Chapter 14 Cisco Unified MeetingPlace

CH A P T E R
14
Cisco Unified MeetingPlace
この章では、Cisco Unified Communications 環境における Cisco Unified MeetingPlace(Unified MP)
のシステム レベルの設計と実装について説明します。Unified MP のシステム設計に関係のない ハード
ウェア要件やソフトウェア コンポーネント設定については説明しません。このようなトピックについ
ては、http://www.cisco.com で入手可能な Unified MP の製品マニュアルを参照してください。
この章の新規情報
この章を構成する項のほとんどは、初期リリースの Cisco Unified MeetingPlace 7.0 に関する項を再編
成して書き直したものです。Unified MP 7.0 のリリース以降に初めてこのマニュアルを読む場合は、
この章全体に目を通すことをお勧めします。表 14-1 に、まったく新しいトピックと 7.0 から大幅に変
更されたトピックを示します。
表 14-1
新規情報、またはこのマニュアルの以前のリリースからの変更情報
新規トピックまたは改訂されたトピック
説明箇所
WebConnect を使用したマルチサイト Unified MP のサポートが削
除されました。
Reservationless Single Number Access(RSNA)のサポートが 2
台の Unified MP システムに制限されています。
「RSNA に関する設計上の考慮
事項」(P.14-6)
Cisco Unified Border Element との SIP 統合は、Unified MP の今
後のリリースでサポートされることになりました。
Unified MP の冗長性に関する情報が更新されました。
「冗長性」(P.14-19)
Unified MP の容量に関する情報が更新されました。
「容量とサイジング」(P.14-14)
Cisco Unified MeetingPlace のコンポーネント
この項では、Unified MP 配置内のさまざまなコンポーネントについて簡単に説明します。
Unified MP アプリケーション サーバ
Unified MP アプリケーション サーバは、Linux オペレーティング システムと IBM Informix Dynamic
Server(IDS)データベースを実行している Cisco Media Convergence Server(MCS) 7835H2 または
7845H2 プラットフォーム上にインストールされます。このサーバは、マスター コンポーネントとして
機能し、他のコンポーネントを制御します。Unified MP アプリケーション サーバによって、
SIP B2BUA のサポートと Cisco Unified CM などの他のコール処理デバイスへの SIP 接続が可能にな
ります。Unified MP アプリケーション サーバを使用すれば、Cisco Webex および Simple Message
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14-1
第 14 章
Cisco Unified MeetingPlace
Unified MP 配置モデル
Transfer Protocol(SMTP)を使用した電子メールや HTTP/HTTPS を使用した Microsoft Outlook など
の外部アプリケーションと統合が可能です。LDAP ディレクトリとの統合は、社内ディレクトリと
Unified CM の統合を通して実現されます。
Unified MP Web コラボレーション サーバ
Unified MP Web コラボレーション サーバは、ライセンスおよびインストール オプションに応じてさま
ざまな機能をサポートします。Web スケジューリング、Web 参加者リスト、およびシングル サインオ
ンが基本バンドルの一部として組み込まれています。Unified MP Web コラボレーション サーバは、ク
ラスタ化してスケーラビリティと冗長性を向上させることができます。加えて、Unified MP は、シン
グル配置において、内部(イントラネット上)と外部(非武装地帯(DMZ)内)の Web サーバ クラス
タをサポートします。Unified MeetingPlace では、音声 / ビデオ会議用の共用ライセンス モデルが使用
されますが、Web 会議と音声 / ビデオ会議用のライセンス数を同じにする必要はありません。複数の
Web サーバを配置した場合のライセンスは、内部と外部のどちらかの Web サーバに関連付けられるの
ではなく、すべての Web サーバで使用されます。
Unified MP Web コラボレーション サーバは、GWSIM プロトコルを使用して Unified MP アプリケー
ション サーバと情報をやり取りします。Unified MP アプリケーション サーバと Unified MP Web コラ
ボレーション ソフトウェアをインストールすると、自動的に Unified MP GWSIM がインストールされ
ます。
Unified MP メディア サーバ
Unified MP メディア サーバは、音声 / ビデオ会議を提供するオンボード DSP リソースが搭載された
Cisco Unified Videoconferencing 3515 システムと 3545 システムです。Unified MP メディア サーバ
は、SIP プロトコルと Unified MP メディア制御プロトコルを介して Unified MP アプリケーション
サーバから制御されます。Unified MP メディア サーバを配置すると、エンド ユーザは 1 つの共通の番
号で音声 / ビデオ会議に接続できます。
Unified MP Notes Gateway
Unified MP Notes Gateway を使用すれば、IBM Lotus Notes Domino サーバと統合して、ユーザ カレ
ンダーを通した Unified MP スケジューリング、通知、および参加が可能になります。このゲートウェ
イの機能は、Unified MP for Outlook に似ています。主な違いは、Unified MP for Notes がサーバ ベー
スであるのに対して、Unified MP for Outlook がクライアント ベースであることです。
Unified MP LCS Gateway
Unified MP Live Communications Server(LCS)Gateway を使用すれば、Microsoft Office
Communicator ユーザがテキスト ベースのインスタント メッセージング セッションを Unified MP に
よってホストされたビデオ会議に移行するためのサービスが提供されます。
Unified MP Conference Manager
Unified MP Conference Manager は、Unified MP 上でヘルプデスク タスクを実行するシステム ツール
です。このツールを使用すれば、複数の Unified MP システムを接続して、会議の予定や開催を管理で
きます。Unified MP Conference Manager は、GUI ベースのクライアントです。クライアントと
Unified MP アプリケーション サーバ間の通信は、TCP ポートの 80 と 443 上で行われます。
Unified MP 配置モデル
この項では、単一サイト、マルチサイト、単一番号アクセスを含む、さまざまな Unified MP 配置モデル
に関する設計上の考慮事項と推奨事項について説明します。配置モデルには多くのバリエーションが存
在しますが、ここではすべてのバリエーションを検証するのではなく、基本的な実装だけを紹介します。
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第 14 章
Cisco Unified MeetingPlace
Unified MP 配置モデル
単一サイトでの Unified MP の配置
単一サイト配置モデルは、すべてのサーバ コンポーネントとユーザが単一のサイトに設置され、単一
の LAN で相互接続される基本配置モデルです(図 14-1 を参照)。このモデルは、Unified MP と
Unified CM クラスタが同じ場所に設置され、SIP 経由で統合されます。単一サイト配置モデルには、
次のような特徴があります。
• Unified MP メディア サーバをアクティブな Unified MP アプリケーション サーバと同じ場所に設
置する必要があります。
• アクティブな Unified MP アプリケーション サーバと Unified MP Web コラボレーション サーバ間
の往復遅延は、150 ms 以下にする必要があります。
• 単一サイトでの Unified MP 配置には、Microsoft Exchange、Microsoft LCS、IBM Lotus Notes、
Directory Services、Jabber Messenger、および Sametime Connect との統合を含めることができます。
• 「セグメント化会議アクセス オプション」(P.14-7)の項で説明されているように、Segmented
Meeting Access を設定することによって、外部 Web 会議アクセスが使用可能になります。単一サ
イトでは、内部と外部の両方のクラスタ内で Web 会議サーバを設定して容量と冗長性を向上させ
ることができます。
• オプションで、Unified MP の音声、ビデオ、および Web レコーディングと会議添付ファイルを外
部の SAN/NAS ストレージ サーバ上に保存できます。
