平成27年新年の抱負(PDF:10548KB)

作成年月日
作成部局課
平成 26 年 12 月 24 日
企画県民部政策調整課
平成27年 新年の抱負
兵
庫 県
安全安心と元気の創造
まもなく、阪神・淡路大震災から 20 年の節目を迎えます。創造的復興の推進から
得られた経験と教訓を未来に向かって発信し続けるとともに、この 20 年間に培って
きた兵庫の力を、内外に力強く示していこうではありませんか。
人口減少の克服や東京一極集中の是正に向けて、地方が主導する国づくりを進め
るべき時です。人口の自然増・社会増対策及び、元気な地域づくりの視点で兵庫版
地方創生の戦略づくりを進め、個性ある地域の発展に全力を尽くしていかなければ
なりません。
ふるさと兵庫への愛着を共有し、柔軟な発想と地域主導の行動で新時代を切り開
いていきましょう。
第一は、安全安心の基盤づくり
自然災害から県民の命と財産を守る、強い県土をつくります。南海トラフ巨大地
震等に備えて、建築物とまちの耐震化を進め、津波防災インフラ整備を着実に推進
します。昨年8月の豪雨のような頻発する風水害に備えて土砂災害対策を加速、災
害に強い森づくりや総合的な治水対策にも取り組みます。
第二は、健康で安心できる暮らしづくり
2025 年問題を見据え、社会保障制度改革を着実に進めなくてはなりません。医療
資源の不足・偏在対策、在宅介護・医療の充実、認知症対策の強化を図ります。ま
た、生活習慣病予防など健康づくりを総合的に推進します。子どもや高齢者の安全
確保、自転車保険の加入拡大などの取り組みを通じて地域での暮らしの安心を支え
ます。
第三は、多様な人材が活躍する社会づくり
子どもを産み育てやすい環境づくりのため、出会い・結婚支援、保育の充実、ワ
ークライフバランスを推進します。また、学力の向上や体験教育を充実して、個々
の才能を生かした人づくりを進めます。女性、若者、高齢者、障害者などの就業や
起業を支援し、人口減少社会を支える担い手の裾野拡大を図ります。東京オリンピ
ック・パラリンピックや関西ワールドマスターズゲームズ 2021 などの開催を見据
え、スポーツの振興に取り組みます。
第四は、活力あふれる産業づくり
最先端の科学技術基盤等を生かし、健康・医療、ロボット、環境など成長分野で
の研究開発を支援します。また、グローバル市場で存在感を示すオンリーワン企業
の育成や農水産物のブランド化推進や海外への輸出促進を図ります。第一次産業を
含め、地域資源を生かした新たな事業を生み育てて地元での就業の場を増やすこと
により、人口の社会増につなげます。このため、就農を促進する農業版設備貸与制
度の創設、クラウドファンディングの拡大など創業支援を充実します。
第五は、地域の元気づくり
兵庫の多様な地域の発展を目指し、三宮など都心の再整備、オールドニュータウ
ンや多自然地域の再生を推進します。豊かな森づくりや鳥獣被害対策を含めた自然
と共生する取り組みを進めます。淡路花博 2015 花みどりフェアの開催や山陰海岸ジ
オパークを核とした広域観光圏の形成、交通ネットワーク等社会基盤の整備などに
より、内外との交流拡大を図ります。
1
平成27年度の主要施策
1
安全安心の基盤づくり
(1) 防災・減災対策
○
地震・津波対策(住宅の耐震化支援メニューの拡充、大規模ホテル・旅館の耐震化促進、
津波防災インフラ整備 5 箇年計画の充実、日本海津波のデータ解析)
○
風水害対策(8月豪雨災害復旧の推進、土砂災害警戒区域の総点検による追加指定、山
地防災・土砂災害対策 5 箇年計画の充実、災害に強い森づくり、利水ダムの治水活用など
総合治水の推進、ため池の適正保全)
○
感染症対策(安全な患者移送体制の確立)
○
地域防災力の向上(避難所への井戸の設置、自主防災組織との共同訓練など消防団の活
性化)
(2) 震災の経験・教訓の継承、発信
○ 「1.17 は忘れない」取り組みの推進(震災の教訓事例集「伝える」の充実、1.17 行事の
継続、県立大学防災研究科の設置準備)
○
2
東日本大震災被災地への継続支援(復興ニーズに応じた職員のチーム派遣)
健康で安心できる暮らしづくり
(1) 健康づくりの促進
○
健康づくりへの支援(生活習慣病予防、メンタルヘルスケアの推進、健康づくりチャレ
ンジ企業への支援)
○
地域医療の確保(病床配置の適正化に向けた「医療ビジョン」策定、医師確保と看護師
養成、尼崎総合医療センター(仮称)の供用、こども病院の整備、柏原病院と柏原赤十字病
院の統合)
○
危険ドラッグ対策(条例による販売店の摘発と根絶、関西全域での情報共有)
(2) 地域での高齢者の見守り強化
○
介護と医療の連携(地域包括ケアシステムの構築、訪問看護師の養成など 24 時間対応巡
回サービスの拡大、地域サポート型特養の拡大)
○
認知症対策の強化(早期発見・早期治療、対応医療機関の連携強化、徘徊 SOS ネットワ
ークの構築)
(3) 地域安全の確保
○
地域の見守り強化(防犯グループの活動支援、子どもが駆け込める「110 番の家・店」
の拡大、通学路への防犯カメラ設置)
○
交通安全の徹底(自転車の安全条例の制定(交通ルール・マナーの徹底、自転車保険の
加入拡大))
2
3
多様な人材が活躍する社会づくり
(1) 子どもを産み育てやすい環境整備
○
出会いの機会づくり(こうのとり大使・出会いサポートによる結婚支援)
○
出産への支援(不妊治療助成の拡充、周産期母子医療体制の充実)
○
子育て環境の充実(保育所・幼稚園での乳幼児子育て応援、認定こども園・保育所・放
課後児童クラブの運営支援、病児保育施設への支援、テレワーク・在宅ワークへの支援、
ワークライフバランスの推進)
(2) 次世代を担う人材の育成
○
体験教育の推進(環境体験、自然学校、インターンシップなど就学期を通じた体験教育)
○
学力の向上(教科別つまずきポイントの重点指導、地域人材による放課後学習や土曜チ
ャレンジ学習の拡大、タブレットなど ICT 活用授業の実験)
○
職業教育の充実(工業・農業拠点校での先端技術習得支援、職場定着率向上のためのイ
ンターンシップ拡大)
○
国際化への対応(小学校の英語教科化に備える ALT 配置拡大、スーパーグローバルハイ
スクールの指定拡大、海外留学支援、英語教員の英語力・指導力向上)
○
県立大学の特色化(先端研究拠点・姫路工学キャンパスの整備、防災研究科設置準備)
(3) 多様な人材の活躍支援
○
若者の就業・定着支援(学生や既卒者向けインターンシップの拡大、県内企業や中小企
業とのマッチング)
○
女性の再就業支援(テレワーク・在宅ワークへの支援、ワンストップでの職業訓練・職
業紹介から起業・就業までの再就業応援、ワークライフバランスの推進)
○
高齢者等の起業・就業支援(ビジネスプランの開発支援、起業家向け無利子貸付制度、
介護資格の習得支援)
○
障害者の社会参画促進(特例子会社の設立支援、工賃向上に向けた広域受注体制の構築、
実習先拡大など特別支援学校卒業生の一般就労支援)
○
福祉人材の確保(職員の福利厚生充実・研修支援、中高生向け魅力発信)
○
建設人材の確保(定時制高校生の体験雇用、ものづくり大学校・三田建設技能研修セン
ターでの技能訓練)
(4) スポーツ・文化の振興
○
競技スポーツの強化(東京オリンピック・パラリンピック選手の育成、指導者の養成)
○
生涯スポーツの拡大(日本スポーツマスターズ 2017・関西ワールドマスターズゲームズ
2021 の開催準備(組織委員会の運営)、学校体育施設の地域開放)
○
障害者スポーツの振興(特別支援学校施設の活用)
○
芸術文化の振興(芸術文化センター・兵庫陶芸美術館の 10 周年事業、伝統文化の継承支援)
3
4
活力あふれる産業づくり
(1) しなやかな産業構造への転換
○ 最先端技術の活用(医療クラスター・バイオクラスターの推進、計算科学の推進、SPring-8
等の産業利用促進、兵庫県 COE プログラムによる産学官共同研究)
○ 国家戦略特区の推進(医師等の在留資格の特例、保険外併用療養の拡充など規制緩和)
○ ものづくり技術の強化(異業種交流などオンリーワン技術を活かしたビジネス開発促進、
工業技術センター開発技術の移転と普及拡大)
○ 地場産業のブランド化(海外マーケット研修への支援、海外ビジネスセンターを通じた
国際展開支援、「ひょうご天然皮革」ブランドの開発)
○ 中小企業への金融支援(円安対策融資の実施、要件緩和と信用保証の改善検討など制度
融資の活用促進)
(2) 地域特性を活かした農林水産業の展開
○ 新たな経営モデルの拡大(農地中間管理事業による大規模経営の促進、葉物野菜生産団
地の拡大、但馬牛の肥育繁殖の一貫経営導入)
○ 担い手の育成(新規参入を促す農業版設備貸与制度の創設、若手・定年退職者向け就業
支援、機械化に対応する林業技能研修の充実)
○ ブランド化と輸出促進(有名シェフ・洋菓子店との食材タイアップ、神戸ビーフ輸出施
設の整備支援、ミラノ国際博覧会への出展)
○ 資源循環型林業の推進(原木安定供給のための新たな林内路網 1,000km 整備、木質バイ
オマス発電向け供給材の拡大、県産木造住宅融資の拡大)
○ 資源培養型水産業の推進(第2の鹿ノ瀬はじめ増殖場の整備、県産アサリの生産拡大に
よるカキ・アサリ複合養殖)
5
地域の元気づくり
(1) 地方創生の推進
○ 兵庫県版人口ビジョン・総合戦略の策定・推進
○ 若者の移住・定着の促進(IT関連企業のオフィス誘致、観光・農林水産資源を活かし
た起業、就農・帰農の促進、空き家活用など定住支援)
○ 企業の移入支援(税制優遇などインセンティブ検討)
○ 子育て環境の整備(保育・教育機関の充実、医療体制の整備、ワークライフバランスの
推進)
(2) 地域活力の再生
○ 都心の再生(駅ビルと核店舗の回遊性確保など三宮の都心機能の強化、再開発ビルの整
備促進と入居対策、まちづくりと一体で進める商店街再生)
○ オールドニュータウンの再生(郊外型住宅団地再生モデルプランの策定、医療・福祉施
設や高齢者向け住宅の誘致、三世代の近居・隣居支援)
○ 多自然地域の再生(集落再生支援・集落連合の推進、「がんばる地域」交流・自立応援、
個性ある地域プロジェクトづくり、ふるさとづくり人材の育成・発信)
4
(3) 内外との交流拡大
○
ツーリズムの展開(淡路花博 2015 花みどりフェア、姫路城グランドオープン・鳴門うず
潮等のPR企画、山陰ジオパーク等を核とした広域観光ルートの開発)
○
国際交流と経済連携(ブラジル・パラナ州友好提携 45 周年記念事業、海南省友好提携
25 周年事業、広東省との経済連携拡大、東南アジアへの経済ミッション)
○
高速道路網のミッシングリンク解消(北近畿豊岡自動車道、山陰近畿自動車道、大阪湾
岸道路西伸部、名神湾岸連絡線、播磨臨海地域道路、新名神高速道路など)
○
都心と地域のアクセス向上(但馬空港の就航率改善、但馬羽田直行便就航に向けた検討)
(4) 豊かな自然との共生
○
豊かな森づくり(森林管理 100%作戦、広葉樹林化の促進)
○
鳥獣被害対策(シカ 3.5 万頭捕獲の継続、シカ肉輸送への支援、イノシシの一斉捕獲、
バッファーゾーンと防護柵の一体整備、カワウの繁殖抑制、アライグマの重点捕獲)
○
豊かな海の再生(改正瀬戸内法に基づく環境保全計画策定(下水処理場の栄養塩管理、
河川土砂を活用した浅場の整備))
5
平 成 27 年
トピックス
平成27年 トピックス
■オープン施設 ----------------------------------------------------------------------- 6
1 県立尼崎総合医療センター(仮称)のオープン ------------------------------------ 7
2 県立出石特別支援学校みかた校の開校 -------------------------------------------- 8
3 県立阪神特別支援学校分教室の開設 ---------------------------------------------- 9
4 明石市内山陽電鉄本線連続立体交差事業(Ⅱ期)山陽電鉄の高架切替---------------- 10
5 阪神電鉄本線連続立体交差事業(鳴尾駅付近)阪神電鉄の下り線高架切替-------------- 11
6 栗柄ダム(事業名:西紀ダム)の供用開始 ----------------------------------------- 12
7 その他の主な供用開始施設 ----------------------------------------------------- 13
(参考)ウェスティンホテル淡路のリニューアル -------------------------------------- 14
■大会・イベント --------------------------------------------------------------------- 16
1 ひょうご安全の日のつどい(阪神・淡路大震災20年追悼式典)の開催 ---------------- 17
2 「阪神淡路20年-1.17は忘れない-」の取組み-------------------------------------- 18
3 「超巨大災害対策総合シンポジウム」の開催-------------------------------------- 19
4 「水道災害シンポジウム」の開催------------------------------------------------ 20
5 兵庫県立大学「減災・復興 国際フォーラム」の開催------------------------------ 21
6 淡路花博2015 花みどりフェアの開催-------------------------------------------- 22
7 第4回アジア太平洋ジオパークネットワーク山陰海岸シンポジウムの開催 ------------ 23
8 第5回神戸マラソン ----------------------------------------------------------- 24
9 平成27年度全国高等学校総合体育大会「2015 君が創る 近畿総体」 ------------------ 25
10 ミラノ国際博覧会兵庫県出展事業------------------------------------------------ 26
11 海外との友好提携周年事業等(パラナ州友好提携45周年、海南省友好提携25周年) ------ 27
12 兵庫県立但馬やまびこの郷開設20周年記念事業------------------------------------ 28
