会報36 ■平成27年新年懇親会開催 古賀良郎(S39年法) 1月18日(日)午後2時より、「保谷こもれびホール」にて開催されました。 出席者は74名。会員58名をはじめ会員同伴者5名、来賓2名(西東京三田会高橋信一会長 と渡辺康生理事)、東伏見寮生4名、アトラクションとして出演の早大応援部5名の皆さんた ちでした。久しぶりの会員仲間たちとの再会に、新年の抱負や近況を語り合うなど新年懇 親会に相応しい華やかな楽しい会となりました。 竹島亜機雄会長と来賓の挨拶に続き、新会員6名と東伏見寮生の紹介後、金子正男顧 問が乾杯の音頭。暫し懇談後は年男・年女や各記念寿の方に記念品「紅白饅頭」が贈呈さ れました。目玉のアトラクションの最初は、東伏見寮生で中国留学生劉暢(リユウ チョウ) さんが中国武術を披露し、その迫力ある演武に会場から驚嘆の声が上がりました。 続いて応援部のリーダーが率いるチアリーダーズ“BIG BEARS”の登場。紺碧の空と 応援曲のメロディに合わせて躍動感溢れるパフォーマンスに全員手拍子で応えて大いに盛 り上がりました。例年好評を博している福引会には今回も出席者から沢山の景品のご提供 をいただき、ご協力ありがとうございました。 恒例の「ワセダラプソディ」を熱唱後、応援部に再登場願い校歌斉唱。濱野重男顧問の 元気な一本締めで閉会となりました。 写真提供:竹森英次(S51工研修数) 1 ■年頭にあたって 会長 竹島亜機雄(S40年法) 昨年9月、文科省が世界レベルの教育研究、国際化への改革を進めるスーパーグロー バル大学トップ型13校を選定したとのニュースを耳にしました。私立では早慶の2校です。 私たちの年代では、グローバルでなくグローカルの時代で、休講を歓迎し、いかに授業に 出ないで単位を取るか。大学側が教室の席を定員の6割程度を用意すれば足りる時代でし た。 そのような時代に学生生活を謳歌しての卒業生の集まりである西東京稲門会では、会員 の皆様が楽しんでいただけるような運営を心がけていきたいと思っております。 さて、昨年6月に金子正男前会長より会長職を引き継ぎました。金子前会長が最も大事 にされていたのは、会員相互の融和です。無理なく楽しく運営するということでした。それを ベースとして現在、五つを柱として取り組みを行っております。 1 会員拡大では、NKK(西東京会員拡大)プロジュクトを立ち上げ、新規会員35名の入 会者があり、3か年計画の1年目で50名目標に対して70%となっております。 2 同好会への再登録では、西東京稲門会発足後13年間経過し、実態との齟齬があり、再 登録にて同好会活性化につなげたいと思います。世話人の選定、活動方針の見直し を行い、趣味仲間との融和により、稲門会入会の満足度の向上と充実を図ります。 3 会員間の情報連絡として会報があります。会報では37号(4月発行)よりネーミングをは じめ、ガラリとイメージを変え、紙面も目新しいものとする予定です。振り返ると、会報 19号から36号まではこれまでの印刷の外注を自前で作成してまいりました。経費節 減と手作り感を織り込むという命題のもと、担当の倉島副会長と増本編集長がその役 割を十分に担ってまいりました。 また、ホームページ準備室として検討してきました「西東京稲門会ホームページ」をス タートします。リアルタイム?で伝達できる優れものです。(6頁に関連記事掲載) 4 会員名簿の再作成を行い、今回のポスティングで会員へ配付いたします。会員の入れ 替わりが激しく、直近での状況を反映させ、個人情報取り扱いにも配慮しております。 以上四つの取り組みに際し、会員の皆様からご意見ならびに情報のご提供をいた だき、ありがとうございました。 