2015 Winter 17 No. 公益財団法人 北海道市町村振興協会 自治体職員のための政策情報誌 2015 W in te r 人口減少時代の自治体住宅戦略 No. 17 CONTENTS PICK UP ─ 近畿大学建築学部准教授 寺川 政司氏 ─ 実 例 公営住宅を市街地に集約 買い取り方式でコストを削減 ― 当麻町 ― コレクティブ住宅で安心生活 公営住宅が地域福祉の拠点に ― 釧路町 ― 学舎を終の住まいに 高校を高齢者複合施設に活用 ― 古平町 ― 駅の上は高齢者住宅 住宅再編でまちなか居住を ― 稚内市 ― 子育て世代を呼び込め! PFI事業で定住促進住宅 ― 神奈川県山北町 ― 座談会 公営住宅を中心に考えるまちづくり 瀬戸口 剛氏 ─ 北海道大学大学院工学研究院教授 ─ 人口減少時代の自治体住宅戦略 21市町を 取材! 共助を実現する公営住宅施策 特集 提 言 〒 060 0 ‒ 004 北 海 道 札 幌 市 中 央 区 北 4 条 西 6 丁 目 北 海 道 自 治 会 館 6 階 TEL 011︵ 23 2︶0 281 特集 寒い朝吐く息が朝日に染まりオレンジ色に輝く (12月 鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ) 西村 晃一氏 http://www.do-shinko.or.jp/ ─ 江別市建設部長 ─ 関山 英克氏 ─ 北見市都市建設部建築課長 ─ ht t p: //www.do-s hinko.or.jp/ 厳冬期でも凍らない川の流れの中で一本足で夜を過ごす (2月 鶴居村音羽橋) 鶴 居 村は約2500人が暮らす 酪 農の村で す 。名 前のとお り﹁ 鶴の居る村 ﹂ で、 1年 を 通 公益財団法人 北海道市町村振興協会 してタンチョウが暮らす 自 然 豊かな素 晴らし その他 講演・コラムなどを掲載 い村です 。特に今の季 節は、越 冬のためにタン 避難勧告基準を明確化 的確な防災対応で被害を軽減 ― 鹿児島県垂水市 ― チョウが人 里にたくさん集って来るので、簡 単 本を持ってマチに出よう! 読書文化を市民と築く ― 恵庭市 ― に観 察や撮 影ができるおす すめの季 節です 。 人口減少を食い止めろ! 住宅と交通の確保が第一歩 ― 安平町 ― 私 が 経 営 しているホテルにお 越 しになった お 客 さんを 、湿 原やタンチョウのスポットにご 自治体の重点政策 案 内 すると、鶴 居の豊かな自 然とタンチョウの ─ 津別町建設課住宅グループ主査 ─ 魅 力にすっかり感 動して、 リピーターになられ 加藤 端陽氏 る方も少なくありません。 ─ 岩内町建設水道部建設住宅課係長 ─ 晴れ渡った青空を夫婦鶴が給餌場へと飛翔する (1月 鶴居村鶴見台) これからもタンチョウと村 民が共 生できる 村であり続けてもらいたいと願っております。 土居 建郎氏 第17回 和田 正宏 (わだ・まさひろ) 氏 [鶴居村在住] 昭和31年鶴居村生まれ。 タンチョウの 作品で、 国内をはじめ米国等で数多く の作品展を開催している。 平成12年に 自然愛好家のためのHOTEL TAITO を鶴居村にオープン。 公益社団法人日 本写真家協会会員。著書は「タンチョ ウ ̶ 四季の彩」 「Crane」 など多数。 http://www.hotel-taito.co.jp/ 稚内市 自 治 体 職 員 の ため の 政 策 情 報 誌 2015 Winter 17 No. 当麻町 北見市 下川町 留萌市 小清水町 江別市 古平町 南幌町 岩内町 第 17 号 美幌町 芦別市 千歳市 帯広市 北広島市 津別町 釧路町 恵庭市 安平町 公益財団法人 北海道市町村振興協会 神奈川県山北町 http://www.do-shinko.or.jp/ 公営住宅の役割は終わったのか? 特集 鹿児島県垂水市 人口減少時代の自治体住宅戦略 [提 言]共助を実現する公営住宅施策 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 近畿大学建築学部准教授 寺川 政司氏 健康で文化的な生活を営むに足りる住宅を整備 し、 これを住宅に困窮する低額所得者に対して低 廉な家賃で賃貸し、又は転貸することにより、国民 生活の安定と社会福祉の増進に寄与することを目 的とする―。公営住宅法第一条の条文だ。 公営住宅制度は、戦禍からの復興、そして高度経 済成長期の人口急増による住宅の不足に対応し て、住民の暮らしを守り、地域の発展を下支えする 大切な役割を担ってきた。そして現在、全国各地に は200万戸の公営住宅が存在している。 ◆実例その1 公営住宅を市街地に集約 買い取り方式でコストを削減 ― 当麻町・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 ◆実例その4 駅の上は高齢者住宅 住宅再編でまちなか居住を ― 稚内市 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12 ◆実例その2 コレクティブ住宅で安心生活 公営住宅が地域福祉の拠点に ― 釧路町・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 ◆実例その5 子育て世代を呼び込め! PFI事業で定住促進住宅 ― 神奈川県山北町 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14 ◆実例その3 学舎を終の住まいに 高校を高齢者複合施設に活用 ― 古平町・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10 [座談会]公営住宅を中心に考えるまちづくり ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16 ◆コーディネーター ◆パ ネラ ー 瀬戸口 剛氏 北海道大学大学院工学研究院教授 西村 晃一氏 江別市建設部長 関山 英克氏 北見市都市建設部建築課長 土居 建郎氏 岩内町建設水道部建設住宅課係長 加藤 端陽氏 津別町建設課住宅グループ主査 自治体の重点政策 人口減少時代を迎えて、 自治体の厳しい財政状況 は、惰性で住宅建設を続けることを許さない。狭小で 画一的な住宅や、老朽化による住環境の悪化は、若 者を中心とする人口流出や子育て世代の減少によ る地域の衰退を加速させている現実もあるだろう。 自 治体の住宅政策はパラダイムシフトの時を迎えた。 Vol.1 人口減少を食い止めろ! 住宅と交通の確保が第一歩 安平町 ・・・・・・・・・・・・・・ 24 Vol.2 本を持ってマチに出よう! 読書文化を市民と築く 恵庭市 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28 Vol.3 避難勧告基準を明確化 的確な防災対応で被害を軽減 鹿児島県垂水市・・・・ 32 自治体職員のホスピタリティ向上戦略 「サービス」 と 「ホスピタリティ」 の違い… [コラ ム ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36 オフィスAZM (アズム) 代表 濱野 正洋氏 未来への伝言 ̶ 次世代へ引き継ぎたい風景 ̶ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 37 特定非営利活動法人 環境ボランティア野山人 北海道の自然を楽しみ、 暮らしに活かす方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38 歩くスキーの楽しみ方 北海道教育大学岩見沢校アウトドア・ライフ専攻 教授 前田 和司氏 急激に縮む地域社会の現実に向き合うため、都市 や集落の機能再編、生産年齢人口の維持、 コミュ ニティの存続など、 これからの住宅政策には新たな 視座が必要だ。変わりゆくマチと住まいの青写真を どのように描いていくのか考えてみたい。 健康コラム 飲酒の科学・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 40 札幌医科大学教授 當瀬 規嗣氏 ・・・・・ 42 道産食材を活かす方法 豆はお母さんの味 簡単調理でおいしく食べよう 〈本別編〉 北海道フードマイスター・クッキング講師 木村 光江氏 平成26年度 北海道・市町村交流職員研修会 [講演1] 人口減少時代の地方自治体 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 44 読売新聞東京本社編集委員 青山 彰久氏 [講演2] お客さま密着!で地域に貢献する十勝バスの経営 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 47 十勝バス株式会社代表取締役社長 野村 文吾氏 道政情報 人口減少社会における地域課題に対応した住宅の供給について ・・・・・・ 50 北海道建設部住宅局住宅課 市町村の動き・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 52 南幌町 江別市 千歳市 北広島市 芦別市 留萌市 帯広市 美幌町 小清水町 下川町 本誌名「プラクティス」の由来 「プラクティス」 = 「実行」 の意味。 自治体職員が業務で直接活用でき る実践的な情報誌という趣旨で名 づけました。 実践・条例法務 人口減少時代における自治体の空き家対策について ・・・・・ 58 監修:小樽商科大学商学部企業法学科教授 石黒 匡人氏 筆者:札幌地方自治法研究会 大西 岳氏 事例研究 学校における危機管理 ∼自然災害発生に備えよ!∼ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 60 弁護士 佐々木 泉顕氏 市町村職員自主調査研究グループ助成事業実施報告 1 被災地から学ぶ防災施策とFB良品による特産品販売について・・・・・・・・・・・・・・・ 62 登別市自治体先進事例研究会代表 有馬 亮太 (登別市総務部総務グループ) 2 「地域の宝を売り込め!」 食による観光まちづくりと地域ブランド化 ・・・・・・・・・・・・・・ 64 食による観光まちづくり研究会代表 草皆 衛 (釧路市産業振興部阿寒観光振興課主査) 市町村振興協会コーナー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 66 ※記事中の所属及び職名は、取材時におけるものです。 北の写真家 鶴居村在住 和田 正宏氏 特集 増 。① 福 祉 住 替 公 営 住 宅・目 的 外 月 注目 要因 ︱。 見 災害 ﹁共 助﹂ 。 。災害 前提 、事前復興、減災、 ﹂ 重要性 住宅施策 危急 備 。 ﹁防 災 久 、災 。地 域 顔 地震 犠 牲 者 出 社説 掲 日、長野県北部地震 ﹁共 助﹂ 犠 牲 者 年 。 性、 。理想 現 超 実 重要 限界 立場 何 止 、 担 良 表 中 、公 共 役 割 受 問 増幅 。 上 重 復 興 中心 的 役 割 住宅供給 地域 課題 含 。自 治 体 。災 害 出 悪 考 再価値化 投 掛 。今 後 住 宅 戦 略 住宅 年 住戸 。 