自己評価・学校関係者評価 - 盛岡情報ビジネス専門学校

平成25年度
盛岡情報ビジネス専門学校
自己点検・評価委員会結果報告書
平成26年3月
平成25年度自己点検・評価結果報告について
ここに学校法人龍澤学館盛岡情報ビジネス専門学校の自己点検・評価結果を公表致します。
平成26年9月30日
学校法人龍澤学館
理事長
龍澤
正美
1. 学校の教育目標
人として不変の価値を追求するために、今社会にもっとも必要とされる「気づき、挑戦し続ける人」
の育成を実現する。 また教育内容が職業教育となるよう、一人ひとりの基礎力・実践力・技術力・
人間力を伸ばし、社会・企業が求める人材育成を目指す。
2. 本年度に定めた重点的に取り組むことが必要な目標や計画
人格形成において重要となる「基礎能力」、「人間力」の指導を強化し社会で即戦力として活躍で
きる人材を育成するために教養・表現の指導を徹底するとともに、就職指導の体系化を図り、企業
や外部との接点を増やし、学生が社会経験できる環境を設定する。
3. 評価項目の達成及び取り組み状況
※適切:4、ほぼ適切:3、やや不適切:2、不適切:1
(1) 教育理念・目標
評価項目
自己点検・
評価結果※
1
学校の理念・目的・人材育成像は定められているか
(専門分野の特性が明確になっているか)
4
2
学校における職業教育の特色は何か
4
3
社会経済のニーズ等を踏まえた学校の将来構想を抱いているか
4
4
5
学校の理念・目的・育成人材像・特色・将来構想などが学生・保護者等に
周知されているか
各学科の教育目標、育成人材像は、学科等に対応する業界のニーズに向け
て方向づけられているか
3
4
課 題
教育理念、取り組み内容について年度当初に情報開示を行っているが、HP・パンフレット・広
報資料など一般的な媒体を使用して継続的な開示が必要と考える。
改善策
教育目的・目標、実施・教育計画を明文化し、広報媒体を活用して学校の教育目的や目標を
広く開示すると同時に、学生の保護者やステークホルダに対して説明会さらに充実させる方
向で検討する。
(2) 学校運営
評価項目
自己点検・
評価結果※
1
目的等に沿った運営方針が策定されているか
4
2
運営方針に沿った事業計画が策定されているか
4
3
運営組織や意思決定機能は、規則等において明確化されているか、有効に
機能しているか
3
4
人事、給与に関する規定等は整備されているか
4
5
教務・財務等の組織整備など意思決定システムは整備されているか
3
6
業界や地域社会等に対するコンプライアンス体制が整備されているか
3
7
教育活動等に関する情報公開が適切になされているか
3
8
情報システム化等による業務の効率化が図られているか
4
課 題
改善策
組織体制は整備されているが、規則等を明確にしていないところもあるため整備を要する。
意思決定についても管理職が横断的に判断しているケースがあるため、体制および責任の
所在含め明確にすることが必要である。
組織、意思決定機能を明確にするだけでなく、有効に機能させるべく体系化を図る。また、教
育活動の情報公開をホームページのみならず広報媒体を活用して段階的に開示していくよう
検討する。
(3)教育活動
評価項目
自己点検・
評価結果※
1
教育理念等に沿った教育課程の編成・実施方針等が策定されているか
3
2
教育理念、育成人材像や業界ニーズを踏まえた学科の修業年限に対応した
教育到達レベルや学習時間の確保は明確にされているか
3
3
学科等のカリキュラムは体系的に編成されているか
4
4
5
6
キャリア教育・実践的な職業教育の視点に立ったカリキュラムや教育方法
の工夫・開発などが実施されているか
関連分野の企業・関係施設等や業界団体等との連携により、カリキュラム
の作成・見直し等が行われているか
関連分野における実践的な職業教育(産学連携によるインターンシップ、
実技・実習等)が体系的に位置づけられているか
3
4
4
7
授業評価の実施・評価体制はあるか
4
8
職業教育に対する外部関係者からの評価を取り入れているか
4
9
