第3節 登下校時の安全管理

第3節
登下校時の安全管理
登下校時の安全管理は,通学路の設定とその安全確保及び通学の手段に対応した安全管理が主な対
象となる。さらに,中・高校生となると,通学手段は,徒歩に加えて自転車やバス,電車及び二輪車
など広範囲にわたることが考えられることから,それぞれの交通手段の特性を考慮した安全管理が必
要である。
これまで出された「安全に関する諸通達」の中で,昭和 37 年文部事務次官通達「交通事故の防止
について」では,児童生徒の登下校時における指導管理について次のように述べている。
・ 登下校時の通学路における危険箇所をあらかじめ調査し,安全な通学路を児童生徒及び家庭に
周知徹底させ,事故を未然に防止するよう努めること。特に悪天候時の通学または自転車,原動
機付き自転車による通学にあっては,たとえ通常の経路及び方法による場合であっても注意を払
うよう指導すること。
・ 授業の終始時刻を家庭に周知させ,始業時までに多少の時間的余裕をはかって出発させ,また
その直前に叱るなど感情をいらだたせることのないよう家庭に注意を喚起すること。
・ 学校の指導管理のもとに行う交通量の多い場所での交通整理,集団登下校または時差通学につ
いては警察署,PTA,その他の社会関係団体等と密接な連携を取り,綿密周到な計画のもとに実
施すること。
1 通学路の設定と安全管理
通学路の設定とその安全確保に当たっては,特に次の事項に留意する。
(1) 通学路の設定
ア 通学路は,できるだけ歩車道の区別のある道路とし,その区別がない場合には,車両の交通
量が少ないこと,道路の幅員が児童生徒の歩行を確保できる状況にあることなどの条件を考慮
する。
イ 通学路は,しゃ断機のない無人踏切,見通しのよくない危険箇所がないこと。
ウ 横断箇所は,横断歩道,信号機が設置されているか,又は警察官等による誘導が行われてい
ること。
(2) 通学路の安全確保
ア 通学路を表示する標識の設置については,道路管理者,公安委員会等と十分協議し,適切な
箇所に設けられるよう配慮する。
イ 歩車道の区別のない道路については,状況によって,学校周辺の駐車禁止,登下校時の特定
の時間帯における車両の通行禁止等の交通規制が措置されるよう公安委員会に要請する。
ウ 踏切,道路の横断箇所等で特に危険と思われる場所においては,通学の児童生徒の誘導や指
示が適切に行われるよう関係機関に要請する。
エ 通学路上に障害となる物の放置,道路わきの工事状況,地震発生時の落下物や転倒物での催
し物などについて絶えず通学路の点検を行い,道路事情の変化に対しても適切に対処する。
オ 児童生徒の通学手段と通学路,保護者との連絡方法等を設定し,児童生徒の安全確保のため
に学校,保護者,関係機関などの間の情報交換,情報処理が円滑に行える体制を確立する。
(3) 通学路の改善手続き
ア 児童生徒の通学状況を調査し,学校安全委員会,職員会議等で協議する。
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イ 通学路の問題について,学校の設置者及び所轄警察署,道路管理者に連絡し改善の方策を図
る。
(4) 関係機関・団体との連携
ア 通学路の安全を確保するため,関係機関(道路管理者,警察署等)や団体(PTA 等)と定期
的な会合を持ち,対策を協議する。
イ 通学時において,突発的な交通事故や災害が発生したときは,警察,消防署等関係機関の協
力を得て,通学路が安全に確保されるようにする。
ウ 河川の増水,強風,積雪の場合,地域の実態に応じて,関係者の協力が得られるよう態勢を
整えておく。
2 安全な通学方法
通学の安全を確保するためには,通学路の設定等のほかに,地域の道路や交通事情に即した通学
方法を考慮し,適切な安全管理の下にそれを実施する。この際特に次の事項に配慮する必要がある。
(1) 徒歩及びバス,電車等交通機関利用による通学の安全確保
ア 登下校に当たっては,地域の道路環境,交通量などに十分注意して児童生徒一人一人の通学
