第56号 - 湘北地区

No.56
‘02.04~’02.09
第23回アジア太平洋地域ジャンボリー
日本連盟創立80周年記念
第13回日本ジャンボリー
開催の趣旨
日本ジャンボリーは、全国のボーイスカウト
が一堂に集い、キャンプ生活をとおして日頃の
スカウト活動を実践し、相互の友情を深め自発
活動を促すスカウト運動最大のキャンプ大会で
あり、これまで12回開催され、その都度少年達
に夢と感動を与えてきた。
平成14(2002)年はボーイスカウト日本
連盟創立80周年という記念すべき年にあた
り、また、第23回アジア太平洋地域ジャンボ
リーとして開催することは、我が国内のスカウ
トだけでなく、広くアジア太平洋地域各国のス
カウト達との交流を深め、国際理解、国際貢献、
国際協力の向上に努める有意義な大会とする。
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テーマ
『新しい時代(とき)の風をうけて』
参加人員
20,000人(外国スカウト約700人を含
む会場の特徴
大阪湾を埋立造成して出来た224ヘクター
ルの人工島「舞洲スポーツアイランド」(130
ヘクタール)が会場。「スポーツアイランド」は、
スポーツ・レクリエーション施設を整備すると共
に、雄大な緑地やウォーターフロントの特性を生
かしたシーサイドプロムナードや緑道(磯)が整
備されている。
次回は4年後、石川県能登半島です。
(13NJ資料より抜粋)
◆
第13回日本ジャンボリー
8月3日(土)~7日(水)に大阪府大阪市にあ
る舞洲(まいしま)スポーツアイランド内におい
て、第13回日本ジャンボリーが開催されまし
た。湘北地区からは「第25隊(谷亀隊長)」「第2
6隊(尾方隊長)」の2隊、計80名のスカウト・
リーダーが派遣され、第6サブキャンプに入り
ました。
スカウト達は、4月13日の派遣隊結隊式以後
8月2日の出発迄の間、各派遣隊毎に隊集会・準
備キャンプ等の活動を行い技能を磨き、ドキドキ
ワクワクしながらの派遣だったと思います。
日本ジャンボリーに参加した事により様々な
経験を積み、一回りも二回りも成長した事でしょ
う。
写真はまだまだたくさんあります。地区広報ホームページをご覧下さい。
http://syohoku.cool.ne.jp
参加したスカウト・スタッフの方々、お疲れ様でした。
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◆
派遣隊スカウトに、感想文を書いてもらいました。
紙面の都合で全員の感想文を掲載出来ません。掲載していない人の感想文は、地区広報ホームペ
ージに掲載してあります。是非ご覧下さい(全て原文通りに掲載しました)。
第26隊 ゴジラ班 篠沼竜平
正直、ジャンボリーに行くのは最初はいやで
した。暑いし、疲れるし、1週間も長いキャン
プ。しかし一生に一度、先輩も「いい経験」だ
ったと言っているし、どうしょうと思い不安な
がらもジャンボリーに参加しました。キャンプ
が始まっても、1日目や2日目は未だ少しいや
でした。しかし、まーいろいろとあり、ジャン
ボリーがとても楽しくなりました。一日、一日
の生活にも慣れてこのジャンボリーの生活が日
常生活、そして後何日でもやっていけそうな気
がしてきました。友達作りや、プログラムなど
多くの体験をして、ジャンボリーがすごく楽し
いキャンプになりました。終わってみると、と
ても短かかった気がし、なんだかとてもすがす
がしい気分になりました。
ジャンボリーでは数え切れない経験をし、学
び、感じました。先輩が「ジャンボリーの楽し
さは行かなければわかんないよ」と言っていた
のがすごく分かりました。僕も色々と体験しま
したが、何がどうだったとは、うまく書けませ
ん。だけどすごく楽しいキャンプだったことだ
けは言えます。ジャンボリーには行った人にし
か分からない不思議なものがあったと思いま
す。
第26隊 イーグル班 山岸敬幸
僕は、日本ジャンボリーの事前訓練をしてい
て日本ジャンボリーはいつもやっている団のキ
ャンプとはぜんぜん違うと思いました。違う団
の人と同じグループになって5日間キャンプを
して、しかも外国人も同じテントに入るなんて
思っていなかったのでびっくりしました。
2万2千人集まることは知っていたけれど、
球技場をまるごと借りたり、そこに総理大臣の
メッセージがきたり、皇太子様が出席されたり、
日本ジャンボリーはこれまで経験したことのな
い素晴らしい体験が出来ました。特に他の国の
スカウトと交換したワッペンやネッチリング
は、貴重な思い出として大切にしていきたいと
