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-海外化学業界および技術動向に関する情報-
〈12 月度の注目テーマ〉
近年、大手のポリアミド(PA)樹脂メーカーは、アジアでは市場に密着して製品開発を進める
と共に、欧米市場では自動車用途を中心に、従来よりもさらに高い強度や耐熱性などを有する材
料を開発しています。これまで以上に高性能な PA 樹脂が求められる背景には、自動車のさらな
る軽量化やエンジンルーム高温化に対応する材料への要求などがあります。今月は、PA 樹脂の
事業環境、新製品、用途などのトレンドを取り上げます
1: PA 樹脂の事業環境、新しい製品や用途などのトレンド
主要メーカーは、PA6 樹脂では BASF 社(独)
、DSM 社(蘭)
、Lanxess 社(独)
、PA66 樹脂
はデュポン社(米)
、Solvay 社(ベルギー)
、BASF 社、さらに芳香族系 PA(PPA)樹脂はデュ
ポン社、Solvay 社、Ems-Chemie 社(スイス)
、また長鎖 PA(PA12 など)は Evonik 社(独)
、
Arkema 社(仏)などで、過去数年間変動はありません。
これらのメーカーの多くはアジアで R&D センターを開設しており、上海では BASF、DSM、
デュポン、Solbay の各社が、また香港では Lanxess 社が、いずれもローカル市場に対応した製
品の開発を行っています。また BASF 社は、韓国でエンプラ(PA、PBT)コンパウンド設備増
強を進めており、中国での設備増強を合わせて、アジアでのエンプラ生産能力は現在の 13 万ト
ンから 2015 年には 22 万 5,000 トンになる予定です。
主な材料開発の動向と用途分野は以下の通りです。
・繊維強化樹脂による金属代替:強度・剛性の改善と一層の薄肉化のために、強化繊維の高含有
率化、 製品例:GF60%強化 PA 樹脂の自動車シート用ダンピングエレメント(錫製より 50%
軽量)
、芳香族系 PA 樹脂の水道メーターハウジング(鉛を含む合金の代替)
・織物強化熱可塑性樹脂コンポジット:Lanxess 社はコンポジット技術をもつ Bond-Laminate
社を買収、BASF 社とデュポン社は製品と技術サポートをセットにしたシステムを開発
・電気・電子分野の難燃材料:赤燐が多く用いられる一方で、明るい色の材料には有機リンコン
パウンドなどが使用される
・高品質表面で耐スクラッチ性の材料: BMW i3 車のシートバックレスト(BASF、PA6 樹脂)
、
事務用回転椅子(同、Ultramid ® SI)、また旭化成ケミカルズ(株)GF 強化 PA 樹脂は高 GF
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含有率にもかかわらず表面品質が高いといわれる
・自動車エンジンルーム用の高耐熱材料:エンジンの小排気量化と過給機装着により、チャージ
エアの温度は 230℃になるといわれる。
【中国・ASEAN・インド・南米など新興経済国関係】
2: 香港の金型メーカーTK 社、広東省深センの米国系金型製造工場を買収
プラスチック金型製造などの TK 社(香港)は、Jabil 社(米)の事業会社 Nypro Tool の金型
製造工場(中国、広東省深セン市)を買収しました。買収の目的は、モバイル機器、電子機器、
医療用具、自動車などでの需要増大に対応するためです。TK 社の金型製造事業の今年上半期売
上高は 2,970 万ドル(前年同期比 31%増)です。
3: 中国の金型メーカーJason Tooling 社、広東省東莞に新工場
中国の金型メーカーJason Tooling 社は、生産能力を倍以上に増強するため、広東省東莞に新
工場を建設(投資額 4,000 万ドル)しており、12 月に稼働の予定です。同社製品の 50%は欧州
へ、30%が北米へ各輸出され、残りがアジアへ出荷されており、顧客の 90%は自動車産業といわ
れています。同社の 2013 年輸出実績は金型 2,500 万ドル、樹脂成形品 700 万ドルでした。
4: 米国の CSP 社、中国企業とコンポジット、コンパウンドなどの合弁会社設立
米国の Continental Structural Plastics(CSP)社は、中国の Qingdao(青島)Victall Railway