方法を把握し,家庭や地域の関係機関・団体等と連携し,校外指導を計画的に行う。特に,部
活動において下校時刻が遅くなる場合に,交通事情の変化に対処して安全に下校できるよう具
体的に指導する。
また,反射材を用いて車両等からの視認性を高め,ヘルメットの着用等で頭部保護等の安全
確保を図るよう指導する。
イ 交通量の多い地域の学校においては,一定の登校時間帯を定めるなど,通学の安全の確保に
努める。
ウ バス,電車等を利用する者に対して,乗降時や乗車中,降車後の横断等における安全確保に
ついて周知する。
(2) 自転車通学の安全確保
ア 自転車通学については,児童生徒の通学距離,地域の交通事情等を考慮し,自転車通学に関
するきまり等を設け,通学の安全が保たれるようにする。
イ 児童生徒に定期的に自転車を点検させ,その結果を記録するとともに不良箇所を修理するよ
う指導する。また,自転車置場の使用について徹底し,所定の場所の使用,整理整とんなどの
習慣を身に付けることができるようにする。
ウ 自転車通学の児童生徒に対しては,運転するのにふさわしい服装,ヘルメット,反射材の着
用,運転中に携帯電話やヘッドホンは使用しないこと,雨具の着用,防犯登録などの指導とと
もに悪天候,濃霧,薄暮など交通環境の変化に対処した自転車の安全な走行について計画的に
指導を実施する。
,特にヘルメットについては,頭部保護の観点からも着用の徹底を図る。
エ 道路交通法などの交通関係法規を守り,安全な走行,スピードの抑制,歩行者への配慮など,
自己管理能力を高めていくことができるような指導の徹底を図る。
(3) 集団登下校の実施について(昭和 43 年 12 月 27 日付け 文体保第 251 号 文部省体育局長通
達より)
ア 道路事情及び交通事情と集団登下校
集団登下校は,通学の安全を確保するための有効な方法であるが,反面,大事故を起こす危
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険もあるので学校においては,通学路の道路事情及び交通事情を具体的に検討したうえで,
個々の通学路ごとに集団登下校を実施するかどうかを,決めること。過去に発生した事故の例
からみると,歩道やガードレール等,歩道と車道を区分する交通安全施設が整備されておらず,
かつ,自動車が高速度で走行するような道路を集団で歩行することは,大事故を起こす危険が
多いので,このような場合は,集団登下校を避けることが望ましい。
なお,道路事情及び交通事情は,変化するものであるので,その変化に応じて適切な措置を
とるようにすること
イ 集団登下校の実施計画
集団登下校を実施するにあたっては,学校は,学校の設置者,警察署,PTA その他の関係機
関,団体等との密接な連携により綿密周到な計画をたて,かつ,登下校時における交通規制,
保護,誘導等の確保に万全を期すること。
また,登下校時における交通規制,保護,誘導等は,集団登下校にかぎらず個別登下校の場
合においても重要であり,特に多くの児童等が集中する校門付近等においては,これらの措置
が徹底するよう関係機関と協議すること。
ウ 集団行動の訓練
集団登下校においては,集団として規律ある行動がとれるよう指導するとともに,集団のな
かの一人一人が安全を確認して行動することについても指導の徹底を図ること。集団登下校に
おいては,自主的な判断と行動がそこなわれるおそれがあるので,このような指導を徹底する
ことが必要である。
エ 班長に対する指導
集団登下校を円滑に行うために班長の果たす役割はきわめて重要であるが,そのために,精
神的に過重な負担をかけることを十分配慮すること。
なお,小学校の場合,班長は,一般的には最高学年の児童の中から選ばれるであろうが,班
長の指導力が十分でないような場合は,これに次ぐ学年の児童の中から適当な副班長を選び,
集団における秩序ある行動の維持に万全を期するよう留意すること。
オ 集団の人数
集団の人数は居住地附近の児童数,適当な集合場所の有無,自宅から集合場所までの距離,
