平成26年度 橋梁技術発表会 発表内容 1. 北線の概要、施工箇所 高速横浜環状北線 YK13工区 2. 橋梁概要、現場状況 −国内最大支間長のダブルデッキトラス橋の送り出し架設− 3. 架設要領、架設上の課題 4. 架設方法の詳細 技術委員会 架設小委員会 [ 横田 慎二 ・ 松橋 弘幸 ] 5. おわりに 1 2 横浜交通ネットワーク 1. 北線の概要、施工箇所 3 4 引用:首都高速道路株式会社 横浜環状北線ホームページ 施工箇所 港北JCT 生麦JCT 2. 橋梁概要、現場状況 施工箇所 横浜環状北線 5 6 引用:首都高速道路株式会社 横浜環状北線ホームページ 1 橋梁概要 ◆形 ◆橋 現場状況図 式:単純鋼床版ダブルデッキワーレントラス橋 長:158 m(支間:155.5 m) 都筑区川向町 港北区新羽町 ◆総 幅 員 :上層 12.606∼14.916 m、 下層 9.701∼13.477 m ◆縦断勾配:上層 3.97%∼5.30%(下り)、 下層 3.38%∼4.30%(上り) ◆総 鋼 重 :4,050 t (送り出し重量:2,450t、降下重量:3,200t) トラス桁 至:港北JCT 至:生麦JCT 7 8 現場状況写真 川向ポンプ場 PK本1 江川 仮設物が設置 できない範囲 3. 架設要領、架設上の課題 生麦JCT方面 PK本0 鶴見川 大竹橋 大熊川 PK本1 江川 9 10 架設上の問題・課題 架設要領 都筑区川向町 1. トラス桁の最大張り出し時の前方台車の 反力が1000tを超えていた 反力の軽減 課題 港北区新羽町 ポンプ場建 屋と近接 2. 送出しを完了したトラス桁が設計の位置と 一致しない 連結 至:港北JCT 課題 新横浜出入口工事 堤防道路と クレーン通行幅 確保 至:生麦JCT 11 トラス桁の位置修正 「回転横移動設備の考案」 3. 縦断勾配が5%強あるトラス桁を下り勾配 で送り出すことは困難 水平送り出したことによる勾配 課題 分の高さ「最大8.5m」の降下 12 2 架設要領(回転横取り) 都筑区川向町 架設要領(降下) 港北区新羽町 2.7m 待受け桁 Level 8.5m 至:港北JCT PK本0 PK本1 回転横取り設備 至:生麦JCT 回転横取り設備 13 送り出し架設一般図 待ち受け部 送り出し長さ 109.8m 送り出し地組桁 120m 送り出し台車 送り出し構台 エンドレスローラ 手延機 4. 架設方法の詳細 到達ベント 杭基礎 R 江川・大熊川 450t吊クローラークレーン P P 150t吊クローラークレーン 大熊川 川向ポンプ場 江川 PK本1 PK本2 PK本0 120t吊クローラークレーン 15 至:鶴見川 堤防道路 500t吊クローラークレーン 500t吊クローラークレーン 16 構台基礎杭(鋼管)使用機械 構台基礎杭の打ち込み状況 打ち込み数量 鋼管杭:133本 H鋼杭 :108本 超高周波油圧式バイブロハンマー (製品名:PTC バイブロフォンサー) 高さ 4m 鋼管最大直径:1.2m 最大長さ:34m 厚さ 1.5m 17 18 3 地中障害物 構台基礎杭配置図 PK本1 残置部分 PK本1 杭基礎 杭基礎 19 地中障害物撤去状況 全周回転オールケーシング実施箇所 20 送り出し構台組立状況 全周回転オールケーシング工法 21 送り出し構台組立状況 22 送り出し構台組立状況 23 24 4 待受け側ベント トラス桁地組立状況 PK本0ベント 到達ベント 450t吊クローラー クレーン 120t吊クローラー クレーン 26 25 送り出し台車 トラス桁地組立 川向ポンプ場建屋との近接状況 能力300t-220mm ストロークジャッキ ポンプ場建屋 約2m ポンプ場建屋 能力80t-1200mm