RX TREK PTCAバルーンカテーテル

APL2078456-3
**2014年11月11日
(第3版)
*2012年8月28日
(第2版)
医療機器承認番号:22300BZX00014000
高度管理医療機器
機械器具 51 医療用嘴管及び体液誘導管
冠血管向けバルーン拡張式血管形成術用カテーテル
JMDN:17184024
RX TREK PTCAバルーンカテーテル
再使用禁止
【警告】
【禁忌・禁止】
使用上の注意
1. 経皮的冠動脈形成術(PTCA)の施行は、迅速に、緊急冠動脈バ
イパス手術に対応できる体制を確保して行うこと。
[患者へ
の障害や生命にかかわる有害事象発生の可能性がある。]
2. 併用医療機器を含む、使用医療機器の添付文書を必ず参照
すること。[不具合/有害事象発生の可能性がある。]
適用対象
(部位)
中等度から高度の石灰化病変を治療する場合は注意して行う
こと。
[石灰化を含まない病変に比べ成功率が低下し、不具合
/有害事象(急性閉塞、血管損傷、バルーン破裂やカテーテル
の抜去不能等)が発生するリスクが高くなる。]
適応対象(患者)
冠動脈バイパス手術が適応不可と診断された患者に対する
PTCAの適用には、術中における血行動態的サポートを含む慎
重な配慮が必要である。
[特別なリスクが伴うため。]
使用方法
1. 血管内の操作は、高解像度のX線透視下で慎重に操作するこ
と。
2. 陰圧により、バルーンが完全に収縮するまで、本品を前進さ
せたりまたは引き戻したりしないこと。
3. 如何なる部分にも、局所的に過度な曲げや過度なねじり等
の負荷を加えないこと。本シャフトによじれやキンクが生
じた場合は使用を継続せず、新たなカテーテルを使用する
こと。[断裂等の損傷を防ぐため。]
4. 本品に一回転以上のトルクをかけないこと。
5. 操作中に抵抗を感じた場合は、操作を一時中止し、抵抗の原
因を突き止めること。抵抗を取り除けない場合は、必ずデバ
イスを一体として抜去すること。特に本品先端部は細く、破
損しやすいので注意すること。[強制的に本品を操作する
と、血管等への損傷ならびに本品の断裂、損傷等が生じ、本
品の一部が血管内に残留し回収が必要となる可能性があ
る。このような場合、医師は患者の容態等を検討した上で、
残留物の回収の必要性と回収方法について判断すること。
残留物の回収が必要と判断された場合、鉗子、スネア等によ
る回収、若しくは緊急心臓外科手術等の選択を検討するこ
と。]
6. バルーンの拡張径は、狭窄部のプロキシマル側またはディ
スタル側の血管径とほぼ同じであること。
[血管損傷の危険
性を減らすため。]
7. バルーン圧はバルーン最大拡張圧(RBP)を超えないこと。
[不具合/有害事象発生の可能性がある。]
8. バルーンの拡張には、造影剤のみを使用し、空気あるいはそ
の他の気体で拡張しないこと。
[不具合/有害事象発生の可
能性がある。]
9. 留置後のステント内に本品を通過させる場合、細心の注意
を払って操作すること。[バルーンの損傷等が生じる可能性
がある。]
[不具合/有害事象発生の可能性がある。]
再使用禁止 再滅菌を行わないこと。
適用対象
(部位)
・バイパスまたは側副血行路等により保護されていない左冠
動脈主幹部。
・顕著な狭窄が認められない冠動脈スパズム。
適用対象
(患者)
・過度の凝固時間延長があるなど、抗血小板療法、抗凝固療法
が禁忌の患者。
・造影剤等、施術に必要な薬剤に対して重篤なアレルギーの
ある患者。
・妊娠している、あるいはその可能性のある患者。
【形状・構造及び原理等】
<製品概要>
1. バルーンカテーテル本体
(1) 本品は、複合シャフトシステムを備え、ディスタル部にはバル
ーンが付いている。本シャフトは、シングルルーメンとデュア
ルルーメンを組み合わせたもので、一方のルーメンは、造影剤
を用いたバルーンの拡張に使用し、ディスタルシャフト内にあ
