08/05 - AKchem.com

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海外雑誌:
Modern Plastics Worldwide;
Plastics Technology ;
Plastics Engineering ;
Kunststoffe International ;
その他
-海外雑誌の主要タイトルとサブタイトル紹介による情報-
*記事の詳しい内容については、各誌をご覧ください。
〈5 月度のトピックス〉
今月は、Modern Plastics Worldwide 誌 4 月号の記事“Thermally conductive plastics
continue their charge”(56~57 ページ)を中心に、熱伝導性樹脂に関する最近の海外誌記事
を紹介します。
IT 機器、家電製品、自動車などで使われている高速マイクロプロセッサなどの集積回路、省
エネルギー光源として成長が期待されている EL デバイス、およびハイブリッド車のモータや
電池部材には熱を逃がすためにヒートシンクが使われています。ヒートシンクには一般的にダ
イキャスト・アルミニウムが使われていますが、エレクトロニクス部品が小さくなり、機器が
コンパクトになるに従い、高い熱伝導性、優れた成形性・加工性、デザインの柔軟性などを有
した、より安価な熱伝導性樹脂が求められています。このニーズを満たす熱伝導性樹脂市場は、
今後大きく伸びると期待されており、国内外で熱伝導性樹脂の研究開発がヒートアップしてい
ます。
Modern Plastics Worldwide 誌 4 月号では、米国の樹脂コンパウンダ Cool Polymers 社、
Ovation Polymers 社、およびイタリアの樹脂コンパウンダ LATI 社の熱伝導性コンパウンド樹
脂を紹介しています。また LNP 社を傘下に持つ SABIC Innovative Plastics 社(サウジアラビ
ア)および BASF 社(独)の熱伝導性コンパウンド樹脂についても触れています。
一般的な樹脂
熱伝導性コンパウンド樹脂
金属
熱伝導率 W/mK
0.1
1.0
10.0
100.0
1000.0
Fe,Pb,AlO3:30~200
Al:237
Cu,Ag,Graphite:300~400
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Cool Plastics 社: Cool Polymer○R E-series は熱伝導率が 1.5~20W/mK の導電性コンパウ
ンド樹脂で、D-series は熱伝導率が約 10W/mK の電気絶縁性のグレードです。またラッ
プトップ向けの特注品として熱伝導率が 100W/mK の製品を提供しています。ベース樹脂
として LCP 樹脂、PA46 樹脂、PC 樹脂、PP 樹脂を使用したグレードがあります。
本件についてのお問い合わせは、(株)旭リサーチセンターhttp://www.asahi-kasei.co.jp/arc/までお願い申し上げます。
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Ovation Polymers 社:NemconTM H シリーズは熱伝導率が約 10W/mK で面間(Through
the plane)熱伝導率が 3~3.5W/mK のコンパウンド樹脂です。ベース樹脂として PSU 樹
脂、PC 樹脂、LCP 樹脂、PP 樹脂、PEEK 樹脂を使用したグレードがあります。他社の
熱伝導性コンパウンド樹脂の面間熱伝導率は 2~2.25W/mK であり NemconTM H は面間熱
伝導率が優れていると述べています。
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LATI 社: 熱伝導性 Laticonther コンパウンド樹脂ファミリーのなかのセラミックスパウ
ダーをフィラーとして使用した熱伝導率が 10W/mK で面間熱伝導率が約 3W/mK のグレ
ード、およびグラファイトをフィラーとして使用した熱伝導率が 15W/mK、面間熱伝導率
が約 7W/mK のグレードを紹介しています。ベース樹脂として PP 樹脂、PA 樹脂、PPS
樹脂などを使用したグレードがあります。なお Kunststoffe International 誌 2007 年 5 月
号(64-66 ページ)は LED 照明器具の放熱板(ヒートシンク)向けに LATI 社が開発した
