と Locator/ID Separation Protocol(LISP) クラウド コンピューティング クラウド コンピューティングにおけるネットワークの重要性 ク ルーティングが最適化されます。このようなクラウド間でのグローバル モビリティによって、インターク ラウド ネットワークが実現します(図 1)。 IT で次に注目されているのはネットワーク化されたクラウドであり、これによってアプリケーションのネットワー キングが変革されます。ネットワーク プラットフォームはクラウド コンピューティングの基盤です。ネットワーク はデータセンターを超えたインテリジェントコネクティビティを提供する上で非常に重要です。クラウド コン At-A-Glance 図 1. クラウド間でのグローバルな移動性 ピューティングの最大限の可能性を、シンプルかつ低コスト、そして効果的に引き出すためには、ネットワーク の構成要素の設計の段階から、クラウド コンピューティングの要件を考慮に入れておく必要があります。 Locator/ID Separation Protocol(LISP) Locator/ID Separation Protocol(LISP)は、インテリジェントでユビキタスなクラウド・エコシステムを実現 VM VM する新たなルーティング アーキテクチャです。LISP では 新たな IP アドレッシングモデルを実装し、エンド ホス トに割り当てられる Endpoint Identifier(EID; エンドポイント識別情報)、そしてグローバル ルーティング シス テムを構成するデバイス(主にルータ)に割り当てられる Routing Locator(RLOC; ルーティング ロケータ) VM VM の2 つの IP アドレスを使用することによって、新たな 2 つのネームスペースを構成します。この手法により、 LISP はハイブリッド クラウドの展開に必要不可欠なルーティング インフラストラクチャを提供します。 LISP によるクラウド コンピューティングの実現 クラウド コンピューティングとは、IT リソースとサービスをインフラストラクチャから切り離して抽象化し、マル チテナント環境で規模に合わせてオンデマンドで提供する方法です。 • 「オンデマンド」とは、必要に応じてすぐにリソースのプロビジョニングが可能で、必要なくなった場合は • 「規模に合わせて」というのは、利用できるリソースの制限がなく、あらゆる要件に対応できるサービスが • 「マルチテナント環境」とは、単一の実装環境から多数のユーザにリソースが提供されることで、プロバイ リソースを解放し、リソースが使用された時間に応じて課金が行われることです。 提供されることを意味します。 また、LISP の利用により、仮想マシンへのアドレス割り当ては 1 回のみで、仮想マシンの社内からプロバイダー への移動およびプロバイダー間の移動にあたってアドレスを変更する必要がありません。このポータビリティに よって、クラウド内におけるアプリケーションにもユーザにも透過的な移行を可能になります。 • ダーはマルチテナント化によってコストを大幅に削減できます。 は、マルチテナントに対応できるように構築する必要があります。LISP によって、テナントのセグメント化 ためのネットワーク要件が決定されます。LISP は、クラウド コンピューティングでのモビリティ、セグメント化、 に対応した、統合型でスケーラビリティの高いインフラストラクチャが実現されます。 スケーラビリティの要件に対応できる、包括的かつ標準ベースのソリューションを提供します。 グローバル モビリティ:アプリケーションを実行したままの状態で仮想マシンを物理サーバ間で移動でき 透過的なワークロードの移動をサポートする必要があります。プロバイダーによっては、数千台から数 百万台規模の仮想マシンをコスト効率の高い方法でサポートしなくてはなりません。クラウド ネットワーク クラウド コンピューティングの上記の 3 つの主な特性から、クラウド対応のインフラストラクチャをサポートする • セグメント化とマルチテナント対応:クラウド プロバイダーは、多数のテナントをセキュリティで保護し、 • スケーラビリティ:クラウドは、ネットワークや設計を複雑化することなく規模を拡大できる必要がありま ることで、リソースをオンデマンドで利用できるクラウド コンピューティングの利点がさらに拡大されます。 す。LISP では、サイトのアドレスの処理は、プロバイダーのアドレス空間から分離されています。このよう タ センターの移行と統合、データ センターの拡張、複数のサイトでの負荷分散に不可欠です。LISP によ プリケーションと VM の基盤となるリソースのコンポーネント化が可能になります(図 2)。 グローバル モビリティは、データ センターのダウンタイムを発生させないメンテナンス、障害の回避、デー り、仮想マシンのクラウド内の移動も、複数のクラウド間の遠距離の移動も可能になり、移動が発生した 場合でもセッションは持続されます。LISP は、移動の数を問わず対応でき、新しいサイトへのトラフィッ にアドレッシングを分離することによって、スケーラビリティの高いアドレッシングのスキームが実現し、ア と Locator/ID Separation Protocol(LISP) クラウド コンピューティング 図 2. At-A-Glance 関連情報 スケーラブルな統合型クラウド インフラストラクチャ http://www.cisco.com/jp/go/lisp/ または http://lisp4.cisco.com [ 英語 ] を参照してください。導入のガイダン スなどの LISP ソリューションについての一般的な質問は、最寄りのシスコ代理店にお問い合わせいただくか、 VM VM VM VM VM VM VM VM VM VM VM VM VM [email protected] まで電子メールでご連絡ください。 VM VM VM VM VM VM VM さらに、スケーラビリティの実現と運用コストの削減のために、ネットワークを簡素化し、維持管理を行うテクノ ロジー、コンポーネント、および階層を削減する必要があります。クラウド インフラストラクチャで様々なメカニ ズムやテクノロジーが使用されると、導入コストと運用コストが増加するだけでなく、システム障害が発生しやす くなったり、異なるツールへの依存度が高まったり、IT 担当者は使用されているすべてのテクノロジーの専門知 識についての熟達を必要とされたりします。LISP によって、単一の統合型のメカニズムでクラウドを実現でき、 運用コストが削減され、オペレータの負担も軽減されます。 また、LISP によって、シンプルなポリシー制御、IPv6 の迅速な導入、運用とネットワークの簡素化が促進され、 あらゆるタイプのクラウドの展開が可能になります。 シスコが選ばれる理由 シスコは、LISP の導入の先駆者であり、このプロトコルに関しての標準化の取り組みを推進しています。シスコ はルーティングおよびスイッチングの製品ラインのほとんどで、完全に標準に準拠した LISP ソリューションを提 供しています。シスコは、革新的でクラウドに最適化されたインフラストラクチャとソリューションを様々なサービ ス プログラムとともに提供し、お客様の成功をサポートします。シスコのソリューションはすべて、顧客の成功を 最優先とした業界トップの研究開発、そしてカスタマー サポート部門によって支えられています。 © 2011 Cisco Systems, Inc. All rights reserved. Cisco、Cisco Systems、および Cisco Systems ロゴは、Cisco Systems, Inc. またはその関連会社の米国およびその他の一定の国における登録商標または商標です。本書類またはウェブサイトに掲載されているその他の商標はそれぞれの権利者の財産です。 「パートナー」または「partner」という用語の使用は Cisco と他社との間のパートナーシップ関係を意味するものではありません。(0609R) この資料に記載された仕様は予告なく変更する場合があります。 0611
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