るもう一方のルーメンは、ガイドワイヤーを挿入することによ
り、狭窄部までの挿入、および通過を容易にする。本品は、濡
れると機能するHYDROCOAT親水性コーティングでコーティング
されている。
(2) 本品には複数のマーカーがついている。バルーンには、狭窄部
に対してバルーンの位置を確認するためのX線不透過性マーカ
ーがついており、バルーン推奨拡張圧(Nominal Pressure)をか
けて拡張させると、バルーンが定められた直径と長さになるよ
うに設計されている。プロキシマルシャフトにあるマーカー
は、ガイディングカテーテルの先端を基準にして本品の位置を
確認する際の目安となる。(本品の拡張用ポートに近い方のマ
ーカーは大腿穿刺用、もう一方のマーカーは上腕穿刺用であ
る。)
(3) 本品は、設計上、先端造影用およびカテーテル先端圧用に使え
るルーメンは組み込まれていない。
2. 付属品
保護シース/スタイレット
フラッシングツール
カテーテルクリップ
ディスペンサーコイル
<構造図>
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*製品により長さ及びデザインは異なる。
<体液に接触する部分の原材料>
ポリエーテルブロックアミド
ポリエチレン
ナイロン
ステンレス鋼
ポリエチレンオキサイド
シリコーン
*ポリアミド
1/4
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入し、本品の縦軸方向のみで操作を注意深く行い、横方向へ曲げ
たりねじったりしないこと。
(正しい操作方法)
<原理>
拡張するバルーンの膨らみをコントロールすることで狭窄性冠血
管を拡張する。血管拡張時に薬剤投与、血流確保又は切開を伴わな
い。
【使用目的、効能又は効果】
<使用目的>
本品は、経皮的冠動脈形成術(PTCA)における狭窄性冠血管の拡張及
びステント留置時の後拡張に使用する。
尚、後拡張はバルーン径2.0mm~5.0mmサイズに限る。
(図2)フラッシングツールのニードルを不十分な挿入状態で、本
品の縦軸に対し横方向へ曲げた場合、本品先端部分に過度の負荷
がかかり破損する可能性がある。
(誤った操作方法)
3. コーティングを機能させるために、バルーンをヘパリン加生理食
塩液に浸す。また、本品の使用中に表面が乾いてきた場合、ヘパ
リン加生理食塩液で表面を濡らしてから使用すると、コーティン
グが再機能する。操作中に少しでも抵抗を感じた場合は、操作を
中止し、新しいバルーンを使用する。
4. 併用医療機器の添付文書に従って、造影剤を充填したインフレー
ションデバイスを用意する。
5. 次の手順でバルーンからエアーを抜く。
(1) 造影剤約4mLを、シリンジまたはインフレーションデバイスに
充填する。
(2) シリンジまたはインフレーションデバイスを拡張用ポートに
接続し、先端部を下向きにしてカテーテルを持つ。
(3) 陰圧下で、15秒間、吸引する。圧をゆっくりと開放して、造影
剤で本シャフトを満たす。
(4) 本品の拡張用ポートからシリンジまたはインフレーションデ
バイスを取り外す。
(5) シリンジまたはインフレーションデバイスからエアーを完全
に取り除く。本品の拡張用ポートにシリンジまたはインフレー
ションデバイスを再び接続し、エアーが戻って来なくなるま
で、バルーンに陰圧をかけ続ける。
(6) シリンジまたはインフレーションデバイスの圧力をゆっくり
と開放する。
6. シリンジを使用している場合、シリンジを取り外し、エアーをシ
ステムに入れないように注意しながら、本品の拡張用ポートにイ
ンフレーションデバイスを接続する。
「使用方法に関連する使用上の注意」
患者の体内へ挿入する前に、必ずバルーン内のエアーを完全に抜
き、造影剤と置換すること。
(必要に応じて準備手順5.
