CHAPTER 25 IPv6 近隣探索の設定 IPv6 近隣探索プロセスでは、ICMPv6 メッセージと送信要求ノード マルチキャスト アドレスを使用し て、同一ネットワーク(ローカル リンク)上にあるネイバーのリンクレイヤ アドレスを判別し、ネイ バーの到達可能性を検証して、隣接ルータの状態を追跡し続けます。 この章では、セキュリティ アプライアンスで IPv6 近隣探索をイネーブルにし、設定する方法について 説明します。次の項目を取り上げます。 • 「ネイバー送信要求メッセージの設定」(P.25-1) • 「ルータ アドバタイズメント メッセージの設定」(P.25-7) • 「スタティック IPv6 ネイバーの設定」(P.25-21) ネイバー送信要求メッセージの設定 この項では、設定タスクの次の項目について説明します。 • 「ネイバー送信要求メッセージの送信間隔の設定」(P.25-1) • 「ネイバー到達可能時間の設定」(P.25-5) ネイバー送信要求メッセージの送信間隔の設定 • 「ネイバー送信要求メッセージに関する情報」(P.25-2) • 「ネイバー送信要求メッセージのライセンス要件」(P.25-3) • 「ネイバー送信要求メッセージの送信間隔のガイドラインと制限事項」(P.25-3) • 「ネイバー送信要求メッセージの送信間隔のデフォルト設定」(P.25-3) • 「ネイバー送信要求メッセージの送信間隔の設定」(P.25-3) • 「ネイバー送信要求メッセージの送信間隔の監視」(P.25-4) • 「ネイバー送信要求メッセージの送信間隔の機能履歴」(P.25-4) Cisco ASA 5500 シリーズ コンフィギュレーション ガイド(CLI を使用) OL-18970-01-J 25-1 第 25 章 IPv6 近隣探索の設定 ネイバー送信要求メッセージの設定 ネイバー送信要求メッセージに関する情報 ローカル リンク上にある他のノードのリンクレイヤ アドレスを検出するため、ノードからネイバー送 信要求メッセージ(ICMPv6 Type 135)がローカル リンクに送信されます。ネイバー送信要求メッ セージは送信要求ノード マルチキャスト アドレスに送信されます。ネイバー送信要求メッセージ内の 送信元アドレスは、ネイバー送信要求メッセージを送信したノードの IPv6 アドレスです。ネイバー送 信要求メッセージには、送信元ノードのリンクレイヤ アドレスも含まれています。 ネイバー送信要求メッセージを受信すると、宛先ノードは、ネイバー アドバタイズメント メッセージ (ICPMv6 Type 136)をローカル リンク上に送信して応答します。ネイバー アドバタイズメント メッ セージ内の送信元アドレスは、ネイバー アドバタイズメント メッセージを送信したノードの IPv6 アド レスです。宛先アドレスは、ネイバー送信要求メッセージを送信したノードの IPv6 アドレスです。ネ イバー アドバタイズメント メッセージのデータ部分には、ネイバー アドバタイズメント メッセージを 送信したノードのリンクレイヤ アドレスが含まれています。 送信元ノードがネイバー アドバタイズメントを受信すると、送信元ノードと宛先ノードとの通信が可 能になります。図 25-1 にネイバー送信要求と応答のプロセスを示します。 図 25-1 IPv6 近隣探索:ネイバー送信要求メッセージ A ߣ B ߪߎߩࡦࠢߢࡄࠤ࠶࠻ࠍ ឵ߢ߈ࠆ 132958 ICMPv6 ࠲ࠗࡊ = 135 ㅍାర = A ተవ = B ߩㅍାⷐ᳞ࡁ࠼ ࡑ࡞࠴ࠠࡖࠬ࠻ ࠺࠲ = A ߩࡦࠢጀࠕ࠼ࠬ ࠢࠛ = ࡦࠢ ࠕ࠼ࠬߪ? ICMPv6 ࠲ࠗࡊ = 136 ㅍାర = B ተవ = A ࠺࠲ = B ߩࡦࠢጀࠕ࠼ࠬ ネイバー送信要求メッセージは、ネイバーのリンクレイヤ アドレスを特定した後に、ネイバーの到達 可能性を検証するためにも使用します。あるノードがネイバーの到達可能性を検証する場合、ネイバー 送信要求メッセージ内の宛先アドレスはネイバーのユニキャスト アドレスです。 ネイバー アドバタイズメント メッセージは、ローカル リンクのノードのリンクレイヤ アドレスに変更 があった場合にも送信されます。そのような変更があった場合、ネイバー アドバタイズメントの宛先 アドレスは All-Nodes マルチキャスト アドレスになります。 この項では、ネイバー送信要求メッセージの送信間隔とネイバー到達可能時間をインターフェイスごと に設定する方法について説明します。 Cisco ASA 5500 シリーズ コンフィギュレーション ガイド(CLI を使用) 25-2 OL-18970-01-J 第 25 章 IPv6 近隣探索の設定 ネイバー送信要求メッセージの設定 ネイバー送信要求メッセージのライセンス要件 次の表に、この機能のライセンス要件を示します。 モデル ライセンス要件 すべてのモデル 基本ライセンス ネイバー送信要求メッセージの送信間隔のガイドラインと制限事項 この項では、この機能のガイドラインと制限事項について説明します。 • 「コンテキスト モードのガイドライン」(P.25-22) • 「ファイアウォール モードのガイドライン」(P.25-22) • 「その他のガイドラインと制限事項」(P.25-22) コンテキスト モードのガイドライン シングルコンテキスト モードとマルチコンテキスト モードでサポートされています。 ファイアウォール モードのガイドライン ルーテッド ファイアウォール モードでだけサポートされています。トランスペアレント モードはサ ポートされていません。 その他のガイドラインと制限事項 送信間隔の値は、このインターフェイスから送信されるすべての IPv6 ルータ アドバタイズメントに含 まれます。 ネイバー送信要求メッセージの送信間隔のデフォルト設定 表 25-13 に、ネイバー送信要求メッセージのパラメータのデフォルト設定を示します。 表 25-1 ネイバー送信要求メッセージのデフォルトパラメータ パラメータ デフォルト value(送信間隔) 1,000 秒(ネイバー送信要求の送信間隔) ネイバー送信要求メッセージの送信間隔の設定 インターフェイスに IPv6 ネイバー送信要求メッセージを再送信する間隔を設定するには、次のコマン ドを入力します。 コマンド 目的 ipv6 nd ns-interval value インターフェイスに IPv6 ネイバー送信要求の再送信する間隔を設定しま す。 例: hostname (config-if)# ipv6 nd ns-interval 9000 value 引数の有効な値は、1000 ~ 3600000 ミリ秒です。 この情報は、ルータ アドバタイズメント メッセージでも送信されます。 Cisco ASA 5500 シリーズ コンフィギュレーション ガイド(CLI を使用) OL-18970-01-J 25-3 第 25 章 IPv6 近隣探索の設定 ネイバー送信要求メッセージの設定 例 次の例では、Gigabitethernet 0/0 での IPv6 ネイバー送信要求の送信間隔を 9000 ミリ秒に設定します。 