• Unified MP 7.x では、サードパーティ製の IP PBX エンドポイントとの直接統合がサポートされて
いません。サードパーティ製の IP PBX と統合するためには、Unified MP 7.x のフロントエンドと
して Cisco Unified CM 6.1(2)以降のリリースを配置する必要があります。
• ネットワーク タイム プロトコル(NTP)を実装して、Unified MP コンポーネントのクロックを
ネットワーク タイム サーバまたはネットワーク対応クロックに同期可能にする必要があります。
NTP によって会議の正確なスケジューリングが保証されることから、Unified MP にとって重要な
ネットワーク サービスと言えます。Unified MP アプリケーション サーバのインストール中に外部
の NTP ソースを指定することができます。他の Unified MP コンポーネントは自動的にこのアプ
リケーション サーバに同期されます。
• 冗長性を向上させるために、単一サイトでの Unified MP 配置を単一または二重のデータセンター
環境に配置できます。これについては、「冗長性」(P.14-19)の Unified MP アプリケーション
サーバに関する項でさらに詳しく説明します。
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14-3
第 14 章
Cisco Unified MeetingPlace
Unified MP 配置モデル
図 14-1
単一サイトでの Unified MP の配置
ᄖㇱ࡟ࠦ࡯࠺ࠖࡦࠣ
ࠬ࠻࡟࡯ࠫ
▤ℂ࠮ࡦ࠲࡯
߅ࠃ߮ Conference Manager
SAN/
NAS
Microsoft
Exchange
AXL SOAP
TCP 443
LDAP
Sametime
Connect ࠢ࡜ࠗࠕࡦ࠻
TCP 80
NTP ࠨ࡯ࡃ
UDP 123
TCP 80
MeetingPlace
ࠕࡊ࡝ࠤ࡯࡚ࠪࡦ
ࠨ࡯ࡃ
TCP 80
Jabber IM ࠢ࡜ࠗࠕࡦ࠻
MP
MP
Web
MP
MP
Outlook
MP
Lotus
Notes
MP
LCS
Integ
GWSIM
TCP 5003
MP
DMZ
MP
GWSIM TCP
5003/61004
MP
Web
TCP 80
Outlook ࠢ࡜ࠗࠕࡦ࠻
TCP 80
Notes ࠢ࡜ࠗࠕࡦ࠻
SIP5060
SIP㧔TCP ߹ߚߪ UDP 5060㧕߅ࠃ߮ MP ࡔ࠺ࠖࠕ
೙ᓮࡊࡠ࠻ࠦ࡞㧔TCP 3333㧕
MeetingPlace
Media ࠨ࡯ࡃ
SIP TCP ߹ߚߪ
UDP 5060
Cisco Unified CM
M
Cisco MCS
M
M
V
GK
H.323
M
M
SIP
SCCP
IP
PSTN
IP
271384
Microsoft Office Microsoft
LCS
Communicator
ࠢ࡜ࠗࠕࡦ࠻
図 14-1 で Cisco MCS と記述された枠は、1 つ以上の Cisco Unified MeetingPlace コンポーネントをイ
ンストール可能な Cisco Media Convergence Server(MCS)を表しています。これらのコンポーネン
トの詳細については、「Cisco Unified MeetingPlace のコンポーネント」(P.14-1)の項を参照してくだ
さい。
コンポーネント別の着信および発信ポートの詳細リストについては、http://docwiki.cisco.com で入手
可能な『Cisco Unified MeetingPlace, Release 7.0 -- Network Requirements』を参照してください。
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第 14 章
Cisco Unified MeetingPlace
Unified MP 配置モデル
(注)
Unified MP 7.x アプリケーション サーバには、フロントエンドで Microsoft Outlook と統合するための
機能が組み込まれています。この統合は、Unified MP アプリケーション サーバと通信して会議をスケ
ジュールする Outlook プラグインの形態で実現されます。Outlook は、ユーザが Unified MP Web コラ
ボレーション サーバの Web インターフェイスを通して会議をスケジュールし、それを Outlook カレン
ダーに追加できるように、バックエンドで統合することもできます。このバックエンドの Outlook 統
合はオプションです。Unified MP 7.0(1) では、Unified MP Outlook Application ゲートウェイ コン
ポーネントを代替 Cisco Media Convergence Server(MCS)にインストールする必要があります。
Unified MP 7.0(2) 以降のリリースでは、Outlook とのバックエンド統合が Unified MP アプリケーショ
ン サーバに組み込まれており、別途の Cisco Media Convergence Server(MCS)は不要になりました。
予約不要シングル ナンバー アクセスの配置
予約不要シングル ナンバー アクセス(RSNA)は、1 つのアクセス番号で複数の Unified MP 予約不要
システムにアクセスする概念です。RSNA 機能を使用すれば、複数の Unified MP Web 会議サーバで同
じ SQL データベースを共有し、1 つのサーバとしてユーザ コミュニティに公開できます。エンド ユー
ザのプロファイルの場所に関係なく、Unified MP は、プロファイル番号または会議 ID を入力したエン
ド ユーザを自動的に該当するサーバに誘導します。RSNA を実装した場合は、予約オプションやスケ
ジュール済み会議オプションが使用できなくなります。RSNA は次の条件下で必要になります。
• 予約不要会議の使用が単一の Unified MP システムの容量を超える可能性がある。
• お客様の要件として、すべての Unified MP システムに単一の会議番号でアクセスしたい。
• 1 台の Unified MP メディア サーバが故障した場合に備えてフェールオーバー サポートが必要であ
る。
• Unified MP 7.x で RSNA 配置を使用したビデオ会議がサポートされている。
図 14-2 に、RSNA 配置を示します。
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14-5
第 14 章
Cisco Unified MeetingPlace
Unified MP 配置モデル
図 14-2
予約不要シングル ナンバー アクセスの配置
IP
PSTN
M
M
M
IP
Unified CM
ࠥ࡯࠻࠙ࠚࠗ
M
M
V
LDAP
SIP
RTP
RTP
HTTPS
Ȏȸȉ A
SIP
HTTPS
AD
Ȏȸȉ B
MP
MP
MP
DMZ ‫ٳ‬ᢿ
Web
MP
MP
Web
MP
MP
Web
MP
MP
Outlook
MP
MP
Outlook
MP
MP
Web
MP
SQL
MP
Web
SQL
271386
ࡈࠚ࡯࡞ࠝ࡯ࡃ࡯
ࠕࡊ࡝ࠤ࡯࡚ࠪࡦ
ࠨ࡯ࡃ
RSNA に関する設計上の考慮事項
• RSNA では、参加しているすべての Unified MP システム上でユーザ プロファイルを同期させる必
要があります。通常、この処理は Unified MP Directory Service 経由で行われます。
• RSNA では、着信に SIP REFER メソッドが使用され、このメソッドは Unified MP アプリケー
ション サーバと Unified CM でサポートされています。
• H.323 VoIP ゲートウェイを使用する場合は、H.323 と SIP のインターワーキングを実装して、
Unified MP に到着する前に H.323 を SIP に変換する必要があります。この処理は、Unified CM
を使用して H.323 VoIP ゲートウェイと RSNA を相互作用させることによって実現されます。
H.323 と SIP のインターワーキングを実行するには、Unified CM 6.1(2)以降のリリースが必要
です。
• RSNA は、最大 2 台の予備 Unified MP システムをサポートします。
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第 14 章
Cisco Unified MeetingPlace
Unified MP 配置モデル
セグメント化会議アクセス オプション
この配置オプションは、前述したすべての配置モデルに適用できます。
Cisco Unified MP は、外部公開会議用に Web コラボレーション サーバの非武装地帯(DMZ)内の設
置がサポートされます。これをセグメント化会議アクセス(SMA)と言います。外部参加者はこの
サーバを Web コラボレーションに利用しますが、内部会議の内部参加者は内部の Web サーバを Web
コラボレーションに利用します。内部参加者が外部会議に参加すると、参加者は内部の Web コラボ
レーション サーバによって外部の Web コラボレーション サーバにリダイレクトされます。外部参加者
の音声は、VoIP ゲートウェイ(Cisco Unified CM と相互運用される)を介して Unified MP に送られ、
Unified MP メディア サーバに送られます。表 14-2 に、DMZ Web サーバと内部ネットワーク上のさま
ざまな Unified MP コンポーネント間の通信を可能にするために社内ファイアウォール上で開けておく
必要のあるポートを示します。
表 14-2
Cisco Unified MeetingPlace で使用されるポート
プロトコル
ポートの種類
ポート
ポートの使用元
HTTP または
HTTPS
TCP
80(1627)、443