13 県立芸術文化センター事業 ~開館10周年記念事業 プロデュースオペラ「椿姫」など~ ----- 29
14 県立尼崎青少年創造劇場(ピッコロシアター・県立ピッコロ劇団)事業 -------------- 30
15 兵庫陶芸美術館事業 ~最古の登窯修復の完成と開館10周年記念特別展など ~ -------- 31
16 県立美術館事業(特別展)~「フェルディナント・ホドラー」展、「パウル・クレー」展など~ ------ 32
17 横尾忠則現代美術館事業 ~「横尾忠則 Y字路再び」展など~----------------------- 33
18 県立歴史博物館事業 ~「災害と歴史遺産-被災文化財等レスキュー活動の20年-」展など~ ---- 34
19 県立考古博物館事業 ~阪神・淡路大震災20年特別展「地震・噴火・洪水」展など~ ------- 35
20 播磨国風土記編纂1300年記念フォーラムの開催など-------------------------------- 36
■地域の話題 ------------------------------------------------------------------------- 38
1 「楽しいまち・神戸」をめざして
〔神 戸 県 民センター〕 - 39
2 「ふるさと阪神南地域の魅力を発信する」
〔阪神南県民センター〕 - 40
3 魅力あふれる北摂里山の保全と活力ある都市農業の振興
〔阪神北県民局〕 ------- 41
4 水辺・ものづくりのまちで生きる
〔東播磨県民局〕------- 42
5 元気な北播磨づくり
〔北播磨県民局〕------- 43
6 人と地域がつながる“元気”な中播磨づくり
〔中播磨県民センター〕- 44
7 安全・安心のうえに「ふるさと」の自信と誇りを確保し、これからの時代を先導
〔西播磨県民局〕------- 45
8 「あしたのふるさと但馬」を目指して
〔但 馬 県 民 局〕 ------- 46
9 誇りと希望を持てる“ふるさと丹波”の実現
〔丹 波 県 民 局〕 ------- 47
10 “国生みの郷 未来へのみちしるべ”
〔淡 路 県 民 局〕 ------- 48
■
オ ープ ン 施 設
6
県立尼崎総合医療センター(仮称)のオープン
県立尼崎病院と塚口病院は統合再編し、圏域内における急性期医療の拠点病院として、救急医療、小児医
療、周産期医療等の充実を図り、県立尼崎総合医療センター(仮称)として開設する。
1 施設の概要
(1)場
所
尼崎市東難波町2丁目
(2)規 模 等
延床面積 77,792 ㎡
鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造
(免震構造)
地上 11 階・地下1階・塔屋2階
(3)開設予定
平成 27 年7月
(完成予想図)
2 診療機能
(1)基本的な機能
・ 救命救急センターを設置して3次救急に対応し、24 時間 365 日救急患者に対応する
ER型救急医療を提供
・ 小児中核病院として、小児の2次及び3次救命救急医療を 24 時間 365 日提供
・ 総合周産期母子医療センターとして、妊婦及び新生児に対する総合的な周産期医療の提供
・ 4疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病)にかかる医療及びその他の政策医療の提供
(2)診療科目
39 科
(3)病 床 数
730 床(一般病床 722 床(救命救急センター 54 床、総合周産期母子医療センター 33 床)、感染症病床8床)
3 施設の特徴
(1)高度な救急・周産期医療機能を存分に発揮する基幹病院
・ 救命救急センター・手術室・各階重症ゾーン・ヘリポートを直結した救急専用エレベータの設置
・ 救命救急センターの機動性を高める救急専用 CT、一般撮影装置の設置
・ 産科外来、MFICU(母体・胎児集中治療室)・NICU(新生児集中治療室)等の集約配置
・ 産科医のバックアップのもと助産師を中心に安心な出産をサポートするメディカルバースセンター
の設置
(2) 「わかりやすさ」と「ゆとり」をあわせもつ患者本位の病院
・ 外来患者の利便性を重視した関係部門(診察、処置、検査、採血、採尿)の集約配置
・ 迅速な患者対応を可能にする病棟医療スタッフと病室の距離を縮めるホール型スタッフステーショ
ンの配置
・ 4床室のベッドサイドへのプライベートウィンドウ設置による個室感の創出
(3) 災害時も機能し続ける安全安心の拠点病院
・ 大規模地震後も医療機能を維持できる免震構造の採用、自家発電設備等の上階設置
・ 災害発生時に多数の患者を収容可能なスペースの確保(外来待合、講堂等への医療ガスの配備)
(4) 教育・研修・研究機能の充実したマグネット・ホスピタル
・ スキルラボ、教育・研修室、図書室や IT 機器を配備したセミナー室の整備
(5) 環境に優しいエコホスピタル
・ 大規模太陽光発電の設置、井水の利用、屋上緑化及びグラスパーキングの採用
・ LED 照明、病室ルームエアコン空調、コージェネ廃熱を利用する冷温水機などの省エネルギー対策の
実施
(病院局企画課 病院整備班長 新井 隆浩 内線 3495)
7
県立出石特別支援学校みかた校の開校
但馬北西部において遠距離通学や鳥取県への通学を余儀なくされている児童生徒に対応し、特別支援教育
の充実に資するため、香美町内に開校する。
1 概要
(1)設置場所
(2)校地面積
(3)整備内容
美方郡香美町村岡区川会(旧香美町立射添中学校跡地)
約12,000㎡(香美町より無償貸与)
旧香美町立射添中学校(平成20年度末廃校)の跡施設(鉄筋コンクリート造3階建。香
美町より無償譲与)の内装及びトイレを改修、エレベータ棟を新設
(4)障害種別
知的障害(小学部・中学部・高等部)
(5)児童生徒数 20人程度(開設当初)
(6)開設時期
平成27年4月
(7)通学区域
美方郡全域(香美町、新温泉町)
(8)特
徴
・旧中学校跡施設を活用し、スロープ、障害者用トイレ等のバリアフリー設備を整備す
るとともにエレベータ棟を新設
・香美町立射添小学校、射添幼稚園と隣接しており、交流及び共同学習の展開による相
互の教育的効果が期待できる。
【外観写真】
香美町
新温泉町
設置場所
【位置図】
(教育委員会事務局特別支援教育課 主幹(整備担当) 山野
8
内線5831)
県立阪神特別支援学校分教室の開設
障害のある生徒と障害のない生徒の相互理解を促進するため、高等学校と特別支援学校との交流及び共同
学習を一層推進する。また、県立阪神特別支援学校の在籍者が増加し、規模が過大になっていることから、
これを解消するため県立武庫荘総合高等学校敷地内に県立阪神特別支援学校の分教室を設置する(県下3例目)。
1 概要
(1)設置理由
①交流及び共同学習の推進
特別支援学校・高等学校両方の生徒に高い教育的効果(先行事例の取組で実証)
・コミュニケーション能力等、社会自立及び職業自立に必要な力の習得
・個性と多様性を尊重し、人格を認め合う共生の心の涵養 等
② 阪神南地区における生徒急増への対応
県立阪神特別支援学校(尼崎市)の過大規模の解消
(2)障害種別 知的障害(高等部)
(3)生徒数等 1学年16人(普通科 職業コース)
(4)開設時期 平成27年4月
(5)設置場所 県立武庫荘総合高等学校敷地内(尼崎市武庫之荘8丁目31番1号)
(6)選考方法 入学希望者(通学区域:尼崎市、西宮市(ななくさ学園生に限る))に対し、教育相談、
選考検査を経て選考
(7)入学資格 自力通学ができ、職業自立を目指す者 等
(8)特
徴 ・卒業後の社会自立・職業自立を目指し、働く力、コミュニケーション力等を育成するこ
とを中心とした教育を実践
・高等学校総合学科の豊富な施設やカリキュラムを活用したものづくりや高等学校との交
流及び共同学習を実施
(9)他の事例 ・H23年度 県立姫路別所高等学校 敷地内 → 県立姫路特別支援学校 分教室
・H26年度 県立猪名川高等学校 敷地内
→ 県立こやの里特別支援学校 分教室
(教育委員会事務局特別支援教育課 主幹(整備担当) 山野
9
内線5831)
明石市内山陽電鉄本線連続立体交差事業(Ⅱ期) 山陽電鉄の高架切替
明石市内山陽電鉄本線連続立体交差事業(Ⅱ期)は、明石川から林崎松江海岸駅間の約 1.9km の鉄道を高
架化し、踏切を除却することにより、安全で円滑な交通を確保するとともに、魅力あるまちづくりの形成を
図ることを目的としている。平成 18 年度に工事着手して以来、平成 20 年の保守基地の移転、平成 23 年の鉄
道仮線への切替を経て、このたび、平成 27 年に高架切替を行う。
玉津IC
第二神明道路
文
<凡例>
鉄道高架化区間
側道整備区間
文
除却踏切
1 事業概要
(1)事 業 区 間
(2)延
長
(3)踏 切 除 却 数
(4)高架切替時期
明石市大明石町(明石川)~明石市南貴崎町(林崎松江海岸駅付近)
鉄道高架化 延長 約1.9km
側 道 整 備 延長 約1.3km、幅員 6~9m
9箇所
平成 27 年春(予定)
至明石駅
至姫路
至姫路
至明石駅
【西新町駅(仮駅舎と建設中の新駅舎)】
【建設中の高架橋(明石川橋梁)】
(平成 26 年 11 月撮影)
(平成 26 年 10 月撮影)
(県土整備部土木局道路街路課
街路班長
關康夫
(東播磨県民局加古川土木事務所 明石鉄道高架対策室長 中尾兼人
10
内線 4480
)
078-912-3377)
阪神電鉄本線連続立体交差事業(鳴尾駅付近) 阪神電鉄の下り線高架切替
阪神電鉄本線連続立体交差事業(鳴尾駅付近)は、甲子園駅から武庫川間の約 1.9km の鉄道を高架化し、
踏切を除却することにより、安全で円滑な交通を確保するとともに、魅力あるまちづくりの形成を図るもの
である。平成 20 年度に工事着手して以来、平成 23 年に上り線(梅田行)を仮線、平成 24 年に下り線(三宮
行)を仮線にそれぞれ切替を行った。このたび、平成 27 年3月に下り線の高架切替を行う。
至 梅田
至 三宮
<凡例>
鉄道高架化区間
側道整備区間
除却踏切
1 事業概要
(1)事 業
(2)延
区
間
長
(3)踏 切 除 却 数
(4)下り線高架切替時期
西宮市甲子園浦風町(甲子園駅)~西宮市小松南町(武庫川)
鉄道高架化 延長 約1.9km
側 道 整 備 延長 約1.2km、幅員 9~11m
6箇所
平成 27 年3月(予定)
※上り線高架切替は、平成 28 年度予定
至甲子園駅
至甲子園駅
至武庫川
至武庫川
【鳴尾駅(建設中の新駅舎と仮駅舎)】
【鳴尾駅(仮駅舎と建設中の新駅舎)】
(平成 26 年 12 月撮影)
(平成 26 年 12 月撮影)
(県土整備部土木局道路街路課
街路班長
關康夫
(阪神南県民センター西宮土木事務所 道路第1課長 大西末光
11
内線 4480 )
0798-39-6124)
くりから
栗柄ダム(事業名:西紀ダム)の供用開始
栗柄ダム(事業名:西紀ダム)は、洪水被害の軽減、渇水時の河川維持流量の確保、及び水道用水の安定
供給を目的としている。
平成 25 年 11 月ダム建設工事が概成し、ダムの安全性を確認するための試験湛水を実施中である。
試験湛水が完了する平成 27 年 5 月頃に供用を開始する。
事業箇所
栗柄ダム
1 事業概要
(1)位 置
(2)目 的
(3)構 造
(4)経 緯
(5)事業費
篠山市栗柄(由良川水系滝の尻川)
「洪水調節」・「流水の正常な機能の維持」・「水道用水(篠山市:1,000 m3/日)」
重力式コンクリートダム 堤高 26.7m 堤頂長 172m
H6 年度建設事業着手
54 億円
【栗柄ダム堤体】
(平成 26 年 12 月撮影)
(県土整備部土木局河川整備課 防災班主幹
(丹波県民局丹波土木事務所
河川課長
12
江指 真祐
西川 宏樹
内線 4439
)
0795-73-3845)
その他の主な供用開始施設
【道路改良】
・国道 179 号徳久バイパス
佐用町下徳久 L=1,300m
12 月完成予定
・主要地方道 高砂北条線バイパス
加古川市西神吉町宮前 L=1,400m
3月完成予定
・主要地方道 香住村岡線バイパス
香美町香住区森
12 月完成予定
【歩道設置】
・国道 250 号
・主要地方道 洲本灘賀集線
姫路市網干区新在家~浜田 L=1,400m
洲本市小路谷
L=1,150m
【砂防施設】
・石才川
丹波市春日町石才
砂防えん堤工
5月完成予定
・守柄地区
香美町香住区守柄
擁壁工
3月完成予定
L=1,700m
3月完成予定
3月完成予定
【県営住宅】
・建 替
団地名
完成時期
戸数
棟数
階数
伊丹西野第6(第4期)
西宮浜松原住宅(第3期)
1月
10月
126戸
80戸
1棟
1棟
11階
8、10階
伊丹野間住宅(第2期)
宝塚安倉住宅(第1期)
11月
12月
117戸
122戸
1棟
1棟
7~9階
6~11階
13
(参 考)
ウェスティンホテル淡路のリニューアル
ウェスティンホテル淡路は来春3月に開業 15 周年を迎える。
「淡路花博 2015 花みどりフェア」の開催を機に、ホテル全体の顧客満足度を高めるために、ウエディン
グサロン、ホテルショップ、パーティルームのリニューアルを行い、質の高いサービスの提供により、新
たな顧客やウェスティンホテル淡路のファン(リピーター)を獲得し、収益向上を図る。
1 リニューアルの主な内容
(1)ウエディングサロンの改装(1階)
ウエディング関連部門を1階に集中させ、利用者の利便性、業務の効率性を図るとともに、ホテル
入口から見える白い壁面をガラスに変更することにより、1階エントランスに明るく華やかで開放感
のある空間を演出する。
(2)ホテルショップの拡張(2階)
ホテル内で淡路島の豊富な地場産品、県産品、お土産等を気軽に購入できるスペースを確保するた
め、ショップエリアを拡張する。
(3)婚礼特化型パーティルームの新設(3階)
海の見えるプールサイドのバーエリア等を改修し、明るく開放的な雰囲気を求める婚礼、宴会需要
を取り込むとともに、50 名程度の二次会にも対応できる中規模パーティルームを新設する。
2 スケジュール
淡路花博 2015 花みどりフェアが開催される平成 27 年3月 21 日までにリニューアルを完成させる。
【1階ウエディングサロン イメージパース】
【2階 ホテルショップ イメージパース】
【3階 パーティルーム イメージパース】
(企業庁 総務課 経営戦略班長 野口 吉浩
14
内線5497)
15
■
大 会・ イ ベ ント
16
ひょうご安全の日のつどい(阪神・淡路大震災20年追悼式典)の開催
阪神・淡路大震災から 20 年を迎えるなか、震災を経験していない方が被災地で4割を超えるなど震災の
