ホワイト ペーパー ユニファイド コミュニケーション ソリューションの評価 ユニファイド コミュニケーション - シスコとマイクロソフトの比較 概要 多くの企業が、ユニファイド コミュニケーションは生産性の大幅な向上と高い投資効果をもたらすと 考えています。この利点を十分に享受するため、基本的な VoIP(Voice over IP)機能だけではな い本格的なユニファイド コミュニケーション ソリューションに注目が集まっています。生産性アプリ ケーションにはますます多くのコミュニケーション機能やコラボレーション機能が搭載されるように なってきており、また、ユーザのモバイル利用が高まるにつれ、どこにいても高度な機能が使用で きることが求められるようになってきています。ただし、エンド ユーザにとっても、ソリューションを実 装しサポートする必要のある IT 部門にとっても、ユニファイド コミュニケーションのソリューションで あればどれでも同じというわけではありません。マイクロソフトのユニファイド コミュニケーションおよ び最近発表された Communications Server "14"(Wave 14)は、ソフトウェアだけで実現するコ ミュニケーション戦略によってコストを削減し、より豊富な機能を提供するとして、関心を呼んでいま す。また同社では、Communications Server 14 は、企業が即時導入できるテレフォニー ソリュー ションであるとも述べています。このような関心の引き方は、一見すると訴求力がありますが、ソ リューションが十分に成熟したものでなければ、機能が不足し、多くのビジネス展開で信頼性を欠 き、期待されるコスト削減も実現しない恐れがあります。本資料では、Microsoft Communications Server 14 について提供されている情報を参考にしながら、マイクロソフトのユニファイド コミュニ ケーションとシスコ ユニファイド コミュニケーション ソリューションをいくつかの重要分野で比較しま す。 シスコのユニファイド コミュニケーションとマイクロソフトのユニファイド コミュニケーション の比較 価値の高いユニファイド コミュニケーション ソリューションとするためには、企業のテレフォニーやユ ニファイド メッセージング、マルチメディア会議、エンタープライズ インスタント メッセージング(IM) など、堅牢で機能の豊富なコミュニケーション サービスが、さまざまなクライアントやエンドポイント から利用可能な形で提供されている必要があります。ユニファイド コミュニケーションのこの全体像 を念頭に置いて考察すると、シスコとマイクロソフトのソリューションには、10 項目の重要な相違点 があると考えられます。 1. ユニファイド コミュニケーション機能の成熟度:マイクロソフトが提供するユニファイド コミュニ ケーションには、テレフォニー、会議、メッセージング、ビデオ通信のどれを見ても未成熟な点 が見受けられます。たとえば、強制アカウント コードやクライアント識別コードなど、コール アク セスや課金を管理するための基本的なテレフォニー機能がありません。マイクロソフトのユニ ファイド メッセージング製品には、メッセージのリコール、廃棄呼の復元、カスタム キーパッド マッピングなど、エンド ユーザ向けの基本的な機能もありません。カンファレンス機能では、マ イクロソフトは、会議、トレーニング、サポート、イベント用の幅広いアプリケーションを提供して いません。それどころか、Wave 14 の新しいクライアントでは、現在のクライアントより会議機 能が少なくなり、その時々で異なる Web 会議クライアントを使用する必要があります。ビデオ 通信では、マイクロソフトは H.264 をサポートしておらず、Wave 14 にはトランスコーディング 機能もレート マッチングの機能もありません。このため、相互運用性が制限されるとともに、サ ポートされているプロトコルのうち、最もレベルの低い共通の組み合わせに調整されるため、 ビデオとオーディオの品質は低下します。 All contents are Copyright © 1992–2010 Cisco Systems, Inc. All rights reserved. This document is Cisco Public Information. Page 1 of 7 ホワイト ペーパー それとは対照的に、シスコの音声、ビデオ、およびコラボレーション機能は、この 12 年間にわ たって継続した開発が続けられ、改良が重ねられています。豊富な機能と高度で多種多様な メディア エンドポイントを利用でき、高機能な時分割多重化(TDM)方式のシステムから、高機 能な IP ベースのユニファイド コミュニケーションへとユーザが円滑に移行できるように支援し ます。さらに、シスコのユニファイド メッセージングおよび会議ソリューションは、音声メッセージ を直接 Microsoft Outlook クライアントから作成して送信したり、Web 会議で Mac や Linux ベースのコンピュータからのコンテンツを共有したりといった、業界最先端の機能も搭載してい ます。