データ シート Cisco Intelligent Automation for Cloud Starter Edition 一般的に、クラウド コンピューティングへの移行の道のりは、非常に長い「旅路」になる ものです。IT 組織にとってこの新しい運用パラダイムへの移行は、一晩でなし得るもの ではありません。多くの IT 部門が、クラウド コンピューティングへの移行をどのように 開始・実現するかについて奮闘されていると思います。また、多くの IT 部門では、短期 間で結果を出さなければいけないという責務も背負っています。Cisco® Intelligent Automation for Cloud Starter Edition は、そのような重責を担う IT 部門の皆様の要 件を満たすよう設計されています。 Infrastructure as a Service(IaaS)の初めての導入、または、一度チャレンジした後、改めての再導入の場合のい ずれであっても、この Starter Edition は、IT 部門の「導入実現の過程」を短縮させ、プライベート クラウドの素早い 実装を成功させられるように設計されています。ユニファイド データセンター プラットフォームの一環として、この統 ™ ® 合管理ソリューションは、Cisco Unified Computing System (Cisco UCS )、それ以外のシスコ製品、サービス、 パートナー テクノロジー ソリューションとも関係があります。 Starter Edition を使用することで、仮想マシンや物理的な Cisco UCS ブレード サーバの自動セルフサービス プロ ビジョニングを活用できるようになります。さらに次第に規模を拡大することができ、新しいクラウド サービスの構成 やサードパーティ システムとも統合することができます。また、Cisco Intelligent Automation for Cloud ソフトウェア ソリューションのもつすべての機能を活用するためのアップグレード パスも用意されています。つまり、プライベート クラウドの実現・導入とシステムの拡張、さらに、ハイブリッド クラウド モデルへの移行をも進めていくことができるの です。 Starter Edition は、仮想インフラストラクチャと物理インフラストラクチャの両方に対する自動化、オーケストレーショ ン、ライフサイクル管理などの機能を備えたセルフサービス ポータルによる、シンプルな IaaS プロビジョニングに重 点を置いています。この“シンプルさ”は、クラウドへの移行が素早くでき、高い俊敏性が得られることを意味します。 一度導入すれば、サーバのエンドツーエンド プロビジョニングの時間を、数日・数週間からわずか数分に短縮できま す。 Starter Edition は、クラウド サービスへの移行におけるリスクを低減します。導入の初日から、管理性に優れた運 用を開始し、俊敏性と業務効率を改善できます。また、シスコとの協業によって、クラウド戦略の長期的な目標を達 成できます。 製品の概要 Cisco Intelligent Automation for Cloud Starter Edition は、Cisco UCS 上で動作する基本的な仮想および物理的 な Compute-as-a-Service を提供可能にする、プライベート クラウド ソフトウェア ソリューションです。 All contents are Copyright © 1992–2012 Cisco Systems, Inc. All rights reserved. This document is Cisco Public Information. Page 1 of 6 Starter Edition を使用すると、サービス要求プロセスを自動化し、プロビジョニング(リソース構成提供)をオーケスト レーション(統合的に実施)し、コンピューティング リソースをライフサイクルに合わせて、利用開始から終了まで管 理できるようになります。ソフトウェアには、あらかじめ構築済みのサービス コンテンツ、ワークフロー、Cisco UCS 環境と VMware 環境をサポートする統合モジュールが含まれており、クラウドの実装がすぐに実行できるようになっ ています。 このソリューションを使用することで、Web ベースのセルフサービス インターフェイスと、さまざまなインフラストラク チャ サービスのオプションをユーザに提供できるようになります。ユーザは、物理・仮想環境を問わず、また OS 環 境の違い(Windows か Linux かなど)を気にせずに、サーバに要求を送信できるようになります。次のステップは サービス配信の自動化です。要求されたリソースのプロビジョニングと構成のオーケストレーションが含まれます。 ユーザと IT 管理者はそれぞれ、各要求と処理に対する状況を可視化できるようになります。各要求について、リ ソースの利用開始の段階から、最終的な使用終了までの使用状況をトラッキングできるようになります。