成績評価・単位認定、進級・卒業判定の基準は明確になっているか
4
資格取得等に関する指導体制、カリキュラムの中での体系的な位置づけは
あるか
人材育成目標の達成に向け授業を行うことができる要件を備えた教員を確
11
保しているか
関連分野における業界等との連携において優れた教員(本務・兼務含む)
12
を確保するなどマネジメントが行われているか
関連分野における先端的な知識・技能等を修得するための研修や教員の指
13
導力育成など資質向上のための取組が行われているか
10
14 職員の能力開発のための研修等が行われているか
4
4
3
3
3
課 題
IT分野における技術は日進月歩で常に最新のカリキュラムを提供する必要があり、それに対
応させていくことは常に課題とされるところである。指導者の育成に今まで以上に時間を割い
ていくことが必要とされる。
改善策
職員のスキル向上に関する研修を継続的に実施するとともに、人材確保のため企業等との
繋がりを密にして、指導者の人材確保を実施するよう検討する。
(4) 学修成果
評価項目
自己点検・
評価結果※
1
就職率の向上が図られているか
4
2
資格取得率の向上が図られているか
3
3
退学率の低減が図られているか
3
4
卒業生・在校生の社会的な活躍及び評価を把握しているか
2
卒業後のキャリア形成への効果を把握し学校の教育活動の改善に活用され
2
ているか
学生へのフォロー体制は整備しているが、退学者の低減には変化が見られない。また、卒業
課 題 生の動向を把握する体制が体系化されておらず、キャリア形成への効果をすべて把握するこ
とは困難な状況である。
5
改善策
学生へのフォローを早い段階で実施するよう努めるとともに、教育の効果における検証を実
施し、更にカリキュラムへ反映させるよう継続的に検討する。
(5) 学生支援
評価項目
自己点検・
評価結果※
1
進路・就職に関する支援体制は整備されているか
4
2
学生相談に関する体制は整備されているか
4
3
学生に対する経済的な支援体制は整備されているか
4
4
学生の健康管理を担う組織体制はあるか
3
5
課外活動に対する支援体制は整備されているか
4
6
学生の生活環境への支援は行われているか
3
7
保護者と適切に連携しているか
3
8
卒業生への支援体制はあるか
3
9
社会人のニーズを踏まえた教育環境が整備されているか
4
高校・高等専修学校等との連携によるキャリア教育・職業教育の取組が行
4
われているか
健康管理を担う体制を担う体制を取っているが十分ではなく、体調不良者への対応しか実施
課 題 できていない状況である。卒業生に対しての支援についても、講座等検討していく必要があ
る。
在校生の生活面における状況把握を行うべく、保護者とも連携を図ることを検討していく。ま
改善策 た、卒業生についても担任および就職課より状況を把握し、生涯教育の一環として講座の実
現を段階的に行えるよう検討していく。
10
(6) 教育環境
評価項目
自己点検・
評価結果※
1
施設・設備は、教育上の必要性に十分対応できるよう整備されているか
3
2
学内外の実習施設、インターンシップ、海外研修等について十分な教育体
制を整備しているか
3
3
防災に対する体制は整備されているか
3
課 題
学生数に対する共有施設・設備は十分ではない箇所がある。防災についても継続的な対策
を施す必要がある。
改善策
施設については必要となる箇所の整備を定期的に実施する。学内外の実習・研修について
も段階的に事前研修を行うよう努める。防災に関する体制が取れるよう継続的に検討を行
う。
(7) 学生の受入れ募集
評価項目
自己点検・
評価結果※
1
学生募集活動は、適正に行われているか
4
2
学生募集活動において、教育成果は正確に伝えられているか
4
3
学納金は妥当なものとなっているか
3
課 題
社会のニーズを捉え学納金は毎年精査する必要があるがあるか検討する。
改善策
学納金の設定において事前の協議を段階的に実施していく。
(8) 財務
評価項目
自己点検・
評価結果※
