サプライヤーマネジメント - 株式会社日本能率協会コンサルティング

Supply
Chain
SCM >> 調達/購買改革
SCM5-03
サプライヤーマネジメント
Background
ビジネスのグローバル化が進展し、日本国内市場が縮小する中で、グローバル視点でのサプライヤー
構造の見直しが求められています。そのねらいは、より競争力の高いサプライヤーとの取引を通じた
自社製品競争力の向上です。
現在、各企業でサプライヤー再編を中心とした取組みが進められていますが、サプライチェーン強化
に思うようにつながっていない状況が見受けられます。その理由として、サプライヤー再編の目的・
目標が不明確であることが挙げられます。貴社ではいかがでしょうか?
サプライチェーン全体の競争力の維持・継続的な強化を実現するには、当該カテゴリーの強化目標を
明確化し、中長期視点でサプライヤー戦略を実行しマネジメントしていくことが重要です。
当サービスは、サプライヤーマネジメントの実行をご支援するものです。以下に、サプライヤー
マネジメント推進の重要ポイントを解説します。JMACは、これらの点を踏まえ、貴社の実態に合わせ
て、最適な適用をご支援いたします。
Viewpoint
カテゴリーの競争力目標を明確にする
サプライヤーマネジメント活動の第一歩は、カテゴ
リー単位で競争力目標を立てることです。この目標
設定がないと、そもそも活動のゴールが不明確に
なり、活動自体の意味がなくなったり、実行施策の
評価ができなくなったりします。
調達カテゴリー別の目標設定
調達額
A
A’
B
C
具体的には、その事業環境や競合との位置関係の
分析に基づき、カテゴリーの目指す水準と達成時期
の目標を設定します。
D
調達品競争力
→高
明確なサプライヤー評価基準の整備と確実な適用を行う
サプライヤーマネジメントを適正に行うには、
サプライヤーを継続して定期評価し、その結果を
戦略的に活用する仕組みが必要です。
サプライヤー構造は、核となるサプライヤーを中心
に構築することが一般的ですが、核となるサプライ
ヤーを選定するには、サプライヤーの競争力と共に
協力度との2面評価をすべきです。競争力評価は、
右図のように、納入実績評価といった結果面と技術
力評価のプロセス面の双方を見ることが重要です。
サプライヤー評価基準は、①主観的評価を極力排除
すること、②事実に基き定量的な評価を行うこと、
③評価作業の負担を軽くすること、がポイントに
なります。なお技術力評価基準は、定性評価となる
ので、各レベルの状態を定義することが大切です。
サプライヤー評価項目(例)
納入実績・財務評価
・不良率
・CD率
・マネジメント力 ・VE提案件数
・開発/エンジニアリング力
・納期遵守率
・品質管理力
・LT、協力度
・コスト管理力
・業績
・生産力/LT力 ・成長性
・在庫管理力
・将来性
・安全管理力
・技能教育力
技術力評価
納入実績/財務評価
Capability評価
将来性
3
不良率
2
CR率
成長性
1
1
業績
納期遵守率
2
3
協力度
VE提案
サプライヤー評価結果に基づき、具体的な戦略の方向づけをする
施策の方向は、集約・開拓・強化の3つがありますが、
これらについては、別サービス「サプライチェーン
強化」をご参照ください。
C
2013
サプライヤー別の方向づけ
調達額
カテゴリー別目標達成に向けて、各サプライヤーと
どのような関係を築くのかを、サプライヤー評価結果
と外部情報分析結果を踏まえて、サプライヤー別の
方向づけと到達地点(目標)を設定し、実現のための
具体的施策立案と実行計画を策定していきます。
○ コアサプライヤー
△ 重要サプライヤー
◇ 縮小サプライヤー
× 廃止サプライヤー
塗つぶし=現状
白抜き=目標
×
×
調達品競争力
→高
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サプライヤーマネジメント
Service Menu
JMACでは、長年にわたるお客さまへのご支援と研究に基づき、以下のような実践的なサプライヤー
マネジメント構築メニューをご用意しております。下図は、サプライヤーマネジメントを推進する
3つのコンサルティングと、1つの研修サービスのご案内です。
経営方針
経営戦略
~サービス内容~
調達方針
調達戦略
■ コンサルティングサービス
サプライチェーン(SC)強化方針
サプライヤー層別の
定義・明確な方針
サプライヤーマネジメント領域
サプライヤー評価
運用目的、評価基準
調達カテゴリー戦略策定
調達カテゴリー
調達品群
(業種区分)
調達品群
カテゴリー分類
サプライチェーン強化方向
(カテゴリー)
(カテゴリー)
カテゴリー別目標と方向設定
サプライヤー
カテゴリー別戦略シート
(現状、目標、方向性など)
① 調達カテゴリー戦略の策定
カテゴリー分類適正化、カテゴリー別の目標設定
及びSC強化の具体的方向づけについて、モデル
カテゴリーを選定し、考え方と戦略立案をご支援
します。
②サプライヤー評価の仕組み再構築
戦略実行に活かせるサプライヤー評価方法、
評価の基準作りなどをご支援します。
③サプライヤー別の戦略策定とサプライヤー
マネジメント実行支援
調達カテゴリー戦略に基づき、個々のサプライ
ヤー戦略及びマネジメントの実行をご支援します。
※上記3つのサービスを通して実施する、総合
プログラムもございます。
サプライヤー戦略/計画策定
P
A
サプライヤー別戦略
コアサプライヤー設定
D
計画実行
C
サプライヤー戦略実行計画書
■ 研修サービス
①サプライヤーマネジメント実践研修
上記のサービス内容を、実践研修形式で実施
支援いたします。
Consulting Step
Ⅰ.診断フェーズ
現行のサプライヤーMgtへの取組み内容を診断、評価します
カテゴリー戦略実現・サプライチェーン戦略実行への推進課題を抽出します
評価結果から、今後の重点課題と強化ポイントを明確にします
約1~2ヶ月
Ⅱ.計画立案フェーズ
カテゴリー戦略立案とサプライチェーン強化の方向性、目標設定を行い、実現への
具体策を立案します
外部環境分析や他社の取組み事例も含め、貴社に最適なサプライヤーMgtの計画
を立案します
サプライヤー評価や人材育成も含めた、基盤整備の計画を立案します
約3ヶ月
Ⅲ.実行フェーズ
立案した計画を実行することによるサプライチェーンの強化とQCDレベルアップ実現
をご支援します
実際にサプライヤー現場を訪問し、強化の指導方法を伝授します
上記の実践により、貴社コアバイヤーのスキルアップを図ります
実行計画に基づき推進
株式会社日本能率協会コンサルティング TEL.03-3434-0982 http://www.jmac.co.jp mail :[email protected]