どのコラボレー
ション クライアントおよびアプリケーションが配置に最も適しているかを確認してください。
• Cisco WebEx Connect
Cisco WebEx Connect は、コラボレーティブな Software-as-a-Service(SaaS)型プラットフォー
ムであり、開発者、パートナー、およびカスタマーはこれを利用して、コラボレーティブ ソ
リューションを経由した到達可能範囲を拡大できる強力なコラボレーティブ ビジネス ソリュー
ションを作成できます。Cisco WebEx Connect は、企業クラスのセキュリティ、スケーラビリ
ティ、パフォーマンス、および可用性を強制的に確立するとともに、Cisco Unified
Communications ソリューションとの透過的な通信を可能にするための、拡張可能なオープン型コ
ラボレーション プラットフォームを実現します。Cisco WebEx Connect には、Cisco WebEx
Connect Client と Cisco WebEx Connect Platform の 2 つの主要コンポーネントがあります。
• Cisco Unified Personal Communicator
Cisco Unified Personal Communicator は、デスクトップ(PC または Mac)上のリッチ メディア
インターフェイスから音声、ビデオ、Web 会議、インスタント メッセージング、ボイスメール、
およびプレゼンス情報への容易なアクセスを可能にするユーザ向けのデスクトップ アプリケー
ションです。Cisco Unified Personal Communicator の利用によって、チーム間の生産性は高まり、
ナレッジ ワーカは便利なユーザ インターフェイスを通じていつでもどこでも簡単にコラボレート
し、通信をエスカレーションすることが可能になります。詳細については、「Cisco Unified
Presence」(P.22-1)の章を参照してください。
Cisco Unified Communication SRND (Cisco Unified Communications Manager 7.x)
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23-1
第 23 章
Cisco Collaboration クライアントおよびアプリケーション
Cisco WebEx Connect のアーキテクチャ
• Cisco Unified Mobile Communicator
Cisco Unified Mobile Communicator は、携帯電話から Cisco Unified Communications アプリケー
ションにアクセスし、利用する機能をユーザに提供するモビリティ ソリューションです。Cisco
Unified Mobile Communicator および Cisco Mobile グラフィカル クライアントは、Cisco Unified
Mobility Advantage ソフトウェアを実行しているサーバと連動して、携帯電話の機能にアクセス
し、制御するためのリッチ ユーザ インターフェイスを提供します。このシステムは既存の社内
LDAP ディレクトリに統合されるため、ユーザはすべてのデバイス上で単一のクレデンシャル
セットを使用できます。詳細については、「シスコ モビリティ アプリケーション」(P.25-1)の章
を参照してください。
Cisco WebEx Connect のアーキテクチャ
Cisco WebEx Connect には、Cisco WebEx Connect Client および Cisco WebEx Connect Platform の 2
つの主要コンポーネントがあります。Cisco WebEx Connect は、セキュリティ、スケーラビリティ、パ
フォーマンス、アベイラビリティを強制的に確立するための拡張可能なオープン型コラボレーション
プラットフォームを実現します。
Cisco WebEx Connect Client
Cisco WebEx Connect Client は、エンド ユーザのパーソナル コンピュータにインストールするリッチ
クライアントであり、多数の機能が装備されています。Cisco WebEx Connect Client は、Microsoft
Windows XP、Vista、または Windows 7 オペレーティング システムが搭載された任意のパーソナル コ
ンピュータにインストールできます。現在、Apple Macintosh および Linux オペレーティング システ
ムはサポートされていません。
Cisco WebEx Connect サイト管理者は、エンド ユーザのユーザ ID とパスワードを別個に作成するので
はなく、シングル サインオンを使用して、エンド ユーザによる Cisco WebEx Connect に対する認証お
よび署名を可能にすることができます。WebEx Connect でのシングル サインオンの詳細については、
次の Web サイトにある『WebEx Connect: User Provisioning and SSO Developer Technical Note』を参
照してください。
http://developer.webex.com/c/document_library/get_file?folderId=11835&name=DLFE-244.pdf
プレゼンス
Cisco WebEx Connect(C6 リリース以降)では、プレゼンス機能に Extensible Messaging and
