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シスコ ユニファイド コンピューティング システム導入事例
株式会社エネルギア・コミュニケーションズ
エネルギア・コミュニケーションズの法人向けクラ
ウドサ ー ビ ス「 E n e W i n g クラウド」を 支 える
Cisco UCS 。採用の決め手は、システムを拡張し
ても一元的管理が可能な運用の容易さと物理的
なメンテナンス性の高さだった。
導入ソリューション
・Cisco UCS B 200 ブレード サーバ
・UCS 5100 ブレード サーバ シャーシ
・Cisco Nexus 7000 シリーズ スイッチ
・FlexPod for VMware
・Cisco ASR 9000 シリーズ ルータ
導入前の課題、検討事案
・新しいクラウドサービスの開始に伴い、拡
張性の高いサーバが必要になった。
・ブレードサーバの増設する際の管理を効率
的に行いたい。
・災害対策を視野に入れ、ほかのデータセン
ターとの相互接続を可能にしたい。
導入効果
・Cisco UCS Manager により、ブレードサー
導入の経緯
サーバの拡張性と管理性を重視した結果「Cisco UCS」を採用
ネットワーク機器と同時に集中管理ができる点を高く評価
広島市に本社を構える株式会社エネルギア・コミュニケーションズ
(以下、エ
ネルギアコム)
は、中国地域一円の個人ユーザーおよび全国の法人ユーザーを対象に、イン
ターネット接続や広域 WAN などの通信サービスを提供している企業だ。また近年では、情
報システムの構築や IT 機器の販売・レンタル、データセンターサービスといった情報サービ
スにも力を入れており、これら法人向けサービスを「EneWings」
(エネウィングス)
というブラ
ンドで提供している。
2011 年末、この EneWings のサービスメニューに、新たにクラウドサービス「EneWings ク
ラウド」が加わった。クラウドサービスの提供開始は、EneWings の既存ユーザーからの強
い要望に応えたものだったという。エネルギアコム 営業本部 企画統括チーム サブマネー
ジャーの原田謙氏は次のように説明する。
「 弊社はもともと主に通信サービスを提供する企業でした。それだけに留まらずさらに一
歩進んで、お客さまの構内ネットワーク設備やサーバ機器を提供してましたが、近年ク
ラウドサービスへの問い合わせを受けるようになってきました。そこでスタートしたのが
『EneWingsクラウド』です。
」
バを一元的に管理。シャーシが増加しても
EneWings クラウドは、仮想化したサーバやストレージの ITリソースをネットワーク経由で提
管理ポイントが増えることはないので、拡
と呼ばれるサービス形態だ。エネルギアコム 通信技術本部 伝送設
供する、いわゆる「IaaS」
張性と管理効率を両立できた。
備部 システム技術チーム マネージャー 武田洋之氏は次のように述べる。
・Cisco UCS Manager の「サービスプロファ
イル」機能により、利用者ごとのサーバの設
定をプロファイルとして管理。設定を自動
適用することで効率化を実現。
「すでに弊社では V-LAN サービスや専用線など、セキュアな広域ネットワークサービスを法
人のお客さまに提供してきました。EneWings クラウドでは、こうしたクローズドネットワー
クの上に IaaS サービスを構築して、サーバ環境をセキュアかつ効率良くお客さまに使っても
らうことを狙いました。
」
この EneWings クラウドのシステム基盤を支えているのが、シスコのネットワーク機器と
「Cisco UCS( Unified Computing System)
」サーバなどの製品群だ。
「EneWingsクラウドは、最適なシステム規模にて構築し、ビジネスの状況を見ながら順次シス
テム規模を拡張していく計画でしたので、柔軟、かつ効率的な拡張性を持つサーバが求めら
れていました。さまざまなメーカーのブレードサーバ製品を比較検討したものの、どれも管理
をエンクロージャ単位で行う仕様になっており、シャーシを増設してシステム規模を拡大して
いくにつれ管理作業が複雑化することが予想されました。しかしUCS は、管理機能をエンク
ロージャから引き離してスイッチ上に置くので、シャーシをいくら増設しても管理ポイントが増
えることがありません。つまりネットワーク機器と同じように集中管理できるのです。
(
」武田氏)
エネルギアコム 営業本部
企画総括チーム サブマネージャー