道路の幅員,交通量,班長の指導力等を考慮して決めるべきであるが,班長の精神的負担の軽
減,大事故防止等の見地から,一般的には 5∼6 人程度,多くとも 10 人までにとどめることが
適当と思われる。
また,隊列の組み方については,集団の人数にもよるが,低学年の児童の保護に重点をおく
とともに,通過する道路の状況に応じて,それに適した隊列の組み方をするよう指導すること。
なお,小学校と幼稚園を併設している学校においては,小学校の児童が幼稚園の園児を引率
して登下校する形態が時おり見られるが,社会性に乏しく,かつ,突発的な行動に出やすい幼
児を小学校の児童が引率することは無理であると思われるので,このようなことは,避けるこ
と。
カ 登校時における集合場所
集団登下校においては,集合中に事故が発生する危険があるので,特に登校時における安全
な集合場所の選定,確保,短時間内での集合の完了,待ち合わせ時間における規律の保持等に
十分留意すること。このため,学校においては市町村,警察署等の関係機関や家庭等地域社会
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の理解と協力を求めること。
3 自転車の安全点検及び整備
(1) 点検整備の目的
・ 自転車が良好な状態に保たれているかを調べ,事故の未然防止に努める。
・ 自転車の各部が本来の機能と性能を十分に発揮できるよう良好な状態に維持する。
(2) 点検箇所及び点検のポイント
ア 自転車の点検(※参考 安全運転中央研修所 附属交通公園 研修資料より)
・
ブタハシャベル
ブレーキ・・・・前後輪ともよくきくか。4本指でしっかりブレーキをかける
タイヤ・・・・・・適正な量の空気が入っているか。タイヤのみぞは減っていないか。みぞに何
かはさまっていないか。
ハンドル・・・・まっすぐか。ネジはゆるんでいないか。
シャタイ・・・・(ア) サドルの高さの調整
サドルにお尻を乗せ,両足をまっすぐのばして,かかとが少し浮くくら
いが良い。
(イ) チェーンを調べる。
チェーンカバーがついているときは,
ペダルを回して変な音がしないか,
音で調べる。チェーンカバーがついていないときはチェーンを指で押し
てゆるみがないかたしかめる。
(ウ) ライトはつくか。
10m前方を照らせるように,調整する。
(エ) 尾灯(又は反射板)は汚れや破損はないか。点灯するか。又は 100m後
方や左右からの車のライトに対して良く反射するか。
ベル・・・・・・・・ハンドルに良く固定されて,良い音で鳴るか。
・ 日常点検表
点検のポイント
ブ
ブレーキ(前後輪ともよくきくか)
タ
タイヤ(空気,みぞの減り具合,みぞに何かはさまっていないか)
ハ
ハンドル(まっすぐか,ネジのゆるみはないか)
(1)サドルの高さは,ちょうどよいか
シャ
(2)チェーンにゆるみはないか
(3)ライトはつくか
(4)尾灯(又は反射板)は点灯するか。又は良く反射するか
ベル
ベルは良く固定されていて,良い音でなるか
正常○,やや不良△,異常×(△,×の時はすぐ整備をする)
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月/日
月/日
月/日
(3) 自転車点検の制度
自転車安全整備士が点検整備を行い,点検整備基準に適合した普通自転車には,点検整備済
TS(Traffic Safety)マークが貼られる。この点検整備済TSマークには傷害保険や賠償責任
保険がついている。
また,日本工業規格に適合した自転車にはJIS(Japanese Industrial Standard)マーク,
自転車安全基準に適合した自転車にはBAA(Bicycle Association Approved)マークが貼られて
いる。
安全に,そして安心して自転車に乗るためにも,これらのマークのついた自転車を利用する
ようにしたい。
TSマーク
自転車を安全に利用してもらうための制度で,自転車安全整備士が自転車を
点検,整備して道路交通法上の普通自転車として確認をしたときに貼られるマ