Presence Protocol(XMPP)を利用しています。XMPP は、リアルタイム通信用のオープン テクノロ
ジーであり、インスタント メッセージング、プレゼンス、マルチパーティ チャット、音声コールとビ
デオ コール、コラボレーション、軽量なミドルウェア、コンテンツのシンジケーション、および
Extensible Markup Language(XML)データの汎用ルーティングなど、広範なアプリケーションの実
行を可能にします。XMPP の詳細については、次のソースを参照してください。
• 「XMPP Standards Foundation」(http://www.xmpp.org/)
• XMPP Community の Web ページ(http://www.jabber.org/)
XMPP は、他のほとんどのインスタント メッセージングおよびプレゼンス ネットワークの標準として
採用されているため、Cisco WebEx Connect のプレゼンス情報と、XMPP をサポートする他のプレゼ
ンス クラウドのフェデレーションが可能です。Cisco WebEx Connect ユーザには、フェデレーション
によって Instant Messaging(IM; インスタント メッセージング)の連絡先リストに他のネットワーク
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第 23 章
Cisco Collaboration クライアントおよびアプリケーション
Cisco WebEx Connect のアーキテクチャ
からユーザを容易に追加でき、各ユーザのプレゼンスを確認できるという利点があります。他のネット
ワークとのプレゼンスのフェデレーションについては、「Cisco WebEx Connect に関する設計上の考慮
事項」(P.23-10)を参照してください。
エンドユーザのプレゼンス ステータスは、Cisco WebEx Collaboration Cloud 内の Cisco WebEx プレゼ
ンス サーバによって保持されます。
インスタント メッセージング
ユーザは、他の Cisco WebEx Connect ユーザのほか、他のインスタント メッセージング プラット
フォーム上のユーザにセキュアなインスタント メッセージを送信できます。Cisco WebEx Connect
ユーザは、インスタント メッセージング セッションから PC 間の VoIP コール、音声会議、ビデオ会
議、デスクトップ共有セッション、または WebEx 会議へと容易にエスカレーションすることができま
す。また、Cisco WebEx Connect ユーザは、インスタント メッセージング セッション中に他のユーザ
とファイルを交換することもできます。
Cisco WebEx Connect ユーザ間のインスタント メッセージング セッションはセキュリティで保護され、
クライアントから Cisco WebEx Collaboration Cloud への通信には TLS 暗号化が使用されます。TLS
暗号化は、Cisco WebEx のデフォルトで有効になります。WebEx Connect サイト管理者がサイト単位
で無効にすることはできません。必要に応じて、AES 256 ビット暗号化を使用して、インスタント
メッセージ自体をエンドツーエンドで暗号化することもできます。他の XMPP クライアントが暗号化
をサポートしている場合は、TLS 暗号化を使用して、Cisco WebEx Connect ユーザとその XMPP クラ
イアント間のすべてのインスタント メッセージング セッションを暗号化することができます。
スペース
スペースは、チーム メンバーに非同期のコラボレーション環境を提供します。主要コンポーネントは、
持続性のあるグループ ディスカッションと SaaS ベースのドキュメント管理システムです。スペース所
有者は、スペースに参加するように企業ネットワーク内外からユーザを招待することができます。ス
ペースは、スペースのメンバーだけに通知されます。スペースのすべてのコンテンツは、Cisco WebEx
Collaboration Cloud 内に安全に保存され、暗号化されます。
スペースは、Cisco WebEx Connect で任意に使用できます。カスタマーは、スペースなしの Cisco
WebEx Connect のプロビジョニングを選択することもできます。スペースの設定の詳細については、
次の Web サイトにある『Cisco WebEx Connect Administrator's Guide』を参照してください。
http://www.webex.com/webexconnect/orgadmin/help/index.htm
カレンダーの統合
Cisco WebEx Connect は、エンド ユーザのコンピュータでローカルに実行する Microsoft Outlook カレ
ンダーと統合されます。Microsoft Exchange Server または Cisco WebEx Mail のいずれかと通信するに
は、エンド ユーザのコンピュータに Microsoft Outlook クライアントを設定する必要があります。エン
ド ユーザが Web メール、Microsoft Outlook Web Access(OWA)、または Cisco WebEx Web メール
しか所有していない場合、カレンダーの統合は機能しません。
Cisco WebEx Meeting Center の統合