5 地域社会貢献事業として、「稲門寺子屋西東京」と「いなほ会」(結婚相談室)を運営して おります。稲門寺子屋西東京は発足後5年経過しました。また「いなほ会」も結婚しな い、結婚できない若者の背中を押してあげ、少子化対策の一助を担っております。 どちらもこの時代に無料の社会貢献事業で、しかも他の稲門会には無い誇れる事業で す。会員全員のご支援で育てていきたいと思います。 会員の皆様は前職時代より大変優れた経験、能力をお持ちです。狭い世界ですが、 稲門会活動にその力をお貸しください。西東京稲門会は全員参加での運営を基本とし ています。 最後になりましたが、会員の皆様及びそのご家族の安寧を祈念して良い1年となる よう願っております。(次の会報「37号」からの編集方針と募集要領は、6頁をご覧くださ い) 事務局 古賀良郎(S39年法) ■今後の行事予定 1.花見会 日時・場所 4月4日(土)小金井公園。同封の案内チラシをご参照ください。 2.西東京稲門会第15回定時総会 日時・場所 5月31日(日)又は6月7日(日) 2 なお会場は、早稲田大学東伏見キャンパスSTEP22を予定しておりますが、大学史資 料センターからの回答待ちです。日時決定次第あらためてご案内いたします。 ■会員動向 望月榮一氏 2月19日没 享年92歳(S19専建) ◆訃報 ◇新入会員 ①近江 直孝 S46年・理工卒 ②星野 博美 S48年・教育卒 ③堀 丈夫 S62年・社科卒 ④水田 享介 S55年・文卒 ②鶴田 清司 H2年・商卒 ◇再入会員 ①推津 順一 S45年・教育 (平成26年11月~平成27年1月までに入会・再入会した方々) ■いなほ会「お見合いパーティ」を開催しました 会長 竹島亜機雄 11月30日。いなほ会主催のお見合いパーティを吉祥寺第一ホテル5F桂の間にて開催し ました。参加者は男性20名、女性23名でした。会員の皆様の協力のお蔭で、部屋の定員40 でしたが、それを超える盛況なものでした。 13:30受付開始。14:00にスタート。まず、私が冒頭挨拶で、いなほ会の設立趣旨を説明 し、谷口室長より今回のお見合いパーティを含め、いなほ会の運営について説明を行いま した。進行係を国分寺稲門会の大橋さんが行い、そのアシスタントを瀧澤巴さんが務めまし た。男女全員が1対1での自己紹介を一組3分30秒の予定で始め、また、フリータイムで盛 り上がり、当初のスケジュールをオーバーして、2時間の契約をホテル側の好意で、1時間 無料延長でお開きでした。 限られた時間では、お互いに相手に言い伝えられないことも予想され、「再会希望シー ト」を提出してもらい、一人5名まで記入できるものとしました。 稲門会という素人の主催のため、完璧な運営はできませんでしたが、参加者が帰ると き、「このような機会を作って頂き、ありがとうございました」という一言を聞き、当日のスタッ フ全員が安堵しました。そして、再会希望カードを提出して帰っていきました。 成婚に至るまでは時間がかかるので、どうなるかわかりませんが、その後、何組かの交 際が進行しています。 当日の受付等スタッフとして小嶋さんと古賀さん(西東京)、神山さん(清瀬)、国分さん (小金井)、滝川さん(東村山)。事務局長の原田さんが突然の海外出張となり、大橋さん (国分寺)に進行係を務めていただきました。 「いなほ会」はその草分けは昭和63年頃、当時の保谷稲門会で多賀谷さんを室長として スタートし、会員の子女での成婚数組の実績のもと、西東京稲門会に引き継がれたもので す。その後、平成18年に谷口室長に託され、「結婚しない、結婚できない若者が増加してい る」という社会現象の問題意識から、その背中を押してあげるという社会貢献の必要性を感 じて、それまでの運営方法を改めそして当役員会の承認を得て、会の名称も「いなほ会」と して再スタートしたものです。