シスコの会議製品を使用すれば、オン・デマンドの Cisco WebEx™ でも、自営型(オ ン・プレミス)の Web 会議でも、一貫性があり、スケーラブルで豊富な機能を利用できる Web 会議を体験できます。ビデオ コラボレーションが必須の時代になるに伴い、参加者全員が最 高の効果を得るためには、他のエンドポイントの機能に影響を受けることなく、各参加グルー プが最高品質を体験できることが極めて重要になっています。このため、シスコのビデオ コラ ボレーション ソリューションでは、同一コール内で使用されているエンドポイントの解像度が異 なる場合でも(例えば標準解像度と高解像度)、最高で 1080p のビデオ解像度で複数のサイ トの画像を組み合わせて同時に表示することが可能になっています(Continuous Presence: 連続的参加者表示)。テレフォニー、メッセージング、会議、およびビデオ コラボレーションにわ たる豊富な機能によって、シスコのソリューションはさまざまなコミュニケーションのニーズと使 用環境に対応し、より優れたユーザ エクスペリエンスを実現しています。 2. 相互運用性に対する取り組み:マイクロソフトは以前から、ユニファイド コミュニケーションの業 界標準に準拠していません。当初、Microsoft Live Communications Server の大部分は業 界標準に基づいていましたが、長年にわたり、多くの項目が標準とは異なってきています。 ● ビデオ:Microsoft Office Communicator(MOC)および Microsoft Office Communications Server(OCS)は、広く採用されている標準準拠の H.264 ビデオを採用せず、独自のビデ オ コーデックを使用しています。MOC と標準準拠のビデオ ソリューションとを相互運用す るには、サードパーティ製ゲートウェイと MCU を導入する必要があるため、コストが大幅に 増加したり、遅延、品質の低下、MOC クライアントの H.263 ビデオへのダウングレードにつ ながり、結果として、コスト増や品質の低下を招いたり、ユーザ エクスペリエンスが損なわれ たりすることがあります。OCS のビデオ会議サーバは独自のプロトコルしかサポートしてお らず、標準準拠のビデオ エンドポイントとは併用できません。 ● 音声およびボイスメール: マイクロソフトは独自のコーデックを使用しているため、互換性の 問題でこれまでのエンドポイントへの投資が無駄になる恐れがあります。マイクロソフトのユ ニファイド メッセージングは、他のボイスメール システムとの相互運用性がありません。つ まり、マイクロソフトと他社製のボイスメール システム間では、メッセージのやりとりが行えま せん。 標準への取り組みとして、シスコではテレフォニーおよびビデオ ソリューション全体にわたり、 業界標準のプロトコルおよびコーデック(Session Initiation Protocol(SIP)、G.711、G.722、 G.729、H.264、および H.323)をサポートしてきています。この取り組みの成果は、メッセージ ングにおける、他社製のボイスメール ソリューションや業界トップの E メール環境との相互運 用性で発揮されています。ビデオの分野でも、複数のビデオおよびオーディオ圧縮の標準や、 コーデック、プロトコル、トランスコーディングやレートマッチングをサポートすることにより、シス コ製品と主要なビデオ ベンダー環境との間で幅広い接続性を実現しています。特定のビジネ ス環境へのカスタマイズについては、シスコでは、サードパーティの開発者向けに、標準に準 拠した豊富なプログラミング インターフェイス(API)を用意しています。Cisco Developer Network を通じ、開発者には、シスコと互換性のある製品を開発、テスト、販売するために必 要な基礎的なツールおよびリソースが提供されます。 3. 堅牢で拡張性のあるプレゼンス アーキテクチャおよびインスタント メッセージング:コラボレー ションしようとしている相手の対応可否状況や最適なコミュニケーション手段をすばやく確認で All contents are Copyright © 1992–2010 Cisco Systems, Inc. All rights reserved. This document is Cisco Public Information. Page 2 of 7 ホワイト ペーパー きるプレゼンス機能はなくてはならないものになっています。プレゼンス アーキテクチャの主要 な標準である XMPP は、XML に基づいたオープンなプロトコルであり、ほぼリアルタイムのイ ンスタント メッセージングおよびプレゼンス確認を可能にします。分散し、移動の多いチーム メ ンバーと、日頃からファイアウォールを超えて多くのビジネスコミュニケーションを行うために、 XMPP には組織間の簡潔なプレゼンス連携を提供しています。