hostname (config)# interface gigabitethernet 0/0 hostname (config-if)# ipv6 nd ns-interval 9000 ネイバー送信要求メッセージの送信間隔の監視 IPv6 ネイバー送信要求メッセージの送信間隔を監視するには、次のいずれかのタスクを実行します。 コマンド 目的 show ipv6 interface IPv6 向けに設定されたインターフェイスの使用 状況を表示します。「outside」などのインター フェイス名を含めると、指定したインターフェイ スの設定が表示されます。コマンドに名前を含め ないと、IPv6 がイネーブルになっているすべて のインターフェイスの設定が表示されます。コマ ンドの出力では、次の項目が表示されます。 • インターフェイスの名前とステータス • リンクローカルおよびグローバルなユニキャ スト アドレス • インターフェイスが属するマルチキャスト グループ • ICMP リダイレクトおよびエラー メッセージ の設定 • 近隣探索の設定 • コマンドが 0 に設定されているときの実際の 時間 • 使用されている近隣探索の到達可能時間 ネイバー送信要求メッセージの送信間隔の機能履歴 表 25-14 に、この機能のリリース履歴の一覧を示します。 表 25-2 ネイバー送信要求メッセージの送信間隔の機能履歴 機能名 リリース 機能情報 ネイバー送信要求メッセージの送信間隔 7.0(1) この機能が導入されました。 pv6 nd ns-interval コマンドが導入されました。 Cisco ASA 5500 シリーズ コンフィギュレーション ガイド(CLI を使用) 25-4 OL-18970-01-J 第 25 章 IPv6 近隣探索の設定 ネイバー送信要求メッセージの設定 ネイバー到達可能時間の設定 この項は、次の内容で構成されています。 • 「ネイバー到達可能時間に関する情報」(P.25-5) • 「ネイバー到達可能時間のライセンス要件」(P.25-5) • 「ネイバー到達可能時間のガイドラインと制限事項」(P.25-5) • 「ネイバー到達可能時間のデフォルト設定」(P.25-6) • 「ネイバー到達可能時間の設定」(P.25-6) • 「ネイバー到達可能時間の監視」(P.25-7) • 「ネイバー到達可能時間の機能履歴」(P.25-7) ネイバー到達可能時間に関する情報 ネイバー到達可能時間を設定すると、使用できないネイバーを検出できます。時間を短く設定すると、 使用できないネイバーをより早く検出できます。ただし、時間を短くするほど、IPv6 ネットワーク帯 域幅とすべての IPv6 ネットワーク デバイスの処理リソースの消費量が増えます。通常の IPv6 の運用 では、あまり短い時間設定は推奨できません。 ネイバー到達可能時間のライセンス要件 次の表に、この機能のライセンス要件を示します。 モデル ライセンス要件 すべてのモデル 基本ライセンス ネイバー到達可能時間のガイドラインと制限事項 この項では、この機能のガイドラインと制限事項について説明します。 • 「コンテキスト モードのガイドライン」(P.25-5) • 「ファイアウォール モードのガイドライン」(P.25-5) • 「その他のガイドラインと制限事項」(P.25-6) コンテキスト モードのガイドライン シングルコンテキスト モードとマルチコンテキスト モードでサポートされています。 ファイアウォール モードのガイドライン ルーテッド ファイアウォール モードでだけサポートされています。トランスペアレント モードはサ ポートされていません。 Cisco ASA 5500 シリーズ コンフィギュレーション ガイド(CLI を使用) OL-18970-01-J 25-5 第 25 章 IPv6 近隣探索の設定 ネイバー送信要求メッセージの設定 その他のガイドラインと制限事項 • 送信間隔の値は、このインターフェイスから送信されるすべての IPv6 ルータ アドバタイズメント に含まれます。 • 時間を設定すると、使用できないネイバーを検出できます。時間を短く設定すると、使用できない ネイバーをより早く検出できます。ただし、時間を短くするほど、IPv6 ネットワーク帯域幅とす べての IPv6 ネットワーク デバイスの処理リソースの消費量が増えます。通常の IPv6 の運用では、 あまり短い時間設定は推奨できません。 ネイバー到達可能時間のデフォルト設定 表 25-3 に、ネイバー到達可能時間のパラメータのデフォルト設定を示します。 表 25-3 ネイバー到達可能時間のデフォルト パラメータ パラメータ デフォルト value(時間モードは到達可能) デフォルトは 0 です。 ネイバー到達可能時間の設定 到達可能性確認イベントが発生した後でリモートの IPv6 ノードを到達可能と見なす時間を設定するに は、次のコマンドを入力します。 コマンド 目的 ipv6 nd reachable-time value リモートの IPv6 ノードに到達可能な時間を設定します。 例: hostname (config-if)# ipv6 nd reachable-time 1700000 value 引数の有効な値は、0 ~ 3600000 ミリ秒です。 value に 0 を使用すると、到達可能時間が判定不能として送信されます。 到達可能時間の値の設定および追跡は、受信デバイスで決まります。 例 次の例では、選択したインターフェイス、Gigabitethernet 0/0 で 1700000 ミリ秒の IPv6 到達可能時間 を設定します。 hostname (config)# interface gigabitethernet 0/0 hostname (config-if)# ipv6 nd reachable-time 1700000 Cisco ASA 5500 シリーズ コンフィギュレーション ガイド(CLI を使用) 25-6 OL-18970-01-J 第 25 章 IPv6 近隣探索の設定 ルータ アドバタイズメント メッセージの設定 ネイバー到達可能時間の監視 IPv6 ネイバー到達可能時間を監視するには、次のいずれかのタスクを実行します。 コマンド 目的 show ipv6 interface IPv6 向けに設定されたインターフェイスの使用 状況を表示します。「outside」などのインター フェイス名を含めると、指定したインターフェイ スの設定が表示されます。コマンドに名前を含め ないと、IPv6 がイネーブルになっているすべて のインターフェイスの設定が表示されます。コマ ンドの出力では、次の項目が表示されます。 • インターフェイスの名前とステータス • リンクローカルおよびグローバルなユニキャ スト アドレス • インターフェイスが属するマルチキャスト グループ • ICMP リダイレクトおよびエラー メッセージ の設定 • 近隣探索の設定 • コマンドが 0 に設定されているときの実際の 時間 • 使用されている近隣探索の到達可能時間 ネイバー到達可能時間の機能履歴 表 25-4 に、この機能のリリース履歴の一覧を示します。 