そして登録者情報は西東京稲門会だけでは限りがあり、事務 局を西東京稲門会に置き、近隣稲門会に声をかけ、現在、東村山、小平、清瀬、東久留 米、小金井そして国分寺(検討中)の各稲門会と連携した運営体制に至っています。 西東京稲門会の目的には、「会員相互の親睦、大学発展への協力そして地域社会への 発展向上に寄与」の三つがあり、西東京稲門会では、「稲門寺子屋西東京」と「いなほ会」を 地域社会貢献の柱として、他の稲門会には無い、誇れるものとして今後も継続させたいと 思います。 ■寺子屋活動報告 弘(S41年商) 西東京稲門会会長 竹島亜機雄 / 寺子屋理事長 小嶋 稲門寺子屋西東京はおかげさまで6年目を迎えることが出来ました。ここに改めてご支 3 援をいただきました西東京稲門会はじめ関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。 ふり返ればこの5年間、毎週指導者と生徒80名がここで勉強し、中学3年生は高校へ巣 立って行きました。今回、情報紙「寺子屋ふれあい通信」を同封しましたが、指導者の熱い ヤル気に支えられ、授業は予定通りに進められており、またその状況については指導者、 生徒、保護者をはじめ関係者の皆様から力強いお声をいただいております。 各分野で見てみますと、「運営事務係」が不足しております。つきましては、同「運営事務 係」にぜひご応募ください。お待ちしております。 財政等についてはほぼ順調に動いておりますが、大口の寄付依存度が高いこともあり、 この度より沢山の方から幅広くご支援を仰ぎたいという観点で、新しい振込口座を郵便局 に設けました。今回、「寺子屋ふれあい通信」と共に同封しましたので、従来の銀行口座と 併せてご利用いただければ幸甚に存じます。尚、本年度会計報告は次号にてお知らせい たします。 今後とも指導者及び運営事務係としてのご参加、そしてご支援のほど、どうぞよろしくお願 いいたします。 ■「HP準備室」より 木村仁 (S63年社科) 昨年新運営組織の一環として発足した「ホームページ(HP)準備室」の活動状況について ご報告いたします。 西東京稲門会のHPを作るかどうかの問題は、会員のみなさんのニーズにタイムリーに 応えるため過去に何度か取り上げられ、その度に条件が整わないなどの理由で、立ち消え となった経緯があります。 竹島新会長の下、これまでの稲門会の組織・体制をもう一度洗い直すという方針の中 で、「稲門会にHPは必要なのか?」という原点から議論を進めてもらいたいという課題を受 けて立ち上げられたのが「HP準備室」です。 昨年9月初めに第一回の打ち合わせをスタートさせ、検討を重ねました結果、準備室の 体制はまだ十分とはいえませんが、メンバーの協力と戦力として期待できる新入会員の参 画もあり、また、西東京三田会がHPアップに向けて準備中との情報も刺激になり、自前の 立ち上げに目処をつけることができました。1月役員会にて、試作品については良くできて いるとの評価を受け、正式にホームページ開設の承認を得ました。 現在、コンテンツの検討、サーバーの管理、ドメインの取得など本格的な稼働に向けて鋭 意準備を進めております。なお「西東京稲門会」の検索で現行のHPをご覧いただけますの で、ぜひご覧いただき、ご要望や改善点などありましたらご連絡いただきたくよろしくお願い いたします。 リレー随想 奥山龍一(S53年文) 一昨年2013年11月末に早稲田大学を退職しました。 第一文学部在学中から、ほぼ40年間、大学キャンパスの移り変わりをみてきましたが、正 門から大隈講堂を眺める風景は、学生会館や診療所が無くなったものの、今も変わりがあ りません。 