一層の風化が懸念されている。さらに、国内外では大規模自然災害が頻発していることから、これまでにも
増して、震災の経験と教訓を地域や世代を超えて伝承する必要がある。
1 事業概要
(1) ひょうご安全の日のつどい
① 実施主体 ひょうご安全の日推進県民会議(129 団体・個人)
② 開 催 日 平成 27 年1月 17 日(土)
ア 1.17のつどい―阪神・淡路大震災 20 年追悼式典―
イ 1.17ひょうごメモリアルウォーク 2015
ウ 交流ひろば・ステージ
エ 防災訓練
(2) 地域のつどい
〔11:45~12:30〕
〔 8:00~11:45〕
〔10:30~15:00〕
〔13:00~15:00〕
〔各県民局・県民センターで実施〕
2 1.17のつどい―阪神・淡路大震災 20 年追悼式典―
震災の節目の日を迎え、阪神・淡路大震災の犠牲となった方々への
哀悼の誠を捧げるとともに、安全・安心な社会づくりに向けて歩む決
意について、国内外や次世代に強く発信する。
日 時:1月 17 日(土)11:45~12:30
場 所:兵庫県公館
HAT神戸(人と防災未来センター慰霊のモニュメント前)
【震災 15 周年追悼式典】
3 1.17ひょうごメモリアルウォーク 2015・交流ひろば・ステージ
阪神・淡路大震災から復興した街並みや震災モニュメントを巡り、
風化しがちな防災意識を高めるとともに、来るべき災害に備えるため、
緊急時の避難路、救援路として整備された山手幹線等を歩くメモリア
ルウォークを実施する。
また、HAT神戸のなぎさ公園において、関係機関やNPO、ボラ
ンティアグループ等による活動展示や炊き出し、子どもたちを対象に
した防災体験、防災教室などを実施し、県民の防災意識の向上や交流、
【1.17 ひょうごメモリアルウォーク 2014】
次世代への教訓の伝承を図る場とする。
(1) 1.17ひょうごメモリアルウォーク 2015
日 時:1月17日(土) 8:00~11:45
コース:
ア 一般コース 東西6コース(15 ㎞・10 ㎞・5㎞・2㎞)
イ 子ども(親子)ウォーク(新規)
西ルート1コース(5kmに併設)
子どもたちが楽しみながら震災や防災を学べるよう西5km
コースに新設する。
【交流広場・ステージ】
ウ 帰宅訓練ウォーク
事業所、学校等の団体が、災害時の交通機関の途絶による徒歩帰宅を想定して、それぞれの事
業所や学校等からゴールのHAT神戸を目指す。
(2) 交流ひろば・ステージ
日 時:1月17日(土)10:30~15:00
場 所:なぎさ公園
内 容:展示及び防災体験、東日本大震災被災地支援、子ども防災ひろば(新規)など
(企画県民部防災企画局復興支援課 西島 健治
17
内線5860)
「阪神淡路20年―1.17は忘れない―」の取組み
兵庫県を中心に甚大な被害をもたらした阪神・淡路大震災から20年を迎えるにあたり、震災の経験と教
訓を次世代や世界に伝えるとともに、今後想定される大規模災害への備えを充実させるため、平成26年4
月から1年間、「-1.17 は忘れない-『伝える』『備える』『活かす』」をコンセプトに、県内各地で様々
な取組を展開している。
1 「減災月間」の取組み
「ひょうご安全の日(1月17日)」を中心とする1月を毎年「減災月間」として位置付け、関係機関、
NPO、ボランティアグループによって様々な事業が実施されている。
〔主な事業〕
事業名
月日
場所
実施主体(事務局)
震災メモリアル特別展示
H26.11.7~6.28 人と防災未来センター 人と防災未来センター
IRP国際復興フォーラム 2015
H27.1.15~16
ホテルオークラ神戸
国際防災復興協力機構(IRP)
超巨大災害対策総合シンポジウム H27.1.17
神戸ポートピアホテル 人と防災未来センター
H27.1.20~21
神戸国際会議場
水道災害シンポジウム
H27.1.22~23
淡路夢舞台国際会議場 兵庫県企業庁水道課
兵庫県立大学
H27.2.6~8
神戸市内
兵庫県立大学防災教育セ
減災・復興国際フォーラム
ンター
2 県民総参加「減災」キャンペーンの展開
(1)「減災活動の日」の取組推進
毎月17日を「減災活動の日」と定め、家庭・地域・職場において実
践的な防災・減災の活動に取り組んでいる。
〔主な取組例〕
○ 各団体の総会・大会等での減災活動の取組の啓発
○ 防災をテーマとする研修会等の開催
○ 街頭での減災活動の呼びかけ
○ 機関紙での減災活動の呼びかけ
○ 防災訓練や設備点検等を17日に実施
等
(2)防災訓練・ワークショップの展開
地域防災力の強化を図るため、自主防災組織が実施する防災訓練や
学習会等に対して、(特非)兵庫県防災士会を通じて、防災士やひょう
ご防災リーダー等地域の防災専門家を指導者として派遣している。
〔主な取組例〕
○ 防災講演会への講師派遣
○ 防災訓練の指導
○ 防災ワークショップの実施
○ 子ども向けの防災啓発
○ 行政の総合防災訓練
等
【各種大会での防災講演会】
【自主防災組織でのワークショップ】
(3)復興制度等提言事業
阪神・淡路大震災と東日本大震災の復旧復興制度等を比較分析し、東日本大震災や今後の大規模災害
からの復旧復興に向けた提言を発信する。
〔主な検討テーマ〕
防災、健康福祉、社会・文化、産業・雇用、農政環境、まちづくり など
(企画県民部防災企画局復興支援課 西島 健治
18
内線5860)
「超巨大災害対策総合シンポジウム」の開催
阪神・淡路大震災から 20 年を迎えるにあたり、
世界の防災対策に震災の経験と教訓が果たした役割や、
「国
難」ともなる巨大災害への備えについて討議し、安全で安心な減災社会実現に向けた防災・減災対策を提案
するため、「超巨大災害対策総合シンポジウム」として、2つのシンポジウムを開催する。
1 国際防災・人道支援フォーラム 2015
平成 17 年 1 月に神戸で採択された国際的な防災指針「兵庫行動枠組(HFA)」が世界の防災・減災に果
たした役割、関係機関での取組み、第3回国連防災世界会議で採択予定の後継枠組(HFA2)に向けた期待や
推進に向けた提案などについて討議する。
日 時:平成 27 年1月 17 日(土) 14:00~17:30
場 所:神戸ポートピアホテル(神戸市中央区港島中町 6-10-1)
登壇者:マルガレータ・ワルストロム
(国連事務総長特別代表(防災担当)兼 UNISDR ヘッド)
田中 明彦(国際協力機構(JICA)理事長)
河田 惠昭(人と防災未来センター長)
など
定 員:200 名
主 催:国際防災・人道支援フォーラム実行委員会
共 催:ひょうご安全の日推進県民会議
2 メモリアル・コンファレンス・イン神戸 2015
研究者・実務家・実践家の各々の立場から震災の経験と教訓を今後の「国難」となる巨大災害にどう活
かすかを6つの分科会で討議する。
日 時:平成 27 年 1 月 20 日(火)、21 日(水) 10:00~17:30(両日とも)
場 所:神戸国際会議場(神戸市中央区港島中町 6-9-1)
登壇者:河田 惠昭(人と防災未来センター長)
林 春男(京都大学防災研究所教授 人と防災未来センター上級研究員)
デビット・マメン(元ニューヨーク行政研究所長、阪神・淡路大震災5年検証国外検証委員)など
定 員:500 名
主 催:メモリアル・コンファレンス・イン神戸実行委員会
共 催:ひょうご安全の日推進県民会議・読売新聞社
(企画県民部防災企画局防災企画課 中津 直己
19
内線5352)
「水道災害シンポジウム」の開催
阪神・淡路大震災後の水道施設耐震化等の取組を検証するとともに、南海トラフ巨大地震に備え、津波、
液状化等、東日本大震災を通じて浮かび上がってきた新たな課題への対策を考える「水道災害シンポジウム」
を開催する。
1 事業概要
(1)会 期:平成 27 年1月 22 日(木)~23 日(金)
(2)場 所:淡路夢舞台国際会議場(兵庫県淡路市夢舞台1番地)
(3)主 催:阪神・淡路大震災 20 年事業水道災害シンポジウム
実行委員会
ひょうご安全の日推進県民会議
2 シンポジウムプログラム
「メインテーマ:南海トラフ巨大地震に備えて」
○1 月 22 日(木)13:00~16:30
・基調講演
「来るべき巨大地震災害に備えるためにできること」
<講 師>
鍬田 泰子氏(神戸大学大学院工学研究科准教授)
・パネルディスカッション
「水道の地震対策の取組みとその課題」
<コーディネーター> 鍬田 泰子氏(神戸大学大学院工学研究科准教授)
<パネリスト>
水口 和彦氏(神戸市水道局事業部長)
平野 公三氏(岩手県大槌町総務部長)
北野 正氏(和歌山県海南市水道部工務課長)
山田 健氏(兵庫県企業庁水道課長)
三原 廣巳氏(神戸市長田区真野地区防災福祉コミュニティ本部長)
○1 月 23 日(金) 9:00~12:00
・研究事例発表(分科会1:対象者;水道関係者)
「進化してきた水道の地震対策~阪神・淡路からの 20 年を振り返る~」
松下
眞氏(神戸市水道局中部センター所長)
「東日本大震災の被害状況と現状」 松波 幸也氏(石巻地方広域水道企業団技術次長)
「南海トラフ巨大地震により予想される水道災害とそのハード/ソフト対策」
小林 健一氏(阪神水道企業団技術部長)
・フォーラム (分科会2:対象者;一般住民)
「予想される水道施設の被災状況とそれに対する住民の備え」
講師とフォーラム参加者との意見交換等により水道災害ヘの対応を考える
※現地見学(オプション)13:00~16:00
Aコース 野島断層保存館~明石海峡大橋送水管
Bコース 野島断層保存館~神戸市大容量送水管
3 参 加 者 約 600 人(全国から参加;県内 450 名、県外 150 名)
(企業庁水道課 経営計画班 主幹 木村 幸宏
20
内線5437)
兵庫県立大学「減災・復興 国際フォーラム」の開催
兵庫県立大学では、海外も含め、過去に大災害を経験した被災地の大学、あるいは将来の災害に備えた取
組みを行う大学等と連携し、それぞれが有する知見や経験等を共有、発信する場として「減災・復興 国際フ
ォーラム」を開催する。
これを機に、参加大学が相互に連携し交流を拡げていく、減災・復興に関する大学間ネットワーク「減災・
復興に関する教育・研究グローバルネットワーク“GAND”(Global Academic Network for Disaster
Reduction and Reconstruction)
」を創設する。
1 開催概要
(1)日 時 平成 27 年 2 月 6 日(金)~8 日(日)
(2)場 所 神戸市内
(3)参加大学(予定)
① 海外の大学
カンタベリー大学(ニュージーランド)、ガジャマダ大学(インドネシア)、
中東工科大学(トルコ)、四川大学(中国)、ワシントン大学(米国)
② 国内の大学
兵庫県立大学、宮城大学(シンポジウム発表)
その他参加大学(防災等の教育・研究機関を有する大学、大学コンソーシアムひょうご神戸加盟大学ほか)
2 「減災・復興国際ワークショップ」
(1)日 時 平成 27 年 2 月 6 日(金)
、10:30~15:45
(2)場 所 兵庫県立大学防災教育センター(神戸市中央区 人と防災未来センター東館4階)
(3)参加者 海外からの参加大学関係者、国内の大学、学会、行政関係者 等
(4)内 容 ・各大学における減災・復興への取組み
・防災分野で活躍する人材の育成
・今後の GAND の具体的取組み
※会議は基本的に英語で行います。
3「減災・復興 国際シンポジウム」
(1)日 時 平成 27 年 2 月 7 日(土)、13:00~17:20
(2)場 所 ラッセホール(神戸市中央区)
(3)基調講演
① 講 師 日本学生支援機構(JASSO)理事長(元日本銀行神戸支店長) 遠藤勝裕 氏
② 演 題 「阪神・淡路大震災における危機管理」~BCP の視点とその後の“まち”の復興と教訓~
(4)パネルディスカッション
① テーマ 減災・復興に関する教育・研究グローバルネットワークの構築
② パネリスト GAND 参加予定大学
(5)
「減災・復興に関する教育・研究グローバルネットワーク」
“GAND” (Global Academic Network for Disaster Reduction and Reconstruction)の創設・運営
① 調 印 式 GAND 参加予定大学
② 共同宣言 兵庫県立大学防災教育センター長 室﨑 益輝
③ 今後の交流内容(例)
国際フォーラムの開催、減災・復興 国際ジャーナルやニュースレター等の発行、減災・復興に
関わる国際共同研究、学生・教員・研究員の交流、減災・復興関連科目の共同開講や単位互換
④ 事務局 兵庫県立大学
4 フィールド・トリップ
(1)日 時 平成 27 年 2 月 8 日(日)
(2)訪問地 人と防災未来センター、姫路城 等
(企画県民部管理局大学課 副課長兼大学振興班長 小野 雅弘 内線2523)
21
淡路花博2015 花みどりフェアの開催
2000 年に開催された国際園芸・造園博「ジャパンフローラ」(淡路花博)から 15 周年を記念し、「人と
自然の共生のステージ」をメインテーマに淡路花博 2015 花みどりフェアを開催する。
本フェアでは、淡路花博の理念を継承した様々な行催事を行うほか、花や緑に加え、多彩な食、自然環境
など暮らし全体をテーマに淡路島全島で祭典を行う。
1 開催概要
(1)事業名称
(2)会
期
(3)会
場
淡路花博 2015 花みどりフェア
平成 27 年 3 月 21 日(土)~平成 27 年 5 月 31 日(日)
淡 路 会 場(淡路夢舞台、国営明石海峡公園)
洲 本 会 場(洲本市中心市街地エリア)
南あわじ会場(淡路ファームパーク イングランドの丘)
サテライト会場(島内観光施設)
【国営明石海峡公園 春のカーニバル】
2 主な行催事
(1)淡路会場
① 国営明石海峡公園 春のカーニバル
例年好評を得ているチューリップに加え、淡路島が全国トップクラ
スの生産量を誇るカーネーション等、フェア期間中約100万株の草花
で淡路らしい風景を演出する。
② 華麗なる宝塚歌劇の世界展・TAKARAZUKA ドリームガーデン
2014年、初公演から100周年を迎えた宝塚歌劇の魅力を体感してい
ただく宝塚歌劇展を開催する。また、タカラヅカの5つの組や世界観
などをモチーフにした造形花壇の展示も実施する。
③ コシノヒロコ展・母の日スペシャルイベント
コシノヒロコ氏のファッション作品や絵画などの創作活動を紹介
する展示、イベントを実施する。また、母の日にはスペシャルイベン
トを実施する。
④ 奇跡の星の植物館 フラワーショー・特別展示
世界の花文化を伝えるフラワーショーや特別展示を実施する。
⑤ 淡路まんぷく食堂
淡路島でしか味わえない特別メニューを手軽に味わえる特設ブー
スを開設する。
C 宝塚歌劇団.
