『ふしぎふしぎ』 片山玲子・長新太 『ともだち』 木坂 涼 さとうあや ねずみの

片上小学校
平成 25 年度
第2号
6月になりました。雨の日は少し空気もすずしくなって、本を読むにはとてもよい時間が作れ
ます。文字で書いてあるお話を読むことで、いろいろなことを想像する楽しさを味わいましょう。
主人公の顔や服の色、お話の中のまちの様子など自分だけの本の世界をつくっていくのは、とて
も楽しいものです。アニメやゲーム、マンガもよいけれど、
「想像する」ことが読書の楽しいとこ
ろの一つなのです。低学年の子も、はじめは絵本でストーリーを楽しめばよいですが、ページに
書かれていない、主人公の動きや、声の調子、音などを想像しながら読むと楽しいですよ。
《1・2・3年生のみなさんへ》
『ともだち』
木坂 涼 さとうあや
ねずみのぼうやとひとりぐらしの
くまのおじいさんがいつのまにか友
だちになってしまいます。おじいさん
の「ひみつ」を知ったら自分もやって
みたいと思うかもしれません。かなで
書かれた詩のよ
うな物語です。
『ヤギさんミルクはともだちじるし』
はらだゆうこ
いつも森のみんなにミルクあげていた
ヤギのミルクが、ある日でなくなります。
森のみんなは、落ち込むヤギさんに文句を
いってはなれていきます。ミルクをくれる
から友だちだっ
たの?・・・。
友だちって
なにか考えて
みてください。
『ふしぎふしぎ』
片山玲子・長新太
朝の「おいしいひかり」をビンに入れて出
かけたミチコ。
「それをよこせ」というきつね
に「はんぶんこにしない?」というと、
「はん
ぶんこと、ぜんぶ、どっちがおおい?」とき
かれて、
「はんぶんこにきまっている」と答え
ます。そのわけは・・
きつねもなっとくの答え
ですよ。読んでみてね。
『おにのめん』
川端 誠
親元をはなれて働くお春は、自分のお母さ
んににているお面を見て、さびしさをまぎら
わせていました。ある日そのお面が鬼の面に
入れ替わっていて、
「これは、おかん
にたいへんなこと
がおこった」と思
ってしまいます。
落語のおもしろさ
を味わってくださ
い。
《4・5・6年生のみなさんへ》
『黒猫の王子カーボネル』
バーバラ・スレイ
10歳の女の子ロージー
は、市場で黒ねことほうきを
おばあさんから買います。そ
こから不思議な冒険がはじ
まります。1955年のイギ
リスで発
表された
ファンタ
ジー。結
末まで楽
しめます。
『さらば、猫の手』
金治直美
「猫の手もかりたい」ほど
いそがしい小学生のキミ
へ!とかかれたガチャポン
をしてみると不思議なアイ
テム「猫の手」が。人間のか
わりに仕事をしてくれるの
ですが、一
つ仕事をす
ると毛がぬ
けていきま
す。最後の
お願いは
どうしま
すか?
『ハンカチの上の花畑』
安房直子
郵便屋の良夫さんは、ある日きく屋と
いうお酒屋さんのおばあさんから、小人
の入ったつぼをあずかります。小人は幸
運知らない間に自分も小人になってし
まったら・・。
すこし不思議
な世界です。
『くまのパディントン』
マイケル・ボンド
パディントン駅で出会ったクマは人間
のことばを話しまし
た。南アメリカから
やってきて、なにも
かもがはじめてのパ
ディントンがかわい
らしいですよ。シリ
ーズの他の話も読ん
でみましょう。
『地 雷ではなく花 をく
ださい』柳瀬房子
地球上から、子どもた
ちの 夢や希望が 失わ れ
ない ように知っ てほ し
いことがあります。戦争
によ って国土が 地雷 源
にな った国につ いて 考
えてみてください。
『地下室からのふしぎな旅』
柏葉幸子
アカネとチィおばさんは地下室であや
しい男に出会います。木の芽時の国(この
めどきの国)への旅が始まりました。この
世界のすぐとなりに別の世界があるなん
てとてもすてきですね。このお話を読むと
そこにいる友達に
また会いたくなり
ます。
『ぼくらシリーズ』 宗田理
『ぼくらの7日間戦争』から始まる仲
間たちの冒険。ある日クラス男子の 22
人がいなります。どこへ行ったのでしょ
うか。第 2 作天使ゲームでは、幼稚園で
はなくお年寄りのため
の老稚園を作ろうと中
学生たちが活躍します。超高齢化社
超高齢化社会をむかえ
る21世紀の現在、読
んでおいてもいいかも
しれません。なつかし
いと思うお家の方もい
るはずです。