表 25-4 ネイバー到達可能時間の機能履歴 機能名 リリース 機能情報 ネイバー送信要求メッセージの送信間隔 7.0 この機能が導入されました。 pv6 nd ns-interval コマンドが導入されました。 ルータ アドバタイズメント メッセージの設定 隣接デバイスがデフォルトのルータ アドレスをダイナミックに把握できるように、セキュリティ アプ ライアンスはルータ アドバタイズメントに参加できます。 この項は、次の内容で構成されています。 • 「ルータ アドバタイズメント メッセージに関する情報」(P.25-8) • 「ルータ アドバタイズメントの送信間隔の設定」(P.25-9) • 「ルータ ライフタイム値の設定」(P.25-12) • 「IPv6 プレフィックスの設定」(P.25-15) Cisco ASA 5500 シリーズ コンフィギュレーション ガイド(CLI を使用) OL-18970-01-J 25-7 第 25 章 IPv6 近隣探索の設定 ルータ アドバタイズメント メッセージの設定 • 「ルータ アドバタイズメント メッセージの抑止」(P.25-20) ルータ アドバタイズメント メッセージに関する情報 隣接デバイスがデフォルトのルータ アドレスをダイナミックに把握できるように、セキュリティ アプ ライアンスはルータ アドバタイズメントに参加できます。ルータ アドバタイズメント メッセージ (ICMPv6 Type 134)は、の IPv6 が設定された各インターフェイスから適応型セキュリティ アプライ アンス定期的に送信されます。ルータ アドバタイズメント メッセージは All-Nodes マルチキャスト ア ドレスに送信されます。 IPv6 近隣探索:ルータ アドバタイズメント メッセージ ࡞࠲ ࠕ࠼ࡃ࠲ࠗ࠭ࡔࡦ࠻ ࡞࠲ ࠕ࠼ࡃ࠲ࠗ࠭ࡔࡦ࠻ ࡞࠲ ࠕ࠼ࡃ࠲ࠗ࠭ࡔࡦ࠻ ࡄࠤ࠶࠻ߩቯ⟵㧦 ICMPv6 Type = 134 ㅍାర = ࡞࠲ߩࡦࠢࡠࠞ࡞ ࠕ࠼ࠬ ተవ = ోࡁ࠼ߩࡑ࡞࠴ࠠࡖࠬ࠻ ࠕ࠼ࠬ ࠺࠲ = ࠝࡊ࡚ࠪࡦ⥄ޔࡓࠗ࠲ࡈࠗޔࠬࠢࠖࡈࡊޔേ⸳ቯࡈࠣ 132917 図 25-2 ルータ アドバタイズメント メッセージには、通常、次の情報が含まれています。 • ローカル リンク上のノードが IPv6 アドレスを自動設定するために使用できる 1 つまたは複数の IPv6 プレフィックス。 • アドバタイズメントに含まれるプレフィックスごとのライフタイム情報。 • 実行できる自動設定のタイプを示すフラグのセット(ステートレスまたはステートフル)。 • デフォルト ルータ情報(アドバタイズメントを送信するルータをデフォルト ルータとして使用す る必要があるかどうか、デフォルト ルータであれば、そのルータをデフォルト ルータとして使用 する秒単位の時間)。 • ホストに関する追加情報。たとえば、ホストから発信するパケットで使用するホップ制限や MTU など。 • 特定のリンク上でのネイバー送信要求メッセージの再送信間隔。 • ノードがネイバーを到達可能と見なす時間。 ルータ アドバタイズメントもルータ送信要求メッセージに応答して送信されます(ICMPv6 Type 133)。ルータ送信要求メッセージは、ホストからシステムの起動時に送信されるため、ホストは、次 にスケジュールされているルータ アドバタイズメント メッセージを待つことなくただちに自動設定を 行うことができます。ルータ送信要求メッセージは、通常はシステムの起動時にホストから送信され、 ホストには設定済みのユニキャスト アドレスがないため、ルータ送信要求メッセージ内の送信元アド レスは通常は未指定 IPv6 アドレスとなります(0:0:0:0:0:0:0:0)。ホストに設定済みのユニキャスト ア ドレスがある場合、ルータ送信要求メッセージを送信するインターフェイスのユニキャスト アドレス が、メッセージ内の送信元アドレスとして使用されます。ルータ送信要求メッセージ内の宛先アドレス は、リンクの範囲を指定した All-Routers マルチキャスト アドレスです。ルータ送信要求に応答して ルータ アドバタイズメントが送信される場合、ルータ アドバタイズメント メッセージ内の宛先アドレ スはルータ送信要求メッセージの送信元のユニキャスト アドレスです。 次の設定値をルータ アドバタイズ メントメッセージに対して設定できます。 Cisco ASA 5500 シリーズ コンフィギュレーション ガイド(CLI を使用) 25-8 OL-18970-01-J 第 25 章 IPv6 近隣探索の設定 ルータ アドバタイズメント メッセージの設定 • ルータ アドバタイズメント メッセージの定期的な時間間隔。 • ルータ ライフタイム値。これは IPv6 ノードが適応型セキュリティ アプライアンスをデフォルト ルータと見なす時間を示します。 • リンクで使用されている IPv6 ネットワークのプレフィックス。 • ルータ アドバタイズメント メッセージをインターフェイスが送信するかどうか。 特に指定のない限り、ルータ アドバタイズメント メッセージ設定はインターフェイス固有のものであ り、インターフェイス コンフィギュレーション モードで入力されます。この設定の変更方法について は、次の項目を参照してください。 • 「ルータ アドバタイズメントの送信間隔の設定」(P.25-9) • 「ルータ ライフタイム値の設定」(P.25-12) • 「IPv6 プレフィックスの設定」(P.25-15) • 「ルータ アドバタイズメント メッセージの抑止」(P.25-19) ルータ アドバタイズメントの送信間隔の設定 この項では、インターフェイスでの IPv6 ルータ アドバタイズメントの送信間隔を設定する方法につい て説明します。 この項は、次の内容で構成されています。 • 「ルータ アドバタイズメントの送信間隔のライセンス要件」(P.25-9) • 「ルータ アドバタイズメントの送信間隔のガイドラインと制限事項」(P.25-9) • 「ルータ アドバタイズメントの送信間隔のデフォルト設定」(P.25-10) • 「ルータ アドバタイズメントの送信間隔の設定」(P.25-10) • 「ルータ アドバタイズメントの送信間隔の監視」(P.25-11) • 「ルータ アドバタイズメントの送信間隔の機能履歴」(P.25-11) ルータ アドバタイズメントの送信間隔のライセンス要件 次の表に、この機能のライセンス要件を示します。 モデル ライセンス要件 すべてのモデル 基本ライセンス ルータ アドバタイズメントの送信間隔のガイドラインと制限事項 この項では、この機能のガイドラインと制限事項について説明します。 • 「コンテキスト モードのガイドライン」(P.25-9) • 「ファイアウォール モードのガイドライン」(P.25-10) • 「その他のガイドラインと制限事項」(P.25-10) コンテキスト モードのガイドライン シングルコンテキスト モードとマルチコンテキスト モードでサポートされています。 