また管理コ ンソールによって、継続的な運用とリソース容量割り当ての管理ができるようになり、リソース再利用を加速させダイ ナミックな制御機能を得ることができるようになります。なお、リソース割り当てに制限はありません。 Starter Edition は、すべて事前設計済みのビジネス用自動化パッケージで、次のようなソフトウェア モジュールを基 盤として構成されています。 ● Cisco Cloud Portal:ユーザに対してカスタマイズと要件設定可能な機能によりセルフサービス ポータル、IT サービスの要求およびプロビジョニングを実現する、統合されたユーザに対する受付窓口(ストアフロント)を 提供できます。このポータルは、ユーザ インターフェイス、サービス カタログ、仮想と物理両方のサーバ コン ピューティング リソースの要求と処理・利用のトラッキングを実現するライフサイクル管理機能を提供します。 ● Cisco Process Orchestrator:一連の処理の自動化とオーケストレーションのエンジンです。要求を満たす ために、ワークフローとプロビジョニングを調整します。仮想マシンや物理サーバのベア メタルいずれのプロ ビジョニングかに関わらず、このエンジンは要求されたコンピューティング リソースを構成します。ユーザの 選択に基づき、適切なオペレーティング システムでサーバがブートされます。 Cisco UCS のサービス プロファイルとシステム内のネットワーキング機能を使用することによって、コンピューティン グ構成が事前定義された動作環境テンプレートに基づいて設定され、その結果、サーバは毎回正しくかつ一貫性を 持ってプロビジョニングされます。セルフサービス式のポータルから要求 IT ポリシーを適用できるようになり、自動 化された一貫性のあるプロビジョニングの実現を提供できるようになります。 機能と利点 Starter Edition には、コンピューティング リソース全体の自動化に必須の機能が備わっています。また、IT 組織に とって初期導入時のプライベート クラウド環境に必要な、事前設計された自動化ワークフローとコンテンツも用意さ れています。この機能によって、ビジネスの俊敏性と効率性を大きく向上させるオンデマンドの IaaS を、ほんの数 分で提供できるようになります。 統合されたセルフサービスのポータル 使いやすい IaaS サービス受付窓口(ストアフロント):ユーザが直接利用するフロントとなるインターフェイスを使用 して、簡単にサービス要求および要求処理の管理ができます。このインターフェイスにより、ユーザはインフラストラ クチャ オプションを選択できるシンプルなカタログにアクセスできます。OS として Windows または Linux が導入さ れている仮想マシン(VM)または物理サーバを要求することもできます。同じネットワーク上で仮想リソースと物理リ ソースを組み合わせることもできます。たとえば、仮想マシン上のアプリケーション サーバと、物理サーバに搭載さ れているデータベースの組み合わせなどです。 IT サービスをリクエストするためのシンプルで統合されたポータルによって、広範なユーザ利用・普及が促進されま す。一貫性があり、迅速で容易なリクエストのオーダー/トラッキング/管理方法を提供することにより、快適なユーザ エクスペリエンスが創出されるからです。図 1 は、ユーザがサービスの選択とリクエストを実行できるカタログ イン ターフェイスです。 All contents are Copyright © 1992–2012 Cisco Systems, Inc. All rights reserved. This document is Cisco Public Information. Page 2 of 6 図1 ユーザはポータル画面から、事前に定義されたカテゴリとオプションからサービスの要求が可能 サブスクリプションとライフサイクル管理:ユーザはポータルを使用して、クラウド サーバ上の情報をトラッキングす ること、およびサービスのリースを延長したり、サーバの使用をやめることもできます。また、電源のオン/オフやその サイクル、仮想マシンのスナップショットの作成や、スナップショットによりもとに戻すこと、利用する CPU や メモリの 構成変更など、リソースのライフサイクルを管理できます。 自動化されたサービスの配信:サービス要求がシステムに届くと、オーケストレーションされたソフトウェアが自動的 に、要求された Windows または Linux 環境のリソースをプロビジョニングします。プロビジョニング手順は、事前定 義のワークフローを使用することで毎回一貫性をもって実行され、さらに、エンドツーエンドのサービス提供時間は 数週間から、数分間に短縮できるようになります。 統合されたクラウド管理 統合された管理:IT 管理者は、仮想マシンのサイズやリース期間などのユーザ要求に対する提供基準を管理でき ます。また、IT 組織、ユーザ、カタログのサービス、ユーザ利用枠の制限、特定のサービスへのユーザのアクセス、 サービスのリースを管理することもできます。組織に対してサービス提供にある、なし、として指定することも可能で す。