設備 陳 課題 再生③公 寺川 政司 有効活用② 、公 営 住 宅 。建 物 老 朽 化 抱 平・公正 住宅管理④ 深刻 貢献︱ 重視 世帯 孤立、限界集 。困 窮 世 帯 集 中 腐 化、世 帯 高 齢・単 身化 、少 子 化 重 減退 閉 。 中 財 政 難 自 治 体 、焦 燥 感 状 都会 思考停止 陥 落化 塞感 。 一 方、公営住宅 役割 強化 給 ﹁ 、総 合 的 、部 局 連 携 位置付 。 連携 就労 支援機能 参加者 ﹂ 、住 、 居住者 積極的 模索 担 、高 齢 者 対象者 主体 、 ﹁居 場 ﹁再価値化﹂ 視点 重要 、第一 歩 公営住宅 事業 ﹁居 場 所﹂ 必要 。 参画 組 込 主体 、地 域 多様 重要 担 構 、 ﹁共 助 参画 時間 、多様 見 、相互浸透 止 反応 促 受 姿 通 筆者 所﹂機 能 。 的 ﹁ 化 学 反 応﹂ 生 居住 主体 持続可能 意 識 、多 様 制度設計 出 図 生 。 発想 転換 誰 事業 推進 ︵互助︶ ﹂ 築 、 考 。 民、N P O、企 業、福 祉 法 人、大 学 重要 自治体住宅戦略上 公営住 宅 、行 政 住戸供 実 、自 治 体 部 局 、子 育 機能 、建 替 況 見守 付 加、地 域 包 括 改修 伴 居住 以 来、公 共 住 宅 多様 基 。 連携 機能 。 ﹁将 来﹂ 、 導 横串 求 方 時空 形 地域性 上回 、昭 和 。公 共 主 導 量 的 供 給 時 日 本 近 代 住 宅 政 策 、戦 災 復 興 始 要 代 世帯数 、質 確 保 対 応、 捉 。現在 公営住宅施策 ① ︱ 捉 、自 治 体 住 宅 施 時 間 軸 相 互連 関 時点 中 策定 。 ︶ ﹂ 重要 。 齟齬 生 工法︶ 可 変 間 仕 切 入② 建 替 対象住棟 暫 定 利用 ︱ 導入②世帯分離 ・ ①移転時 従前 近隣 関 係 維 持 意識 ・ 行 。 公 営 住 宅 、住 宅 弱 者 、契 地域 善 隣 事 業 展 居場所機能 充実︱ 併設⑤地域 拠点 隣居・近居 推進③住宅 開④見守 ・ 活用 。住 宅 供 給 制 度 上 約 終了 後 事 業 借 家賃援助 検討 。 ①SI 方 式 ︵建物 構造躯体 内装設備 分離 組 込 ﹁変化︵ 計画 、社会 変化 対応 現行 政策 、二 。 成 公営住宅 、部 局 。 誰 目標 実現 現状 考 居住者 眼差 。 多 L 本計画 策 、 ﹁現在﹂ 、生 活 困 窮 者 自 立 支 援 地域 裁量 拡 充 、公営住宅整備基準 質 変 、民 間 住 宅 質 高 実践 、質 高 住 宅供 地域 力 創 出 再構築 求 、 金 給 。 全体 暮 、高 品 質 化 、 条例化 出 法 成 立 ﹁地 方 創 生﹂戦 略 構 想 打 施策展開 不可避 時間 。現居 住者 未来 世 空間 利用 改修 。 軸 考 変化 高齢者 減 、 欠 公営住宅 再価値化 推進 要 素 ﹁時間 ﹂ 。公営 住宅供給 考 ③空 時間 様 層 見 時間軸 事 業 時 間 軸︵ 事 業 時間軸⑥過去 時間軸⑤社会 帯変化 時間軸④居住者 時間軸③既存住戸 転出入 CC ︶② 土 地 活 用 ①建 替 、 新規 要因 具体 。 脱却 浸透 説 地域 守 合 読売新聞 出 付 報 見 害弱者 言 頻発 東日 本 大 震 災以 降、日 本 重要 22 自 助・公 助・ 共 助、地 域 協 働 重 要 11 近畿大学建築学部 准教授 人口減少時代の自治体住宅戦略 上 化⑥地場産材活用 多種多様 展開 。 事 例 、自 治 体 住 宅 施 策 捉 ﹁ 資 源﹂ 事象 ﹁問題﹂ 再価値化 平成 提 言 共助を実現する公営住宅施策 践例 抱 、 。再価値化 公営住宅施策 48 26 資源 。例 付加価値 見 方 変 、 可能性 秘 利用可能 ②定住型 潜在的価値 顕在化 店舗 住民 ①敷地 余裕 家・空 ④低廉 ︱ 転換 有 効 資源 化 、発想 転換 必要 。画一 的 、予 算 単 年 度 主 義 、縦 割 行政 弊害 超 化 。特 活用 事業性 担保⑤緊急時 家賃設定 化、価値転換 意味 捉 Oとの協働︱ 理 業 務 等︶⑧ 福 祉 法 人や大学、NP ⑦ 住 宅管理業 務 民間 委託︵指 定 管 ・ 、学生、留学生 使用 導入⑤高齢者 合築④借 促進②多様 住戸改修③福祉施設 寺川 政司(てらかわ・せいじ)氏 昭和42年大阪生まれ。神戸大学大学院博士課程修了。 平成9年CASEまちづくり研究所設立。コミュニティアーキ テクトとして各地のまちづくりに携わる。平成23年近畿大 学建築学部准教授。博士(工学)。 専門はハウジング、まちづくり、都市計画。地域資源や人 材、環境、歴史、文化などを活かしたまちづくりや、環境づく りを支援している。平成16年度に都市住宅学会若手専門 家登竜門(民間部門)、大阪市ハウジングデザイン賞(コー ポラティブ住宅「現代長屋TEN」)を受賞。 主な著書: 「改良住宅地域の変遷からみた公営住宅施策 の新たな使命」 (日本住宅協会、共著) 「脱・貧困のまちづく り 『西成特区構想』 の挑戦」(明石書店、共著)など多数。 4 PRACTICE 2015.1 5 PRACTICE 2015.1 近畿大学建築学部 准教授 Profile 1 そ の 人口減少時代の自治体住宅戦略 実 例 進 建設 。急 圧縮 行 、過疎・ 方式 ① ③地 居住 推進②買 熱意 。 向 方式 。公共施設 建設 木 転機 〝地材地消〟 軸 目指 、現 状 設 備 分譲 内 平成 年 開始 本年度完了 戸 公営住宅 整備 。高 齢 者 環境 整 居住 推進 削減 住宅整備 。民 間 事 業 者 方 原 。 安 子 。 年 4棟 戸 公 営 住 平成 宅 駅 前 団 地 建 設。町 土 地 開 発 公 社 、 棟 団地 位置 集 約 後 公 営 住 宅 、当 麻 駅 式 完成後 買 取 。 最 財政負担増加 活 建物 補 、将来 要因 課題 、公営・町営住宅 定住住宅 公 的 借 家 戸 数 239 戸 、比率 7・ % 、上川管内 合 取組 、町内 住宅 戸数3014戸︵平成 年1月現在︶ 小限 抑 公営住宅 手 法 、民 間 建設 短期間 公営住宅 再編 動力 、買 取 地場企業 力 生活 世 代 住 民 、徒 歩 圏 内 1㌔ 圏 内 育 ﹁公 営 場産材 活用︱ 柱 棟 。 、 心 中心市街地 移 学校、診療所、金融機関 集中 、柏 丘団地 、公 抑制。公 完了時 将 。 、林業 方針 決 人工林 伐期 迎 減 、森 林 整 従事者 備 遅 念 考 市町村 番目 低 。 。町 協議 万円 助 新築 。 、本年度 補 、定住人口 確保 限 度 、町 産 材 購 入 費 最 大 250 対応 。 目指 人 、急激 人口減少 直面 ﹁当麻町産材 町 、平成 年度 、大掛 設備 活 広 使命 住宅 森 林 組 合 、製 材 加工 機 械 導入 。現在 踏 切 、町内 応 大 、町内 建設業 林産業、商 。 後押 助 施 行。民 間 賃 貸 住 宅 建 築 主 年度 建 設 費 3分 1 上 限 駆 町 平 成 年 度 ﹁定 住 住 宅 建 設 促 進 条 例﹂ 全 国 市 町 村 先 民間住宅 建設 ﹂ 力説 工業 振 興 面 菅 野 専 門 監 ﹁公 営 住 宅 建 設 側 、町 産 材 活 用 幅 需要 重 木材 需要拡大 16 活用促進補助事業﹂ 創設 、町内 民間住宅 22 設備投資 含 循環型林業経営 造化 町 内 林 業 衰退 懸 製 材工 場 年超 源 集中 来 戸 数 222 戸 維 持・更 新 財 営住宅 移転建 替 営住宅 維持管理 老朽 住 宅 除 却 進 転・集約 公営住宅 約半数 、 住 宅 等 長 寿 命 化 計 画﹂ 策 定。郊 戸 外 分散 年 整備 戸︵ %︶ 達 年 棟 取 林産業 再生 目指 原動力 、買 取 公営住宅 中心市街地 集約 公営住宅を市街地に集約 買い取り方式でコストを削減 [当麻町] 支 対応可能 当麻町 、郊外 分散 高齢化 住 宅再 編 推進 取組 、町産材 活用 居住 住宅 ∼ 年 当 時、当 麻 町 平成 202戸 公営住宅 、築 超 。昭和 約2㌔離 公 営 住 宅 柏 丘 団 地︵ 戸︶ 、市街地 、入 居 買 物 不便 少 。 対応 4棟 受託者 旭川市内 設計事務 、公営住宅 再編 同 年、過 疎・高 齢 化 ・8% 高齢者世帯 新規入居希望者 、建物 古 者 町 構成 完成 実勢価 格 建材等 。 削減 努力 結 果、約3800万 円 、 。既 内 業 者3社 所 選定 、 購入 進 削減 町建設水道課 菅野敏夫専門監 ﹁選 定 受 託 者 、地元 企 業 、設備・電気工事 含 。地 。 建設費削 ﹂ 力 込 経済効果 全工事 町内 企業 担 元受注 減 両立 。原木 約2 、1 棟 当 駅前団地 15立方㍍ 木材 使 樹齢 当麻産 今年1月には14棟56戸が完成する予定のニュータウン団地 23 26 工法 抑 選 択 、資 材 費 建設 Tohma 人件費 、企業 木造 実施。町 町内 住宅 親 条件 。 父母 。過去 1年以上、町内 200 万 円 場 合 450 万 円、町 。町産材 活用 里 応 援 事 業﹂ 件 公募型 新 援 新築 産材 ﹂ 話 、定 、住宅政策 各種 両輪 。 住人口 維持・増加 目指 子育 支援事業 。 定住促進 林産業 活 性化 菅 野 専 門 監 ﹁公 営 住 宅 再 編 、 制度 子育 世代 族 住 住 、現 在 補助 活用 ﹁ 者 住 宅新 築 支 、町産材 活用 条 重 視 、構 造 。駅前団地 建設 地元貢献度 [DATA] 、U 階建 面積:204.95㎡ 人口:6,866人(平成26年11月現在) 当麻町HP http://town.tohma.hokkaido.jp/ 地場産木材 供給体制 整 9 当麻町 住宅 供給 。町 内 大半 76 6 PRACTICE 2015.1 7 PRACTICE 2015.1 生活 町 安心 住 慣 良質 低 。平成 公営住宅 中心市街地 集約 25 37 56 老朽化 進 公営住宅 再編 2 住宅建設 地場産木材 活用 5 林業 再生 地材地消 圧縮 取 方式 買 成金 交付 賃貸住宅 棟︵100 町 民間賃貸住宅 供給増加 。当 時 、町 内 住 宅 不足 戸︶ 建 助成 16 17 暮 徒歩圏 6 46 21 14 23 50 19 76 53 30 37 16 53 高齢者のまちなか居住を実現した駅前団地 2 そ の 人口減少時代の自治体住宅戦略 実 例 住 、道内初 取 戻 助 、高齢者 子 含 不足 深 受 、 ︱。釧路町 支援 。 独居高齢者 高齢者 、公営住宅 計画段階 見守 入居 集 福祉関係者 、町 内 各 地 。地域 住 民 協議会 子育 世帯 生活 実現 重 発祥 ﹁ ﹂ 考 方 採 入 。 、団 地 福祉・介護施設 併設 、住民 高齢者支援 当 活動 、 力 入 拠点 年 第2 棟 野菜作 ﹁ 。 団地 移 、観 葉 植 物 、住民 憩 一 場 手 敷 住 清 隊﹂ 、地 収穫祭 ﹁地 域 見 守 。 交 流 会 、団 地 、 ﹂ 、周辺 住民 入居 者 。 電話相 、団地 地域住 6戸 整 建物 一 般 整備 。入 居 者 高齢者 完成 年 着工。平 成 問 支 進 、地 域 高 齢 者 福 祉 形成 人材育成 。 育 戸 、 RC 造3 階 建 公営住宅 年 第1 棟、 遠矢団地 平成 入居者 意欲 。 