Cisco WebEx Meeting Center と Cisco WebEx Connect の統合を有効にするには、Cisco WebEx
Connect クライアントまたは Cisco WebEx Connect ドメイン管理ページで特定の設定情報を指定しま
す。この統合を有効にすると、Cisco WebEx Connect から直接 Cisco WebEx Meeting Center 会議をス
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第 23 章
Cisco Collaboration クライアントおよびアプリケーション
Cisco WebEx Connect のアーキテクチャ
ケジュールできるので、ユーザは各自の Cisco WebEx Connect クライアントから容易に WebEx Web
会議をスケジュールし、開始することができます。Cisco WebEx Meeting Center の統合は、組織の管
理者が設定することも、エンド ユーザがクライアントで設定することもできます。
管理者として Cisco WebEx Meeting Center を設定する方法については、次の Web サイトにあるドキュ
メンテーションを参照してください。
http://www.webex.com/webexconnect/orgadmin/help/index.htm?toc.htm?17673.htm
Cisco Unified Communications の統合
Cisco WebEx Connect は、Cisco Unified Communications Manager を使用した Cisco WebEx Connect
内からの直接のクリックコールを設定できます。Cisco Unified Communications は、配置トポロジと
ニーズに応じて次のいずれかの方法で Cisco WebEx Connect に統合できます。
• Cisco WebEx Connect Unified Communications Widget(Computer Telephony Integration [CTI; コ
ンピュータ テレフォニー インテグレーション ] WebDialer を使用したクリックコール、ボイス
メール、および短縮ダイヤル)
• Cisco Unified Communications IntegrationTM for Cisco WebEx Connect
Cisco WebEx Connect Unified Communications Widget
Cisco WebEx Connect Unified Communications Widget(CTI WebDialer、ボイスメール、および短縮
ダイヤル)は、Cisco WebEx Connect Widget フレームワーク内で実行し、REST インターフェイス
(JSON/HTTP)経由で Web アプリケーションと通信します。Web アプリケーションは、REST を使用
した Lightweight Directory Access Protocol(LDAP; 軽量ディレクトリ アクセス プロトコル)照会用
の LDAP Web サービス、REST 経由のログインおよびプレゼンス管理用のプレゼンス ログイン サービ
ス、AVVID XML Layer(AXL)/Simple Object Access Protocol(SOAP)経由の短縮ダイヤル アクセ
ス、およびバックエンド システムの設定を可能にする管理ポイントを提供します。
CTI WebDialer ウィジェットにより、ユーザはクリックコール統合および機能を利用できます。Cisco
WebEx Connect 内の番号(4 桁以上)にはハイパーリンクが設定され、ユーザはその番号をクリック
するだけで、電話機のキーパッドで電話番号を入力せずにコールを開始することができます。
Unified CM で CTI モニタリングを有効にして、WebEx Connect 管理ページで Unified CM 統合を有効
にする必要があります。
Cisco WebEx Connect 管理ページの設定方法については、次の Web サイトを参照してください。
http://www.webex.com/webexconnect/orgadmin/help/index.htm?toc.htm?cs_singleptprov.htm
Cisco Unified Communications IntegrationTM for Cisco WebEx Connect
Cisco Unified Communications Integration TM for Cisco WebEx Connect は、Client Services Framework
を使用した Unified CM と Cisco WebEx Connect の強固な統合を可能にして、Cisco WebEx Connect
クライアント内での完全な呼制御を有効にします。Client Services Framework は、デスクトップ クラ
イアントをオーディオ エンドポイントとするソフトフォン呼制御にも、デスクトップ クライアントが
Cisco Unified IP Phone を制御するデスクトップフォン制御にも対応し、いずれの場合も WebEx
Connect の [Phone] タブに表示されます(図 23-1 を参照)。
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第 23 章
Cisco Collaboration クライアントおよびアプリケーション
