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【2010/最終】
プロジェクトNo.3 クラウド時代に向けたケータイアプリ 高橋 修, 新美 礼彦, 白石 陽, 渥美 幸雄, 今野 慎介, 速水 治夫
クラウド時代に向けたケータイアプリ
Mobile application enabled by Cloud computing
クラウドコンピューティング
概要
近年、コンピュータとネットワーク帯域幅のコストはきわめて安価になり、それ
を利用し、多数のサーバを集中管理し多くの企業や消費者にサービスを提供するク
ラウドコンピューティングに注目が集まっている。クラウドコンピューティングと
は、サーバが提供するサービスを利用者がサーバ群の存在を意識せずに利用できる
というコンピューティング形態のことである。
ケータイアプリの利用者は指数的に増加するという傾向がある。そこで拡張性に
富んでいるクラウドコンピューティングの概念を取り入れれば、大幅なユーザの増
加にも従来より容易に対応できる。このことより、クラウドコンピューティングは
ケータイアプリに適していると言える。
プロジェクトにおけるクラウド構成
ケータイプロジェクトでは、クラウドを「複数台のコンピュータが協力してサービスを提供する」という定義で扱う。本プロジェ
クトではケータイアプリ用のクラウドを独自に構築し、フォトリングと Quecity、2 つのケータイアプリのサービスを提供する。
プロキシサーバ
アプリケーションからリクエストを受け、
どちらの AP( アプリケーション ) サーバに
プロキシサーバ
アクセスするか振り分ける。
アプリケーションサーバ
PHP で書かれたプログラムが複数格納され
フォトリングの
AP サーバ
Quecity の
AP サーバ
ており、それらが DB( データベース ) サー
バとデータのやり取りを行う。
データベースサーバ
フォトリング、Quecity の 2 つのアプリそ
れぞれのデータが分散されて格納されてい
DB サーバ群
る。
プロジェクトにおけるクラウド実現方法
本プロジェクトでは、一台の物理マシンを仮想化することで多数のサーバをたて、それらを並列化・分散化することでクラウド
を実現している。
物理マシン 使用マシン:DELL PowerEdge R200
仮想化 使用ソフト:VMWareESXi4.1
並列化
・
分散化
仮想マシン群
AP サーバ リバースプロキシとロードバランサを使用し、アクセスの分散をすることで AP サーバ
の分散化・並列化を実現している。使用ソフト:Pound2.4.3
DB サーバ Key-Value-Store という技術を利用することでデータベースの分散化を行い、ストレー
ジサーバを使い並列化を実現している。使用ソフト:Tokyo-Cabinet1.4, flare1.0