1
中長期的に学校の財務基盤は安定しているといえるか
4
2
予算・収支計画は有効かつ妥当なものとなっているか
4
3
財務について会計監査が適正に行われているか
4
4
財務情報公開の体制整備はできているか
4
課 題
法人本部で財務について適正に管理しており、財務情報についてはホームページで公開し
ている。
改善策
法人本部と今後も連携を図っていく。
(9) 法令等の遵守
評価項目
自己点検・
評価結果※
1
法令、専修学校設置基準等の遵守と適正な運営がなされているか
4
2
個人情報に関し、その保護のための対策がとられているか
3
3
自己評価の実施と問題点の改善を行っているか
4
4
自己評価結果を公開しているか
4
課 題
個人情報の管理について職員個々にデータを持たないよう徹底するとともに、クラウド等リス
ク移転も検討しなければならない。
改善策
個人情報の管理についての規定を設ける方向で検討する。
(10) 社会貢献・地域貢献
評価項目
自己点検・
評価結果※
1
学校の教育資源や施設を活用した社会貢献・地域貢献を行っているか
4
2
学生のボランティア活動を奨励、支援しているか
4
3
地域に対する公開講座・教育訓練(公共職業訓練等を含む)の受託等を積
極的に実施しているか
4
課 題
支援や講座等さらに増やしていく必要がある。
改善策
中長期で地域活性、人材育成につながる支援活動を継続していく。ボランティアについてもよ
り多くの関わりが持てるよう検討を継続する。
(11) 国際交流
評価項目
自己点検・
評価結果※
1
留学生の受入れ・派遣について戦略を持って行っているか
4
2
留学生の受入れ・派遣、在籍管理等において適切な手続き等がとられてい
るか
4
3
留学生の学修・生活指導等について学内に適切な体制が整備されているか
3
4
学習成果が国内外で評価される取組を行っているか
3
課 題
在籍する留学生と日本人学生との交流がまだまだ不十分である。今後交流を推進し、相互
理解を深めていく必要がある
改善策
留学生との交流を深め、国際意識の受容を図る。また、日本人学生にも長期・短期における
留学制度を実現することで、今後のグローバル化に対応できる人材育成および組織となるよ
う継続的に取り組んでいく。
4. 学校評価の具体的な目標や計画の総合的な評価結果
継続的に自己点検評価を実施する中で、教育における質の向上は図られている。ただし、教育環
境において整備が必要とされるものについては今後検討していく予定とする。一部体系化が図れて
いない個所があるためカリキュラム編成委員中心に具体的な対応策を継続的に検討していく。
また、学校として社会のニーズを常に捉える体制を強化すべく、内外からの有識者の意見を取り入
れ、地域社会・企業との連携を強めていけるよう努めていく。
教育・学校運営における取組についてステークホルダに伝えることも継続的に実施していく方向で
検討する。
学生の受け入れ・支援においては社会のニーズを捉え精査すべき内容について段階的に検討を
行う。
平成25年度
盛岡情報ビジネス専門学校
学校関係者評価委員会結果報告書
平成26年8月29日
学校法人
理事長
平成25年度学校関係者評価
学校法人龍澤学館
龍澤学館
龍澤
正美
報告
盛岡情報ビジネス専門学校では、本校規定に基づき、学校関係者評
価委員会を実施いたしました。以下に、その内容についてご報告いたします。
今後は、各評価委員からの意見や指導等を真摯に受け止め、より良い教育、より良い学
校運営を目指し、教職員一同努力してまいります。
引き続き、一層のご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
1.学校関係者評価委員
氏名
企業・団体名
部署・役職
髙橋
義則
株式会社北日本銀行
人事部長
内村
豊
有限会社クリップ
代表取締役社長
高橋
正樹
株式会社アイビーシーソフトアルファ
システム一部課長
平舘
義幸
盛岡情報ビジネス専門学校
卒業生
盛岡情報ビジネス専門学校
卒業生
卒業生
尾田川
裕二
菊池
那紀