セラミックパウダーを添加した PA12 樹脂(LATICONTHER PA12)グレードを詳しく紹
介しています。
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BASF 社:サイズが 50~300nm の有機ナノ粒子を添加した PBT 樹脂(Ultramid○R High
Speed PBT)による BMW Mini のステアリング・コラムの写真を掲載し紹介しています。
なお Kunststoffe International 誌 2008 年 1 月号(65-67 ページ)は、熱伝導性 Ultradur○R
High Speed は、有機ナノ粒子を用いることにより機械的強度、耐熱性に影響を与えるこ
となく加工流動性を大幅に向上させることができたと述べ、BASF 社は 2007 年 10 月の K
2007 でナノ粒子を添加したガラス繊維強化 PA66 樹脂(Ultramid○R High Speed PA66)を
発表したと報じています。
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SABIC 社:LNP 事業部門(元 GE Plastics 社傘下の LNP 社)は PA6 樹脂、PA66 樹脂、
PBT 樹脂、PPA 樹脂などの熱可塑性樹脂をベースにした各種熱伝導性コンパウンド樹脂、
およびエポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂をベースにした各種熱伝導性コンパウンド樹脂を
上市しています。
これら熱伝導性コンパウンド樹脂には、導電性あるいは高い絶縁性が求められるもの、高い
耐熱性が求められるものがあり、機械的特性、耐化学薬品性など用途によりグレードを選択す
る必要があります。さらに成形条件などによる特性変化などを踏まえた検討も必要です。
Modern Plastics Worldwide 誌 4 月号の記事では熱導電性の熱硬化性樹脂やエラストマーに
ついて殆ど触れていませんが、現在これらを含めた熱伝導性樹脂の研究開発が国内外で活発に
行われています。
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〈主 要海外誌 記事のデ ィクショ ナリー〉
射出成形のホットスポットを冷媒の気化により冷却し、成形加工時間を短縮するシステム
オゾン破壊係数がゼロの冷媒(R404a)を使用した小型冷凍機を用い、金型表面のサーモ
カップルからのシグナルによりホットスポットの金型部に送る冷媒量をコントロールして、
ホットスポットの金型部における冷媒の気化により効果的な冷却を行なう Kunststofftech
-nik 社(独)のシステムを詳しく紹介しています。
(Kunststoffe International 3 月号 p.15-17)
自動車部品や電気・電子部品などの銘板に採用されたフレキシブルで耐久性のあるカラ
ー・レーザ樹脂フィルム
このカラー・レーザ・フィルム(CLF)は保護層、レーザ感応層、ベースカラー層、特殊
接着材層の 4 層構造の樹脂フィルムで通常の YAG レーザにより書き込むことができます。
CLF を開発した Schreiner ProTech 社(独)は、Robert Bosch GmbH 社(独)のディー
ゼルエンジンの部品、および Opel 社(独)の Opel Corsa の部品のネームプレートに従来の
アルミ銘板に代わり CLF が採用されたと述べています。
(Kunststoffe International 3 月号 p.23-24)
LED を採用した新型 Audi の昼間点灯ライト、テールライト、およびヘッドライト
乗用車のデザイン上、ヘッドライトを始めとする点灯シグナルのスタイルが重要になって
います。特に欧州の新車には 2010 年から安全確保のために昼間点灯ライト(Daytime
Running Lights:DRL)の装着が義務付けられており、いずれ全世界に広まると考えられて
います。
新型 Audi S6、R8、A5、A4、の各車が採用した LED による斬新なスタイルの昼間点灯ラ
イト、ならびに LED のブレーキシグナル、さらに Audi R8 で採用されたオール LED のヘッ
ドランプを詳しく紹介しています。
(Kunststoffe International 3 月号 p.28-24)
ヘッドライトのハウジングやフレーム向け PESU 樹脂および PBT 樹脂のグレード
ヘッドライトのハウジングやフレーム向けに BASF 社が上市した高い熱透過性を持つ