Cisco ASA 5500 シリーズ コンフィギュレーション ガイド(CLI を使用) OL-18970-01-J 25-9 第 25 章 IPv6 近隣探索の設定 ルータ アドバタイズメント メッセージの設定 ファイアウォール モードのガイドライン ルーテッド ファイアウォール モードでだけサポートされています。トランスペアレント モードはサ ポートされていません。 その他のガイドラインと制限事項 ipv6 nd ra-lifetime コマンドを使用してセキュリティ アプライアンスがデフォルト ルータとして設定 されている場合、送信間隔は IPv6 ルータ アドバタイズメント ライフタイム以下にする必要がありま す。他の IPv6 ノードと同期しないようにするには、実際に使用されている値を指定値の 20% 以内にラ ンダムに調整します。 ルータ アドバタイズメントの送信間隔のデフォルト設定 表 25-5 に、ネイバー到達可能時間のパラメータのデフォルト設定を示します。 表 25-5 ルータ アドバタイズメントの送信間隔のデフォルト パラメータ パラメータ デフォルト value(送信間隔) デフォルトは 200 秒です。 ルータ アドバタイズメントの送信間隔の設定 インターフェイスでの IPv6 ルータ アドバタイズメントの送信間隔を設定するには、次のコマンドを入 力します。 コマンド 目的 ipv6 nd ra-interval [msec] value IPv6 ルータ アドバタイズメントの送信間隔を設定します。 例: hostname (config-if)# ipv6 nd ra-interval 201 オプションの msec キーワードは、この値がミリ秒単位で指定されること を示します。このキーワードが存在しない場合、値は秒単位で指定され ます。 value 引数の有効な値の範囲は 3 ~ 1800 秒、msec キーワードが指定され ている場合は 500 ~ 1800000 ミリ秒です。 例 次の例では、選択したインターフェイス、Gigabitethernet 0/0 で 201 秒の IPv6 ルータ アドバタイズメ ント間隔を設定します。 hostname (config)# interface gigabitethernet 0/0 hostname (config-if)# ipv6 nd ra-interval 201 Cisco ASA 5500 シリーズ コンフィギュレーション ガイド(CLI を使用) 25-10 OL-18970-01-J 第 25 章 IPv6 近隣探索の設定 ルータ アドバタイズメント メッセージの設定 ルータ アドバタイズメントの送信間隔の監視 IPv6 ネイバー到達可能時間を監視するには、次のいずれかのタスクを実行します。 コマンド 目的 show ipv6 interface IPv6 向けに設定されたインターフェイスの使用 状況を表示します。「outside」などのインター フェイス名を含めると、指定したインターフェイ スの設定が表示されます。コマンドに名前を含め ないと、IPv6 がイネーブルになっているすべて のインターフェイスの設定が表示されます。コマ ンドの出力では、次の項目が表示されます。 • インターフェイスの名前とステータス • リンクローカルおよびグローバルなユニキャ スト アドレス • インターフェイスが属するマルチキャスト グループ • ICMP リダイレクトおよびエラー メッセージ の設定 • 近隣探索の設定 • コマンドが 0 に設定されているときの実際の 時間 • 使用されている近隣探索の到達可能時間 ルータ アドバタイズメントの送信間隔の機能履歴 表 25-6 に、この機能のリリース履歴の一覧を示します。 表 25-6 ルータ アドバタイズメントの送信間隔の機能履歴 機能名 リリース 機能情報 ルータ アドバタイズメントの送信間隔 7.0(1) この機能が導入されました。 ipv6 nd ra-interval コマンドが導入されました。 Cisco ASA 5500 シリーズ コンフィギュレーション ガイド(CLI を使用) OL-18970-01-J 25-11 第 25 章 IPv6 近隣探索の設定 ルータ アドバタイズメント メッセージの設定 ルータ ライフタイム値の設定 この項では、インターフェイスでの IPv6 ルータ アドバタイズメントの送信間隔を設定する方法につい て説明します。 この項は、次の内容で構成されています。 • 「ルータ アドバタイズメントの送信間隔のライセンス要件」(P.25-9) • 「ルータ アドバタイズメントの送信間隔のガイドラインと制限事項」(P.25-9) • 「ルータ アドバタイズメントの送信間隔のデフォルト設定」(P.25-10) • 「ルータ アドバタイズメントの送信間隔の設定」(P.25-10) • 「ルータ アドバタイズメントの送信間隔の監視」(P.25-11) • 「ルータ アドバタイズメントの送信間隔の機能履歴」(P.25-11) ルータ アドバタイズメントの送信間隔のライセンス要件 次の表に、この機能のライセンス要件を示します。 モデル ライセンス要件 すべてのモデル 基本ライセンス ルータ アドバタイズメントの送信間隔のガイドラインと制限事項 この項では、この機能のガイドラインと制限事項について説明します。 • 「コンテキスト モードのガイドライン」(P.25-12) • 「ファイアウォール モードのガイドライン」(P.25-12) • 「その他のガイドラインと制限事項」(P.25-12) コンテキスト モードのガイドライン シングルコンテキスト モードとマルチコンテキスト モードでサポートされています。 ファイアウォール モードのガイドライン ルーテッド ファイアウォール モードでだけサポートされています。トランスペアレント モードはサ ポートされていません。 その他のガイドラインと制限事項 ipv6 nd ra-lifetime コマンドを使用してセキュリティ アプライアンスがデフォルト ルータとして設定さ れている場合、送信間隔は IPv6 ルータ アドバタイズメント ライフタイム以下にする必要があります。 他の IPv6 ノードと同期しないようにするには、実際に使用されている値を指定値の 20% 以内にランダ ムに調整します。 Cisco ASA 5500 シリーズ コンフィギュレーション ガイド(CLI を使用) 25-12 OL-18970-01-J 第 25 章 IPv6 近隣探索の設定 ルータ アドバタイズメント メッセージの設定 ルータ アドバタイズメントの送信間隔のデフォルト設定 表 25-7 に、ネイバー到達可能時間のパラメータのデフォルト設定を示します。 表 25-7 ルータ アドバタイズメントの送信間隔のデフォルト パラメータ パラメータ デフォルト value(送信間隔) デフォルトは 200 秒です。 ルータ アドバタイズメントの送信間隔の設定 インターフェイスでの IPv6 ルータ アドバタイズメントの送信間隔を設定するには、次のコマンドを入 力します。 コマンド 目的 ipv6 nd ra-interval [msec] value IPv6 ルータ アドバタイズメントの送信間隔を設定します。 