Red Hat Enterprise Virtualization 3.4 Manager リリースノート Red Hat Enterprise Virtualization Manager 3.4 リリースノート Julie Wu Lucy Bopf Jodi Biddle Andrew Dahms Andrew Burden Zac Dover Red Hat Enterprise Virtualization 3.4 Manager リリースノート Red Hat Enterprise Virtualization Manager 3.4 リリースノート Julie Wu Red Hat Engineering Co ntent Services [email protected] m Jo di Biddle Red Hat Engineering Co ntent Services [email protected] m Andrew Burden Red Hat Engineering Co ntent Services [email protected] m Lucy Bo pf Red Hat Engineering Co ntent Services lbo [email protected] m Andrew Dahms Red Hat Engineering Co ntent Services [email protected] m Zac Do ver Red Hat Engineering Co ntent Services zdo [email protected] m 法律上の通知 Co pyright © 20 15 Red Hat, Inc. This do cument is licensed by Red Hat under the Creative Co mmo ns Attributio n-ShareAlike 3.0 Unpo rted License. If yo u distribute this do cument, o r a mo dified versio n o f it, yo u must pro vide attributio n to Red Hat, Inc. and pro vide a link to the o riginal. If the do cument is mo dified, all Red Hat trademarks must be remo ved. Red Hat, as the licenso r o f this do cument, waives the right to enfo rce, and agrees no t to assert, Sectio n 4 d o f CC-BY-SA to the fullest extent permitted by applicable law. Red Hat, Red Hat Enterprise Linux, the Shado wman lo go , JBo ss, MetaMatrix, Fedo ra, the Infinity Lo go , and RHCE are trademarks o f Red Hat, Inc., registered in the United States and o ther co untries. Linux ® is the registered trademark o f Linus To rvalds in the United States and o ther co untries. Java ® is a registered trademark o f Oracle and/o r its affiliates. XFS ® is a trademark o f Silico n Graphics Internatio nal Co rp. o r its subsidiaries in the United States and/o r o ther co untries. MySQL ® is a registered trademark o f MySQL AB in the United States, the Euro pean Unio n and o ther co untries. No de.js ® is an o fficial trademark o f Jo yent. Red Hat So ftware Co llectio ns is no t fo rmally related to o r endo rsed by the o fficial Jo yent No de.js o pen so urce o r co mmercial pro ject. The OpenStack ® Wo rd Mark and OpenStack Lo go are either registered trademarks/service marks o r trademarks/service marks o f the OpenStack Fo undatio n, in the United States and o ther co untries and are used with the OpenStack Fo undatio n's permissio n. We are no t affiliated with, endo rsed o r spo nso red by the OpenStack Fo undatio n, o r the OpenStack co mmunity. All o ther trademarks are the pro perty o f their respective o wners. 概要 本 Manager リリースノートは、Red Hat Enterprise Virtualizatio n 3.4 で実装された改良点と追加 機能を俯瞰的に説明しています。 目次 目次 .前書き . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2. . . . . . . . . . 1. 本書の表記規則 2 1.1. 書体の表記規則 2 1.2. 引用文の表記規則 3 1.3. 注記および警告 4 2 . ヘルプとフィードバック 4 2 .1. ヘルプ 4 2 .2. フィードバック 5 . . 1. 章 第 . . はじめに . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6. . . . . . . . . . 1.1. Red Hat Enterp ris e Virtualiz atio n について 6 1.2. Red Hat Netwo rk チャンネル 6 1.2.1. 必要な Red Hat Netwo rk チャンネル 6 1.2.2. Red Hat Netwo rk からの追加パッケージ 1.3. Red Hat Sub s c rip tio n Manag er 1.3.1. Red Hat Sub s c rip tio n Manag er のエンタイトルメントとリポジトリ 7 8 8 . . 2. 章 第 . . RHEV . . . . . .for . . .IBM . . . .Power . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .1. 0. . . . . . . . . . . . 3章 第 . . . 新機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .1. 2. . . . . . . . . . 3 .1. インフラストラクチャーの機能 12 3 .2. ネットワーク機能 14 3 .3. ストレージの機能 15 3 .4. 仮想化機能 17 3 .5. サービスレベルアグリーメントおよびスケジュール 18 3 .6 . ユーザーエクスペリエンスの向上 18 . . 