原田 謙 氏
一方原田氏は、Cisco UCS の物理的なメンテナンス性の高さも高く評価したという。
「ネットワークインターフェイスが仮想化・集約されており、物理的な回線数が極めて少数で済
む点は、サーバラック背面のメンテナンス性の点でメリットが大きいと感じました。
(
」原田氏)
さらに、今回クラウドサービス用のネットワーク基盤を構築するに当たって、シスコのアグ
リゲーション ルータ「ASR9000」の技術を活用し、データセンタースイッチ「Cisco Nexus
7000」を新たに導入した。これは、Cisco UCSと同様にシステムの拡張性を何より重要視し
た結果の選択だったという。
「ネットワークのスケーラビリティや、将来的なデータセンター相互接続による DR(災害対
策)
などのソリューション提供を想定するとNexus 7000 の機能は有効です。
(
」武田氏)
こうして、シスコのサーバ製品にネットワーク機器、さらにネットアップのストレージ製品の
採用が決まった。さらに、仮想化ハイパーバイザとして VMware vSphere を採用したが、こ
エネルギアコム 通信技術本部
伝送設備部 システム技術チーム マネージャー
武田 洋之 氏
れらは「FlexPod for VMware」としてシスコ、ネットアップ、ヴイエムウェアの 3 社が共同で
提供する事前検証済みソリューションである。
このように、あらかじめベンダにより動作保証された製品の組み合わせを導入するメリット
は非常に大きかったと武田氏は言う。
「Cisco UCS の導入を検討する際に唯一気になったのが、他製品に比べ稼働実績が少ない
これまでのサーバ
サーバとLAN/SANを個別管理
Mgmt Server
統合管理理サーバ
ことでした。しかし、FlexPod のように製品メーカー間の相互接続・運用性が担保されてい
れば、稼働実績同様に安心して導入できると考えました。
」
集約 LAN スイッチ
集約 SAN (FC)
スイッチ
導入効果
「Cisco UCS Manager」がもたらす高い管理性と拡張性
サービス開始半年間で予想を上回るユーザー増に対応中
システム規模を比較的抑えたスモールスタートで開始した EneWingsクラウ
ドだったが、サービス提供開始からわずか半年間で当初の予想をはるかに上回る数のユー
ザーが集まり、今ではシステム増強の必要性に迫られているという。
「シャーシを増やしていっても、Cisco UCS の管理ツール「Cisco UCS Manager」でそ
シャーシ
LAN スイッチ
のすべてを一元的に管理できるので、当初の目論見通り高い拡張性が維持できると考え
シャーシ
SAN (FC) スイッチ
ています。
」
(武田氏)
また運用管理の現場では、Cisco UCS Manager の「サービスプロファイル」の機能が大い
に重宝されているという。これにより、サーバの設定を利用者ごとにプロファイルとして管理
シスコUCS
LAN/SAN接続ポイント、サーバを一元管理
従来、
分散していた
各スイッチを統合
管理サーバ&LAN/
SAN スイッチ
ファブリック
インターコネクト
し、自動適用が可能になる。サーバのハードウェア情報をプロファイルとして一元管理し、
ネットワークを通して自在に適用できる仕組みは、シスコならではのアーキテクチャだ。
さらにエネルギアコムでは、EneWings クラウドのサービス拡大とともに、今回構築したクラ
ウド基盤をベースにして、次なるビジネスプランも検討中だという。
「現状ではIaaS 型サービスの提供のみですが、将来的には PaaS や SaaS のサービスも提供で
きればと考えています。また何社かのお客さまからは、EneWings クラウドと同じ仕組みを使っ
て、
自社内にプライベートクラウド環境を構築できないかという相談もいただいています。
(
」原田氏)
User Profile
株式会社エネルギア・コミュニケーションズ
所在地
広島県広島市中区大手町 2-11-10
URL
http://www.enecom.co.jp/
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または
「partner」
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(0809R)
この資料の記載内容は2012年8月現在のものです。
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