一転して大隈銅像の方角に視線を移すと、3号館(政治経済学部)、8号館(法学部)、11号 館(商学部と国際教養学部)、14号館(社会科学部)が高層ビルになり、安部球場のグラン ドは総合図書館と国際会議場に変わっています。 立看板から「反戦、反米」は姿を消し、「アイドル・コンサート」が隆盛です。西門への階段 は幅の広いスロープに整備されましたが、三品食堂は健在です。下駄を履いたり、手ぬぐ いをぶら下げた学生は見かけませんが、破れたジーパンをはいた女子学生が闊歩してい ます。 4 大学1年生の頃、同じクラスになった、すこぶる美人の女子学生がいましたが、二言三言 の会話しか交わせませんでした。学年末に授業を受けていると、急にヘルメットの集団が 入ってきて教室が封鎖され、中止になったことがあります。昭和50年頃まで学生運動の名 残りがあり、テストが無くなると喜んだものですが、今考えると呑気で平和な学生時代だっ たのでしょう。 3号館地下の廊下をベニヤ板で区切って、サークルの看板を上げたものの、同人誌を1 号出しただけで、後は集まって酒ばかり飲んでいました。その中のひとりは数年前に彼岸 に渡っています。 今思い返すと、よく卒業できたものだと、我ながら呆れかえる学生生活でしたが、文学部 の先生方が、よほど寛大だったのかもしれません。川原栄峰先生、鳥越文蔵先生、平岡篤 頼先生、水野忠夫先生、富永厚先生、金美齢先生、鈴木忠志先生、長田弘先生・・・どなた も思想を持って名講義をしていました。大昔に受けた講義ですが、いくつかの言葉はまだ記 憶に止まり、教室の長椅子の堅さとともに蘇ります。それらの言葉たちが、その後40年間 を生きる指針になったような気がします。 西東京稲門会の先輩諸氏の思い出は、まだキャンパスの中で生きているかもしれませ ん。 昨年2014年10月から、縁があって群馬県の共愛学園前橋国際大学に勤めることになり ました。地域連携を担当する教授職につくことができました。これから学生たちの人生の一 部に関わる事になります。恩師の言葉たちが私を支えてくれたように、目の前の学生にど んな言葉をかけることができるか、大きな試練になりそうです。 次は、副幹事長の大久保健仁さんにバトンタッチします。よろしくお願いいたします。 ■日本漢文の世界 英傑の遺墨が語る日本の近代 高田早苗(半峰)たかだ・さなえ(はんぽう)1860-1938。 早大総長。第2次大隈内閣文相。 [解読] 古道照顔色 半峰学人 [訓読] をす [語釈] …昔の聖人の道。 …高田早苗先生の「号」 5 ■西東京稲門会俳句サロン 松尾良久(S34年経済) ■西東京稲門会ゴルフ会開催のお知らせ 増本靖典(S39年政治) 開催日・場所 5月27日(水) 高坂カントリークラブ ☆チラシを同封します ■平成27年度会費納入についてのお知らせ 会計幹事 高橋 隆門(S44政治) 今年度も残すところあと僅かとなりました。今回は平成27年度会費(3000円)納入について のお知らせです。既に自動払込(口座振替)手続をされている方は4月1日が引落日です。 引落指定口座の預金残高が、引落金額以上確保されていることを事前にご確認下さい。 一方自動払込(口座振替)手続をされていない方は同封の郵便局制定の「払込取扱票」 (赤で印刷されている用紙)にて最寄りの郵便局店頭で3月31日までに払込手続をお願い致 します。 尚、当会では自動払込(口座振替)を推奨しており、次回より店頭払込から自動払込へ変 更を希望される方は高橋会計幹事までお申し出下さい。 会計幹事 :高橋 隆門(たかはし たかゆき) 固定電話 :0422-54-3006 携帯電話 :090-5449-3403 E-メール :takayuki.tアットマークvoice.ocn.ne.jp ■会員名簿発行のお知らせ 名簿作成タスクフォース リーダー 高橋隆門 新年の初めに会員の皆様方にお知らせした通り、この度3年ぶりに当会の現会員の名簿 を発行し、配布する事と致しました。