平成 28 年 11 月 22 日薬事衛生課担当者：坂本電話：0852-22-6532 平成２８年度「世界エイズデー」について「知っていても、分かっていても AIDS IS NOT OVER」ＷＨＯ（世界保健機関）は、１９８８年（昭和 63 年）に世界的レベルでのエイズまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消を図ることを目的として、１２月１日を“World AIDS Day”（世界エイズデー）と定め、エイズに関する啓発活動等の実施を提唱しました。１９９６年（平成８年）からは、ＷＨＯに代わって国連のエイズ対策の総合調整を行うこととなったＵＮＡＩＤＳ（国連合同エイズ計画）がこの活動を継承しており、“World AIDS Day” を提唱しています。本県においても、エイズに関する正しい知識についての啓発活動を積極的に行い、エイズまん延防止及び患者・感染者に対する差別・偏見の解消等を図っていきたいと考えています。ついては、１２月１日を中心とした本県のキャンペーン活動等を下記のとおり予定していますので御案内します。世界エイズデーに関連した HIV 検査（即日検査）１県内各保健所では、下記の日程で HIV 検査（無料・匿名）を行います。検査可能人数に限りがありますので、お早めにご連絡ください。なお、下記以外の日も検査を行っておりますので、検査日については県のホームページを御覧ください。 ■世界エイズデー前後の各保健所即日検査の日程（要電話予約）保健所 11月29日 11月30日 12月1日 12月2日 12月3日 12月5日 12月6日 12月7日検査予約・（火曜日）（水曜日）（木曜日）（金曜日）（土曜日）（月曜日）（火曜日）（水曜日）相談電話番号松江 9：00～保健所～19：00 0852-31-5051 雲南 9：00～11：00 保健所出雲 13：00～19：00 9：00～11：00 16：00～19：00 保健所県央 9：30～11：00 保健所 17：00～19：00 16：00～19：00 9：30～11：00 13：00～19：00 13：00～19：00 16：00～19：00 保健所（島前） 13：00～15：00 9：30～11：00 9：30～11：00 16：00～18：00 16：00～18：00 保健所隠岐 0853-21-1191 0854-84-9826 浜田保健所益田 0854-42-9638 0855-29-5554 0856-31-9549 島前）08514-7-8121 16：00～19：00 （島後）島後）08512-2-9712 ※検査会場：各保健所 ※予約状況により、当日予約には対応できない場合がありますので、検査の前日（土曜日と月曜日の検査については金曜日）１７時までに御予約いただきますよう、お願いいたします。２啓発活動（括弧内は実施する保健所名）（１）街頭キャンペーン ■11 月 27 日（日）【隠岐保健所】隠岐島文化会館（隠岐の島町）１０：００～１４：００ ■11 月 28 日（月）【出雲保健所】出雲市駅前（出雲市北町）７：００～８：００ ■11 月 29 日（火）【県央保健所】イオン大田店（大田市長久町）１７：００～１８：００ ■11 月 30 日（水）【隠岐保健所】隠岐島前高等学校（海士町）１６：３０～１７：３０ ■12 月 1 日（木）【松江保健所】JR 松江駅（松江市朝日町）７：３０～８：３０３その他の活動次のような啓発活動も実施します。・中学校、高等学校、大学、専門学校等にパンフレット等啓発グッズを配布。・テレビ、ラジオ、新聞、広報紙等による啓発。４県のホームページ http://www.pref.shimane.lg.jp/bousai_info/yakuji/kansensyo/aids/aidsday/2016aids-day.html ＜参考資料＞（参考１）平成 28 年度キャンペーンテーマ「知っていても、分かっていても AIDS IS NOT OVER」【テーマの趣旨】治療法の進歩により、エイズの原因ウイルスであるＨＩＶ（ヒト免疫不全ウイルス）に感染したＨＩＶ陽性者が長く生きていくことが期待できるようになりました。これは、社会的に既に多くのＨＩＶ陽性者が働き、学び、生活していることを示しています。職場や学校、医療機関など生活の様々な場所でＨＩＶ／エイズに対する差別・偏見の解消等を図り、ＨＩＶ陽性者が社会で安心して生活できるよう、環境を整えることが一層重要となっています。 2015 年１年間における新規ＨＩＶ感染者報告数は 1,006 件（過去８位）、感染に気づかずにエイズを発症して報告された新規エイズ患者報告数は 428 件（過去８位）でした。合計は 1,434 件（過去９位）で、全体に占める新規エイズ患者の割合は約３割で推移しています。前年の 1,546 件から減少したものの、近年、ＨＩＶ感染者・エイズ患者新規報告数は 1,500 件程度で推移しており、また、累計報告数も 25,000 件を超えるなど、依然として予断を許さない状況です。ＨＩＶ／エイズは、まだ終わっていません。知っていても、分かっていても、具体的な行動が伴わなければ、効果的なＨＩＶ感染予防にはつながりません。だからこそ、それぞれの立場から「予防、検査、治療、支援、理解」という具体的行動をとることが求められます。そして、そのためには、一人ひとりがＨＩＶ・エイズの正しい知識を得て、５つの行動を実施していくことが重要です。（参考２）HIV 感染症・エイズ患者の報告状況について区患者感染者分 S60 年～H19 年 20 年 21 年 22 年 23 年 4,468 431 431 469 473 3 0 0 1 9,426 1,126 1,021 1,075 全国島根県全国島根県 9 0 0 3 25 年 26 年 27 年 447 484 455 428 0 0 1 2 0 1,056 1,002 4 24 年 0 1,106 1，091 1，006 0 1 1 28 年－計 8,086 0 － 7 17,909 0 18 ※全国では、平成１６年以降連続して報告者数が 1,000 件を超えています。 ※平成２８年は１１月２２日現在の報告数です。（全国値は未公表）（参考３）保健所での HIV 検査について ■検査の実施状況年 18 年 19 年 20 年 21 年 22 年 23 年 24 年 25 年 26 年 27 年 28 年相談 345 387 455 436 495 532 524 462 454 393 209 検査 346 471 500 407 365 392 446 401 428 356 201 （参考２）のとおり、国内のエイズ患者、ＨＩＶ感染者数は減少しておりません。また、近年、県内での報告もある状況です。エイズは、ＨＩＶ感染を早期に発見し、治療することで、発症を予防したり、遅らせることができます。世界エイズデーに合わせ、夜間や土曜日の検査日を設けました。各保健所で行っている定例検査（平日の日中、月２～４回）の利用が難しい方など、多くの皆様のご利用をお待ちしています。 ※H28 年は 10 月末現在 ■即日検査の検査結果１時間程度の待ち時間で検査結果（陰性・要確認検査）をお知らせします。検査結果が「要確認検査」の場合は、およそ 1 週間後に保健所に来ていただき、確認検査の結果（陰性・陽性）をお知らせします。