Cisco WebEx Connect のアーキテクチャ
図 23-1
WebEx Connect ユーザ インターフェイス
クリックコール機能用に連絡先を入力して使用する方法は、次のとおりです。
• WebEx Connect 内に表示されるハイパーリンクの番号をクリックします。この番号が有効な内線
番号または有効な番号である場合、デスクトップフォンの統合を使用していればエンドユーザの
IP 電話とのコール、またはソフトフォンの統合を使用していればローカル PC とのコールを発信す
るためのコマンドが、Cisco Unified Communications IntegrationTM から Unified CM に送信されま
す。
• PC 上の Microsoft Outlook の個人用アドレス帳にある連絡先名を検索するか、ソフトフォンの
ディレクトリ ボックスを使用して電話番号を入力します。ユーザは、電話番号または連絡先名を
入力し、番号を強調表示して、ダイヤル キーを押すだけです。
• デスクトップフォンの統合を使用している場合は IP 電話から、またはソフトフォン統合を使用し
ている場合はローカルのダイヤル パッドから手動でコールします。呼制御は、WebEx Connect ク
ライアントからも利用できます。
Cisco Unified Communication SRND (Cisco Unified Communications Manager 7.x)
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23-5
第 23 章
Cisco Collaboration クライアントおよびアプリケーション
Cisco WebEx Connect のアーキテクチャ
Cisco WebEx Connect Platform
Cisco WebEx Connect Platform は、同期および非同期コラボレーションに対応したマルチテナント型
Software-as-a-Service(SaaS)プラットフォームです。WebEx Connect Platform は、Cisco WebEx
Collaboration Cloud 内でホストされます。
Cisco WebEx Software-as-a-Service 製品の詳細については、次の Web サイトを参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/ps10352/products_category_technologies_overview.html
Cisco WebEx Collaboration Cloud の詳細については、次の Web サイトを参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/prod/ps10352/collaboration_cloud.html
セキュリティ
図 23-2 は、WebEx セキュリティ モデルの機能層を構成する、相互に関連する独立した要素を示して
います。
図 23-2
WebEx セキュリティ モデル
最下位層は、Cisco WebEx データセンターの物理セキュリティを示しています。すべての従業員は、
広範なバックグラウンド チェックを通過し、データセンターに入るためのデュアルファクタ認証を実
行する必要があります。
次のレベルのポリシー管理では、WebEx Connect 組織管理者が、個々のユーザ、グループ、または
Cisco WebEx Connect 組織全体に異なるポリシーを設定することによってアクセス制御レベルを設定
し、管理できます。外部ユーザまたはドメインに固有のブラック リストまたはホワイト リスト ポリ
シーを作成して、インスタント メッセージング交換を制限したり、許可したりすることができます。
Cisco WebEx Connect 組織モデルでは、ユーザ ベース全体に固有の役割やグループを作成することも
でき、管理者は特定の権限を役割やグループに割り当てたり、組織全体に対してアクセス制御などのポ
リシーを設定したりすることができます。
Cisco WebEx Connect へのアクセスは、認証層で制御されます。いずれのユーザも固有のログインとパ
スワードを所有します。パスワードが保存されたり、クリア テキストの E メールで送信されたりする
ことはありません。パスワードを変更できるのは、エンドユーザ自身だけです。管理者は、次のログイ
ン時にエンドユーザがパスワードを変更するように、パスワードのリセットを選択することができま
す。また、管理者は、Cisco WebEx Connect と企業の Active Directory との間の Single Sign On(SSO;
シングル サインオン)統合を使用して、エンドユーザのアクセス管理を簡略化することもできます。
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第 23 章
Cisco Collaboration クライアントおよびアプリケーション
Cisco WebEx Connect の配置
暗号化層では、TLS 暗号化プロトコルを使用して、Cisco WebEx Connect ユーザ間のすべてのインス
タント メッセージング通信が暗号化されるようにします。Cisco WebEx Connect ユーザと他の XMPP
クライアント ユーザ間のすべてのインスタント メッセージング通信は、TLS 暗号化を使用してデフォ
