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【2013/期末】
プロジェクト No.22 やわらかさを感じる筋電義手の開発 【担当教員】櫻沢繁 伊藤精英
義手の構造と動作の制御
The structure of an artificial arm and control of motion.
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目的:5本全ての指が動作する義手を制作する。
方法:3Dプリンタを使用し、5本全ての指に独立に動作機構を搭載した義手を制作した。
結果:5本全ての指にサーボモーターを取り付け独立な動作を可能とした(図1)。
前期の義手に比べて精密な動作機構になった(図2,3)。
図1 義手に取り付けた5つのサーボモータ
図2 義手の指
図3 義手全体
目的:テープによる電極装着に取り外しにかかる時間と手間を解消する。
方法:マジックテープの利用により電極の着脱・移動が容易な電極サポーター(図4)を制作した。
結果:導電布と皮膚の接触面積が少なく、ノイズが混入したため失敗した。
図4 制作したサポータ
<無線化>
目的:機器の接続を容易にする。
方法:zigbeeを用いて無線通信を実装し、配線を簡略化した。
結果:図5は有線、図6は無線による接続の様子を示す。
無線化により機器の誤接続がなくなり、接続時間を短縮
できた。
<ニューラルネットワーク>
図5 有線時
目的:動作に対応する表面筋電位を識別する。
方法:3層のニューラルネットワークを使用した。
ニューラルネットワークは、図7のようなニューロンの特性を模擬したアルゴリズムであり
パターン認識や手書き認識に応用されている。
結果:従来のアルゴリズムよりも識別の正答率が向上した。
x1,x2
w1w2
θ
y
図7 ニューラルネットワークのノード 図6 無線時
:入力
:それぞれの荷重
:閾値
:出力
図8 3層ニューラルネットワークの例