その組織が利用できるネットワークおよびリソース プールの割り当てなど、組織レベルのプロパティを設定・変 更できます。 柔軟なリソース管理:管理者は、仮想マシン テンプレートや物理ブレード サーバなどの、利用可能なリソースを登録 することができます。また、管理者はブレードの状態を変更することによって、仮想リソース プールと物理リソース プールの間でリソースを再利用することもできます。この機能は、利用可能なリソースの有効活用をサポートし、シ ステム容量管理を改善します。ブレードの再利用を素早く行う機能は、Cisco UCS Manager との緊密な連携によっ て実現可能になります。 All contents are Copyright © 1992–2012 Cisco Systems, Inc. All rights reserved. This document is Cisco Public Information. Page 3 of 6 容量管理のポートレット:ポータルには、UCS と各 vCenter クラスタのインフラストラクチャ容量および使用率のメト リックをトラッキングするポートレットが付属しています。管理者は容量使用率を監視して、ブレードを容易に追加し たり構成したりできます。これによって、容量管理がより効率的になり、リソースが適切に割り当てられるようになり ます。 障害検出およびエラー リカバリ:インフラストラクチャの障害検出および通知機能は、プロビジョニング エラーからの リカバリを目的としたインタラクティブなナレッジ ベースとともに使用することで、プライベート クラウドをスムーズに 稼働し続けることができます。このようなシステムによって、ユーザと IT 管理者は各要求のステータスを知ることが できるようになります。また管理者は、どのような問題にも事前に対処できるようになります。このようなサービス継 続性により、業務の効率化の促進と、ユーザ エクスペリエンスの向上が実現します。 E メール通知:管理者には、プロビジョニング処理中にシステムが検出したすべての問題が通知されます。要求の 処理時、要求がプロビジョニングされた後、サーバのリース終了期限が迫っている場合、リース期限終了のために サーバが自動的に利用不可になった場合、修正できないエラーが検出された場合、要求を履行できない場合など に、ユーザに E メールにより通知されます。 ソリューションの設計 Starter Edition は、1 つのネットワーク ゾーンに対し、複数の組織ユニット(各組織ユニットごとに VLAN が分離さ れている)をサポートする機能を持った、シングルテナント ソリューションです。 最大 160 台のブレードを統合・使用できる UCS ドメイン内で、最大で 1 つの VMware vCenter と 1 つの Cisco UCS Manager のインスタンスがサポートされます。システムに 1000 名まで登録ユーザを定義することができ、 200 名の同時ユーザと、最大 10,000 の同時サービス アイテムのサポートが可能です。この数は、VMware vCenter の上限と同数です。 ユーザは要求する物理サーバまたは仮想サーバについて、サーバ名、管理パスワード、ネットワーク、リース終了 日を選択することができます。サービスの機能と範囲は、テンプレートを使用することで管理と標準化が可能です。 ユーザは、3 種類のサーバ サイズから 1 つを選択するテンプレートと、OS について Windows と Linux のいずれ かを選択するテンプレートを使用して仮想マシンを作成します。ユーザは、Windows プロファイルまたは Linux プロ ファイルと、Cisco UCS サービス プロファイルを選択するテンプレートを使用して、物理サーバ設定を定義します。 仮想マシンは組織のリソース プールに展開されます。物理サーバはローカルのブート ドライブにプロビジョニングさ れます。 ネットワークとストレージは、すべてあらかじめ個別にプロビジョニングされています。自動ワークフローのなかで対 応・処理するわけではありません。このため、Starter Edition の管理者は、ユーザの展開ネットワークを登録/削除 することや、仮想データストアを組織に割り当てること、およびシンプルな IP アドレス管理に注力できます。仮想マ シンのストレージは、動的に作成された OS ブート vDisk を使用します。一方ブレード物理サーバのストレージは、 ローカルの OS ブート ディスクとネットワーク接続ストレージ(NAS)を使用します。 拡張可能かつアップグレードに対応 Starter Edition は柔軟性が高く、各種設定が可能で、拡張性も高いソフトウェアです。このソフトウェアは、本格的な クラウドへの道のりを短縮するためのロードマップとアップグレード パスを提供します。新しいサービスやワークフ ローを追加することができ、マルチテナント環境への拡張、追加のハイパーバイザのサポート、他のサーバ インフラ ストラクチャのサポート、およびネットワークとストレージの自動化されたプロビジョニングへの対処など、すべてが可 能になります。