社と、50:50 の合弁会社 CSP Victall(Tangshan、唐山)Structural Composites 社を設立しま
した。合弁会社は中国の Tangshan(唐山)で、自動車、建設と農業用品などのためのコンポジ
ット部品、コンパウンド、シート成形コンパウンド(SMC)などを生産する予定で、生産開始は
2015 年第 3 四半期の予定です。
5: 廃プラリサイクルについて、欧州と中国の関係組織が会合
プラスチックリサイクル回収組織の欧州協会(EPRO、非営利組織)と中国プラスチック加工
産業協会のプラスチックリサイクル委員会が、10 月の Sino-EU 協力セミナーで会合を持ちまし
た。EPRO は、廃プラ中の不純物の問題に関連して、今年から EU 全体に導入されている廃プラ
のサプライヤーなどに対する新しい認証システム EUCertPlas を説明して、中国でも採用するこ
とを勧め、中国側からはその費用などについて質問があったといわれています。
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6: 中国の廃プラ輸入量は前年より増加、グリーンフェンス政策で低レベルの業者は減少
中国環境保全部によれば、中国は今年の第 3 四半期までに、廃プラを 663 万トン(49 億米ド
ル、前年比 19%増)輸入しました。輸入先のトップは香港、次いで日、米、独です。昨年発令さ
れたグリーンフェンス政策(廃棄物の密輸取締りや通関検査を強化)によって、環境に大きな悪
影響を及ぼしたとされる大半の零細企業は廃業または、改善されたといっています。
7: 医療用具などの Carclo 社、製造拠点を上海から太倉へ移転し、生産能力を増強
プラスチック製医療用具や電子部品の射出成形を手掛ける Carclo 社(英)は、中国の製造拠
点を上海から江蘇省、太倉(Taicang)付近へ移転し、クリーンルームでの生産能力などを増強
しています。同社は中国のほかに、英、米、チェコ、インドに工場を有し、売上の 60%が医療用
具で、プラスチック成型事業の今年前半の売上は約 4,700 万ドルといわれています。
8: 自動車部品の Faurecia 社、中国で売上倍増を計画、さらに 17 工場を新設予定
自動車部品の Faurecia 社(仏)は、中国事業の売上高を今年の 23 億ユーロ(予想)から 2018
年までに 40 億ユーロにする目標を掲げています。そのために中国で 4 億ユーロを投資して、さ
らに 17 工場を建設する予定といわれています。同社は現在中国で 38 の工場と 4 つの R&D セン
ターをもち、従業員は 11,000 人といわれています。
9: アフリカのプラスチック市場
Applied Market Information(AMI)社(英)によれば、アフリカのポリマー需要は国によっ
てかなりの差がありますが、平均 8%/年で成長する見込みです。全体需要の約半分をナイジェリ
ア、エジプト、南アフリカが占め、生産も主にこの 3 カ国で行われています。需要の内訳は PE、
PP などのポリオレフィン樹脂が 60%を占め、プラスチック用途の半分は包材です。近年、PET
樹脂の需要が急速に伸びています。生産拡大投資の障害は、電力供給や政情が不安定であること
とされています。
【欧米・中東関係】
10: POM 樹脂の市場と用途のトレンド
POM 樹脂の市場は近年 6~7%/年で成長しており、2013 年の世界需要は 110 万トンと推定さ
れています。剛性、摺動性、寸法安定性、耐薬品性などが優れ、自動車や家電のほかに、医療用
具や食品製造設備などへも用途が拡大しています。主な用途と必要な物性は下記の通りです。
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・自動車シートベルトシステムなど内装部品:低 VOC グレード
・燃料タンクホース:PA11 や PA12 と類似の特性(靱性、、耐薬品性、低吸湿性など)
・燃料フィルタハウジングなど:導電性など
・医療用具:長期の安定供給、ポリマー組成不変、GMP 規格の製法
・食品製造ラインの部品:金属探知機や X 線で検知可能
・飲料水と接触する用途(シャワーヘッドなど)
:低移行性、中性の味覚
・ウィンドーリフトプレート、モーターハウジングなどの構造部品:GF 強化 POM、高い破断強
度、耐衝撃性、耐摩耗性など