ークです。 このマークが貼られている自転車には傷害及び賠償責任保険が付加
されます。
TSマークの貼られた自転車を運転中,事故を起こした場合は,死亡,重度
後遺障害に対する傷害保険金や賠償責任保険金が,最高限度額を 2,000 万円と
して支払われます。
加入方法
「TSマーク」のついた自転車安全整備店の看板のあるお店で取り扱ってい
ます。
(点検・整備とTSマークの貼付には手数料 がかかります)
TSマークに付帯した保険の有効期間は(TSマークに記載されている)点検
日より1年間(記載された日の 1 年後に当たる日の午後 12 時まで)で,TSマ
ークに点検年月日と自転車安全整備士の登録番号が記載されていない場合は無
効となります。
BAAマーク
BAAマークは,
「安全で長持ちする自転車」を目標に,乗る人の安全を第一
に考えて,安全性の向上と環境保全を目的とした自転車安全基準です。
ブレーキやペダルはもちろん,照明やねじの1本1本まで,細部にわたるポ
イントに厳しい基準を設定し,耐久テストや衝撃テストも加え,品質を確かめ
られた自転車だけが,
「BAA」マークを付けてお店に並びます。
(社)自転車協会
JISマーク
JIS(ジス)とは「工業標準化法」という規則に基づいて,一定の基準を
満たす工業製品にJISマークを表示することができる,という制度です。こ
のマークが表示されているものは一定の強度,性能があるということ並びに,
取り付けの寸法などの互換性があることを示しています。自転車に関しては『自
転車』,そしてその部品 34 品目に表示されます。
SGマーク
SGマークは,安全な製品として製品安全協会の基準に合格した製品のすべ
てに付けられています。SGマーク付き製品の欠陥による万が一の人身事故に
対して『対人賠償責任保険』が付いています。
(財)製品安全協会
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(4) 乗車用ヘルメットの着用
「道路交通法の一部を改正する法律」(平成 20 年6月1日施行)により,「児童又は幼児を保
護する責任のある者は,児童又は幼児を自転車に乗車させるときは,当該児童又は幼児に乗車用
ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない。
」とされたことから,幼稚園,小学校等にお
いては,幼児・児童の保護者に対し,ヘルメットの着用を推奨することが必要である。
4 バイク通学時の安全管理
昭和 41 年,文部事務次官通達「交通事故の防止について」では,高校生の二輪車について次の
ように述べている。
・ 高等学校生徒の自動二輪車,原動機付自転車による通学については,通学距離及び交通事情
を勘案して,許可基準を定めるなどの方法により指導すること。
学校において行われる二輪車に関する安全指導は,学校における安全教育の一環としてとらえ,
その目標達成に努めなければならない。したがって,生徒が現在又は将来の運転者であることを前
提に,学校や生徒の実態に即して指導の具体化が図られなければならない。その指導に当たっては,
生命尊重の精神を基盤に,交通社会を構成する一員としての自覚と認識を高め,遵法の精神や互譲
の精神を養い,二輪車の安全運転に必要な事柄についての理解を深めることが大切である。
高校生の通学と二輪車使用については,地域や交通機関の実情により統一的な規制は困難であり,
本県の実態も禁止,条件付き許可等さまざまな方法をとっているが,通学時の使用を禁止した場合
でも,在家庭時に使用することもあるので,免許取得希望者,免許所有者等に対しそれぞれ適切な
指導をすることは,高校生の交通安全指導上,重要な問題である。なお,
「高校生のオートバイ事故
防止対策の強化について」
(昭和 56 年 2 月 26 日付け保体第 87 号教育長通知)で自動二輪車免許取
得の規制と交通安全指導の充実について述べられているので参照されたい。