4. 章 第 . . テクニカルノート . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .1. 9. . . . . . . . . . 4 .1. テクニカルノート 19 4 .1.1. テクニカルノート 19 4 .2. セキュリティ 20 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .2. 1. . . . . . . . . . 改訂履歴 1 Red Hat Ent erprise Virt ualiz at ion 3.4 Manager リリースノート 前書き 1. 本書の表記規則 本ガイドでは、一部の単語や語句を強調して、特定の情報に対する読者の注意を促すために、以下のような 表記規則を採用しています。 1.1. 書体の表記規則 本ガイドでは、特定の単語や語句に対する注意を促すために、4 つの書体表記規則を採用しています。これ らの表記規則および適用される状況は、以下のとおりです。 太字の等幅フォント シェルコマンド、ファイル名、パスなど、システムへの入力を強調するために使用します。また、キー名や キーの組み合わせを強調するのにも使用します。以下が例となります。 作業ディレクトリ内の my_next_bestsel l i ng _no vel というファイルの内容を表示す るには、シェルプロンプトで cat my_next_bestsel l i ng _no vel というコマンドを 入力して Enter キーを押し、そのコマンドを実行します。 上記の例には、ファイル名、シェルコマンド、キー名が含まれており、すべて太字の等幅フォントで表示さ れていますが、文脈で区別することができます。 キーの組み合わせは、プラス記号 (+) で各キーがつながれているので、個別のキーと区別することができま す。以下が例となります。 Enter を押してコマンドを実行します。 C trl +Al t+F2 を押して仮想ターミナルに切り替えます。 第 1 の例では、押すべき特定のキー名が強調されています。第 2 の例では、3 つのキーを同時に押す、キー の組み合わせが強調されています。 ソースコードを記載する場合、その段落で言及されるクラス名、メソッド、関数、変数名、戻り値は上記の ように 太字の等幅フォント で表示されます。以下が例となります。 ファイル関連のクラスには、fi l esystem (ファイルシステム)、fi l e (ファイル)、d i r (ディレクトリ) などがあります。各クラスにそれぞれ独自のパーミッションセットが関連 付けられています。 太字の可変幅フォント この書体は、アプリケーション名、ダイアログボックスのテキスト、ラベル付きボタン、チェックボック ス/ラジオボタンのラベル、メニュータイトル、サブメニュータイトルなど、システムで表示される単語や 語句であることを示します。以下が例となります。 メインメニューバーから システム → 設定 → マウス の順で選択し、マウスの設定 を起動し ます。全般 タブで 左利き のラジオボタンを選択して 閉じる をクリックし、マウスの主 ボタンを左から右へ切り替えます (左利きのユーザーが使用するのに適切な設定に変更しま す)。 g ed it ファイルに特殊文字を入力するには、メインのメニューバーからアプリケーション → アクセサリ → 文字マップ の順に選択します。次に 文字マップ のメニューバーから 検 索 → 検索… の順に選択して 検索 フィールドに文字名を入力し、次を検索 をクリックしま す。検索対象の文字が 文字テーブル に強調表示されます。その文字をダブルクリックし 2 前書き て コピーする文字列 のフィールドに表示されたら、コピー ボタンをクリックします。こ の後に編集中のドキュメントに戻り、g ed it のメニューバーから 編集 → 貼り付け の順で 選択します。 上記のテキストには、アプリケーション名、システム全体のメニュー名と項目、アプリケーション固有のメ ニュー名、GUI インターフェースで使用されているボタンおよびテキストが含まれており、これらはすべ て、太字の可変幅フォントで表示されていますが、文脈で区別することができます。 太字斜体の等幅フォント または 太字斜体の可変幅フォント 太字の等幅フォントおよび太字の可変幅フォントに斜体を使用した場合には、いずれも置き換え可能な可変 テキストであることを意味します。斜体は、記載されている通りには入力しないテキスト、あるいは状況に よって変化するテキストを示します。以下が例となります。 ssh を使用してリモートマシンに接続するには、シェルプロンプトで ssh username@ domain.name と入力します。リモートマシンが exampl e. co m で、そのマ シン上のユーザー名が john である場合には、ssh jo hn@ exampl e. co m と入力してく ださい。 mo unt -o remo unt file-system のコマンドは、指定したファイルシステムを再マ ウントします。たとえば、/ho me ファイルシステムを再マウントするコマンドはmo unt -o remo unt /ho me となります。 現在インストール済みのパッケージのバージョンを確認するには、rpm -q package の コマンドを使用します。その結果、次のような出力が返されます: package-versionrelease ユーザー名、ドメイン名、ファイルシステム、パッケージ、バージョン、およびリリースが太字のイタ リック体で表示されている点に注意してください。これらの語句はプレースホルダーで、コマンドを発行す る際に入力するテキストまたはシステムによって表示されるテキストのいずれかです。 斜体は、著作物のタイトルを表すという標準的な用途の他に、重要な用語の初出時にも使用されます。以下 が例となります。 Publican は DocBook の出版システムです。 1.2. 引用文の表記規則 端末の出力とソースコードは、周囲のテキストとは視覚的に区切られて表示されます。 端末に送信される出力は、ローマン体の等幅フォント を使用して以下のように表示されます。 books books_tests Desktop Desktop1 documentation drafts mss downloads images notes photos scripts stuff svgs svn ソースコードの表示にも ローマン体の等幅フォント が使用されますが、以下のような構文強調表示が追 加されます。 static int kvm_vm_ioctl_deassign_device(struct kvm *kvm, struct kvm_assigned_pci_dev *assigned_dev) { int r = 0; struct kvm_assigned_dev_kernel *match; mutex_lock(& kvm->lock); match = kvm_find_assigned_dev(& kvm->arch.assigned_dev_head, 3 Red Hat Ent erprise Virt ualiz at ion 3.4 Manager リリースノート assigned_dev->assigned_dev_id); if (!match) { printk(KERN_INFO "%s: device hasn't been assigned before, " "so cannot be deassigned\n", __func__); r = -EINVAL; goto out; } kvm_deassign_device(kvm, match); kvm_free_assigned_device(kvm, match); o ut: mutex_unlock(& kvm->lock); return r; } 1.3. 