このソリューションによって、シンプルなプライベート クラウドによる基本的な IaaS から、エンドツーエ ンドのアプリケーション スタック全体のプロビジョニングへと移行する自由度を手に入れることができます。また、外 部のクラウド サービスのプロビジョニングも行うハイブリッドなクラウドに進化することも可能です。 個別の要件に基づいて、カスタマイゼーション サービスを利用して機能を追加することも可能です。また、エンター プライズクラスの Cisco Intelligent Automation for Cloud ソリューションにアップグレードすることも可能です。IT 組 織でさまざまな機能追加の必要があり、またその作業がどのようなペースで行われても、シスコまたはパートナーの All contents are Copyright © 1992–2012 Cisco Systems, Inc. All rights reserved. This document is Cisco Public Information. Page 4 of 6 クラウド プロフェッショナルから、クラウドへの道のりをサポートするためのガイダンス、計画、実装サービスを提供し ます。 導入 本ソフトウェア ソリューションのご購入にあたって、プロフェッショナル サービスや導入のニーズについて、ご相談を お受けいたします。お客様の目的に応じて、基本的なトレーニングや実装サービスを提供することが可能です。また、 方向付け、計画、検証の準備、実装を含む全体的な実装サービスをご依頼いただくことも可能です。どちらの場合で も、シスコまたはパートナーから専門家を派遣し、御社とともに作業を行い、ソリューションのインストールや展開を サポートし、Cisco UCS の導入や、既存の IT インフラストラクチャ環境の補完をお手伝いいたします。 現在(2012 年 10 月時点)、Cisco Intelligent Automation for Cloud Starter Edition は、次のプラットフォーム バージョンをサポートしています。Cisco Intelligent Automation for Cloud Starter Edition にはこれらの製品は同 梱されていませんので、お客様のほうで別途ご用意いただく必要があります。 ● ハイパーバイザ:VMware ESXi、vCenter、vSphere 4.1、5.0 ● Cisco UCS Manager:リリース 1.4、2.0 ● Cisco UCS ブレード モデル:B200、B230、B250、B440 ● システム データベース(すべてのコンポーネント):MS SQL Server 2008 R2、Oracle 11g R2 ● ブラウザ(すべてのコンポーネント):Internet Explorer 8 または 9、Firefox 3.5 以降 関連情報 ● Starter Edition の詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/starteredition/ を参照してください。 ● Cisco Intelligent Automation for Cloud ソリューションの詳細については、 http://www.cisco.com/jp/go/iacloud/ を参照してください。 . All contents are Copyright © 1992–2012 Cisco Systems, Inc. All rights reserved. This document is Cisco Public Information. Page 5 of 6 ©2012 Cisco Systems, Inc. All rights reserved. Cisco、Cisco Systems、およびCisco Systemsロゴは、Cisco Systems, Inc.またはその関連会社の米国およびその他の一定の国における登録商標または商標です。 本書類またはウェブサイトに掲載されているその他の商標はそれぞれの権利者の財産です。 「パートナー」または「partner」という用語の使用はCiscoと他社との間のパートナーシップ関係を意味するものではありません。(0809R) この資料に記載された仕様は予告なく変更する場合があります。 お問い合わせ先 シスコシステムズ合同会社 C78-704424-00JA 12.11 〒107-6227 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー http://www.cisco.com/jp お問い合わせ先:シスコ コンタクトセンター 0120-092-255(フリーコール、携帯・PHS含む) 電話受付時間 : 平日10:00~12:00、13:00~17:00 http://www.cisco.com/jp/go/contactcenter/
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