さらに,平成元年の文部省体育局長通知の「二輪車の事故防止に関する総合対策について」では,
高校生等に対する交通安全教育の充実の点から,次のように述べている。
・ 高等学校における二輪車の免許取得や運転等に関するいわゆる「三ない運動」のような措置
は,生徒の交通事故を未然に防ぐために,地域や学校等の実態に応じて実施されているもので
あり,地域における現実的な対応の一つとして考えられるところである。しかしながら,高等
学校においては,このような措置だけをもって交通安全対策とすることなく,その実施の有無
にかかわらず,生徒自らが交通社会の一員としての責任を自覚し,自己の安全のみならず他の
人々や社会の安全に貢献できる健全な社会人を育成することを目指して,二輪車・自動車の特
性,交通法規,交通事故の防止対策などの交通安全教育の徹底を図ること。
(1) 運転免許の取得について
高校生の運転免許は,二輪車及び四輪車,いずれの場合も在学中に必要性があるかどうか十分
考え,自主的に規制する方向で進めることが望ましい。しかし,「免許は取らない」「車は買わな
い」「車に乗らない」の「三ない運動」だけでは高校生の交通問題は解決しない。禁止の規制を
強化すればするほど,生徒は学校に隠れて免許を取り,教師の目を避けて車を乗り回すため,よ
り大きな危険性を増大させ大きな事故を誘発する原因になっている。
高校生の免許取得に当たっては,このような実態を十分ふまえ,生徒の実態や学校をとりまく
交通事情を十分配慮し,取得時期,手続き,取得に際しての生徒心得の内規を設け,生徒と保護
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者にその趣旨の徹底を図り免許取得による派生的問題が起きないように対処することが大切で
ある。
(2) 運転免許取得の手続き
(例)本人 → 保護者 → 担任 → 学年主任 → 生徒指導部長 → 教頭 → 校長 → 自動車学校
免許を取得する場合には,本人,保護者連名で,運転免許取得許可願いを学校へ提出し,許可
を受けてから,自動車学校または免許試験に行くよう管理面の充実を図ることも大切である。
(参考例)
運転免許取得許可願
校長
教頭
生徒指
導部長
運転免許取得許可願
学年
主任
平成
担任
年 月
校長
教頭
生徒指
導部長
日
平成
運転免許取得許可願
学年
主任
年
担任
月
日
原付免許取得許可願
高等学校長 殿
高等学校長 殿
第 学年 組 氏名
印
第 学年 組 氏名
印
保護者氏名
印
保護者氏名
印
運転免許取得のため下記により,自動車学校
下記により,原付免許を取得したいので許可
へ通学いたしたく許可くださるよう保護者連
くださるよう保護者連署にてお願いいたしま
署にてお願いいたします。
す。
記
記
1 本人住所
1 本人住所
2 自動車学校名
2 免許試験期日
3 自動車学校所在地
3 試験場所
4 取得免許種類
5 入校申込み日
6 通学方法
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原付免許取得承認証
運転免許取得届
第
号
平成 年 月 日
原付免許取得承認証
運転免許取得届
第 学年 組
高等学校長 殿
氏名
第 学年 組
氏名
上記の者,原付免許を取得することを承認し
ます。
住所
今回運転免許証を取得いたしましたので下
記の通りお届けいたします。
平成 年 月 日
高等学校長
氏名
記
印
1 免許取得年月日
2 免許の種類
自動車学校通学,受講承認証(表)
第
承認証(裏)
号
自動車学校通学,受講承認証
遵
守
事
項
1 受講のため学校を欠席したり,早退をしな
第 学年 組
い。
氏名
2 服装,言語,態度等は高校生としての品位
上記の者,自動車学校へ通学することを承認
する。
を保つ。
3 無免許運転をしたり,みだりに他人の車に
同乗しない。
平成 年 月 日
高等学校長
4 暴走族に加入しない。
5
氏名
印
この承認証は自動車学校へいく場合は必
ず携帯する。
以上のことに達反した場合は,自動車学校へ