Web
RTMP
TCP
1627
Web
GWSIM
TCP
5003、61004
Cisco Unified MP アプリケーション
サーバ
SQL
(注)
TCP
1433
データベース
外部ユーザが内部の SAN/NAS サーバに保存された会議レコーディングにアクセスできるようにする
には、社内ファイアウォール上の SAN/NAS サーバで使用されているポートを開く必要があります。
特定のポート要件については、SAN/NAS デバイスの製品マニュアルを参照してください。
SMA を実装するには、内部 Web サーバと DMZ Web サーバを配置する必要があります。SMA の詳細
については、http://www.cisco.com で入手可能な Cisco Unified MeetingPlace の製品マニュアルを参照
してください。
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14-7
第 14 章
Cisco Unified MeetingPlace
Unified MP と SIP および H.323 コール処理エージェントの統合
Unified MP と SIP および H.323 コール処理エージェントの
統合
この項では、SIP 経由の Unified MP と Unified CM の統合に関する設計指針と推奨事項について説明
します。H.323 に準拠したコール処理エージェントとの統合は、Unified CM の SIP/H.323 プロトコル
インターワーキング機能を使用することによって実現されます。
SIP
Unified MP 7.x は、SIP トランク経由で Cisco Unified CM と直接統合されます。図 14-3 に、この統合
方式を示します。
図 14-3
Unified CM との SIP 統合
M
SIP
M
M
MP
M
M
271387
MP
Unified CM で Unified MP アプリケーション サーバの宛先アドレスを使用して SIP トランクを設定し
てから、ルート パターンを使用して SIP トランク経由のコールを Unified MP に経路設定する必要があ
ります。Unified MP 呼制御で Unified CM コール処理サブスクライバの IP アドレスまたはホスト名を
使用して SIP プロキシ サーバを設定する必要もあります。「冗長性」(P.14-19)に関する項に、冗長性
を向上させるための追加のガイドラインがあります。Unified CM と Unified MP の統合設定の詳細に
ついては、次の URL で入手可能な『Installation and Upgrade Guide for Cisco Unified MeetingPlace』
を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/ps5664/ps5669/prod_installation_guides_list.html
Unified MP は、Early Offer(EO; アーリー オファー)と Delayed Offer(DO; 遅延オファー)の両方
の SIP Invite メッセージの受信をサポートします。Unified MP 7.0(2) 以降のリリースは発信コールで
EO SIP Invite を開始しますが、Unified MP 7.0(1) は発信コールで DO SIP Invite を開始します。デ
フォルトで、Unified CM は、DO SIP Invite を使用してコールを Unified MP に送信します。
Unified CM は EO を使用するように設定できますが、そのためにはメディア ターミネーション ポイン
ト(MTP)リソースを使用する必要があります。詳細については、「SIP ディレイド オファーおよび
アーリー オファー」(P.5-19)の項を参照してください。
H.323
Unified MP 7.x は、ネイティブで H.323 をサポートしません。そのため、H.323 VoIP ゲートウェイや
ゲートキーパーなどの H.323 デバイスと統合するには、Cisco Unified CM 6.1(2)以降のリリースを
Unified MP アプリケーション サーバの手前に配置して H.323 と SIP 間のプロトコル変換機能を提供す
る必要があります(図 14-4 を参照)。
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第 14 章
Cisco Unified MeetingPlace
コール アドミッション制御、QoS、および帯域幅
図 14-4
Unified CM 経由の H.323 統合
M
M
M
MP
H.323
V
M
M
271389
SIP
MP
H.323 ビデオ エンドポイント
H.323 ビデオ エンドポイントが組み込まれた配置の場合は、H.323 ビデオ エンドポイントを登録可能
なゲートキーパーを配置することをお勧めします(H.323 ビデオ エンドポイントとゲートキーパーを
使用した配置については、図 14-1 を参照してください)。
Unified MP 7.x では、Unified CM が SIP フロントエンドとして機能し、ゲートキーバー用の
SIP/H.323 プロトコル インターワーキングが実行されるため、H.323 ビデオ エンドポイントとゲート
キーパーを配置するときに RAS アグリゲータ トランクが不要になりました。したがって、ゲートキー
パーに登録されたビデオ エンドポイント向けのコールが必要な場合は、Unified CM が番号操作と帯域
幅制御を行います。次の例は、ゲートキーパー設定を示しています。
gatekeeper
zone local ccmtrunk cisco.com 1.1.1.1! Unified CM registers with gatekeeper in ccmtrunk
zone
zone local video-ep cisco.com! Video endpoint registers with gatekeeper in video-ep zone
no zone subnet ccmtrunk default enable
zone subnet ccmtrunk 2.2.2.2/32 enable
no zone subnet video-ep default enable
zone subnet video-ep 3.3.3.3/32 enable
zone prefix ccmtrunk 1... gw-priority 10 ccm_trunk_1 ! Calls to Unified MP is sent to
Unified CM
gw-type-prefix 1#* default-technology
no use-proxy video-endpoint default inbound-to terminal
no use-proxy video-endpoint default outbound-from terminal
no shutdown
コール アドミッション制御、QoS、および帯域幅
コール アドミッション制御、Quality of Service(QoS)、および適切な帯域割り当てが、音声とビデオ
の品質を保証するための主なメカニズムです。この項では、これらのメカニズムの Unified MP への適
用方法について説明します。
コール アドミッション制御
Unified MP を使用したコール アドミッション制御は、Unified CM がコール処理エージェントとして
実行する必要があります。Unified CM のコールアドミッション制御は、Unified MP アプリケーション
サーバへの SIP トランクが関連付けられたロケーションで使用可能な帯域幅に基づいて実行できます。
また、Unified CM は、コール アドミッション制御も提供可能なリソース予約プロトコル(RSVP)の
「コール アドミッション制
使用をサポートします。コール アドミッション制御戦略の詳細については、
御」(P.9-1)の章を参照してください。
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14-9
第 14 章
Cisco Unified MeetingPlace
コール アドミッション制御、QoS、および帯域幅
QoS マーキング
コール シグナリング
Unified MP アプリケーション サーバからの SIP シグナリング トラフィックは CS3(DSCP 0x18)と
マークされますが、GWSIM トラフィックはマークされません。
メディア ストリーム
デフォルトで、Unified MP メディア サーバからの音声ストリームは EF(DSCP 0x2E)とマークされ、
ビデオ ストリームは AF41(DSCP 0x22)とマークされます。
Web コラボレーション トラフィック
Unified MP Web コラボレーション サーバからの Web コラボレーション トラフィックは、ベストエ
フォート(DSCP 0x00)とマークされます。
帯域幅
呼制御帯域幅
呼制御帯域幅は非常に狭いですが、重要です。Unified MP アプリケーション サーバと Unified CM ま
たは Cisco Unified Border Element を同じ場所に設置することによって、呼制御に伴う問題の回避が容
易になります。離れた場所に設置する場合は、信頼できる動作を保証するための適切な QoS プロビ
ジョニングが必要になります。
GWSIM
GWSIM トラフィックは、Unified MP アプリケーション サーバと Unified MP Web コラボレーション
サーバ間を流れます。GWSIM トラフィックは少量ですが、重要なトラフィックであるため、適切な動
作を保証するために、すべての Unified MP Web コラボレーション サーバを Unified MP アプリケー
