[2014/最終] ProjectNo.12 ゲーム・デ・エデュケーション Professor 角 薫 Dominic Bagenda Kasujja -ゲームアプリと非言語インタフェースによる教育プロジェクト- Game De Education 北村 貴広 大西 陽仁 下地 大飛 牛尾 祐誠 Team Member Takahiro Kitamura Akihito Onishi Daihi Shimoji Yusei Ushio iPadを用いた 学習用クイズアプリケーション 活動内容 私たちはiPadを教材とした学習用のアプリケーションを提供することで,子どもたちに勉強することの楽しさを体験する機会を提供する.活動の場として,国内で2つ,国外で1つのイベントに参加すること を目標とする.国内に向けては,小学生を対象とした日本語のクイズアプリケーションを開発する.海外に向けては, ウガンダのPLE(Primary Leaving Examination)という小学校卒業試験を控えている子 どもたちを対象とした英語のサイエンスクイズアプリケーションを開発する. FUN Quiz ウガンダの公用語である英語を使用したアプリケーションであり, コンセプトとして,PLE試験に合 格できなかった場合も,その後の生活に生かすことができるようにということで,対象科目として, 日々の生活と密接に関連している理科を選択した.理科の科目の中には8つの分野があり,その 分野すべてを網羅するために7つのアプリケーションを開発した。 マルくんバツくんのクイズゲーム 東京アカデミーキャンプで使用したアプリケーションであり, ウガンダに提供したアプリケーションを改善し,問題を小学 校低学年を対象とし,言語を日本語に変更したものである. ウガンダでは容量の問題でアプリケーションを複数に分け たが,今回は容量に合わせて問題の量を調節した. Future Quiz ウガンダスタディツアー ウガンダのPLE試験を直前に控えた子どもたちの元を訪れ,私たちが開発したサイエンスクイズ アプリケーションを実際に体験してもらい,PLE試験の対策としてこのアプリケーションが有用で あったかどうかのアンケートに答えてもらった.今回のツアーでは,首都カンパラのスラム街にあ る小学校と,農村部であるブケディアにある小学校を訪れた. 赤川小学校での体験授業のために開発したアプリケーショ ンである. これまでのアプリケーションは単調になりがちで 面白みに欠けるため,既存のものを大幅に変更し開発した. また,赤川小学校の英語学習は発話に重点を置いているた め,ヒントとして英単語の発音を聴けるようにした. ベジバトル 赤川小学校での授業では,子どもたちに最新の技術に触れ てもらうということがコンセプトとして置かれている.そこで, クイズアプリケーションであるFuture Quizとは別に,iPadに もっと触れてもらうために二人対戦用ゲームであるベジバト ルを作成した。 Q たがいの気持ちや考えなどがぴったりあうこと 意気消沈 海千山千 悪事千里 意気投合 結果とまとめ 国内の活動で得られた結果として,iPadを用いた学習では, ある程度の学力の向上が見られた. また,子どもたちが興味 を示し積極的に遊んだアプリケーションの特徴として,現在 までに学習している内容の少し上の難易度の問題を与える と,学習に対する意欲が高くなるということが分かった.悪 い点としては,今回のアプリケーションは学習に力を入れた が,学習するためのものという位置付けが強いとゲーム性 が低くなってしまうため,子どもたちの興味が一過性のもの になってしまうのではないかということが考えられた. 情報デザインコース 下地 大飛 国外の活動として, ウガンダで自分たちの開発したアプリケ ーションを実際に体験してもらった.使った感想として2つ の小学校でほぼ全員に「おもしろい」 「役に立つ」 と思っても らうことができた. また,実際にウガンダに行って分かった ことだが,繰り返し行う学習を貴重な紙で行っている為,限 られた狭い余白を最後まで使い非効率的な学習を強いら れていた.教師が少なく自習も多い為,楽しく何度も学習で きデータも取る事が出来るiPadアプリの有用性を感じた.
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