マイクロソフトは、SIP/SIP for Instant Messaging and Presence Leveraging Extensions(SIP/SIMPLE)を独自のプロトコ ルに変えて使用しているため、そのままでは XMPP に対応せず、別個にゲートウェイが必要 です。このアーキテクチャでは、OCS との XMPP 連携のみサポートしています。Web 対応ア プリケーションすべてにプレゼンス情報を提供するという XMPP の展望は、このマイクロソフト のアプローチではサポートされていません。シスコのアプローチでは、開発者は XMPP を使 用して、ユーザのデスクトップに重いクライアントを置く必要なく、IM およびプレゼンスを Web アプリケーションに統合することが可能ですが、マイクロソフトでは次のいずれかの方法をとら ないと統合できません。 ● ユーザのデスクトップに Microsoft Communicator を実装 ● サードパーティに Silverlight 開発作業を委託 ● ブラウザと OCS/MOC 間に設置したサードパーティ製の Web ゲートウェイを使用 その上、ユーザが OCS クライアントにログインしていない限り、ユーザのプレゼンスはオフラ インとなります。このアプローチでは、クライアントの対応可否状態を反映するだけで、ユーザ の電話や Microsoft Exchange 予定表に格納されたスケジュールなど、他のプレゼンス ソー スの状況が反映されないため、プレゼンス認識の価値が制限されます。 シスコでは、ネイティブの SIP/SIMPLE および XMPP の両方を組み込んだ、業界唯一のデュ アルプロトコルのプレゼンス プラットフォームを用意しています。このプラットフォームのアーキ テクチャは柔軟で、どちらかの標準をサポートするエンドポイント全体の対応可否情報を同時 に集約して配信します。サードパーティ製の XMPP クライアントは、サーバに直接登録し、プ レゼンスとインスタント メッセージを交換することが可能です。シスコのアーキテクチャによるア プローチはネットワーク ベースのため、プレゼンスは常に有効であり、相手がシスコのプレゼ ンス クライアントにログインしていなくても、デスクの電話や携帯で通話中か、Microsoft Exchange 予定表にスケジュールの入っている会議中かなどを知ることが可能です。また、シ スコでは、ポイントツーポイントおよびグループ チャット、オフライン チャット、IM ロギングおよ びコンプライアンス オプション、それに常設チャットなどの豊富なインスタント メッセージング機 能も用意しています。これらの機能は、同一のクライアントおよびサーバ ソリューションに包括 されているという点で、マイクロソフト製品のように常設チャット用のクライアントおよびサーバ を別途必要とするものとは異なります。シスコのプレゼンス ソリューションは、DMZ に追加 サ ー バ を 設 置 す る 必 要 な く 、 Microsoft Office Communicator 、 IBM Sametime 、 お よ び Google Talk と相互運用が可能であり、コストを削減し、運用の複雑さを軽減します。 4. 導入および運用の容易さ:新規導入か、既存の IM 環境への追加導入であるかに関わらず、 マイクロソフトの音声、ビデオ、Web コラボレーション製品を追加するには、独自のコーディン グをサポートして他の既存の音声およびビデオ投資と共存するために、複雑な分散サーバ アーキテクチャが必要となります。OCS の音声機能を導入するには、マイクロソフトの音声機 能にフラッシュ カット(段階的にではなく、一度に移行)する計画でない限り、デュアルの呼制 御インフラストラクチャを導入する必要があります(フラッシュ カットで移行すると、音声機能と いうミッション クリティカルなビジネス機能のリスクが大幅に増加します)。組織のユニファイド コミュニケーション インフラストラクチャにとって、デュアルの呼制御インフラストラクチャはかな りのコスト増となり、管理のオーバーヘッドと複雑さが増加します。 シスコのアーキテクチャでは、一体化されないオーバーラップ呼制御プラットフォームを導入せ ず、代わりに、ネットワークをユニファイド コミュニケーション サービス提供のプラットフォーム All contents are Copyright © 1992–2010 Cisco Systems, Inc. All rights reserved. This document is Cisco Public Information. Page 3 of 7 ホワイト ペーパー として使用し、既存の音声システムと統合して管理を簡素化し、アップグレードを実行するとい うアプローチを取ります。ユニファイド コミュニケーション機能を追加しても、ネットワーク アー キテクチャそのものに変更はありません。