○
【華麗なる宝塚歌劇の世界展(イメージ)】
C HIROKO KOSHINO Co., Ltd.
○
【コシノヒロコ展(イメージ)】
【奇跡の星の植物館 特別展示】
(2)洲本会場
① アルファビアミュージアム 絵画特別展
明治時代に建設された赤レンガ造りの建物を期間限定オープンし、
「花」や「みどり」をテーマに、有名画家の絵画を展示する。
② 兵庫ご当地グルメフェスティバル in 洲本
【アルファビアミュージアム 絵画特別展】
兵庫県各地のご当地グルメを一同に集めたイベントを開催する。
(3)南あわじ会場
① 動物とのふれあい・ラビットワーレンのオープン
動物とのふれあいが出来る全天候型の施設をオープンする。
② あわじ島まるごと食の拠点施設のオープン
県内最大級の農畜水産物直売所をオープンする。直売所のほか、レ
【動物とのふれあい】
ストランも併設する。
(公園緑地課 参事 佐伯公宏 内線 4596)
22
第4回アジア太平洋ジオパークネットワーク山陰海岸シンポジウムの開催
アジア各国などのジオパーク関係者が集う、アジア太平洋ジオパークネットワークシンポジウムを山陰海
岸ジオパークで開催する。メンバーの相互理解の場であるシンポジウムの開催地として、山陰海岸ジオパー
クの活動状況・成果をアジアなど世界に広く発信する。
1 開催概要
(1) 名称
第4回アジア太平洋ジオパークネットワーク山陰海岸シンポジウム
(The 4th Asia-Pacific Geoparks Network San’in Kaigan Symposium)
(2) メインテーマ
ジオパークネットワークと人々の暮らし
(Geoparks: Networking and Society)
【シンポジウムポスター】
セッションテーマ(予定)
海と人々の暮らし(The Sea and People’s Lives)
文化遺産とジオストーリー(Cultural Heritage and Geostories)
自然の保護・保全とインタープリテーション(Conservation and Interpretation of Nature)
ジオツーリズム(Geotourism )
地域づくり(Sustaining Local Communities)
教育(学校・生涯学習)[Education (School, University and Life-long Learning)]
防災・減災(Geohazard Risk Reduction, Prevention and Mitigation
ジオパークマネジメントとネットワーク活動(Management and Networking)
ジオパークをめざして(Aspiring Geoparks)
評価と勧告に基づく改善について(Improvements based on Assessment and Recommendations)
(3)会期・開催場所
平成 27 年 9 月 16 日(水) ~ 20 日(日)
京都府京丹後市、兵庫県豊岡市・香美町・新温泉町、鳥取県鳥取市・岩美町
日
時
開
催
地
9月 16 日(水)
9月 17 日(木)
9月 18 日(金)
9月 19 日(土)
9月 20 日(日)
京丹後市
豊岡市
豊岡市
香美町
新温泉町
鳥取市
鳥取市
岩美町
登録
開会式
基調講演
午
後
開会前ツアー
(オプション)
夕
方
アイスブレイカー
パーティー
(オプション)
開会中ツアー
全体会議及び分科会
分科会
分科会
ポスターセッション
ポスターセッション
ウェルカム
パーティー
新規 GGN メンバー紹介
閉会式
次回開催地紹介
フェアウェルパーティー
ジオパークフェア
登録
午
前
閉会後ツアー
(オプション)
※プレイベント:日本ジオパークネットワークガイドフォーラム(京丹後市 9月 15~16 日)
(4)参加想定数
600 人(国外 200 人、国内 400 人)
(5)主催
第 4 回アジア太平洋ジオパークネットワーク山陰海岸シンポジウム組織委員会
(但馬県民局地域政策室ジオパーク参事 石田 勝則 0796-26-3780)
23
第5回神戸マラソン
「第4回神戸マラソン」は、「感謝と友情」~20 年目のありがとう~をテーマに、沿道からの多くの声援
と、7,500 人を超えるボランティアの協力に支えられ、約2万人のランナーが復旧復興を遂げた神戸の街を
走り抜けた。第5回の節目にあたる今年は関係事業の充実により、一層、盛り上げていく。
大会概要
(1)大会名称
(2)開催時期
(3)大会概要
第5回神戸マラソン
平成 27 年 11 月中旬 予定
※ 参加者受付及びマラソン EXPO:大会前日・前々日
第4回大会の検証を踏まえ、平成 27 年2月~3月に詳細を発表予定
【参考】
第4回神戸マラソンの大会概要
(1)開催日時
平成 26 年 11 月 23 日(日)
(2)種
目
フルマラソン、クォーター(1/4)マラソン
(3)コ - ス
スタート:神戸市役所前(フラワーロード)
(フル)
折り返し:明石海峡大橋(舞子公園付近)
フィニッシュ:ポートアイランド(市民広場周辺)
(4)制限時間
7時間(最長)
(5)開催結果
①参加者数:19,380 人
②ボランティア数:7,538 人
③沿道応援人数:約616,000人
(6)主
催
兵庫県・神戸市・兵庫県教育委員会・神戸市教育委員会・兵庫陸上競技協会
(7)大会テーマ
「感謝と友情」~20 年目のありがとう~
(教育委員会事務局スポーツ振興課主幹(神戸マラソン担当) 田中 義樹 078-325-1430)
24
平成27年度全国高等学校総合体育大会「2015 君が創る 近畿総体」
平成27年度全国高等学校総合体育大会は、教育活動の一環として、高等学校生徒に広くスポーツ実践の
機会を与え、技能の向上とスポーツ精神の高揚を図るとともに、高校生活動も含め生徒相互の親睦を深め、
心身ともに健全な青少年を育成することを目的に開催する。
1 大会概要
(1)主
催
公益財団法人全国高等学校体育連盟
関係中央競技団体
兵庫県・兵庫県教育委員会
各開催市・開催市教育委員会
(2)共
催
読売新聞社
(3)後
援
文部科学省
公益財団法人日本体育協会
日本放送協会
公益財団法人兵庫県体育協会
各開催市体育協会
(4)主
管
公益財団法人全国高等学校体育連盟各競技専門部
兵庫県高等学校体育連盟
兵庫県関係競技団体
(5)特別協賛
大塚製薬
(6)協
JTB
賛
(7)開催期間
平成27年7月28日(火)~8月9日(日)【兵庫県での開催】
(8)実施競技
6競技
【サッカー(神戸市・三木市)・相撲(洲本市)・ボート(豊岡市)
・ボクシング(西宮市)・ウエイトリフティング(明石市)・少林寺拳法(姫路市)】
和歌山県を近畿ブロックの幹事県として、全30種目を実施する。
(9)大会規模 (平成 26 年度「煌めく青春 南関東総体 2014」実績より本県関係種目)
選手等
監督等
県外役員
県内役員
補助員
サッカー(男子)
935
104
107
208
609
サッカー(女子)
272
31
15
151
287
相撲
347
113
42
187
135
ボート
921
172
41
287
416
ボクシング
310
131
50
233
341
ウエイトリフティング
411
150
27
175
283
少林寺拳法
688
278
83
111
178
本県競技合計
3,884
979
365
1,352
2,249
全競技合計
28,413
7,972
1,703
7,380
13,284
(教育委員会事務局体育保健課 主任指導主事兼学校体育班長 岸部 健司
25
〔単位:人〕
総数
1,963
756
824
1,837
1,065
1,046
1,338
8,829
58,752
観客数
30,520
7,180
11,000
3,600
10,300
4,770
3,500
70,870
726,536
内線5776)
ミラノ国際博覧会兵庫県出展事業
和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたことを好機として捉え、「農」「食」「観光」が連携し、神戸
ビーフ、コウノトリ育むお米等、兵庫が誇る農畜水産物や観光、文化をPRする総合イベントをミラノ国際
博覧会会場等で実施し、兵庫の魅力をミラノから全世界に発信し、本県農林水産業の振興や農山漁村の活性
化、観光振興につなげる。
また、ミラノ国際博覧会日本館メイン展示に、自然と共生する日本の農林水産のシンボルとして「コウノ
トリ」が紹介される予定であり、兵庫県の農業・農村を日本代表として強く世界へ発信されるともに、関西
広域連合とも連携し、関西の「農」「食」「観光」の魅力も世界に発信する。
1 開催概要
(1)イベント名称 Feel Hyogo, the Taste of Japan! 日本の極み、ひょうごの「食」体感!