般的 。 向 住宅 配慮 備 ﹁ 交流 連携 暖 行 、遠矢地区全体 活動 町内 滝田 繁 子 共有廊下 芸品 展示 掃活動 結成 、地域 安全 域住民 活動 支援 内 共同菜園 内 地域食堂 行 時間体制 対 応 否確認 毎日行 屋内 談 。多世 中 周辺地域 住 続 加 作 形成 視。北 欧 コレクティブ住宅で安心生活 公営住宅が地域福祉の拠点に [釧路町] 高齢者 。 抱 進 年、町 公 営 住 宅 公営住宅 建 替 公営住宅 老朽化 平成 人口約2000人 遠矢地 終了 無 交 欠 新 企画 代 住民 状態 合 ﹂ 理念 居住棟 ︶ ﹂ 建 ﹁遠矢 、地域 拠点 ﹂ 語 。 住民 話 、手 探 北欧 ﹁ 遠 矢団 地 ︵ 活動 拠点 。 、居 住 者 気軽 行 廊下 結 、地 域 住 民 交 流 拠 点 特 来 設 地域 話 合 、 、町 職 員 上 繰 返 話 合 者 、支 合 高齢者 着手 区 ﹁ 公 営 住 宅 遠 矢 団 地﹂ 整 備 刻 問題 皿 不安 建設 、団地周辺 両面 工夫 凝 地域 地域 若 世 代 ・ 年 2 多世代の入居者が協力して団地内の花壇を整備 失 と お や ﹁ 遠 矢団地﹂ 平 成 一体的 地域連携 取 組 導入 年 年 74 高 人口 宅地 釧路町 、昭 和 年 代 分譲 都市化 進 、昭和 ∼ 年 。昭 和 。 人口 、平成 記録 年平均 6∼8% 増加率 92人 万2478人 達 結 果、公 営 住 宅 、生活 楽 。 活 減 、最 終 的 、 役割分担 、世 合 入 居 者 全員 行事 委託 受 ﹂ 運 16 55 人口急 増 伴 児 童 生 徒 増 加 対応 、町 学 校 整備 優先 206 戸 入 、生 活 世帯 ︱ 問 掛 役 適性評価 。 住 宅困 窮 度 判 定 結 果 行 意 欲、団 地 内 世帯 参画 開催。入居者 選考段階 ① 活動 受 ②継続的 参加 役・ 対 、徐 々 希 望 者 当初 入居希望者 ③人間関係 残 動 応 帯 収集 宮 越一 宝 主 幹 入居 者 決 定 、 町都市建設課 ﹁入居直後 毎月 集 、町 定 非 営 利 活 動 法 人﹁ 。理事長 佐々木大剛 民 策 重視 形成 特長 、 急 悪 。 対 、入 居 繰 返 、料 理 教 室 町 入居開始 1 年前 希望者 団地内 模擬体験 入居前 。体 調 呼 留 救急車 取 人 、一 命 感 心地 若 、助 合 難 再生 。 経験 進 地 、切 人間関係 敬 ﹂ 語 。 、寂 住 交流 。快 適 時、隣 住 [DATA] 表裏 関係 上 貴重 経験 考 教訓 。遠矢団地 人付 合 時代 宮 越 主幹 ﹁濃 密 世代 遠 離 Kushiro 高齢化 。 域 活 ﹂ 話 活動 拡大 形成 面積:254.12㎢ 人口:20,318人( 平成26年12月現在) 釧路町HP http://www.town.kushiro.lg.jp/ 地域全体 福祉力 向上 営 、 約 遠 矢 地区 整 骨 院 経 営 拠点 ﹂ 年 。 団地 地域福祉 拠点 18 40 8 PRACTICE 2015.1 9 PRACTICE 2015.1 提供 高齢者 安心 住 住民有志 ﹁ 設立 、地区 在 宅高齢者 事業 、高齢 小 規 模 多 機 能 型居 宅介 護 対応 団地内 住民同士 支 合 20 手薄 住民同士 支 合 平成 人 対象 。 、3 人 高齢者 安 ︵LSA︶ 常 、団 地 住 住宅 建設 14 高齢者 住宅 不足 釧路町 住民交流 実現 世代 超 支援事業 介護予防事業 、 者 多様 展開 駐 20 12 45 12 45 18 71 24 深刻 戸数不足 公営住宅 18 40 入居者のコミュニティ形成を重視した釧路町の公営住宅遠矢団地 3 そ の 人口減少時代の自治体住宅戦略 実 例 。古平町 慣 閉校 学校 統廃合 改修 、住 。 大 受 、高齢者 跡地 利活用 譲渡 送 相次 、校舎 道 立高 校 生活 、老人 希望 高齢者 安心 調査 町 民 入所 耐 目 多 歳 、 。 母体 進 町 決 。 新 設 校︵ 現 在 余 市 、校 舎 。 敷地 利活用 古 平 高 校 、町 内 中心 部 課題 案 出 高齢者 検討 。老 朽 転用 ﹂ 役場庁舎 。 続 ﹁校 暮 皿 添 対応 日﹄ 迎 寄 時間 看病 。病院 ︱。 、住民 安心 住 宅 活用 提案 数多 慣 受 細 ﹂ 話 。 ﹃ 、家 族 、 町 暮 住 高齢者 宿泊 望 家族 。 、心穏 期 看取 暮 支 共感 者 共生 幹 事 ﹁高 校 障 町 思 運営 者 高齢者 。事業所 老 、高 齢 者 。菊 地 修 二 代 表 場 活用 、約500人 障 施設 指定管理者 古平福 祉 会 、町 内 複 数 就 労 支 援 施 設 高齢者 始 町 平 成 年 月、町 職 員 利用検討協議会 設置。古平 高校 新 高台 閉校 紅 志 高 校︶ 統 合 校 平 成 年、道 教 委 古 平、余 市、 仁 木 商 業 道 立 高 校3 校 、余 市 高 高齢者 住 続 学舎を終の住まいに 高校を高齢者複合施設に活用 [古平町] 複 合施設 〟 実現 ⋮ 施設 寒 家 体 進 町営住宅 、 、8 割 以 上 化 。 生活 舎 利活用 向 。 ﹁傷 立 経 過。 住宅 対策 皿 問題 影 落 年 難 財政状況 中 高齢者 。町営住宅 建設計画 満 、厳 、寒 ﹂﹁寒 受 ﹂ 冬 越 築 9 団 地257 戸 力的 限界 無 ﹂﹁毎日 除 雪 町 化 資金 実施 世帯 世帯 歳 以 上 、独 居 国民年金 者 利用 施設前 停 地元商店 。自炊 原則 月現在、 ∼ 月 額1 万4000 万円未満 場合 家賃 年 利用 、外出時 話 姿 。入居者 ﹁独 映画鑑賞、趣味 将棋 誰 。 高 齢 者 住 宅 入 居 条 件 、町 内 在 収入 高齢者夫婦 住 。 不安 雪 積 独居 高 齢 者 、 ⋮ 。 ﹂ 、古 平 町 佐 藤 昌 付 語 。積 丹 半 島 同 町 、冬 吹雪 吹 年 町 捻出 高齢者 生活 守 末 、年 収 1 LDK 円 。平成 人 入居 食堂 売店 人 健康増進 活用。共用 体育館 、高齢者 障 町営 。 商品配達 対応 、 楽 暮 来 良 ﹂﹁雪 寒 。 評判 、病 特別室 高齢者 緊 月 19 全国各地 少子化 伴 課題 含 暮 〝終 住 住宅 。多 ﹁年 何度 膝上 古平 抱 激 位置 紀保健福祉課長 北東 日本海 。 年間降雪量 平均 935 ㌢ 、特別 平成 活用 中 、多 。佐 藤 課 長 ﹁町 財 政 事 情 財源 介護保険事業計画 策定作業 進 豪雪地帯 指 定 債 厳 抜 ﹂ 振 返 。 、考 結論 障 者 高齢者 高齢者複合 ﹂ 、平 成 。旧校舎 2・3 階 旧古平高校 活用 施 設﹁ 年4月 室 高齢者住宅 者就労継 社会福祉法人古平福祉 明 里﹂ 、障 、1 階 会﹁ 設 。 食 堂・売 店 続支援施設 、 。 。今 毎日 楽 不安 解消 。 。 高齢者住宅 増 受 町内在住 高齢者 〝看 声 上 、町 内 ﹂ 笑顔 見 受 施設 〟 、虐 待 利用 。昨 年 高齢者 家族 町 平成 無償譲渡 年 閉校 古平高校 校舎 複合施設 改 受 、3 階 建 含 [DATA] 私 ﹂ ﹂ 話 。 間 大 道 交 付 金・補 助 金、過 疎 。改 修 費 用 5 億7000 万 決 定。約2 年 改 修 、高 齢 者 住 宅 ﹁ 楽 、多 時間 過 計画段階 生活実態 会 高 、介 護 取組 、地域 高齢者 支 質 上 活 Furubira 町民 母校。昼 詳 連携 、 、 。高齢者 古平福祉 新 多 、生 活 作 最期 看取 施設 。町内 教訓 支 ﹂ 語 。 。経 験 暮 入 1 年 ︱。佐 藤 課 長 ﹁高 校 朽化 悩 円。国 進 修 24 居者 住民 、一緒 食事 思 出 詰 無 校舎 高齢者住宅 改修 24 面積:188.41㎢ 人口:3,401人(平成26年12月現在) 古平町HP http://www.town.furubira.lg.jp/ 生活 健康 不安 解消 同 会 施 設 全体 指 定 管理者 介護事業所 併設 「ほほえみくらす」の入居者同士で運動イベントも開催 10 PRACTICE 2015.1 11 PRACTICE 2015.1 設 求 取 急避難場所 2 室用意 受 町 生活 住 慣 92 自宅 取 入 民間 71 、肉 親 最 時間 大切 過 気 余命宣告 、残 看病 。佐 藤 課 長 ﹁老 朽 化 、満 足 高齢者住宅 集住化 進 60 11 80 26 12 高校跡地 再利用 進 26 22 住宅 老朽化 深刻 町内 不安 高齢者 冬 暮 30 26 22 古平町 住民交流 場 新 11 23 26人の高齢者が暮らす古平町高齢者複合施設「ほほえみくらす」 4 そ の 人口減少時代の自治体住宅戦略 実 例 対応 取組 進 ﹂ 向 複合施設﹁ 、安全 暮 進 市 街地形 成 急 、都 市 部 、医療 介護 充実 旭川 世代 流 高齢者 、 共同住宅 住環境整備﹂ 市 、平 成 。 実施 求 市民 年 、市 内 人口減 少 拍 車 平成 相次 。市 受 住宅 ﹁高齢社会 対応 年度 改定 状況 整備 必要﹂ 答 % 人 ﹁高 齢 者 向 、702 人 回 答 者 、住 宅 施 策 関 掛 札幌 。 JR稚内駅 居住﹂ 実現 目指 込 約 出 誘致。市営住宅 再編整備 年4月 人口減少 集中 U 入居 、入 居 者 喫茶店 深 駅 運動 楽 暮 。 列車 訪 。住 宅 交流 近隣 飲食店 喜 、遠方 様子 、 、地 域 住 民 親族 出 居 住﹂ 重 点 施 策 。 、空 洞 化 進 中 、同 年 事業 建設 複合施設 高齢者 年4 月 開 業 ﹁ 環境 、利便性 高 市街地 生活 取 組 平成 同社 株式 建設 、 。稚 内 駅 ﹂ 、JR稚内駅舎 一 体 整備 商業 設立 開発 。建 物 管 理 運 営 。地上 階建 宝来 地区 市 営 住 宅 宝来団 地 戸︶ 建設 設置 、環境対策 一 環 家﹂ 、同 計 画 中 。 。市 、新規 入居 築年数 必要 浅 7 。市 必要戸数 確保 年 時 点 924 戸 公 営 住 宅 公営住宅等長寿命化計画 、平成 可能 住宅 数 限 ﹁政 策空 他 、解体 前提 使用 中止 。 合計 市営、 地場 産 業 振 興 目 棟879 戸 公 営 住 宅 平成 年 月現在、市内 特定公共賃貸住宅 含 的 稚 内 産 珪藻 土 使 用 。内装 蓄電池式 太陽光発電装置 建物 ︵2棟 置 売却 会社稚内駅 特別目的会社 前地区市街地再開発組合 複合施設 JR駅上 高齢者住宅 。 住宅 併設 J R稚 内駅周辺 再開発 心市街地 活性化 向 乗 位 置 付 、公 営 住 宅 再 編 整 備 ﹁ 駅の上は高齢者住宅 住宅再編でまちなか居住を [稚内市] 稚内市 。平成 高齢者住宅 快適 ﹁ 地域経済 落 中心市 街地 空 老朽化 。 。一 方、人口 整備 市営住宅 伴 、稚 内 市 少子 高 齢 化 高齢者 市外 流出 皿 年代 洞 化 急速 進 受 進 行。昭 和 著 住宅 無 、建 物 傷 造 1階建 浴室 商業施設 不評 。 、移 動 手 、医 療 機 関 高齢者 郊外 分散 多 少 段 持 、札幌 入居者 満室 、現在 8人 入居希望 。 、日 者 待機中 希望 人 機関 冬 訪 、近 直結 謳歌 歩 施設 徒歩圏内 商 店 街、市 立 病 院、市 役 所、文 化 、金 融 。 