シスコのユニファイド コミュニケーション ソリューショ ンでは、ネットワーク自体に組み込まれたサービスを生かし、お客様に全体的な作業効率の 良さを体感していただけるようにしています。 5. セキュリティ:マイクロソフトの製品は同種のサーバや PC の環境を基盤としているため、組織 内にある他の Windows ベースのシステムで問題を起こすセキュリティの脆弱性が、ミッション クリティカルな音声サービスやコラボレーション サービスを提供するシステムにも影響を及ぼ します。SQLSlammer や CodeRed などの広く流布しているウイルスは、一部の組織に大規 模な損害をもたらしましたが、同様に音声システムをダウンさせ、音声コールや E911 サービ スを無効にする潜在的な危険性もあります。そしてマイクロソフトは、ブランチ オフィスのアプ ライアンスの耐障害性の強化にサードパーティ ベンダー製品を使用するアプローチを取って いるため、マイクロソフトによって提供される OCS ソフトウェアまたはサードパーティ ベンダー によって提供されるアプライアンス ソフトウェア、あるいはその両方の組み合わせに存在する セキュリティの脆弱性が悪意のあるユーザに標的にされることが考えられ、セキュアな導入を 目指すチームにとって、重大な運用上の問題となる危険性を潜在的に秘めています。 それとは対照的に、シスコでは、セキュリティおよびパッチ管理の問題に関し、ブランチ オフィ スの耐障害性まで含め、ネットワークおよびテレフォニー システム全体を包括するアプローチ を取っています。シスコのエンドツーエンド セキュリティ テクノロジーでは、サービス拒否攻撃 という想定される最悪の事態でも、通話を保証します。セキュリティ強化されたシスコのソ リューションは、Windows ベースのセキュリティの脆弱性の影響を受ける均一なコンピュータ システムとは異なる立場を取ります。そのため、ワーム攻撃を受けるという不運に見舞われて も、シスコのネットワークおよびシスコのユニファイド コミュニケーション ソリューションは、オン ライン状態を保ち続ける可能性が高くなります。 6. コンタクト センター:マイクロソフトは自身のコンタクト センターを用意せず、この重要なソ リューションをパートナーからの提供に依存しています。この状況から、マイクロソフトのお客 様は、コンタクト センターに関するさまざまな潜在的問題にさらされています。その中には、他 のユニファイド コミュニケーション資産との相互運用性を欠く恐れや、機能の欠如または低 下、管理方法やユーザ インターフェイスが異なるシステムが混在するなどの問題です。この状 況は、複雑なコール フローがダウンしたとき、誰を呼べばいいかがわかりにくいため、サポー トが複雑になるという結果にもつながります。 これとは対照的に、シスコでは、自社の他のユニファイド コミュニケーション ソリューションと緊 密に統合されたセルフサービス(Interactive Voice Response(IVR:自動音声応答))製品と コンタクト センターを用意しており、シスコ コンタクト センターのユーザは、ユニファイド コミュ ニケーション機能に透過的に相互アクセスができます。たとえば、シスコの IVR および Voice Portal ソリューションは、Cisco TelePresence™ ソリューションに統合され、セルフサービス セッションを高解像度ビデオ支援サービスに透過的に移行できます。シスコのコンタクト セン ターおよびユニファイド コミュニケーション ソリューションは、共通の、セキュアなフレームワー ク上に構築されているため、エンドユーザや運用担当者は一貫性のある使い勝手で、共通の 管理ツールおよびインターフェイスを使用することができます。 7. ハイ アベイラビリティ:音声はミッション クリティカルな機能であり、信頼性が低く断続すること のある音声サービスや低品質の音声サービスでは円滑に業務を行うことはできません。支社 を持つ企業では、高品質でハイ アベイラビリティの音声サービスを確実に実現することはさら に複雑になります。コストと管理面の利点から、ユニファイド コミュニケーション ソリューション は本社で集中管理されることが多いからです。この問題を解決するために、マイクロソフトでは CS14 Survivable Branch Appliance(SBA)を導入しています。しかし、SBA は支社にもう 1 台の管理用サーバを設置するため、Microsoft OCS 2007 R2 とほとんど同じアプローチで All contents are Copyright © 1992–2010 Cisco Systems, Inc. All rights reserved. This document is Cisco Public Information. Page 4 of 7 ホワイト ペーパー す。実際、「サバイバブル・ブランチ・アプライアンス」には、支社にもう 1 台の Windows サー バが必要であるという事実が隠されており、CS14 SBA は実は少しも「アプライアンス」である とは言えません。