思っています。
第26隊 蒲公英班 佐藤拓也
荷物のパッキング、3回も見直した。前日の
夜はこのことで家中を何往復もした。かなり大
規模のキャンプに期待と不安が入り交じって変
な気分で床についた。当日12時起床(ここか
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ら集合まで飛ぶ)
集合場所は「第一伊藤ビル」自分がそこに着い
たころには、たくさんの親の方とスカウトでガヤ
ガヤしていた。どうも自分の隊のクルテル、佐々
木が気になり忘れ物は無いかとか話していたら
集合がかかりバスの中に入った。バスの出発、た
くさんの親の方から見送られ、それに応えて手を
振った。秦野駅で秦野の隊をひろって行った。行
きのバスの中では友達と話をしてすぐに寝た。目
を覚ますとあたりは明るく、ビルの看板には「大
阪」と言う文字が目立った。あたりの風景を見て
るとテントがたくさん張ってありスカウトの姿
が見えた。テントサイトへ荷物を降ろし、テント
を張っていると海外のスカウトが2人入ってき
た。マイクとティムという名前だった。その日の
イベントの開会式を見にスタジアムへ行った。全
スカウトが集まったスタジアムを見るとジャン
ボリーの大きさを改めて感じた。次の日の朝自然
に目が覚めた。友達を作りにスカウトショップの
方へ行きワッペンなどの交換をした。8月5日こ
の日のイベントは大集会、スカウト全体の気持ち
が高まり危険な行動をするスカウトがでてきた。
そこで自分が思ったことメリハリが大切だと思
った。新聞にもあったが、楽しまなければジャン
ボリーじゃないけど、常識の範囲内での行動をし
ないといけないと思った。8月6日、この日はマ
イクを連れてUSJに行く日だった。自分は映画
が好きなのですごく楽しみにしていたところだ。
入ったアトラクションはジェラシックパークと
バックドゥザピューチャーだ、どっちもすごく楽
しくて良かったけどターミネーターに行けなか
ったのが少し残念だった。そして・・・・。
8月7日ついに最終日みんなやり残したことが
ないようにいろんな場所へ行った。そして閉会
式、最高に盛り上がった。大集会の時のように危
険な行動をとる人もいなく一番いい集会だった。
特に古関は狂ったようにはしゃぎ見ている方が
危険を感じた。クルテルはマジで古関を心配して
いて楽しかった。
(この日は15歳バースディー)
8月8日マイクとディムに寄せ書きチーフを渡
してお別れした。暑さに負けず撤営を終わらせバ
スに乗りそして解散、家についても興奮が冷めな
いでいた。9×4+リーダー+2人ですごした5
日間に比べると家は少し静かに感じた。4年に1
度と言う限られた人しか参加できないジャンボ
リーに行けたこと、友達がたくさん出来たことの
感動は死んでも忘れないと思った。
◆
ボーイスカウト少年救急法講習会
6月8日(土)・9日(日)に秦野スカウト会館に
おいて、ボーイスカウト少年救急法講習会が行
われました。
今回は初級以上のスカウトを対象に行われ、
合計27名のスカウトが受講しました。
この講習会では、特修章取得の細目が含まれて
おり、試験合格と同時に救護章の全細目・健康
章・安全章・水泳章の一部の細目が認定されま
した。
講習終了後、筆記試験と・実技試験が行われ、
全員合格しました。
閉会式では、スカウト達に主任講師より修了証
が、所属隊長から励ましの言葉と特修章バッジが
手渡され、その後スタッフ・各リーダーから“い
やさか”が送られました。
◆
ボーイスカウト菊章面接
6月16日(日)に厚木市にある厚木シティプ
ラザ・ヤングコミュニティセンター内において、
菊章の面接が行われました。
当初5名の予定でしたが、都合で1名欠席と
なり4名のスカウトが面接に臨みました(欠席
した1名のスカウトは、後日面接を行いまし
た)。地区コミッショナーらの面接を受け、後日
面接のスカウトを含め、5 名の菊スカウトが誕
生しました。
今後一層の活躍を期待します。
氏
佐藤
高橋
小沢
荒木
小林
名
拓也
雅史
翔太
岳行
遼
所 属 団
厚木第4団
伊勢原第1団
伊勢原第1団
伊勢原第1団
伊勢原第1団
菊章: ボーイスカウト部門は「初級・2級・1
級・菊」と呼ばれる“級”があり、決めら
れた“課目”を取得すると“進級”するこ
とが出来ます。ボーイスカウト達は“菊章
取得”を目指して活動しています。
-4-
◆
ビーバースカウト隊・カブスカウト隊
第1回
リーダートレーニング
「野外プログラム」
4月14日(日)に厚木市七沢にある神奈川県
立七沢自然保護センターにおいて、ビーバース