(2)日
程 平成 27 年 7 月 16 日~7 月 19 日(全体会期 平成 27 年 5 月 1 日~10 月 31 日)
(3)開 催 地 イタリア共和国ミラノ
(4)内
容
① ミラノ万博日本館イベント広場プロモーション(平成 27 年 7 月 16 日~7 月 19 日)
日本館におけるイベントスペースを活用した兵庫県産農林水産物・加工品、観光等のPR
② 兵庫県主催ミラノ市内プロモーション(平成 27 年 7 月 17 日)
ミラノ市内レセプション会場での兵庫県主催プロモーション
・ひょうご五国の「農」「食」「観光」の魅力発信
・各出展団体・企業による兵庫県産農林水産物・加工品、観光等のPR
2 事業の基本方向
(1)ひょうご五国の「農」の魅力発信(先導的環境取組の発信強化)
「コウノトリ育む農法」等、兵庫が世界を先導している環境の取組を全世界へ発信し、世界における
兵庫県の先導的役割の認識を拡大する。
(2)ひょうご五国の「食」の魅力発信(海外輸出の強化)
神戸ビーフ、コウノトリ育むお米、丹波黒大豆、淡路島たまねぎ、兵庫のり、兵庫の酒等、兵庫が誇
る農畜産物を出展し、食べ方提案を含めて県産品のプロモーションの強化を図り、単なる素材の輸出で
はなく「食文化」の輸出も強化し、輸出品目や輸出量のさらなる拡大を推進する。
(3)ひょうご五国の「観光」の魅力発信(外国人観光客の誘客強化)
世界遺産の姫路城などの兵庫の「観光」の魅力を発信し、海外からの観光客の増加を推進する。
【参考】日本館展示計画の概要(案)
(1)出展テーマ
「Harmonious Diversity -共存する多様性-」
(2)メインメッセージ 「自然と共生し、多様な生物との共生が生み出す、持続可能な食の未来」
(3)メイン展示
①自然と寄り添い、多様な恵みを育む日本の食の産地
豊かな生態系が維持されなければ生息できない「コウノトリ」をシンボルに紹介
②日本の農と食、食文化の多様性、さらなる拡がり
③未来につながる伝統の知恵と技。日本食は「未来食」
④食卓から始まる人びとの想い、絆。日本食は世界をつなぐ「地球食」
(農政環境部農政企画局消費流通課 ブランド戦略班長 木元悦也
26
内線 4044)
海外との友好提携周年事業等(パラナ州友好提携45周年、海南省友好提携25周年)
平成 27 年は、1970 年にブラジル・パラナ州と友好提携を締結して以来、45 周年を迎える。これを機に、
友好訪問団の相互派遣、南米兵庫県人会との交流など周年記念事業を実施することにより、両県州の交流を
活発化させ、一層相互理解を深める。
このほか、海南省友好提携 25 周年を記念して友好訪問団を海南省に派遣し、友好の絆をさらに深めると
ともに、平成 27 年7月に開催されるミラノ万博にあわせて友好訪問団を組織し、フランス、イタリアを訪問
して欧州との交流を推進する。
1 パラナ州友好提携 45 周年記念 友好訪問団の派遣
・時 期:平成 27 年 10 月下旬(予定)
・場 所:ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ
・期 間:9泊10日
・構 成:友好代表団5名(知事、職員4名)、県民交流団、日伯友好議員連盟 ほか
・内 容:パラナ州政府主催の兵庫県・パラナ州友好提携45周年記念式典への参加、
ブラジル兵庫県人会・アルゼンチン兵庫県人会創立55周年記念式典への参加、
パラナ兵庫県人会・パラグアイ兵庫県人会との交流 ほか
2 海南省友好提携 25 周年記念 友好訪問団の派遣
・時 期:平成 27 年秋頃(予定)
・場 所:中国・海南省
・期 間:3泊4日
・構 成:友好代表団4名(知事、職員3名)
・内 容:兵庫県・海南省友好交流25周年記念交流協議、交流状況の視察、
県及び民間の交流事業への参加、25周年記念交流事業ほか
3 欧州との交流事業
(1)友好訪問団の派遣
・時 期:平成 27 年 7 月(予定)
・場 所:フランス、イタリア
・期 間:5泊6日
・構 成:友好代表団3名(知事、職員2名)
・内 容:フランス 友好交流県との交流協議、ひょうごセミナー開催、美術館・企業視察 等
イタリア ひょうごプレゼンテーション実施、ミラノ万博兵庫ウィーク参加 等
(2)ひょうごセミナーの開催
知事が訪欧するのに併せて XFEL、SPring-8 やスパコン京及び医療産業都市といった最先端産業の集
積が進む本県への海外企業進出及びインバウンドツーリズム促進のためセミナーを開催する。
・時 期:平成 27 年7月(予定)
・場 所:フランス リール・パリ 市内ホテル
・参加者:経済関係者、行政関係者等約 100 名
(産業労働部国際局国際交流課長 森安 秀和
27
内線2092)
兵庫県立但馬やまびこの郷開設20周年記念事業
但馬やまびこの郷は、不登校または不登校傾向の児童生徒やその保護者及び教育機関を支えるための中核
施設として設置された。4 泊 5 日の集団宿泊による体験活動は児童生徒の自立に効果を上げ、さらに、保護
者カウンセリング、指導者の研修、不登校情報の収集と発信などは、不登校の未然防止につながっている。
平成 27 年度に 20 周年の節目を迎えるに当たり、記念式典等の事業を実施し、広く県民に周知を図るとと
もに不登校の支援施設としてより一層の充実を図る契機とする。
1 事業内容
(1)メイン事業【記念式典】
20 年間の歩みを振り返ると共に現在不登校で悩んでいる子ども
たちに夢と勇気、希望を与える機会とする。
① 時 期
平成 27 年 10 月 25 日(日)
内 容
・式典
・記念講演
・ふれあいフェスタ
体験コーナー(プラバン、お茶、シャボン玉、ビリヤードなど)
大鍋など
(2)リレー事業
① 時 期
平成 27 年 4 月~平成 28 年 3 月
内 容
・5 月
県内不登校担当者会
・7 月~11 月 地域やまびこ教室
保護者交流会
不登校に関する研修会
・8 月
県内適応教室担当者会
・11 月
進路相談会
写真など
【ふれあいフェスタ】
写真など
【地域やまびこ教室】
2 但馬やまびこの郷
(1)設置目的
但馬の豊かな自然の中で、自然、人及び地域とふれあう体験と集団活動を通じて、自主及び自立の精
神並びに人間相互の関係についての正しい理解を養い、学校生活に適応することができるよう支援する
ことにより、こころ豊かな青少年を育成する。
(2)沿 革
平成 8 年 9 月 1 日
平成 8 年 10 月 14 日
平成 8 年 11 月 2 日
平成 17 年 11 月 11 日
兵庫県立但馬やまびこの郷の設置及び管理に関する条例施行
入所者の受け入れ開始
兵庫県立但馬やまびこの郷開設記念式典開催
兵庫県立但馬やまびこの郷 10 周年記念式典開催
(教育委員会義務教育課 副課長 長島 良行
28
内線5717)
芸術文化センター事業
~ 開館10周年記念事業として、「椿姫」、英国ロイヤルオペラなどを展開 ~
芸術文化センターは、平成27年10月で開館10周年を迎える。大みそか
のジルヴェスター・ガラ・コンサートを皮切りに、10周年の感謝を込め
て、スペシャル公演・企画をお贈りする。
当センターでは、開館9年で450万人の公演入場者を達成。さらなる県
民の期待に応えていくため、平成27年も、3つのコンセプト(①多彩な
舞台芸術の創造・発信、②芸術性豊かなものから親近感に富むものまで
幅広いニーズに応える上演、③舞台芸術の普及・県民の創造活動の支援)
のもとで、10周年記念事業を展開する。
1 芸術文化センター事業
【芸術文化センター 大ホール】
(1) 自主企画制作(佐渡裕芸術監督プロデュース等)
① プロデュースオペラ
・「椿姫」
7月 14 日~7月 26 日
(公演に先立ち「ワンコイン・プレレクチャー」を芸術文化センターほか県内4か所で開催)
② コンサート
・ ジルヴェスター・ポップス・コンサート
12月30日、31日
③ プロデュース演劇・ダンス
・ 能楽 創作舞台「KUREHA 呉服」
5月 6日
・ 翻訳劇 「TABU」(邦題未定)
6月27日、28日
・ 開館 10 周年を寿ぐ三番叟
10 月 2日~4日
④ 特別企画
・ 「芸術文化センター オープンデー」イベント
10 月 23 日~24 日
・ 開館10周年記念式典&演奏会 佐渡裕指揮 ベートーヴェン「第九」 12月 10日
・ 開館10周年記念「感謝のつどい」
12月 10日
(2) 招聘・提携事業
・ 英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団「シンデレラ」 ..
・ 英国ロイヤルオペラ「ドン・ジョヴァンニ」
・ ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
5月 9日
9月23日
11月 8日
ほか
(3) 普及事業
・ プロムナード・コンサート
・ ワンコイン・コンサート
・ にぎわいづくり(地元商店街・自治会・大学等と一体となったイベントの実施)
2 兵庫芸術文化センター管弦楽団事業
・ 定期演奏会
年間(シーズン)9回、通算27日間公演
・ 特別演奏会
名曲コンサート、ファミリーコンサート等
・ 室内楽演奏会
・ 青少年芸術体験事業
わくわくオーケストラ教室(県内の全中学1年生を対象)
・ アウトリーチ活動
生の演奏を聴く機会の少ない学校、医療機関等に出向いて演奏等
・ 県内共催公演
県内公立ホールとの共催方式により公演を実施
(企画県民部 芸術文化課 班長 喜多 和美 内線 2760)
29
県立尼崎青少年創造劇場(ピッコロシアター・兵庫県立ピッコロ劇団)事業
ピッコロシアターは、青少年の創造活動を支え、地域文化を高めていくため、優れた舞台芸術を紹介する
「鑑賞劇場」、舞台芸術人材を育成する「演劇学校・舞台技術学校」、ピッコロ劇団公演などの多彩な事業
を展開していく。 ピッコロ劇団は、創立 21 年目を迎え、これまでに築いてきた「ピッコロシアタープロデ
ュース」「ピッコロ・わくわくステージ」「おでかけステージ」などの事業の質的充実に取り組んでいく。
1 ピッコロシアター事業
(1) 鑑賞劇場
・文学座公演 11 月
・SENDAI座☆プロジェクト公演(5年目) 11 月
・劇団風の子公演 12 月
・海のサーカス公演 12 月
その他、ピッコロ寄席ほか
(2) 文化セミナー、実技教室
【昨年の SENDAI 座☆プロジェクト公演より】
・ピッコロ実技教室「ちゃっと!狂言」 7~8月
(3) ピッコロ演劇学校〈本科〉33 期・〈研究科〉32 期/ピッコロ舞台技術学校 24 期 通年
(4) シアタースタート(3回目) 5月 0歳児からの劇場体験事業
2 兵庫県立ピッコロ劇団事業
(1)ピッコロシアタープロデュース公演
・ピッコロ劇団第 51 回公演「マクベス」 2月 20~22日 芸術文化センター阪急 中ホール
(作=W.シェイクスピア 翻訳=喜志哲雄 演出=ジェイスン・アーカリ 客演=浜畑賢吉・大鳥れい)
(2) 本公演
・第 52 回公演「東男迷都路 あづまおとこまようみやこじ」 6月
(作=W.シェイクスピア 翻案・監修=喜志哲雄 演出=孫高宏)
平成 25 年度文化庁芸術祭優秀賞を受賞した「間違いの喜劇」のコンビで創作
・第 53 回公演 長田育恵書下ろし (演出=上村聡史) 10 月
(3)ファミリー劇場
・ 「オズのおじさん やーい」(作=別役 実 演出=平井久美子)
8月 ピッコロシアター、12 月 芸術文化センター 阪急 中ホール
【昨年の第 50 回公演「かさぶた式部考」より】
(4)ピッコロ・わくわくステージ
希望する県内の中学校に対して、ピッコロシアターでのピッコロ劇団公演鑑賞の機会を提供。
○演目 ピッコロ劇団第 52 回公演「東男迷都路 あづまおとこまようみやこじ」 6・10 月
(5)おでかけステージ(小学校公演)
希望する県内の小学校に対して、ピッコロ劇団が学校での公演を実施、演劇との出会いの機会を提供。
○演目 「学校ウサギをつかまえろ」(原作=岡田淳 台本=眞山直則 演出=吉村祐樹) 10・11月
(6)アウトリーチ活動・演劇指導活動
演劇ワークショップ「あつまれ!ピッコロひろば」 、児童施設等での読み聞かせ、高等学校・大学等での演
劇指導、企業・教育機関でのコミュニケーションワークショップ など
(企画県民部 芸術文化課 班長 喜多 和美
30
内線 2760)
兵庫陶芸美術館関係事業
~最古の登窯修復の完成と開館10周年記念特別展「3季連続丹波焼」など~
日本六古窯の一つであり、豊かな自然に恵まれた丹波立杭の里では、現在進捗中の現役最古の登窯の修復
事業が平成 27 年秋に完了、
さらに平成 17 年に開館した兵庫陶芸美術館が開館 10 周年を迎えることから、
“丹
波焼づくし”の特別展の開催などにより広く陶芸の魅力を発信し、やきものを通して人々の交流を深める。
1 最古の登窯の復興と丹波焼の里活性化事業(平成 26 年~27 年)
県の有形民俗文化財に指定されている現役最古の登窯(明治 28 年築窯)修復と、丹波焼の里のシン
ボルとしての再生を契機に、県民の参画による丹波焼の里の魅力づくりや情報発信事業を展開する。
(1)最古の登窯の修復事業
・平成 26 年 10 月末
全長47㍍の登窯を覆う杉板製の屋根の修理が完成
・平成 27 年 11 月下旬
2カ年におよぶ修復事業が完了、初焼成の実施
(2)丹波焼の里活性化事業
・丹波焼の里の情報発信や修復作業を応援する
「登窯復興サポーター」登録制度の拡充
【地域のシンボルとして再生される最古の登窯】
・丹波焼の里の魅力を再発見する「見学ツアー」の実施など
2 兵庫陶芸美術館開館 10 周年事業
(1)特別展「3季連続 丹波焼」の開催
10 周年の節目となる平成 27 年の夏から秋、冬の3季にわたって、丹波焼の魅力を様々な角度
から最大限紹介する特別展を開催する。
名称(仮称)
期間
内容
兵庫陶芸美術館設立の契機ともなった田中寛
夏季
ざ
氏(元全但バス社長)の丹波焼を中心としたコレ
「坐 丹波(夏)- 平成 27 年
クション蒐集の軌跡をたどりながら、800 年余の
6月6日(土)
田中寛コレクション
~9月6日(日) 歴史をもつ丹波焼の美と変遷を紹介する。
蒐集の軌跡」
昭和 52 年、三本峠北窯跡の発掘調査で発見さ
秋季
れた陶片や、その後に周辺の窯跡から採集された
平成
27
年
「THE TAMBA(秋)-
陶片などによって明らかとなった丹波焼の源流
9月 19 日(土)
秋麗に古丹波を愛で
~11 月 29 日(日) や技術的、生産的な側面に迫るとともに、丹波焼
に惹かれ、集った多彩な人々にも焦点をあてなが