特に今回の名簿には今年度の会員拡大キャンペーン で入会された38名の方々が新たに加わり、記載者総数は225名です。(会員名簿作成作業 完了後の2月19日、望月榮一会員が逝去されました。) この会員名簿は名簿作成タスクフォースのメンバーを中心とした会員の手作りです。いつ でもすぐに本棚、机の中から取り出せるように、表紙は馴染みのえんじ色系を採り入れ目 立つようにしました。是非とも大いにご活用いただき、全体行事或いは数ある同好会に積 極的に参加して、当会の活性化推進に向けてご協力を宜しくお願い致します。 尚会員名簿は会員の皆様の個人情報が記されていますので、外部に情報が流出する事 のなきよう日々の取り扱いには十分注意を払っていただきますよう、重ねてお願い申し上げ ます。 ■次期編集委員会からのお知らせ ◎次回発行の第37号から編集方針を見直し、紙面構成や内容を一新します。 6 会報の題字(タイトル)とデザインを刷新します。題字「西東京稲門会会報」を「愛称」 に変えます。愛称の候補として「紺碧の空」「都の西北」「いなほ」「西稲」「けやき野」 などが挙がっています。 ⦁ 紙面構成は、ページごとに記事をまとめて掲載する“ページ建て”とします。原稿も1 項目400字を基1本とし、コンパクトで読みやすい編集を目指します。 ⦁ 会員の投稿専用のページを新設します。人生の節目を迎えた会員の近況を伝える 「会員短信」、 毎回テーマを決めて投稿を募る「特集」など、会員からの発信を会報の中心に据えま す。 ⦁ 同好会のコーナーも常設します。活動の様子を写真入りで活き活きと伝えます。 ⦁ 早稲田大学の情報「ワセダトピックス」や地域のニュースを取材し、タイムリーに伝え ます。 ◎次号「第37号」(4月下旬発行予定)の原稿を募集します。 ★「会員短信」は、「年男」・「年女」の皆さんにお願いします。節目の年を迎えての「感 慨」、「決意」 「ライフワーク」「伴侶へのメッセージ」などテーマは自由。300字以内で。 ★特集のテーマは、「こんな会報を期待しています」“こんな記事も載せてほしい”など何 でもOK。 200字~300字程度で簡潔に。「稲門会への注文」でもOKです。 ★原稿締切日 4月5日(日) ★送付先 FAX 042-463-2278 Eメール sin-sanoアットマークgrandgio.jp 郵送 〒188-0001 西東京市谷戸町2―1-24-1507 佐野信男 宛 ⦁ ■西東京稲門会ゴルフ会開催 開催日・場所 5月27日(水) 高坂カントリークラブ (チラシを同封します) 倉島 彰 ■軽井沢の大賀ホールで歌いました! 小生はS35政経・経済卒です。 学生時代に早大「コール・フリューゲル」に在籍していたので、それのシニアOBで構成す る三月会(サンゲツカイ)という男声合唱団に所属していた関係から、旧保谷市近辺在住の 三月会メンバーが核となって、「アンサンブル・ステラ」という男声合唱団を結成したのは11 年前のことです。 結成の中心メンバーは、西東京稲門会員で富士町在住の高橋誠さん(S34,仏文)で、小 生は結成以来「代表」という肩書で、雑用を担当しており、現在の事務局長は柳沢在住の 小島恕雄さん(S39,理工)です。ステラには、その他にも稲門出身者が沢山居ます。 ステラは過去に、西東京稲門会の新年懇親会や総会の際に、合唱をご披露しましたの で、会員の皆様にはお馴染みのことと思いますが、そのステラが、昨年7月に、軽井沢の大 賀ホールで、結成10周年記念の演奏会を行いました。 