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Title
【2006/成果発表】プロジェクトNo.23植物と動物のコミュニケーションインターフェイスの開発・櫻沢 繁、塚原 保夫、川口 聡
運と『潜在意識
運と『
潜在意識』による判断
』による判断
Luck and subliminal judgment.
氏名 飯岡 祐貴 平原 靖之 近藤 久貴 平野 由貴 松矢 安展 榛澤 祐哉
Name Yuki Iioka Yasuyuki Hirahara Hisataka Kondo
Yuki Hirano Yasunobu Matsuya
Yuya Hanzawa
背景と目的
前期のランダムに出される裏が○と×の2枚のカードから一枚を選ぶ実験にて、
統計的には起こりえないデータが得られると仮定したが、期待する結果を得られな
かった。また、その実験において被験者はより単純化された実験からできるだけ多
くの情報を得ようとする傾向を見て取れた。そのことに着目し、視覚の情報を操作
することにより、人は潜在意識で情報を得ることができると仮説を立てた。また、
この仮説を実験を行い検証することを目的とした。
実験
解析
明度差を少しずつ大き
くして同じ実験をした
54人の被験者にそれぞれ2種類、
各125回の実験を行った。統計的に
おこりる範囲は50回以上75回以下
だが、この範囲を逸脱した結果が5人
の被験者で得られた。そこから得られ
たデータを集計し比較したところ、よ
りカードが明るくなったときの正解率
が高いことがわかった。また、この5
人は対照実験において明度差を見分け
ることができている。
2枚のカードの裏は○と×
潜在意識でつまり無意識で
選んでいるのかを判断する
ために、明度差が変化する
ことを伝えない実験を行う
?
?
あっ!
?
また、対照実験として明度
差が変化し、明るい方が○
であると伝えた実験も行う
結論
本実験の結果(各グループの平均)
本実験の結果(グループA)
グループAの対照実験の結果と
本実験の平均との比較のグラフ
81回の人
20
25
20
81回の人
30
15
79回の人
15
76回の人①
10
76回の人②
○を選んだ回数
5
77回の人
10
グループB
20
グループA
15
1
2
3
4
色の明るさの段階
5
76回の人①
10
5
○を選んだ回数
76回の人②
○を選んだ回数
5
0
0
79回の人
25
0
1
2
3
4
5
77回の人
1
3
色の明るさの段階
実験結果から、統計的に逸脱した結果を出した5人の被
験者は顕在的に色の明るさの違いに気付いていなかったに
も関わらず、潜在的には色の明るさの違いと明るい方が○
であるというパターンに気付き、判断しこの結果を出した
と考えられる。このことより、『期待値以上または期待値
以下の結果が、統計的におこりえる”ばらつき”の域から
脱する』ほどの偏った結果を本人が自覚なしに情報を得て
出したと考えられる。このようなことを見て、人は客観的
に『運が良かった』と見ているのではないかと考えた。今
回、我々が行ったような潜在意識で情報を得て、偏った結
果を出すということが、運を左右する1つの要因になって
いる可能性は十分にあるということがわかった。
5
7
9
グループAの本実
験の平均
色の明るさの段階
グループAの対照実験の結果
30
25
81回の人
20
79回の人
15
76回の人①
76回の人②
10
○を選んだ回数
5
77回の人
0
1
2
3
4
5
色の明るさの段階
上の4つのグラフは、実験で得られ
たデータを解析したものである。
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