ルトで暗号化されます。Cisco Unified Communications IntegrationTM for Cisco WebEx Connect を PC
(ソフトフォン)モードで使用した音声通話は、Secure Real-time Transport Protocol(SRTP)を使用
して暗号化できます。これらの設定は、Cisco WebEx Connect サイト管理者によって、またはエンド
ユーザによって Cisco WebEx Connect クライアント設定の [Unified Communications] タブで制御でき
ます。
Cisco WebEx Connect Platform では、SAS70 Type II 監査などのサードパーティの監査を使用して、カ
スタマーに半年ごとに別個のセキュリティ レポートを提供します。カスタマーは、シスコのセキュリ
ティ組織に要求すればいつでもこのレポートを確認できます。
Cisco WebEx Connect の配置
Cisco WebEx Connect は、可用性の高い冗長なトポロジに配置することができます。Cisco WebEx
Connect Software-as-a-Service アーキテクチャの配置は、この項で説明する各種のネットワークおよび
デスクトップ要件で構成されます。
高可用性
マルチテナント型 Software-as-a-Service アーキテクチャを使用する利点は、グループ内の個々のサー
バに障害が発生した場合に、Cisco WebEx Connect Platform で使用可能な別のサーバに透過的に要求
をルーティングできることにあります。
Cisco WebEx Network Operations Team は、Cisco WebEx Network Operations Center(NOC)から
Cisco WebEx Collaboration Cloud を毎日 24 時間アクティブに監視します。Cisco WebEx テクノロジー
の概要については、次の Web サイトを参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/ps10352/products_category_technologies_overview.html
冗長性、フェールオーバー、および障害回復
Cisco WebEx のグローバル サイト バックアップ アーキテクチャは、電源異常、自然災害による停電、
放電過多、その他のタイプのサービス中断を処理します。グローバル サイト バックアップでは、手動
と自動の両方のフェールオーバーをサポートします。手動フェールオーバー モードは通常、メンテナ
ンス時間枠で使用されます。自動フェールオーバー モードは、サービス中断によるリアルタイム
フェールオーバーの場合に使用されます。
グローバル サイト バックアップは、エンド ユーザに対して自動的かつ透過的であり、すべてのユーザ
が利用でき、フェールオーバー可能なユーザ数の制限もありません。
グローバル サイト バックアップには、次の 3 つのコンポーネントがあります。
• グローバル サイト サービス:ネットワーク レベルでトラフィックの監視とスイッチングを行いま
す。
• データベース複製:プライマリ サイトでのデータ トランザクションをバックアップ サイトに確実
に転送します。
• ファイル複製:ファイル変更が、プライマリ サイトとバックアップ サイト間で同期されるように
します。
Cisco Unified Communication SRND (Cisco Unified Communications Manager 7.x)
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23-7
第 23 章
Cisco Collaboration クライアントおよびアプリケーション
Cisco WebEx Connect の配置
ネットワーク要件
WebEx Connect は、Software-as-a-Service アプリケーションです。エンド ユーザが WebEx Connect
にログインするには、エンド ユーザの PC をインターネットに接続する必要があります。標準のイン
ターネット接続があれば、利用することができます。エンド ユーザが遠隔地で作業している場合、
WebEx Connect にログインするために企業の Virtual Private Network(VPN; バーチャル プライベート
ネットワーク)経由で接続する必要はありません。
容量と帯域幅の要件
エンドユーザが WebEx Connect にログインして、プレゼンス、インスタント メッセージング、および
Voice over IP(VoIP)コーリングなどの基本機能を利用するために必要なものは、56 kbps ダイヤル
アップ インターネット接続だけです。ただし、小規模のオフィスや支社でファイル転送、ビデオ会議、
およびチーム スペースなどの高度な機能を利用するには、512 kbps 以上のブロードバンド接続が必要
です。
デスクトップ要件
WebEx Connect クライアントは現在、Microsoft Windows クライアントだけでサポートされています。
表 23-1 に、Cisco WebEx Connect をインストールして実行するために最低限必要なデスクトップ要件
を示します。
表 23-1
Cisco WebEx Connect をインストールして実行するための最低デスクトップ要件
コンポーネント
IM、プレゼンス、およびスペー
IM とプレゼンスだけを搭載した スを搭載した Cisco WebEx
Cisco WebEx Connect
