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【気軽に読める“話のネタ”
2016 年 11 月号・Vol.174】
INOS Monthly
Q. 月刊誌はどうして10月に
11月号を出すのですか?
◆◆◆
Q. JRの駅売店「Kiosk」の
名前の由来は何ですか?
◆◆◆
A.出版社 93 社が加盟する日本雑誌協会に聞きました。 A. ジェイアール西日本デイリーサービスネットによ
日付を先付けするのは、月刊誌、週刊誌とも、(1)全国
くまなく配送するのに時間差が出るため、地方によって
は鮮度が落ちる、(2)内容が季節を先取りしている、(3)
発売日を特定日に集中させない――などの理由による
ものです。一時、先付け競争が行き過ぎて、1カ月先の
日付をつける週刊誌も現れたため、同協会が協定を結
びました。(1)週刊誌は 15 日先まで、
(2)月刊誌は 40 日先まで先付けでき
ることになっています。
りますと、Kiosk はトルコ語で「あずまや」という意味
です。語源は、ペルシャ語の「宮殿」を意味する「コー
シュク」。1973 年(昭和 48)に鉄道弘済会が駅売店の愛
称として採用したもので、
「清く」
「気安く利用して」の
思いを込めて「Kiosk(キヨスク)」と名付けました。
87 年の国鉄分割民営化に伴い、キヨスクは全国6つの
JRの子会社に引き継がれました。
鉄道弘済会は 32 年(昭和7)に発足しましたが、駅
売店は 1872 年(明治5)に品川―横浜間で鉄道が仮営
業を始めて1カ月後に横浜在住の英国人が新聞を売っ
たのが最初です。
Q. 個人が自己破産した場合、
Q. 畳は同じ方向に敷き詰めては
それまでの借金はどうなるのですか?
いけないのでしょうか?
◆◆◆
◆◆◆
A. 大阪弁護士会消費者保護委員会の前川清成弁護士
A.大阪府畳商工業協同組合などに聞きました。通常の
に聞きました。債権調査や配当率決定、配当実施などの
終了後、(1)なぜ借金ができたか、(2)破産手続きに協力
したか、(3)手続き中、うそをついていないか――を、
裁判所が審査した上、「免責」の決定をすれば、借金は
帳消しになります。ただ、財産があれば、免責決定に先
立つ破産手続きで、返済に充てなければなりません。
借金ができた理由が、生活苦や病気などであれば、免
責が認められますが、ギャンブルや遊興費のためであっ
たり、だまして借りたりした場合は、免責されず、借金
は丸々残ります。免責は「誠実な債務者」が、再度のス
タートを切るために認められた制度ですので、貸した方
は、あきらめるしかありません。
敷き方を祝儀敷き、同じ方向にそろえるのを不祝儀敷き
と呼びます。不祝儀敷きは四隅が合うことから、「死」
を連想し忌み嫌われてきました。寺や大広間は不祝儀敷
きです。戦前の大阪の借家は、建具と畳は店子の自前だ
ったこともあり、引っ越しで持っていっても、畳
がきちんと納まりました。最近は同じ
六畳でも広さは様々で、部屋に合わせ
て畳がつくられています。敷きなおす
ことは難しいでしょう。
『雑学新聞(愛蔵版)』(PHP研究所)より
『雑学新聞』発・思わず「へぇ~」な話のネタ、次号もお楽しみに!