る」
ら、優品の数々で丹波焼の魅力を紹介する。
丹波焼最古で県指定有形民俗文化財である登
冬季
ざ
窯の修復を通じて、現代の陶工が受け継ぎ、次代
「再゛丹波(冬)-丹 平成 27 年
に継承する築窯技術とともに、登窯が生み出した
12 月 12 日(土)
波の登窯とその時代」
~2月 14 日(日) 丹波焼が最も輝いた江戸時代中期から後期の作
品を紹介する。
(2)開館 10 周年特別事業
・記念式典
10 年の歩みを振り返りながら、これからの美術館のあり方を探る記念式典
・記念講演・トークショー
篠山市出身・在住の著名人による焼物・陶芸を核とした地域づくり、ライフスタイルの提案
・ポスター展
開館以来の特別展のポスターや図録などを展示など
(企画県民部 芸術文化課 班長 喜多 和美 内線 2760)
31
県立美術館事業(特別展)
~「フェルディナント・ホドラー」展、「パウル・クレー」展など~
県立美術館では、国内や海外の優れた芸術家による名作を紹介する展覧会や現在活躍中の現代美術
作家などの作品を紹介する展覧会など、幅広い層を対象にバランスのとれた特別展を開催する。
1 日本・スイス国交樹立 150 周年記念 フェルディナント・ホドラー 展
(1)会 期 平成 27 年1月 24 日(土)~4月5日(日)
(2)概 要 日本・スイス修好通商条約の締結 150 年を記念し、スイス
の代表的画家 フェルディナント・ホドラーの全貌に迫る大
回顧展を開催。
(3)主な出品予定作品(作品点数:約 90 点)
「恍惚とした女」「ミューレンから見たユングフラウ山」等
《恍惚とした女》(部分) 1911 年 ジュネーヴ美術・歴史博物館
©Musée d’art et d’histoire, Ville de Genève
© Photo : ettina Jacot-Descombes
2 堀 文子 一所不住・旅 展
(1) 会 期 平成 27 年4月 18 日(土)~6月7日(日)
(2) 概 要 90 歳を超えた今も新しい創作を続ける日本画家、堀文子の
回顧展。彼女の初期から最新作品までを紹介。
(3)主な出品予定作品(作品点数:約 130 点)
「廃墟」「冬野の詩」「幼生達の集い」等
《廃墟》1948 年 秋田県立近代美術館蔵
3 舟越 桂 展
(1)会 期 平成 27 年6月 27 日(土)~8月 30 日(日)
(2)概 要 国際的に高く評価され、現代日本を代表する彫刻家・舟越
桂の関西での初となる本格的な個展。初期から最新作まで
この彫刻家の全貌を紹介する。
(3)主な出品予定作品(作品点数:彫刻約 30 点、ドローイング数十点)
「肩に残る声」「消えない水滴」「言葉は塔のように」等
《消えない水滴》1986 年
4 パウル・クレー 展
(1)会 期 平成 27 年9月 19 日(土)~11 月 23 日(月・祝)
(2)概 要 スイスを代表する画家クレーの回顧展。スイスのパウル
・クレーセンター開館 10 周年を機に代表作を多数紹介。
(3)主な出品予定作品(作品点数:約 100 点)
「赤のフーガ」「彼女は吠え、僕らは戯れる」等
パウル・クレー《赤のフーガ》(1921, 69)Privatbesitz Schweiz,
Depositum im Zentrum Paul Klee, Bern c/o DNPartcom
5 ジョルジョ・モランディ 展
(1)会 期 平成 27 年 12 月8日(火)~平成 28 年2月 14 日(日)
(2)概 要 20 世紀イタリアを代表する画家、モランディの回顧展。
静謐で瞑想的なモランディの芸術を総合的に紹介。
(3)主な出品予定作品(作品点数:約 100 点)
「静物」(1949 年)「風景」「花」 等
≪静物≫1949 年 モランディ美術館(ボローニャ)蔵
(教育委員会事務局社会教育課 副課長兼施設・管理班長 前川浩子 内線5756)
32
横尾忠則現代美術館事業
~「横尾忠則 Y字路再び Yokoo Tadanori,Y-Junction Returns」展など~
寄贈寄託のあった横尾忠則氏の優れた作品等について広く県民に鑑賞する機会を提供するため、県立
美術館王子分館「横尾忠則現代美術館」において、展覧会をはじめ、著名人との対談など、様々な事業
を展開する。
1 展覧会の開催
絵画、版画、ポスターなど世界最大の横尾作品のコレクションを軸に、国際的に高く評価されて
いる横尾作品の展覧会はもとより、関わりのある様々な分野のアーティストや、横尾作品に関連す
るテーマ展など、多彩な展覧会を開催する。
名称(仮称)
期間
第 1 期企画展
横尾忠則展 カット&ペースト
~切った貼ったの大立ち回り
H27.4.18(土)
~
H27.7.20(月・祝)
第 2 期企画展
横尾忠則 Y 字路再び
Yokoo Tadanori,Y-Junction
Returns
H27.8.8(土)
~
H27.11.23(月・祝)
第 3 期企画展
横尾忠則「幻花」原画展
Visionary Flowers by Yokoo
Tadanori
H27.12.12(土)
~
H28.3.27(日)
内容
横尾忠則の作品では、イメージを本来
の場所から引き剥がし、新たな文脈へ
と投げ込むコラージュ的な手法がし
ばしば用いられている。本展では、イ
メージの解体と統合が徹底された結
果、互いの主従関係がもはや無効化さ
れた作例に注目することで、横尾の創
作の一面に光を当てる。
今世紀に入って以降、横尾がライフ
ワークとして取り組んでいる「Y 字路」
シリーズ。本展では、画集「横尾忠則
Y 字路」(2006 年東方出版)以後の、
2005 年から最新作に至る作品 80 点を
一堂に紹介する。
1974~75 年に東京新聞に連載された
瀬戸内寂聴の時代小説「幻花」のため
の挿絵原画を紹介。室町幕府崩壊を描
いた一大歴史ドラマを彩る挿画には、
時にストーリーと無関係な UFO や作者
=瀬戸内の肖像が登場するなど、自由
な遊び心が随所にちりばめられてい
る。横尾のグラフィック・ワークの最
高傑作のひとつである貴重な原画全
330 点を一堂に展示する。
2 展覧会関連イベ ント
・横尾氏、横尾氏と交流のある著名人による
アーティストトークまたはライブ
・ワークショップ
等
【アーティストトークの様子】
3 オープンスタジオの活用
1F オープンスタジオを活用して、コンサート等を定期的に開催し、地域の賑わいづくりに貢献す
る。
(企画県民部 芸術文化課 班長 喜多和美 内線 2760)
33
県立歴史博物館事業
~特別企画展 阪神・淡路大震災 20 年「災害と歴史遺産-被災文化財等レスキュー活動の 20 年-」など~
県立歴史博物館では、世代を超えてより多くの県民が親しみを感じ、身近な生活やくらしから歴史を学習
し、ふるさとの歴史を再発見できる「交流博物館」として、魅力ある展覧会を開催する。
1 特別企画展 阪神・淡路大震災20年「災害と歴史遺産―被災文化財等レスキュー活動の20年―」
会 期 平成 27 年1月 10 日(土)~3月 15 日(日)
概 要 平成 27 年(2015)1 月 17 日、阪神淡路大震災から 20
年の節目を迎える。
震災を契機として活発化した、大規模災害時における
被災文化財等のレスキュー活動を、東日本大震災、及び
阪神・淡路大震災以降の県内におけるレスキュー資料を
とおして紹介する。併せて、県域を中心とした災害の歴
史も紹介する。
【鯰絵 江戸鯰と信州鯰 安政 2 年(1855)個人蔵】
ミ ニ
2 特別展「美似 the NIPPON―海洋堂のミニチュアコレクション―」(仮称)
会 期 平成 27 年4月 18 日(土)~6月 14 日(日)
概 要 日本を代表するフィギュアメーカー・海洋堂の創業者で
ある宮脇修氏のもとには、「美似(ミニ)」と呼ばれる2
万点にも及ぶ生活用品(民具)・民家のミニチュアのコレ
クションが収蔵されている。これらのミニチュアは、職人
たちの手によって江戸時代以来の生活風俗が忠実に再現さ
れており、日本人の生活文化をそのまま縮小して閉じこめ
たタイムカプセルというべきものである。
この「美似」コレクションを通じて、日本の伝統文化に
触れるとともに、「ミニチュア」に情熱を傾けてきた日本
人の営為について考える。
【破風型白木神輿 平成 2 年(1990)海洋堂蔵】
3 特別企画展「姫路 今むかし partⅡ」(仮称)
会 期 平成 27 年7月4日(土)~8月 30 日(日)
概 要 姫路を中心とした豊富な近現代資料で有名な高橋秀吉
コレクションをはじめ、長年に亘る当館の収集活動で集積
された館蔵資料から、今日に至る多彩な歴史文化の軌跡を
探り、地域史と正面から対話することの楽しさの橋渡しを
行う。今回は特に、昭和以降の資料を数多く採り上げた続
編の展示企画とし、姫路を舞台としたタイムトラベルを通
して親子3代の交流の場を提供する。
【姫路交通自動車双六 (高橋秀吉 コレクション)】
4 特別展(新潟・兵庫連携企画展)「北前船」(仮称)
会 期 平成 27 年9月 19 日(土)~11 月3日(月・祝)
概 要 新潟県立歴史博物館と兵庫県立歴史博物館とが連携して企画するもので、北前船の姿、航海
のあり方や船主、輸送した各地の産物、寄港地の様相を示す諸資料などを展示し、近世・近代
史の展開に大きな役割を果たした西回り航路と北前船の意義について紹介する。
(教育委員会事務局 文化財課 副課長 山下 史朗 内線 5761)
34
県立考古博物館事業
~阪神・淡路大震災20年特別展「地震・噴火・洪水」、「王墓の埴輪(仮称)」展など~
県立考古博物館では、考古学が解き明かした兵庫県の地域文化をわかりやすく、物語性豊かに伝えること
によって、ふるさとへの関心を高め、ふるさとづくりに貢献する特別展等を開催する。
1 特別公開「千石コレクション 古代中国鏡の至宝」
(1)会 期
平成 27 年 1 月 17 日(土)~2 月 8 日(日)
(2)概 要
平成 26 年に千石唯司氏より寄贈・寄託を受けた古代中国鏡は、質量と
もに世界的にも貴重な資料であり、加西のフラワーセンター内で平成 28
年開館をめざして展示施設の整備を進めている。本格公開に先立ち、一
部を特別公開する。
(3)主な展示資料
松緑石象嵌鋸歯縁鏡(二里頭(夏))、螺鈿宝相華紋八花鏡など 13 面
2 阪神・淡路大震災 20 年特別展「地震・噴火・洪水-災害復興の 3 万年史-」
(1)会 期
平成 27 年 4 月 18 日(土)~6 月 21 日(日)
(2)概 要
遺跡に残された地震、火山噴火、洪水など自然災害の痕跡から、災害
の要因、生活への影響、復興の過程、防災・減災への試みなど、災害と人
間の歴史的な関係に迫る。
(3)主な展示資料
断層で引き裂かれた竪穴住居(淡路市塩壺遺跡)、南海地震で破壊
された須恵器窯跡(南あわじ市汁谷遺跡)、慶長伏見地震による墳砂(神
戸市玉津田中遺跡)等
【螺鈿宝相華紋八花鏡】
【断層で引き裂かれた竪穴住居
(淡路市塩壺遺跡)】
3 特別展「王墓の埴輪(仮称)」
(1)会 期
平成 27 年 10 月 3 日(土)~12 月 6 日(日)
(2)概 要
但馬の王墓、朝来市池田古墳から出土した埴輪を紹介し、大王墓と
の比較や、日本海地域の共通性などを探る。
(3)主な出土品
池田古墳出土埴輪(朝来市 当館蔵)
茶すり山古墳出土埴輪
(朝来市 朝来市教育委員会蔵 重要文化財)
城ノ山古墳出土遺物(朝来市 朝来市教育委員会蔵 重要文化財)等
【池田古墳出土鳥形埴輪】
4 「全国古代体験フェスティバル 2015(仮称)」の開催
(1)会 期
平成 27 年 11 月7日(土)
(2)概 要
全国の埋文センター、考古系博物館から自慢の古代体験が一堂に会す
る国内最大のイベント。切磋琢磨し古代体験の質を高め、交流を図る。
(3)主な参加博物館
旭川市博物館(北海道)、津南町農と縄文の体験実習館(新潟県)、
むきばんだ史跡公園(鳥取県)、沖縄県立埋蔵文化財センター(沖縄県)等
【古代体験・拓本に挑戦】
(教育委員会事務局 文化財課 副課長 山下 史朗 内線 5761)
35
播磨国風土記関連文化財を活かした地域再発見事業
~播磨国風土記編纂 1300 年記念フォーラムなど~
平成 27 年は播磨国風土記の編纂が完了して 1300 年記念の年である。播磨国風土記ゆかりの文化財に関心
が高まっていることから、
関連文化財を活かした地域再発見事業を展開する。
県民が地域の歴史を再発見し、
文化財保護の大切さと地域の歴史を愛する心を育む機会とする。
いしつくり
1 フォーラム「播磨国風土記と石 作 集団」
(1) 実施時期
平成 27 年 2 月 15 日(日)
(2) 会
場
ふれあいの郷生石(高砂市)
(3) 概
要
「石作連」「石作首」など、古代社会で播磨の
石作集団が果たした役割を考える。
【石の宝殿】
2 播磨国風土記編纂1300年記念フォーラム「風土記5カ国サミット」(仮称)
(1) 実施時期
平成 27 年秋
(2) 会
場
加西市健康福祉会館(加西市)
(3) 概
要
全国で風土記が完存する5つの県の有識者が集まり、風土記を活かした観光振興や文化財保護の取り
組みについて情報を共有し、内外に発信する。交流人口を促進するとともに、播磨の歴史文化を再発見し、
保護の大切さを伝える契機とする。
3 古代歴史文化協同調査研究
(1)実施時期
平成 27 年7月~
(2)概
要
播磨国風土記にも登場する古代の玉について、研究の中心地である全国 14 県が共同で研究し、その
成果を発信することで兵庫の魅力を広報する契機とする。
4 連続歴史講座
(1)会 期
平成 27 年6月~
(2)概 要
県立歴史博物館、県立考古博物館、県立図書館による歴史講座を開催する。
(教育委員会事務局 文化財課 副課長 山下 史朗 内線 5761)
36
37
■
地 域の 話 題
38
〔神戸県民センター〕
「楽しいまち・神戸」をめざして
4つの重点目標のもと、「神戸地域ビジョン~『楽しいまち・神戸』」の実現に向けた取組みを進める。
1 安全・安心な地域づくり
(1)自然災害に備える取組の推進
近年頻発している集中豪雨等の自然災害に備えとして、災害発生の特徴や被害想定等、身近な危険の
周知を図り、住民の主体的な防災・減災活動を推進する。
(2)地域の安全・安心の確保
子どもから高齢者まで、地域の安全・安心を確保するため、地域団体等による見守り、防犯活動を支
援する。
(3)六甲山イノシシ被害対策の推進
「防護」「捕獲」「普及啓発」の総合的取組みを実施し、
被害の低減を図る。
2 神戸の強みを活かした賑わいづくり
