* T B 1 0 5 - M0 1 J A - 0 4 * **2014 年 11 月 01 日(第 4 版) *2013 年 12 月 18 日(第 3 版) 承認番号:22400BZX00410000 機械器具 47 注射針及び穿刺針 高度管理医療機器 経中隔用針 JMDN コード:70209000 (高度管理医療機器 アブレーション向け循環器用カテーテル JMDN コード:35855000) 再使用禁止 NRG RFトランスセプタルニードル 【警 告】 1. 本品は血管造影術及び経皮的インターベンション術に精通し た医師のみが使用すること [誤使用等により重篤な有害事象 が発現する恐れがあるため]。 2. 本品使用時には、医療関係者及び患者に対し X 線被曝の影 響が最小限になるような対策を講ずること [本品使用時には 継続的な造影が必要となり、相当量の X 線被曝の可能性が あるため]。 3. *「BMC RF ジェネレーター」を併用する場合、1 回目の穿刺で は、高周波発生器の出力を 10W 以下とすること [過度の出力 により、有害事象が発現する恐れがある]。 4. *「BMC RF ジェネレーターⅡ」を併用する場合、1 回目の穿刺 では、モードに関わらず 2 秒を超える通電時間設定にしないこ と [過度の出力により、有害事象が発現する恐れがある]。 5. 本 品 と接 続 する 血 圧 監 視 装 置 等 の 医 用 電 気 機 器 は 、 IEC 60601 もしくは同等の規格に適合していること [患者または医 療関係者への安全性が保てなくなる恐れがあるため]。 6. 接続ケーブルを再使用する前には、【保守・点検に係る事項】 に記載の方法で洗浄及び滅菌を行うこと [感染症等の有害 事象が発現する恐れがあるため]。 【禁忌・禁止】 1. 適用対象(患者) (1) 心房内バッフル、心房中隔パッチまたは心房中隔欠損閉鎖器 具が使用されている患者 [本品の生体組織以外への穿刺の有 効性は認められていないため]。 (2) 左心房血栓又は粘液腫を有する患者 [血栓症または塞栓症 発症の恐れがあるため]。 (3) 抗血小板療法または抗凝固療法が禁忌である患者[本品を用 いた手技では抗凝固処置が必要となるため]。 (4) 菌血症または敗血症の患者[全身状態を悪化させる恐れがある ため]。 2. 適用対象(使用方法) ・ 本品を心房中隔穿刺以外の目的で使用しないこと[本品の適 応外使用は重大な有害事象を引き起こすことがあるため]。 3. 使用方法 (1) 本品を改造しないこと[本品の安全性が損なわれる恐れがある ため]。 (2) 穿刺針を再滅菌または再使用しないこと[感染症等の有害事象 が発現する恐れがあるため]。 (3) 本品の包装に損傷等が認められる場合には使用しないこと[本 品の無菌性が損なわれている可能性があり、感染症等の有害 事象が発現する恐れがあるため]。 4. 併用医療機器 (1) 穿刺針を専用の接続ケーブル以外の医療機器と接続して使用 しないこと[患者または操作者が感電する恐れがある]。 (2) 専用の接続ケーブルを穿刺針または専用の高周波発生装置 以外に接続しないこと[患者または操作者が感電する恐れがあ るため][適合性が確認されていないため]。 【形状・構造及び原理等】 <形状図> 有効長:56cm、71cm、89cm、98cm 1/2 本品の遠位端は以下のいずれかのカーブ形状をとる。 <原材料>(血液・体液接触部) ステンレススチール、PTFE、スチレンブタジエン共重合体、プラチ ナ・イリジウム合金 <作動原理> 心房中隔に一時留置した遠位端チップより、本品専用の高周波発 生装置より発生する高周波エネルギーを通電、焼灼することで心房 中隔に開存孔を作成する。 <併用医療機器> *本品と組み合わせて使用する高周波発生装置は以下のとおりであ る。 販売名 製造販売業者 承認番号 BMC RF 日本ライフライン 22400BZX00411000 ジェネレーター 株式会社 BMC RF 日本ライフライン 22500BZX00493000 ジェネレーターⅡ 株式会社 *適合する接続ケーブル 組み合わせて使用する 高周波発生装置 BMC RF ジェネレーター BMC RF ジェネレーターⅡ 接続ケーブルの 販売名 NRG RFトランス セプタルニードル BMC RF ジェネレーターⅡ 接続ケーブルの 型番 RFP-102 RFP-103 RFX-BAY-TS 【使用目的、効能又は効果】 本品は、経皮的僧帽弁拡張術等や、経心房中隔壁的にカテーテル 等を右房から左房へ挿入するための心房中隔孔を作製する場合に 使用する。 