フ ァ イ ル 名:w6053_全体_01_シュローダー年金運用ファンド日本株式_表紙.doc 最終保存日時:15/05/14 13時46分 当ファンドの仕組みは次の通りです。 商 品 分 類 追加型投信/国内/株式 信 託 期 間 無期限 運 用 方 針 確定拠出年金制度における専用の 運用商品として、信託財産の中長 期的な成長を目標にして運用を行 います。 当ファンド シュローダーPF日 本株式マザーファン ド受益証券としま す。 シュローダー PF日本株式 マザーファンド わが国の株式としま す。 主要投資対象 組 入 制 限 分 配 方 針 シュローダー年金運用 ファンド日本株式 第14期 運用報告書(全体版) (決算日 2015年4月27日) 受益者のみなさまへ 当ファンドの シュローダー PF日本株式 マザーファンド 組入上限比率 制限を設けません。 シュローダー PF日本株式 マザーファンド の株式および 外貨建資産の 組入上限比率 株式への投資は制限 を設けません。 外貨建資産への投資 は行いません。 平素は格別のご愛顧を賜り厚くお礼申し上げま す。 さ て 、「 シュ ロ ーダ ー 年金 運 用フ ァ ンド 日本 株 式」は、2015年4月27日に第14期の決算を行いまし 毎年1回決算時(4月25日。ただ し当該日が休業日の場合は翌営業 日。)に、原則として利子・配当 等収入を中心に売買益を含め運用 実績に応じて行います。 た。 ここに、謹んで期中の運用状況をご報告申し上げ ます。 今後とも一層のご愛顧を賜りますようお願い申し 上げます。 当運用報告書に関するお問い合わせ先 ・機関投資家営業部 電話番号 03-5293-1357 ・受 付 時 間 9:00~17:00(土・日・祝日は除く) シュローダー・インベストメント・マネジメント株式会社 東京都千代田区丸の内1-8-3 丸の内トラストタワー本館21階 w6053_全体_02_シュローダー年金運用ファンド日本株式.docx 15/6/12 17 時 36 分 ページ:1 シュローダー年金運用ファンド日本株式 ○最近5期の運用実績 基 決 算 期 準 税 (分配落) 分 円 価 込 み 期 配 金 騰 円 額 東 証 株 価 指 数* 株 式 株 式 純 期 中 組入比率 先物比率 総 中 (TOPIX) 騰 落 率 落 率 % % % % 資 産 額 百万円 10期(2011年4月25日) 7,089 0 △13.1 840.68 △15.7 98.6 0.4 4,592 11期(2012年4月25日) 7,215 0 1.8 809.49 △ 3.7 98.2 0.4 5,142 12期(2013年4月25日) 10,436 0 44.6 1,172.78 44.9 98.1 0.8 7,838 13期(2014年4月25日) 10,547 0 1.1 1,169.99 △ 0.2 98.4 0.6 7,360 14期(2015年4月27日) 14,469 0 37.2 1,619.07 38.4 98.7 - 9,760 (注1)基準価額、税込み分配金は1万口当たり。 (注2)当ファンドは親投資信託を組入れますので、株式組入比率および株式先物比率は実質組入比率を表示しております。 (注3)株式先物比率は、買建比率-売建比率。 ○当期中の基準価額と市況等の推移 年 月 (期 首) 2014年4月25日 4月末 5月末 6月末 7月末 8月末 9月末 10月末 11月末 12月末 2015年1月末 2月末 3月末 (期 末) 2015年4月27日 日 基 準 価 騰 円 10,547 10,506 10,867 11,436 11,671 11,516 12,151 12,092 12,676 12,629 12,664 13,448 13,838 14,469 額 東 証 株 価 落 率 (TOPIX) 騰 % - 1,169.99 △ 0.4 1,162.44 3.0 1,201.41 8.4 1,262.56 10.7 1,289.42 9.2 1,277.97 15.2 1,326.29 14.6 1,333.64 20.2 1,410.34 19.7 1,407.51 20.1 1,415.07 27.5 1,523.85 31.2 1,543.11 37.2 1,619.07 指 数* 株 式 株 式 落 率 組 入 比 率 先 物 比 率 % % % - 98.4 0.6 △ 0.6 97.8 0.7 2.7 98.3 0.6 7.9 98.7 0.8 10.2 99.4 0.5 9.2 99.6 0.5 13.4 98.2 1.3 14.0 97.3 1.6 20.5 99.0 0.1 20.3 99.2 0.7 20.9 98.8 1.1 30.2 98.6 1.4 31.9 98.4 0.8 38.4 98.7 - (注1)基準価額は1万口当たり。 (注2)騰落率は期首比。 (注3)当ファンドは親投資信託を組入れますので、株式組入比率および株式先物比率は実質組入比率を表示しております。 (注4)株式先物比率は、買建比率-売建比率。 *当ファンドは、約款で東証株価指数(TOPIX)をベンチマークとすることを定めております。 ベンチマークとは、ファンドを運用する際、投資成果の基準となる指標のことです。 東証株価指数(TOPIX)は、わが国株式市場全体のパフォーマンスを表す代表的な指数です。 また、東証株価指数(TOPIX)は、東京証券取引所の知的財産であり、この指数の算出、数値の公表、利用など株価指数に関する すべての権利は東京証券取引所が有しています。 ― 1 ― w6053_全体_02_シュローダー年金運用ファンド日本株式.docx 15/6/12 17 時 36 分 ページ:2 シュローダー年金運用ファンド日本株式 当期中の運用経過等 (2014年4月26日から2015年4月27日まで) <当期の投資環境・運用概況> 市況、運用についてご説明いたします。 当期末現在の組入情報も記載しておりますので、併せてご覧ください。 市況について ・国内株式市場は企業業績の改善、日銀の追加金融緩和、円安進行、年金資金を扱う信託銀行からの買い越し 等を背景に大幅上昇となりました。政府の新成長戦略でコーポレートガバナンス強化が掲げられ、企業側の ROE(自己資本利益率)といった資本効率を示す指標への関心が高まり、配当性向の引き上げや余剰資金 を自社株買いに充てる動きが増えたことも好感されました。また、公的年金の資産配分が見直され、国内株 式の配分比率が引き上げられたことも、市場の下支え要因となりました。2015年2月下旬以降は海外投資家 が買い越しに転じ、株価上昇をけん引しました。 ・国内景気は消費税増税のマイナス影響からの戻りが鈍く、下振れ傾向が続き、2014年7-9月期の実質GD P(国内総生産)成長率が2四半期連続でマイナス成長となり、市場では予想外の弱さで株価は一時大きく 下落しました。2015年年明け以降は、輸出と生産に持ち直しの兆しが見られ、消費税増税のマイナス影響が 薄まる中、賃上げによる消費主導での回復期待が高まり、株価上昇につながりました。 ・海外要因では原油価格の大幅下落、ウクライナ情勢の緊迫化、ロシア通貨の急落等により、投資家心理が悪 化して世界的な株安となって、日本株も大きく調整する局面はありました。欧州や中国の経済指標に低調な ものが目立ち始め、世界経済の停滞懸念も株価の重しとなりました。