支社に設置するサーバの数が増えるということは、支社の数に正比例して複 雑さが増すということであり、総所有コスト(TCO)も増加します。CS14 SBA では、一連の重 複した、複雑な並列ネットワークの構築を推奨していますが、これは運用のオーバーヘッドを 増加させ、障害分離のポイントを増加させ、TCO を増加させます。 シスコのユニファイド コミュニケーション ソリューションは、高品質と信頼性を念頭に置き、内 蔵された冗長性、自動フェールオーバー、およびリモート サイトの耐障害性機能を備えた設計 が行われています。WAN リンクがエラーになった場合でも、リモート サイトは引き続き機能し ます。これは、Cisco Unified Communications Manager とローカル ゲートウェイ間で通信を 行っており、冗長 WAN リンクを必要としないからです。マイクロソフトでも、この機能を宣伝し ていますが、マイクロソフトのソリューションでは追加のアプライアンスが必要で、それに伴って 関連コストが必要になり、複雑さが増加します。 対照的に、ブランチ オフィスに設置した業界最先端のシスコ製ブランチ オフィス用ルータを、 耐障害性の向上、会議、公衆電話交換網(PSTN)のゲートウェイ アクセスに活用すれば、 データ通信とテレフォニーが 1 つに統合されたネットワークをサポートできるため、TCO を削 減することができます。 8. 革新的なモバイル デバイス サポート:今日のビジネスでは、必要とするさまざまな情報や サービスに対し、社員が、必要なときに多様なモバイル端末で接続できる必要があります。ビ ジネスでのモバイル端末に対する依存度が高まるにつれ、IT 部門では、コストの制御、コンプ ライアンス、および管理の要件を考慮しながら、モバイルに関する需要に応えていく必要があ ります。現在マイクロソフトでは、これらの要件のすべてを満たすことはできていません。特 に、iPhone や iPad などの最新のデバイスには対応できていませんが、これらを使用するエ グゼクティブやシニア マネジメントの数は次第に増加しています。マイクロソフトの Wave 14 では、こういった問題のいくつかを解決していますが、シスコのモバイル デバイス対応機能の 方がより成熟度が高く、徹底しています。 基本機能として、シスコでは Apple iPhone のほか、Nokia、RIM、Windows Mobile でプレゼ ンス、IM、クリック ツー コール(クリックするだけで電話を発信)、その他の高度な機能をサ ポートしています。一例として、IT 管理費軽減のため、シスコでは Dial-via-Office(オフィス経 由のダイヤル)を用意してモバイル コールをインテリジェントにルーティングし、市外通話や国 際電話のコストを削減します。屋内でのコスト削減と通話品質の向上を促進するため、iPhone および Nokia デバイスの IP soft-phone 機能を使用することにより、VPN を使用して企業の Wi-Fi ネットワークや Wi-Fi ホットスポットを通じて受発信を行うことができます。シングル ナン バー リーチを使用してコンプライアンスに対応することもできます。1 つの業務用電話番号を 公開し、ボイスメールを使用できると同時に、携帯電話や自宅の電話番号を公開しなくても社 員の代替デバイスに連絡を取ることができます。これらの基本機能を大幅に拡張し、シスコで は現在、ビジュアル ボイスメール、透過的なコール ハンドオフ(デスクの電話機と携帯電話間 の通話の相互転送)を提供し、さらに iPhone、iPad、RIM 端末向けの Web 会議機能により モバイル ユーザがアプリケーション及びプレゼンテーション共有をライブで見ることができま す。そして、先日発表された新製品の Cisco Cius™ ビジネス タブレットは、モバイル コラボ レーションに対するシスコのビジョンを示すもので、いつでもどこでも利用可能な、次のような 機能を備えています。 ● 簡単につながる有線、無線、および第 3 世代、第 4 世代(3G、4G)のモバイル サービス ● 簡単、安全に業務アプリケーションにアクセスするための業界標準の仮想デスクトップ クラ イアント ● Google Android オペレーティング システム上に構築されたオープンな開発プラットフォーム All contents are Copyright © 1992–2010 Cisco Systems, Inc. All rights reserved. This document is Cisco Public Information. Page 5 of 7 ホワイト ペーパー 9. ● 臨場感のあるビデオを実現する HD ビデオ(720p)と Cisco TelePresence との相互接続 ● シスコのコラボレーション アプリケーションにどこからでもアクセス エキスパートによるプリセールスとポストセールスのサポート:マイクロソフトは、音声アプリ ケーションを、ミッション クリティカルな機能としてよりも一般消費者向けソフトウェア販売と同 様に扱う傾向があります。