盛岡情報ビジネス専門学校
龍澤
正美
学校法人龍澤学館
理事長
龍澤
尚孝
学校法人龍澤学館
本部長
工藤
昌雄
盛岡情報ビジネス専門学校
校長
高田
孝一
盛岡情報ビジネス専門学校
事務局長
谷藤
修栄
盛岡情報ビジネス専門学校
教務部次長
竹村
育貴
盛岡情報ビジネス専門学校
教務部課長
中山
将孝
盛岡情報ビジネス専門学校
教務部主任
細川
潤哉
盛岡情報ビジネス専門学校
教務部主任
乙部
浩
盛岡情報ビジネス専門学校
事務局課長
2.委員会次第
(1)開会
(2)校長挨拶
(3)本部長挨拶
(4)委員紹介
(5)学校関係者評価に係る説明
(6)平成25年度自己点検・評価結果報告ならびに議論
(7)閉会
3.議論内容
本校の教育理念・目標と平成25年度に定めた重点目標と計画について説明を行った後、
「専修学校における学校評価ガイドライン」を踏まえて作成した評価項目による自己点
検・評価の結果に基づき、評価項目ごとに達成状況や取り組み状況、改善策等について、
順次、外部委員の皆様と議論を行った。
①教育理念・目標
「学校の理念・目的・人材育成像は定められているか(専門分野の特性が明確になっ
ているか)」および「各学科の教育目標、育成人材像は、学科等に対応する業界のニーズ
に向けて方向づけられているか」については、明確に定められている。職業実践専門課
程の教育課程編成委員会などでご意見を伺ったり、企業の採用担当者との面談で情報を
収集するなどして常に時代・社会のニーズに合わせた人材の育成を目指しており、外部
委員の皆様からも高い評価を頂いている。
また、「学校の理念・目的・育成人材像・特色・将来構想などが学生・保護者等に周知
されているか」については、「教育理念、取り組み内容を年度当初に情報開示を行ってい
るが、HP・パンフレット・広報資料など一般的な媒体を活用した継続的な開示という
点では課題が残り、特にも卒業生外部委員の皆様から同様のご指摘を頂いた。このため、
教育目的・目標、実施・教育計画を明文化し、広報媒体を活用して学校の教育目的や目
標を広く開示すると同時に、ステークホルダに対して定期的に説明会を実施するよう段
階的に取り組んでいく事としている。
②学校運営
「目的等に沿った運営方針が策定されているか」については、年度末に次年度の運営
方針を教職員間で話し合いを行い、決定をしている。「運営方針に沿った事業計画が策定
されているか」については、中長期的な事業計画策定後、年度ごとに施設環境や教育内
容、学生募集、教員研修などについての実施計画をもとに、龍澤学館法人本部と連携を
図りながら運営を行っている。
「教育活動等に関する情報公開が適切になされているか」については、HP・SNS・
パンフレット・広報資料など一般的な媒体を活用した積極的な情報公開を行っているが、
外部委員より「内容の適切性や効果の検証が行われていない」といったご指摘を頂いた
ため、情報公開の適切性・効果についての検証の仕組み作りについて段階的に取り組ん
でいく事にしている。
「情報システム化等による業務の効率化が図られているか」については、本校は工業
専門課程ということもあり、教員の情報処理のスキルも高く、EUCを実践できており、
業務で使用するシステムについては各外部委員の皆様からも高い評価を頂いた。
③教育活動
「関連分野の企業・関係施設等や業界団体等との連携により、カリキュラムの作成・
見直し等が行われているか」については、職業実践専門課程への取組み以前より、本校
では関連団体等との連携を図っている。また、カリキュラムの作成や見直しについても
職業実践専門課程の教育課程編成委員会や職業教育協定を結んだ各企業・団体などにご
意見を伺いながら改善を繰り返している。外部委員の皆様からも評価を頂いており、今
後もご協力頂くようお願いしている。
「職業教育に対する外部関係者からの評価を取り入れているか」については、インタ
ーンシップ等で職業教育を実施させて頂いた企業・団体様より、学校指定の職場実習評
価票をご提出いただく事としており、頂いた評価・ご意見は学生へのフィードバックと