一方で米国経済は好調を維持して、世 界景気を下支えしました。2014年10月には米国が量的金融緩和策の終了を決定、米国の金融政策転換による ― 2 ― w6053_全体_02_シュローダー年金運用ファンド日本株式.docx 15/6/12 17 時 36 分 ページ:3 シュローダー年金運用ファンド日本株式 マーケットへの影響が懸念されていましたが、早期利上げには慎重な姿勢が示されたことで安心感が広がり ました。日米金融政策の方向性の違いが鮮明化したことで、対ドルでの円安の動きが加速しました。その後 EUが量的金融緩和を決定するなど、金融緩和の動きが広がったことも投資家心理の改善につながり、世界 的に株高の展開となりました。 運用について ・設定来、中長期的な成長性に対して株価に割安感がある銘柄に投資を行うこと(「グロース・アット・リー ズナブル・プライス」)により、中長期的にベンチマークである東証株価指数(TOPIX)を上回ること を目指した運用を行いました。 ・個別銘柄選択の結果、業種ではバリュエーションが低位で業績改善が期待できる自動車セクターのオーバー ウェイト幅が高めとした運用になりました。中長期的な成長力やグローバルでの競争優位性に対して、株価 が出遅れており割安と判断したブリヂストン、いすゞ自動車を買い増し、保有比率を引き上げました。また、 バリュエーションがまだ低位にあったトヨタ自動車の買い増しを実施し、収益の本格回復にはまだしばらく 時間がかかると判断した本田技研工業を一部削減しました。自動車部品では高単価LEDヘッドランプの搭 載率上昇の恩恵が見込まれるスタンレー電気等、生産台数成長以上の収益拡大が見込める銘柄を中心に組み 入れました。 ・資源・非鉄関連では、バリュエーションは割安な水準にあるものの資源価格の下落で業績見通しが低下して いるJXホールディングス、三井物産、伊藤忠商事の保有を削減しました。一方で、資源価格下落による業 績への影響が相対的に小さく、中長期で安定した収益成長が期待できるDOWAホールディングスを新規に 組み入れました。 ・業績が景気の影響を受けにくいディフェンシブ業種では、主に化粧品・トイレタリーなどの安定消費銘柄が 割高な水準にあると判断し、安定した収益とバリュエーションに割安感のあるITサービスやテレコムと いった情報・通信業や新薬パイプライン等の進展で中長期的な収益基盤が強化されている医薬品をオーバー ウェイトとしました。 2015年4月27日現在 順位 銘柄 業種 ウェイト(%) 2015年4月27日現在 順位 業種 ウェイト(%) 1 トヨタ自動車 輸送用機器 4.52 1 電気機器 12.64 2 三井住友フィナンシャルグループ 銀行業 4.05 2 輸送用機器 11.10 3 三菱UFJフィナンシャル・グループ 銀行業 3.86 3 情報・通信業 10.33 4 KDDI 情報・通信業 3.47 4 銀行業 8.65 5 オリックス その他金融業 2.76 5 機械 6.35 6 日本たばこ産業 食料品 2.64 7 ブリヂストン ゴム製品 2.54 8 日立製作所 電気機器 2.28 9 アステラス製薬 医薬品 2.28 10 クボタ 機械 2.20 *上記2項目は、マザーファンドにおける組入れでファンドのウェイトは純資産総額に対する比率です。 ― 3 ― w6053_全体_02_シュローダー年金運用ファンド日本株式.docx 15/6/12 17 時 36 分 ページ:4 シュローダー年金運用ファンド日本株式 <基準価額とベンチマークとの差異および要因分析> 当ファンドは、東証株価指数(TOPIX)をベンチマークとしております。ファンドのベンチマー クに対する運用成果、要因分析についてご説明いたします。 期首10,547円でスタートした基準価額は、14,469円(分配金込み)で当期末を迎え、37.2%の上昇となりまし た。一方、ベンチマークである東証株価指数(TOPIX)は、38.4%の上昇で、当ファンドは、当期末、ベ ンチマークを1.2%下回る運用成果となりました。 要因としては、総合商社に代表される卸売業のオーバーウェイトや石油・石炭のオーバーウェイトが業種選 択効果でマイナスに影響しました。バリュエーションは割安な水準にあるものの、原油や鉄鉱石など資源価格 の下落で、業績見通しが低下したことが嫌気されました。銘柄選択効果では、情報通信業でのKDDI、新 日鉄住金ソリューションズ、野村総合研究所等のオーバーウェイトやソフトバンクのアンダーウェイト、医 薬品での日医工、アステラス製薬、参天製薬のオーバーウェイト等がプラスに寄与した一方で、電気機器での 日立製作所、東芝、東芝テック等のオーバーウェイト、ソニーの非保有がマイナスに影響しました。 *期首の値を100とし、指数化しております。 期 期 首 期中最安値 円 基準価額 (期末は分配金込み) 10,547 期中最高値 円 10,316 円 14,551 円 14,469 末 騰 落 率 (期首比) %① 37.2 %② ベンチマーク 1,169.99 1,150.05 (東証株価指数(TOPIX)) 基準価額とベンチマークとの差異(当期末現在) ①-② 1,624.87 (注) 基準価額、ベンチマークの騰落率および差異は、小数第2位を四捨五入しております。 ― 4 ― 1,619.07 38.4 △1.2% w6053_全体_02_シュローダー年金運用ファンド日本株式.docx 15/6/12 17 時 36 分 ページ:5 シュローダー年金運用ファンド日本株式 <収益分配金> ・当ファンドにつきましては、確定拠出年金専用ファンドであることから、基準価額の水準およびファンドの 純資産総額を考慮した結果、当期の収益分配は見送らせていただきました。留保益については、特に制限を 設けず、当社の判断に基づき、元本部分と同一の運用を行います。 ○分配原資の内訳 (単位:円、1万口当たり、税込み) 項 目 当期分配金 (対基準価額比率) 当期の収益 当期の収益以外 翌期繰越分配対象額 第14期 2014年4月26日~ 2015年4月27日 - -% - - 9,444 (注)対基準価額比率は当期分配金(税込み)の期末基準価額(分配金込み)に対する比率であり、ファンドの収益率とは異なります。 (注)当期の収益、当期の収益以外は小数点以下切捨てで算出しているため合計が当期分配金と一致しない場合があります。 <今後の見通しと運用方針> 今後の見通し ・業績改善ペースと比較して株価上昇のペースがやや早く、株価バリュエーションは若干切り上がったものの、 日本株全体で見ると妥当な水準にあるとみています。短期的には2015年初来の株価上昇に対する一服感と中 長期的な日本企業の成長ポテンシャルへの期待が交錯して相場が上下する可能性はありますが、国内景気は 緩やかながらも回復基調を辿っており、日本企業の価格競争力向上や構造改革効果で、持続的な企業業績の 改善が顕在化し、日本株の支援材料となると考えます。 今後の運用方針 ・中長期的な観点から「グロース・アット・リーズナブル・プライス」(中長期的な成長性に対して割安な株 に投資する)の運用スタイルに合う銘柄にボトムアップ・アプローチで投資していく投資方針に変更はあり ません。業績改善に焦点を置いた銘柄選択を継続し、市場コンセンサスとの見通しの違いや何が株価に織り 込まれていないのかを意識して投資判断を行ってまいります。