PESU 樹脂(Ultrason○R E2100 MR Black HM)と加工性を向上させた PESU 樹脂(Ultrason○R
E2100 MR H)、およびヘッドライト・ベゼル部に表面品質の優れた PBT 樹脂(Ultradur○R
4560)を詳しく紹介しています。
(Kunststoffe International 3 月号 p.35-37)
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PC 樹脂を使用したラメラ構造の乗用車サンルーフ
Bayer Material Science 社(独)の PC 樹脂(Makrolon○R AG2677)を用いたラメラ構造の
サンルーフを詳しく紹介しています。
(Kunststoffe International 3 月号 p.40-42)
赤外線吸収タイプの PC 樹脂を使用した乗用車パノラマルーフ
SABIC Innovative Plastics 社(サウジアラビア)の赤外線吸収 PC 樹脂(Lexan○R GLX143)
を採用した Opel Flextrem のパノラマルーフは滑らかな曲線美を持ち、ルーフライナーなど
周辺部材が一体化されており、さらに、フラクタル・アンテナやスポイラー・リップなどの
一体化が今後可能になると述べています。またホンダ Civic は後部 Extra Window に Lexan○R
GLX143 を採用してスポイラーおよびブレーキライト部を Extra Window と一体化し成形し
ていると報じています。
(Kunststoffe International 3 月号 p.43-44)
SUV 自動車の後部開閉ドアの耐荷重構造部材に採用された金属/樹脂ハイブリッド
軽量化のために Rehau Automotive 社(独)が開発した亜鉛メッキ鋼板に射出成形で作ら
れた繊維強化 PP 樹脂のリブ構造部材を接合した金属/樹脂ハイブリッドを紹介しています。
(Kunststoffe International 3 月号 p.45)
金属/樹脂ハイブリッド製の厳しい機械的強度特性が求められるフロントエンド・クロスメン
バー
HBPO 社(独)が開発した金属/樹脂ハイブリッドのフロントエンド・クロスメンバーは
Samsung QM5 および Renault Koleos に採用されています。この金属/樹脂ハイブリッドに
は 1.3Kg(全重量の 15%)の Lanxess 社(独)のガラス繊維強化 PA 樹脂(Durethan○R BKV30)
が使われています。このクロスメンバーはスポット溶接なしで金属と樹脂が強固に接合され
ており、今後、ラジエータグリル周辺部材などを一体成形することで一層のコストダウンが
可能になると述べています。
(Kunststoffe International 3 月号 p.46)
ラジエータグリル後部の開閉可変ルーバによる空気抵抗と燃料消費量の低減
自動車の空気抵抗の 15%がエンジン部の冷却のために生じており、新しい BMW X6 およ
び BMW X5 型はグリル後部に開閉が制御できるルーバを置き、通常走行時はルーバを閉じ空
気抵抗を減らすことで約1%の燃料消費を節減しています。開閉可変のルーバは、長さ 34cm、
厚み 3mm と薄く、そのハウジング部は 71cm×36cm のサイズで、ルーバの主要部はガラス
繊維強化 PA6 樹脂、フレキシブルなリップ部は熱可塑性エラストマー、ハウジングにはガラ
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ス繊維強化 PP 樹脂を採用していると詳しく述べています。
(Kunststoffe International 3 月号 p.47-49)
エンジンカバーの塗装に代わる PA12 樹脂のラミネーションフィルム
Evonik Degussa 社(独)の PA12 樹脂フィルム(Vestamid○R EX9200)は、サブリメーシ
ョン印刷が可能で熱成形により PA6 樹脂及び PA66 樹脂にラミネートでき、また白色ベース
PA12 フィルムと銀色のオーバーレイ PA12 フィルムの 2 層フィルムを用いることにより立体
感があるメタリック調の加工も可能です。耐久性が優れ、エンジンカバーのほか、スキーや
バドミントンのラケットなどのデコレーションに好適であると述べています。
(Kunststoffe International 3 月号 p.54-56)
エンジン・シリンダカバーの消音設計に役立つ有限要素解析手法
