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プロジェクト報告書 Project Report
提出日 (Date) 2014/01/15
北斗市ご当地キャラクターデザインプロジェクト
Hokuto City × FUN Character Design Project
1011221 齊藤 正太 Shota Saito
1 背景
平成 27 年度末に北斗市で北海道新幹線の新駅開業に
伴い,自治体の PR を行う北斗市のご当地キャラクター
• 課題 7. 着ぐるみ制作の監修を行う.
4 課題の具体的内容
の候補を北斗市での様々な活動を基に制作する.キャラ
3 で挙げられた課題の到達目標は以下のものとす
クターの最終案の選出は,制作したキャラクター候補 5
る.
体に対して,北斗市で市民投票により行う.その後,ご
• 課題 1 の内容
当地キャラクターを着ぐるみにするにあたってデザイン
現在存在するご当地キャラクターの,色・印象・モ
の監修を行い,制作までのを見届ける.同時に,ご当地
チーフ・性格・生い立ち・マーケティング方法・SNS
キャラクターの PR 方法を考え北斗市に提案を行う.
の利用状況等の視点での調査を行う.
• 課題 2 の内容
2 プロジェクトの目的
平成 27 年度に北海道新幹線の新駅が北斗市に開業す
ることから,北斗市役所は平成 25 年を観光元年とし,
北斗市の観光名所・特産物のフィールドワーク,北
斗市の歴史・新駅開業にあたっての活動の勉強会を
行う.
• 課題 3 の内容
観光業に力を入れている.観光名所の見直しや特産品の
北斗市の小学生とキャラクター制作ワークショップ
PR 活動などを行う中で,観光 PR の一つの手段として
を行い,小学生目線での北斗市を知る.
ご当地キャラクターが挙げられた.公立はこだて未来大
• 課題 4 の内容
学がご当地キャラクター制作の依頼を受けた.本プロ
課題 1 から課題 3 の成果を基に,北斗市ご当地キャ
ジェクトは北斗市を全国に PR することと,北斗市民に
ラクターの候補を制作する.
愛されるご当地キャラクターの制作を目的としている.
• 課題 5 の内容
制作したキャラクター候補の個性を伸ばしていく.
3 課題の設定
• 課題 6 の内容
北斗市ご当地キャラクター候補を市民にお披露目す
本プロジェクトの目的達成のため,以下の課題を設
けた.
る機会をつくり,市民投票を宣伝する.
• 課題 7 の内容
• 課題 1. ご当地キャラクターの現状を調査する.
決定した北斗市ご当地キャラクターの着ぐるみ制作
• 課題 2. 北斗市の現状を知る.
を監修するにあたっての必要な情報を提供する.
• 課題 3. 北斗市民の気持ちを共有する.
• 課題 4. 5 体のキャラクター候補を決める.
• 課題 5.5 体のキャラクター候補をブラッシュアッ
プする.
• 課題 6. 市民投票で北斗市ご当地キャラクターを決
定する.
5 課題の成果
• 課題 1 の成果
現在存在するご当地キャラクター 120 体の調査を
行った.この調査結果から人気キャラクターになる
ための仮説として「見た目と性格のギャップ」
「SNS
の効果的利用」「性格は他のキャラクターと被らな
渡す事によって,制作したモノが形になり喜びを共
い」の 3 つを立てることができ,キャラクター制作
有できた.
の様々な戦略が立てられた.また,この調査結果を
北斗市長にプレゼンテーションを行った.北斗市と
連携していくという意識を再確認した.
図3
図1
ワークショップ
市長へのプレゼンテーション
• 課題 4 の成果
• 課題 2 の成果
北斗市の観光名所や特産物をフィールワークで,ト
ラピスト修道院・松前藩戸切地陣屋後・トマト農家
などを回り,北斗市の伝統漁法を体験することがで
課題 1 から課題 3 から得られた成果から合計 60 体
のキャラクター案を制作した.そのキャラクター案
を北斗市民にレビューしてもらい,そこででた意見
きた.キャラクター制作における北斗市の様々な要
をもとにさらに 48 体のキャラクターを制作し、合
素を知る事ができた.また,生産者のこだわり・新
計 108 体のキャラクター案ができた.レビューか
駅開業にあたっての活動を知るとともに,このプロ
ジェクトへの期待感も知る事ができた.
ら得られた評価軸などをもとに,メンバー内で話し
合い、良い作品や良い部分を選び 8 体に絞った.良
い部分として選ばれたものを良作品と合わせ,5 体
のキャラクター候補を決めた.