ボトムアップ・アプローチの結果、景気回復 にやや比重を置いたポートフォリオ構成になっていますが、引き続き世界景気の動向に注意しながらポート フォリオ全体のリスクを管理していきます。時価総額別では、市場の非効率性から大型株よりむしろ中小型 株に株価の歪みが見られるケースが多く、企業調査にも力を入れており、中型株の保有比率が相対的に高め となっています。 ・国際競争力を持った企業を選別し、独自の成長要因を持つ銘柄の発掘にも引き続き注力していきます。将来 の成長に向けた投資や事業構造改革等のコストが先行して業績改善が遅れている銘柄に関しても、業績見通 し及び株価バリュエーションを考慮し、投資のタイミングを計っていきます。 ・中長期的な株価の上昇余地を高める要素として、コーポレートガバナンス意識の高まりから企業側の資本効 率への関心が高まっており、今後の資本政策の変化も注目しています。不採算事業の見直しや余剰資本を増 配や自社株買いに充てる企業が増えてくると思われ、株価にポジテイブな影響をもたらすと期待されます。 同時にそのような企業側の取り組みを銘柄分析において今まで以上に意識していきます。 ― 5 ― w6053_全体_02_シュローダー年金運用ファンド日本株式.docx 15/6/12 17 時 36 分 ページ:6 シュローダー年金運用ファンド日本株式 ○1万口当たりの費用明細 項 目 (2014年4月26日~2015年4月27日) 金 当 額 期 比 率 円 (a) 信 託 報 項 目 の 概 要 % 酬 195 1.607 (a)信託報酬=期中の平均基準価額×信託報酬率 ( 投 信 会 社 ) ( 79) (0.653) ・ファンドの運用判断、受託会社への指図 ・基準価額の算出ならびに公表 ・運用報告書・有価証券報告書等法定書面の作成、および受益者への情報提供 資料の作成等 ( 販 売 会 社 ) (105) (0.867) ・運用報告書等各種書類の交付 ・口座内でのファンドの管理、および受益者への情報提供等 ( 受 託 会 社 ) ( 11) (0.087) ・ファンドの財産保管・管理 ・委託会社からの指図の実行等 (b) 売 買 委 託 手 数 料 ( 株 (b)売買委託手数料=期中の売買委託手数料÷期中の平均受益権口数 売買委託手数料は、有価証券等の売買の際、売買仲介人に支払う手数料 0.070 ) ( 8) (0.069) (先物・オプション) ( 0) (0.001) (c) そ 式 8 の 他 費 用 7 (c)その他費用=期中のその他費用÷期中の平均受益権口数 0.054 ( 監 査 費 用 ) ( 2) (0.015) ・監査費用は、監査法人等に支払うファンドの監査に係る費用 ( 印 刷 費 用 ) ( 5) (0.039) ・印刷費用は、印刷会社等に支払う運用報告書作成等に係る費用 210 1.731 合 計 期中の平均基準価額は、12,124円です。 (注1)期中の費用(消費税等のかかるものは消費税等を含む)は、追加・解約により受益権口数に変動があるため、簡便法により算出し た結果です。 (注2)各金額は項目ごとに円未満は四捨五入してあります。 (注3)売買委託手数料およびその他費用は、このファンドが組み入れている親投資信託が支払った金額のうち、当ファンドに対応するも のを含みます。 (注4)各比率は1万口当たりのそれぞれの費用金額(円未満の端数を含む)を期中の平均基準価額で除して100を乗じたもので、項目ごと に小数第3位未満は四捨五入してあります。 ― 6 ― w6053_全体_02_シュローダー年金運用ファンド日本株式.docx 15/6/12 17 時 36 分 ページ:7 シュローダー年金運用ファンド日本株式 ○売買及び取引の状況 (2014年4月26日~2015年4月27日) 親投資信託受益証券の設定、解約状況 銘 設 柄 口 シュローダーPF日本株式マザーファンド 数 千口 1,381,396 定 金 解 額 千円 1,887,730 口 約 数 千口 1,698,412 金 額 千円 2,311,032 (注)単位未満は切捨て。 ○株式売買比率 (2014年4月26日~2015年4月27日) 項 当 期 シュローダーPF日本株式マザーファンド 11,572,318千円 11,379,453千円 1.01 目 (a) 期中の株式売買金額 (b) 期中の平均組入株式時価総額 (c) 売買高比率(a)/(b) (注1)(b)は各月末現在の組入株式時価総額の平均。 (注2)単位未満は切捨て。 ○利害関係人との取引状況等 (2014年4月26日~2015年4月27日) 該当事項はございません。 利害関係人とは、投資信託及び投資法人に関する法律第11条第1項に規定される利害関係人です。 ○組入資産の明細 (2015年4月27日現在) 親投資信託残高 銘 柄 シュローダーPF日本株式マザーファンド 期首(前期末) 口 数 千口 6,419,283 (注)口数・評価額の単位未満は切捨て。 ― 7 ― 口 当 数 期 千口 6,102,267 末 評 価 額 千円 9,833,804 w6053_全体_02_シュローダー年金運用ファンド日本株式.docx 15/6/12 17 時 36 分 ページ:8 シュローダー年金運用ファンド日本株式 ○投資信託財産の構成 項 (2015年4月27日現在) 目 評 当 価 期 額 末 比 率 千円 9,833,804 40,840 9,874,644 シュローダーPF日本株式マザーファンド コール・ローン等、その他 投資信託財産総額 % 99.6 0.4 100.0 (注)金額の単位未満は切捨て。 ○資産、負債、元本及び基準価額の状況 項 目 (2015年4月27日現在) ○損益の状況 当 期 末 項 (2014年4月26日~2015年4月27日) 目 円 (A) 資産 シュローダーPF日本株式マザーファンド(評価額) 未収入金 (B) 負債 9,874,644,257 9,833,804,111 40,840,146 113,811,640 未払解約金 40,840,146 未払信託報酬 70,586,900 その他未払費用 (C) 純資産総額(A-B) 2,384,594 9,760,832,617 元本 6,745,880,551 次期繰越損益金 3,014,952,066 (D) 受益権総口数 1万口当たり基準価額(C/D) [元本増減] 期首元本額 期中追加設定元本額 期中一部解約元本額 6,745,880,551口 14,469円 6,978,930,955円 1,557,464,274円 1,790,514,678円 (A) 有価証券売買損益 売買益 売買損 (B) 信託報酬等 (C) 当期損益金(A+B) (D) 前期繰越損益金 (E) 追加信託差損益金 (配当等相当額) (売買損益相当額) (F) 計(C+D+E) (G) 収益分配金 次期繰越損益金(F+G) 追加信託差損益金 (配当等相当額) (売買損益相当額) 分配準備積立金 当 期 円 2,529,096,959 2,839,728,084 △ 310,631,125 △ 138,761,968 2,390,334,991 697,042,086 △ 72,425,011 ( 3,283,485,844) (△3,355,910,855) 3,014,952,066 0 3,014,952,066 △ 72,425,011 ( 3,283,485,844) (△3,355,910,855) 3,087,377,077 (注1)損益の状況の中で(A)有価証券売買損益は期末の評価換え によるものを含みます。 (注2)損益の状況の中で(B)信託報酬等には信託報酬に対する消 費税等相当額を含めて表示しています。 (注3)損益の状況の中で(E)追加信託差損益金とあるのは、信託の 追加設定の際、追加設定をした価額から元本を差し引いた 差額分をいいます。 (注4)計算期間末における費用控除後の配当等収益(0円)、費用 控除後の有価証券等損益額(2,390,334,991円)、信託約款 に規定する収益調整金(3,283,485,844円)および分配準備 積立金(697,042,086円)より分配対象収益は6,370,862,921 円(10,000口当たり9,444円)ですが、当期に分配した金額 はありません。 ― 8 ― w6053_全体_02_シュローダー年金運用ファンド日本株式.docx 15/6/12 17 時 36 分 ページ:9 シュローダー年金運用ファンド日本株式 ○分配金のお知らせ 1万口当たり分配金(税込み) 0円 <分配金について> ・収益分配金には、課税扱いとなる「普通分配金」と非課税扱いとなる「元本払戻金(特別分配金) 」 があります。 ・分配金落ち後の基準価額が個別元本(受益者のファンドの購入価額)と同額または上回る場合は、 分配金の全額が普通分配金となります。 ・分配金落ち後の基準価額が個別元本を下回る場合は、下回る部分の額が元本払戻金(特別分配金)、 残りの額は普通分配金となります。 ・分配後の受益者の個別元本は、元本払戻金(特別分配金)の額だけ減少します。 <お知らせ> ・「投資信託及び投資法人に関する法律」の改正に伴い、法令適合性を維持する等の目的で2014年12月1日付 けで信託約款に所要の変更を行いました。2014年12月に決算を迎えるファンドより、 「運用報告書(全体版) 」 とこれに記載すべき事項のうち重要なものを記載した「交付運用報告書」の2種類を作成しております。 ・2015年1月24日付でデリバティブの使用目的をヘッジ目的に限定する変更を行いました。 ― 9 ― w6053_全体_02_シュローダー年金運用ファンド日本株式.docx 15/6/12 17 時 36 分 ページ:10 シュローダー年金運用ファンド日本株式 ○(参考情報)親投資信託の組入資産の明細 (2015年4月27日現在) <シュローダーPF日本株式マザーファンド> 下記は、シュローダーPF日本株式マザーファンド全体(6,103,318千口)の内容です。 国内株式 銘 柄 期首(前期末) 株 数 千株 当 株 期 数 末 千株 柄 千円 建設業(3.1%) 長谷工コーポレーション 銘 評 価 額 期首(前期末) 株 数 千株 当 株 期 数 末 評 価 額 千株 千円 金属製品(0.7%) 54.3 35.6 42,364 文化シヤッター - 50 54,250 大東建託 13 6.7 96,547 三益半導体工業 21.4 11.7 16,497 日本電設工業 46 32.9 59,976 機械(6.5%) 協和エクシオ 100.8 69.8 96,324 アイダエンジニアリング 70.2 25.6 35,865 33.6 - - ディスコ 16.7 11.5 126,615 ナブテスコ 52.2 35.7 119,059 96.3 58 259,869 小松製作所 36.2 - - - 112 215,936 ダイフク 13 5.4 8,856 新晃工業 15.8 8.2 10,110 TPR - 10.3 32,599 イーグル工業 55 30.5 75,518 日立製作所 456 268 224,664 東芝 638 414 203,315 三菱電機 167 116 182,410 東芝テック 207 162 113,238 40.7 24.1 133,032 - 81 64,767 セイコーエプソン 44.8 57.6 123,667 ジャパンディスプレイ 81.8 - - 56,763 アンリツ 44.7 - - 14,904 メイコー 9.1 - - 日本光電工業 3.3 2.6 8,372 大氣社 食料品(2.7%) 日本たばこ産業 化学(4.0%) クボタ 三菱瓦斯化学 345 - - 積水化学工業 94 - - 日本ゼオン 173 96 107,232 T&K 6.1 3.4 8,194 メック - 9 7,407 クミアイ化学工業 - 11 11,627 日東電工 - 17.2 133,558 藤森工業 41.8 27.8 103,138 JSP 44.4 6.2 13,615 TOKA 医薬品(6.3%) アステラス製薬 ロート製薬 215 115.8 223,899 - 32.3 56,137 参天製薬 26.5 68.8 109,736 日医工 89.6 56.7 147,760 キッセイ薬品工業 大塚ホールディングス 30.3 - 15.3 3.6 石油・石炭製品(0.0%) JXホールディングス 617.1 5.4 2,814 ゴム製品(3.2%) ブリヂストン 67.7 49.4 249,470 ニッタ 24.6 13.7 45,347 14 10 9,570 - 258 80,908 三ツ星ベルト 鉄鋼(0.8%) 新日鐵住金 非鉄金属(1.6%) DOWAホールディングス 住友電気工業 電気機器(12.9%) オムロン 富士通 OBARA 17.7 3.2 22,880 スタンレー電気 GROUP - 33.7 96,550 新光電気工業 - 53.1 46,887 121.5 17 23,264 リコー 輸送用機器(11.3%) 豊田自動織機 25.1 14 102,480 いすゞ自動車 235 110.5 180,391 トヨタ自動車 69.6 53.3 444,522 - 140 151,340 武蔵精密工業 - 5.5 13,766 102.4 - - アイシン精機 69.6 39.2 184,240 ― 10 ― w6053_全体_02_シュローダー年金運用ファンド日本株式.docx 15/6/12 17 時 36 分 ページ:11 シュローダー年金運用ファンド日本株式 銘 柄 本田技研工業 ハイレックスコーポレーション 期首(前期末) 株 数 当 株 期 数 末 千株 千株 千円 138.1 36.4 157,120 3.6 2.4 9,300 精密機器(0.8%) シチズンホールディングス 122.3 74.6 71,839 フジシールインターナショナル - 20.7 29,290 12.1 4.6 16,652 電気・ガス業(-%) 大阪瓦斯 190 - - 陸運業(2.0%) 東日本旅客鉄道 柄 53,900 118,147 8.7 5 96,150 - 5.1 18,844 AOKIホールディングス 79.4 - - イズミ 23.1 14 68,180 ケーズホールディングス 23.5 - - 良品計画 銀行業(8.8%) あおぞら銀行 397 - - 三菱UFJフィナンシャル・グループ 765.6 445.5 379,165 三井住友フィナンシャルグループ 126.6 75.7 398,106 391 - - 66 26.8 73,003 152.6 74 69,708 61.9 38.8 194,194 196.6 95.1 165,854 山九 - 62 34,906 スルガ銀行 センコー - 67 51,523 証券、商品先物取引業(0.7%) 50 53 