例: hostname (config-if)# ipv6 nd ra-interval 201 オプションの msec キーワードは、この値がミリ秒単位で指定されることを 示します。このキーワードが存在しない場合、値は秒単位で指定されます。 value 引数の有効な値の範囲は 3 ~ 1800 秒、msec キーワードが指定され ている場合は 500 ~ 1800000 ミリ秒です。 例 次の例では、選択したインターフェイス、Gigabitethernet 0/0 で 201 秒の IPv6 ルータ アドバタイズメ ント間隔を設定します。 hostname (config)# interface gigabitethernet 0/0 hostname (config-if)# ipv6 nd ra-interval 201 Cisco ASA 5500 シリーズ コンフィギュレーション ガイド(CLI を使用) OL-18970-01-J 25-13 第 25 章 IPv6 近隣探索の設定 ルータ アドバタイズメント メッセージの設定 ルータ アドバタイズメントの送信間隔の監視 IPv6 ネイバー到達可能時間を監視するには、次のいずれかのタスクを実行します。 コマンド 目的 show ipv6 interface IPv6 向けに設定されたインターフェイスの使用 状況を表示します。「outside」などのインター フェイス名を含めると、指定したインターフェイ スの設定が表示されます。コマンドに名前を含め ないと、IPv6 がイネーブルになっているすべて のインターフェイスの設定が表示されます。コマ ンドの出力では、次の項目が表示されます。 • インターフェイスの名前とステータス • リンクローカルおよびグローバルなユニキャ スト アドレス • インターフェイスが属するマルチキャスト グループ • ICMP リダイレクトおよびエラー メッセージ の設定 • 近隣探索の設定 • コマンドが 0 に設定されているときの実際の 時間 • 使用されている近隣探索の到達可能時間 関連情報 ipv6 nd ra-lifetime コマンドを使用して、インターフェイスの IPv6 ルータ アドバタイズメントで 「router lifetime」の値を設定します。 ルータ アドバタイズメントの送信間隔の機能履歴 表 25-8 に、この機能のリリース履歴の一覧を示します。 表 25-8 ルータ アドバタイズメントの送信間隔の機能履歴 機能名 リリース 機能情報 ルータ アドバタイズメントの送信間隔 7.0(1) この機能が導入されました。 ipv6 nd ra-interval コマンドが導入されました。 Cisco ASA 5500 シリーズ コンフィギュレーション ガイド(CLI を使用) 25-14 OL-18970-01-J 第 25 章 IPv6 近隣探索の設定 ルータ アドバタイズメント メッセージの設定 IPv6 プレフィックスの設定 ステートレス自動設定では、ルータ アドバタイズメント メッセージで提供される IPv6 プレフィックス を使用して、リンクローカル アドレスからグローバル ユニキャスト アドレスを作成します。隣接デバ イスは、プレフィックス アドバタイズメントを使用して、そのインターフェイス アドレスを自動設定 できます。IPv6 ルータ アドバタイズメントに含める IPv6 プレフィックスを設定できます。 この項では、IPv6 プレフィックスを設定する方法について説明します。次の項目を取り上げます。 • 「IPv6 プレフィックスのライセンス要件」(P.25-15) • 「IPv6 プレフィックスのガイドラインと制限事項」(P.25-15) • 「IPv6 プレフィックスのデフォルト設定」(P.25-16) • 「IPv6 プレフィックスの設定」(P.25-17) • 「IPv6 プレフィクスの監視」(P.25-18) • 「IPv6 プレフィックスの機能履歴」(P.25-19) IPv6 プレフィックスのライセンス要件 次の表に、この機能のライセンス要件を示します。 モデル ライセンス要件 すべてのモデル 基本ライセンス IPv6 プレフィックスのガイドラインと制限事項 この項では、この機能のガイドラインと制限事項について説明します。 • 「コンテキスト モードのガイドライン」(P.25-15) • 「ファイアウォール モードのガイドライン」(P.25-15) • 「その他のガイドラインと制限事項」(P.25-15) コンテキスト モードのガイドライン シングルコンテキスト モードとマルチコンテキスト モードでサポートされています。 ファイアウォール モードのガイドライン ルーテッド ファイアウォール モードでだけサポートされています。トランスペアレント モードはサ ポートされていません。 その他のガイドラインと制限事項 ipv6 nd prefix コマンドを使用すると、プレフィックスをアドバタイズするかどうかも含めて、プレ フィックスごとに個々のパラメータを制御できます。 デフォルトでは、ipv6 address コマンドを使用してインターフェイスでアドレスとして設定されたプ レフィックスは、ルータ アドバタイズメントでアドバタイズされます。ipv6 nd prefix コマンドを使用 してプレフィックスをアドバタイズメント用に設定すると、これらのプレフィックスだけがアドバタイ ズされます。 default キーワードは、すべてのプレフィックスのデフォルトのパラメータを設定するために使用でき ます。 Cisco ASA 5500 シリーズ コンフィギュレーション ガイド(CLI を使用) OL-18970-01-J 25-15 第 25 章 IPv6 近隣探索の設定 ルータ アドバタイズメント メッセージの設定 日付は、プレフィックスの有効期限を指定するために設定できます。有効な推奨ライフタイムは、リア ルタイムでカウントダウンされます。有効期限に達すると、プレフィックスはアドバタイズされなくな ります。 onlink が「on」の場合は(デフォルト)、指定したプレフィックスがリンクに割り当てられます。指定 したプレフィックスが含まれるそのようなアドレスにトラフィックを送信するノードは、リンクでロー カルに到達可能な宛先を考慮します。 autoconfig が「on」の場合は(デフォルト)、指定されたプレフィックスを IPv6 の自動設定に使用で きるローカル リンク上のホストを示します。 ステートレス自動設定が正しく機能するには、ルータ アドバタイズメント メッセージでアドバタイズ されたプレフィックス長が常に 64 ビットでなければなりません。 IPv6 プレフィックスのデフォルト設定 表 25-9 に、ネイバー到達可能時間のパラメータのデフォルト設定を示します。 表 25-9 IPv6 プレフィックスのデフォルト パラメータ パラメータ デフォルト prefix lifetime デフォルトのライフタイムは 2592000 秒(30 日間)、 推奨ライフタイムは 604800 秒(7 日間)です。 on-link フラグ このフラグはデフォルトでオンになります。