ション サーバと同じ場所に設置することをお勧めします。WAN でコンポーネントを分断する場合は、
信頼できる動作を保証するための適切な QoS プロビジョニングが必要になります。
Unified MP アプリケーション サーバと Unified MP Web コラボレーション サーバ間のトラフィックに
は一部のデータベース同期が含まれているため、一時的に集中する場合がありますが、このトラフィッ
クはリアルタイムではありません。
リアルタイム トランスポート プロトコル(RTP)トラフィック帯域幅
RTP トラフィックは、音声とビデオのトラフィックで構成されます。Unified MP メディア サーバは、
音声コーデックとして G.711、G.729、G.722、および iLBC をサポートし、ビデオ コーデックとして
H.261、H.263、および H.264 をサポートします。
「容量とサイジング」(P.14-14)で説明されているように、Unified MP 上の容量は、選択したコーデッ
クによって異なります。コーデックの種類別の推定帯域幅については、「ネットワーク インフラストラ
クチャ」(P.3-1)と「IP ビデオ テレフォニー」(P.16-1)の章を参照してください。
Web コラボレーション帯域幅
Web コラボレーションでは、最も広い帯域幅が使用されます。特に、WAN リンク経由のリモート
ユーザの場合にトラフィックが増大します。リモート サイトにいるユーザが WAN 経由で Web コラボ
レーションを実施する場合は、特別の考慮が必要になります。このようなユーザ用のクライアント フ
ラッシュ セッション帯域幅または余剰帯域幅の設定値を下げて、WAN 上の負荷を減らす必要がありま
す。Web コラボレーション データはユニキャストで配信されるため、最大データ バーストにリモート
サイトのクライアント数を掛ける必要があります。たとえば、100 人のユーザがリモート サイトを利
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第 14 章
Cisco Unified MeetingPlace
DTMF サポート
用しており、そのうちの 10 人が同時に Web コラボレーションを実施しているとします。リモート
サーバから各ユーザへのデータ内で 1.5 Mbps のバーストが発生する場合は、15 Mbps のバーストが
WAN 接続上で発生する可能性があります。
過剰な Web コラボレーション データまたはその他のソースによって WAN リンクが輻輳すると、パ
ケット損失、再送信、および遅延の増大が原因ですべてのトラフィックが低下します。輻輳が継続すれ
ば、すべてのリモート コラボレーション セッションに悪影響が及びます。クライアントの Web コラボ
レーション セッションに関する次の設定によって、参加者がデータを受信する速度だけでなく、プレ
ゼンターがデータを送信する速度が制御されます。
• モデム:28 kbps 以下の帯域幅
• DSL:250 kbps 以下の帯域幅
• LAN:1,500 kbps 以下の帯域幅
高解像度のイメージや写真が共有されている場合は、1,500 kbps を超える帯域幅バーストが使用でき
ます。複雑さが標準以上のプレゼンテーションまたはドキュメントを共有する場合は、サイズの大きな
複雑なイメージが埋め込まれていない限り、1,500 kbps を超えるバーストを発生させないでください。
輻輳が発生しても帯域幅設定値が自動的に調整されないため、手動で調整する必要があります。帯域幅
設定値はデフォルトで LAN に設定されます。また、各 Web コラボレーション セッションの初期化時
に設定する必要があります。以前の設定に関係なく、新しいセッションは LAN に設定されます。
より良いユーザ エクスペリエンスを提供するためには、Web 会議に LAN または DSL 接続を使用する
ことをお勧めします。LAN 接続では、各参加者は 1,500 kbps のダウンストリーム帯域幅を使用し、プ
レゼンターも 1,500 kbps のアップストリーム帯域幅を使用する必要があります。DSL 接続では、各参
加者は 600 kbps のダウンストリーム帯域幅を使用し、プレゼンターも 600 kbps のアップストリーム帯
域幅を使用する必要があります。この Web 会議帯域幅要件は、デフォルトの会議室解像度設定(800 x
600 ピクセル)に基づいています。会議室解像度がデフォルトの設定値よりも下または上に設定された
場合は、それに応じて Web 会議帯域幅要件も低下または上昇します。モデム接続を使用する場合は、
Unified MP Web Conferencing の他にアプリケーションを実行しないことをお勧めします。使用可能な
帯域幅が制限されます。
DTMF サポート
Unified MP は、次の標準的なデュアルトーン マルチ周波数(DTMF)送信方式をサポートします。
• SIP 使用時の RFC2833 および KPML DTMF 送信
• インバウンド アコースティック DTMF 送信
DTMF 送信の詳細については、「メディア リソース」(P.6-1)の章を参照してください。
Unified CM 経由の外部ディレクトリ統合
Unified CM 5.0 以降を使用した外部ディレクトリと Unified MP の統合によって、次の 2 つの機能が提
供されます。
• Unified MP での自動プロファイル作成
• サードパーティ製ディレクトリを使用した外部認証
Unified MP と Unified CM および外部 LDAP ディレクトリを統合すると、ユーザが初めて Unified MP
にログインしたときに自動的にユーザ プロファイルが作成されます。ユーザはこのプロファイルを使
用してその場で会議をスケジュールしてシステムを使用できます。外部 LDAP ディレクトリを統合す
る場合は、Web 経由でログインを試みるエンド ユーザに対して LDAP ベースのユーザ認証を使用する
必要があります。
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第 14 章
Cisco Unified MeetingPlace
Unified MP と Cisco WebEx の統合
Unified MP ユーザは、Unified CM が統合された外部の社内ディレクトリに対して認証する必要があり
ます。Unified MP のディレクトリ統合サービスによって、Unified MP 登録ユーザにシングル サイン
オン機能が提供されます。この機能を使用すれば、一度認証されたユーザは、ユーザ クレデンシャル
を入力し直さなくても、ネットワーク上のすべてのリソースとアプリケーションにアクセスできます。
Unified MP のユーザ認証方式の詳細については、http://www.cisco.com で入手可能な Unified MP の
製品マニュアルを参照してください。
Unified MP では、Unified CM でサポートされているものと同じ外部 LDAP システムとバージョンの
みがサポートされます。Unified MP は、Cisco AVVID XML Layer(AXL)Simple Object Access
Protocol(SOAP)over secure HTTP(HTTPS)経由で Unified CM と統合されます。Unified MP で
は、外部 LDAP システムから直接ユーザ プロファイルを同期させることができません。
Unified CM は、次のディレクトリ サーバをサポートします。
• Microsoft Active Directory 2000、2003、および 2007
• Netscape および SunOne LDAP Directory Server バージョン 4 およびバージョン 5
• Cisco Unified CM ディレクトリ
Unified CM ディレクトリからのユーザ データの同期化によって、Unified MP システムで、
Unified CM で設定された Cisco Unified Communications ユーザをサポートできます。
Unified CM ディレクトリ統合の詳細については、「LDAP ディレクトリ統合」(P.17-1)の章を参照し
てください。
Unified MP と Cisco WebEx の統合
Cisco Unified MP と WebEx の統合によって、オンプレミスとオンデマンド ホスト型のコラボレーショ
ン ソリューションが提供されます。Unified MP と WebEx の統合を実装する場合は Unified MP のライ
センスが必要ありません。また、WebEx を Web 会議プロバイダーとして使用する場合は Unified MP
Web ユーザ ライセンス(UL)が必要ありません。次のどちらかのオプションを使用して Unified MP
と WebEx を統合できます。
オプション 1:Unified MP Scheduling を使用した Unified MP と Webex の統合
このオプションを使用すれば、Unified MP 登録ユーザは、Unified MP の Web ユーザ インターフェイ
スまたは Outlook Calendar プラグインを介して会議をスケジュールできます。この統合オプションで
は、Unified MP によって音声会議が提供され、WebEx によって Web 会議が提供されます。WebEx
Meeting Center が、WebEx 会議テンプレートとして提供されます。WebEx 会議は、最初の会議参加者
が Web 会議に参加した時点で自動的に作成されるため、Unified MP 上で会議がスケジュールされても
WebEx には通知されません。この統合オプションではビデオ会議が使用できません。代わりに、