企業のお客様がマイクロソフトに直接連絡して購入後の問題解決を 行える場合もありますが、IT 部門に与えられる無料通話回数は一定で、その後は従量制にな るため、運用コストの予測が困難です。マイクロソフトはオンサイト サービスやサポート契約を 直接提供しておらず、パートナーを通じた認定サービスも用意していません。オンサイト サ ポートの提供は、完全にパートナー任せです。 一方、シスコのお客様の IT スタッフは、受賞実績のあるシスコのテクニカル サポート サービ スにより、シスコのエンジニアや Cisco.com のリソースをいつでも、直接利用することができま す。専門家による迅速な対応および責任ある回答によって、重要な問題を確実にすばやく解 決することができるのです。この対応は、ミッション クリティカルな音声サービスに不可欠なも のです。サポートがシスコから直接提供される場合であれ、シスコの認定パートナーのサービ スによるものであれ、お客様は、十年来の実績に基づく包括的な専門知識や経験を利用する ことができます。 10. ビジョン:シスコとマイクロソフトは、ビジネス プロセスに統合されたマルチパーティおよびマル チメディア コミュニケーションについてのビジョンで合意していますが、シスコの目指すものは、 単にそれだけにとどまりません。この分野については、マイクロソフトは開発者のリソースで対 応しているとしていますが、リソースは公開されていません。なぜなら、彼らのいう統合は独自 のものであり、変更される可能性があるためです。機能は進化するため、非公開であることは 一般的なことですが、OCS においては、サードパーティ製品が OCS と統合する際に、必ずし もユーザに対してよりシームレスなエクスペリエンスをもたらしてはいません。シスコの目指す ビジョンは、お客様が日常的にお使いになるあらゆるアプリケーションで Any-to-Any の接続 性(あらゆる相互接続性)を提供することです。このソリューションは、標準ベースの柔軟性と 融合することにより、他の通信端末およびアプリケーションと統合し、長期にわたって堅牢で柔 軟なソリューションとなります。 シスコをお選びいただく理由 シスコでは、IP 通信ソリューションの開発を 1997 年に開始し、他のどのベンダーよりも長期にわ たって IP 通信サービスを提供してきています。現在、Fortune 500 の 85% を超える企業でシスコ のユニファイド コミュニケーションが採用されています。シスコのユニファイド コミュニケーションは、 高度なセキュリティ、機敏性、障害回復力、拡張性をご体験いただける、総合的なソリューションの 一部です。エンタープライズ ネットワーク、仮想化、およびデータ センターでの実績を活かし、シス コは、高度にセキュアなコラボレーションをサポートする次世代ネットワークを、組織内および組織 間において提供します。 詳細情報 シスコ ユニファイド コミュニケーションの詳細については、 http://www.cisco.com/web/JP/product/hs/iptel/index.html を参照するか、シスコの代理店にお問 い合わせください。 All contents are Copyright © 1992–2010 Cisco Systems, Inc. All rights reserved. This document is Cisco Public Information. Page 6 of 7 ホワイト ペーパー ©2010 Cisco Systems, Inc. All rights reserved. Cisco、Cisco Systems、およびCisco Systemsロゴは、Cisco Systems, Inc.またはその関連会社の米国およびその他の一定の国における登録商標または商標です。 本書類またはウェブサイトに掲載されているその他の商標はそれぞれの権利者の財産です。 「パートナー」または「partner」という用語の使用はCiscoと他社との間のパートナーシップ関係を意味するものではありません。(0809R) この資料に記載された仕様は予告なく変更する場合があります。 お問い合わせ先 シスコシステムズ合同会社 〒107-6227 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー http://www.cisco.com/jp お問い合わせ先:シスコ コンタクトセンター 0120-092-255(フリーコール、携帯・PHS含む) 電話受付時間 : 平日10:00~12:00、13:00~17:00 http://www.cisco.com/jp/go/contactcenter/ 10.10
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