円すいころ軸受アクスルドライブピ二オン用アクスルドライブピニオン用円すいころ軸受ドライブピニオン用軸受はプロペラシャフトから入ってくる駆動力を90 方向転換するハイポイドギヤのドライブピニオンギヤ軸を支持し、ギヤ噛み合い部の剛性を確保しつつ、滑らかに回転させる為、2個使いで使用される製品です。「小型・軽量」「低トルク」「高容量・高耐久」で、車両の環境性能向上を支援。ドライブピニオンギヤ加速力、減速力、そしてコーナーリングフォース。様々な応力が複合的に、全方位からかかる自動車のアクスルは、機構の要ともいえる部位です。そのドライブピニオンを支持する軸受へのヘッド側軸受高度化する要求に、一歩先を行く提案姿勢で応える JTEKT。あらゆる要素技術をゼロから発想し直し、比類のない低フリクションロス、高キャパシティを実現します。テール側軸受プロペラシャフト円すいころ軸受開発年表 (自動車駆動系用 ) 1960 軸受の動向とニーズ 1970 信頼性向上 2000 耐焼付性向上内輪つば面特殊加工 Low Friction Torque Bearing 2010 2020 小型化、低トルク化対応世界初 LFT-Ⅰ軸受低トルク： ▲10％ LFT-Ⅱ軸受低トルク：▲20％ ● 最適内部設計潤滑油攪拌抵抗軽減 ● KE､KEⅡ適用による小型化軌道特殊クラウニング ● ● 世界初 LFT- III 軸受低トルク：▲80％小型・軽量汚れ油中寿命向上開発取組（HC 軸受比）世界初 KEⅡ軸受寿命:15倍（HC 軸受比）世界初 KE軸受寿命:1０倍 ■特許第2733608 ● 表面高硬度 ● 残留オーステナイト最適化世界初ＨＣ軸受ＴＲＢの標準材料 ● 冷間鍛造によるニアネットシェイプ KE 軸受ＨＣ軸受 1960 1970 1980 1990 50 10 2000 KE 軸受 HC 軸受 KEⅡ 軸受 100 寿命（H） 2010 ■特許第4217818 ● 1 10 Koyo EXTRA LIFE Bearing High Capacity Bearing 01 1990 累積破損確率（％）低トルクトルク低減 ● 1980 高濃度浸炭技術・表面高硬度・微細炭化物・組織微細化 1000 2020 02 円すいころ軸受低トルク化技術 LFT ねらい技術検討の事例評価事例実機を使用し技術検討の妥当性を検証します。 ■CAE解析滑り、転がり、潤滑油の攪拌による損失に着目し軸受の回転トルクを低減 JTEKTの設計・開発は、最新の設備と充実したCAE環境のもとに行われています。 2 データ蓄積と研究・解析により、JTEKT独自の高精度円すいころ軸受回転トルク計算リングギヤ駆動モータ式を確立しており、机上計算で検討可能です。また、アクスルシステム全体での軸支ピニオンギヤ持剛性と軸受寿命、面圧等を検討し、最適な軸受をご提案致します。 3 x システムで計算可能システムの3Dモデル ■寿命計算 Tail 1.27EE+003 Head 5 0.00E+000 5.00E+002 1.00E+003 1.50E+003 2.00E+003 2.50E+003 3.00E+003 3.50E+003 4.00E+003 LFT-Ⅱ おすすめ寿命（時間） LFT-Ⅲ 0.2 ■面圧計算 ② 軌道の最適クラウニング形状試験軸受 0.1 -0.1 -0.3 0 20 X変位量 40 Y変位量 60 80 100 120 試験機概略図 Z変位量 ■ピニオン軸受トルク測定結果接触応力（MPa） ③ 最適内部設計 ⑤ 潤滑油の流れ制御 ■デフ油温測定結果 3000.0 3000.0 2000.0 1000.0 0.0 ④ 熱処理技術による小型化リングギヤピニオンギヤとリングギヤの噛み合いなし 0.0 -0.2 ① 滑り部の粗さ、形状最適化トルクメーターピニオンギヤ駆動モーター 0.3 2.67E+003 ピニオン用軸受寿命 4 z y ■ピニオンギヤ噛み合い部変位変位量（mm） 1 適用技術デフキャリア 2000.0 1000.0 -9.70 おすすめ ▶最大 55%トルク低減おすすめ ▶最大 11℃ 昇温制御 LFT-Ⅲ ▶最大 80%トルク低減 LFT-Ⅲ ▶最大 20℃ 昇温制御 ※ 「標準品」比較 -0.30 0.30 アクスルドライブピニオン用に特化した仕様をおすすめ型番として、ご提案致します。