ご承知の方も多い事と思いますが、大賀ホールは、誰でも借用出来るホールではなく、 ホールの名を汚さぬような演奏レベルの個人・グループで有る事が要請されます。ステラは 幸いにも、その関門を通過出来たのです。 10周年記念の演奏会を大賀ホールでやるというアイデアの生みの親は、前記の高橋さ んです。 この演奏会は昨年7月31日に、文字通り満員の大盛況で行われ、地元の新聞やテレビで も大きく報道されましたが、本番の2週間前に整理券が出尽くし、その後はお断りするのに 冷や汗のかき通しという有様でした。 7 当日は地元のお歴々も来て下さり、就中、避暑に滞在中の中曽根元首相(合唱の経験を お持ちとのことです)も終わりまで聴いて下さいました。 ステラの本拠地たる西東京市からは、大型観光バス6台が軽井沢へサポーターの皆さん を運び込みました。アマチュア合唱団の演奏会に、2週間前に入場整理券の札止めとか、 東京から大型バスでの大量輸送などという例は無いと、大賀ホールの人も驚いていまし た。 演奏会は120%の大成功でしたが、東京の片隅の無名の素人合唱団が、この様な破天 荒とも言うべき大事業を成功させ得たのは、この演奏会を単なる音楽会にせず、軽井沢町 が行っている東北災害復興支援の協賛事業とした事と、地元の女性・児童たちに共演して 貰った事に加えて、「アンサンブル・ステラ」という男声合唱団の人材の厚さ及び、その実行 力の素晴らしさに起因しています。 2年間の準備期間に、実行委員たちが分担して行った仕事は涙ぐましくさえあります。 演奏会は勿論、往復のバ ス内でのステラの配慮と手配にも感激したという感想も頂きました。 代表としても、一生に一度の大事業でした。 それにつけても、忘れてならないのは、この事業を企画・推進した実行委員会の中心に は稲門出身者が多数いたことです。ワセダという学窓の、社会に誇るべき一面が如実に発 現されたことを西東京稲門会の一員として誇りに思うと同時に、このたび西東京稲門会報 担当を降りるに際してのご挨拶と致します。 ■ワセスポを愛する会 観戦記 2014ラグビー早慶戦(11/23)5季ぶりの引き分け 緒方 章(S50政経) 91回目をむかえるラグビー早慶戦。天候は、晴、微風と観戦日和。スタンドに射しこむ秋 の日差しは暖かく、そしてちょっと眩しい。本日のメンバー総勢14名。秩父宮ラグビー場バッ クスタンドA指定席、前段6列目から8列目に陣取る(観戦には絶好の席)。今年の慶應は、 ここにきてチーム力が上向きだが、こちらは負けるつもりは毛頭ない。 始まる前から皆、臨戦態勢!(でもなさそう…笑) 8 両校の校歌斉唱のあと、い よいよキックオフ。開始早々、慶應に先制されるも、前半は15-13となんとかリードして終 了。ハーフタイムは、両校のチアガールズのパフォーマンス。オールドファン(?)には隔世 の感あり。後半、逆転、再逆転と一進一退。しかし残り10分のところで慶応にトライを決めら れ、25-25の同点となる。そして、残り5分、慶應の猛攻に防戦一方の早稲田。慶應の久し ぶりの頑張りで、見応えのある非常に面白い試合だった。 とは言うものの、やはり同点は悔しい。(通算成績、早稲田64勝20敗7分け) 神宮外苑 の銀杏並木の彩りは目の覚めるようで、紅葉いや黄葉の盛りが秋のフィナーレを飾ってい るようだった。(どこかのキャッチコピー?) 参加者:大久保健仁夫妻、小高好人、坂場正勝、竹島亜機雄、堀川朋善、滑志田隆(& 友人)、松尾良久、緒方章(&友人) 他に小平稲門会より3名 (写真提供)緒方 章 ■編集委員 倉島 彰、島崎征郎、佐野信男、原田一彦、高橋るみ子、増本靖典 9
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