手法の基本コンセプトと有限要素解析手法(FEA:Finite Element Analysis)にいたるフ
ローを紹介し、PA66 樹脂、35%および 40%ガラス繊維強化 PA66 樹脂をシリンダカバーの
素材としてとりあげ、素材の動的機械分析、素材特性のモデルリング、シリンダカバーの FEA、
シリンダカバー・システムの FEA と進むフローを述べ、シミュレーションの結果と 4 気筒
2,000cc エンジンを用いたノイズ消音特性の実測結果を比較して FEA が役立つと詳しく紹介
しています。
(Kunststoffe International 3 月号 p.58-61)
自動車の樹脂部品の素材から成形品までの品質検査に有用な各種の熱分析技術
現在、自動車には 15~20wt%の樹脂が使われていますが、代表的な樹脂(PC/ABS 樹脂、
ABS 樹脂、PP 樹脂、PMMA 樹脂、PP/EPDM 樹脂、PA6 樹脂、PU 樹脂、SMC 樹脂、PC
樹脂)とその主要用途を一覧表で示しています。これらの樹脂の品質検査に有用な代表的な
熱分析技術として、示差走査熱量測定(DSC:Differential Scanning Calorimetry)、マルチ
周波数温度変調 DSC(TOPEM:Multifrequency Temperature Modulated DSC)、熱重量分
析(TGA:Thermo Gravimetric Analysis)、熱機械分析(TMA:Thermo Mechanical Analysis)、
動的熱機械分析(Dynamic Mechanical Analysis)を紹介しています。
(Kunststoffe International 3 月号 p.72-75)
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細菌が殺され、繁殖しない抗菌性樹脂(Antimicrobial Plastics)の開発動向
Bayer MaterialScience 社(独)の FDA の認可内のナノ銀を添加した PC 樹脂、Makrolon○R
DP1-1868 および DP1-1869、Biosafe 社(米)のシラン化合物をベースにした抗菌添加剤を
用いた RTP 社(米)の BIOSAFE○R コンパウンドおよびマスターバッチ(PP 樹脂、PA6 樹脂
など)、Microban 社(米)の抗菌性 KYDEX○R ファミリーと Kleerdex 社(米)の抗菌性 Kydex
MB、MX(ABS/PVC 難燃性 ABS 樹脂)シート、および M&H Plastics 社(英)の銀イオン
系の抗菌剤を使用した衛生用品や化粧品の容器などが 2008 年 1 月にドイツで開催された
Medical Design&Manufacturing 展示会で発表されたと報じています。
(Modern Plastics Worldwide 4 月号 p.24)
加工性に優れ、黄色みを帯びない肉厚の厚い透明製品向け PMMA 樹脂
Arkema 社(仏)が上市した高い純度と加工性に優れた PMMA 樹脂(Altuglas○R VML)は
従来の PMMA 樹脂より低い成形加工温度(180~220℃)、短い成形時間で、黄色みを帯びな
い肉厚製品を成形できると報じています。
(Modern Plastics Worldwide 4 月号 p.26)
マウンテンバイクの車輪に採用されたガラス繊維強化 PA66 樹脂
TAG Wheels 社(米)は 14%ガラス繊維強化 PA66 樹脂(Zytel○R 8018)を用い内部にリ
ブが入った中空構造で、高い機械的強度を持つ革新的なデザインの車輪を FRX5 マウンテン
バイクに採用したと報じています。
(Modern Plastics Worldwide 4 月号 p.26)
ヒマシ油からのセバシン酸を用いた BASF 社の PA6・10 樹脂
再生可能なバイオマス資源の活用に力を入れている BASF 社(独)はヒマシ油からのセバ
シン酸(HOOC(CH2)8COOH)を用いた PA6・10 樹脂(Ultramid○R BALANCE)を上市
していますが、PA6・10 樹脂は PA6 樹脂より耐水性に優れ、単なる代替だけでなく新しい用
途が期待できると述べています。
(Modern Plastics Worldwide 4 月号 p.26)
電磁波と高周波電波障害(EMI/RFI)を遮蔽する新しい PC/ABS アロイ・コンパウンド樹脂
SABIC Innovation Plastics 社(サウジアラビア)は EMI/RFI に対する遮蔽特性を持つ電