214,120 176 98 118,874 T&Dホールディングス その他金融業(3.8%) 46.9 27.6 70,490 興銀リース 13.2 - - 東京センチュリーリース 13.1 25.1 97,764 50.5 20.4 78,744 ネクソン 87.2 - - ビットアイル 23.4 - - 野村総合研究所 33.8 15.6 74,958 10 13.2 35,191 9.5 - 日本ユニシス 66.7 82.1 94,004 日本電信電話 32.9 18.1 151,189 KDDI 74.5 116.4 341,634 6.3 9.1 74,893 - 22.8 12.3 95,361 卸売業(6.0%) シップヘルスケアホールディングス 保険業(3.7%) 東京海上ホールディングス 新日鉄住金ソリューションズ ソフトバンク 西日本シティ銀行 東海東京フィナンシャル・ホールディングス 情報・通信業(10.6%) 光通信 千円 7.7 43,015 ネットワンシステムズ 千株 22.5 65,880 伊藤忠テクノソリューションズ 末 評 価 額 37.2 9.9 NECネッツエスアイ 期 数 20.3 6.1 上組 当 株 セブン&アイ・ホールディングス 16 倉庫・運輸関連業(1.2%) 数 エービーシー・マート 16.5 日本航空 株 千株 ハマキョウレックス 空運業(2.2%) 期首(前期末) 小売業(3.7%) ユナイテッドアローズ その他製品(0.5%) トッパン・フォームズ 銘 評 価 額 - 14.5 43,239 黒田電気 50.3 29.2 62,867 シークス - 1.9 6,127 伊藤忠商事 288.7 121.9 176,998 三井物産 263.8 104.5 173,470 日立ハイテクノロジーズ 67.8 21.5 74,175 トラスコ中山 23.8 10.4 41,600 イオンフィナンシャルサービス 24 - - 264 142.3 271,650 47.3 41.8 102,619 20 10.6 12,995 テンプホールディングス 19.6 12.2 47,458 メッセージ 14.3 12.7 48,069 ディー・エヌ・エー 20.7 25.9 64,750 株 数 ・ 金 額 9,416 5,032 9,640,283 銘柄数<比率> 94 オリックス 不動産業(1.2%) 野村不動産ホールディングス ダイビル サービス業(1.7%) 合 計 96 <98.0%> (注1)業種・銘柄欄の( )内は、国内株式の評価総額に対する各 業種の比率。 (注2)評価額欄の< >内は、このファンドが組入れている親投資 信託の純資産総額に対する評価額の比率。 (注3)評価額の単位未満は切捨て。 ― 11 ― w6053_全体_03_シュローダーPF日本株式マザーファンド_(w4921 流用).docx 15/6/12 17 時 37 分 ページ:12 シュローダーPF日本株式マザーファンド 〈シュローダーPF日本株式マザーファンド 第16期〉 【計算期間 信 託 決 運 期 算 用 方 間 無期限 日 毎年3月10日。ただし当該日が休業日の場合は翌営業日。 針 中長期的に成長性の見込める銘柄に投資を行い、信託財産の成長を目指し ます。 主 要 投 資 対 象 組 入 制 2014年3月11日から2015年3月10日まで】 限 わが国の株式とします。 株 式 外 貨 建 資 産 株式への投資割合には制限を設けません。 外貨建資産への投資は行いません。 ― 12 ― w6053_全体_03_シュローダーPF日本株式マザーファンド_(w4921 流用).docx 15/6/12 17 時 37 分 ページ:13 シュローダーPF日本株式マザーファンド ○最近5期の運用実績 基 決 算 準 期 額 東 証 株 価 指 数* 株 式 株 式 純 期 中 組 入 比 率 先 物 比 率 総 中 (TOPIX) 騰 落 率 率 % % % % 価 期 騰 落 円 資 産 額 百万円 12期(2011年3月10日) 8,050 5.7 930.84 0.9 98.2 1.4 10,182 13期(2012年3月12日) 7,822 △ 2.8 845.28 △ 9.2 96.5 2.4 9,905 14期(2013年3月11日) 9,962 27.4 1,039.98 23.0 96.3 3.1 11,679 15期(2014年3月10日) 12,100 21.5 1,227.61 18.0 98.5 0.9 13,480 16期(2015年3月10日) 15,023 24.2 1,524.75 24.2 98.0 1.4 12,098 (注1)基準価額は1万口当たり。 (注2)株式先物比率は、買建比率-売建比率。 ○当期中の基準価額と市況等の推移 年 月 (期 首) 2014年3月10日 3月末 4月末 5月末 6月末 7月末 8月末 9月末 10月末 11月末 12月末 2015年1月末 2月末 (期 末) 2015年3月10日 日 基 準 価 騰 円 12,100 11,800 11,522 11,933 12,575 12,850 12,696 13,412 13,371 14,034 14,002 14,060 14,945 15,023 額 東 証 株 価 落 率 (TOPIX) 騰 % - 1,227.61 △ 2.5 1,202.89 △ 4.8 1,162.44 △ 1.4 1,201.41 3.9 1,262.56 6.2 1,289.42 4.9 1,277.97 10.8 1,326.29 10.5 1,333.64 16.0 1,410.34 15.7 1,407.51 16.2 1,415.07 23.5 1,523.85 24.2 1,524.75 指 数* 株 式 株 式 落 率 組 入 比 率 先 物 比 率 % % % - 98.5 0.9 △ 2.0 97.4 0.9 △ 5.3 97.8 0.7 △ 2.1 98.1 0.6 2.8 98.4 0.8 5.0 99.0 0.5 4.1 99.1 0.5 8.0 97.5 1.3 8.6 97.3 1.6 14.9 98.8 0.1 14.7 98.9 0.7 15.3 98.4 1.1 24.1 98.1 1.4 24.2 98.0 1.4 (注1)基準価額は1万口当たり。 (注2)騰落率は期首比。 (注3)株式先物比率は、買建比率-売建比率。 *当ファンドは、約款で東証株価指数(TOPIX)をベンチマークとすることを定めております。 ベンチマークとは、ファンドを運用する際、投資成果の基準となる指標のことです。 東証株価指数(TOPIX)は、わが国株式市場全体のパフォーマンスを表す代表的な指数です。 また、東証株価指数(TOPIX)は、東京証券取引所の知的財産であり、この指数の算出、数値の公表、利用など株価指数に関する すべての権利は東京証券取引所が有しています。 ― 13 ― w6053_全体_03_シュローダーPF日本株式マザーファンド_(w4921 流用).docx 15/6/12 17 時 37 分 ページ:14 シュローダーPF日本株式マザーファンド 当期中の運用経過等 (2014年3月11日から2015年3月10日まで) <当期の投資環境・運用概況> 市況について 国内株式市場は、企業業績の改善、日銀の追加金融緩和、円安進行、年金資金を扱う信託銀行からの買い越し 等を背景に大幅な上昇となりました。