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Cisco Nexus シリーズ 導入事例
株式会社スクウェア・エニックス
新本社のネットワーク基盤に Cisco Nexus を採用
FabricPath の活用で高い運用性と安定性を実現
導入ソリューション
・ Cisco Nexus 7009
・ Cisco Nexus 5548UP
(FabricPath)
導入前の課題・検討事案
・ゲーム開発現場では大容量ネットワー
クが必要。以前のネットワークもコアス
イッチに 10Gbps のポートを用意して
いたが、新しいネットワークはディストリ
ビューション レベルで数十 Gbps の帯
域が求められた。
・運用性や安定性も必須条件だった。ネッ
トワークが停止すると開発業務も止まっ
てしまうからである。
導入効果
・コアに Cisco Nexus 7009、ディストリ
ビューションに Cisco Nexus 5548UP
を使用することで、ディストリビューショ
ン レベルで 100Gbps を実現可能な広
帯域でパフォーマンスの高いネットワー
クを構築できた。
・FabricPath の活用によって、コア∼ディ
ストリビューションまでを巨大な 1 つの
コアとして扱えるようになり、運用性が
向上した。
・ネットワークの安定性も高まった。
2012 年 10 月に本社を移転した株式会社スクウェア・エニックスは、新本社の
ネットワークを Cisco Nexus で構築した。採用の決め手は FabricPath の実
装。これによりスケーラブルなレイヤ 2 ネットワークの構築が可能になり、シン
プルで柔軟な運用が実現できた。また優れたパフォーマンスや安定性も高く評
価されている。
導入の経緯∼導入プロセス
さらなる高速化が求められた新本社ネットワーク
運用性と安定性の高さも必須条件に
二大 RPG と言われる「ファイナルファンタジー」と「ドラゴンクエスト」の制作会社とし
て知られ、これらの他にも上質なエンタテインメントコンテンツを数多く提供している株式会
社スクウェア・エニックス。同社は 2012 年 10 月に本社を移転した。これに合わせて IT 環境
を再構築、社内ネットワークも刷新されている。
「以前のネットワークは 10 年程前に構築したものですが、当時からやりとりされるデータ量
が多く、コアスイッチには 10Gbps のポートを実装していました」と振り返るのは、株式会社
株式会社スクウェア・
エニックス
情報システム部
マネージャー
森 竜也 氏
スクウェア・エニックス 情報システム部 マネージャーの森 竜也氏。ゲーム制作現場では毎日
のように大容量コンテンツがダウンロードされており、そのデータ量は年々増え続けていると
言う。最近では各開発者が毎朝ダウンロードするデータ量は、数 GB ∼数十 GB に上っている。
そのため新しいネットワークは、各フロアへのディストリビューションに、数十 GB のポート
を用意することが必須条件だったと説明する。
その一方で「運用管理性の向上も重要な課題でした」と指摘するのは、株式会社スクウェア・
エニックス 情報システム部の田坂 圭氏だ。ゲーム開発で求められるネットワーク要件はプロ
ジェクト毎に異なっており、柔軟な対応が求められる。しかし以前のネットワークは複数ベン
株式会社スクウェア・
エニックス
情報システム部
田坂 圭 氏
ダーの機器が混在しており、設定変更に手間がかかっていた。また障害発生時の原因究明も困
難だった。原因不明の障害も数回発生しており、これによって開発業務が止まったこともある
と言う。
これらの問題を解決するために採用されたのが、Cisco Nexus だ。その最大のポイントは
FabricPath の存在である。このテクノロジーを活用することで、レイヤ 2 のシンプルさとレイ
ヤ 3 の信頼性・スケーラビリティを兼ね備えたネットワークが構築できるからである。
「開発者が求める帯域の提供と、開発業務を止めない安定性が、新しいネットワークには求め
られました。Cisco Nexus はゲーム配信等で使っているデータセンターでも採用していますが、
十分なパフォーマンスと安定性を発揮しています。FabricPath を実装した Cisco Nexus なら、
ディストリビューションレベルで 100Gbps を視野に入れた高速ネットワークが実現できる上、
ネットワーク構成図
ネットワーク全体がシンプルになるため運用性も向上すると評価し
Catalyst 4948E
コア
ディストリビューション
エッジ
インターネット
FabricFath
で統合
Catalyst 3750X
でのネットワーク構築を完了し、9 月に本番稼働に入っている。な