の通学承認を取り消す。
【交通安全に関する文部科学省関係諸通達】
○ 登校時における幼児児童生徒の安全確保について (平成 17 年 12 月6日)
○ 登校時における児童生徒の安全確保のための路線バス等の活用について
(平成 18 年2月 17 日)
○ 登校時における幼児児童生徒の安全確保について (平成 19 年7月 23 日)
○ 登校時における幼児児童生徒の安全確保について (平成 20 年5月7日)
○ 学校の通学路の安全確保について
(平成 24 年5月1日)
○ 通学路の交通安全の確保の徹底について (平成 24 年5月 30 日)
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(3) バイク通学許可について
通学距離及び交通事情等により,各学校で許可基準を定めるとともに,保護者との十分な連携
のもと交通安全運転の指導の徹底に努めること。
〈 A校の例 〉
校長
教頭
生徒指
交通係 担任
導部長
誓約書
バイク通学許可願
平成
年 月
日
高等学校長 殿
住所
第 学年 組 氏名
保護者氏名
印
印
通学のため下記により,バイクの通学を許可されますよう,お願
いいたします。
※(下記の空蘭にもれなく記入して下さい。
)
記
1
2
3
4
5
6
7
車種(例)ホンダタクト
総 排 気 量
市町村ナンバー(例)水戸あ・1
取 得 免 許 番 号
保 険 の 期 間平成
年
月
自宅から学校までの距離
学校で点検する項目
茨城県立○○高等学校長 殿
このたび,バイク通学を許可されましたので,諸規則
を厳守し,交通安全に心がけることを誓います。
なお、諸規則に違反し,また,法に触れるような行為
CC
があった場合には,バイクの通学を一時停止,または取
日∼
年
月
日
㎞
り消しの処置にも異議ありません。
平成
年
月
日
住 所:〒
T E L:
保護者 本人
出席
確認
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保護者 氏名
印
生 徒 氏名
印
バイク通学規定
1.通学にバイクを使用するためには,学校所定の手続きをして許可を受けなければならない。
許可の手続き
バイク通学講習会
許可申請書 → 担任 → ○講義 保護者
→ 許可連絡 → 許可証交付
○実技 生徒
2.通学に使用するバイクは,50cc とする。
(通学用に適したバイクとし,レジャー的要素の濃いバイクは除く)
3.バイクの整備・保管等は厳重に行い,故障,盗難等の起こらないように注意する。
4.二人乗りは絶対にしない。
5.危険防止のため,バイクの貸借は絶対にやらない。
6.交通法規・交通道徳を守り,事故等極力起こらないように注意する。
7.学校でバイク通学が不適当と認めた生徒に対しては許可を与えない。また,許可条件に違反し
た場合は,許可の取り消しをすることがある。
8.運転のさいの服装は危険防止に適したものとし,特にヘルメットは必ず着用する。
9.その他,次の点は特に留意すること。
① 歩行者優先の原則を守り,横断歩道の通行等は特に気をつける。
② スピードの出しすぎ,無謀運転は絶対にしない。
③ 踏切・交差点等の一時停止は必ず励行する。
④ ライトは昼間でも点灯したほうがよい。
⑤ 運転中の違反による警察官からの補導等があれば,必ず学校に届ける。
⑥ バイクは所定の場所におく。
《参考・引用文献等》
1)文部省「中学校 安全指導の手引き 三訂版」
2)財団法人 日本交通安全教育普及協会(http://www.jatras.or.jp/),平成 21 年 12 月
3)自転車文化センター(http://www.cycle-info.bpaj.or.jp/japanese/index.html),平成 21 年 12 月
4)茨城県教育委員会教育長通達「高校生のオートバイ事故防止対策の強化について」昭和 56 年
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