WebEx によって基本的な Web カメラ ビデオ ストリーミングが提供されます。
図 14-5 に、このオプションを示します。WebEx 会議テンプレートの詳細については、
http://www.cisco.com で入手可能な Cisco WebEx の製品マニュアルを参照してください。
Cisco Unified Communications SRND (Cisco Unified Communications Manager 7.x)
14-12
OL-16394-08-J
第 14 章
Cisco Unified MeetingPlace
Unified MP と Cisco WebEx の統合
図 14-5
Cisco Unified MP と WebEx の統合(オプション 1)
MP
MP
Outlook
MP
MP
Web
MP
Web
TCP 443
TSP ࠗࡌࡦ࠻
TCP 443
MP
TCP 443
webex
MP
271392
MP
HTTP ォㅍ
PSTN
V
会議参加者は、同期化された Web と音声のレコーディングを作成できます。音声レコーディングに
よって、公衆網経由で WebEx Media Tone Network から Unified MP メディア サーバへのアウトダイ
ヤル イベントが呼び出されます。Unified MP Web ユーザ インターフェイスからは記録済み会議にア
クセスできないため、ユーザは WebEx アカウントにログインして記録済み会議にアクセスする必要が
あります。
ユーザが WebEx 会議に参加すると、Unified MP によって認証が行われてから、ユーザの要求が
Unified MP Web コラボレーション サーバ(内部または外部)に送信され、そこから、セキュア HTTP
経由で WebEx Media Tone Network にリダイレクトされます。このリダイレクト動作はユーザには
まったく認識されません。また、ユーザ認証はオンプレミス Unified MP システムでだけ実行されま
す。すべての会議に関するサービス要求は、Unified MP アプリケーション サーバと WebEx 間のテレ
フォニー サービス プロバイダー(TSP)アプリケーション プログラミング インターフェイス(API)
コール経由で交換および処理されます。
オプション 2:WebEx Scheduling を使用した Unified MP と Webex の統合
このオプションを使用すれば、ユーザは、WebEx Web ユーザ インターフェイスまたは WebEx
Outlook Calendar プラグインを介して会議をスケジュールできます。このオプションでは、
Unified MP によって音声会議が提供され、WebEx によって Web 会議が提供されます。また、
Unified MP によって、予約不要音声会議が提供され、参加者は会議主催者が参加するまで待合室に入
れられます。この統合オプションではビデオ会議が使用できません。代わりに、WebEx によって基本
的な Web カメラ ビデオ ストリーミングが提供されます。図 14-6 に、このオプションを示します。
図 14-6
MP
Cisco Unified MP と WebEx の統合(オプション 2)
HTTP ォㅍ
TCP 443
webex
MP
TCP 443
271393
TSP ࠗࡌࡦ࠻
V
PSTN
Cisco Unified Communications SRND (Cisco Unified Communications Manager 7.x)
OL-16394-08-J
14-13
第 14 章
Cisco Unified MeetingPlace
容量とサイジング
会議参加者は、電話などの音声ユーザ インターフェイスを介して音声のみのレコーディングを開始す
ることも、WebEx 会議室から音声と Web のレコーディングを開始することもできます。音声レコー
ディングによって、公衆網経由で WebEx Media Tone Network から Unified MP メディア サーバへの
アウトダイヤル イベントが呼び出されます。Unified MP Web ユーザ インターフェイスからは記録済
み会議にアクセスできないため、ユーザは WebEx アカウントにログインして記録済み会議にアクセス
する必要があります。
Unified MP 登録ユーザが WebEx 会議をスケジュールする、または、Unified MP Web ユーザ インター
フェイスから My WebEx リンクにアクセスしようとすると、WebEx によって自動的に Unified MP
ユーザ プロファイルに基づくユーザ アカウントが作成されます。ユーザ名、パスワード、ファースト
ネーム、ラスト ネーム、電子メール アドレスなどの一部の Unified MP ユーザ プロファイルが WebEx
に継承されます。WebEx サイトは特定のお客様専用であり、WebEx ユーザ プロファイルは
Unified MP ユーザ プロファイルをベースにしていることから、ユーザ プロファイルが矛盾しないよう
にする必要があります。
(注)
WebEx サービスを使用する場合は、お客様と Cisco WebEx の間で交わされた契約に基づいて料金が発
生します。WebEx サービス料金は、Cisco Unified MP の実装やライセンスとは別です。
容量とサイジング
Unified MP 7.0(2) 以降のリリースは、最大 1500 の音声セッション(グローバル音声モードの設定は
G.711、G.729)、300 のビデオ セッション(グローバル ビデオ モードの設定は標準レート)、および
1000 の Web セッションを同時にサポートします。
Unified MP メディア サーバ
Unified MP Application Administration でのグローバル音声モード設定によって、システムの音声容量
が決定されます。グローバル音声モードは次のどちらかの方法で設定できます。
• G.711、G.729:この設定では、Unified MP メディア サーバ内の 1 つの音声ブレードで最大 250 個
の音声ポートがサポートされます。サポートされるシステムの最大限度である 1500 の同時音声
セッションに達するには、6 つの音声ブレードが必要となります。
• G.711、G.722、G.729、iLBC:この設定では、1 つの音声ブレードで最大 166 個の音声ポートがサ
ポートされます。6 つの音声ブレードの場合、これらの追加コーデックを使用してサポートされる
同時音声セッションの最大数は 996 です。
Unified MP Application Administration でのグローバル ビデオ モード設定によって、システムのビデ
オ容量が決定されます。グローバル ビデオ モードは、次の 2 つの方法で設定できます。
• 標準レート(最大 384 kbps のビデオ コール スピード):このモードでは、Unified MP メディア
サーバの Enhanced Media Processor(EMP)で最大 48 個のビデオ ポートをサポートできます。
:このモードでは、EMP で最大 24 個のビデ
• 高レート(最大 2048 kbps のビデオ コール スピード)
オ ポートをサポートできます。
Unified MP でサポートされるビデオ形式の全リストについては、http://docwiki.cisco.com で入手可能
な『Cisco Unified MeetingPlace, Release 7.0 -- Video Endpoint Compatibility』ページの「Video
Format Support」の項を参照してください。
Unified MP メディア サーバは、Cisco Unified Videoconferencing 3515 マルチポイント コントロール
ユニット(MCU)または Cisco Unified Videoconferencing 3545 システムにすることができます。
Unified Videoconferencing 3515 メディア サーバは、音声ブレードと EMP がプレインストールされた
Cisco Unified Communications SRND (Cisco Unified Communications Manager 7.x)
14-14
OL-16394-08-J
第 14 章
Cisco Unified MeetingPlace
容量とサイジング
固定プラットフォームです。Unified Videoconferencing 3545 メディア サーバは、複数の音声ブレード
または EMP のさまざまな組み合せをサポートするシャーシで構成されたモジュール式プラットフォー
ムです。
仮想カスケーディング
Unified Videoconferencing 3545 メディア サーバに複数の音声ブレードと EMP がインストールされて
いる場合は、メディア サーバで仮想カスケーディングを使用して、ある音声ブレードまたは EMP から
別の音声ブレードまたは EMP への音声ストリームとビデオ ストリームがオーバーフローされます。音
声ブレードには、音声セッション容量を減少させないカスケーディング ポートが組み込まれています。
単一の EMP を Unified MP システムに配置することによって、すべてのビデオ ポートがビデオ会議に
使用できます。複数の EMP を配置した場合は、メディア サーバによって自動的にカスケーディング用
のビデオ ポートが予約されます。標準レート ビデオの場合は、カスケーディング用に 8 個のビデオ
ポートが予約され、40 個のビデオ ポートが他の目的に使用できます。高レート ビデオの場合は、カス
ケーディング用に 4 個のビデオ ポートが予約され、20 個のビデオ ポートが他の目的に使用できます。
次の 2 つの例は、カスケーディング時の音声ポートとビデオ ポートの使用方法を示しています。