(1)~
(6)を
繰り返す。)[エアーが残存していると、不具合/有害事象の起こ
る可能性がある。]
使用手順
1. 併用医療機器の添付文書に従い、Yコネクターを介して、ガイディ
ングカテーテル内にガイドワイヤーを慎重に挿入する。ガイドワ
イヤーイントロデューサーを使用している場合は、ガイドワイヤ
ーを挿入し終わったら、ガイドワイヤーイントロデューサーを抜
去する。
2. 必要に応じて、ガイドワイヤーにトルクデバイスを取り付ける。X
線透視下で確認しながら、ガイドワイヤーを標的血管まで挿入し
て、狭窄部を通過させる。
3. 本品の先端をガイドワイヤー上にバックロードし、ガイドワイヤ
ーポートからガイドワイヤーが出るようにする。
「使用方法に関連する使用上の注意」
本品をガイドワイヤー上にバックロードさせる際、本品をしっか
りと保持すること。また、本品をガイディングカテーテル内に挿
入する際、手で本品のプロキシマルシャフトをしっかりと保持す
ること。Yコネクターの開閉、および本品の抜去の際には、シャフ
ト径がバルーンサイズ毎に異なることを考慮する。
4. 本品がYコネクターに達するまで、ガイドワイヤーに沿って進め
る。Yコネクターのキャップを緩め、ガイドワイヤーの位置を維持
しながら本品を挿入した後、キャップを再び締める。挿入を容易
にするために、バルーンは陰圧をかけて完全に収縮させておく。
(1) キャップをしっかりと締めて本品の周囲を密閉する。このと
き、本品の動きを制限しないように注意すること。これにより、
併用医療機器による冠動脈圧の連続記録が可能になる。
【品目仕様等】
バルーン最大拡張圧(RBP):14atm
バルーン推奨拡張圧(Nominal Pressure):8atm
【操作方法又は使用方法等】
使用前に、本品が正常に機能すること、サイズ、形状が使用する症
例に適切であることを確認すること。
標準的な器具・材料(1回限りの使用器具・材料のみ。再滅菌や再使
用をしないこと。)
・滅菌済ヘパリン加生理食塩液
(ヘパリン加生理食塩液)
・冠動脈に適切なサイズと形状の大腿用または上腕用ガイディン
グカテーテル
・止血弁付きYコネクター
(Yコネクター)
・生理食塩液で1:1に希釈した60%造影剤
(造影剤)
・20mLのルアーロック式シリンジ
・0.014インチのガイドワイヤー
・ガイドワイヤーイントロデューサー
・トルクデバイス
・インフレーションデバイス
準備手順
使用する前に、手技に必要なすべての器具・材料に不具合がないか
を念入りに点検する。本品の滅菌包装が開封されていないか、曲が
り、ねじれ、その他の破損がないか調べる。何らかの異常が認めら
れる製品は使用しないこと。
併用医療機器の添付文書または標準の手順に従って、使用する器具
・材料を準備する。
1. 保護シースからスタイレットを取り外す。
2. ヘパリン加生理食塩液を充填したシリンジにフラッシングツー
ルを取り付け、下記a)もしくはb)の方法で、本品をフラッシュす
る。ヘパリン加生理食塩液がバルーンの約25cm近位にあるガイド
ワイヤーポートから出てくることを確認する。
a)
保護シースにフラッシングツールを挿入し、ヘパリン加生理食
塩液をルーメンに注入する。保護シースの先端をあまり強く保
持しないように注意して持ち、バルーンから滑らせるように、
ゆっくり取り外す。
b)保護シースの先端をあまり強く保持しないように注意して持
ち、バルーンから滑らせるように、ゆっくり取り外す。フラッ
シングツールをカテーテルの先端に挿入し、ヘパリン加生理食
塩液をルーメンに注入する。
以後フラッシングを行う際はa)もしくはb)の手順に従う。
「使用方法に関連する使用上の注意」
本品のガイドワイヤールーメン内を洗浄するためにフラッシン
グツールを本品先端から挿入する場合、フラッシングツールのニ
ードル部分を完全に先端チップに挿入すること
(図1)
。
[不十分な
挿入で本品の縦軸に対し横方向への曲げ応力が生じた場合、本品
先端部分に過度の負荷がかかり破損する可能性がある
(図2)
。]
(図1)フラッシングツールのニードルを本品先端から挿入する
際、フラッシングツールのニードル部分を完全に先端チップに挿
2/4
「使用方法に関連する使用上の注意」
Yコネクターをしっかりと締めて本シャフトの周りからの出血
を防止することが重要である。しかし、バルーンへの造影剤の
流入や流出を妨げたり、ガイドワイヤーの動きを制限するほど
強く締めすぎないこと。
(2) Yコネクターのキャップに本品のプロキシマルシャフトにある
適切なマーカーが並ぶまで、本品を挿入する。プロキシマルシ
ャフトにあるマーカーがYコネクターのキャップに並んでいる
ことにより、本品の先端がガイディングカテーテルの先端に達
したことを示す。
5. 狭窄部に達するまで、本品をガイドワイヤーに沿って挿入する。
