紙ベースの経費精算から脱却すべくConcurを導入。 詳細な経費項目管理でBI分析まで実現。 世界的なスノーボードメーカーであるバートンジャパンでは、紙ベースで行っていた経 費精算処理の業務負荷が高く、 ミスが多発することに課題を感じていた。 クラウドで経費 精算処理サービスを提供するConcur(コンカー) に魅力を感じた同社は、 これが日本語 対応すると同時に導入を決定。契約から3ヶ月で全社利用をスタートさせた。1年半が経 会社名 過した2014年現在、経理部の業務負荷は大きく軽減。 それとともに、Concurの経費項目 バートンジャパン合同会社 を使った経営層によるBI分析も実現、意思決定およびアクションの迅速化が可能にな った。 業種 アパレル 負荷が高くミスも多かった紙ベースの経費精算処理 従業員数 140名 バートンジャパンは、1977年にジェイク・バートン氏によって米国で設立されたスノー ボード用品製造販売会社の日本法人である、革新的な製品ラインナップ、 スノーボード 住所 の認知を促す草の根的努力、 そしてトップレベルのスノーボーダーを擁して展開する製 〒 150-0047 品マーケティングなどにより、世界中でスノーボーディングの成長を加速させている。 ソ チ五輪男子ハーフパイプ銀の平野歩夢、 同じく銅の平岡卓はバートンライダーだ。 そんなバートンジャパンのビジネスの主戦場はスキー場だ。社有車に商品であるスノ ーボードを満載して、 スキー場からスキー場へと移動、 バートンのスノーボードを顧客に 東京都渋谷区神山町9-6 ホームページ http://jp.burton.com/ 見て、触れてもらう。 こうした事情から、移動といえば鉄道よりも圧倒的に車がメインだ。 シーズン中、3ヶ月もの間会社に戻らないという営業担当者も多い。 そのため、経費精算 は多額の仮払いも発生する。 それまで、同社において経費精算処理は紙で行っていた。 月間約200枚というその書 類は、経理部が内容を精査したのち、会計システムであるSAPへ手入力していたのであ る。経理部担当者の業務負荷は高く、起票・転記ミスなども免れなかった。 そのため、同社では何度かこの精算処理をシステム化する計画が持ち上がった。市販 のデータベースを元にしたアプリケーションが作れないかと概念設計まで進めていくの だが、工数、 コストの点から、 そのたび断念していた。同社は従業員規模が比較的小さい 「モバイルやPCなど、 どこからでもアクセスでき て、 とても使いやすく、 重要なスタッフの経費支出 状況も簡単に把握できるのがいいですね」 バートンジャパン合同会社 代表者 クレイグ・スミス氏 《Concurを選択した理由》 ・手入力がなくなり 経理部の業務負荷を軽減 ・自社開発に比べ、 高いコスト抑制効果を発揮 ・詳細な経費項目に基づいた BI分析の実現 「コスト削減効果に驚いています。 自社でシステムを開発するのに 比べたら、 イニシャルコスト、 ランニングコストも圧倒的に低く、 当社の ような規模の企業には最適なサービスだと思います」 バートンジャパン合同会社 インフォメーションテクノロジー IT マネージャー 五十嵐 善之氏 ため、 システム化で得られるメリットと開発で発生するコストが微 るきめ細かな経費タイプの設定し、導入もスムーズに進み、契約 妙に拮抗する。 同社のITを担うバートンジャパン インフォメーショ から3ヶ月後の2012年7月には、全社員での活用がスタートして ンテクノロジー IT マネージャー 五十嵐善之氏は、何とかしたいと いた。 思いつつも問題の解決を見出すことができなかった。 日本語版リリースと同時に 日本法人にコンタクト、Concurを導入 詳細な経費項目によるBI分析で意思決定と アクションを迅速化 バートンジャパンでは現在、Concurはすでに同社の全社員にと そうした折、五十嵐氏が耳にしたのが、 クラウドで経費精算シス って、 日常的に利用する経費精算システムになっている。 テムを提供するConcurの日本法人設立のニュースだった。 すでに 導入により、経理部ではSAPへの手入力がなくなり業務負荷 米国本社が使っており、SAPとの連携プログラムが存在するため、 は大きく軽減した。 また、 それ以上の効果として認識されているの 迅速に導入できることはわかっていた。米国本社は日本で使うシス が、BI分析による経費の見える化である。 バートンジャパンの代表 テムについて指示することはなかったが、五十嵐氏自身、Concur であるクレイグ・スミス氏は次のように語る。 の評判は社内外で聞いており、 日本語で利用可能なら本格的に導 入を考えたいと思っていた。 「Concurの日本法人ができると聞き、すぐに電話しました。導入 「当社ではある一定の期間、 マーケティングや営業部門のスタッフ が、 40人ほど全国各地へ出張します。 Concurは誰がどこで活動し、 どれぐらい支出が発生したか、彼らの活動状況と必要な状況を日 するならクラウドがいいだろうと思っていましたが、 それまで、法人 次で報告してくれます。」 向けに提供されているサービスは日本では存在しませんでした。 や たとえば“イベントに使った印刷費”といった詳細項目で経費を っと上陸したと思って、 うれしかったですね。」 集計・把握し、 その支出による効果も測定できるようになった。 その と、五十嵐氏は語る。 それが2012年4月のことだった。期待にた 効果測定は、 マネジメント層の迅速な意思決定や次のアクションに がわないサービスであることを確信した同氏は、ただちに契約を 直結している。 完了し、導入コンサルティングプロセスに入る。 そのとき担当となっ また、高いコスト抑制効果も得られていると五十嵐氏は語る。 たコンサルタントは優秀だったという。 「思った以上のコスト削減効果に驚いています。 自社でシステムを 「 担当したコンサルタントが『これはできます』 『ここまでは対 開発するのに比べたら、 イニシャルコスト、 ランニングコストも圧倒 応できません』と最 初にきちんと説 明してくれました。そのた 的に低く、当社のような規模の企業には最適なサービスだと思い め、Concurで処理する範囲というのをこちらでも明確にすること ます。」 ができ、結果として導入期間を短縮することができました。」 (五十 投資を最小限に抑えながら、BI分析といったITの力は存分に活 嵐氏) 用する。 まさにバートンジャパンはConcurを使い切っている。 こだわったのは 「経費タイプ」 の設定だ。 SAPで利用しているコー ドをそのまま流用したのでは、分類が大まかすぎるため後でコスト 分析するのに不便で、明細を把握するためにその都度紙の申請書 をひっくり返して数字を再確認していた。Concur導入を機に、ITに よる分析を可能にしたいと考えていた。同社では分析に必要とな 株式会社コンカー 〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-5-5 JR恵比寿ビル 11F TEL:03-5488-6023 FAX: 03-5488-6024 www.concur.co.jp
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