人 多 。老後 故郷 過 処分 株式会社︵本 事業 高齢者施設 展開 総 、 月現在 入居者 歳 達 、優先 。本 高 齢 者 、自 宅 市内 暮 交通 ︵ 大半 、 まちなか居住を進めるため中心市街地エリアに建設した宝来団地 付 高齢者向 。中心市 街地 戸︶ 社・札幌︶ 、 住宅︵ 戸︶ 開 設 。 介護福祉士 常駐 看護士 複 合 施 設 全国 的 機 関、商 業 施 設、高 齢 者 住 宅 人 会社 例 無 一 体 的 整備 年 時間体制 入居者 生活 。平成 人 、平均年齢 入所 介護 必要 。高齢者住宅 入居者 、認 数 合計 知症 高 齢 者 住 宅・ 中心 行 、1∼2階 。 観光案内所、飲食店、映画館、 設 市 住宅施策 延命化 支援 図 方 屋 根、外 壁、内 、道内 介護 入居。市 所有 3 ∼5階 地域 交流 面積:760.8㎢ 人口:36,519人(平成26年12月現在) 稚内市HP http://www.city.wakkanai.hokkaido.jp/ 建設 、大黒 地区 新 決 、基 本 設 計 入 戸程度 道営住宅 対応 。道 改修 38 戸 、給 排 水 窓 針 1棟 Wakkanai 必要 対 居 住 改定 予 。新 年 度 9 年 、公 営 住 宅 入 居 需 要 施策 住宅 、 住生活 ﹂ 語 。 満 、安 全・安 心 良 質 提供 多様 施策 進 住 環境 定 市 建 設 産 業 部 都 市 整備 課 堀 毅 主 査 ﹁100 世 帯 近 入 居 待 機 者 。 50 10 [DATA] 高齢者 快適 住環境 提供 的 年度 市営 老朽化 進 市営住宅 除却 52 稚内市 居住 利便性 向上 進 ・ 年代 棟2 複合施設 高齢者住宅 誘致 市営住宅 再 編 ・ 。昭和 著 4年計画 解 形成 市街地 居住﹂ 基本 進 、老 朽 化 年 。不 良 、 市営住宅 市街地 集約 11 市営住宅 老朽化 戸数不足 32 24 80 26 市街地 空洞化 進 11 12 PRACTICE 2015.1 13 PRACTICE 2015.1 ﹁ 住宅 急 建築 進 。 、維持管理 要 22 戸 、平 成 除却 消 図 目的 年 500 ㍍ 圏 内 位 ∼ 50 18 24 40 17 24 26 44 圧縮 40 36 36 18 一 方、平 成 中心 市 街 地 24 層 人口流出 高齢者 25 17 1 83 10 JR稚内駅の複合施設「キタカラ」 にある高齢者住宅では36人が暮らす 5 そ の 人口減少時代の自治体住宅戦略 実 例 森林 、入居者 子育 世代 ﹂ PFI事業 。 、住宅整備 伴 財政負担 抑制 、定住人口 増加 結 付 失 単線化 伴 機関区 域 、地 、快 。 戦後 高度成長期 迎 、全 国 中 山 間 地 域 同 様、若 年 人口 約 無 ㌔ 距離 平地 少 進 年 画 年 活用 。平 成 年 続 。 、 月現在 住民 人口減 少 9000 人 台 予測 人口 基 本 台 帳 人 口 1 万1425 人。 平成 落 込 ﹂ 年4 月 供用 、地 元 企 業 社会資本 ﹂ 、P 開始 。 定住促 策 定。J R 町 平 成 年、定 住 人口 確 保 商店街 活性化 向 ﹁山 北 駅 北 側元気 決 山北駅前 子育 世代向 住宅 建設 ﹁ 平成 PFI事業 住宅整備 整 備 ︶事 業 FI︵民 間 資 金 活 用 止 開設 。 実 、供 用 開 始 前 特 別 目 的 会 社・ 相次 。事 業 者 内 覧 会 好評 営業活動 、民間 込 設立 社 、出 産 祝 育 居 使 。転 都市部 転居 歳。新 婚 。 条件 通勤 家賃 安 町 子 U ﹁自然 豊 都会 。 、都会 世帯主 平均年齢 町内出身者 魅力 感 ﹂ ﹂﹁J R 子育 支援 、中 堅 所 得 層 。 込 、定 住 人口 狙 。 、2LD 整備 間取 、 世 平成 年 月現在 入居者 世帯 小田 帯116 人。 施 活用 満室 申 景 色 、映 1 万4 年 1 万7293 人 化 、 。神 奈 川 県西 部 中心 流出 進 原野 、宅地 適 。昭 和 人 口 、昭 和 駅前商店街 寂 歳未満 同居者 。 、PFI事業 中心的 注目 入居条件 ① 子育 世帯②子育 世帯 万7000 円 婚 約 世 帯 ③月 額 所 得 万8000 円 ∼ 得 新婚 手法 130 人 減 少。時 間 都市 都 市・小 田 原 市 擁 、昭和9 年 開 廃止 地優賃整備 全国初 取組 、民間 掛 子育て世代を呼び込め! PFI事業で定住促進住宅 [ 神奈川県山北町] やまきた 活 。PFI事業 、地域優良賃貸住宅︵地優賃︶ ﹁ 神奈川県山北町 、人口減少 歯止 限定 整備︵BTO方式︶ 資金力 適 住環境 提供 % 町 。明治 、面 積 約 山 栄 丹那 大正 、標 高1000 ㍍ 級 丹 沢 山 系 山 北 町 神 奈 川 県 最西 端 位 置 人口減少 止 囲 占 越 、東 海 道 本 線 機 関 区 鉄道 箱根山 客車 年 熱海経由 、町 内 通 、東 海 道 本 線 変更 激 減 、昭 和 走 貨物列車 。 約3 億 約3 億1000 万 円 国 補 助 金 支 払 、残 建設費 費 約1割削減 年間 。町 建物 8100 万 円 、同 社 自 己 資 金 立 替 払 取得 、 限 定。家 賃 6 万5000 円 ∼ ︱ 家賃収入 事業期間中 納 、町 呼 相乗効果 金 支給 策 子育 世代 増加 結 付 建物 RC造6階建 戸 成長 合 戸 3LDK 。小 児 医 原市 横浜市 積 通 7 万8000 円 設 定 年間 元 手 建 設 費 維 持 管理経 費 分 割 。事 業 期 間 維持 。一 般財源 資金調達 通園費用 助成 近隣 市町村 支払 戸 満室 状態 建設費 支払 、全 、家 賃 収 入 、起 債 、大 規 模 修 繕 費 用 無 K 居室 子 。設備故障 時間 、民間 経営 。 田舎 子育 。 ﹂﹁都市 比 療費 妊婦健診料、保育料 幼稚園 充 立 支出 手法 BTO 初期投資 単年度支出 平準化 、自治体 必要 無 。 方式 抑制 変更 随所 活 ﹃ 世帯 来 心配 、町 定 直後 、平 成 始 12 株式会社 建設 、 定住促進 担当 占 工期 事業 。町 月 。 事 。 実現 無 P 込 町営住宅 呼 思 連携 ﹂ 環境整備 民間 上 住宅 存在 入居者 。従 来 通 地優賃 建設 借 建築専門 誕生 年4 ∼ 、自治 約6 億9100 維持管理 総額 1 年半 要 万円。民間 工事 担 。建 設 費 [DATA] 7 月 、 人 子 狙 通 、平 成 婚約者 世帯 6割 1 年 短 縮。予 定 額 対 体 発 注工 事 Yamakita 、前 例 町 担 当 者 ﹁町 役 場 職 業者 助 FI 事 業 、町 外 難 進 。今 後 住 進 商業施設 大 定住促進 何 住宅 進 、若者 地域 意欲 語 。 14 PRACTICE 2015.1 15 PRACTICE 2015.1 10 面積:224.70㎢ 人口:11,425人(平成26年12月現在) 山北町HP http://www.town.yamakita.kanagawa.jp/ 住宅整備 財政負担 伴 体制 対応 世代 ﹁計 画 段 階 子育 世代 呼 込 ﹄ ﹂ 語 。 月 入居者 募集 家賃収入 建設費 分割払 10 42 神奈川県山北町 提供 住宅 良質 軽減 12 町内 定住 子育 世代 導入 資金 民間 完成後 所有権 防災かまど (ベンチ式) の利用方法を学ぶ住民 26 負担 26 低 高 声 年 25 21 無 定住 若者 住宅 建設 子育 世帯向 90 35 半減 人口 町 少子化 24 25 23 33 20 48 30 11 50 26 26 18 18 25 20 住対策室担当者 42 住宅 住宅整備 要 15 12 12 42 JR御殿場線山北駅に隣接する 「サンライズやまきた」 ︱ 公営住宅を中心に考えるまちづくり ︱ 座談会 年度 住宅 長 更新 頭 年度 、現 在 。 政コスト削減など、新たな課題への対応も求められて 携 、 年 目的 、戸 建 。 7200 戸 造成 、 。平 成 作成 公営住宅 集合住宅合 大麻団地 、昭和 、 人 昭和 西村 晃一 (にしむら・こういち) 北見市都市建設部建築課長 江別市建設部長 年 加藤 端陽 (かとう・まさあき) 瀬戸口 剛 (せとぐち・つよし) 示 。平 % 増 6 万3762 津別町建設課住宅グループ主査 民間 時 平成 中心地区 均等 発展 内 。 替 業 進 野 幌 地区 迎 。 、人 。 反 面、市 状況 、平成5 年度 都市 都心 地区 位 含 、都 心 地 区 、公 営 住 宅 老 朽 化 伴 時期 建 基 盤 整 備 、中心 市 街 地 活 性 化 事 置 付 、鉄 道 高 架 化 集積 第4 次 総 合 計 画 、公 共・公 益 施 設 無 過程 、江別、野幌、大麻 3 年 、J R野幌駅周辺 急激 伸 43 万5000人 数 建 、 口 土居 建郎 (どい・けんろう) 生 地区 岩内町建設水道部建設住宅課係長 (建築担当) 工場跡地 成 入 関山 英克 (せきやま・ひでかつ) 45 札幌 日時:平成 26 年 11 月 19 日 (水) 会場:京王 、公 共 施 設 全 住生活基本計画 営繕 年 年 再開 まちなか居住と 住み替え促進 替 ・新 築 について議論した。 西 村 江別市 昭 和 年、道 札 幌 市 人口集 中 伴 新 住 宅 地開 発 。 建 平成 般 津別町 採用 良質・低廉な住宅を提供することにとどまらず、中心 年 人口 4 万4510 人 建て替え・整備が進む新栄団地 公営住宅との関わり 居住 活用 議論 思 驚 、 願 。今日 、公 営 住 宅 行 自己紹介 。 、道 際、 原則 当 初、本 州 連携 瀬戸口 平成3 年 北海道大学 、 都市計画 住宅 整備計画 専 来 門 、全 道 自 治 体 。北 海 道 行 多 建 替 公 営 住 宅 、現 地 建 替 、北海道 簡単 移転 。移転建 替 試 課題 、 内 自 治 体 住 宅 戦 略 、住 宅 事 業 気付 活用 珍 皆 都心 、都 市 。現在 以 来、一 貫 中心 。 西村 江別市 入 建設 部 籍 置 、J R 野 幌 駅 機能 充実 、 事業 江別 顔 目指 。 年 事業 進 、平 成 、市 営 住 宅 建 替 新栄団地 進 欠 方 % 形 、多 多 平成 。入 居 者 約 年間 、6棟290戸 建 替 ・整 備 完了 、後 期 高 齢 者 高 齢 者 、整 備 年 連携 。 子育 世代 、福 祉 施 策 。高 齢 者 世 代 利用 成 課題 、入 居 者 住居 、住 促進策 提供 、広 住 宅 入居条件 場合 、単身 替 一 方、独 居 高 齢 者 広 住 戸、家 族 多 子育 世代 狭 住戸 住 想定 、単身者 方々 住戸 、子 育 世 代 者用 住居 移 加 必要 16 人口減少時代の自治体住宅戦略 平成 行 、本年度 。 関 山 北 見 市 入 約 年、主 住 宅行政 中心 業務 携 。市 見直 大 約5000 戸 行 公営住宅長寿命化計画 中間年 、現在見直 市内 公営住宅等 、今 後 維 持・更 新 、管 理 。平 成 中心 進 策定 高 。岩 内 町 、公 営 借 家 率 課題 。 