ともに学生指導の参考資料として活用している。
「関連分野における業界等との連携において優れた教員(本務・兼務含む)を確保す
るなどマネジメントが行われているか」については、非常勤講師を中心として適切な人
材の確保に努めており、今後も高度な技術に対応すべく関係企業や教育課程編成委員会
の皆様のご理解を賜りながら、さらなる人材の確保においてご協力頂くことをお願いし
た。
④学修成果
「就職率の向上が図られているか」については、高い就職率を実現できているが、近
年では特に就職率だけではなく質の向上も求められており、就職率に固執するのではな
く、学生も保護者も満足できる就職を実現することが専門学校の務めであることを確認
した。
「卒業生・在校生の社会的な活躍及び評価を把握しているか」の評価項目のうち、在
校生に関しては状況を把握しているものの、卒業生については正確な把握が出来ていな
い。こちらについては、現在同窓会組織の再編と卒業生の所在の把握、卒業生を対象と
したイベントの実施を計画しており、卒業生との結びつきを強化して活躍状況の把握に
繋げられるよう段階的に実施していく事にしている。
⑤学生支援
「課外活動に対する支援体制は整備されているか」については、本校では地域連携活
動やボランティア活動などが学生自身の成長につながると考えており、積極的に課外活
動の場の提供や支援を行っている。外部委員の皆様からもそうした取組みについて実践
力の向上につながるなど高い評価を得ている。
「学生の健康管理を担う組織体制はあるか」については、現在学生個人の健康状態を
把握する組織体制は無く、体調が崩れてからの対応しかできていない。今後は学生個人
からの聞き取りを行い、教員間で情報を共有する組織体制を段階的に整備していく予定
である。病気等についてはプライベートな事で、学生によっては話しにくいところもあ
るため、各学生の状況に合わせて対応してくとともに、保護者との連携も深めるよう努
めていく。
「保護者と適切に連携しているか」については、定期的に保護者説明会や三者面談を
実施しているが、連携という点においては不十分なのではないかという外部委員からの
ご指摘を頂いた。今後は保護者を対象としたイベントの実施や、保護者との双方向の情
報のやりとりができる仕組み作りを順次行っていく予定である。
「卒業生への支援体制はあるか」については、連絡や問い合わせのあった卒業生への
支援は実施できているものの、学校側からの働きかけによる支援体制は整備されていな
い。現在進行している同窓会組織の再編と卒業生の所在の把握、卒業生を対象としたイ
ベントの実施計画の他、卒業生を対象とした講座の実施を検討し、順次実行していく予
定である。
⑥教育環境
「学内外の実習施設、インターンシップ、海外研修等について十分な教育体制を整備
しているか」の評価項目において、実習設備については定期的に必要箇所の実習設備を
見直し、段階的に整備を実施していく。また、インターンシップや海外研修についても
現在実施をしており、教育体制を整備している。
「施設・設備は、教育上の必要性に十分対応できるよう整備されているか」について
は、学生数に対する共有施設・設備が一部不足している箇所があり、事業計画と合わせ
て、順次改善を図っていく。
「防災に対する体制は整備されているか」については、定期的に避難訓練を実施して
おり、今年度より新たにAEDを設置している。教員がAED取扱いに関する講習会に
参加してAEDの正確な取扱い方法を習得しており、それを教職員に講習している。今
後は学生に対しても使用法の講習会を実施していくことで検討している。
⑦学生の受入れ募集
「学生募集活動は、適正に行われているか」
「学生募集活動において、教育成果は正確
に伝えられているか」に関して、学生募集活動については適正に実施し、教育成果を正確
に伝えていることは高く評価いただいた。
「学納金は妥当なものをなっているか」に関しては、妥当な内容とはなっているが毎
年精査する必要がある旨を今度の課題点として挙げた。外部委員からは特に意見が出なか