カウト隊・カブスカウト隊の隊指導者・保護者
を対象に、野外プログラムについての講習会が
行われました。
第1部は自然観察路へ入りました。この自然
観察路は、自然の山を利用して作られた「山あり
谷あり」のコースで、小川の中にはおたまじゃく
しやハヤ・ヤゴが見られました。
入る時に渡された地図をたよりに、チェックポ
イントを探しつつ、様々な植物・生物を観察し、
時には虫めがねを使って小さな花をスケッチし
ました。
第2部は広場でかざぐるまを作ったり、足跡あ
てゲーム等、ビーバースカウト隊・カブスカウト
隊の活動で充分使える内容のプログラムでした。
*自然観察路内で“虫が蝶を捕まえて体液を吸っ
ている”現場を目撃しました。その画像を広報
ホームページに掲載してあります。
第2回
7月14日(日)に秦野スカウト会館において、
ビーバースカウト隊・カブスカウト隊の隊指導
者・保護者を対象に、活動時の安全についての講
習会が行われました。
平成8年に徳島県でおきた「ビーバースカウト
兄弟水死事故事例(大阪連盟コミッショナー/樽
谷進氏作成)」を題材にし、2つのグループに分か
れて話し合いました。
起きてしまった事について話し合う事は簡単
ですが、日頃の活動にどう生かしていくかが、今
後の課題となりました。
また、萩原副コミッショナーから、身近に潜む
危険や安全指導についての講習が行われました。
「安全について」
◆
10 月以降の主な地区行事(予定を含む)
*
*
35 周年記念ラリー(11 月中旬)
世界ジャンボリー派遣(12 月末~)
以下はリーダー・保護者・関係者向けです。
* 指導者講習会(10 月5~6日)
* 日赤救急法講習会(11 月9・10・24 日)
* ソング研究会(12 月7~8日)
* デンリーダー研究会(3月上旬)
-5-
◆
NTTフェスティバル
4月20日(土)に厚木市森の里にある NTT
厚木研究開発センタ内で行われた「フェスティ
バル 2002」内で、「ボーイスカウト 1 日体験」
が行われました。
数年前からイベントの 1 つとして湘北地区が
協力しているもので、今年は「火おこし」
「吹き
矢」「的当て」「ロープ結び」等の体験コーナー
が設けられました。
フェスティバルを見学にいらした一般の方や
地区内各団のビーバー・カブ隊スカウト達は、
各コーナーを興味深く体験していました。
◆
「的当て」用の割り箸鉄砲作りや「ロープ結び」
のコーナーでは、友団のスカウト同士や一般の方
達とお互いに教え合う光景が見られました。ま
た、NTT 施設内を見学したり、時々現れるピエ
ロと一緒に遊んだり、体育館で行われた「ナポレ
オンズショー」を見たりと、楽しい 1 日を過ごし
ました。
このようなイベントは、ボーイスカウト活動を
広める為には有効な方法だと思います。また、イ
ベント開催中に入団の問合せを数件頂きました。
今後もスカウトの輪が広がる事を期待致します。
野営法研究会
6月23日(日)に秦野市くずは野外センター
野外炊事場において、地区内各団・隊のリーダ
ーを対象に「野外料理研究会」が行われました。
キャンプといえば野営が多いと思いますが、
その時にいちばん楽しみなのが「食事」です。特
に「夕食」のメニューには各団・隊でこだわりが
あると思います。今回は簡単に取り入れる事が
出来るメニューが用意されました。
ダンボールで作った“簡易スモーカー”で燻製
を、ダッヂオーブンでバナナのデザートや鳥の蒸
し焼き等を作り、お釜(決して電子ジャーではあ
りません)と青竹でご飯を炊きました。
どの料理も出来栄えが良く、参加者全員であっ
という間にたいらげてしまいました。
-6-
◆
団委員長懇談会&各団団委員・地区運営委員合同研修会
7 月 7 日 (日 )に 秦 野 ス カ ウ ト 会 館 に
お い て 、「 第 1 3 回 団 委 員 長 懇 談 会 」 及
び「 第 1 回 各 団 団 委 員・地 区 運 営 委 員 合
同研修会」が開催されました。
例 年 は 「団 委 員 長 懇 談 会 」と し て 、各 団
団委員長が出席し情報交換の場となっ
て お り ま し た が 、今 年 度 は 「各 団 団 委
員 ・ 地 区 運 営 委 員 合 同 研 修 会 」を 同 時 に
開催されました。
本年度神奈川連盟の重点目標の1つ
で あ る 「+5 、-0 を 達 成 し よ う ! 」を テ ー
マとし、参加者を3つのグループに分け
て討議を行いました。
各団での現状や組織拡張の取り組み等、活発な
意見交換をし、最後に各グループ毎に発表を行い
ました。
各団では入団案内のチラシを学校・公民館等に