岩 内町 土居 平 成 年 夕 張 市 籍 移 、主 建 築 分 野 従 事 2割近 悩 寿命化計画 住 替 加 藤 平 成6 年 建 築 技 術 職 伴う維持更新や、高齢者対応、子育て世代の流出など PRACTICE 2015.1 17 PRACTICE 2015.1 12 40 35 子育て世代枠が設定された3LDKの住戸 24 コーディネーター 北海道大学大学院工学研究院 教授 17 を踏まえて、公営住宅の整備やまちづくりを進める上 昭和55 年:江別市役所 平成 5 年:建設部都市計画課計画係 平成 9 年:建設部まちづくり推進室区画整理課主査 平成17 年:建設部都心整備課長 平成 21年:建設部次長 平成 24 年:建設部長 12 いる。座談会では、公営住宅を取り巻く今日的な課題 14 PROFILE 40 で、自治体が取り組むべき方向性や将来に向けた展望 39 市街地の活性化や少子化対策、民間との連携による行 江別市建設部長 道内市町村の住宅政策は現在、公営住宅の老朽化に 住み替え促進で 家族数に合う広さを確保 22 25 多くの課題を抱えている。また、公営住宅には住民に 西 村 晃 一 22 24 20 江別市 21 替 負担 基本 住 市 子 団地 跡地 。新栄団 住戸 、転 居 費 用 。同一 団 地 内 。 同時 、3LDK 育 世代枠 設定 地 中高層化 生 交流 計画 。 仕組 、 設 、団地 。 進 、高 齢 者 福 祉 充 実 今 後、民 間 社 会 福 祉 関 連 施 設 誘致 図 住棟 替 戸整 活用 。 、際 。公 営 住 宅 新 築 方針 集会所 地域 子育 支援 場 提供 瀬 戸口 住 非常 大切 増 高 、市 入 建設 。中 心 3 棟142 戸 居 住﹂ 推 進 居住推進計画 形成 支援 行 地価 方式 供給 。 、生 活 補 市営 効率 、自治体 財政負担 考 限 。 既存 公営住宅 備 年 ︵LS A︶ 常 駐 。 平成 上 策定 、 ﹁ 助 借 市街地 税収 、躯 体 市 、入 退 去 時 修 繕 費 用 固定資産税 。 一 部 市 負担 、維持管理 。 、高 齢 者 大 規 模 改 修・修 繕 、 行 負担 少 瀬 戸口 L S A 関 山 英 克 。 解消 取 営住 宅 限 組 必要 、民間 住宅 課題 空 住宅 。団 地 造 成 。今 家 維持 。 約 、終 、 。 戸建 住 売 、 面 課 、近 隣 助 % 達 増 、高齢 夫婦 年。二 世 代 目 世 帯 住 住 団地 高齢化率 町内会 運営 出 合 、 題 移 高齢者 、広 中古 戸建 大 。他 若 子 育 世 代 方々 人 存在 。LSA 事例 増 。 。続 、岩内 他 公営住宅 一 緒 整備 中心 部 求 声 掛 連携 施設 紹介 手法 有効 町 状況 減 達 続 。昭 和 年 大火 。高 齢 化 率 0 人 、年間200 人以上 % 約 土 居 岩 内 町 人口 約1 万400 年で260世帯の 住み替え 平成 26 年:都市建設部建築課長 家 平成 23 年:都市建設部建築課係長 (公営住宅建設担当) 。公 平成 20 年:都市再生推進室係長 西村 大麻団地 約4600 戸 集 合 住 宅 、約2200 戸 戸 建 大 PROFILE 焼失 約700 戸 災 害 公 営 、町 内 8 割 住 居 、2 年 間 ﹁住 業者 必要 連携 作 循環﹂ 仕組 。 。 検討 民間 事 、子 。以前住 、今 戻 、親 取組 考 紹介 、町 経 6 割 耐用 問題 解消 町 屋 団地 事 、対 応 策 一 環 団地 建 替 。 建物 落 、平 成 。軽微 修繕 行 、壁 、子 。町 内 点 在 市街地 近 来 同 再 生事 業 関 瀬 戸口 私 、道 昭 和 年 度 計 画 戸 数8000 戸 北 広 造成 島市 。事 前 調 査 住 、将 来 親 御 。 呼 大 麻団 地 希望 独 立 、高 齢 者 所 戻 。 家族 故郷 期待 若 人 効果 近住 後 建設 。次 北 見 市 取 組 。 住宅 内 公営住宅 借家率 2割近 。全道平均 約3 倍 負担 達 、維持管理 町 大 年近 多 築 。 替 課題 過 、今 後5 年 以 内 年数 超 大 住 飛 通学路 老朽化 町 岩内町 、山 海 挟 業 進 根 耐 危 険 状況 建物 シルバーハウジングを整備 3割 達 。平 成 年度 進 、 、 設 計 、日 提供 、 、建 返 既存 方針 、 計 年間 2 団地 終了 予定 上 住 推 。定 行 。 、今 後 分譲 3 団地 跡 地 終 事 高齢者 孤立 時 周囲 面 倒 明 歳以 上 、公 高齢化率 年 1市3町 割 北見市全体 。平 成 関山 北見市 現 在、市 営・道 営 住宅 合 、4988戸 公営住 宅 合併 、 。 課題 併 高 栄団 地 建 替 事 業 人 状 況 、入 居 者 高 齢 化 営住宅 世帯主 約 対策 業 着手 高齢者 生活 配慮 常生活支援 、入 居 者 内部協議 団地 課題解消策 含 戸 繰 年 長寿命化計画策定 際 替 。最 終 的 、年 間 、用 途 廃 止 団地 空 家 住 替 定 。住 替 60 世 帯 住 替 画 年以 内 除 却 除却 終 、住 宅 地 考 観点 、計画 順調 進 住施策 進 瀬 戸口 既 存 空 家 利 用 、住民 理解 得 進 替 10 18 PRACTICE 2015.1 19 PRACTICE 2015.1 65 18 4 15 高栄A団地。中央棟に隣接しているのがLSAが常駐する高齢者 生活相談所と地域包括支援センター 20 平成24年10月に竣工した栄団地 26 45 平成12 年:都市建設部建築課 平成 23 年:建設住宅課 係長 (建築担当) 24 平成10 年:北海道建設部住宅課 (派遣) 29 平成 21年:岩内町役場 第3期借上市営住宅。 1∼2階が学習塾で、 3∼9階が市営住宅 住み替え事業で行われた入居者説明会 平成 6 年:都市住宅部住宅建築課 平成11年:夕張市役所 60 平成 4 年:北見市役所 (都市住宅部建築指導課) 30 PROFILE 40 30 北見市都市建設部建築課長 10 岩内町建設水道部建設住宅課係長(建築担当) まちなか居住や 高齢者への対応を強化 30 岩内大火から60年 公住建て替えに奔走 北見市 土 居 建 郎 岩内町 16 紹介 苦労 多 町 取組 後 続 訳 。多 ﹂ 住 、特別 、少 、残 無 住戸 一 般公募 大 交付 。 点 住宅 戸 心 決 。 盛 込 効果 補助率 支 援 促 進 条 例 、民 間 促進策 若者 定住対策 。 集合 ﹂ 大 。私 議論 加 人口 、 供給 期待 夕張の集住化戦略とは 万人 瀬 戸口 私 夕 張 市 住 宅 集 約 化 紹介 。夕 張 市 平 成 取組 。 都市計画 中 、現 状 見 合 。 。 、LS A 人 材 確 保 。 中心軸 定 、住宅 集 基本方針 、JR沿線 年 策定 進 変 年 財政破 平成 1 万人 切 国道 上 、入 居 者 間 課題 行 課題 、生活 支援 瀬 戸口 都市部 土居 岩 内町 強化 。 。江別市 新 。 。 住民 第 、町 村 部 居 住 、江 別 市 、多 思 建 替 事業 進 西 村 都 心 居 住 促 進、郊 外 団地集約化 、新 栄 団 地 栄団地 中心街 一 等地 思 瀬 戸口 高 齢 者 人口密 度 、利 便 性 高 中心市 街 地 誘 導 大 。 公的借家 整 居住 推進、住宅 町 住 生活 基本 計 。既 全 戸 入 居 5 戸 1 LDK 完成 備、定住促進 、 平成 年 策定 画 ﹁歩 暮 勧 順 構造 入 瀬 戸口 公 営 住 宅 民 間 活 力 導 入 先進事例 、津 別 町 取 組 、 。集 6 。起 業 実施 年3 月 。 方 注目 道内外 。整 備 手 法 違 団地 外構 自由 使 、木 製 建 具 製造 。町内 産業振興 好評 。 4 支障 、住 棟 配 置 、直接建設 民間 、若 者 定 住 町内 活 発想 提案 年 戸 、特 不足 証明 、単 身 者 向 2戸 1 L D K 、募 集 高 月 完成 2 ∼5 倍 倍 率 年 込 経営 最 大4 割 補 助 金 合住宅 、平 成 、 、借 。北見市 教 関 山 中心 市 街 地 式 供給 、公 共 交 通 機 、1 建 。古 人 、新 不自由 入 上位 、買 物 、入 居 動 機 関 利用 階 物 理由 一 移住 上 瀬 戸口 公 営 住 宅 高 齢 化 対 応 、 自治体 課題 高齢化と公営住宅 数件 問 合 、対 象 投 資 額 起業支援 町 平成 年 施行 促進条例 、 経営 活用 。 住宅 人 申 。平 成 単身者向 。 戸 地域優良賃貸住宅 用意 、平 成 、住 替 、入居者 。家 賃 負 担 配 調 進 、地 元 企 業 内装 町内企業 用合板 8年 居者 住民 、切 。部 製作 一戸 買 取 方式 、平成 % 年間 、新規 行 、 戸 。最後 津別 。 歩いて暮らせる町へ 。 公営住宅整備 加 藤 津 別 町 、平 成 元 年 間 、当時 全国的 稀 建 建設 整備 住宅 年 約3 分 減少 。人口 昭和 、公営住宅 建 替 年度 耐用 年数 過 達 再開 約5200 人 約1万7000人 続 、現 在 。空 家 増加 、 1 減 、人口規模 、営 林 署 。 市街地形成 、暮 年 統廃合 伴 、中心市街地 1・3 、平 成 住宅 供給 課題 見合 住宅 老朽化 進 、町 取 公営住宅 、隣接 戸 建 替 年代以前 建設 。 、木 造 平 屋 建 ㌶ 空 地 得 、昭 和 戸 整備 場所 、 、当初 不満 声 上 。住 、約 、個 別 、住民 方々 話 ﹁低 層 階 住 ﹂ 配慮 完了 ﹂﹁ 優先入居 。郊外 3 団地 移転希望者 公営住宅 。 、既存 古 住宅 住 替 終 聞 人 近 細 替 改修 住 事 業 評 価 、5 段 階 評 価 年 住 要望 民 3・3 ﹁ 実 思 望 分的 素直 喜 理解 団地 24 一 中 心 部 団 地 希 望 、第 二 約 地区 分 五 。夕 張 市 主 七 。 計画 外 。 亡 続 、 団 歳 達 ﹂ 異例 二段 階 。 、住 移住 考 。 年 、修 繕 雪融 水 。冬 凍 結 、3 分 2 棟216 戸 暮 明 。集落 地区 中心軸 該当 、真谷地地区 撤退 南 部 地 区 中心 軸 年後 替 ﹁ 集 約 、次 年 、各 地 区 散 在 地区 年後 説得 、 極 撤退 公的 都市計画 、全国的 。財政破綻 機 、 住宅 最初 化 強力 進 確 。住 民 ﹂﹁他 多 住 年 中心軸 移 計画 住 声 多 地 区 、住 民 平 均 年 齢 方 難 家 続 。平 成 建 替 用途廃 付 強 結 、炭 市内 夕張 住宅 。私 6棟 集 約 事 業 、住 民 状況 破 裂 、春 真谷地地区 世帯 地 中 空 水道管 水浸 2年間 行 。 住 民 、新 住居 地域 、他 地 、今 落 気 人 非常 今 当時 、 希望 6 棟 集 約 、残 止 新 住 。岩内町 抵抗感 少 住宅 。 、身 体 能 力 暮 付 住宅 地域 整 、 住宅 。 替 思 市街地 住 実感 。市町 村 住民 付 必要 加藤 郊外 備 瀬 戸口 高 齢 、住 慣 違 、住 替 条件 良 住宅 移 多 状況 区 、炭鉱 無 鉱 複数 炭鉱 点在 市 勤務 12 20 PRACTICE 2015.1 21 PRACTICE 2015.1 混在 内装に地場産のトド松構造用合板を使用。