ったが、適正な募集活動や社会のニーズに合わせた学納金設定を協議しながら決めていく
ことを確認した。
⑧財務
「中長期的に学校財務基盤は安定しているといえるか」
「予算・収支計画は有効かつ妥
当なものとなっているか」については、より安定性と有効性、妥当性をもった財務計画に
基づき、学校運営していくこととした。
「財務情報公開の体制整備はできているか」に関して、本校及び MCL 専門学校グルー
プとして既に情報公開されていること等に高く評価をいただいた。外部委員の方からは、
情報公開することによって、地域の方々からの見解や評価にもつながるため、正しい情報
を定期的に公開する体制を続けていくべき、との意見をいただき、体制の整備を順次進め
ていくこととした。
⑨法令等の順守
「法令、専修学校設置基準等の順守と適正な運営がなされているか」
「自己評価の実施
と問題点の改善を行っているか」「自己評価結果を公開しているか」については、学校と
しても職員同士でも意識を高く持ちながら実施している項目であったため、高い評価をい
ただいた。
「個人情報に関し、その保護のための対策がとられているか」に関しては、本校の職
員個々のデータ管理の仕方について今後の課題を挙げた。外部委員の方からは、その所属
組織内でも実施している取組みをご紹介いただき、今後は、個人情報保護法の条文等も確
認し、個人情報の保護と利用のバランスを図ることを目的として、個人情報の「安全管理
責任」「利用範囲・目的の明確化」「第三者提供の制限」等を明文化し、職員間でも順守・
徹底を進めていくこととした。
⑩社会貢献・地域活動
「学校の教育資源や施設を活用した社会貢献・地域活動を行っているか」
「学生のボラ
ンティア活動を推奨、支援しているか」に関しては、本校を含む MCL 専門学校グループ
全体としての取組みについて高く評価をいただいた。
「地域に対する公開講座・教育訓練(公共職業訓練等を含む)の受託等を積極的に実
施しているか」に関しては、これまでも複数回、IT 系及びデザイン系の公開講座を県内
各地で実施したことがあり、参加者の方々から高い評価をいただいているが、継続的な取
組みが出来ていなかったことを課題として挙げた。外部委員の方からもぜひ機会を増やす
べき、とのアドバイスをいただき、今後、公開講座の計画立案や実施内容構築等は重点課
題として捉え、中長期で地域活性、人材育成につながる支援活動を継続していくこととし
た。
⑪国際交流
受け入れる留学生の国籍は年々変化しているが、その中でも柔軟に留学生の受入れ及
び派遣について適正な活動・手続きを行っていることから「留学生の受入れ・派遣につい
て戦略を持って行っているか」「留学生の受入れ・派遣、在籍管理などにおいて適切な手
続き等がとられているか」については高く評価をいただいた。
「留学生の学修・生活指導等について学内に適切な体制が整備されているか」
「学習成
果が国内外で評価される取組をおこなっているか」について、まだまだ在籍する留学生と
日本人学生との交流が不十分であり、学習成果を発信する機会も少ないことが課題として
挙がった。外部委員からも、今後は教育におけるグローバル人材育成の重要性について意
見をいただき、長期・短期に及ぶ留学制度の実現と、計画的な交流機会の設定、学習成果
発信の機会設定等、国際交流に向けた取り組みはより一層積極的に実施していくことを確
認した。
4.まとめ
評価内容全体について、外部委員の方々より適切に自己点検・評価が行われているとい
う評価をいただくことができた。問題の抽出、改善案の実施含め常に見直しを行っている
ことにも共感いただいている。今回の結果は、全教職員にフィードバックし、教育におけ
る質に向けて活かしていきたい。
今回の委員会のように、常に社会へアンテナをはり、情報収集する機会を設けることで、
社会の直接的なニーズを把握することができた。また、目指すべき長期的目標を明確にす
ることにも繋がった。本校が理想とし、実現を目指す人材育成と地域発展の形成に向けて、
今後より一層の教育活動と学校運営を実現すべく励んでいく所存である。