コンフリクト - 関西Gyro Meeting ~For Next Scan

第
20回関西Gyro Meeting~For next scan~
困った!コンフリクト!
Tomohiro Mochizuki
Philips Electronics Japan
MR Application Specialist
腹部e-THRIVEをCoronalに変更し、折り返しアーチ
ファクトを抑制するためにFoldover suppressionをyes
にするとコンフリクトしてしまう・・・
設定FOV
設定FOV
設定FOV
NSA:1
NSA:2
NSA:3
NSA=1
FOV外にREST slab が挿入される。
NSA=2,4,6・・・
FOV の2倍のover samplingを
位相方向に対して行う。
NSA=3,9・・・
FOVの3倍のオーバーサンプリングを
位相方向に対して行う。
FFE
連続してデータ収集
TFE
休憩しながらデータ収集も可能
FFE
TR
TFE
TR
TR
5
SPIR,SPAIRやREST等のPrepulse使用時の時間延長が
短く抑えられる
low-high
コントラスト決定
k=0
低周波領域から高周波領域
に向かってk-spaceを充填する
linear
k=0
コントラスト決定
高周波領域→低周波領域→
高周波領域の順にk-spaceを充
填する。
low-high
Prepulse効果大
コントラスト決定
SPIR
or
REST
linear
Prepulse効果大
SPIR
or
REST
コントラスト決定
オーバーサンプリングで折り返しを抑制する。
・Foldover suppression=yes
NSA=2
SENSE Preductionで時間短縮
・Foldover suppression=no
NSA=1
SENSE Pos factorで折り返し抑制
・頭部3D T1W TFEに脂肪抑制を併用したいが、
SPIRを設定するとコンフリクト
→low-highに変更
→SPAIRを使用(null pointに注意/R2.6以降)
・腹部Balanced TFEに脂肪抑制を併用したいが、
SPIRを設定するとコンフリクト
→low-highに変更(startup echoでコントラスト調整)
→SPAIRを使用(null pointに注意/R2.6以降)
T1W dual echo(in-phase,out-phase)の空間分解能を
向上させるためにmatrix scanを上げるとコンフリクト
してしまう・・・
MRI信号は、周波数方向に傾斜磁場を印加してサンプリング
(読み取り傾斜磁場)
アナログ信号
時間
コイルに受信されるMRI信号はアナログ信号
A/D
サンプリング周波数帯域幅
受信BW
デジタル信号
サンプリングポイント数=周波数マトリックス数
アナログ信号
時間
ΔTs : サンプリング間隔
サンプリング時間
サンプリング間隔ΔTs = 1 / BW
サンプリング時間 = ΔTs × 周波数マトリックス
時間
ΔTs(広い)
ΔTs(狭い)
A/D
長い時間で信号を収集
短い時間で信号を収集
BW =
BW広い
1
ΔTs
BW狭い
TE
時間
周波数マトリックス増加
TE内に収まらないと
時間 コンフリクト
BWを広げる
時間
Water-fat shift
水信号に対する脂肪信号のずれをピクセル数で表現。
WFS(pixels)=
水と脂肪の周波数の差(3.4ppm)
BW(Hz/pixel)
無信号
脂肪
水
周波数方向
217.3Hz(1.5T)
脂肪が低い周波数方向にズレる
WFS-BWとパラメータの関係
WFS
小
大
BW
広い
狭い
サンプリング時間 アーチファクト
減少
増加
減少
増加
最短TE
減少
増加
SN
減少
増加
リードアウト方向のデータの約半分を収集する方法。
k-space内の対称性を利用し、測定されたデータからmatrixの
もう半分が複製される。
k-space
周波数方向
TE
時間
周波数マトリックス増加
TE内に収まらないと
時間 コンフリクト
Partial echoを使用する
(特に3.0T)
時間
高いmatrix scanを設定するためには・・・
・Water-fat shiftを小さくしてΔTsを短くする
・Partial echoを使用する(特に3.0T)
mFFEのコントラストを調整したいが、どのようにパラ
メータを操作して良いか分からない・・・
Multi echoで収集した信号をCumulateし、SNRとコントラストの
向上を図る
Axial Cervical
Spine imaging
Multi-echo FFE
+
+
=
• Multiple echoes enables flyback
• What flyback does:
• All acquired echoes with same polarity
– Especially with non fat suppressed
echospacing
TE1
TE2
TE3
M
Flyback
Flyback
TE2
+
-
Fly back:yes
Fly back=no
first TE
echo space(ΔTE)
third TE
second TE
first TE
echo space(ΔTE)
echoes
echoes
first TE
echo space(ΔTE)
echoes
TEが長いほど・・・
third TE
コントラストは良好
S/Nは低下
Motionの影響増加
second
TE
first TE
echo space(ΔTE)
echoes
first TE
echo space(ΔTE)
・in-phaseが良い
third TE
・長すぎると後半echoのTEが延長
second TE
first TE
echo space(ΔTE)
echoes
echoes
(1.5T)9.21 (ms)
(3.0T)6.9 (ms)
echo space(ΔTE)
・in-phaseが理想
・5~7(ms)
third TE
・長すぎると後半echoのTEが延長
・Out-phaseを避ける
・Matrix scanやWater-fat
shiftでコントロール
second TE
first TE
echo space(ΔTE)
echoes
echoes
・多いとS/N向上
third TE
・多すぎると時間延長と
Motionアーチファクト増加
second TE
3 or 4
first TE
echo space(ΔTE)
echoes
mFFEのコントラストを調整するためには・・・
・first TE: 9.2ms(1.5T)、6.9ms(3.0T)
echo space(ΔTE):5~7ms
out-of-phaseを避ける
echoes:3 or 4