注記および警告 本ガイドでは、見落としがちな情報に注意を促すために、次にあげる 3 つの視覚的スタイルを使用していま す。 注記 注記には、対象のタスクに関するヒント、ショートカット、その他のアプローチなどを記載してい ます。注記を無視しても、悪影響はありませんが、作業を効率的に行うためのコツを見逃してしまう 可能性があります。 重要 重要の欄には、現行セッションのみに適用される設定の変更や、更新を適用するのに再起動が必要 なサービスなど、見落としがちな情報を記載しています。「重要」と記載された事項を無視しても、 データ損失などには至りませんが、作業が思ったようにスムーズに進まなくなる可能性があります。 警告 警告は、無視しないでください。警告を無視すると、データ損失が発生する可能性が非常に高くなり ます。 2. ヘルプとフィードバック 2.1. ヘルプ 本ガイドに記載されている手順で問題が発生した場合には、Red Hat カスタマーポータル (http://access.redhat.com) をご利用ください。カスタマーポータルでは、以下のような機能を提供してい ます。 4 前書き Red Hat 製品に関する技術情報のナレッジベース記事の検索、閲覧 Red Hat グローバルサポートサービス (GSS) へのサポートケース提出 その他の製品ドキュメントの参照 Red Hat では、Red Hat のソフトウェアおよびテクノロジーに関するディスカッションの場として、数多 くのメーリングリストをホストしています。一般公開されているメーリングリストの一覧 は、https://www.redhat.com/mailman/listinfo に記載しています。各メーリングリストをクリックすると、 そのメーリングリストをサブスクライブしたり、アーカイブを参照したりすることができます。 2.2. フィードバック 本文に誤植を見つけられた場合や本文に関するご意見、ご提案がありましたら場合はぜひお知らせくださ い。Bugzilla (http://bugzilla.redhat.com/) から当製品に対するバグ報告を提出してください。 バグ報告を提出する際には、次のマニュアル ID を記載してください。 本書改善のご提案がある場合は、できるだけ詳しい説明をお願いします。エラーを発見された場合は、該当 セクションの番号と前後の文の一部を含めていただくと弊社でより迅速に発見することができます。 5 Red Hat Ent erprise Virt ualiz at ion 3.4 Manager リリースノート 第1章 はじめに 1.1. Red Hat Ent erprise Virt ualiz at ion について Red Hat Enterprise Virtualization は、豊富な機能を搭載したサーバーおよびデスクトップの仮想化管理シ ステムです。仮想化ホストと仮想化ゲストを管理する高度な機能を提供します。 Red Hat Enterprise Virtualization Manager と仮想化ホストをインストールするには、お使いのシステム を Red Hat Network クラシック (RHN) または Red Hat Subscription Management (RHSM) のいずれかに 登録する必要があります。RHN と RHSM を同時に使用することはできません。 重要 Red Hat Enterprise Virtualization 3.4 は、クリーンインストールを推奨しています。 バグを報告する 1.2. Red Hat Net work チャンネル 1.2.1. 必要な Red Hat Net work チャンネル Red Hat Network (RHN) は、Red Hat Enterprise Virtualization Manager と仮想化ホストのインストール に必要なパッケージを提供します。Red Hat Network クラシックを使用している場合には、Red Hat Subscription Manager (RHSM) は使用できません。お使いのシステムが以下のチャンネルにサブスクライ ブされていることを確認してからインストールを進めるようにしてください。 表1.1 R ed H at En t erp rise Virt u aliz at io n Man ag er に必要なチャンネル チャンネル名 チャンネルラベル 説明 R ed Hat Enterpri se Li nux Server (v. 6 fo r 6 4 -bi t x86 _6 4 ) R HEL Server Suppl ementary (v. 6 6 4 bi t x86 _6 4 ) rhel -x86 _6 4 -server-6 Red Hat Enterprise Linux 6 Server を提供します。 rhel -x86 _6 4 -serversuppl ementary-6 R ed Hat Enterpri se Vi rtual i zati o n Manag er (v. 3. 4 x86 _6 4 ) rhel -x86 _6 4 -server-6 rhevm-3. 4 仮想マシンに使用する Windows VirtIO ドライバーが含まれる virtio-win パッケージを提供しま す。 Red Hat Enterprise Virtualization Manager、rhevmsdk パッケージ、ovirt-sdk Python ライブラリを提供しま す。 Manager を実行する Red Hat JBoss アプリケーションプラッ トフォームのサポート対象リリー スを提供します。 R ed Hat JBo ss jbapppl atfo rm-6 -x86 _6 4 Appl i cati o n P l atfo rm (v server-6 -rpm 6 ) fo r 6 Server x86 _6 4 表1.2 R ed H at En t erp rise Virt u aliz at io n H yp erviso r に必要なチャンネル 6 第1 章 はじめに チャンネル名 チャンネルラベル 説明 R ed Hat Enterpri se Vi rtual i zati o n Hypervi so r (v. 6 x86 _6 4 ) rhel -x86 _6 4 -server-6 rhevh Hypervisor のインストールに必 要なイメージが含まれている rhev-hypervisor パッケージを提 供します。 表1.3 R ed H at En t erp rise Lin u x ホストに必要なチャンネル チャンネル名 チャンネルラベル 説明 R ed Hat Enterpri se Li nux Server (v. 6 fo r 6 4 -bi t x86 _6 4 ) R ed Hat Enterpri se Vi rt Manag ement Ag ent (v 6 x86 _6 4 ) rhel -x86 _6 4 -server-6 Red Hat Enterprise Linux 6 Server を提供します。 rhel -x86 _6 4 -rhev-mg mtag ent-6 Red Hat Enterprise Linux サー バーを仮想化ホストとして使用す る場合に必要な QEMU および KVM パッケージを提供します。 バグを報告する 1.2.2. Red Hat Net work からの追加パッケージ 以下のチャンネルで提供されるパッケージは、Red Hat Enterprise Virtualization 環境のインストールや設 定には必須ではありませんが、ユーザーエクスペリエンスを向上させる追加機能が含まれています。 表1.4 R ed H at En t erp rise Virt u aliz at io n の推奨チャンネル チャンネル名 チャンネルラベル 説明 R HEL Server Suppl ementary (v. 6 6 4 bi t x86 _6 4 ) rhel -x86 _6 4 -serversuppl ementary-6 R HEL Suppl ementary EUS (v. 5. 