内部建具も地元木工 会社による製作 75 23 20 10 10 20 72 23 人 平成 24 年:建設課住宅グループ主査 住 替 実証 入 平成 20 年:建設課水道・施設管理グループ 。新築 。 平成18 年:建設課技術係 19 平成26年10月に竣工した旭町団地のD棟 (地優賃住宅) 27 平成 6 年:津別町役場 (建設課建築係) 得 考 PROFILE 12 26 津別町建設課住宅グループ主査 22 22 10 25 22 46 32 35 65 14 20 40 11 加 藤 端 陽 津別町 22 36 地場産材活用など 公営住宅に民間の力を活用 1 大 高 齢 者 、病 院 用地 商店街 理由 満室 1社 組 合 近 。町 未利 、帯広 、家 賃 廃業 会社 複数借 思 遊 低 出 場合、 当 重視 家 住宅選 思 有効 住宅供給 複数 事業 始 。民活導入 思 。 加藤 先 話 、津 別 町 起業支援促進条例 、 民間活 方法 考 条件 。 集客 実現 論 得 方針 高齢者向 、今 後 住宅 思 。 継 住 得 介護 高齢者向 食事 、現 状 方 上 見 確実 業者 、計 画 戸 数 。借 結 。江 別 市 提供 、 。 。 低家賃 、 。現在、住生活基 事業者 付 企業 取組 検討 行 至 建設 、手 。 、市 難 公営住宅 関 確保 当 考 住 宅施 策 上 減 、長 期 的 、適切 。実際 解決 方 、高齢化対策 子育 支 傾向 援 、住 宅 器 。 、単 年 度 歳 出 。一 方 借 瀬 戸口 補 助 金 兼 合 、 自治体 建設 方 安 済 場合 挙 西村 民活導入 必要性 認識 、 民間事業 方法 意分野 持 事業者 、全 瀬 戸口 宅 、一 興味 示 提供 付 本計画 改定作業 行 続 1 件 事業着手 。幸 複数 問 合 力 導入策 子 。 公 住宅 。 、移動時間 世 帯 、通 勤 、実 子育 世代 民間活力の導入方法 、多 様 。借 、北見市 上 思 瀬 戸口 民 間 活 力 導 入 整備 、 削 減 民間 活 面 有効 。 営 住 宅 整備 進 状況 教 、何 。 所有地 事業 明記 建 物 1 ∼2 階 関山 募集要件 、商 業 店 舗 思 施設 設定 地主 低 ﹂ 直接聞 欲 、住 民 意 見 。 必要 場所 子 集 、高 齢 者 目 相 談 窓口、住 民 環境 切 提供 七民 、 官民 計画 可能 三公 体制 事業 。半公半民、 立 上 、組 立 、公 営 住 宅 事 業 最後 民間活力 。単 民 間 知恵 借 発想 一歩 進 無 提供 育 世代 必要 、間伐材 熱源 政策 、 。 求 。 実効性 住 替 人口減少社会 中 、大 。 、公 営 住 宅 政 策 、 。 役割 担 展開 役割 促 重要 整備 暖房 考 協同組合形式 生産 使 思 、 補助 行 、建設戸数 増 遊 要望 多 開催 津別町 燃料 。 団 地 整備 役割 公営住宅 先導 都市計画 。公営住宅 建 替 作 、移転集約 住 替 有効 機能 二 目 、生 活 環 境 合 高 瀬戸口 自治体 住宅政策 三 大 可能性 役割 担 。一 。 、 瀬 戸口 夕 張 市 、民 間 住 宅 比 率 、良質 民間住宅 対 思 。 。特 子育 半数 子育 世代 優 2 LDK 3 LDK 空 抑 先的 割 。 。 。 感 忙 世 代 、立 地 環 境 、民間 。全 国 、配 食 。札幌 改修 行 。 瀬 戸口 共 働 送迎 特徴的 事例 数多 提供 役割 大 瀬 戸口 子 育 世 代 定 住 促 進 少 子化対策 進 上 、公 営 住 宅 果 関山 子育 世帯 支援 、住宅 重点 政 策 掲 、今後 。市内 道営住宅 、子育 支 援 住 宅 整備 取 入 優先的 。特 既存 大型団地 児童 考 子育 支援住宅 整備 、子 育 世 代 、保 育 園 市営住宅 考 近 入居 検討 子 西 村 江 別 市 、子 育 支 援 力 。健康福祉部 主体 注 、冬 商業 、保 育 支 援 屋内型 子育 支援施設 施設 運営 、 、 。一 方、以 。市営住宅 時代 多 多様 人 思 、市 独 自 住 宅 政 。住民 抱 考 一 時的 住 提供 前 終 理解 策 追求 長 把 課題 徐々 、元気 少子化 。今後 、民 土居 長 寿 命 化 計 画 策 定 期的 町営住宅 大枠 握 間住宅施策 強化 。人口減 少 。 支 援 、今 後 。 、人口減少 食 止 町 元気 奪 今 方 策 町 全体 考 世代 居住 、高齢者対策 減 、北 子育て支援と住宅施策 。 、複数 応 事業 小 規 模 多 機 能 型居 宅介 護 事 業 、共生 、 行 企業 募集 募 始 、 改修 運営 瀬 戸口 夕 張 市 清 水 沢 、3 棟 古 簡易平屋建 公営住宅 用 途廃止 、社 会 福 祉 法 人 ﹁狭 ﹂ 共 、 施 、工 夫 作 環 、 続 。江別 。 付 必要 。 除雪 負担 、地 元 住 大雪 高齢者 、3 棟 。当初 利用者 声 用部分 年 耐 満室 応 境 整 市 増 。 、入居 必要 。 高齢者住宅 取組 仕組 場合 多 、年金生活者 前 西村 2年 高齢者向 住宅 市内 料金 。 連携 。高齢者 住 替 、民 間 考 聞 場合 瀬 戸口 付 運営 、施設 新築 大 最後 抱負 、 感 。江 別 市 自治体住宅政策の展望は 西村 時代 流 向 確 実 進 、人口減 少 聞 住宅 感 意識 。 中心市 街 地 活 性 化 住宅政策 対策 考 関山 皆 話 見 市 、子 育 世 帯 取 進 夕張市真谷地団地の集約化事業 、遅 平成 22 年:同教授 施策 客員研究員 子 平成19 年:同准教授 22 PRACTICE 2015.1 23 PRACTICE 2015.1 。既存 平成13 年:アメリカ カリフォルニア大学バークレー校 範囲 平成 7 年:同助教授 思 平成 3 年:北海道大学助手 (工学部建築計画学第一講座) 加藤 子育 強化 平成 2 年:早稲田大学助手 (理工学部建築学科) ﹁目 届 PROFILE 公営住宅 北海道大学大学院工学研究院 教授 、自 治 体 裁 量 自 由 瀬 戸 口 剛 コーディネーター 。公営住宅 、国策 進 時代 まち、 生活を豊かにする 自治体住宅政策を提言 真谷地団地集約化事業で行われた住民ワークショップ (平成24年) ■企業誘致 人口 増 ■賃貸住宅 近隣都市 条件 有利 ■人口減少 地域交通 苦境 方 法 迎 。 町外 人口減少時代 重要課題 市町村 通勤者 安平町 、人口 受 皿 、定住人口 維持・増加 、最 安平町 増加 地域交通体系 再 。 目 標 人口 910 9018 人 減 、 掲 月 総合計画 。 約60 人 。雇用 取 組 、町 内 増加 結 。 近隣 ︱。商 業 集積 条件 満 苫 小 牧 市 、生 活 面 、 付 、工 業 団 地 造 成 分 働 6・7 %、人 数 目的 来 、町内 昼間人口 、人口 、同 年 国 込 市 最高 。都 格差〟 縮 、町外 助成 〝 家率 上 。一 方、賃貸住宅 環境 定住 狙 供 給 過 剰 、町 内 空 整 通勤者 120 万 円 建 設 費 最 高180 万 円、町 外 業 者 場 合、町 内 業 者 1 戸 当 二 以上 居室 利便性 高 千歳市 安平 住 施設 医療機関 現状 浮 彫 定 住 人口 維 持 企業誘致 創出 増加傾向 0 人 多 、町 外 総数 勢調査 0人 割 年 目指 、住民生活 密着 競争 棟 平成 生活環境 実現 建設促進 、安全・安心 ? 、自 動 立地条件 苫小牧港 有利 大手 。 年当時、約 、単 身 者 向 、老朽化 目 〝 加速 、 従業 、町内 事業所 通勤 何 。 、出 生 祝 金 、危 10 民間 分 重要政策課題 掲 着手 。 民間 瀧 町 長 、翌 年 度 取組 子育 支援 拡 充・保 育 料 軽 減・乳 幼 児 等 医 強 療費 負担軽減 連動 機感 人口増加 受 皿 支援 建設 促 進 取 組 始 建設 際、居 間 、 安 平 町 平 成 年4 月 ﹁民 間 賃 貸共同住宅等建設促進条例﹂ 施行。 新築 22 構築 安平 住 車 約 、精密機械 金型、 。 年3 月 93 止 比較的恵 。全国有数 軽種馬産地 、雇 用 環 境 求 多 、入居希望者 町 平成 状況 、家 賃 値 下 賃貸住宅 供給過 住 民 基 本 台 帳 人口 、 。合 併 当 時 平 成 、人口減少 勢 条件 置 知 6 社 、町 内 工 業 団 地 進 出 製 品、製 氷、食 品 活 進 35 人 建設 剰 激化 安平町 民間 外 多 、近隣都市 。 苫小牧 毎日 運 行 必要 考 定住 20 瀧孝町長 平成 年度 ﹁人口増加施策 展開﹂ 最 動機付 町内 員用 送迎 、千 歳 考 格 差 〟 、人口流 出 立 建物 18 22 18 30 新千歳空港 平 成 年 旧早 来町 旧 追 分町 合併 誕生 安 平 町。物 流 拠 点 デマンドバスは年間約4000人の町民が利用(上)。民間賃貸アパートの建設促進で3年で15棟106戸が建設された (下) 人口減少を食い止めろ! 住宅と交通の確保が第一歩 面積:237.1㎢ 人口:8,573人(平成26年12月現在) 安平町HP http://www.town.abira.lg.jp/ ■106戸 賃貸住宅 建設 ■町外 転入者 増加 ■住民生活 支 交通 維持 Abira 安平町 vol. ■町 賃貸住宅 建設費 助成 ■町外在住者 定住 町 ■ 運行 取 組 24 PRACTICE 2015.1 25 PRACTICE 2015.1 [DATA] 成 果 22 23 自治体の 重点政策 課 題 1 町外からの通勤者を取り込むために建設支援事業を新聞広告などでアピール 昇 招 可能性 年度 ∼ 、助 成 事 功 年度 。 戸、 棟 参 棟106 戸 年度 棟 企業 注 情報発信 。 業 実 施 期 間 、平 成 3 年間 限 定 。平成 棟 戸、 町 積極的 奏 、助成制度 目 集 年度 戸 、3 年 間 合 計 建設 。 助成額 総 額 1 億3 5 社 9 棟 建設 地 元 企 業3 社 6 棟、町 外 民間 入 、町 520万円 上 経 町 試算 、人口増 加 地 方 交 付 税 配 分 額 増 加、固 定 資 産 税 見込 。 帯 世帯 転入 者 。 町外 、 、町 内 複 、有 効 無 。当初 町外 。 創設 考 後押 、約6 割 民間 建設投資 所有 出 J R早 来駅 前 経営 前田 健 治 数 土地 活用策 見出 乗 勧 助成制度 経営 、町 制度 活用 説明 強 関心 持 、 。前 間借 空 。当 時 向 。 民間 。 ﹁ 。 。3 倍増 返 非常 大 転入 役場 通勤 無 、町内 親戚 職員住宅 町 推進課 木林一 雄課 長 補 佐 、昭 和 年 旧 早 来 町 採 用 宅 助成事業 、民間 近 戸数 供給 年 間 100 人 近 人 ﹂ 話 、定 住 人口 増 加 成果 瀧 町 長 ﹁人口減 少 対 策 困難 課題 、議 論 繰 大切 結果 満 巻 、実 行 移 、 。買 物 ﹄ 思 。運 安平町 、 。 ? 取 、大 良 合併 運行 、運行効率 悪 確保 実現 。 住民 ﹁空気 運 。 分地区 事業所 平成 。 会社 、追 ﹂ 揶揄 年 乗客減少 理由 撤退 表明 始 承継 検討 含 、 、 交通体 問題 運 行 、地 元 企 。