お新本社には IP 電話も導入されており、ここでもシスコ製品が採用
Nexus 5548UP
Catalyst 2960S
Nexus 5548UP
Catalyst 3750X
…
データセンター
ました」(森氏)。
2012 年 1 月には Cisco Nexus の採用を決定。8 月までに新本社
Nexus 5548UP
導入効果∼今後の展開
FabricPath で運用管理がシンプルかつ柔軟に
Nexus 7009
…
VPN
されている。
将来はゲーム配信での活用も検討
新本社のネットワークは、コアに Cisco Nexus 7009、ディス
ト リ ビ ュ ー シ ョ ン に Cisco Nexus 5548UP が 使 用 さ れ て お り、
コア∼ディストリビューションは FabricPath で統合されている。それぞれの Cisco Nexus
株式会社スクウェア・エニックス
5548UP は 10Gbps で Cisco Nexus 7009 と接続されており、フロア当たりの帯域は最大
100Gbps。エッジスイッチには Cisco Catalyst 2960S を使用、各座席に対して 1Gbps × 4 ポー
トを配置しており、エッジポートの総数は 1 万 4000 に達している。
一般企業で FabricPath を導入するのは国内初のケースだが、ネットワークは非常に安定して
所在地
東京都新宿区新宿 6 丁目 27 番 30 号
新宿イーストサイドスクエア
設立
2008(平成 20)年 10 月
資本金
15 億円(2013 年 3 月 31 日現在)
従業員数
1,814 人(単体、2013 年 3 月 31 日現在)
売上高
713 億 2,900 万円(平成 25 年 3 月期)
おり、トラブルは全く発生していない。パフォーマンスも高く、ユーザーからも「使いやすくなっ
た」という声が寄せられていると森氏は言う。
プロジェクト毎に VLAN を設定するといった作業も行いやすくなった。コアから各フロアのディ
ストリビューションまでを、まるで大きな 1 つのコアのように扱えるようになったからだ。「設
定コマンドを 1 回入力すれば、その結果が FabricPath に含まれるすべてのスイッチに反映さ
れます」と田坂氏。入力したコマンドが、ネットワーク全体に しみわたっていく イメージ
だと言う。
ポートのトレーサビリティも向上している。ゲーム開発現場では開発途上のゲーム機が接続
されることが多く、MAC アドレス不正による障害や、ブロードキャスト ストームが発生する
日本を代表するゲーム制作会社。2003 年
(平成 15 年)4 月に、株式会社エニックス
危険性が高い。以前はどのポートで問題が引き起こされたのかを究明するのに時間がかかって
いたが、現在ではディストリビューション ポートのレベルまで可視化されており、どのフロア
と株式会社スクウェアの合併により誕生し
のどのエリアに問題原因があるのかがすぐにわかるようになっている。
た。代表的なタイトルは、二大 RPG と言
ネットワーク メンテナンスの際も、ネットワークを止める必要性が小さくなると期待されて
われる「ファイナルファンタジー」と「ドラ
ゴンクエスト」
。
「最高の『物語』を提供
することで、世界中の人々の幸福に貢献
する。
」を企業理念に、上質なエンタテイ
ンメントコンテンツを提供し続けている。
いる。メンテナンス対象となるスイッチのトラフィックを、他のスイッチのパスで代替できる
からだ。2013 年 6 月に予定されている大規模なメンテナンスはネットワークを停止して実施
する計画になっているが、それ以降のメンテナンスは開発業務を止めることなく実施できる可
能性が高い。
「FabricPath で次世代ネットワークを構築するというコンセプトは、間違っていなかったと
実感しています」と森氏。今後はゲーム配信等で使用しているデータセンターでも、新規プロ
ジェクトのネットワークで FabricPath を利用することができないか検討されている。例えば、
「大型の MMORPG(Massively Multiplayer Online Role-Playing Game)では相互通信量が多
く、大規模なレイヤ 2 ネットワークが必要です。このような要件に対し、FabricPath は最適な
ソリューションだと考えています」。
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(0809R)
この資料の記載内容は 2013 年 6 月現在のものです。
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