9 . z fo r 6 4 -bi t x86 _6 4 ) rhel -x86 _6 4 -serversuppl ementary-5. 9 . z R ed Hat Enterpri se Vi rt Ag ent (v. 6 Server fo r x86 _6 4 ) rhel -x86 _6 4 -rhev-ag ent6 -server Red Hat Enterprise Linux 6 用の spice-usb-share と kmodkspiceusb-rhel60 を提供します。 このパッケージにより Red Hat Enterprise Linux 6 クライアント 上で USB リダイレクション (レ ガシーモード) が有効になりま す。 Red Hat Enterprise Linux 5 用の spice-usb-share と kmodkspiceusb-rhel5u6 を提供しま す。このパッケージにより Red Hat Enterprise Linux 5 クライア ント上で USB リダイレクション (レガシーモード) が有効になりま す。 Red Hat Enterprise Linux 6 用の rhev-guest-agent を提供します。 このパッケージにより、Red Hat Enterprise Linux 6 クライアント 上で仮想マシンのリソースの監視 が可能になります。 7 Red Hat Ent erprise Virt ualiz at ion 3.4 Manager リリースノート チャンネル名 チャンネルラベル 説明 R ed Hat Enterpri se Vi rt Ag ent (v. 5 Server fo r x86 _6 4 ) rhel -x86 _6 4 -rhev-ag ent5-server Red Hat Enterprise Linux 5 用の rhev-guest-agent を提供します。 このパッケージにより、Red Hat Enterprise Linux 5 クライアント 上で仮想マシンのリソースの監視 が可能になります。 バグを報告する 1.3. Red Hat Subscript ion Manager 1.3.1. Red Hat Subscript ion Manager のエンタイトルメントとリポジトリ 重要 現在ご使用のシステムが RHN クラシックに登録されている場合は Red Hat Enterprise Virtualization のシステムを Red Hat Network クラシックから Red Hat サブスクリプション管理 (RHSM) に移行する方法 を参照して、そのシステムを RHSM に移行してください。 Red Hat Subscription Manager (RHSM) は、Red Hat Enterprise Virtualization Manager と仮想化ホス トのインストールに必要なパッケージを提供します。RHSM を使用している場合には、Red Hat Network クラシック (RHN) は使用できません。 表1.5 R ed H at En t erp rise Virt u aliz at io n Man ag er に必要なプール サブスクリプションプール リポジトリ名 R ed Hat Enterpri se Li nux Server R HEL Server Suppl ementary rhel -6 -server-rpms R ed Hat Enterpri se Vi rtual i zati o n R ed Hat JBo ss Enterpri se Appl i cati o n P l atfo rm 説明 Red Hat Enterprise Linux 6 Server を提供します。 rhel -6 -server仮想マシンで使用する Windows suppl ementary-rpms VirtIO ドライバーが含まれる virtio-win パッケージを提供しま す。 rhel -6 -server-rhevm-3. 4 - Red Hat Enterprise rpms Virtualization Manager を提供し ます。 jb-eap-6 -fo r-rhel -6 Manager を実行する Red Hat server-rpms JBoss Enterprise Application Platform アプリケーションプ ラットフォームのサポート対象リ リースを提供します。 表1.6 R ed H at En t erp rise Virt u aliz at io n H yp erviso r に必要なプール サブスクリプションプール チャンネルラベル 説明 R ed Hat Enterpri se Vi rtual i zati o n rhel -6 -server-rhevh-rpms Hypervisor のインストールに必 要なイメージが含まれている rhev-hypervisor パッケージを提 供します。 8 第1 章 はじめに 表1.7 R ed H at En t erp rise Lin u x ホストに必要なプール サブスクリプションプール チャンネルラベル 説明 R ed Hat Enterpri se Li nux Server R ed Hat Enterpri se Vi rtual i zati o n Manag ement Ag ents (R P M) rhel -6 -server-rpms Red Hat Enterprise Linux 6 Server を提供します。 Red Hat Enterprise Linux 6 サー バーを仮想化ホストとして使用す る場合に必要となる QEMU およ び KVM パッケージを提供しま す。 rhel -6 -rhev-mg mt-ag entrpms バグを報告する 9 Red Hat Ent erprise Virt ualiz at ion 3.4 Manager リリースノート 第2章 RHEV for IBM Power Red Hat Enterprise Virtualization 3.4.3 リリースでは、IBM Power 8 ハードウェアに Red Hat Enterprise Virtualization 環境用の Red Hat Enterprise Linux ベースのハイパーバイザーをインストールすることがで きます。インストールに関する詳しい説明は https://access.redhat.com/articles/1247773 を参照してくだ さい。 サポートされない機能 以下の Red Hat Enterprise Virtualization 機能はサポートされていません。 CPU のホットプラグ SPICE ディスプレイ SmartCard メモリーバルーン サウンドデバイス ウォッチドッグ ゲスト SSO OpenStack Neutron 統合 セルフホストエンジン 回避策のある既知の問題 B Z #1154 6 30 実行中の仮想マシンで NIC のホットプラグ/アンプラグが失敗します。 回避策: powerpc-utils が 1.2.19 以降のバージョンであることを確認し、Red Hat Enterprise Linux ゲストオペレーティングシステムで使用するようにします。 B Z #114 9 235 電源管理のフェンシングおよび高可用性の設定が Power ホストで機能するには、追加のパラメー ターを設定する必要があります。 回避策: 管理ポータルで ホスト → 編集 → 電源管理 の順にナビゲートし、電源管理のタイプに ipmilan を選択してから、オプション フィールドに l anpl us= 1,ci pher= 1 と入力します。 B Z #1150008 x86_64 ホストと Power ホストの両方を管理すると、iSCSI データセンターが応答なしの状態に なる可能性があります。 