バルーンを極低圧(1atm、15psi)に拡張して、挿入したバルーンの
配置が適切であることを確認する。
「使用方法に関連する使用上の注意」
ダブルワイヤーテクニックを用いた場合は、DUOSTAT(または同等
の)デュアルYコネクターを使用し、片方または両方のワイヤーを
挿入したり抜去する際に、あるいはこれにトルクを加える際に、
からませないように十分に注意をすること。手技中、ダブルワイ
ヤーテクニックを用いた場合は、ガイドワイヤーはどちらの方向
へも、180°以上回転させないこと。他のデバイスを抜去する前
に、まず1本のガイドワイヤーを患者から完全に抜去する。
(ステント内での10回を
6. 標準的手技に則り、バルーンを拡張する。
超える拡張、またはステント外での20回を超える拡張を行っては
ならない。)拡張していない間は、バルーンに陰圧をかけておく。
7. 本品とガイドワイヤーをYコネクターを介して、ガイディングカ
テーテルから抜去する。その後、Yコネクターのキャップをしっか
りと締めておく。
「使用方法に関連する使用上の注意」
本品を抜去した後は、直ちにガイドワイヤールーメン内をヘパリ
ン加生理食塩液等で洗浄し血栓等を除去すること。また、本品を
ガイドワイヤーに挿入する際、ガイドワイヤーはヘパリン加生理
食塩液等で浸したガーゼ等で頻繁に付着物を慎重かつ確実に除
去すること。[ガイドワイヤールーメン内の汚れ(血栓等)あるい
はガイドワイヤー上の付着物により、本品の挿入もしくは抜去時
に抵抗が生じ、そのまま操作すると本品の先端又は本体が破損す
る可能性がある。特に本品先端部は細く、破損しやすいので注意
すること。また、ガイドワイヤーの付着物等が凝固することによ
り抵抗を生じる場合があるので注意すること。]
8. カテーテルクリップを使用して、本品を巻いておく。
(1) カテーテルクリップを使用して、本品を一周巻きにすることが
できる。下図に本品の正しい巻き方とカテーテルクリップの使
い方を示す。
(2) カテーテルクリップで挟んだり、取り外したりする際は、シャ
フトを曲げたり、折ったりしないよう注意する。本品のプロキ
シマルシャフトだけを挟み、ディスタル側を挟まないようにす
ること。
本品の正しい巻き方
使用前
カテーテルクリップの正しい使い方
使用後
交換手順
本品は、施術者が一人で迅速にバルーンの交換を行えるように特別
に設計されている。本品の交換は、以下の通りに行う。
1. Yコネクターのキャップを緩める。
2. ガイドワイヤーとYコネクターを片手で保持し、もう一方の手で
バルーンシャフトを掴む。
3. ガイドワイヤーを定位置に保持することでガイドワイヤーの冠
動脈内での位置を保ち、ガイドワイヤーの位置をX線透視下で確
認しながら、本品をガイディングカテーテルから抜去する。
4. 収縮させた本品のガイドワイヤーポートがYコネクターから出る
まで引き戻す。ガイドワイヤーが病変部を通過した状態で、本品
の柔軟なディスタル部を慎重に、Yコネクターから少しずつ抜去
する。
5. 本品の先端をYコネクターから滑らせるように抜去し、Yコネクタ
ーのキャップをしっかりと締めてガイドワイヤーを定位置に固
定する。本品をガイドワイヤーから完全に抜去する。手技に使用
した後の本品をディスペンサーコイルに再び収納しないこと。
6. 次に使用するPTCA用バルーンカテーテルを、準備手順に従い準備
する。
7. 使用手順に従い、新たなPTCA用バルーンカテーテルをガイドワイ
ヤーにバックロードし、手技を継続する。
コンプライアンスチャート
バルーン径(mm)
拡張圧
(atm)
1.2
1.5
2.0
2.25
2.5
2.75
3.0
3.25
3.5
3.75
4.0
4.5
5.0
2
1.10
1.34
1.69
1.87
2.15
2.16
2.49
2.91
2.93
3.06
3.24
3.69
4.10
3
1.12
1.36
1.80
1.95
2.20
2.35
2.56
2.98
3.04
3.22
3.46
3.91
4.28
4
1.13
1.38
1.85
2.00
2.27
2.41
2.66
3.05
3.11
3.31
3.56
4.04
4.43
5
1.14
1.40
1.90
2.06
2.34
2.49
2.73
3.12
3.20
3.41
3.67
4.17
4.59
6
1.17
1.43
1.94
2.12
2.40
2.56
2.81
3.19
3.28
3.50
3.78
4.29
4.73
7
1.18
1.45
1.98
2.17
2.45
2.63
2.87
3.25
3.38
3.59
3.89
4.40
4.86
8
1.20
1.47
2.01
2.21
2.51
2.70
2.93
3.31
3.45
3.67
3.99
4.49
4.98
9
1.21
1.49
2.03