11: PMMA 樹脂の市場と用途のトレンド
PMMA 樹脂の生産量は、ペレットとシートを合わせて世界で 180 万トン、需要の 70%をアジ
ア・太平洋地域が占めるといわれています。生産能力は 2010 年から現在までに 25%増加し、中
東ではさらに 4 万トンの増強計画が進行中です。PMMA 樹脂の生産能力は、三菱レイヨン(株)、
Evonik 社(独)
、Altuglas International(仏)の 3 社で、全体の 45%を占めるとされています。
増加傾向にある用途、または今後増える可能性がある用途は下記の通りです。
・自動車用グレージング:従来の PMMA 樹脂は高温または低温で可逆的曇り現象があったが、
Evonik 社の新製品 Plexiglas® Resist AG 100 はこの問題を解決したとされる
・自動車用 LED 照明:新たなデザインの照明、ヘッドライナーの面照明、方向指示器
・自動車の不透明部品:ピラーカバー、スポイラー、ミラーハウジングなど、無塗装で高光沢
・タッチ式モバイル機器のディスプレイカバー:トップコート材として PC 樹脂と共押出
・ディスプレイの導光フィルム:光拡散機能を有する高透過率のフィルム
・建物ファサドや窓枠の保護フィルム:耐候性を生かす透明保護層
・テラス屋根材などの中空シート(マルチウオールシート)
:黄変せず、軽量
・医療用具:耐油・耐アルコール性、永久抗菌性
12: 3D プリンティング材料市場、2019 年には 6 億 5,000 万ドル
BCC Research 社(米)のレポートによれば、今後 3D プリンティング材料市場は年平均成長
率 17.9%で成長し、2019 年には 6 億 5,000 万ドルに達する見込みです。内訳は感光性ポリマー3
億 8,000 万ドル、熱可塑性樹脂(ABS、PLA、PC、PA など)1 億 9,260 万ドルなどで、用途分
野は医療・歯 25%、消費者向け製品 22%、次いで自動車となっています。
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13: Evonik 社、航空機外装部品に使用可能なポリメタクリルイミド樹脂発泡体を開発
Evonik 社は、温度と機械的応力の極端な変化に耐える高性能なポリメタクリルイミド(PMI)
発泡体 ROHACELL® HERO を開発しました。この材料は、航空機の外装部品に使用可能で、サ
ンドイッチ構造のコア材として従来のハニカム構造を代替に用いて、翼、着陸装置のドア、垂直・
水平安定板、補助翼などの用途に適するとされています。
14: 発泡 PP 樹脂製の自転車用ヘルメット、収納時は折りたたみ可能で高さが半減
Closca 社(スペイン)は、発泡 PP 樹脂から作られた自転車用ヘルメットを開発しました。こ
のヘルメットは、上部が下部の内側に沈むことで折りたたみ可能な構造を有し、脱着時には高さ
が半分以下(M サイズ、128mm → 61mm)になるので、バッグなどへ収納できます。通常の
ヘルメットは主に ABS 樹脂で作られています。
15: 高温用途に適し、加工が容易なポリイミド樹脂
架橋剤の Nexam Chemical 社(スェーデン)は、高温での使用に適し、さらに樹脂トランスフ
ァー成形で加工が可能なポリイミド樹脂 NEXIMID® MHT-R を上市しました。この樹脂は同社
の複数の架橋剤 NEXIMID®をベースとし、他の高温耐性が優れたモノマーを組合せて作られま
す。用途は航空機や工業機械などで高温になる部品とされています。
16: ドイツの Dreyplas 社、三井化学(株)の超高分子量 PE を販売、狙いは東欧諸国
ドイツの樹脂販売業者 Dreyplas 社は、三井化学(株)の超高分子量 PE 樹脂の取り扱いを始
めました。主に東欧諸国への販売を目指しています。Lubmer®グレードはペレットで射出成型用、
Hi-Zex Million®グレードは粉末でラム押出成形(粉末の充填、圧縮、焼成、冷却をシリンダー内
で連続して行う成形法)
、圧縮成形、回転成形に適するとされています。
17: プラスチック技術者協会の自動車コンポジット会議で紹介された材料や技術
9 月に米国で開催された 2014 年プラスチック技術者協会の自動車コンポジット会議では、下
記のような長繊維強化熱可塑性樹脂(LFT)や連続繊維強化熱可塑性樹脂が注目されました。