回避策: sanlock の問題が発生するのを防ぐために、x86_64 ホストと Power ホストを異なる データセンターに設定します。 B Z #1157185 Power ホストに ISO インストールを行った後には、SELinux のブール値を手動で設定する必要 があります。SELinux が無効化されている場合には、VD SM はインストール中に SELinux の ブール値を設定しません。 10 第2 章 RHEV for IBM Power 回避策: Power ホストで ISO インストールの完了時にユーザーが手動で vd sm-to o l sebo o l -co nfi g のコマンドを実行する必要があります。 回避策のない既知の問題 B Z #1155223 Power ホストではディスクのホットプラグ/アンプラグはサポートされていません。 B Z #114 809 2 Power ホストで実行している仮想マシンには、CPU ピニングは機能しません。 B Z #114 2733 Red Hat Enterprise Linux 6 ゲストオペレーティングシステム向けの Power ホストでは、テキス トモードの VNC は読み取ることはできません。 B Z #115256 0 ユーザーは、エクスポートドメインから Power ホストに仮想マシンをインポートすることはでき ません。 B Z #11526 59 ユーザーは、Power ホスト上のスナップショットから新規仮想マシンを作成することはできませ ん。 B Z #115856 0 ユーザーは、Power ホストで実行する Red Hat Enterprise Linux 6 または Red Hat Enterprise Linux 7 のゲストオペレーティングシステムのゲスト設定に Clound-Init を実行することはできま せん。 バグを報告する 11 Red Hat Ent erprise Virt ualiz at ion 3.4 Manager リリースノート 第3章 新機能 3.1. インフラストラクチャーの機能 SN MP トラップ Red Hat Enterprise Virtualization Manager の SNMP トラップは、イベントの通知機能を拡張 し、Red Hat Enterprise Virtualization がシステムイベントから SNMP トラップを生成して、 Red Hat Enterprise Virtualization と一般的な監視システムを統合できるようにします。 認証およびディレクトリの再実装 Red Hat Enterprise Virtualization の認証およびディレクトリ機能が拡張され、認証およびディ レクトリサポートの再実装ができるようになっています。 B Z #1073579 : アップグレード後の rh evm- rep o rt s の管理者ユーザー「rh evm- ad min 」 Red Hat Enterprise Virtualization 3.4.0 をクリーンインストールすると、管理者ユーザーは 「admin」となります。 Red Hat Enterprise Virtualization の以前のバージョンからアップグレードすると、管理者ユー ザーは「rhevm-admin」のままで、「admin」ユーザーは有効にはなりません。 B Z #10834 11: ro o t ユーザー以外もロギングディレクトリにアクセス可能 以前のリリースでは、root ユーザー以外は、デフォルトの Red Hat Enterprise Virtualization Manager のロギングディレクトリにアクセスできず、engine-manage-domains を実行すると 失敗していました。 3.4 では、ロギングがデフォルトで無効になっており、ロギングを有効にするには、コマンドラ インで以下の引数を指定する必要があります。 --log-file=LOG_FILE 上記の引数は、ログの書き込み先のファイルを指定します (定義されていない場合は、ロギングさ れません)。 --log-level=LOG_LEVEL 上記の引数は D EBUG、INFO、WARN、ERROR (大文字と小文字の区別あり) などのログレベ ルを設定します。 --log4j-config=XML_FILE 上記の引数は、ロギング設定の読み込み元である l o g 4 j. xml ファイルを設定します。ロギン グ設定をカスタマイズする場合のみに使用します。これは、--l o g -fi l e または --l o g l evel の引数には必須ではありませんが、これらの引数と組み合わせることはできます。 B Z #106 0575: API での O VF ファイル記述子データの提供 REST API で、アクティブな仮想マシンの OVF ファイル記述子データが提供されるようになりま した。 B Z #102389 8: 6 .4 から 6 .5 へのアップグレードを改善 以前のリリースは、バージョン 6.4 から 6.5 にアップグレードすると、既存の設定の一部が移行 12 第3章 新機能 されませんでした。/etc/d efaul t/o vi rt ディレクトリにあるキーの有無により、フィール ドが生成されるか決定されるのですが、6.4 の TUI にはこれらの値が設定されていなかったた め、6.5 の codebase では、値がすでに設定されている場合、テキストユーザーインターフェー ス (TUI) データベースで値が表示されませんでした。また、すでに設定されているサービスは アップグレード後も機能しますが、TUI ではこれらの設定を表示することができませんでした。 この問題を修正するため、6.5 では設定ファイルをチェックして、随時 /etc/d efaul t/o vi rt にキーを追加する移行スクリプトが設定されています。 B Z #9 114 00: T U I C o d eb ase ベースの新しいインストーラー TUI (テキストユーザーインターフェース) の codebase をベースとした新規インストーラーは、 Red Hat Enterprise Virtualization 3.4 から導入されています。新しい codebase では柔軟性が 向上し、画面のリサイズ要求への応答やマウス入力をサポートしています。また、このインス トーラーは、新しい TUI codebase に移行されました。 B Z #811327: IPv6 サポートの追加 Red Hat Enterprise Virtualization Manager は IPv6 (インターネットプロトコルバージョン 6) をサポートするようになりました。IPv6 機能は、TUI に公開されています。NIC (ネットワーク インターフェースコントローラー) は IPv6 のアドレスを取得できるようになっています。IPv6 サポートは rhev-hypervisor6-6.5-20131017.0.iso で入手できます。 B Z #833102: C PU のホットプラグのサポート Red Hat Enterprise Virtualization では、コンピューティングの容量を増やせるように、実行中 のゲストへの vCPU のホットプラグがサポートされるようになりました。現時点では、Red Hat Enterprise Virtualization は vCPU の追加機能のみをサポートしており、ホットアンプラグのサ ポートはしていません。 注記 ゲストのオペレーティングシステムが CPU のホットプラグ機能をサポートしていること を確認する必要があります。 B Z #10579 9 4 : ネイティブクライアントと n o VN C のサポート デフォルトの VNC コンソールモードの設定 ネイティブクライアント または no VNC のいずれかを選択して、デフォルトのコンソールモー ドを設定できるようになりました。 