更にオプションとして、潤滑油の流れ制御を行なうLFT-Ⅲをプレミアム仕様としてご用意しております。 55% 削減 80％ 60％ 80% 削減 ■シミュレーション試験機 40％お客様のご要望に沿って、様々な車両走行条件に対応した評価を実施いたします。 20％ JTEKTでは、実車評価の前に様々な走行条件をシミュレートした評価（油流れ 0％確認・損失測定）が可能であり、開発・評価期間の短縮が可能です。標準品 LFT-Ⅱ おすすめ 0 LFT-Ⅲ ※ LFT はLow Friction Torque の略で、当社の登録商標です 03 最大接触応力:2713.6 MPa 9.70 100％旋回角回転速度温度縦Ｇ LFT-Ⅱ おすすめ LFT-Ⅲ LFT-Ⅱ 2000 4000 6000 ピニオン回転速度 r/min 山岳走行・高速旋回・市街地走行などを再現ノーズ角標準品横Ｇ負荷おすすめ LFT-Ⅲ デフ油温℃ 「おすすめ」は標準品と比較して大幅にトルク低減に貢献ピニオン損失トルク N・m 性能 ※ 「LFT-Ⅱ」比較 8000 0 2000 4000 6000 8000 ピニオン回転速度 r/min 検査方法：トルク低減「ピニオン軸受トルク測定」昇温「デフ油測定」 04 05 円すいころ軸受小型･軽量化技術 KE 軸受ねらいグローバルテクニカルサポート（軸受開発拠点）世界中のテクニカルセンターで、お客様へのスピード対応・技術サポート独自の熱処理技術適用により、汚れ油中寿命を大幅に向上アクスルドライブピニオン軸受をご検討の際は、おすすめ型番から選定して下さい汚れ油中の表面起点はく離対策に効果あり 2．残留オーステナイトの適正化欧州[5拠点] ■軸受表面硬さと汚れ油中寿命の関係圧痕起点はく離内部起点はく離外観 62 64 表面硬さ（HRC）メカニズム移動体対策マトリックスC%の適正化塑性変形の減少ワイブルスロープ耐摩耗性の向上最大のせん断応力深さの材料欠陥残留オーステナイトの適正化塑性変形部の早期消失転動体表面硬さの適正化小型･軽量化汚れ油中寿命向上 14 e Y1 Y0 (kg) --- 18.6 0.55 1.10 0.60 0.381 KESTD3368LTF M88048/10 21.8 0.70 0.86 0.47 0.361 3 34.925 72.233 23.579 23.106 15.463 78.8 75.0 10.6 KESTR3572LFTYR1 HM88649/10 22.0 0.70 0.86 0.47 0.428 29.000 27.2 20 100 96.4 13.8 KESTN3580LFT --- 24.8 0.50 1.20 0.66 0.694 36.513 79.375 29.370 35 27.2 20.4 100 96.4 13.8 KESTA3779LFT HM89249/10 25.6 0.67 0.90 0.49 0.664 26 18.5 110 106 15.7 KESTJ4090LFT --- 25.4 0.62 0.97 0.53 0.806 40 80 90 26.500 7 41.275 82.550 26.543 25.654 18 85.8 75.3 11.0 KEST4183YR1LFT M802048/11 27.3 0.72 0.84 0.46 0.601 8 41.275 90.000 30.006 30.006 21 112 112 16.2 KEST4190LFTUR4 HM803146/10 29.0 0.70 0.86 0.47 0.866 36.5 27.5 164 183 25.6 KETRD091004UR4 --- 34.5 0.76 0.79 0.43 1.46 10 47.625 95.250 30.162 29.37 20.5 127 133 19.4 KESTA4895-1LFTUR4 HM804846/10 29.2 0.70 0.86 0.47 0.945 11 50.800 104.775 36.512 25.5 171 177 26.1 KETRD101004UR4 HM807046/10 33.1 0.67 0.90 0.49 1.41 45 100 38.000 34 ご要求に応じて主要寸法の変更が可能です。