結 果 的 会社撤 町 平成 年 ﹁ 退問題対策連絡協議会﹂ 設置 、 対策 経営 追分地区 業 契 機 町 、巡 回 方 廃 止。 。 取組 検討 町 地域交通 再構 。 年4 。平成 目指 再 検 討。利 用 者 利 便 系 在 運行効率化 出 性向上 訪 、町 人口減少 続 6 。切 所 口 語 。 ﹁ 人口 増 加 必要 。安 平 多 満足 、日 本 有 数 馬 産 人 増加 。 観光客 約8 無 年 。 、新 。 整 雇用 創 効果 体験型観 有効活用 至近 新千歳 ﹃道 駅﹄ 、安 平 知 追分、安平、早来、 。今 後、合 併 、平 成 、冬 場 身 考 訪 場 観光 視点 。瀧 町 長 新 成果 一 地見学 、受 楽 、近 年 傾向 体験 000 人 町 高 連携 名度 。 拠点 備 高速道路 図 ﹂ 決意 込 出 定住人口 増加 現 光 充実 、外 国 人 観 光 客 誘 致 空港 遠浅 4 地区 一 経 、平 成 転換 打 巡回 感 年度 試験運行 月 運行 出掛 連携 必要 ﹂ 話 商工 会 必 、 停 、住 少 、 建 設 助 成 、一 定 観光振興 活路 考 。予 約 状 対応 専属運 相澤宏美社長 運行 高齢者 参加 滞在 人 市街地 築 有限 一 定 負担 交通手段 増 確保 、会 社 経 営 、住 民 足 運行 。地域 人口 減 、会社 効率的 、利 賃 無料 1日3∼4便 運行。年 年 平成 町 営 巡回 住民 足 消 ﹂ 表情 引 締 、町 魅力向上 進 ﹃安平 住 、町 建設 助成事業 投資効果 環境 考 提案 月額家賃 6万円 設定 厳 ﹁町内 所得水準 比 田 、経 用者 少 間約1000万円 負担 ﹂ 語 。 利用 、利用者 年以 上 運行 担当 ﹂ 強調 、利 用 者 道 。帰 。 利便性向上 訳 、収益性 高 送 立 、転 入 者 生 活 支 目的地 向 自宅 交通 足 充 相 、 可 再 検 討。工事 費 約2 割 、 高 ﹂ 感 、地 元 建 設 会 社 工 事 費 町 助成金 、家賃 4万円台 抑 戸 従業員 。千 歳 市 住 能 判断。2年間 2棟 建設 合 停 営 見通 援 乗 各 願 要 会社早来 、高 齢 者 運 賃 片 道 大 人300 円、小 学 生 割安 利用 住民 ﹁運 転歴 転手 継続 ・ 、 行 年9 月、早 来 地 、社会的 使命 果 ﹂ 語 。 施設 ﹂ 建設。 ﹁ 一 方、町 平成 留所 兼 区 経営 厳 況 応 努力 年9 年度 利用 利用 登録 者 心強 存在 。平成 、町 内 移 動 手 段 月現在、 565 人 上 。平 成 。 、乗 。当初 慣 、乗 車 時 間 合 、運 賃 収 入 延 4037 人。 約1100 万円 事業費 対 者数 、 115万8000円 一 方、 利用者宅 回 分 限 150 円 均一 制 、 経 営 多 額 自己 入居 、現在 満室状態 。前 町 内 牧 場 工場 次 田 ﹁ 配布 資金 必要 年5 月 。入 居 者 世 、 、町 助成金 活用 展開 賃貸 高 、将 、6 年 間 投 資 、 町 民 税 税 収 増、町 内 考慮 済波及効果 要因 回収 PR 活 動 取得 若 年 世 代 、子 、戸 建 住 宅 来的 定住 生 。 、投資効果 期待 達 観点 地域交通 守 活性化 開始 % 入 居 率 、平 成 結果、町 助成 建設 、集 中 的 町 、工 業 団 地 企 業 物件 紹介 。 現在 運行 、町商工会 事業主体 担 、 便 。事 前 利 毎日 車 無 運行業務 委託 人乗 会 社2 社 受 、町 除 瀧孝安平町長 。 住 民 、希 望 時 間 償 貸 与。 土・日 曜 行 来 電話 予約 迎 所、追 分 地 区 8 、利用者 、 指摘 利用 者 意見 会社 運行協 外出 掛 。住 民 。利用者 増加 市街地 人 。町企画財政課 木村誠主幹 ﹁買 物 民活動 考 呼 利用者登録 商店街 活性化 活用 24 23 15 25 、病 院、駅、町 役 場、 ︵5 往 復 ︶ 運 行 用者登録 1 時間前 利用者 自宅 9 停 設置 早来地区 公民館 所 。 ﹁利用方法 面倒﹂ 予約 手間 違 多 ﹁ 要望 、町、町商工会、 2 社 組織 利 限定 、不 満 声 、有 料 化 無 料巡回 。 議 会﹂ 分 析 、運 行 体 制 改 善 活 一 方、廃 止 住民 負担増加 対 教訓 住民 等 無 料 巡回 。瀧町長 ﹁運行 低調 、便数 少 利用 伴 漏 用 、全 25 26 PRACTICE 2015.1 27 PRACTICE 2015.1 22 25 25 10 26 22 23 60 25 30 10 18 10 4 94 、高齢者 40 1 68 10 26 89 14 25 8 24 電話予約を受けると地図を見ながら運行ルートを作成。金曜日はカラオケや 切り絵、 生け花のサークル活動などの利用者も多い ■子 読書離 対応 ■学校 読書環境 改善 ■読書 促進 方 法 vol. ■ 絵本 贈 ■学校図書館 充実 取 組 ■市民 協働事業 実施 恵庭市 、市民 。市内 中心 ﹁ 大 詰 読書 飢 多数 市民 、市 民 平 成4 年7 月。道 内 市 立図 書 館 定着 ﹁読書 取組 進 施設 自治体 先駆 、 活動、市内 ﹂ 書習慣 定着 向 開館 無 最 遅 恵庭市民 悲願 ﹁読書 市 書店 。開 館 日 本 借 。一 時 掛 、争 無 図 書 館﹂ 呼 船出 市民 ﹁本 棚 本 。熱烈 歓迎 受 後 。 、全国 読 読 聞 。 ﹁花 一 新。市内 設置 、市民 500 人 読 年 調査 上回 年間貸出冊数 。平 成4 年 、市民 伝 読書推進活動 連携 現場 訪 伸 。 行政 市民 一丸 図書館﹂ 事業 、本 魅力 ﹂ 利用者 市 民1 人 当 増加 、平成 全 道 平 均 3・3 冊 4・ 冊 9・ 冊 ﹁ 。 赤 深 。絵本 。 市立図書館 職員 、 始 本 。 年、市教委 。現 在 活 人。子育 経験者 母 私 。代 表 近 藤 眞 由 美 約 結成 会﹂ 平成 ﹂ 呼 掛 良 目 絵本 釘付 大半 掛 親子 ﹁最初 赤 楽 使 ﹁ 呼 年8月 、道路 。平成 、 現 在、市 内 読 聞 書推進活動 取 組 市民 団体 声 受 超 動 従来 先端産業 象徴 市民 新 ﹂ 象徴 贈 ﹁ 絵本 読 聞 会﹂ ﹂ 新 全国的 注目 。 絵本 年、全 国 自 治 体 初 絵本 楽 加 ﹁読書 。恵庭市 、 活動 支 本 市 立図 書 館 、 読 聞 改 読書 集 表情 市 平成 、赤 。英国 発 女性 ﹁読 聞 終 若 経験 ﹂ 語 。 人生 、親 子 心 言 語 力、計 算 基 本。子 育 知識 、自 分 子 育 得 伝 ﹁子 育 、 分 悩 父 世 。子育 打 精一 杯 。 母親 満足度 取 組 機会 絵本 読 聞 対 、夫婦 子育 方 、子 育 結果 増 、子育 関 母 近藤 高 明 帯 子 月児 保護者 市教委 1 歳 対象 行 追跡調査 、父親 支 教訓 育 、生 後 健診 合 。平 、 関 、本 。 興味 関 26 抱 本 33 、悩 実施 。子 育 世 代 年 、1 歳 気 絵本 中 ﹁ 。 診察 合間 13 赤 、集 中 力 祥 地 、幼少期 心 効果 対象 力 高 贈 贈 、平成 自分 選 ﹂ 、医 師 行 本 年 度 495 組 親 子 絵 本 絵本 月児 市保健 9・ 成 絵本 。 続 1冊 、子 月 児 健 診 、5 冊 持 健診受診率 向上 6 入 健診 会場 、保 健 師 育 児 相 談 72 36 36 ﹂ 取組 始 12 25 本を持ってマチに出よう! 恵庭市 読書文化を市民と築く [DATA] 28 PRACTICE 2015.1 29 PRACTICE 2015.1 10 30 6 市民の読書習慣定着のために行われる多彩なイベント。 赤ちゃんに絵本を贈るブックスタート (左上) 、 市民による催し を多数開催する図書館まつり (右上) 、 深夜の図書館を開放する 「図書館開館24時」 (左下) 、 破損した本の修理方法を学ぶ ボランティア講習会 (右下) 19 面積:294.87㎢ 人口:68,929人(平成26年12月現在) 恵庭市立図書館HP http://opac.city.eniwa.hokkaido.jp/ ■絵本 通 子育世代 応援 ■子 読書習慣 定着 ■読書 市民 新 文化 Eniwa 恵庭市 成 果 32 25 自治体の 重点政策 課 題 2 、積 極 的 。 内 全 上乗 目的 初 、市 年 役立 。 、平 成 保育園 創 設。 年度 万 保育 、 読書活 、 、実 質 倍 額 寄付 小中学校 補 授業 小中学校 司書 、道内 市町村 校 配 置。蔵 書 充 実 、市 民 図書 不足 図書 選定 力 入 度 同額 図書購入 、市 ﹁子 ∼ 寄 付 制 度﹂ 珍 図書購入費 予算措置 支 全国的 動 、平 成 倍 額 756 万 円 。 ズ 貸出 ・ 年度 取組 始 、図 書 、配 本 万冊、合計 市 立図 書 館 学校 件、合計378 万円 寄付 制度 市 園 図 書 購入 充 、平 成 年 万冊、全小中学校 。 巡回 相互利用 体制 整 毎日、市 内 冊 蔵書 車 届 、平 成 学校 。 、平 成 、学 校 間 相 互 貸 出 前後 比較 実績 倍、市 立 図 書 館 増加 年 、全 小 中 学 校 、授 業 。 行 ミ 会﹂ ズ 本 市 。 、多 ﹁男声読 、男 小学生1人当 、平 成 分間 各自 読書 取組 ィ 、市 活動 ﹂ 保育園・小中学校 、 ・7 冊 聞 。 ﹁ ウ 隊Wit h MS﹂ 団体 活躍 本 受 ﹁黄色 寄贈 元 手 、画 集 市 立図 書 館 寄 贈 寄付額 上 。 破 人 組織 。 会﹂ 担当。1日平 修理 担 ﹁ 進 込 必要 。読 聞 ﹂ 話 。 高齢者 民間委託 向 困難 図書 宅配 。 語 出会 同士 始 、市 民 年 小中学 読 。 、本 対 時﹂ 実行 、電話 ﹁図書館開館 年 翌日 午前8時、 図書館 開放 。市 教 会 店 PR 合 出 、参 加 店 増 作成 、蔵 書 、市立図書館 。 患者 久保大 健 。本 通 。 講座 市民 読書活動 熱心 通 。恵庭 新 、読書 出会 会 ?︱岩崎春恵図書課長 答 開 目 疲 ﹁図 書 館 。久 保 学 、読 書 楽 経営 〝館長〟 一 人 、市内 堂 ﹁来 院 。 ﹁本 話 生 市民 。市民 行政 求 。図書館 役 読書活動 本 人、人 人 結 仕組 、 環境 整 楽 。 他学 年 、表 現 力 深 想像力 、読 削減 年、窓口業務 高齢者 、図 書 館 。平日 開 館 時 市民 読 、図 書 館 職 員 負 。運 営 市 立図 書 館 平 成 読書 学力 向上 能力 育成 読書推進 、豊 交流 。多 年 間 貸 出 冊 数 、平 成 冊 増加 、他学年 子 読 黒 氏 主査 ﹁ ・ 校 聞 深 書 象 寄 開 行 店舗 本棚 貸 新 ﹂ 笑顔 時﹂ 回復 25 本 〝出会 〟 〝会話〟 生 講 、来場者 好評 労 開館 市 立図 書 館 開 見 康 役立 本 貸 輔 鍼 伮 院・ 除籍本 無償 譲 支援 委 持 本年度 午前零時 始 平成 年 委員会 主催 図書相談 好評 。 通 間 延 長、祝日 開 館 書推進 振 担軽減 図 、 大人 人間的 成長 学校 子 磨 73 、読 聞 育児 参加 ﹂ 話 取 市 教 委 教 育 部図 書 課 黒 氏 優子 主 査 ﹁ 、読書 興味 持 親子 増 絵本 利用 対応、授乳 会 開催 。