B Z #9 6 2585: 実行中の仮想マシンの編集 仮想マシンの実行時にリブートせずに、仮想マシンウィンドウの以下のフィールドを編集できる ようになりました。 - Operating System - Optimized for /General/ - Name - Description - Comment - Delete Protection - network interfaces (add only) 13 Red Hat Ent erprise Virt ualiz at ion 3.4 Manager リリースノート /Initial Run/ - Use Cloud-Init/Sysprep (incl. all relevant fields) /Host/ - Use custom migration downtime /High Availability/ - Highly Available - Priority for Run/Migration queue - Watchdog Model - Watchdog Action /Resource Allocation/ - Physical Memory Guaranteed - Memory Balloon Device Enabled /Boot Options/ - First Device - Second Device - Attach CD - kernel path - initrd path - kernel parameters B Z #526 4 71: 「説明」を使用した検索 Red Hat Enterprise Virtualization Manager 内に設定された「説明」の値に基づいて、データセ ンター、クラスター、ネットワーク、ストレージ、ディスク、仮想マシン、プール、テンプレー トを検索できるようになりました。 Datacenter: description = "my description" B Z #10204 08: リモートコンソールからの接続/切断時のイベント発行 Red Hat Enterprise Virtualization Manager では、仮想マシンコンソールのセッションへの接 続/切断時にイベントを発行するようになりました。 B Z #1077779 : R H EL 7 サポート Red Hat Enterprise Linux 7 がゲストオペレーティングシステムとしてサポートされるようにな りました。 B Z #1026 9 80: クラスターレベルでの K SM の有効化/無効化 Red Hat Enterprise Virtualization バージョン 3.3 以降では、ksmt u n ed を使用して Hypervisor ノードの KSM (Kernel Samepage Merging) 設定を直接制御するのではなく、MOM (Memory Overcommit Manager) が使用されるようになりました。特定のクラスター内の全ホス トの KSM を有効/無効するように MOM に指示する UI オプションが追加されています。 B Z #587774 : 仮想マシンのリブートオプションの追加 Red Hat Enterprise Virtualization Manager 管理ポータルおよびユーザーポータルから仮想マシ ンを再起動できるようになりました。 バグを報告する 3.2. ネットワーク機能 14 第3章 新機能 ネットワークラベル ネットワークのラベル付け機能は、ネットワークにラベルをつけ、ホストのインターフェースで そのラベルを使用して、物理インターフェースやボンディングから論理ネットワークを抽象化し ます (1 つまたは複数のラベルを付けることが可能)。 予測可能な vN IC の順序 vNIC の順序が予測できるようになり、仮想ネットワークインターフェースカードを仮想マシンに 追加する際の MAC アドレスと PCI アドレスのマッピングが改善されました。また、この機能に より、仮想マシンの NIC の順序が表示順で予測できるようになりました。 O p en St ack N eu t ro n の統合 OpenStack Neutron が統合されることで、OpenStack Neutron ネットワークがサポートするさ まざまなテクノロジーを使用できるようになりました。これらのテクノロジーには、IPAM、L3 ルーティング、セキュリティグループなどがあります。また OpenStack Neutron の統合によ り、Red Hat Enterprise Virtualization のネイティブでサポートされていないテクノロジーを仮 想マシンネットワークに対して使用できるようにもなりました。 ip ro u t e2 サポート iproute2 がサポートされるようになりました。iproute2 ツールベースのネットワークバックエン ドが使用できます。このバックエンドは、内部 API をベースにしています。 マルチホストのネットワーク設定 マルチホストネットワーク設定がサポートされるようになりました。マルチホストネットワーク 設定により、管理者は、ホストがすでにプロビジョニングしているネットワークを変更 (例: VLAN-id または最大伝送単位) したり、ネットワークが割り当てられているデータセンター内の 全ホストにネットワークの変更を適用したりすることができます。この機能は、クラスターのレ ベルにかかわらず、バージョン 3.1 以降のデータセンターに対して有効になります。この機能に より、複数クラスターのホストネットワーク設定間で矛盾が発生しないようにします。 バグを報告する 3.3. ストレージの機能 G lu st er ボリュームの非同期タスク管理 Gluster ボリュームの非同期タスク管理により、ボリュームの再分散や Gluster 操作や Gluster ボリュームでのブリックの削除が可能になります。 複数のストレージドメイン 「複数のストレージドメイン」機能では、仮想マシンが同じデータセンター内にある複数のスト レージドメインをまたいでディスクを使用できるようにします。 En g in e 用の読み取り専用ディスク 「Engine 用の読み取り専用ディスク」機能は、Red Hat Enterprise Virtualization Manager (Engine) に VD SM にある読み取り専用ディスク機能を提供します。 シングルディスクスナップショット 「シングルディスクスナップショット」機能により、カスタマイズしたスナップショットを作成 できるようになりました。この機能では、スナップショットを取得するディスクを選択できま す。 15 Red Hat Ent erprise Virt ualiz at ion 3.4 Manager リリースノート B Z #109 09 14 : ET L サービスが o virt - en g in e- d wh をアップグレードする必要があるとのメッ セージを表示 Manager を 3.4.0 にアップグレードすると、ETL サービスから以下のエラーが返されていまし た。 You have upgraded your oVirt Engine and now require an upgrade of the ovirt-engine-dwh package. Upgrade using yum and run ovirtengine-dwh-setup. Service will now exit. 3.4.0 でアップグレードのフローが変更されたため、以下のいずれかの手順を実行してください。 手順3.1 rh vm- d wh - set u p のアップグレード 1. 以下のいずれかを実行します。 A. D WH のみを使用する場合、rhevm-dwh-setup をインストールします。 B. D WH と Reports の両方を使用する場合は、rhevm-dwh-setup と rhevm-reportssetup をインストールします。 