子デバイスの向けノンハロゲン難燃性グレード 3 つ、および電子機器のハウジング向けに耐
衝撃性を高めたグレード 2 つ、合計 5 つの新グレードを上市したと報じています。新グレー
ドは使用するステンレス繊維の添加量を抑えたことでコスト、重量が低減し、機械強度、お
よび遮蔽特性も優れていると述べています。
(Modern Plastics Worldwide 4 月号 p.26)
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今後 10 年間の石化産業は中国を中心に発展途上国の需要が牽引し世界の GDP の伸び
より 2%高い成長率になると予測
3 月 30 日~4 月 1 日米国のサンアントニオで開催された NPRA(The National Petro
-chemical and Refiners Association)主催の第 33 回 International Petrochemical Confer
-ence では、この 2~3 年の石化産業の景況(Near Term Outlook)は原油高、中東の大型石
化プラントの稼動、米国景気の低迷などの懸念要因があり、2007 年のような好況は続かない
ものの大きく落ち込むことはなく、まずまずの景況を維持すると予想しています。
中期的には今後 10 年間の石化産業は、世界の GDP の伸びより 2%程度高い成長率になる
と ExxonMobil や Shell などの経営者は予測しています。発展途上国の需要が世界の石化産
業の伸びを支えますが、伸びの 60%はアジアで、40%が中国の需要増によると述べています。
同時に石油化学企業は CO2 排出量削減の先頭に立ち、あらゆる産業と消費者を含む多面的な
連携の下で CO2 排出量の削減にチャレンジする必要があると述べています。
(Chemical Week 4 月 7 日号 p.10,p.26)
REACH の化学物質の登録で Dow Chemical 社は「自社製品に含まれている他社の化学物
質について登録の可否判定が難しい」とコメント
Dow Chemical 社は 6 月 1 日から始まる REACH の予備登録に精力的に取り組んでいます
が、REACH へ登録する上で大きな課題は「Dow 社の製品に含まれる他社の化学物質につい
て登録の可否判定が難しい」点にあると指摘しています。
(Chemical Week 4 月 7 日号 p.15)
欧州委員会は 6 月 1 日から登録が始まる REACH の登録代金を発表
発表された内容によれば、基本登録代金は年間 10 トン以下の化学物質で 1,600 ユーロ(約
26 万円)、年間 1,000 トン以上では 3 万 1,000 ユーロ(約 500 万円)などとなっています。
なお、中小企業については、零細企業では割引率 90%、小企業は割引率 60%、中企業は割引
率 30%が適用されます。また登録に協力した場合 25%のディスカウントが受けられることに
なっていると報じています。
(Chemical Week 4 月 14/21 日号 p.5)
European Chemicals Agency(ECHA:ヘルシンキ)は登録に必要な書類作成のガイダンス
を 6 月 1 日までに準備すると約束
ECHA は予備登録の受け付けが始まる 6 月 1 日までにガイダンス・ブックとネット上で登
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録に必要な書類作成のガイダンスを準備すると約束しました。また ECHA は予備登録期限の
11 月 30 日までに 18 万件の登録を見込んでいますが、今後の登録業務の遂行には EU 各国の
協力を必要とするとし、合わせて現在の 150 人の ECHA 要員を数年内に 450 人に増やす予
定であると述べています。
(Chemical Week 4 月 14/21 日号 p.21)
京都議定書後の European Climate Change Programme(ECCP)に EU の産業界は反発
ECCP の温室効果ガス(主に CO2)の削減計画に対して化学製造業者連盟欧州理事会(Cefic)
を中心に欧州の鉄鋼業界、コンクリート製造業界などが、欧州の企業の競争力を弱めると反
発しており、ECCP も産業保護が必要なエネルギー消費型の業種について再検討を始めたと
報じています。
(Chemical Week 4 月 14/21 日号 p.5)
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