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2014年12月、国際投信

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国際投信投資顧問/経済調査部
今月の論点 (投資戦略マンスリー 2014年12月号)
当面は米国利上げ開始が意識されやすく、資源・新興国通貨の全面的な反発は難しい情勢か
M
全体で見れば国際金融市場の方向性はリスク選好だが
11月に入り、株式市場では日経平均株価が2007年10月以来の17,000円台を
回復、米国NYダウは史上最高値更新を続けるなど、リスク選好の流れが優
勢な様子が確認されます。一方、為替市場ではやや様相が異なるようです。
20
2003年通年
30
20
対米ドルで下落
‐10
‐20
対米ドルで下落
2004年上期
2014年下期
ロシアルーブル
コロンビアペソ
ニュージーランドドル
ブラジルレアル
メキシコペソ
オーストラリアドル
南アフリカランド
トルコリラ
インドルピー
フィリピンペソ
インドネシアルピア
‐30
マレーシアリンギ
インドネシアルピア
ブラジルレアル
オーストラリアドル
トルコリラ
マレーシアリンギ
メキシコペソ
ニュージーランドドル
フィリピンペソ
‐20
2014年上期
対米ドルで上昇
0
0
‐10
2014年
(%)
10
対米ドルで上昇
10
ロシアルーブル
その後は通貨高に転じ、2007年まで続きましたが、今回は各国の景気回復
力の鈍さが重石となりそうです。各国とも2015年は概ね成長率加速が見込ま
れますが、米国を下回る国も多くあります(図2)。米国利上げという逆風
が迫る上、資源・新興国の高成長期待が薄れ、マクロ経済の健全性や経済改
革の進展度にも目が向けられるなか、全面的な通貨反発は困難と予想します。
2003年初~2004年上期
インドルピー
同様の相場展開は2004年の利上げ開始前にも見られました。2003年は主要
先進国の金融緩和を背景に、世界的に景気回復色が鮮明となり、資源・新興
国通貨は概ね上昇となりました(図1左)。2004年に入り、FRB(米国連邦
準備理事会)が1月の声明文で文言を変更(金融緩和を相当な期間維持→金
融緩和解除まで辛抱強くなれる)、4月に当時のグリーンスパンFRB議長が
「デフレはもはや脅威でない」と発言したことなどを受け、米国利上げ観測
が台頭、6月末の利上げ開始日にかけこれらの通貨は上値を重くしました。
40
南アフリカランド
 資源・新興国の高成長期待が薄れ、通貨の本格反発は困難か
主要国通貨の対米ドル騰落率(期間別)
(%)
コロンビアペソ
近年のリスク選好局面では、資源・新興国の通貨は相対的な高成長・高金
利を背景に対米ドルで全面高となる傾向がありましたが、2014年を振り返る
と、上期こそ2013年5月の米国QE3(量的金融緩和第3弾)早期縮小懸念に端
を発した全面安から反発に転じたものの、下期は再び全面安の展開です(図
1右)。2013年の混乱を教訓に、各国特に新興国はインフレ抑制・経常収支
改善・財政再建など構造改革を進める姿勢を見せていますが、その成果が表
れるには時間を要すると考えます。米国が今年10月にQE3を終了、利上げ開
始が視野に入るなか、近年、これらの国に流入していた投資資金が、米国の
利上げを契機に逆流(流出)するとの懸念が拭えないものと推察されます。
【図1】 2014年後半、米国利上げが意識され軟調な主要通貨
注)上期は当年初~6月末、下期は当年7月初~12月末。2014年下期は11月25日まで。
出所) Bloombergより当社経済調査部作成
【図2】 資源・新興国は景気回復色強めるが停滞感の残る国も
主要国 実質GDP(前年比)見通し
9
8
(%)
2011年4月時点
9
インド
7
3
南アフリカ
ブラジル
トルコ
メキシコ
オーストラリア
2
米国
5
4
6
4
3
1
(年)
2011 2012 2013 2014 2015 2016
インド
5
2
1
0
2014年10月時点(直近)
8
7
6
(%)
0
メキシコ
米国
トルコ
オーストラリア
南アフリカ
ブラジル
(年)
2011 2012 2013 2014 2015 2016
注)値は全て各時点のIMF World Economic Outlookに基づく。予想は左図が2011年以降、右図が2014年以降。
予想はIMFによる。
出所) IMFより当社経済調査部作成
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KOKUSAI Asset Management Co., Ltd.
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今月の論点 (投資戦略マンスリー 2014年12月号)
国際投信投資顧問/経済調査部
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○ 本資料中のグラフ・数値等はあくまでも過去のデータであり、将来の経済、市況、その他の投資環境に係る動向等を保証するものではありません。
○ 本資料の内容は作成基準日のものであり、将来予告なく変更されることがあります。(作成基準日:2014年11月27日)
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○ 本資料に示す意見等は、特に断りのない限り本資料作成日現在の国際投信投資顧問経済調査部の見解です。
また、国際投信投資顧問が設定・運用する各ファンドにおける投資判断がこれらの見解に基づくものとは限りません。
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