例 14-1
音声会議
Unified Videoconferencing 3545 メディア サーバが、2 つの音声ブレードおよび 2 つの EMP と一緒に
配置されます。会議が 350 個の音声ポートを使用してスケジュールされ、グローバル音声モードが
G.711 と G.729 用に設定されます。
• メディア サーバで、最初の音声ブレードから 251 個のポートが割り当てられます。そのうちの
250 個のポートが音声参加者用に使用され、1 個のポートがビデオ カスケーディングまたは 2 番目
の音声ブレードとの接続に使用されます。
• メディア サーバで、2 番目の音声ブレードから 101 個のポートが割り当てられます。そのうちの 100
個のポートが音声参加者用に使用され、1 個のポートがビデオ カスケーディングに使用されます。
例 14-2
ビデオ会議
Unified Videoconferencing 3545 システム メディア サーバが、2 つの音声ブレードおよび 2 つの EMP
と一緒に配置されます。この例では、会議が 65 個のビデオ ポートでスケジュールされ、グローバル ビ
デオ モードが標準レート ビデオ用に設定されます。
• メディア サーバで、最初の EMP から 41 個のポートが割り当てられます。そのうちの 40 個のポー
トがビデオ参加者用に使用され、1 個のポートがビデオ カスケーディングまたは 2 番目の音声ブ
レードとの接続に使用されます。
• メディア サーバで、2 番目の EMP から 26 個のポートが割り当てられます。そのうちの 25 個の
ポートがビデオ参加者用に使用され、1 個のポートがビデオ カスケーディングに使用されます。
Unified MP 音声会議のサイジングに関するガイドライン
Unified MP 音声会議容量を計算するために次の 3 つの方法をお勧めします。
ナレッジ ワーカの数に基づく計算
20 人のナレッジ ワーカごとに 1 つずつの音声ユーザ ライセンス(UL)を用意することをお勧めしま
す。ナレッジ ワーカとは、Cisco Unified MP を頻繁に使用するユーザを指します。
たとえば、40 人のナレッジ ワーカが使用するシステムの場合は、2 つの音声 UL を用意する必要があ
ります。
Cisco Unified Communications SRND (Cisco Unified Communications Manager 7.x)
OL-16394-08-J
14-15
第 14 章
Cisco Unified MeetingPlace
容量とサイジング
平均月間使用時間に基づく計算
音声会議の平均使用時間(1 か月あたりの平均時間(分))がわかっている場合は、表 14-3 を使用して
Unified MP 音声会議容量を計算します。
表 14-3
平均月間使用時間に基づく Unified MP 音声会議容量
平均月間使用時間(分)
ベースライン使用時間(1 か月およびユーザ ライ
センスあたりの時間(分))
20,000 ~ 50,000
1,500
50,000 ~ 500,000
2,000
500,000 ~ 1,000,000
3,000
1,000,000 ~ 2,000,000
3,500
2,000,000 ~ 8,000,000
4,000
ピーク時の使用時間に基づく計算
一般的に、音声会議のピーク時の使用時間は、既存の音声会議システムのログまたはサービス プロバ
イダーの請求書から得られます。余裕をもった会議容量を確保するために、実際のピーク時使用時間よ
りも 20 ~ 30% 多い容量を用意することをお勧めします。
(注)
ユーザ ライセンス(音声、Web、またはビデオ)は、個別のユーザに付与されるのではなく、
Unified MP システムを使用しているすべてのユーザで共有されたシステム規模のリソースに付与され
ます。
システム サイジングに影響を及ぼす要素
次の要素は、システム ベースライン ポートの要件に関する上述の方式による推定値に加え、システム
サイジングにも影響を及ぼします。
• Cisco Unified MeetingPlace で「オペレータスケジュール」モデルからユーザスケジュールまたは
予約なしモデルに移行するには、場合によっては、20% を別途ベースラインに追加する必要があ
ります。
• 平均規模の会議では、1 回の会議につきデフォルトで 4.5 人の発信者がいます。この値がデフォル
トとは異なる場合、実際の状況に応じた値を使用します。
• 次の条件に適合する場合、必要に応じてベースラインの推定値を増やします。
(1 日の推定会議数)∗(推定ユーザ数)> ベースラインの 80%
• 1 つの会議の最大値が推定値の 20% を超える場合、それに合わせて推定値を増やします。
• 専用ポートが必要になる継続して行う会議がある場合、その追加ポート((会議数)∗(専用の発信
者))をベースラインに追加します。
ポートの合計数には、ベースラインに、上述のすべての要素が追加されます。
Unified MeetingPlace 容量の拡張を計画している場合、次の条件がシステムに適用されるかどうかにつ
いても考慮してください。
• 推定ポート容量の合計が、表 14-4 に記載されている最大サポート ポートの 80% を超えます。
• G.711 以外のオーディオ コーデックが推奨されます。ただし、Cisco Integrated Services Router
(ISR; サービス統合型ルータ)に基づくトランスコーダは、会議で他のコーデック タイプの最大容
量を達成する必要がある場合に使用できます。
• Line Echo Cancellation(LEC)は、エコー キャンセレーションを提供する統合 MeetingPlace では
なく、外部デバイス(ISR など)によって提供されます。
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14-16
OL-16394-08-J
第 14 章
Cisco Unified MeetingPlace
容量とサイジング
Unified MP ビデオ会議のサイジングに関するガイドライン
Unified MP ビデオ会議容量を計算するために次の 3 つの方法をお勧めします。
ナレッジ ワーカの数に基づく計算
40 人のナレッジ ワーカごとに 1 つずつの音声 UL を用意することをお勧めします。
音声会議 UL 数に基づく計算
既存の音声会議 UL 数の 17 ~ 25% の範囲のビデオ会議容量を用意することをお勧めします。この割合
は、ビデオ会議に関するビジネス要件と Unified MP システムの規模によって異なります。
既存のビデオ MCU に基づく計算
既存のビデオ会議システムをそのまま置き換えることをお勧めします。既存のシステムのビデオ会議ラ
イセンスは、Unified MP UL で置き換えることができます。
Unified MP Web コラボレーション サーバ
Cisco MCS-7845H2/I2 サーバ上にインストールした場合は、Unified MP Web コラボレーション サー
バで最大 500 個の Web セッションまたは 500 個の Web ユーザ ライセンス(UL)をサポートできま
す。Unified MP Web サーバは、2 台の MCS-7845H2/I2 Unified MP Web コラボレーション サーバを
使用してクラスタ化し、システムあたり最大で 1,000 個の Web セッションにまで容量を増やすことが
できます。この設定では、1,000 人が参加する単一の Web 会議または 50 人ずつが参加する 20 件の
Web 会議をサポートできます。
(注)
高度に冗長なシステムの場合は、最大 3 台の外部 Web サーバに加えて、最大 3 台の内部 Web サーバの
クラスタを配置できます。これによって、ロード バランシングと冗長性の確保が可能になります。た
だし、単一の Unified MP システムでは、すべての Unified MP Web サーバを通して最大 1,000 個の
Web セッションしかサポートされません。
その代わり、単一の Cisco MCS-7835H2/I2 サーバで、最大 250 個の Web セッションまたは 250 個の
Web UL をサポートできます。Cisco MCS-7835H2/I2 サーバをクラスタ化(最大 3 台)して容量と冗
長性を増やすこともできます。
(注)
Unified MP Web サーバ モデルの混在はお勧めできません。Unified MP Web サーバの場合は、デフォ
ルトでサーバ全体の負荷分散が行われますが、MCS モデルの種類に応じた負荷分散はできません。そ
のため、同じ MCS モデル上に Unified MP Web サーバを配置することをお勧めします。
Unified MP Web 会議用に Secure Socket Layer(SSL)トランスポート レイヤ セキュリティ(TLS)
が実装されている場合は、Web 会議容量が変化しません。そのため、SSL/TLS を使用して Web 会議を
保護することをお勧めします。
Unified MP Web 会議のサイジングに関するガイドライン
Unified MP Web 会議容量を計算するために次の 4 つの方法をお勧めします。
ナレッジ ワーカの数に基づく計算
40 人のナレッジ ワーカごとに 1 つずつの音声 UL を用意することをお勧めします。
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14-17
第 14 章
Cisco Unified MeetingPlace
容量とサイジング
音声会議 UL 数に基づく計算
既存の音声会議 UL 数の 33 ~ 50% の範囲の Web 会議容量を用意することをお勧めします。この割合
は、Web 会議に関するビジネス要件と Unified MP システムの規模によって異なります。
ピーク時の使用時間に基づく計算