これ は、インターフェイスのアドバタイズでプレフィッ クスが使用されることを意味します。 autoconfig フラグ このフラグはデフォルトでオンになります。これ は、プレフィックスが自動設定に使用されることを 意味します。 Cisco ASA 5500 シリーズ コンフィギュレーション ガイド(CLI を使用) 25-16 OL-18970-01-J 第 25 章 IPv6 近隣探索の設定 ルータ アドバタイズメント メッセージの設定 IPv6 プレフィックスの設定 IPv6 ルータ アドバタイズメントに含める IPv6 プレフィックスを設定するには、次のコマンドを入力し ます。 コマンド 目的 ipv6 nd prefix ipv6-prefix/prefix-length | default [[valid-lifetime preferred-lifetime] | [at valid-date preferred-date] | infinite | no-advertise | off-link | no-autoconfig] IPv6 ルータ アドバタイズメントに含める IPv6 プレフィックスを設定しま 例: hostname (config-if)# ipv6 nd prefix 2001:200:200::/35 1000 900 す。 at valid-date preferred-date のシンタックスは、ライフタイムとプリファ レンスが期限切れになる日付と時刻を示します。プレフィックスは、この 指定された日付と時刻に達するまで有効です。日付は date-valid-expire month-valid-expire hh:mm-valid-expire date-prefer-expire month-prefer-expire hh:mm-prefer-expire の形式で表されます。 default キーワードは、デフォルト値が使用されることを示します。 オプションの infinite キーワードは、有効なライフタイムが期限切れにな らないように指定します。 ipv6-prefix 引数には、IPv6 ネットワーク番号にルータ アドバタイズメン トが含まれることを指定します。この引数は、RFC 2373 に記述されてい る形式にする必要があります。コロン区切りの 16 ビット値を使用して、 アドレスを 16 進数で指定します。 オプションの no-advertise キーワードは、指定したプレフィックスを IPv6 の自動設定に使用しないことをローカル リンク上のホストに示します。 オプションの no-autoconfig キーワードは、指定したプレフィックスを IPv6 の自動設定に使用できないことをローカル リンク上のホストに示し ます。 オプションの off-link キーワードは、指定したプレフィックスをオンリン クの指定に使用しないことを示します。 preferred-lifetime 引数には、指定した IPv6 プレフィックスを推奨するも のとしてアドバタイズする時間を(秒単位で)指定します。有効値の範囲 は 0 ~ 4294967295 秒です。最大値は無限ですが、これは infinite を使用 して指定もできます。デフォルトは 604800(7 日間)です。 prefix-length 引数には IPv6 プレフィックスの長さを指定します。この値 は、アドレスの高次の連続ビットのうち、プレフィックスのネットワーク 部分を構成しているビットの数を示します。プレフィックス長の前にス ラッシュ(/)を使用する必要があります。 valid-lifetime 引数には、指定した IPv6 プレフィックスを有効なものとし てアドバタイズする時間を指定します。有効値の範囲は 0 ~ 4294967295 秒です。最大値は無限ですが、これは infinite を使用して指定もできま す。デフォルトは 2592000(30 日間)です。 例 次の例では、指定したインターフェイス、Gigabitethernet 0/0 で送信されるルータ アドバタイズメント の、有効ライフタイムが 1000 秒、推奨ライフタイムが 900 秒の IPv6 プレフィックス 2001:200::/35 を 示します。 hostname (config)# interface gigabitethernet 0/0 hostname (config-if)# ipv6 nd prefix 2001:200:200::/35 1000 900 Cisco ASA 5500 シリーズ コンフィギュレーション ガイド(CLI を使用) OL-18970-01-J 25-17 第 25 章 IPv6 近隣探索の設定 ルータ アドバタイズメント メッセージの設定 IPv6 プレフィクスの監視 IPv6 ネイバー到達可能時間を監視するには、次のいずれかのタスクを実行します。 コマンド 目的 show ipv6 interface IPv6 向けに設定されたインターフェイスの使用 状況を表示します。「outside」などのインター フェイス名を含めると、指定したインターフェイ スの設定が表示されます。コマンドに名前を含め ないと、IPv6 がイネーブルになっているすべて のインターフェイスの設定が表示されます。コマ ンドの出力では、次の項目が表示されます。 • インターフェイスの名前とステータス • リンクローカルおよびグローバルなユニキャ スト アドレス • インターフェイスが属するマルチキャスト グループ • ICMP リダイレクトおよびエラー メッセージ の設定 • 近隣探索の設定 • コマンドが 0 に設定されているときの実際の 時間 • 使用されている近隣探索の到達可能時間 その他の参考資料 IPv6 ルータ アドバタイズメント メッセージの実装の詳細については、次の項を参照してください。 • 「IPv6 プレフィックスの関連資料」(P.25-18) • 「IPv6 プレフィックスの RFC」(P.25-18) IPv6 プレフィックスの関連資料 関連項目 参照先 ipv6 コマンド 『Cisco Security Appliance Command Reference』 IPv6 プレフィックスの RFC RFC タイトル RFC 2373 には、ルータ アドバタイズメントに IPv6 『RFC 2373—IP Version 6 Addressing Architecture』 ネットワーク アドレス番号を表示する方法に関するす べてのドキュメントが含まれます。コマンド引数 ipv6-prefix はこのネットワーク番号を示します。コロ ン区切りの 16 ビット値を使用して、アドレスを 16 進 数で指定する必要があります。 Cisco ASA 5500 シリーズ コンフィギュレーション ガイド(CLI を使用) 25-18 OL-18970-01-J 第 25 章 IPv6 近隣探索の設定 ルータ アドバタイズメント メッセージの設定 IPv6 プレフィックスの機能履歴 表 25-10 に、この機能のリリース履歴の一覧を示します。 