政府の新成長戦略でコーポレートガバナンス強化が掲げられ、投資家の 声も強まっており、企業側のROE(自己資本利益率)といった資本効率を示す指標への関心が高まりました。 配当性向の引き上げや余剰資金を自社株買いに充てる動きが増えて好感されました。また、公的年金の資産配 分が見直され、国内株式の運用比率引き上げが発表され、外国人以外の日本株の買い主体の存在感が増し、市 場の下支え要因となりました。 国内景気は消費増税のマイナス影響からの戻りが鈍く、下振れ傾向が続き、2014年7-9月期の実質GDP(国 内総生産)成長率が2四半期連続でマイナス成長となり、市場では予想外の弱さで株価は一時大きく下落しま した。年明け以降の国内経済は、輸出と生産に持ち直しの兆しがみられ、消費増税のマイナス影響が薄まる中、 賃上げによる消費主導での回復期待が高まり、株価上昇につながりました。 海外要因では原油価格の大幅下落、ウクライナや中東情勢の緊迫化、ロシア通貨の急落等により、投資家心理 が悪化して世界的な株安となって、日本株も大きく調整する局面はありました。欧州や中国の経済指標に低調 なものが目立ち始め、世界景気の停滞懸念が株価の重石となりました。しかし米国経済が好調を維持し、世界 景気を下支えしました。10月には米国が量的金融緩和策の終了を決定、米国の金融政策転換によるマーケット への影響が懸念されていましたが、早期利上げには慎重な姿勢が示されたことで安心感が広がりました。日米 金融政策の方向性の違いが鮮明化したことで、対ドルでの円安の動きが加速しました。EUが量的金融緩和を 決定するなど、米国以外の国で金融緩和の動きが広がったことも投資家心理の改善につながり、世界的に株高 の展開となりました。 ― 14 ― w6053_全体_03_シュローダーPF日本株式マザーファンド_(w4921 流用).docx 15/6/12 17 時 37 分 ページ:15 シュローダーPF日本株式マザーファンド 運用について このような運用環境の中、設定来、中長期的な成長性に対して株価に割安感がある銘柄に投資を行うこと(「グ ロース・アット・リーズナブル・プライス」)により、中長期的にベンチマークであるTOPIXを上回るこ とを目指した運用を行ないました。 自動車関連では、中長期的な成長力やグローバルでの競争優位性に対して、株価が出遅れており割安と判断し たブリヂストン、いすゞ自動車を買い増しました。また、バリュエーションがまだ低位にあったトヨタ自動車 の買い増しを実施し、収益の本格回復にはまだしばらく時間がかかると判断した本田技研工業や業績見通し及 びバリュエーション等の相対比較からアイシン精機を一部削減しました。自動車部品では高単価LEDヘッド ランプの搭載率上昇で高い収益成長が見込まれるスタンレー電気を新規に組み入れました。相対的な割安感に は乏しく、市場コンセンサスを上回る業績拡大は期待しがたいと判断した住友電気工業を全売却しました。 金融では、大手銀行株を大きくアウトパフォームして、割安感が後退した西日本シティ銀行を全売却、スルガ 銀行を一部削減しました。株主還元強化、資本効率重視の姿勢を明確に示した三菱UFJフィナンシャルグル ープや東京海上ホールディングスは、海外事業の収益貢献も順調に拡大しており、株価のバリュエーションの 低位にあることから買い増しを実施しました。業界内でも収益性が高く、リース資産の拡大のみならず固定費 削減による収益性改善にも積極的に取り組んでおり、今後の業績成長が見込めると判断した東京センチュリー リースを新規に組み入れました。 内需およびディフェンシブ関連では、株価の上昇余地が大きいと判断したアステラス製薬、日本航空、イズミ、 テンプホールディングス等を買い増しました。資金源には、株価上昇で割安感が薄れたと判断した大塚商会、 サントリー食品インターナショナル、ドンキホーテホールディングス、日立物流を全売却、東日本旅客鉄道を 一部削減しました。また、工場・物流倉庫向けやオフィスビル・商業施設向けに需要が堅調で、株価収益率は 業界トップメーカーに比べ半分の水準で、市場平均と比べても割安感が強い文化シヤッターを新規に組み入れ ました。 ― 15 ― w6053_全体_03_シュローダーPF日本株式マザーファンド_(w4921 流用).docx 15/6/12 17 時 37 分 ページ:16 シュローダーPF日本株式マザーファンド <基準価額とベンチマークとの差異および要因分析> 当ファンドは、東証株価指数(TOPIX)をベンチマークとしております。ファンドのベンチマーク に対する運用成果、要因分析についてご説明いたします。 期首12,100円でスタートした基準価額は、15,023円で当期末を迎え、24.2%の上昇となり、ベンチマークと同 水準の結果となりました。 要因としては、銘柄選択効果では電気機器での日立製作所、東芝、リコー等のオーバーウェイト、ソニーの非保 有がマイナスに影響しました。機械でのディスコ、イーグル工業のオーバーウェイト、医薬品で参天製薬、日 医工、アステラス製薬へのオーバーウェイトはプラスに貢献しました。業種選択効果では、空運業のオーバー ウェイトや不動産業のアンダーウェイトがプラスに寄与しましたが、卸売業のオーバーウェイトや石油・石炭 製品のオーバーウェイトがマイナスに影響しました。 *期首の値を100とし、指数化しております。 期 期 基準価額 首 円 12,100 期中最安値 円 11,199 ベンチマーク 1,227.61 1,132.76 (東証株価指数(TOPIX)) 基準価額とベンチマークとの差異(当期末現在) ①-② 期中最高値 円 15,130 1,540.84 (注) 基準価額、ベンチマークの騰落率および差異は、小数第2位を四捨五入しております。 ― 16 ― 円 15,023 1,524.75 末 騰 落 率 (期首比) %① 24.2 %② 24.2 △0.0% w6053_全体_03_シュローダーPF日本株式マザーファンド_(w4921 流用).docx 15/6/12 17 時 37 分 ページ:17 シュローダーPF日本株式マザーファンド <今後の見通しと運用方針> 今後の見通し 業績改善ペースと比較して株価上昇のペースがやや早く、株価バリュエーションは若干切り上がっているもの の、日本株全体で見ると妥当な水準にあるとみています。海外情勢の不透明感や米国の利上げ時期等の国内外 の金融政策への思惑により、短期的に相場が上下する可能性はありますが、日本企業の価格競争力向上や構造 改革効果の顕在化による持続的な企業業績の改善が日本株の支援材料となると考えます。中長期的な株価の上 昇余地を高める要素として、コーポレートガバナンス意識の高まりから企業側の資本効率への関心が高まって おり、今後の資本政策の変化も注目されます。 今後の運用方針 中長期的な観点から「グロース・アット・リーズナブル・プライス」(中長期的な成長性に対して割安な株に 投資する)の運用スタイルに合う銘柄にボトムアップ・アプローチで投資していく投資方針に変更はありませ ん。市場リスク・業種リスクに注意を払ったポートフォリオ運営を行っていきます。 業績改善に焦点を置いた銘柄選択を継続し、市場コンセンサスとの見通しの違いや何が株価に織り込まれてい ないのかを意識して投資判断を行っています。