図2
フィールドワーク
• 課題 3 の成果
旧大野町と旧上磯市 (北斗市が合併する前の地域)
の2つの地域の 学校で キ ャラクター制作ワーク
ショップを企画し,開催した.地元の小学生独自の
目線での北斗市を知る事でき,小学生ならではの夢
のあるアイデアを共有することができた.また,制
作したキャラクターをキーホルダーとして小学生に
図4
キャラクター案
• 課題 5 の成果
ご当地キャラクター候補の 5 体それぞれに個性を持
たせるために,色や形など試行錯誤し,メンバー全
員が納得するまでキャラクターのブラッシュアップ
を行った.結果として,キャラクターそれぞれに個
性を持たせることができた.
図7
着ぐるみの色指定
6 中間発表会・成果発表会での成果
• 中間発表会
各人の作業分担の前にかなりの時間を使い,綿密な
スケジュールを組んで進んだ.ポスターやスライド
を制作する以外にも,ワークショップを通して小学
図5
キャラクターブラッシュアップ
生と制作してきたキャラクターイラストや,フィー
• 課題 6 の成果
ルドワーク等の写真を展示する等こだわりを持ち中
市民投票で北斗市ご当地キャラクター候補をお披露
目するために北斗市ご当地キャラクター公開プレン
テーションを開催し,キャラクター誕生の経緯や,
市民投票の方法を様々な制作物を用意し分かりやす
間発表会に臨んだ.メンバー全員がもう一度前期で
の活動とその結果をしっかり確認することができた
ため,今後の課題やスケジュールを明確にすること
ができた.
く市民に伝えることができた.市民投票の結果北斗
市ご当地キャラクターは「ずーしーほっきー」に決
定した.決定直後から,多数のメディアにとりあげ
られ「ずーしーほっきー」の話題とともに,北斗市
の名前を道外内に広げる事が出来た.
図8
中間発表会
• 成果発表会
ご当地キャラクター発表の反響によりプロジェクト
の注目も高まり,開場を驚かす発表を計画した.ポ
スターやスライドを制作する意外にも展示物にも
図6
公開プレゼンテーション
• 課題 7 の成果
プロジェクトのすべての活動を伝えれるよう工夫
し成果発表に臨んだ.5 体の制作キャラクターなど
着ぐるみ制作の監修として,北斗市役所と着ぐるみ
すべてが本プロジェクトの成果であるため,キャラ
業者との打ち合わせを行った.「ずーしーほっきー」
クター 5 体のバナーや.高さ 1.8 メートル,幅 10
の着ぐるみ図案・着ぐるみの素材・色指定したもの
メートルを超える巨大なイラスト付きの活動をま
を提供した.着ぐるみのお披露目は今年度の 3 月を
とめた展示物などを展示し,見学者にこのプロジェ
予定している.
クトへの理解度を高めるようにした.プレゼンテー
ションや展示物により見学者の興味をよりいっそう
引くことができ,本プロジェクトの活動と成果を十
分に伝える事ができた.
8 プロジェクトのまとめ
• 本プロジェクトのデザインとは
本プロジェクトの目的は,ご当地キャラクターを
制作し、着ぐるみの監修を行うことであるが,もう
一つの目的として,北斗市民に愛されるキャラク
ターにすることがある.そのために,私たちはキャ
ラクターを制作することをデザインと捉えるのでは
なく,目的を達成するために,フィールドワークや
ワークショップを行い,北斗市との協力の基 5 体の
キャラクターを制作するという,目標設定・課題設
図9
成果発表会
定・課題解決のこのすべての過程が本プロジェクト
のデザインであると捉える.そして,北斗市公式ご
当地キャラクターに選ばれた「ずーしーほっきー」
は,多くのメディアに取り上げられ,二次創作など
7 ずーしーほっきーの今後
「ずーしーほっきー」の運用は北斗市に移管するた
め,「ずーしーほっきー」の運用マニュアルに必要
な情報を提供する.twitter・facebook での活動が
あるため,話口調などの細かい設定・ルールを提供
した.「ずーしーほっきー」を様々な形での PR に
使用できるように、36 のポーズバリエーションを
制作し提供した.「ずーしーほっきー」の着ぐるみ
完成は今年度の 3 月に市民にお披露目される.
図 10 ポーズバリエーション
図 11 ポーズバリエーション
行われている.今後もプロジェクトメンバー一同
で,「ずーしーほっきー」の動向を見守って行く.