表 25-10 ルータ アドバタイズメントの送信間隔の機能履歴 機能名 リリース 機能情報 ルータ アドバタイズメントの送信間隔 7.0(1) この機能が導入されました。 ipv6 nd prefix コマンドが導入されました。 ルータ アドバタイズメント メッセージの抑止 ルータ アドバタイズメント メッセージは、ルータ送信要求メッセージへの応答として自動的に送信さ れます。セキュリティ アプライアンスで IPv6 プレフィックスを提供する必要がないインターフェイス (外部インターフェイスなど)では、これらのメッセージをディセーブルにできます。 この項では、インターフェイスでの IPv6 ルータ アドバタイズメントの送信を抑止する方法について説 明します。次の項目を取り上げます。 • 「ルータ アドバタイズメント メッセージの抑止のライセンス要件」(P.25-19) • 「ルータ アドバタイズメント メッセージの抑止のガイドラインと制限事項」(P.25-19) • 「ルータ アドバタイズメント メッセージの抑止のデフォルト設定」(P.25-20) • 「ルータ アドバタイズメント メッセージの抑止」(P.25-20) • 「ルータ アドバタイズメント メッセージの監視」(P.25-21) • 「ルータ アドバタイズメント メッセージの抑止の機能履歴」(P.25-21) ルータ アドバタイズメント メッセージの抑止のライセンス要件 次の表に、この機能のライセンス要件を示します。 モデル ライセンス要件 すべてのモデル 基本ライセンス ルータ アドバタイズメント メッセージの抑止のガイドラインと制限事項 この項では、この機能のガイドラインと制限事項について説明します。 • 「コンテキスト モードのガイドライン」(P.25-19) • 「ファイアウォール モードのガイドライン」(P.25-19) • 「その他のガイドラインと制限事項」(P.25-20) コンテキスト モードのガイドライン シングルコンテキスト モードとマルチコンテキスト モードでサポートされています。 ファイアウォール モードのガイドライン ルーテッド ファイアウォール モードでだけサポートされています。トランスペアレント モードはサ ポートされていません。 Cisco ASA 5500 シリーズ コンフィギュレーション ガイド(CLI を使用) OL-18970-01-J 25-19 第 25 章 IPv6 近隣探索の設定 ルータ アドバタイズメント メッセージの設定 その他のガイドラインと制限事項 「router lifetime」の値は、このインターフェイスから送信されるすべての IPv6 ルータ アドバタイズメ ントに含まれます。この値は、このインターフェイスのデフォルト ルータとしてのセキュリティ アプ ライアンスの有効性を示します。 この値をゼロ以外の値に設定すると、セキュリティ アプライアンスをこのインターフェイスのデフォ ルトのルータと見なすことを示します。「router lifetime」の値をゼロ以外の値に設定する場合は、ルー タ アドバタイズメント間隔よりも大きくなければなりません。 ルータ アドバタイズメント メッセージの抑止のデフォルト設定 表 25-11 に、ネイバー到達可能時間のパラメータのデフォルト設定を示します。 表 25-11 ルータ アドバタイズメントの抑止のデフォルト パラメータ パラメータ デフォルト router lifetime デフォルトは 1800 秒です。この値を 0 に設定す ると、セキュリティ アプライアンスをこのイン ターフェイスのデフォルトのルータと見なさない ことを示します。 ルータ アドバタイズメント メッセージの抑止 インターフェイスの IPv6 ルータ アドバタイズメントで「router lifetime」の値を設定するには、次の コマンドを入力します。このコマンドを入力すると、セキュリティ アプライアンスがリンク上では IPv6 ルータではなく、通常の IPv6 ネイバーのように見えるようになります。 コマンド 目的 ipv6 nd ra-lifetime seconds 例: hostname (config-if)# ipv6 nd prefix 2001:200:200::/35 1000 900 「router lifetime」の値を設定します。 seconds 引数には、セキュリティ アプライアンスの有効性をこのインター フェイスのデフォルトのルータとして指定します。有効値の範囲は 0 ~ 9000 秒です。デフォルトは 1800 秒です。0 を入力すると、セキュリティ アプライアンスは指定したインターフェイスのデフォルト ルータと見な されません。 例 次の例では、指定したインターフェイス、Gigabitethernet 0/0 で 1801 秒の IPv6 ルータ アドバタイズ メント ライフタイムを設定します。 hostname (config)# interface gigabitethernet 0/0 hostname (config-if)# ipv6 nd ra-lifetime 1801 Cisco ASA 5500 シリーズ コンフィギュレーション ガイド(CLI を使用) 25-20 OL-18970-01-J 第 25 章 IPv6 近隣探索の設定 スタティック IPv6 ネイバーの設定 ルータ アドバタイズメント メッセージの監視 IPv6 ネイバー到達可能時間を監視するには、次のいずれかのタスクを実行します。 コマンド 目的 show ipv6 interface IPv6 向けに設定されたインターフェイスの使用 状況を表示します。「outside」などのインター フェイス名を含めると、指定したインターフェイ スの設定が表示されます。コマンドに名前を含め ないと、IPv6 がイネーブルになっているすべて のインターフェイスの設定が表示されます。コマ ンドの出力では、次の項目が表示されます。 • インターフェイスの名前とステータス • リンクローカルおよびグローバルなユニキャ スト アドレス • インターフェイスが属するマルチキャスト グループ • ICMP リダイレクトおよびエラー メッセージ の設定 • 近隣探索の設定 • コマンドが 0 に設定されているときの実際の 時間 • 使用されている近隣探索の到達可能時間 ルータ アドバタイズメント メッセージの抑止の機能履歴 表 25-12 に、この機能のリリース履歴の一覧を示します。 表 25-12 ルータ アドバタイズメント メッセージの抑止の機能履歴 機能名 リリース 機能情報 ルータ アドバタイズメント メッセージの抑止 7.0(1) この機能が導入されました。 ipv6 nd ra-lifetime コマンドが導入されました。 スタティック IPv6 ネイバーの設定 この項は、次の内容で構成されています。 • 「スタティック IPv6 ネイバーに関する情報」(P.25-22) • 「スタティック IPv6 ネイバーのライセンス要件」(P.25-22) • 「ガイドラインと制限事項」(P.25-22) • 「デフォルト設定」(P.25-23) • 「スタティック IPv6 ネイバーの設定」(P.25-23) • 「ネイバー送信要求メッセージの監視」(P.25-24) Cisco ASA 5500 シリーズ コンフィギュレーション ガイド(CLI を使用) OL-18970-01-J 25-21 第 25 章 IPv6 近隣探索の設定 スタティック IPv6 ネイバーの設定 • 「スタティック IPv6 ネイバーの設定の機能履歴」(P.25-24) スタティック IPv6 ネイバーに関する情報 ネイバーを手動で IPv6 ネイバー キャッシュに定義できます。指定された IPv6 アドレスのエントリが すでに近隣探索キャッシュにある場合、つまり IPv6 近隣探索プロセスで取得されている場合、そのエ ントリが自動的にスタティック エントリに変換されます。IPv6 近隣探索キャッシュ内のスタティック エントリが近隣探索プロセスによって変更されることはありません。 スタティック IPv6 ネイバーのライセンス要件 次の表に、この機能のライセンス要件を示します。 モデル ライセンス要件 すべてのモデル 基本ライセンス ガイドラインと制限事項 この項では、この機能のガイドラインと制限事項について説明します。 • 「コンテキスト モードのガイドライン」(P.25-22) • 「ファイアウォール モードのガイドライン」(P.25-22) • 「その他のガイドラインと制限事項」(P.25-22) コンテキスト モードのガイドライン シングルコンテキスト モードとマルチコンテキスト モードでサポートされています。 ファイアウォール モードのガイドライン ルーテッド ファイアウォール モードでだけサポートされています。トランスペアレント モードはサ ポートされていません。 その他のガイドラインと制限事項 次のガイドラインと制限事項は、スタティック IPv6 ネイバーの設定に適用されます。 • ipv6 neighbor コマンドは arp コマンドに似ています。指定された IPv6 アドレスのエントリがす でに近隣探索キャッシュにある場合、つまり IPv6 近隣探索プロセスで取得されている場合、その エントリが自動的にスタティック エントリに変換されます。これらのエントリは、copy コマンド を使用して設定を保存するときに設定に保存されます。 • IPv6 近隣探索キャッシュのスタティック エントリを表示するには、show ipv6 neighbor コマンド を使用します。 • clear ipv6 neighbor コマンドにより、スタティック エントリを除く、IPv6 近隣探索キャッシュ内 のすべてのエントリを削除します。no ipv6 neighbor コマンドは、指定したスタティック エント リを近隣探索キャッシュから削除します。このコマンドは、IPv6 近隣探索プロセスから認識され るエントリであるダイナミック エントリはキャッシュから削除しません。no ipv6 enable コマンド を使用してインターフェイスで IPv6 をディセーブルにすると、そのインターフェイスについて設 定されたすべての IPv6 近隣探索キャッシュ エントリが、スタティック エントリを除いて削除され ます(エントリのステートが INCMP [Incomplete] に変化する)。 Cisco ASA 5500 シリーズ コンフィギュレーション ガイド(CLI を使用) 25-22 OL-18970-01-J 第 25 章 IPv6 近隣探索の設定 スタティック IPv6 ネイバーの設定 • IPv6 近隣探索キャッシュ内のスタティック エントリが近隣探索プロセスによって変更されること はありません。 • clear ipv6 neighbor コマンドは、スタティック エントリを IPv6 近隣探索キャッシュから削除しま せん。ダイナミック エントリをクリアするだけです。 デフォルト設定 表 25-13 に、スタティック IPv6 ネイバー パラメータのデフォルト設定を示します。 表 25-13 スタティック IPv6 ネイバーのデフォルト パラメータ パラメータ デフォルト スタティック IPv6 ネイバー スタティック エントリは IPv6 近隣探索キャッ シュでは設定されません。 スタティック IPv6 ネイバーの設定 IPv6 近隣探索キャッシュにスタティック エントリを設定するには、次のコマンドを入力します。 コマンド 目的 ipv6 neighbor ipv6_address if_name mac_address IPv6 近隣探索キャッシュにスタティック エントリを設定します。 例: hostname)config-if)# ipv6 neighbor 3001:1::45A inside 002.7D1A.9472 ipv6_address 引数にはネイバーのリンクローカル IPv6 アドレス、 if_name 引数にはネイバーを使用可能にするためのインターフェイス、 mac_address 引数にはネイバーインターフェイスの MAC アドレスを指定 します。 例 次の例では、IPv6 アドレスが 3001:1::45A、MAC アドレスが 002.7D1a.9472 の内部ホストのスタ ティック エントリを近隣探索キャッシュに追加します。 hostname)config-if)# ipv6 neighbor 3001:1::45A inside 002.7D1A.9472 Cisco ASA 5500 シリーズ コンフィギュレーション ガイド(CLI を使用) OL-18970-01-J 25-23 第 25 章 IPv6 近隣探索の設定 スタティック IPv6 ネイバーの設定 ネイバー送信要求メッセージの監視 IPv6 近隣探索を監視するには、次のタスクを実行します。 コマンド 目的 show ipv6 interface IPv6 向けに設定されたインターフェイスの使用 状況を表示します。「outside」などのインター フェイス名を含めると、指定したインターフェイ スの設定が表示されます。コマンドに名前を含め ないと、IPv6 がイネーブルになっているすべて のインターフェイスの設定が表示されます。コマ ンドの出力では、次の項目が表示されます。 • インターフェイスの名前とステータス • リンクローカルおよびグローバルなユニキャ スト アドレス • インターフェイスが属するマルチキャスト グループ • ICMP リダイレクトおよびエラー メッセージ の設定 • 近隣探索の設定 スタティック IPv6 ネイバーの設定の機能履歴 表 25-14 に、この機能のリリース履歴の一覧を示します。 表 25-14 スタティック IPv6 ネイバーの設定の機能履歴 機能名 リリース 機能情報 スタティック IPv6 ネイバー 7.0(1) この機能が導入されました。 ipv6 neighbor コマンドが導入されました。 Cisco ASA 5500 シリーズ コンフィギュレーション ガイド(CLI を使用) 25-24 OL-18970-01-J
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