Connect
オペレーティング シ Windows XP SP3
ステム
Windows Vista 32 ビット
CPU
Intel Pentium プロセッサ
Windows XP SP3
Windows Vista 32 ビット
Intel Pentium プロセッサ
(1.8 GHz)
Cisco Unified
Communications
IntegrationTM for Cisco
WebEx Connect
Windows XP SP3
Windows Vista 32 ビット
Intel Pentium プロセッサ
(2.4 GHz)
ディスク容量
80 MB
80 MB
200 MB
ブラウザ
Internet Explorer 6.0/7.0
Mozilla Firefox 3.0
Internet Explorer 6.0/7.0
Mozilla Firefox 3.0
Internet Explorer SP2 for XP
Internet Explorer 7 for Vista
Mozilla Firefox 3.0
I/O ポート
USB 2.0(ビデオ カメラ用)
USB 2.0(ビデオ カメラ用)
USB 2.0(ビデオ カメラ用)
Microsoft Outlook 2003 または
2007
Microsoft Outlook 2003 または
2007
E メール プログラム Microsoft Outlook 2003 または
(Microsoft Outlook 2007
との統合を可能にす
る Cisco WebEx
Connect 設定を選択
していることを確認
してください)
Cisco Unified Communication SRND (Cisco Unified Communications Manager 7.x)
23-8
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第 23 章
Cisco Collaboration クライアントおよびアプリケーション
Cisco WebEx Connect の配置
表 23-1
Cisco WebEx Connect をインストールして実行するための最低デスクトップ要件 (続き)
IM、プレゼンス、およびスペー
IM とプレゼンスだけを搭載した スを搭載した Cisco WebEx
Cisco WebEx Connect
Connect
Cisco Unified
Communications
IntegrationTM for Cisco
WebEx Connect
音声
全二重方式サウンド カードおよ
びヘッドセット
全二重方式サウンド カードおよ
びヘッドセット
全二重方式サウンド カードおよ
びヘッドセット
ビデオ
1.8 GHz 以上の CPU、解像度
800x600、256 色以上、および
Web カメラ
1.8 GHz 以上の CPU、解像度
800x600、256 色以上、および
Web カメラ
1.8 GHz 以上の CPU、解像度
800x600、256 色以上、および
Web カメラ
コンポーネント
ポートと IP アドレスの範囲
Cisco WebEx Connect では、ポート 80 および 443 を使用します。デフォルトでは、サードパーティ製
の XMPP クライアントで XMPP 通信用にポート 5222 が使用されます。表 23-2 と表 23-3 に、Cisco
Unified Communications IntegrationTM for Cisco WebEx Connect で使用するポートを示します。
表 23-2
Cisco Unified Client Services Framework で着信トラフィックに使用されるポート
ポート
プロトコル
16384 ~
32766
UDP
Cisco Unified Communications IntegrationTM for Cisco
WebEx Connect のポート使用法
オーディオおよびビデオ用の Receives Real-Time Transport
Protocol(RTP)メディア ストリームを受信する。これらのポート
は、Cisco Unified Communications Manager で設定されます。デ
バイス コンフィギュレーション ファイルの詳細については、
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps556/prod_mai
ntenance_guides_list.html にある『Cisco Unified Communications
Manager System Guide 』を参照してください。
表 23-3
Cisco Unified Client Services Framework で発信トラフィックに使用されるポート
Cisco Unified Communications IntegrationTM for Cisco
WebEx Connect のポート使用法
ポート
プロトコル
69
UDP
Trivial File Transfer Protocol(TFTP)ファイルをダウンロードす
るために TFTP サーバに接続する。
389
TCP
連絡先を検索するために LDAP サーバに接続する。
2748
TCP
Cisco Unified Communications Manager の CTIManager コンポー
ネントである CTI ゲートウェイに接続する。
5060
UDP/TCP
Session Initiation Protocol(SIP; セッション開始プロトコル)コー