【防犯パトロール】
(1)ミュージアムロード周辺地域の賑わいづくり
防犯学習か防犯パトロール
ミュージアムロードの賑わいづくりに向け、周辺地域の住民団体等とともに沿道の魅力を一層高める
ため、オブジェを活用したワークショップ、「神戸ビエンナーレ 2015」関連事業等を実施する。
(2)近代化産業遺産等による地域の活性化
兵庫運河、湊川隧道、淡山疏水といった近代化産業遺産等の
魅力を発信し、地域の活性化に向けた取組みを進める。
(3)「ジャズの街 神戸」の推進
市民・企業・行政で構成する「ジャズの街神戸」推進協議会に
参画し、新たに制定された「神戸ジャズの日」の連携イベント等
を実施するなど、ジャズを通じた都市の魅力づくりを進める。
【湊川隧道通り抜け】
3 都市と自然を結ぶ快適な環境づくり
(1)農都・神戸の推進
神戸の強みを活かした農産物のブランド化をめざした取組みや、淡河地域における「農」を通じた里
づくりの支援を進める。
(2)住民との協働による河川環境の整備
地域の学校や団体と連携した、ビオトープの整備や魚道の設置等を行い、河川環境の整備を進める。
4 対話と協働による地域づくり
(1)神戸市民との対話と協働の推進
地域で活躍する若者グループや、地域団体代表者等との意見交換(知事と神戸市民が語る集い、県政
懇話会)を実施し、神戸市民との対話と協働を進める。
(2)県民提案型事業の推進
住民の創意工夫による地域づくりの取組みを支援する等、地域団体の活動の充実を図る。
(3)女性が活躍できる職場づくり
女性の活躍やワークライフバランス推進のための職員向けセミナーを開催する等、率先的な職場環境
の整備を行う。
(神戸県民センター県民交流室次長 河野 豊 内線 078-361-8612)
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[阪神南県民センター]
「ふるさと阪神南地域の魅力を発信する」
進取の気性に富んだ高い市民文化意識と最先端の産業活動が展開されるなど、ひょうごの東の玄関口
にふさわしい様々な魅力あふれる“ふるさと”阪神南を発信する。
1 安全で安心な阪神南を発信する
(1) 臨海部の津波・高潮対策の推進
南海トラフ地震に備え、「津波防災インフラ整備5箇年計画(確定版)」に
基づく津波対策を推進するとともに、「第2次山地防災・土砂災害対策5箇
年計画」により、砂防施設の整備など土砂災害対策を進める。また、武庫川
をはじめとする総合治水対策や河川・海岸防災施設等の維持管理・長寿命化
に取り組む。
(2) 安全・安心の地域づくりの推進
県警、防犯協会等と連携した自転車ひったくり防止グッズ一斉装着
キャンペーンを展開するとともに、地域の防犯機運の一層の高揚を図る
【防潮門扉パトロール】
ため、防犯グループの活動事例を発表する「地域安全・阪神南づくり県
民交流大会」を開催する。
(3) 阪神地域ICT活用による地域医療・介護フォーラムの開催
「h-Anshinむこねっと」を活用した、医療・保健・福祉が協働した地域包括ケアシステムの構
築に向け、「地域医療・介護の連携に関するフォーラム」を開催する。
2 活力と魅力あふれる阪神南を発信する
(1) ものづくり産官連携強化推進事業
ものづくり企業の基盤技術(溶接・切断など)を高度化する研究を支援するため、近畿高エネルギ
ー加工技術研究所(AMPI)との連携による共同研究を推進する。
(2) 都市型ツーリズムの振興
大学生による都市型ツーリズムの推進を支援するとともに、総合ポータルサイト「あにあん倶楽部」に
よる情報発信を充実させる。
(3) 阪神南ふるさと交流活動支援事業の実施
阪神南地域の方々に、ふるさとの魅力を実感してもらえるよう、地域団体等による阪神南地域の
公共施設や博物館等の施設、イベント参加の際の交通費の一部を助成する。
3 環境先進地域・阪神南を発信する
(1) 尼崎21世紀の森づくりの推進
尼崎の森中央緑地をより親しみのある森とするため、平成26年度中に
中央緑地
見直した整備計画に基づき、整備を進めるとともに、森や自然の大切さを
学ぶ環境学習や森を拠点とする地域活動など、利活用を推進する。
(2) 尼崎運河における市民活動等の促進
尼崎運河再生プロジェクトによる施設整備完了後の市民団体等による
【パークセンター】
活動の自主化に向けて体制を検討し構築する。
(3) 庄下川の環境整備
治水対策を進めている庄下川の矢板の美装化を図り、尼崎の市制100周年(平成28年度)に華を
添える事業を実施する。
(阪神南県民センター 県民交流室長 坂本 誠人 06-6481-4395)
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[阪神北県民局]
魅力あふれる北摂里山の保全と活力ある都市農業の振興
北摂里山への関心を高め、持続的な保全につなげるとともに、消費地に近い立地条件を活かした都市農業
を振興するため、それぞれの新たな魅力を発信する取り組みを進める。
1 北摂里山博物館(地域まるごとミュージアム)の新展開
(1) 「新宮晋 風のミュージアム」北摂里山アートコラボ事業
「北摂里山博物館」構想の情報発信のシンボルとして、県立有馬
富士公園に設置した「新宮晋 風のミュージアム」を舞台に演劇や
音楽など多彩なパフォーマンスアートを展開する。
・薪能の開催(5月22日)等
【新宮晋 風のミュージアム】
(2)北摂里山ウォークの開催
北摂里山をはじめとする地域一帯の自然の魅力を多くの来訪者に楽しんでもらうため、地域資源を活
用したイベント「北摂里山ウォーク」を宝塚市と伊丹市を結ぶコースで開催するほか、「風のミュージ
アム」周辺施設に跨がる新たな一日ウォーキングルートの策定や、案内看板を整備する。
・「北摂里山ウォーク」コース:清荒神清澄寺~中山寺~昆陽池公園~三軒寺前広場(18km)
(3)妙見の森アートライン(仮称)の開催
北摂里山のフィールドの一つである妙見の森一帯等のエリアにおいて、地元企業・自治会・団体・行
政(事務局:能勢電鉄(株))が一体となりハイキングや街歩き気分で楽しむアートイベントを開催する。
(4)北摂SATOYAMA国際ワークショップ
北摂里山の魅力を国内外に向けて発信するとともに、現代社会における里山の新たな価値(役割)を
見出し、持続的な保全に向けた取組みを広げるため、国内外の活動団体を招聘する。
2 阪神アグリパーク構想の推進
阪神地域全体を「農」のテーマパークと見立てて策定する“阪神アグリパーク構想”推進のため、農業
者、食関連事業者、消費者と連携した取組を展開し、都市農業の魅力をアップする。
(1)“阪神アグリな100”による情報発信
県民(消費者)参加型の情報収集により、“阪神アグリな100”(がんばって食や農を提供する人、
魅力的なスポット・特産品等)を選定し、県民に情報発信する。
(2)阪神都市農業フェアの開催
JA、市町、地元若手農業者グループと連携して、阪神地域の特産農産物をテーマパークのキャラク
ターに見立て、それらをPRするため、展示紹介・即売や特産物を生かした料理などを提案する。
(3)新たな食づくりプロジェクトの推進
消費者の嗜好の多様化に対応し、よりバラエティに富んだ「食」のアトラクションを創出するため、
農業者、加工・飲食事業者、消費者が連携して考案する新たな食づくり企画を募集し、活動を支援する。
(4)観光農園のグレードアップ
「知る・触れる・味わう」交流拠点となる観光農園の集客力アップのため、地元農畜産物等を使った飲食施設、
生産施設の増設等の整備を支援する。
(5)阪神農産物のブランド力アップ
新技術の普及拡大による「ひょうご安心ブランド」等認証取得など付加価値の高い農産物の生産拡大
や、パイプハウス等生産施設整備の助成により、産地づくりを推進する。
(6)次世代の担い手育成
先進的農業経営を学ぶ農業大学生・高校生に対するインターンシップの支援や、若手農業者による特
別講義の実施により、将来の担い手を育成する。
(阪神北県民局 総務企画室長
41
小田 博則
0797-83-3107)
[東播磨県民局]
水辺・ものづくりのまちで生きる
豊かな水辺空間とものづくり産業が集まる地域特性を生かしながら、
「東播磨地域ビジョン」が掲げる将
来像を達成するための施策を展開し、一人ひとりの生活の質の向上とふるさと東播磨の元気を実現する。
1 人・もの・情報が交流し、にぎわう東播磨づくり
(1)ものづくりの新展開と産業の活性化
個人による新たな「ものづくり」の可能性を拡げる実験工房「ファブラボ(※個人がデジタル工作機
器を利用して自由なものづくりをする実験工房)」の整備に向けた産学官による検討会等の開催や、管
内中小企業の国際フロンティア産業メッセ等への出展を支援する。
(2)“農”のブランド化戦略
東播磨地域の農畜水産物の県内外への発信に向け、認知度向上
対策や品質向上・生産拡大対策等のブランド化戦略を強力に推進する。
(3)外国人ツーリストの東播磨への誘客促進
体験ツアーにより、外国人が魅力を感じる管内観光資源の掘り
起こしを行い、東播磨への外国人ツーリストの誘客を促進する。
【高砂みなとまちづくり“尾崎邸(高砂や)”】
(4)高砂みなとまちづくり~堀川周辺地区活性化の応援
高砂堀川周辺地区における、地域活動拠点として活用する歴史的建築物等の改修支援、NPO 等(ノオ
ト等)と連携した今後のまちづくりの方向性を検討するワークショップを開催する。
2 いきいきと暮らせる、安全安心な東播磨づくり
(1)みんなでつくって食べよう「東はりま発ヘルシーメニュー」
の普及促進
県民公募により開発している「東はりま発ヘルシーメニュー」に
ついて、関係機関・団体等と連携し、働き盛り世代・子育て世代を
中心に普及促進する。
(2)チャレンジショップ「きずな」定着支援
兵庫セルプセンターと連携し、障害者授産製品を販売する「チャ
レンジショップきずな」の定着化と販売力強化を推進する。
【ワークショップ
(スマート・チャレンジ・Caf )
】
(3)地域防災力の向上
地域防災の担い手を育成するため、管内小学生等を対象に防災知識の普及を図るジュニア防災スクー
ルを拡充するとともに、自主防災組織リーダー等を対象に、災害時に起こり得る様々な状況を体験する
講座を開催する。
3 豊かな水辺を守り、生かす東播磨づくり
(1)いなみ野ため池ミュージアムの推進
現在のため池保全活動を次世代に継承していくための仕組みづくりを検討するとともに、ため池の多
面的機能を活かしたミュージアム活動を展開する。
・ 東播磨「今後のため池保全のあり方」の検討
・ ため池の豊かな生態系の再生支援
・ ふるさと意識を育む「ため池・疏水学習」の推進 等
(東播磨県民局総務企画室長 武田 雅和 079-421-9004)
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[北播磨県民局]
元気な北播磨づくり
資源を活かし躍動する「北播磨」、いきいき暮らせる「北播磨」、ふるさとの絆を深める「北播磨」を柱
として、これまで取り組んできた元気な北播磨づくりをさらに深める
【主な事業】
1 資源を活かし躍動する「北播磨」
(1) 攻めの農業の推進
北播磨が誇る農産物(山田錦、ぶどう、黒田庄和牛)について、JA、黒田庄和牛同志会、若手ぶ
どう生産農家等と協力し、生産性向上や販路を開拓する。
・山田錦規格外米を活用した新商品の開発
・高品質で、高価格販売可能な「プラチナぶどう」づくりを推進
・黒田庄和牛飼養に対する技術指導
(2) 北播磨「農」と「食」の魅力発信
地産地消に積極的に取り組んでいる管内の高校生の活動や、意欲的な
農産加工グループの活動を支援することにより、様々な世代の住民の視
点で北播磨の「農」と「食」の魅力を発信する。
・食の企業化プロジェクトの展開
・高校生による地産地消活動への支援
・北播磨ふるさと巻き寿司PR大作戦の展開
【高校生レストラン】
(3) おいしんぼ館発・北播磨の魅力発信
神戸元町商店街でのイベント開催等、おいしんぼ館を核とした北播磨
の情報を発信する。
【北播磨おいしんぼ館】
2 いきいき暮らせる「北播磨」
(1) 住民に身近な不安解消の促進
市町や地域住民と力を合わせ、頻発する集中豪雨や土砂災害など住民に身近な不安を解消する。
・北播磨のため池安全・安心プロジェクトの推進
・地域による水防活動への支援
・防災情報活用研修会の実施
3 ふるさとの絆を深める「北播磨」
(1) 北はりま田園空間博物館交流事業の推進
北播磨地域全体への広域的展開や、情報発信・交流機能の更なる強化
を図るなど、地域のアイデンティティを高めるとともに、北播磨地域へ
の一層の誘客促進と魅力を発信する。
・ファンクラブ会員・フェイスブックユーザーの拡大
・交流バスツアー、あぐり体験ツアーの交流地の拡大
・ボランティアガイド養成・実践講座の開催
(2) 東条川疏水ネットワーク博物館構想の推進
東条川疏水の美しい景観を「博物館」と見立て、学習の場や地域の人々
が楽しめる場として活用を図るとともに、農業への親しみを醸成する。
・「疏水の日」疏水百選 10 周年記念事業の実施
・道標設置、啓発用DVD作成
【あぐり体験ツアー】
(北播磨県民局
43
総務室長
【東条川疏水アートプロジェクト】
山本
仁孝
0795-42-9309 )
[中播磨県民センター]
人と地域がつながる“元気”な中播磨づくり
姫路城グランドオープンを契機に、ノイシュヴァンシュタイン城との友好交流協定の締結、さらには世界
遺産姫路城マラソンの開催などにより国内外から観光客等の来訪が本格化することから、おもてなしの強化
や周辺環境整備等の来訪者対策を推進するとともに、姫路から中播磨各地への人の流れを活性化させる。
また、多彩で豊かな自然や食文化、観光資源など様々な地域資源を活かして、農林水産物の消費拡大や安
定的な生産供給体制づくりに多面的に取り組み、食糧生産と地域の元気づくりを推進する。
1 姫路城グランドオープンを契機とした来訪者対策の推進
(1)姫路城おもてなしストリート支援事業
姫路城グランドオープン後、多くの観光客が訪れることが予想される
4 月~5 月の2ヶ月間の毎週末に、
姫路駅前の商店街中央部分に和傘と毛
氈をかけた縁台の休憩場所を設置するほか、着物による接客、抹茶や和
菓子の提供、琴の演奏などを実施する。
【姫路城】
(2)姫路城プラスαキャンペーン
姫路城を訪れた観光客に、周辺地域である神崎郡(神河町、市川町、福崎町)や家島等の自然、歴史、
文化、産業、食などの魅力を発信するイベントを支援するほか、周辺地域の宿泊・観光施設の割引クー