ボトムアップ・アプローチの結果、景気回復にやや比重を置い たポートフォリオ構成になっていますが、引き続き世界景気の動向に注意しながらポートフォリオ全体のリス クを管理していきます。 国際競争力を持った企業を選別し、独自の成長要因を持つ銘柄の発掘にも引き続き注力していきます。将来の 成長に向けた投資や事業構造改革等のコストが先行して業績改善が遅れている銘柄に関しても、業績見通し及 び株価バリュエーションを考慮し、投資のタイミングを計っていきます。 時価総額別では、市場の非効率性から大型株よりむしろ中小型株に株価の歪みが見られるケースが多く、企業 調査にも力を入れており、中型株の保有比率が相対的に高めとなっています。 ― 17 ― w6053_全体_03_シュローダーPF日本株式マザーファンド_(w4921 流用).docx 15/6/12 17 時 37 分 ページ:18 シュローダーPF日本株式マザーファンド ○1万口当たりの費用明細 項 目 (2014年3月11日~2015年3月10日) 金 当 額 期 比 率 円 (a) 売 買 委 託 手 数 料 0.062 ) (8) (0.062) (先物・オプション) (0) (0.001) 8 0.062 株 合 式 計 目 の 概 要 % 8 ( 項 (a)売買委託手数料=期中の売買委託手数料÷期中の平均受益権口数 売買委託手数料は、有価証券等の売買の際、売買仲介人に支払う手数料 期中の平均基準価額は、13,100円です。 (注1)各金額は項目ごとに円未満は四捨五入してあります。 (注2)各比率は1万口当たりのそれぞれの費用金額(円未満の端数を含む)を期中の平均基準価額で除して100を乗じたもので、項目ごと に小数第3位未満は四捨五入してあります。 ○売買及び取引の状況 (2014年3月11日~2015年3月10日) 株式 買 株 国 内 上場 数 千株 2,325 ( 41) 付 金 額 千円 2,955,539 ( -) 売 株 数 千株 4,942 付 金 額 千円 6,642,757 (注1)金額は受渡代金。 (注2)単位未満は切捨て。 (注3)( )内は株式分割、予約権行使、合併等による増減分で、上段の数字には含まれておりません。 先物取引の種類別取引状況 種 国 内 株式先物取引 類 別 買 新規買付額 百万円 1,281 (注)単位未満は切捨て。 ― 18 ― 決 建 済 額 百万円 1,254 売 新規売付額 百万円 - 決 建 済 額 百万円 - w6053_全体_03_シュローダーPF日本株式マザーファンド_(w4921 流用).docx 15/6/12 17 時 37 分 ページ:19 シュローダーPF日本株式マザーファンド ○株式売買比率 項 (a) 期中の株式売買金額 (b) 期中の平均組入株式時価総額 (c) 売買高比率(a)/(b) (2014年3月11日~2015年3月10日) 目 当 期 9,598,297千円 11,678,505千円 0.82 (注1)(b)は各月末現在の組入株式時価総額の平均。 (注2)単位未満は切捨て。 ○利害関係人との取引状況等 (2014年3月11日~2015年3月10日) 該当事項はございません。 利害関係人とは、投資信託及び投資法人に関する法律第11条第1項に規定される利害関係人です。 ― 19 ― w6053_全体_03_シュローダーPF日本株式マザーファンド_(w4921 流用).docx 15/6/12 17 時 37 分 ページ:20 シュローダーPF日本株式マザーファンド ○組入資産の明細 (2015年3月10日現在) 国内株式 銘 柄 期首(前期末) 株 数 千株 当 株 期 数 末 千株 柄 千円 期首(前期末) 株 数 当 株 期 数 末 評 価 額 千株 千株 千円 - 172 168,388 102.4 - - 非鉄金属(1.4%) 建設業(2.9%) 長谷工コーポレーション 銘 評 価 額 DOWAホールディングス - 34 36,822 16.8 9.3 121,225 日本電設工業 34 39.9 73,575 協和エクシオ 100.8 92 112,700 文化シヤッター - 67 69,211 33.6 - - 三益半導体工業 21.4 15.7 21,807 アイダエンジニアリング 57.1 51.4 70,366 ディスコ 14.7 15.3 171,513 ナブテスコ 大東建託 大氣社 サントリー食品インターナショナル 11.3 - - 日本たばこ産業 96.3 76.2 290,398 345 - - 化学(3.9%) 積水化学工業 日本ゼオン T&K TOKA メック 94 173 6.1 - - 127 4.5 9 - 136,017 10,426 7,515 日東電工 9.6 21 157,731 藤森工業 40.8 36.6 137,982 JSP 44.4 6.3 16,348 医薬品(6.9%) アステラス製薬 32.3 151.5 295,425 - 39.1 65,297 参天製薬 26.5 19.6 164,248 日医工 89.6 83.4 220,342 キッセイ薬品工業 30.3 20.5 74,415 ロート製薬 石油・石炭製品(0.6%) JXホールディングス 617.1 138 67,689 ゴム製品(3.1%) ブリヂストン 64.4 64.9 306,847 18 18 56,430 三ツ星ベルト 14 10 9,730 51.9 - - - 339 107,802 ガラス・土石製品(-%) 鉄鋼(0.9%) 新日鐵住金 40.6 47 155,570 クボタ - 133 260,414 ダイフク 13 9.4 14,118 新晃工業 15.8 11.4 14,535 - 12 37,020 43.1 40.3 94,463 日立製作所 456 320 256,800 東芝 638 543 258,956 三菱電機 167 152 210,596 東芝テック 185 210 157,500 48.8 31.5 161,910 - 104 80,568 セイコーエプソン 44.8 37.2 165,912 アンリツ 44.7 - - メイコー 9.1 - - 日本光電工業 3.3 2 12,720 TPR イーグル工業 電気機器(13.7%) オムロン 富士通 OBARA GROUP スタンレー電気 ニッタ オハラ 金属製品(0.8%) 機械(6.9%) 食料品(2.5%) 三菱瓦斯化学 住友電気工業 新光電気工業 リコー 22.7 6.1 41,785 - 44.4 129,204 - 55.6 51,485 110.9 80 98,920 輸送用機器(11.8%) ユニプレス 20.5 - - 豊田自動織機 30.7 18.3 121,695 いすゞ自動車 235 145.2 261,069 トヨタ自動車 69.6 72.1 589,633 ― 20 ― w6053_全体_03_シュローダーPF日本株式マザーファンド_(w4921 流用).docx 15/6/12 17 時 37 分 ページ:21 シュローダーPF日本株式マザーファンド 銘 柄 期首(前期末) 株 数 当 株 期 数 末 銘 評 価 額 柄 千円 エービーシー・マート 21.8 10.2 70,278 セブン&アイ・ホールディングス 37.2 29.6 139,519 良品計画 9.2 6.5 108,875 ドンキホーテホールディングス 5.2 - - - 6.8 26,044 69.6 42.8 184,896 小売業(3.6%) 