ル シグナリングを提供する。
5061
TCP
セキュアな SIP コール シグナリングを提供する。
8443
TCP
現在割り当てられているデバイスのリストを取得するために、
Cisco Unified Communications Manager IP Phone サーバに接続す
る。
Cisco Unified Communication SRND (Cisco Unified Communications Manager 7.x)
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23-9
第 23 章
Cisco Collaboration クライアントおよびアプリケーション
Cisco WebEx Connect に関する設計上の考慮事項
表 23-3
Cisco Unified Client Services Framework で発信トラフィックに使用されるポート (続き)
Cisco Unified Communications IntegrationTM for Cisco
WebEx Connect のポート使用法
ポート
プロトコル
8191
TCP
Simple Object Access Protocol(SOAP)Web サービスを提供する
ためにローカル ポートに接続する。
16384 ~
32766
UDP
オーディオおよびビデオ用の RTP メディア ストリームを送信す
る。
Cisco WebEx サービスは、IP アドレス 66.163.32.0 ~ 66.163.63.25、および 209.197.192.0 ~
209.197.223.255 の範囲で提供されます。Cisco WebEx では随時 IP アドレスを再割り当てできるので、
これらの範囲に基づいて Access Control List(ACL; アクセス制御リスト)を設定することはお勧めし
ません。
ファイアウォール ドメインのホワイト リスト
アクセス制御リストは、webex.com ドメインおよび webexconnect.com ドメインと、この両ドメイン
のすべてのサブドメインからのすべての通信を許可するように明確に設定する必要があります。
WebEx Connect Platform からエンドユーザにユーザ名とパスワードを通知する E メールが送信されま
す。これらの E メールは mda.webex.com ドメインから発信されます。
インスタント メッセージング ロギング
Cisco WebEx Connect インスタント メッセージング通信は、ユーザがログインしているパーソナル コ
ンピュータのローカル ハード ドライブに記録されます。インスタント メッセージのロギングは、Org
Admin ツールを使用して有効にすることができる、Cisco WebEx Connect の機能です。インスタント
メッセージのロギングを Cisco WebEx Connect に対して有効にすると、インスタント メッセージは記
録され、次のパスに保持されます。
file:///c:/Documents and Settings/user/_Connect/Archive/_username
エンドユーザは、ロギングの詳細、ロギングの有効化または無効化、およびログの保存期間を設定でき
ます。これらの設定は、Cisco WebEx Connect クライアント設定の [General IM] で行います。
Cisco WebEx Connect の以前のリリースで使用していた Cisco WebEx Connect Advanced Auditor に
は、Cisco WebEx Connect の C6 リリースとの互換性はありません。詳細な監査機能や e-Discovery
(電子情報の開示)機能を必要とする場合は、サードパーティ製のソリューションを利用することも検
討してください。現在シスコでは、インスタント メッセージング通信の詳細な監査や中央集中型ロギ
ングをサポートしていません。
Cisco WebEx Connect に関する設計上の考慮事項
Cisco WebEx Connect の設計および配置は、Cisco Unified Communications Manager およびサード
パーティ製アプリケーションのほか、Cisco WebEx Connect Client および Cisco WebEx Connect
Platform とのインターフェイスによって成り立っています。Cisco WebEx Connect を配置する際は、
以降の項に示す設計上の考慮事項を使用してください。
Cisco Unified Communication SRND (Cisco Unified Communications Manager 7.x)
23-10
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第 23 章
Cisco Collaboration クライアントおよびアプリケーション
Cisco WebEx Connect に関する設計上の考慮事項
1 つの管理対象の Connect ドメインあたり 1 つの Unified CM 統合
WebEx Connect の現在のリリースでは、1 つの管理対象の Connect ドメインのすべてのエンド ユーザ
が同一の Unified CM 統合を使用する必要があります。Connect ロードマップには、エンドユーザのサ
ブグループの作成が必要です。これらのサブグループがいったん有効になれば、管理者は別の