・Invista 社(米)
:長繊維強化コンポジット用の高流動性 PA66 樹脂 Torzon®、繊維と樹脂の密
着性向上で、通常の長繊維強化 PA66 樹脂に比べて引張強度 3 倍、曲げ弾性率 2 倍
・デュポン社(米)
:軽量構造に強度と剛性を組み合わせた技術 Vizilon® TPC、製品形態は PA66
樹脂や PPA 樹脂からなるオーバーモールド用ペレットと長繊維強化同樹脂のシート
・PlastiComp 社(米)
:長繊維 GF と長繊維 CF を組合せたペレット Complet® LFT、長繊維
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GF20%+長繊維 CF20%の PA66 樹脂は、長繊維 CF40%単独に近い特性を 20~50%低い価格
で実現。
18: PP 樹脂ベースのパージ用コンパウンド Asaclean(アサクリン)HP
Sun Plastech 社(米)は、PP 樹脂ベースのパージ用コンパウンド Asaclean®(アサクリン®)
HP グレードを上市しました。このグレードは当初日本の自動車部品メーカー向けに開発され、
高流動性で、大型成形機での色交換やホットランナーの洗浄に適するとされています。
19: 非ハロゲン難燃で薄肉成形に適する PA66/6 共重合樹脂、BASF が上市
10 月にドイツで開催されたプラスチック加工見本市 FAKUMA で、BASF 社は新しい GF 強化
PA66/6 の共重合体 Ultramid® A3U42G6 を出展しました。この樹脂は非ハロゲン難燃で、肉厚
0.4mm で UL 94V-0 を達成します。この難燃剤は成形品表面に移行することはなく、樹脂の用途
は調節装置(controls)
、接触器(contactors)
、コネクタ(connectors)などです。
20: リサイクル樹脂を含む PA6 樹脂や PA66 樹脂のコンパウンド
Teknor Apex 社(米)は、リサイクル品を含む PA 樹脂のコンパウンドグレード Recyclon® 400
(PA6)と同 500(PA66)を見本市 FAKUMA 2014 で出展しました。すべてのグレードが 140℃
で 100 時間の熱劣化テストで、初期特性の 80%以上を示し、用途は自動車部品、消費者向け用品
などを想定しています。
21: Styrolution 社、スウェーデンの PS 工場(生産能力 8 万トン/年)を閉鎖
PS 樹脂などの Styrolution 社(独)は、PS 樹脂事業のコスト構造改善などの理由で、スウェ
ーデンの PS 工場を今年 12 月末で永久に閉鎖すると発表しました。
同工場は生産能力 8 万トン/ 年
で、同社の PS 生産能力の 11%を占め、従業員は 51 人です。
22: Lanxess 社、新しく 2 種類の PA6 樹脂グレードを上市
Lanxess 社(独)は、2 種類の PA6 樹脂の新グレードを上市しました。
・Durethan® BKV 60 XF:60%GF 強化、従来品より流動性を 30%改善、用途は厚さ 1mm 以下
の薄肉リブをもつ成形品、レーザーマーキング可能
・Durethan® BG 60 X XF:GF とガラス微小球を合計 60%含む PA6 樹脂、収縮異方性がほとん
どなく、歪のない成形品が得られる、用途はタブレット PC などの高剛性の薄肉成形品
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23: プラスチック技術者協会の 2014 年自動車技術革新賞
プラスチック技術者協会
(SPE)
の自動車部門は、2014 年の自動車技術革新賞を発表しました。
エンプラを用いた部品では下記が受賞しました。
・外装部門:現代自動車(韓)の Kia Sorento クロスオーバー車のパノラマサンルーフのフレー
ム:材料は GS Caltex 社(韓)の PA6 樹脂(Hiprene® ALC12B)
・シャーシとハードウェア部門:ルノー社(仏)シティカーTwingo のクーラントチューブ:材
料は PA612(Zytel® LC6200、デュポン社)と PP の共押出
・材料部門:フォード社(米)セダン Mondeo 車の金属外観パネル、材料は Samsung Chemical
社(韓)の PC 樹脂と ABS 樹脂