詳細はご各営業所まで相談ください。 3 世界の道での試験・評価を可能にする伊賀総合試験場 2 0 世界有数のシステムサプライヤーとしての知見をフル活用して、自社商品の実車走行評価・解析を実施可能。 0 10 20 30 40 世界各地の道路や気候を想定した試験路で、商品の安全性や操作性を徹底的に追究。 50 残留オーステナイトγR（%）トータルシステムサプライヤーとして、性能と品質で価値を提供し、クルマを運転する走る楽しみ・喜びを生み出します。 A 燃費向上に貢献 10 倍 B 約 25％ E D 寿命 (h) 1000 標準軸受 Φ 40 Φ 80 19.75 ワインディング路 ■ジェイテクト伊賀試験場 KE軸受 100 変更可能部分・敷地面積：50万m2 ・コース面積：17万m2 ・総合周回路全長：2,200ｍ・ダイナミクスパッド面積：5.4万m2 軽量化標準軸受 B 直線路質量向上 10 10 19 a 4 同等寿命汚れ油中寿命 50 20.750 Cu 5 1 性能 72 C0r ■残留オーステナイトと汚れ油中ワイブルスロープの関係小さな硬い粒子による外力による塑性変形摩耗と大きな硬いまたは大きな硬い粒子による塑性変形粒子による塑性変形表面の高硬度化 KE 軸受累積破損確率(%) 中国・アセアン[2拠点] 30 Cr KEST3072CLFT 9 66 テスト時の異物硬さ C 8.70 6 0 60 B 8.10 100 日本[4拠点] T アキシアル（参考）作用点位置定数荷重係数質量（mm） 71.2 55.6 4 50 D ABMA 型番 33.338 68.263 22.225 22.225 15.25 66.1 62.2 5 （h） d 代表型番 2 150 寿命種類清浄油中表面起点はく離米州[2拠点] 200 汚れ油中混合はく離 No. 1 軸受はく離モード小さな硬い粒子による摩耗基本定格疲労限荷重荷重（kN）（kN）主要寸法（mm） 1．軸受表面の高硬度化表層はく離おすすめシリーズ型番 C A F KE軸受 Φ 40 Φ 68 19 D 06 07 冠水路 E ダイナミクスパッド F 異音評価路 C 管理・整備棟 08 www.jtekt.co.jp 名古屋本社 TEL.（ 052 ）527-1900 FAX.（ 052 ）527-1911 〒4 5 0 - 8 5 1 5 名古屋市中村区名駅４丁目７番１号大阪本社 TEL.（ 06 ）6271-8451 FAX.（ 06 ）6245-3712 〒5 4 2 - 8 5 0 2 大阪市中央区南船場３丁目５番８号商品についてのお問合せは下記の各支社へ北関東支社（（関東支社東海支社（（豊田支社大阪支社広島支社宇都宮）太田）浜松）岡崎） TEL.（ 028 ）634-7610 TEL.（ 0276 ）47-0030 TEL.（ 045 ）929-2190 TEL.（ 053 ）461-0123 TEL.（ 0564 ）32-0984 TEL.（ 0565 ）28-2215 TEL.（ 06 ）6632-2607 TEL.（ 082 ）282-4186 〒3 2 1 - 0 9 5 3 〒3 7 3 - 0 8 5 1 〒2 2 6 - 0 0 0 6 〒4 3 5 - 0 0 1 6 〒4 4 4 - 0 9 0 8 〒4 7 1 - 0 8 3 4 〒5 5 6 - 0 0 1 7 〒7 3 4 - 0 0 2 3 栃木県宇都宮市東宿郷１丁目６番１２号群馬県太田市飯田町１２４５番地１神奈川県横浜市緑区白山１丁目１８番２号静岡県浜松市東区和田町５６１番地の２愛知県岡崎市橋目町字恵香２７番地２愛知県豊田市寿町１丁目１番地大阪市浪速区湊町１丁目４番３８号広島市南区東雲本町２丁目２１番地２２号 CAT.NO.B1006 Printed in japan '14.04-1CCH