Unified CM 統合を別のサブグループに割り当てることができます。
Unified CM CTI Manager
Cisco Unified Communications Widgets for Cisco WebEx Connect と統合している場合、CTI
WebDialer からはクリックコール機能だけを使用できます。その他のコール フローや呼制御機能は使
用できません。
サポートされている CTI の最大限度については、「コール処理」(P.8-1)の章を参照してください。
Cisco Unified Communications Widgets for Cisco WebEx Connect で CTI WebDialer を使用する際に
は、また、Cisco Unified Communications IntegrationTM for Cisco WebEx Connect でのデスクトップ
フォン制御モードには、CTI の数値が重要になります。
サードパーティ製の XMPP クライアントから Cisco WebEx Connect
Platform への接続
シスコでは、他の XMPP クライアントによる Cisco WebEx Connect Platform への接続を公式にサポー
トしていませんが、XMPP プロトコルの性質上、エンドユーザはさまざまな XMPP クライアントを使
用してプレゼンス クラウドに接続することができます。XMPP ソフトウェア クライアントのリスト
は、次の Web サイトで入手できます。
http://xmpp.org/software/clients.shtml
組織のポリシーは、サードパーティ製の XMPP クライアントに適用できません。また、エンドツーエ
ンド暗号化、デスクトップ共有、ビデオ コール、PC 間コール、および電話会議などの機能は、サード
パーティ製のクライアントではサポートされていません。WebEx Connect 以外の XMPP IM クライア
ントでの Connect ドメインに対する認証を可能にするには、Domain Name System Service(DNS
SRV; ドメイン ネーム システム サービス)レコードを更新する必要があります。[Configuration and
IM Federation] の Cisco WebEx Connect サイト管理スペースに、特定の DNS SRV エントリが設定さ
れます。
[Configuration and XMPP IM Clients] の Cisco WebEx Connect サイト管理スペースで、Connect 以外
の XMPP クライアントの使用を明示的に許可する必要があります。
サードパーティ製 XMPP クライアントを使用したインスタント メッセージ
およびプレゼンス フェデレーション
Cisco WebEx Connect ネットワークは、GoogleTalk および Jabber.org などの XMPP ベースのインスタ
ント メッセージング ネットワークとフェデレーションすることができます。XMPP に基づいた公衆イ
ンスタント メッセージング ネットワークのリストは、次の Web サイトで入手できます。
http://xmpp.org/
WebEx Connect は、IBM Lotus Sametime XMPP ゲートウェイ経由で IBM Lotus Sametime と、また、
Microsoft Office Communications Server XMPP ゲートウェイ経由で Microsoft Office Communications
Server とフェデレーションすることができます。これらのサードパーティ製 XMPP ゲートウェイを使
Cisco Unified Communication SRND (Cisco Unified Communications Manager 7.x)
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23-11
第 23 章
Cisco Collaboration クライアントおよびアプリケーション
その他のリソースおよびドキュメンテーション
用する場合、IBM Lotus Sametime や Microsoft Office Communications Server の配置のバックエンド
で設定を有効にする必要があります。シスコではこれらの設定を公式にサポートしていません。また、
クライアント間の相互運用性も保証していません。
現在、WebEx Connect には Yahoo! Messenger および Windows Live Messenger との相互運用性はあり
ませんが、フェデレーション ゲートウェイ経由で AIM とフェデレーションすることはできます。
その他のリソースおよびドキュメンテーション
『Cisco WebEx Connect Administrator's Guide』は、次の Web サイトで入手できます。
http://www.webex.com/webexconnect/orgadmin/help/index.htm
Cisco WebEx Connect のエンドユーザ向けガイドは、次の Web サイトで入手できます。
http://www.webex.com/webexconnect/help/wwhelp/wwhimpl/js/html/wwhelp.htm
Cisco Unified Communication SRND (Cisco Unified Communications Manager 7.x)
23-12
OL-16394-05-J