配布すると共に、スカウト展や地域への協力を
し、スカウトの募集を行っているようです。また、
退団するスカウトがいる一方、女子の入団が増え
ている団もあるそうです。
◆
「丹沢水源の森」の下草刈り
7 月 7 日 (日 )に 丹 沢 ヤ ビ ツ 峠 そ ば の
水 源 林 内 に お い て 、神 奈 川 連 盟 主 催 の
「丹 沢 水 源 の 森 」の 下 草 刈 り が 行 わ れ ま
し た 。 この草刈は「神奈川連盟50周年記念行
事」として行われた「ボーイスカウト神奈川の森
づくり」の、10年計画の4年目の事業として行
われました。
当日は集合場所の秦野駅南口に、県内からボ
ーイスカウト・ベンチャースカウト・ローバー
スカウト・隊指導者・団委員等、約300名が集
合し、チャーターバスでヤビツ峠まで移動しま
した。
尚、「森林愛護章」等の獲得のための勉強も兼ね
ておりましたので、参加したボーイスカウトは
真剣に取り組んでいました。
-7-
湘北地区からもスカウト・リーダーの参加があ
りましたが、地元の地区としてはもっとたくさん
の参加が望まれます。
◆
訃報
日本ボーイスカウト神奈川
連盟湘北地区相談役並びに秦
野スカウト会名誉会長・柘山寿
郎(つげやまとしろう)氏が、4
月22日に逝去されました(享
年100歳)。
故柘山寿郎氏は、昭和35年
に秦野ロータリークラブ初代会長に就任、故宇
野良太郎氏・故高橋徳治氏・現秦野スカウト会
藤野誠会長ほかロータリークラブの会員の方々
と、昭和37年にボーイスカウト秦野第1団創
立に尽力されました。それから40年、スカウ
ト・指導者・ガールスカウトを含めて、600
名を超える大きな組織に成長しました。
記念誌「40星霜」の中で故柘山寿郎氏は“ス
カウト達へのメッセージ”を下さいました。
「この世に沢山善い行いを残す事です。天を
敬い神を畏れ先祖を大事にし家族や周囲の人々
に感謝して、謙虚に善行をし続けて下さい。
『2
1世紀をを進むスカウト達に幸あれ』-100
歳の老スカウトより-」
◆
数々の要職を歴任
された氏を偲び、5
月14日に秦野商工
会議所で合同葬儀が
執り行われました。
ご冥福をお祈りい
たします
ボーイスカウト部門進歩課程の説明会
ボーイスカウト部門の新しい進歩課程への移
行に関する湘北地区の第1回説明会が8月11
日厚木市ヤングコミュニティセンターで開催さ
れました。当日は各団より16名の対指導者が
出席し、滝田コミッショナー及び高橋副コミッ
ショナーより今回の進歩課程の改定に関する概
要と今後の取組みについて説明を受けました。
主な内容は、次のとおりです。
(1) 進歩課程改定の背景
(2) 改定の概要
(3) スカウトの進歩と班の活動
(4) 履修の証明方法の変更
(5) 新しい進歩課程への移行要領
今回のボーイスカウト部門の進歩課程改定に
ついては、日本連盟より「新しいボーイスカウト
部門進歩課程移行の為のリーダーハンドブッ
ク」が発行されています。しかし、内容的には細
部において理解しにくい点が多く、県連からも
詳細な説明はまだ行われていません。
従って、地区内での疑問点をとりまとめ、県連
に提出する予定です。
日本連盟による移行のスケジュールは、次のと
おりに示されています。
*2002年9月から1年間を移行期間とする。
*2003年9月より完全実施する。
湘北地区としては以下の事項に取組み、移行を進
める事とします。
(1) 各隊のボースカウト隊指導者全員が改定
の内容と移行について理解を深める。
(2) スカウトに充分に説明して理解させる。
(3) カブスカウト隊・ベンチャースカウト隊指
導者にも新しいボーイスカウトの進歩課程
について知ってもらう。
(4) スカウトの保護者にも進歩課程の内容を
説明する。
(5) さらに対指導者に対する地区の説明会を
開催する。
-編集後記- ここ数年でインターネットが急激に普及し、湘北地区ホームページや各団・隊のホームペー
ジも開設されています。また、今年度から地区事務局や委員会から各団・隊への連絡・案内も、郵送から
メールでの連絡に替わってきました。そのような環境の中、地区広報誌「たんざわ」も印刷物としての配布
に加え、
「たんざわWeb版」が開設されました。紙面上に掲載しきれなかった記事や画像等もたくさんご
紹介しています。是非ご覧下さい。 地区広報ホームページ http://syohoku.cool.ne.jp
地区ホームページ
http://member.nifty.ne.jp/BS-SYOHOKU/
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