ポンや周辺情報を掲載した「姫路からの寄り道お得ガイドマップ」(仮称)の発行を支援する。
(3)夢前スマートインターチェンジを生かした夢街道の景観整備
夢前スマートインターチェンジの供用開始(平成 27 年9月末予定)に合わせ、夢街道(県道姫路神
河線の沿線)
の魅力をPRし、観光客を誘致する案内看板の設置や観光スポットの整備などを支援するこ
とにより、地域を活性化する。
2 地域文化の発信
(1)姫路・着地型観光の推進
地域が企画・実施する着地型観光が注目されていることから、姫路コンベンションビューロー等と連
携し、既存の「まちあるき」や参加・体験型プログラムに磨きをかけるとともに、新たなプログラムの
研究・開発を行うほか、個々のプログラムを一つのパッケージとして販売するなど商品化に向けた研究
も実施する。
(2)「播磨の酒」リレーフェスティバルの開催
播磨国風土記編纂 1300 年を記念し、播磨広域連携協議会等と連携し、播磨の酒を核にお酒を使った
スイーツコンテストや酒蔵コンサートなど“ふるさと”播磨の豊かな食、地場産業、文化を広くPRす
るイベントをリレー形式で展開する。
3 豊かな資源を活かした食と地域の元気づくり
(1)「播磨灘産かき」PR大作戦
良質で加熱しても縮みにくい大粒の“播磨灘産かき”(「播磨」仮称)を
京阪神などの大都市でPRし、ブランド化に取り組むほか、種苗の採取から
水揚げサイズまでを播磨灘で行う“純播磨灘産かき”(「プレミアム播磨」
仮称)の生産を目指し漁業経営の安定を図る。
【播磨灘産かき】
(2)中播磨の野菜増産大作戦
生産者と実需者の情報を双方向でやりとり可能な「受発注・集配システム」を構築することにより、発
注から配送までのリードタイムの解消と、より需要に対応した計画的生産体制を整備するほか、生産技
術や生産物の品質向上を図るため、体系的な技術研修の実施、周年生産や規模拡大に向けた生産基盤の
整備を支援する。
(中播磨県民センター県民交流室次長 種谷
淳 079-281-9017)
44
[西播磨県民局]
安全・安心のうえに「ふるさと」の自信と誇りを確保し、これからの時代を先導
安全・安心な西播磨の実現に加え、交流・定住など柔軟な住まい方を実現し、若者・女性・高齢者・障
害者の活躍により、これからの人口減少・超高齢社会を先導する“元気なふるさと・西播磨”を目指す。
1 魅力ある「ふるさとづくり」を進め自信を持って発信する
(1) 地域再生をツールに「ふるさとづくり」を加速する
①「ちくさ湿原クリンソウ群生地魅力アップ事業」など市町が県民(団体・グループ等)と協働して実
施する、ふるさとづくり事業の立ち上げ等に必要な経費を支援
②西播磨全域に地域再生の気運を高める「西播磨地域再生学会」を開催
(2) 西播磨から地域再生を先導する
①柔軟な住まい方の実現のための取組を推進
・長期移住施設、短期滞在施設の利用のために、市町が提供する空き家改修費用の助成
・空き家バンクに登録した空き家の所有者への片付けに要する経費の助成
②地元高校卒業生を対象に「施設野菜づくりカレッジ」へ誘導し、2年間の研修終了者には生産施設整
備を支援
(3) 国道 29 号沿線活性化を戦略的に展開する
①平成 28 年度グランドオープンに向けた森林セラピー事業への支援
②東京オリンピック・ワールドマスターズ開催を見据えたカヌー競技場、音水湖の整備
③氷ノ山登山「R29 宍粟ルート」の整備による氷ノ山観光の推進
④「道の駅はが」のツーリズム拠点としてのリニューアルと沿線地域の交流促進
(4)地域の魅力を高めるまちづくりを推進する
①久崎・佐用地区のリバーウォーキングコースの整備
②上郡地区の水辺空間と上郡リバーウォーキングコースをつなぐ散策路等の整備
③「金出地ダム自然植物公園」の整備
2 これからの時代を先導する「暮らし」を実現する
(1) 「農」と「福」が連携した取組を進める
【夜の散歩小径エリア(佐用地区)】
①特産品キャッサバの販路拡大と障害者の就労の場の創出
②捕獲したシカのドッグフードへの有効活用を、小規模作業所と連携しながら推進
(2) 魅力ある農産業をつくる取組を進める
①減少傾向にある御津干拓地野菜の売上高 10 億円の復活を目指し、栽培技術の改善や農地の集積によ
る収量等向上の取組を実施
②「もち大豆」の生産拡大や「たつの赤とんぼ米」のブランド化に取り組む生産組織等を支援
(3) 若い人々の定着を目指す
①都市部の女性に西播磨の魅力を伝えるバスツアー&交流会の開催
②地元就職を希望する親にダイレクトメール等により働きかけた合同企業説明会の開催
(4) 高校生や女性が活躍できる社会を実現する
①県民局幹部職員と高校生による地域政策懇話会の開催
②女性による起業化のリーダーとなる人材を育成するセミナー「西播磨には宝がたくさんある」の開催
3 将来に亘る安全・安心を確保する
(1)地域全体で効果的に認知症対策を広げる
①防災ネット活用による行方不明認知症高齢者等の早期発見対策を推進
②認知症カフェの実施箇所の拡大
③デイサービスセンターでの認知症リハビリテーション標準プログラムの普及啓発と現地指導を実施
(2) 未来に残したい西播磨の環境を育む
①未来に残したい生物を 100 種類選出し、自然環境の保全を推進
②ひょうご環境体験館を活用したエコツーリズムを実施
【クリンソウ(宍粟市)】
【アキアカネ(たつの市)】
(西播磨県民局 総務企画室長 則定 広人 0791-58-2103)
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[但馬県民局]
「あしたのふるさと但馬」を目指して
~出会い・感動~夢但馬 2014 の開催を通じて得られた“但馬の宝は人”であることを基本理念として、「次
世代につなげる地域づくり」「おもてなしによる交流拡大」を持続的に展開することにより「あしたのふる
さと但馬」を目指した地域づくりを推進し、次代に但馬の魅力と元気をつないで行く。
1 但馬の誇りづくり ~但馬の誇りを伸ばす~
「夢但馬 2014」で再認識した地域が誇る資源や活動を引き続き地域の内外に発信するとともに、それら
資源を生かした周遊ツーリズムにより交流人口の拡大を図る。また、山陰海岸ジオパークやコウノトリの
野生復帰、近代産業遺産を活用した鉱石の道など世界に誇る様々な取組を一層推進する。
(1)「夢但馬 2014」の継承・発展
・「夢但馬」の情報発信・PR ・「夢但馬」広報推進員の設置
・「夢但馬」推進人材の交流・育成 ・「夢但馬」地域づくりの事業支援
(2)「たじまわろう、但馬」-夢但馬周遊ツーリズムの推進
・但馬広域観光キャンペーンの実施 ・テーマ型観光ツーリズムの展開
・外国人観光客の受入体制整備 ・夢但馬周遊バス「たじまわる」の運行
(3)山陰海岸ジオパークの推進
・APGN山陰海岸シンポジウムの開催支援 ・ジオツーリズムの推進
・広域イベントの開催支援 ・ジオパークガイドの育成推進 等
【夢但馬観光キャンペーン】
(4)世界に誇る但馬の魅力の伸展
・コウノトリと共生する地域づくり ・「鉱石の道」の推進 ・生物多様性保全活動への支援
2 但馬の産業づくり ~但馬の産業・しごとを革新する~
若者の定着を図るための産業の活性化と雇用機会の創出を図るとともに、積極的な誘客対策などを通じ
て観光・ツーリズム産業の振興を進めるなど定住人口の増加を図る。また、農産物のブランド力強化を図
り儲かる農林水産業を推進し、国家戦略特区指定を契機に新たな農林水産業の展開を支援するなど、但馬
の特性を生かした産業づくりに取組む。
(1)地域産業の育成・活性化の推進
・夢但馬産業フェア 2015 の開催 ・但馬の若者里帰り大作戦の展開
(2)「たじまわろう、但馬」-夢但馬周遊ツーリズムの推進【再掲】
(3)ブランド化による儲かる農林水産業の推進
・但馬産但馬牛のブランド力強化 ・コウノトリ育む農法の推進
・但馬ブランド産品の育成強化 ・ズワイガニ資源管理の推進 等
【第 96 回兵庫県畜産共進会】
(神鍋高原)
(4)新しい農林水産業の展開支援
・儲かる農業経営体育成プログラム ・木材の安定供給システム構築への支援
・国家戦略特区参入企業等への支援 ・朝倉さんしょ産地確立への支援
3 但馬の人づくり・安心づくり ~但馬を支える基盤をつくる~
地域の魅力を学び・伝えるなど次代を担う人材を育成し、但馬を支える人材の確保・育成を推進する。
また、地域医療の確保や健康づくり、高速交通ネットワークの整備や総合治水対策、地域防災力の強化な
ど、但馬を支える様々な基盤の整備を推進する。
(1)明日の但馬を支える人材の育成
・「夢但馬」推進人材の交流・育成 ・若者里帰り大作戦の展開
・ラムサール条約湿地の調査保全活動による人材育成 等
(2)安心して暮らせる但馬づくりの推進
・医師、看護師の確保対策の推進 ・地域包括ケアシステムの構築の推進
・但馬健康長寿の秘訣の普及推進 ・たじま消費者ホットラインの取組支援
【高校生によるラムサール湿地の保全】
(3)但馬の魅力を支える基盤づくりの推進
・高速道路網の整備 ・地域再生のための生活道路対策、河川環境整備
・総合治水対策の推進 ・地域防災力の強化
(但馬県民局総務企画室長 田中 重厚
46
0796-26-3602)
〔丹波県民局〕
誇りと希望を持てる“ふるさと丹波”の実現
平成 26 年 8 月豪雨による甚大な被害に対して着実に復旧・復興を進めるとともに、地域の資源や人材
を活かし、“丹波ファン”拡大による交流・定住の促進、“丹波ブランド” の活用と育成による地域振
興、誰もがいきいきと安心して暮らせる“ふるさと丹波”の実現を目指す。
1 進める!災害からの復旧・復興
(1)公共土木施設や農地・農業用施設の復旧・復興事業の推進
(2)農業の再生
・地域農業の将来像を見据えた復興事業計画の策定支援
・丹波の農林産物の魅力と災害からの復興等をアピールする
イベントの開催
(3)豪雨災害をふまえた防災対策の充実
・地域住民を対象とした防災情報活用研修
・ため池の事前放流の推進
【被災直後の国道 175 号 八日市橋】
2 拡げる! 丹波ファン ~“丹波ファン”拡大による交流・定住の促進~
(1)京都丹波との連携による観光キャンペーンや、味覚フェアの開催
(2)新たな“丹波ファン”の獲得
・商品価値の高い観光モデルコースの作成・検証・発信事業
・閑散期の誘客やインバウンドの促進等、新たな取組の支援
(3)交流・定住の促進
・空き民家を地域資源として活用するための見学ツアーや交流事業
・大学生等による地域貢献活動の推進
【田舎暮らし体験イベント】
3 磨く! 丹波ブランド ~“丹波ブランド”の活用と育成による地域振興~
(1)地域資源活用による産業振興
・丹波栗の生産力強化や、新たなビジネスモデルの創出支援
・地域住民と森林資源活用事業者等が連携して取り組む
地域特性を活かした森づくりの支援
・丹波すぐれもの大賞
(2)恐竜・ほ乳類化石等を活かしたまちづくり
・「丹波・篠山恐竜フィールドミュージアム構想」に基づく
ツアーの実施や、ガイドの養成等
【丹波栗】
4 未来につなぐ! ふるさと丹波 ~誰もがいきいきと安心して暮らせる“ふるさと丹波”づくり~
(1)暮らしの安全安心の向上
・住民の地域医療への理解促進と医療を大切にする取組の支援
・食の安全・安心の推進
(2)住民等との連携による貴重な動植物の保全や不法投棄の
早期発見・未然防止
(3)住民主体のまちづくり
・たんばの女性の活躍支援事業
・高校生による地域課題の研究・体験・交流活動の推進
【丹波の森若者塾】
・地域再生大作戦の推進
(丹波県民局 県民交流室長 髙坂 一生
47
0795-73-3711)
〔淡路県民局〕
“国生みの郷 未来へのみちしるべ”
淡路島の自然、歴史、文化、食など多彩な地域資源を活用し、交流人口の増加や地域活性化、「あわじ環
境未来島構想」の取り組みを推進するとともに、南海トラフ巨大地震や水害・土砂災害等に強い安全・安心
な島づくりを目指す。
1 地域資源の活用による島の活性化
(1) 桂文枝さんを起用した誘客促進
花みどりフェア終了後の入込客数の減少が懸念されるため、引き続き、
桂文枝さんを起用したCM放送などにより、「桂文枝と淡路島」という
イメージを定着させ、誘客を促進する。
(2) 淡路交流の翼港の利活用
海洋ツーリズムの促進のため、翼港を利用して沼島などを巡る淡路島
周遊ツアーやサンセットクルーズを実施する。
【誘客キャンペーンポスター(H26 春)】
(3) 生サワラ丼の展開支援
「淡路島牛丼」、「生しらす丼」に続く、淡路島の名物丼の第3弾として、
案内・注意看板
継目補修
「生サワラ丼」の展開を支援する。
(4) 西浦県道「ゆっくり のんびりサイクルレーン」の設置
西浦県道(福良江井岩屋線)に併設する既存護岸の管理通路を活用し、
側溝蓋掛け
通行車両を気にすることなく、ひと息つきながら安心して走行できる
サイクルレーンを整備する。
2 危機に備える安全・安心な島づくり
(1) 津波防災インフラ整備5箇年計画の推進
南海トラフ地震による津波に備えるため、「津波防災インフラ整備5
箇年計画」に基づき、防潮堤の越流対策や陸閘・水門等の自動化など、
浸水被害軽減対策や避難支援対策を進める。
(2) 洪水に備える!淡路島ため池一斉放流大作戦
淡路島のため池が有する“雨水の一時貯留機能”を最大限発揮させる
ため、条例ため池(約2千箇所)を中心に台風襲来前に一斉メール送信な
どにより、ため池管理者に要請し、貯水位を低下させることで洪水被害
を軽減する。
3 あわじ環境未来島構想の推進
(1) あわじ竹資源エネルギー化5ヶ年計画の推進
島内で急速に拡大する放置竹林を竹資源(バイオマスエネルギー)とし
て活用するため、効率的な竹チップボイラーを開発・実用化する5ヶ年
計画を実施する。平成 27 年度は、事業用や家庭用の竹チップボイラーの
モニタリング等を実施する。
(2) ふるさと淡路島に帰って農業をしよう(Uターン就農)推進事業
地域農業を担う後継者を確保するためには、就農条件の整っている認
定農業者等の子弟に経営を継承することが効率的であり、都会に出てい
る農家子弟のUターンを促す取り組みを推進する。
(3) すこやかな暮らし助成事業
地域の元気や活力を維持・拡大していくため、誰もが地域社会の一員
として元気に活動できる事業に先導的に取り組んでいるNPO等の活動
を支援する。
【サイクルレーン設置イメージ】
【条例ため池のうち
主要なため池の分布】
(貯水容量1万 以上)
【農業用竹チップ温風ボイラー】
【農業用竹チップ温風ボイラー】
(淡路県民局 総務企画室長 藤長 義馬
48
0799-26-2001)