本田技研工業 134.7 56.3 229,816 3.6 2.4 8,724 98.2 85,532 フジシールインターナショナル 12.1 6 20,130 電気・ガス業(-%) 大阪瓦斯 トラスコ中山 ユナイテッドアローズ その他製品(0.2%) AOKIホールディングス 69 - - イズミ 16.8 18.2 80,262 ケーズホールディングス 18.9 - - 190 - - 東日本旅客鉄道 24.2 9.2 93,242 ハマキョウレックス 10.9 12.9 52,954 山九 - 81 44,631 西日本シティ銀行 センコー - 23 17,089 スルガ銀行 日立物流 39.6 - - 42.5 69.9 259,678 176 129 152,220 陸運業(1.8%) 日本航空 37.7 36.4 86,122 新日鉄住金ソリューションズ 50.5 28.4 100,252 ネクソン 87.2 - - ビットアイル 23.4 - - 33.8 24.8 107,136 10 8.7 42,195 6 - - 9.5 - - 日本ユニシス 66.7 91.9 106,787 日本電信電話 32.9 23.7 172,654 KDDI 78.9 50.9 399,615 6.3 8.7 68,904 24.4 16.1 111,701 50.3 37.7 72,044 大塚商会 ネットワンシステムズ 光通信 ソフトバンク シークス - 0.5 1,477 伊藤忠商事 288.7 160.5 215,070 三井物産 263.8 137.6 231,168 67.8 28.3 106,974 日立ハイテクノロジーズ 442,050 三井住友フィナンシャルグループ 123.6 99.1 465,670 391 - - 74 35.3 87,614 証券、商品先物取引業(0.7%) 東海東京フィナンシャル・ホールディングス 東京海上ホールディングス 99.9 - - 73 97.6 87,547 61.9 50.9 217,343 196.6 125.3 201,733 その他金融業(3.4%) 興銀リース 東京センチュリーリース イオンフィナンシャルサービス オリックス 29.1 - - - 28.6 93,665 24 - - 255 187.5 310,781 41.1 39.6 80,348 20 14.7 15,831 14.9 - - 不動産業(0.8%) 野村不動産ホールディングス ダイビル 住友不動産販売 サービス業(1.4%) テンプホールディングス メッセージ ディー・エヌ・エー 合 卸売業(5.7%) 黒田電気 100,350 584.8 T&Dホールディングス NECネッツエスアイ 伊藤忠テクノソリューションズ 225 765.6 保険業(3.5%) 情報・通信業(10.1%) 野村総合研究所 439 三菱UFJフィナンシャル・グループ 野村ホールディングス 倉庫・運輸関連業(1.3%) 上組 銀行業(9.2%) あおぞら銀行 空運業(2.2%) 末 評 価 額 46,644 アイシン精機 122.3 期 数 13.8 4,894 シチズンホールディングス 当 株 千株 千円 2 精密機器(0.7%) 数 23.8 千株 - ハイレックスコーポレーション 株 千株 千株 武蔵精密工業 期首(前期末) 計 8.7 16 62,000 10.5 16.7 53,607 - 33.3 46,686 株 数 ・ 金 額 9,137 6,562 11,857,893 銘柄数<比率> 98 93 <98.0%> (注1)銘柄欄の( )内は、国内株式の評価総額に対する各業種の 比率。 (注2)評価額欄の< >内は、純資産総額に対する評価額の比率。 (注3)評価額の単位未満は切捨て。 ― 21 ― w6053_全体_03_シュローダーPF日本株式マザーファンド_(w4921 流用).docx 15/6/12 17 時 37 分 ページ:22 シュローダーPF日本株式マザーファンド 先物取引の銘柄別期末残高 銘 国 内 柄 株式先物取引 別 当 建 買 期 額 百万円 166 TOPIX 末 建 売 額 百万円 - (注)単位未満は切捨て。 ○投資信託財産の構成 項 (2015年3月10日現在) 目 評 当 価 期 額 千円 11,857,893 291,948 12,149,841 株式 コール・ローン等、その他 投資信託財産総額 (注)金額の単位未満は切捨て。 ― 22 ― 末 比 率 % 97.6 2.4 100.0 w6053_全体_03_シュローダーPF日本株式マザーファンド_(w4921 流用).docx 15/6/12 17 時 37 分 ページ:23 シュローダーPF日本株式マザーファンド ○資産、負債、元本及び基準価額の状況 項 目 (2015年3月10日現在) ○損益の状況 当 期 末 項 (2014年3月11日~2015年3月10日) 目 当 期 円 円 (A) 資産 コール・ローン等 株式(評価額) 12,148,281,286 248,757,980 11,857,893,370 未収入金 26,312,494 未収配当金 11,597,375 未収利息 差入委託証拠金 (B) 負債 未払金 未払解約金 (C) 純資産総額(A-B) 67 3,720,000 49,624,422 13,606,811 36,017,611 12,098,656,864 元本 8,053,273,386 次期繰越損益金 4,045,383,478 (D) 受益権総口数 1万口当たり基準価額(C/D) [元本増減] 期首元本額 期中追加設定元本額 期中一部解約元本額 8,053,273,386口 15,023円 11,140,456,419円 1,293,653,898円 4,380,836,931円 [当マザーファンドの当期末における元本の内訳] シュローダーPF日本株式ファンド(適格機関投資家向け) 1,965,182,978円 シュローダー年金運用ファンド日本株式 6,088,090,408円 (A) 配当等収益 受取配当金 受取利息 その他収益金 (B) 有価証券売買損益 売買益 売買損 (C) 先物取引等取引損益 取引益 取引損 (D) 当期損益金(A+B+C) (E) 前期繰越損益金 (F) 追加信託差損益金 (G) 解約差損益金 (H) 計(D+E+F+G) 次期繰越損益金(H) 266,245,923 265,864,445 28,945 352,533 2,266,005,672 2,539,808,942 △ 273,803,270 16,479,347 27,873,735 △ 11,394,388 2,548,730,942 2,339,705,162 398,081,763 △1,241,134,389 4,045,383,478 4,045,383,478 (注1)損益の状況の中で(B)有価証券売買損益および(C)先物取引 等取引損益は期末の評価換えによるものを含みます。 (注2)損益の状況の中で(F)追加信託差損益金とあるのは、信託の 追加設定の際、追加設定をした価額から元本を差し引いた 差額分をいいます。 (注3)損益の状況の中で(G)解約差損益金とあるのは、中途解約の 際、元本から解約価額を差し引いた差額分をいいます。 ― 23 ―
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