一般的に、Web 会議のピーク時の使用時間は、既存の Web 会議システムのログまたはサービス プロバ
イダーの請求書から得られます。余分な会議容量を確保するために、実際のピーク時使用時間よりも
20% 多い容量を用意することをお勧めします。
既存の Web 会議システムに基づく計算
既存の Web 会議システムをそのまま置き換えることをお勧めします。既存のシステムの Web 会議ライ
センスは、Unified MP UL で置き換えることができます。
(注)
浮動ポート数として Unified MP UL 数の 20% を用意し、余剰ポート数として総 UL 数の 30% を用意
することをお勧めします。
展開時におけるシステム容量の制限
表 14-4 に、Unified MeetingPlace バージョンおよび Cisco Media Convergence Server(MCS)モデル
によるシステム容量の制限を示します。
表 14-4
ポートの最大容量
Cisco Unified
MeetingPlace
のリリースと
サーバ モデル
Release 7.x、
(MCS 7845)
Release 7.x、
(MCS 7845)
複数コーデッ
高容量モード
ク ポートの最
ポートの最大数 大数
1,500(LEC な 適用対象外
し G.711 およ
び G.729)
適用対象外
996
ユーザの推定
最大人数
30,000
1 か月の音声の
1 日の会議の推 推定最大使用
Web 会議セッショ
定最大開催数
時間(分)
1,500
600 万
ンの最大数
3 MeetingPlace Web
(非 SSL1)では
1,000、または
1,000 WebEx SaaS2
20,000
996
390 万
3 MeetingPlace Web
(非 SSL1)では
1,000、または
1,000 WebEx SaaS2
1. SSL = Secure Sockets Layer
2. SaaS = Software-as-a-Service
上記は、新しいシステムの音声ポートの個数を決める際のガイドラインを示したものです。このガイド
ラインは、業界の標準的な会議システム使用状況を前提に作成されています。実際にはこの数値は、タ
イムゾーンが複数にまたがるかどうか、営業時間内容(24 時間無休か 8 時間週休 2 日か)、ユーザの会
議に関する慣習など、さまざまな要因によって変わります。ガイドラインでは、典型的な使用状況とし
て「Unified MP 音声会議のサイジングに関するガイドライン」(P.14-15)に記載されている公式を
ベースとしています。
既存のサービス プロバイダーが現在の会議ピーク時間のポート使用量か、数か月間のポート使用量を
月単位で提供できる場合、オンプレミス Unified MeetingPlace システムでの推定値を算出する際には
その数値も使用する必要があります。ただし経験上、使用量の増大を見込んでおく必要があります。実
際の Unified MeetingPlace の使用量データがある場合、既存のシステムから実際の会議ポート使用量
Cisco Unified Communications SRND (Cisco Unified Communications Manager 7.x)
14-18
OL-16394-08-J
第 14 章
Cisco Unified MeetingPlace
冗長性
を収集して必要なポート数を判断してください。実際の会議の使用状況に基づくと、実際のシステムで
サポートできるユーザ数がこれよりも増えるか減る可能性があります。また、実際のシステムでサポー
トされる会議数も、これより増えるか減る可能性があります。
Unified MeetingPlace システムをインストールすると、Monthly Port Utilization Report をモニタすること
で実際の使用状況を確認し、使用量の増加や実際の使用状況のパターンを測定することができます。
冗長性
この項では、次の Unified MP コンポーネントの冗長性に関する考慮事項について説明します。
• 「Unified MP アプリケーション サーバ」(P.14-19)
• 「Unified MP メディア サーバ」(P.14-21)
• 「Unified MP Web コラボレーション サーバ」(P.14-22)
• 「呼制御」(P.14-22)
Unified MP アプリケーション サーバ
Unified MP 7.x を使用すれば、1 次と予備の Unified MP アプリケーション サーバを使用できます。
フェールオーバー配置内の各 Unified MP アプリケーション サーバには、その物理ネットワーク イン
ターフェイス カード(NIC)に関連付けられた共通の IP アドレスと仮想ネットワーク インターフェイ
スに関連付けられた一意の IP アドレスが設定されます。両方の Unified MP アプリケーション サーバ
で同じ IP アドレスを共有するための要件は、両方のアプリケーション サーバを同じ仮想 LAN
(VLAN)または IP サブネットに接続することです。このことは、両方のサーバが単一のデータ セン
ター内に存在する場合は問題になりません。ただし、デュアル データ センター設計は、両方のデータ
センターが同じ VLAN(IP サブネット)上に存在する場合にのみサポートされます。すべての
Unified MP コンポーネントと同様に Unified CM もこの共有 IP アドレスを使用してデータをやり取り
します。スタンバイ サーバの物理 NIC(共有 IP アドレスを含む)は、プライマリ サーバが故障して手
動フェールオーバー プロセスが開始されるまで、無効にされます。予備サーバには、次のネットワー
ク接続要件があります。
• 1 次と同じ VLAN(IP サブネット)に接続されている。
• 予備と 1 次間の往復遅延時間は 250 ms 未満である。
• 予備と 1 次間のパケット損失は 1% 未満である。
• 予備と 1 次間の帯域幅は 384 kbps 以上である。
1 次サーバと予備サーバ間の Informix データベース レプリケーションに仮想ネットワーク インター
フェイスが使用されます。データベース レプリケーションでは、ユーザ、グループ、および会議に関
係するデータベース テーブルが 1 次サーバと予備サーバ間で同期されることが保証されます。TCP
ポートの 2008 は、アプリケーション サーバ間のデータベース レプリケーションに使用されるため、
ファイアウォールが配置されている場合は開く必要があります。1 次サーバと予備サーバの仮想ネット
ワーク インターフェイスを同じ VLAN に配置することをお勧めします。failoverUtil という名前の
サーバのコマンド ライン インターフェイス(CLI)経由でアクセスするユーティリティを使用して、1
次と予備の Unified MP アプリケーション サーバをセットアップし、両サーバ間のデータベース レプ
リケーションを設定します。failoverUtil ユーティリティの詳細については、次の URL で入手可能な
『Configuration Guide for Cisco Unified MeetingPlace』を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/ps5664/ps5669/products_installation_and_configuration
_guides_list.html
Cisco Unified Communications SRND (Cisco Unified Communications Manager 7.x)
OL-16394-08-J
14-19
第 14 章
Cisco Unified MeetingPlace
冗長性
(注)
Unified MP アプリケーション サーバが故障すると、通話中のコールが失われます。ユーザは、予備の
アプリケーション サーバが 1 次サーバに昇格されてから、会議にリダイアルする必要があります。
Unified MP アプリケーション サーバでは、自動フェールオーバー メカニズムが利用できません。
Unified MP 7.x ソリューションに関するその他の重要な要件は、アクティブな Unified MP アプリケー
ション サーバとアクティブな Unified MP メディア サーバを同じ場所に設置する必要があることです。
そのため、シングル データ センター設計とデュアル データ センター設計に関する考慮事項は多少異な
ります。
シングル データ センター設計
シングル データ センター設計では、地理的に同じ場所で Unified MP Application サーバのフェール
オーバーが発生します。この種の配置では、一般に、一連の Unified MP メディア サーバが 1 次と予備
の Unified MP アプリケーション サーバで共有されます。1 次 Unified MP アプリケーション サーバが
故障した場合は、Unified MP メディア サーバを予備(現在の 1 次)サーバに同期させる必要がありま
す。Unified MP Web コラボレーション サーバも共有されます。図 14-7 に、シングル データ センター
配置における Unified MP アプリケーション サーバのフェールオーバー プロセスを示します。
高度に冗長なソリューションでは、シングル データ センター内に予備の Unified MP メディア サーバ
と Unified MP Web コラボレーション サーバのセットを配置することもできます。
図 14-7
シングル データ センター配置における Unified MP アプリケーション サーバのフェールオー
バー
MP
MP
ࠕࠢ࠹ࠖࡉ
DB ࡟ࡊ࡝ࠤ࡯࡚ࠪࡦ
MP
MP
MP
MP
MP
MP
ࠬ࠲ࡦࡃࠗ
MP Web
MP
Outlook
Lotus
Notes
LCS
Integ
