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シアノホスホン酸ジエチル
製 品 安 全 デ ー タシ ート
JUNSEI
1, 化学物質等及び会社情報
会社名
純正化学株式会社
住所
〒103-0023 東京都中央区日本橋本町 4-4-16
電話番号 03-3270-5426 FAX 番号 03-3270-5418
担当部門 試薬部 担当者 菅野英奇
住所
〒343-0844 埼玉県越谷市大間野町 1-6
緊急連絡電話番号 0489-86-6161 FAX 番号 0489-89-2787
作成日
2000 年 11 月 22 日
整理番号 33127
製品名
(保護基用) シアノホスホン酸ジエチル Diethyl cyanophosphonate
2, 組成、成分情報
単一製品・混合物の区別:単一製品
化学名:シアノホスホン酸ジエチル
別名:シアン化ジエチルホスホリル
化学式:C5H10NO3P
分子量:163.11
CAS No:2942-58-7
含有量:90%
化審法:9-563
安衛法:公表
3, 危険有害性の要約
EC 分類:
有害性シンボル:T 有毒
リスク警句:28-34
潜在的健康影響:この物質の毒性学的性質は調査されていない。
適切な方法で、皮膚や目の直接的な接触や吸入が起きないようにする。
4, 応急措置
吸入した場合
新鮮な空気をあて、安静保温に努め、医師の処置を受ける。
皮膚に付着した場合
汚染された衣服や靴をぬがせ、水と石鹸で十分洗い流す。
眼に入った場合
水で十分洗い流す(できればコンタクトレンズをはずして)
。
医師に連れて行く。
飲み込んだ場合
嘔吐を引き起こさせない。
口をすすぐ。2∼4 杯のミルクか水を飲ませ。医療機関に連絡。
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シアノホスホン酸ジエチル
5, 火災時の措置
消火剤
ドライケミカル,水、二酸化炭素、泡消化器
特定の危険有害性
燃焼で有害な硫黄酸化物、窒素酸化物が生じる
特定の消火方法
危険でなければ容器を安全な場所に移動する。
火災にさらされた容器は側面から完全に火が消えるまで水をかけて冷す。
こぼれた物に、高圧の水を吹きつけ、ばらまかない。
消火水や希釈水の流出による汚染に留意する。
消火を行う物の保護のために着用する保護具
防護衣,空気呼吸器,循環式酸素呼吸器,ゴム長靴
6, 漏出時の措置
除去方法
砂等の不燃性物に吸収させ、処分のため、適切な容器に集める。
上水と下水に流さない。
不要な人を遠ざけ、危険区域を隔離し、立入禁止にする。
7, 取扱い及び保管上の注意
取扱い
技術的対策(取扱者の暴露防止、火災・爆発の防止)
注意事項(局所排気、全体換気及び蒸気の発生防止)
保管
保管条件:冷暗所
8, 暴露防止及び保護措置
暴露を軽減するための設備対策:局所排気装置
暴露限界:記載なし(ACGIH, NIOSH, OSHA - Final PELs)
保護具
呼吸器の保護具:防塵マスク、防毒マスク
手の保護具:耐薬品性手袋
目の保護具:ゴーグル、フルフェースマスク
皮膚及び身体の保護具:耐薬品性衣類
9, 物理的及び化学的性質
物理的状態:液体
外観:無色∼黄色
臭い:悪臭
沸点:104-105℃/19mmHg
融点:0℃
引火点:80℃
溶解度:水:分解する
密度:1.0750g/cm3
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シアノホスホン酸ジエチル
10, 安定性及び反応性
安定性: 常温常圧で安定
避けるべき条件:
熱、炎、スパーク等の引火源を避ける
湿潤空気と水への暴露
混触不可物質との接触を避ける
避けるべき材料: 強い酸化剤、強酸、強塩基
通常発生が予想される一酸化炭素、二酸化炭素、水以外の危険有害な分解生成物:
シアン化水素、窒素酸化物、リンの酸化物、
重合性: 報告なし
11, 有害性情報
急性毒性
LD50 1400μg/kg 腹腔 マウス
発がん性:ACGIH,IARC,NIOSH,OSHA に記載なし
12,環境影響情報
該当情報なし
13, 廃棄上の注意
法律に則り廃棄する
廃棄の専門業者に依頼する。
14, 輸送上の注意
1. 運搬に際しては、容器に漏れのないことを確かめ、転倒、落下、損傷がないように積み込み、荷崩れの
防止を確実に行い、毒劇法などの法令に従う。
2. 直射日光を避ける。
国連分類:クラス6.1 包装等級Ⅱ
国連番号:2810
15, 適用法令
毒物及び劇物取締法:施行規則別表第一(劇物)
:11 の 8(有機シアン化合物及びこれを含有するする製
剤)
16, その他の情報
参考文献
ACROSS ORGANIC 社 MSDS(2000 ed.) Diethyl cyanophosphonate
コメント
記載内容は当社の最善の調査に基づいて作成しておりますが、記載のデータや評価に関しては必ずしも安
全性を十分に保証するものではありません。
全ての化学製品には未知の有害性が有り得るため、取扱いには細心の注意が必要です。ご使用者各位の責
任において、安全な使用条件を設定くださるようお願いします。また、特別な取扱いをする場合には、新たに用
途,用法に適した安全対策を実施の上でご使用下さい。
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