ストロークジャッキ 27 送り出し台車(前面) 送り出し台車配置状況 前方台車 (盛替え前) ① 台車引抜状況 ② 28 後方台車 ③ 前方台車 (盛替え後) ステンレス板 厚さ1mm スライディング シップ ※③は盛替え前の段階では台車として機能 していない(下弦材から吊っている) 29 30 5 水平ジャッキとH鋼クランプ 水平ジャッキとH鋼クランプ Step-1 H鋼クランプ固定 H鋼クランプ 85 水平ジャッキ スライディングシップ 固定 1000mm Step-2 水平ジャッキ ストローク伸ばし 85 Step-3 H鋼クランプ解放 能力80t-1200mm ストロークジャッキ 85 解放 H鋼クランプ Step-4 水平ジャッキ ストローク縮め 85 31 32 手延機連結部 手延機組立状況 正面図 側面図 PC鋼棒 連結構 連結構横桁 PC鋼棒 φ36 連結構横桁 連結構 下層横梁 下層横梁 補強リブ 仮設架台 (横梁WEB間を支点とする梁) 仮設架台 PC鋼棒 主な採用理由 1. 固定治具の設置撤去の省略 2. 内部補強の簡略化 33 手延機連結部(前方・後方) 34 送り出し状況(動画) 後方から 前方から 連結構横桁 PC鋼棒貫通孔 仮設架台 PC鋼棒 35 36 6 回転横取り 回転横取り一般図 PK本0側設備 端横梁平面図 PK本1 仮想中心 トラス桁 (回転横取り後) PK本0 0.45m 橋軸方向 5.5m 0.5m 回転後 回転角2° 回転前 支点(回転前) 支点(回転後) 仮想回転中心 トラス桁 (回転横取り前) 写真方向 接線 37 水平ジャッキ 4台 能力30t、200mmストローク 回転横取り 回転横取り PK本1側設備 PK本1側設備 38 能力50t、1000mm ストロークジャッキ H鋼クランプ 39 40 回転横取り 回転横取り PK本1側設備 PK本1側設備 能力300t、220mm ストロークジャッキ テフロン板とステンレス板 能力35t、200mm ストロークジャッキ テフロン板とステンレス板 41 42 7 回転横取り 回転横取り状況(動画) PK本1側設備 ステンレス板 43 44 降下作業 降下作業 Step-0 降下前 ジャッキング ホイスト ジャッキング ホイスト 2.7m サンドル材 PK本0側設備 8.5m ジャッキング ホイスト 門型ベント Step-1 PK本0側 4.5m降下 鉄塔材 1.0×1.2m 4.5m降下 Step-2 PK本1側 2.7m降下 2.7m降下 ロッドの延長 吊天秤 Step-3 PK本0側 4.0m降下 4.0m降下 PK本1 PK本0 45 46 降下作業 降下作業 PK本0側設備 PK本0側設備 ジャッキングホイスト 能力200t、400mmストローク 47 48 8 降下作業 降下作業 PK本0側設備 PK本0側設備 (ジャッキングホスト動作ステップ図) ① ラム伸ばし開始 ピン φ130 全ねじロッド ② ラム伸ばし終了 ③ 引込側 ナット定着 ④ ⑤ ジャッキダウン ジャッキダウン 開始 終了 ⑥ 盛替側 ナット定着 引込ナット アイバー 解放 吊天秤 解放 盛替ナット 400mm 49 50 降下作業 降下作業 PK本1側設備 おしみ装置 能力300t、220mm ストロークジャッキ 仮受側 サンドル H150mm サンドル材 51 52 5.おわりに(完成写真) 降下作業(動画) 進行方向(下り勾配) PK本0側 進行方向(上り勾配) 53 54 9 5.おわりに(完成写真) ご清聴ありがとうございました。 PK本1 PK本0 技術委員会 架設小委員会 55 10
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