【品目仕様等】 1. 以下の項目につき ISO 10555-1(1995)に適合する (1) 液漏れ(4.6.1 項) (2) 空気漏れ(4.6.2 項) (3) 接合部強度(4.5 項) 2. 以下の項目につき IEC 60601-2-2(2009)に適合する。 (1) 漏れ電流(201.8.8.3.102 項) (2) 絶縁特性(201.8.8.3.103 項) (3) 耐電圧(201.8.8.3.104 項) 【操作方法又は使用方法等】 1. 清潔野において本品を無菌的に開封する。 2. 使用前にヘパリン添加生理食塩水で本品を完全にフラッシュ する。 3. 経中隔シース及びダイレータ(いずれも本品に含まれない)を 大腿静脈より挿入し、ガイドワイヤ(本品に含まれない)に沿っ て X 線透視下にて上大静脈(SVC)内に送達する。 4. 穿刺針の遠位端チップがちょうどダイレータの中に位置するよ うに、穿刺針をシース/ダイレータを通じて挿入する。この位 置に進めながら、穿刺針に抵抗なくねじりや回転が行えること を確認すること。 5. 圧モニタリングシステム(本品に含まれない)を併用する場合 には、圧モニタリングシステムのルアーコネクタを本品のハンド ル部のルアーロックに接合し、回転させしっかりと接続する。 6. 穿刺針を接続ケーブルと接続する。接続ケーブルが高周波 発生装置の適切なポートに接続されていることを確認すること。 20. 高周波発生中は接続ケーブルを取り外さないこと。 高周波発生装置の使用方法にも従うこと。 21. 接続ケーブルを取り外す際はコネクター部を持って取り外すこ X 線透視下にて、穿刺針/シース/ダイレータの遠位端を卵 と。コード部を引っ張ると接続ケーブルが損傷する可能性があ 円窩部分の中隔を捉えるように配置する。 る。 8. 高周波発生装置より高周波を送達し、中隔を介し穿刺針を左 22. 接続ケーブルのピンを破損する恐れがあるので、高周波発生 心房まで進める。 装置への接続又は取り外し時に接続ケーブルをねじらないこ 9. タ イ マ ー 終 了 前 で も 、 高 周 波 発 生 装 置 の 出 力 は 、 装 置 の と。 ON/OFF ボタンで止めることができる。 23. 体位変換時や術者などの足が対極板のコードに引っかかるな 10. X 線透視にて左心房への穿孔を確認することができる。さらに、 ど、コードが引っ張られやすい状況下では、対極板がはがれ 左心房圧モニタリング、穿刺針を介した少量の造影剤注入ま る可能性があるので注意すること。 たは血液採取によってもさらなる確認をすることが可能であ る。 <不具合・有害事象> 11. 左心房内への穿刺の成功が確認されれば、穿刺針を高周波 本品の使用に伴い以下のような有害事象の可能性がある。 出力無しに注意深く進めることができる。 12. 穿刺部を拡張するために、穿刺針に沿って経中隔ダイレータ **<不具合> を進める。 ・キンク ・電極導線部の断線 13. 穿刺針をゆっくり抜去する。 ・ケーブルの接続不良 ・インピーダンス異常 ・挿入/抜去困難 ・先端部の断裂 【使用上の注意】 ・遠位部チップの離脱 ・被覆材の剥がれ 1. 本品の使用により発生する有害事象等の内容及びその発生 ・出力不良 率がより高いと考えられる状態の患者に対しては、本品による 7. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 18. 19. 効能及び効果を鑑み、その使用を慎重に検討すること。 *本品及び併用する医療機器について、使用前に適合性を 確認し、それぞれの添付文書等を参照すること。 本品は、高周波による心房中隔穿刺につき訓練された医師に より、十分な設備の整った場所にて使用すること。 使用前に滅菌包装に損傷がないか確認すること。損傷がある 場合には製品を使用しないこと。 使用前に本品を目視にて確認すること。損傷等が認められた 場合には使用しないこと。 ラベルに表示されている使用期限を超えたものは使用しない こと。 本品は併用医療機器に示す高周波発生装置とのみ組み合 わせて使用できる。