271394
(注)
Cisco Unified Communications SRND (Cisco Unified Communications Manager 7.x)
14-20
OL-16394-08-J
第 14 章
Cisco Unified MeetingPlace
冗長性
デュアル データ センター設計
デュアル データ センター設計では、Unified MP アプリケーション サーバのフェールオーバーが IP
WAN 上の地理的に異なる場所で発生します。また、1 次と予備のアプリケーション サーバが地理的に
離れていますが、両方のサーバを同じ VLAN に接続して適切なフェールオーバー動作を保証する必要
があります。この種の配置では、予備アプリケーション サーバを余分な Unified MP メディア サーバと
同じ場所に設置して、それらと同期させる必要があります。予備データ センター内で Unified MP メ
ディア サーバの音声ブレードとビデオ ブレードの数が異なる場合は、予備アプリケーション サーバが
1 次サーバに昇格されるフェールオーバー シナリオでシステム容量が減少する可能性があります。
通常の設計と同様に、アクティブな Unified MP アプリケーション サーバと Unified MP Web コラボ
レーション サーバ間の往復遅延が 150 ms を超えないようにする必要があるため、予備データ セン
ターでの往復時間が 150 ms を超える場合にのみ余分な Web サーバが必要になります。図 14-8 に、
デュアル データ センター配置における Unified MP アプリケーション サーバのフェールオーバー プロ
セスを示します。
デュアル データ センター配置における Unified MP アプリケーション サーバのフェールオー
バー
MP
MP
ࠕࠢ࠹ࠖࡉ
DB ࡟ࡊ࡝ࠤ࡯࡚ࠪࡦ
MP
MP
MP
MP
MP
MP Web
MP
Outlook
Lotus
Notes
LCS
Integ
MP
MP
MP
MP
MP
ࠬ࠲ࡦࡃࠗ
MP Web
MP
Outlook
Lotus
Notes
LCS
Integ
271395
図 14-8
Unified MP メディア サーバ
Unified MP アプリケーション サーバは、システム内の代替 Unified MP メディア サーバ(音声ブレー
ドまたはビデオ ブレード)へのフェールオーバーを自動的に実行します。たとえば、音声ブレードと
の接続断を検出した場合、アプリケーション サーバは、以降の音声セッションがアクティブな音声ブ
レードに接続されるように、そのブレードをアクティブな音声ブレードのリストから削除します。音声
またはビデオ ブレードの障害時に Unified MP メディア サーバの容量が減少しないようにするには、
アプリケーション サーバにメディア サーバを追加するのが 1 つの方法です。アプリケーション サーバ
はライセンスされたセッション数を超えることはありません。もう 1 つの方法は、専用の Unified MP
メディア サーバを備えた予備の Unified MP アプリケーション サーバに戻すことです(デュアル デー
タ センター設計と同様)。この 2 つの方法は二者択一ではありません。専用の Unified MP メディア
サーバを備えた予備の Unified MP アプリケーション サーバは、メディア サーバを追加することで、
さらに冗長性を高めることができます。
Cisco Unified Communications SRND (Cisco Unified Communications Manager 7.x)
OL-16394-08-J
14-21
第 14 章
Cisco Unified MeetingPlace
冗長性
Unified MP Web コラボレーション サーバ
複数の Unified MP Web コラボレーション サーバをクラスタ化して、Web サーバの容量と冗長性を向
上させることができます。Unified MP Web コラボレーション クラスタには、最大で 3 台の Web 会議
サーバを含めることができます。各 Web サーバが 1 台の Unified MP アプリケーション サーバに接続
され、外部または Web 会議サーバのいずれかに配置可能な SQL データベースが共有されます。冗長性
を最大化するために、Web サーバ クラスタ用の外部 SQL データベースの使用をお勧めします。1 台の
Web 会議サーバが使用不能になった場合は、アクティブな会議がクラスタ内の別のサーバにフェール
オーバーされます。Web 会議 URL 内で使用されている DNS 名にマップされた Web サーバがオフライ
ンの場合に、これらの要求を処理するための Unified MP Web サーバを設置する必要があります。クラ
スタ内の別の Web サーバがオフラインの場合は、その Web サーバへの以降の Web 会議の転送が
Unified MP Web サーバによって中断され、処理は正常に継続されます。
Unified MP 7.x は、内部 Unified MP Web コラボレーション クラスタと外部 Unified MP Web コラボ
レーション クラスタの同時配置をサポートします(クラスタあたり最大 3 台の Web サーバ)。ただし、
それぞれのクラスタで別々の SQL データベースを使用する必要があります。内部クラスタは、すべて
の Web 会議サーバが社内ファイアウォールの背後に実装され、エンド ユーザにフル アクセス(会議の
スケジューリングと参加)が提供されることを意味します。外部クラスタは、すべての Web 会議サー
バが DMZ 内部に実装され、参加のみのアクセスがエンド ユーザに提供されることを意味します。
Unified MP Web コンポーネントによって、デフォルトで、Web サーバ クラスタに対する負荷分散が提
供されます。ユーザが会議に参加すると、Unified MP Web サーバによってクラスタ内のすべての Web
会議サーバの負荷がチェックされ、負荷が最低のサーバにそのユーザが割り当てられます。
Unified MP Web サーバ上の負荷分散は、クラスタ内のすべての Unified MP Web サーバで Web セッ
ションを共有することによって実現されます。したがって、3 台の Web サーバを含むクラスタでは、
通常の処理中に 3 台すべてのサーバ上で同時に会議が発生する可能性があります。Unified MP Web コ
ラボレーション サーバ容量の詳細については、「容量とサイジング」(P.14-14)の Unified Web コラボ
レーション サーバの項を参照してください。
呼制御
Unified MP では、Cisco Unified CM コール処理用のサブスクライバを複数指定した、SIP アウトダイ
ヤルを定義できます。冗長性を確保するには、Unified CM クラスタ内の代替コール処理サブスクライ
バにコールを転送するように複数の SIP プロキシ サーバを設定する必要があります。Unified MP アプ
リケーション サーバからは、「SIP proxy server 1」との接続が失われない限り、発信コールが「SIP
proxy server 1」にのみ送信され、「SIP proxy server 2」には送信されないことに注意してください。そ
の場合にのみ、Unified MP からは、リストで次に使用可能なコール処理エージェントに SIP INVITE
メッセージが自動的に送信されます。コール処理エージェントの失敗が既存のコールに影響を与えない
ようにする必要があります。ユーザが切断すると、既存のメディア接続が失われます。
(注) 「SIP プロキシ サーバ」という用語は、単に Unified MP アプリケーション サーバの設定ページに見ら
れる用語であり、すべての SIP プロキシ サーバとの統合がサポートされることを意味するものではあ
りません。Unified MP がサポートするのは、Cisco Unified CM クラスタとの SIP 統合だけです。
着信コールの場合は、クラスタ内のすべてのコール処理サブスクライバから Unified CM 内の単一の設
定済み SIP トランクにアクセスできます。フェールオーバー Unified MP アプリケーション サーバを配
置した場合は、Unified CM で 2 つ目の SIP トランクを設定する必要があります。この 2 つ目の SIP ト
ランクは、フェールオーバー アプリケーション サーバが実際にアクティブにされるフェールオーバー
Cisco Unified Communications SRND (Cisco Unified Communications Manager 7.x)
14-22
OL-16394-08-J
第 14 章
Cisco Unified MeetingPlace
冗長性
シナリオ中のコールに対してのみ使用されるように配慮する必要があります。Unified CM と
Unified MP の統合設定の詳細については、次の URL で入手可能な『Installation and Upgrade Guide
for Cisco Unified MeetingPlace』を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/ps5664/ps5669/prod_installation_guides_list.html
ゲートキーパーの冗長性の詳細については、「コール処理」(P.8-1)の章を参照してください。
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第 14 章
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冗長性
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