・パワートレイン部門:フォルクスワーゲン社(独)のクランクシャフトカバー:材料は DSM 社
(蘭)の PA410 樹脂(EcoPaXX® Q-HG10)
・加工組立部門:フォード社(米)2015 F-150 pickup 車の LED 光学式ヘッドランプレンズ:材
料は Bayer MaterialScience 社(独)の PC 樹脂(Makrolon® LED 22.4.5)
24: BMS 社、新しい難燃性 PC・ABS ブレンド樹脂を上市
Bayer MaterialScience 社(独)は、新しい難燃性 PC・ABS ブレンド樹脂 Bayblend® FR4000
シリーズを上市しました。同社によれば、この樹脂は従来の製品より耐火性が優れており、グロ
ーワイヤ燃焼性指数(GWFI)960℃、難燃性 UL94 V-0 です。用途としてパソコンなどの電子機
器のハウジング、電気自動車のリチウムイオン電池密封材料などが挙げられています。
25: 鉄道車両用の難燃 PA 樹脂と、自動車用の高耐熱 PA 樹脂
最近上市された高い難燃性や耐熱性を有する PA 樹脂が注目されています。Evonik 社(独)の
PA12 樹脂 Vestamid® は、鉄道車両のための材料基準 EN 45545-2:2013 で、煤煙濃度や酸素
ガス指数などが最も厳しいハザードレベル 3 を満たします。また DSM 社(蘭)が次世代 PA 樹
脂として見本市 FAKUMA2014 に出展した Stanyl ® Diablo PA46 樹脂(HDT 267℃)と
Akulon® Diablo 6/66 樹脂(HDT 245℃)は、エンジンルームのインタークーラーを統合したエ
アインテーク・マニホルド、ダクト、チャージエアクーラーエンドキャップなど部品に適します。
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*詳しい内容については、各情報源を参照ください。
<情報源>
1:Kunststoffe international, 10 月号 p.34-39
2、3:Plastics News.com/China, 11 月 4 日
4:Plastics News.com/China, 11 月 7 日
5、6:Plastics News.com/China, 11 月 11 日
7:Plastics News.com/China, 11 月 21 日
8:Plastics News.com/China, 11 月 24 日
9:Plastics News.com/China, 10 月 24 日
European Plastics News, 11 月号 p.16
International Plastics News - Middle East & Africa, 11 月号 p. 7
10:Kunststoffe international, 10 月号 p.54-58
11:Kunststoffe international, 10 月号 p.59-64
12:European Plastics News, 11 月号 p.16
13:European Plastics News, 11 月号 p.26
14:European Plastics News, 11 月号 p.27
15:European Plastics News, 11 月号 p.29
16:European Plastics News, 11 月 28 日(ネット情報)
17:Plastic Technology, 11 月号 p.22-24
18:Plastic Technology, 11 月号 p.73
19:Plastic Technology, 11 月号 p.74
20:Plastic Technology, 11 月号 p.75
21:IHS Chemical Week, 11 月 10 日/11 月 17 日号 p.5
22:Plastics News.com/China, 11 月 11 日
23:Plastics News.com/China, 11 月 18 日
24:Plastics News.com/China, 11 月 21 日
25:International Plastics News - Middle East & Africa, 11 月号 p. 18
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