それら以外のものとは併用しないこと。 併用する対極板の添付文書等を読み、その手順に従うこと。 ANSI/AAMI HF-18 または IEC 60601-2-2 に適合した対極板 のみが使用できる。 対極板の貼付位置(大腿部や臀部等)によってはインピーダ ンスが高くなる可能性があることに留意すること。 発火の可能性を防ぐために、高周波発生中は処置室内に可 燃性物質がないように注意すること。 併用する高周波発生装置により発生する他の機器に対する 電磁干渉の影響を最小限とするよう注意を払うこと。患者に用 いる他の生理学的監視装置や医用電気機器と組み合わせて 使用したときの適合性と安全性を確認すること。 高周波発生中も体表面心電図を絶えずモニターするために、 適切なフィルターを用いること。 心臓における損傷または心タンポナーデを防ぐために、本品 の操作は慎重に行うこと。本品の挿入は透視下にて行わなけ ればならない。もし抵抗が感じられた場合には、過剰な力で挿 入または抜去を行わないこと。 心房中隔に対し、本品の遠位端が安定した位置に到達する 前に穿刺を試みないこと。 本品を用い、5 回を越えて高周波による穿刺を試みることは推 奨されない。 *本品を曲げないこと。本品を過剰に曲げたり捩ったりすると本 品の本来の状態が損なわれ、患者に健康被害を及ぼす恐れ がある。本品の操作は慎重に行うこと。本品の損傷や破損に つながる恐れがあるため、特に先端部に力を加えないよう注 意すること。 高周波発生装置は大きな電気的エネルギーを発生する。 特に高周波発生時に、不適切な本品及び対極板の取り扱 いを行うことで、患者または操作者に健康被害が生じる恐れ がある。 高周波発生時に患者は接地された金属表面に接触してはな らない。 標準設定時に出力が明らかに低いときや、構成品が適切に 機能しないときは、対極板の不完全な適用、導電不良、また は本品遠位端部の不完全な組織接触が疑われる。構成品に 明らかな欠陥や誤適用がないか確認すること。または心房中 隔に対する本品の遠位端位置がより良くなるよう試みること。こ れらを試しても依然出力が低い場合にのみ出力を上げるこ と。 <有害事象> ・死亡 ・弁損傷 ・心タンポナーデ ・血管内血栓形成 ・血管裂傷/穿孔/解離 ・気胸 ・血管攣縮 ・動静脈瘻 ・出血性合併症 ・血栓塞栓症 ・血腫 ・心筋梗塞/狭心症 ・敗血症/感染症 ・心筋穿孔 ・脳梗塞/脳血管障害 ・穿刺部合併症 ・心室細動を含む不整脈 ・疼痛または圧痛 ・植込み型ペースメーカ、ICD の作動不良 ・造影剤又は他薬剤に対するアレルギー反応 【貯蔵・保管方法及び使用期間等】 1. 保管方法 本品を保管するときは次の事項に注意すること。 (1) 高温多湿および直射日光及び水ぬれを避けて、気圧、風 通し、埃、塩分、イオウ等を含んだ空気などにより悪影響 の生じる恐れのない場所で保管すること。 (2) 傾斜、振動、衝撃(運搬時を含む)などを避け、安定した 状態で保管すること。 (3) 化学薬品の保管場所やガスの発生する場所を避けて保 管すること。 2. 有効期限 本品の包装に記載している使用期限を超えて使用しないこと。 【包 装】 1 個装 【主要文献及び文献請求先】 <主要文献> Wrinkle RA, et al, The use of a radiofrequency needle improves the safety and efficacy of transseptal puncture for atrial fibrillation ablation, Heart Rhythm, Vol. 8, pp. 1411-1415, 2011 <文献請求先> 日本ライフライン株式会社 EP/ABL 事業部 〒140-0002 東京都品川区東品川二丁目 2 番 24 号 天王洲セントラルタワー 電話:03-6711-5231 【製造販売業者及び製造業者の氏名又は名称及び住所等】 製造販売業者:日本ライフライン株式会社 〒140-0002 東京都品川区東品川二丁目 2 番 20 号 天王洲郵船ビル 電 話:03-6711-5200 製造業者:ベイリス メディカル カンパニー インク (Baylis Medical Company Inc.) 国 名:カナダ 2/2
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