2.25
2.55
2.75
2.97
3.36
3.51
3.74
4.06
4.56
5.05
10
1.23
1.51
2.07
2.28
2.58
2.80
3.01
3.39
3.56
3.79
4.11
4.62
5.13
11
1.24
1.52
2.09
2.31
2.60
2.83
3.04
3.42
3.60
3.84
4.18
4.68
5.20
12
1.25
1.54
2.12
2.33
2.62
2.86
3.07
3.45
3.64
3.87
4.23
4.73
5.25
13
1.26
1.55
2.14
2.35
2.64
2.88
3.09
3.48
3.67
3.91
4.28
4.80
5.31
14
1.27
1.56
2.17
2.37
2.67
2.91
3.11
3.50
3.70
3.94
4.32
4.86
5.36
15
1.28
1.57
2.19
2.39
2.69
2.92
3.14
3.53
3.73
3.99
4.38
4.92
5.41
16
1.29
1.59
2.21
2.41
2.71
2.96
3.16
3.56
3.75
4.02
4.44
4.98
5.50
17
1.30
1.60
2.24
2.43
2.73
2.99
3.18
3.58
3.78
4.05
4.49
5.04
5.56
*※上記コンプライアンスチャートに記載されていても、取扱いのな
いサイズがあります。
バルーン最大拡張圧(RBP):14atm
バルーン推奨拡張圧(Nominal Pressure):8atm
RBPはin vitroでの結果に基づいた値であり、その条件下ではRBP以下
の圧力では99.9%のバルーンが破裂しないことが確認された(95%
信頼限界)。拡張の状況は病変の状態によって異なるので注意をす
ること。過圧を防止するためにインフレーションデバイスの圧表示
を確認すること。
【使用上の注意】
<重要な基本的注意>
1. 本品の使用は、血管造影法、PTCAの手技に習熟した医師に限られ
る。
2. 手技中は必要に応じて、適切な抗凝固剤/冠動脈拡張剤等を患者
に投与する。術後は、医師が定めた期間だけ、抗凝固療法を継続
する。
3. ステントの後拡張には、バルーン径2.0mm~5.0mmの本品を使用す
ること。
<不具合>
本品の使用に伴い、以下のような不具合の可能性がある。ただし、以
下に限定されるものではない。
・先端チップ断裂※
・カテーテルシャフト断裂※
・バルーン断裂
・カテーテル抜去困難
・バルーン破裂
・バルーン拡張/収縮不良
・キンク
・位置決め困難
・梱包不良
・挿入困難
・抵抗
・構成部品の誤配置
**・リーク
**・カテーテル損傷/破損
※
操作中抵抗を感じ、そのまま本品のみを抜去した場合、発生しやす
い。
**不具合に伴い、構成部品の体内遺残の可能性がある。
3/4
<有害事象>
本品の使用に伴い、以下のような有害事象の可能性がある。ただし、
以下に限定されるものではない。
・心筋梗塞
・心室細動を含む不整脈
・動静脈瘻
・冠動脈の解離、穿孔、破裂、損傷
・死亡
・薬物反応、造影剤に対するアレルギー反応
・塞栓(空気、組織、血栓性)
・出血/血腫
・低血圧/高血圧
・感染症
・拡張した冠動脈の再狭窄
・冠動脈/バイパスグラフトの完全閉塞
・冠動脈スパズム
・狭心症
・動脈瘤
・心停止
・心不全
・緊急(非緊急)冠動脈バイパス手術
・処置が必要な血管合併症
・血管修復を要する場合がある挿入部位を含む血管合併症
・挿入部位の感染/疼痛/血腫/出血
・心タンポナーデ
・末梢の虚血(血管損傷に起因)
・腎不全
・ショック/肺水腫
・虚血(心筋)
・入院/入院の延長
**・脳虚血/一過性脳虚血発作(TIA)
**・手技時間の延長
【貯蔵・保管方法及び使用期間等】
<貯蔵・保管方法>
水濡れ及び直射日光を避け、涼しい場所で保管すること。
<有効期間・使用の期限
(耐用期間)
>
本品の包装に記載されている使用期限までに使用すること。
【包装】
1本/箱
【主要文献及び文献請求先】
本品の使用に際しては、ACC/AHA等で監修しているPTCAに関する最
近の手技についての文献を参考にすること。
<文献請求先>
アボット バスキュラー ジャパン株式会社
東京都港区三田3丁目5番27号
問い合わせ窓口/電話番号:03-4560-0780
(Mktg代表番号)
【製造販売業者及び製造業者の氏名又は名称及び住所等】
製造販売業者:
アボット バスキュラー ジャパン株式会社
〒108-6304 東京都港区三田3丁目5番27号
電話番号:03-4560-0700(代表)
製造業者:Abbott Vascular
アボット バスキュラー
*製造国:米国、コスタリカ
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