2. その後、engine-setup を実行して、パッケージを 3.4.0 に更新して D WH サービスを開 始してください。 B Z #105389 0: p vresiz e を実行することで正しいストレージドメイン情報を取得 ストレージ側から LUN を拡張した後、ストレージドメインの正しいボリュームグループサイズを 取得するには pvresi ze を実行してください。 B Z #10834 76 : ストレージドメインの混在が可能 以前のリリースはブロックドメインでシンプロビジョニングされたディスクの容量が上限に近づ くと、そのディスクを実行するホストが SPM (Storage Pool Manager) に対してボリュームを 拡張するように要求していました。これは、mailbox と呼ばれるマスターのストレージドメイン にある事前定義済みのボリュームにメッセージを書き込むことで行われていました。その後に SPM がこの mailbox を監視して、拡張要求を処理していました。 Red Hat Enterprise Virtualization 3.4 では、ストレージドメインの混在機能が導入され、マス ターのファイルドメインがブロックドメインを管理できるようになっています。 Red Hat Enterprise Virtualization Manager 3.4 はストレージドメインの種類に関わらず、マス ターのストレージドメインを mailbox に作成します。 B Z #75354 1: iSC SI ターゲットのマルチパス化サポート 以前のリリースでは、Red Hat Enterprise Virtualization では、使用するインターフェースが 1 つのみであるため iSCSI ターゲットへのパスは1 つしか設定できませんでした。これは、単一障 害点 (SPOF) でした。複数のパスを使用することで、自動フェイルオーバーが可能になり、ス ループットが改善されています。 Red Hat Enterprise Virtualization Manager では、データセンター タブの下に i SC SI マル チパス と呼ばれるサブタブが追加されました。ここから、iSCSI のマルチパス設定を目的とし て、論理ネットワークや iSCSI ストレージ接続のグループを作成/管理できるようになりました。 このようなグループは「iSCSI ボンディング」として知られています。ボンディングされたター ゲットが設定されると、Engine は同じ iSCSI ボンディングの論理ネットワークに関連する NIC や VLAN をそれぞれ使用して、ボンディングされた各ターゲットに対して各ホストの接続を試行 します。 バグを報告する 16 第3章 新機能 3.4 . 仮想化機能 O p en SU SE および U b u n t u 向けのゲストエージェント OpenSUSE と Ubuntu に対するゲストエージェントは、これらの Linux ディストリビューショ ンに対して ovirt-guest-agent パッケージを提供します。 SPIC E プロキシ SPICE プロキシは、SPICE クライアントが使用するプロキシを定義して仮想マシンに接続できる ようにします。SPICE プロキシは、ハイパーバイザーが設定されているネットワーク外で使用す る場合 (ユーザーポータルを使用する場合など) に便利です。 SSO ( シングルサインオン) のメソッド制御 SSO (シングルサインオン) メソッド制御により、さまざまな SSO メソッドをユーザーインター フェースから切り替えることができます。初版のパッチは、ゲストエージェントの SSO (現在の アプローチ) の切り替えと SSO の無効化のみが可能です。 in it の永続化 「init の永続化」機能は、Windows Sysprep および Cloud-Init データをデータベースに永続的 に保存できるようにします。このデータを永続保存することで、管理者は仮想マシンの初期化テ ンプレートを作成することができます。 ゲストのリブート 「ゲストのリブート」機能により、1 つのコマンドで仮想マシンを再起動することができるよう になりました。 テンプレートのバージョン管理 「テンプレートのバージョン管理」機能では、既存のテンプレートに新しいバージョンを追加す ることができます。仮想マシンを 1 つ選択して サブテンプレートバージョンとして作成 チェックボックスにチェックを入れ、選択した仮想マシンをベースに新しいバージョンのテンプ レートを作成します。 B Z #10326 79 : スナップショットから仮想マシンのディスクを除外 以前のリリースでは、スナップショットには、ある時点における仮想マシンとその仮想マシンに アタッチされた全ディスクの設定が含まれていました。全ディスクを含む仮想マシン全体で、ス ナップショットの作成、プレビュー、コミットを実行する必要がありました。 「シングルディスクスナップショット」機能により、スナップショットから複数のディスクを除 外できるようにすることで制約をなくしています。 また、この機能では複数のスナップショットからの設定やディスクで作成されたカスタマイズの スナップショットを作成することもできます。 B Z #878705: 読み取り専用ディスク 仮想マシンに読み取り専用ディスクをアタッチできるようになりました。これにより、仮想マシ ン (ユーザー) のアクションやディスクの使用率を制限することができます。 これは、ディスクだけのプロパティではなく、ディスクと仮想マシンの両方に関わるプロパティ で、1 つの仮想マシンに「rw」、別の仮想マシンに「ro」としてディスクをアタッチできます。 ジャーナリングしたファイルシステムをマウントするには、読み取りおよび書き込みアクセスが 必要なため、このようなファイルシステム (例: ext3、ext4、xfs) を含むゲストディスクには、読 み取りオプションの使用は適していません。 17 Red Hat Ent erprise Virt ualiz at ion 3.4 Manager リリースノート バグを報告する 3.5. サービスレベルアグリーメントおよびスケジュール 仮想マシンのアフィニティ 「仮想マシンのアフィニティ」機能では、アフィニティのルールおよびアフィニティ以外のルー ルを仮想マシンに適用して、同じハイパーバイザーホストで実行する仮想マシンがどれで、違っ たホストで別途実行する仮想マシンがどれかを手動で定義することができます。 電源オフ機能 電源オフ機能が電源ポリシーに追加されました。この機能は、ホストのシャットダウンを可能に して、全仮想マシンを別の場所に移行する準備として Engine がホストを削除できるようにしま す。 仮想マシンの均等分散 ホスト毎の仮想マシン数をベースとした仮想マシンの均等分散機能では、仮想マシンの数に基づ いて仮想マシンを均等に分散するクラスターポリシーを提供しています。 高可用性仮想マシンの確保 仮想マシンの高可用性予約とは、高可用性の仮想マシンを実行しているホストで障害が発生した 場合に、クラスター内のホストがこれらの高可用性の仮想マシンをホストできるように、利用可 能なリソースを確保するメカニズムです。 セルフホストエンジンのメンテナンスフロー セルフホストエンジンのメンテナンスフローは、ホストエンジンシステムに関する追加情報を Engine に報告して、Engine によりホストエンジンのメンテナンスモードを制御できるようにし ます。 バグを報告する 3.6. ユーザーエクスペリエンスの向上 ユーザーインターフェースの更新同期 「ユーザーインターフェースの更新同期」機能により、特定のアクションやイベントの発生時に ユーザーインターフェースが更新されないというユーザーインターフェースの一貫性の問題が解 決されました。この機能により更新ロジックが一元化されています。 低解像度のサポート 「低解像度サポート」機能により、解像度の低さが原因でタブバーやアクションメニューが他の ユーザーインターフェース要素と重ならないように折り返されていた問題が解決されました。タ ブにはスクロール可能なタブバーを、アクションメニューにはカスケード型のメニューバーを追 加することで正しく機能するようになっています。 バグを報告する 18 第4 章 テクニカルノート 第4章 テクニカルノート 4 .1. テクニカルノート 4 .1.1. テクニカルノート 高可用性の仮想マシンの自動再起動 以前のリリースではホストのコミットメモリーは、電源の遮断直後に削除されませんでした。 これにより、ホスト稼働時のコミットメモリーが多かった場合、停電直後にホスト上の仮想マシ ンを起動することができませんでした。このホストで高可用性の仮想マシンがあり、クラスター に有効なホストがない場合に仮想マシンを再起動できないために、高可用性の仮想マシンが自動 的に再起動されませんでした。 今回のリリースではホストのコミットメモリーを消去してから、ホストのクラッシュ前に実行し ていた高可用性の仮想マシンを再起動するようになりました。 クラスター内で唯一有効なホストが停電などでクラッシュした場合、ホストで実行している高可 用性仮想マシンは、ホストの再起動時に自動的に再起動されるようになりました。 R EST API の JSO N サポート JSON が REST API でサポートされるようになりました。REST API の以前のバージョンでは、 REST API は JSON 形式をすでにサポートしていましたが、XML 形式で使用する要素や属性名と 同じものが使用されていませんでした。Red Hat Enterprise Virtualization 3.4 から JSON 形式 がサポートされ、XML と同じ名前要素と属性名が使用されています。 アクティブな仮想マシンに対して提供されるようになった O VF ファイル記述子データ REST API で、アクティブな仮想マシンの OVF ファイル記述子データが提供されるようになりま した。 再起動後のメンテナンスモードの持続 以前のリリースでは、再起動後、ホストのステータスが UP に設定されていました。これは、再 起動後にホストのステータスが維持されていなかったことを意味します。 更新によりこの動作が変更され、例えばステータスがメンテナンスモードのホストは、再起動後 もメンテナンスモードが保持されるようになりました。 D ell Eq u allo g ic iSC SI SAN 向けの iSC SI マルチパス化 以前のリリースでは、Red Hat Enterprise Virtualization では、iSCSI ターゲットへのパスは イ ンターフェース 1 つのみを使用するため 1 つしか設定できませんでした。これは、単一障害点 (SPOF) でした。複数のパスを使用することで、自動フェイルオーバーが可能になり、スルー プットが改善されています。 Red Hat Enterprise Virtualization Manager では、データセンター タブの下に i SC SI マル チパス と呼ばれるサブタブが追加されました。ここから、論理ネットワークや iSCSI ストレー ジ接続のグループを作成/管理して iSCSI のマルチパスを設定できるようになりました。このよう なグループは「iSCSI ボンディング」として知られています。iSCSI ボンディングが設定される と、Engine は同じ iSCSI ボンディングの論理ネットワークに関連する NIC/VLAN をすべて使用 して、ボンディングされた各ターゲットへの各ホストの接続を試行します。 19 Red Hat Ent erprise Virt ualiz at ion 3.4 Manager リリースノート 注記 再インストールなしにこの機能を利用することができます。 読み取り専用ディスク 仮想マシンに読み取り専用ディスクをアタッチできるようになりました。これにより、仮想マシ ン (ユーザー) のアクションやディスクの使用率を制限することができます。 これは、ディスクだけのプロパティではなく、ディスクと仮想マシンの両方に関わるプロパティ で、1 つの仮想マシンに RW、別の仮想マシンに RO としてディスクをアタッチできます。 注記 ジャーナリングしたファイルシステムをマウントするには、読み取りおよび書き込みアク セスが必要なため、このようなファイルシステム (例: ext3、ext4、xfs) を含むゲストディ スクには、読み取りオプションの使用は適していません。 シングルディスクスナップショット 以前のリリースでは、スナップショットには、ある時点における仮想マシンとアタッチされた全 ディスクの設定が含まれていました。 そのため、全ディスクを含む仮想マシン全体で、スナップショットの作成、プレビュー、コミッ トを実行する必要がありました。 この「シングルディスクスナップショット」機能により、スナップショットから複数のディスク を除外可能になり、上記の制約をなくすことができています。 またこの機能では新たに複数のスナップショットからの設定やディスクで作成されたカスタマイ ズのスナップショットを作成することもできます。 アンプラグサポートの廃止、ホットプラグのサポート 以前のリリースでは、QEMU が、実行中の仮想マシンからの CPU のアンプラグをサポートして いなくても、操作を実行することが可能でした。このアンプラグ機能は、Red Hat Enterprise Virtualization 3.4 から削除され、アンプラグのオプションがユーザーインターフェースに表示さ れなくなっています。ホットプラグのみがサポートされています。 4 .2. セキュリティ 管理者は、Red Hat Enterprise Virtualization のウォッチリスト から最新のセキュリティアドバイザリを 受信することができます。Red Hat Enterprise Virtualization 製品に関する新規セキュリティアドバイザリ をメールで受信するには、http://www.redhat.com/mailman/listinfo/rhev-watch-list/ のフォームで登録し て、Red Hat Enterprise Virtualization ウォッチリストをサブスクライブしてください。 バグを報告する 20 改訂履歴 改訂履歴 改訂 3.4 - 9 .1 T u e Jan 06 2015 R ed H at Lo caliz at io n Services バージョン 3.4-9 を日本語に翻訳 改訂 3.4 - 9 Fri 31 O ct 2014 RHEV for IBM Power のサポートを追加 Ju lie Wu 改訂 3.4 - 8 本ガイドを再ビルド Ju lie Wu T u e 07 O ct 2014 改訂 3.4 - 7 Wed 01 O ct 2014 Ju lie Wu BZ #1110785: RHSM セクションのチャンネル名の全リストを更新 改訂 3.4 - 6 rhevm-doc のビルド Fri 13 Ju n 2014 Z ac D o ver 改訂 3.4 - 5 3.4 GA 向けにビルド Wed 11 Ju n 2014 An d rew B u rd en 改訂 3.4 - 3.1 Wed Ju n 11 2014 R ed H at Lo caliz at io n Services 3.4-3 を日本語に翻訳 改訂 3.4 - 3 Wed 16 Ap r 2014 An d rew D ah ms BZ #1088058: Red hat Enterprise Virtualization ベータ版および更新されたチャンネル名に関する記載を 削除 改訂 3.4 - 2 重複している内容を削除 T u e 1 Ap r 2014 改訂 3.4 - 1 Su n 23 Mar 2014 リリース 3.4 ベータ版の初版作成 An d rew D ah ms Jo d i B id d le 21
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