市立図書館 設置、読 聞 、他 大 半。当 〝昭和〟 。当時、児童 通 1人 本好 、平 成 本 見守 。最近 赤 来館者 増 温 組 進 連 利用 者 皆 ﹂ 語 。 ︱。 学校 図書館 学校図書館 充実 児童 声 小学校 図書館 図書 配置 時代 刊行 時 市内 小中学校 司書 管理 1・9 倍 、教 諭 。児 童 書 選 定 彩 運営 上 図書 回 合 計175 万5000 円 市 開 、市立図書館 。 高額 販 売 、売 会﹂ 。市 民 年2 回 開 聞 性中心 読 聞 協力 読 ﹁朝読書﹂ 始 前 年度 年 。 開 始 業 務 、本 来 教 諭 仕 事 。 、図 書 図書館 関 圧迫 。市 役 割 ①読 、読 書 活 動 理 念 読書活動 親 平成 市教委 平成 年、市立図書館 学校図書館 所管 部 署 ﹁図 書 等 課﹂ 一 元 化。翌 年 市民 定 市 民、家 庭、地 域、学 校 役割 環境 総合計画 策定 定 ﹁ 回 果 育成 支援④読書 交流 書活動推進 関 ②読書活動 ③ 推 進月 間 実 施 ︱ 市民 読書推進 主役 市内 、多 市民 読書推進活動 大 役割 。市立図書館 月 読 聞 、以前 図書館職員 行 ﹁ 冊 年 損 本 修 理 作 業 、市 民 均 平成 所 、店 舗 、店 長 、本 通 本 展示 、訪 経営 図 書 館﹂ 、市 内 商 店、喫 茶 店、 気 入 金融機関 者 人 自由 読 、独自 交流型 図書館 。 〝館長〟 、本 貸出 本 催 行 楽 。平 成 、普段 違 、深 夜 音 楽 会 ﹁大 人 絵 本 講 座﹂ 来 場。 無 。 市民 、新 図書館 足 育 読書 来 運 年 度 297 人、本 年 度 316 図書館 雰囲気 人 館 年4 月、 目 的 ﹁人 。全 国 市 、資料収集 保存 業務 、本当 必 。 広 ﹂ 答 会話 。 、恵 新 子 、 交 流、 図書館 刻 。 、本 快適 読書空間 整 、市民 活動 支 思 強化 力 取組 市民 活動 生 ⋮ 図書館 持 可能性 一冊 本 超 読書 楽 出会 ︱。表紙 、目 輝 1 姿 、世 代 庭 新 愛 中心 要 重要 考 割 町 村 4 番 目 読 書 条 例 、全 読 書 条 例﹂ 施 行 市 平成 活動 推進 25 25 23 18 27 40 13 19 18 13 館 、参加者 好 運営 行 店主 会話 楽 行 25 24 学校図書館を利用する児童も増加 市内36店舗が取り組む 「まちじゅう図書館」 。 写真は鍼灸院ナツメ堂の 久保大輔院長 24 10 1 24 14 10 30 58 5 20 30 PRACTICE 2015.1 31 PRACTICE 2015.1 25 18 25 13 41 25 15 19 36 本のリサイクル市で古本を販売し、 図書館の図書費として寄付する 「黄色いエプロンの会」 15 ■土砂災害 人的被害 相次 ■避難勧告 逃 ■災害時 住民 避難 遅 方 法 面積:162.03㎢ 人口:16,389人(平成26年12月現在) 垂水市HP http://www.city.tarumizu.lg.jp/index.htm 活発な噴火活動を続ける桜島。 大正3年の大噴火で垂水市と陸続きになった。 手前は垂水市の海潟漁港 (上) 平成19年7月の集中豪雨では民家4棟と郵便局が土石流に襲われた (下) 土 避難判 、避難 勧告 。 市町村 鹿児島県垂水市 、住民 安全 確保 、近年 市町村 。 鹿児島県垂水市 、度重 たるみず 対応 遅 全国各地 記録的 豪雨 伴 土砂災害 猛威 振 課題 長 災害対策基本法 基 指示 行 権限 有 断基準 不備 大 年8月 避難勧告 。 取組 進 。 噴火活動 。市 西 部 面 、活 発 西部 位置 児島湾 含 闘 。 鹿 浮 年 世紀 現 呼 い 入戸 住宅地 裏 崩 豪雨 土 闘 土砂 年 後 住 九州南部 大量 。 、長 期 与 、昭 和 犠牲 続 7人 2 と 。約 数 埋 、桜 島 流出 約 最大 噴火 大噴火 、 。100 年 前 大 正3 月 日 現 在︶ 噴 火 年 1097 回、 活 火 山・ 桜 島︵1117 ㍍︶ 。平 成 631回︵ 観測 年1 月 発 生 以降 国内 発生 。噴 出 物 体 積 溶岩 大隅海峡 立 方 ㌔ 達 、西 側 山 腹 知 続 砂災害 教訓 避難勧告基準 明確化 図 、住民 迅速 避難行動 結 。平成 土砂 災 害 、人的被害 抑制 向 課題 。市内全域 在 垂水市 陸続 知 火山灰 堆積 、細 粒 軽 石 ∼ 200㍍ 厚 破局的噴火 噴出 2 万9000 年 前、鹿 児 島 湾 北 部 発生 起源 尽 。噴 出 量 200 立 火砕流 焼 陥没 生 森 林 、鹿 現在 南端 約2万60 ㌔ 姶良 あ い ら 噴火 鹿児島湾北部 方 ㌔ 達 、九 州 南 部 。 、直 径 約 。 始 % 台風 。 課題 水 含 急崖 地 域 、姶 良 。垂 水 市 00 年 前 活 動 桜島 児島湾 面 陥没 生 手 迫 。 、梅 雨 時 砂災害 頻発 避難勧告 遅 崩壊 垂 水 市 歴 史 、土 砂 災 害 歴史 。 土砂災害 集中豪雨 平成以降 平 成 元 年 2 人、5 年 民 塗炭 苦 降灰 、大 隅 半 島 災 害 加 、大 正3 年 桜 島 大 噴 火 活発な噴火活動を続ける桜島南岳の昭和火口。夜間には赤熱した噴石が 弧を描いて飛散する(平成26年9月、垂水市から撮影) 付 大 蓄積 伴 、 引 続 継続的 観測 、地下 鹿 児 島 県 垂 水 市 、大 隈 半 島 北 桜島 地盤 隆起 経 蓄積 26 記 録 的 集 中 豪雨 伴 全国 相次 備 噴火 。 揺 、垂水市総務課 港 次 大噴火 備 毎 年1 月 避 難 訓 練 。大 正 噴 光 、空 振 庁 舎 、高温 噴石 降灰 日常風 。昭和 大噴火、現在 連続的 研究 大 正噴 火 8 割 達 珍 赤 ﹁市 民 噴火 景 。夜間 爆発 山 火 、想定 ﹂ 語 垂水 市 土砂 災 害 常 襲 地帯 耕作危機管理対策室長 。 25 宿 命 大地 人・行 方 不 広島市 大規模 土砂 年8 月 東 京 都 大 島町︵死 者 25 人 的・物 的 被 害 人︶ 発生 、平 成 明 者3 人 ︶ ︵死者 36 避 難 指 示 遅 、避 難 判 断 基 準 不 一 方、行 政 災 害 、甚 大 26 15 77 74 12 25 10 避難勧告基準を明確化 的確な防災対応で被害を軽減 成 果 vol. ■避難勧告 基準 明確 ■課題 応 防災計画 改定 ■迅速 警戒・避難体制 構築 。 32 PRACTICE 2015.1 33 PRACTICE 2015.1 [DATA] ■的確 情報 早期避難 促 ■災害 即応 地域 ■土砂災害 犠牲 減 Tarumizu 鹿児島県垂水市 20 50 自治体の 重点政策 課 題 3 5 人 死亡 。 平 成 年9 月、大 型 台風 号 九州南部 直撃 。垂 水 市 9 。5 日 午 前8 時 分、市 災 月4 ∼6 日 累 積 雨 量 638 ㍉ 達 所 避難所 住民 自主避難 開設 呼 。午 後6 掛 、市 内 害対策本部 設置 、防災行政無線 9 新 御 堂︵ 上 、市 住 民1 宮︶ 、山 間 部 し ん み ど う 時 込 しんじょう お だ に 死 亡。6 日 午 前9 時 半 地区 土石 流 巻 人 避難 土石 流 ㍉ 続 超 災害 発生 。 発 。 、避難勧 、当 時 ︵ 連 続 雨 量 150 ㍉、 、生命、身体 危険 強 告 基 準 ﹁豪 雨 予想 時間雨量 場 合︶ ﹂ 定 文言 最 初 土石 流 判断 伴 。 避難勧告 基準雨量 5 日 午 後6 時 時 点 、市 内 、被 害 行 ﹂ 防災担当職員 ﹁危険 強 告 生 降水量 達 土砂災害 続 発 、基準雨 弱 雨 地域 ﹁土 壌 水 悪 、急 傾 斜 地 背 後 控 、斜 面 崩 壊 危 険 量 達 性 高 、 生 、土 砂 災 害 町村 指数化 気象庁 土砂災 害 行 、土 壌 中 蓄 積 。地 域 別 3 時 間 先 特 定 、都 道 府 県 共同 発表 降雨予測 伝達 前 情報 情報 取 届 、情報 活 、当 時 平成 。 、地 域 防 災 計 画 明記 市 積極的 取 改 定。土砂 災 民 防災意識向上 年 土砂災害 想定 災害時 自動 起 防災 。自 入 、資 研修 防災意識 向上 努 力 全世帯 配布 主防災組織 強化 年度 % 過 。 、 。市 内 自 主 防 災 組 織 率 、平 通 機 材 充 実、年1 回 会 ︵災 害予 測 地 、住 図 ︶ 、本 年 度 発信 組 、平 成 教訓 受 年度 地域防災計画 扱 垂水市 年、台 風 号 接 近 伴 、避 難 勧 告 行 半日 以 上 。 、県 内 市 町 村 多 。 判 定 、市 町 村 防 災 担 水 量 当部局 危険度 、避難勧告 全壊 活用 方 法 定 垂水市 改定 ﹂︵港危機対策室長︶ 。 。全 市一 律 基 準 雨 量 場合 。長 時 間 。市 分、市内全域 災 。 民家 役所 南東約5 ㌔ 新城小谷地区 、 住民 3 人 死亡 時 避難勧告 行 死亡 高 判断 逸 避難勧告 基準 。土 砂 災 害 警 報 気 象 庁 平 成 年9 月1日、土砂 災 害 警 戒 情 報 運 用 全国 先 駆 鹿児島県 始 住民 、対 象 市 情 報 、市 町 村 防 災 対 応 自主避難 参考 郵便局 。 動 、緊 急 情 報 日 、山 市 内 暴風 域 入 ふたがわ 、 間部 二川地区 土石流 発生 住 宅4 棟 民 職員 全員 避難済 、従 来 、土砂災害 基準 加 地域防災計画 平成 年 行 修正 、土 砂 災 害 関 避難勧 告 ﹁土砂災害警戒情報等 判断 成 % 向上 害 危険性 高 山間部 行 、連 続 ㍉ 雨量 避難勧告 改 行 。 高 山間 部 記述 基準 、 、具 体 的 少 雨 量 100 ㍉、1 時 間 雨 量 避難勧告 込 程 度 、平 野 部 盛 数値 防災担当職員 迷 、土砂災害 、避 難 判 断 基 準 土 砂 災 害 警 。 年・ 年 人的被害 盛 込 戒情報、土砂災害警戒監視情報 活用 舞 。5 日 午 後9 時 基準 基 取 分、 分 県 時 。同 時 行 、住 民 同 土砂 災 害 警 戒 情 報 伝 市 新 避難行動 市内全域 避難勧告 迅速 か み し き 山 間 部 上 市 木 地区 土石 流 発 。市 含 228 棟 全半壊 棟 。 、迅 速 抑 対 避難 、早 期 避 難 行 動 全半壊 生 、民 家5 戸 内 被災 、人的被害 集中豪雨 人的被害 無 市内全域 。 防災対応 活 、避 難 勧 告 市町村単位 現状 危機 目前 迫 、的確 情報 、避 難 行 動 。防 災 対 策 百 点 満 点 強 防災意識 移 無 。避 難 勧 告 基 準 明 、新 課題 考 返 、市 情報発信 繰 第一 見直 人命 防 災 訓 練 実 施、住 民 防 災 到達点 確化 意識 啓 発 。市 、検 証 的確 迅速 ﹂ 表情 引 締 。 防災意識 維持・向上 努 民 対 無 海上自衛隊 幹部自衛官 、 垂 水 市 向 権 次 危 機 管 理 監 ﹁人 切 、 平 成 年7 月、垂水 市 再 短時 間 雨 量109 ㍉ 記 録 的 豪 雨 見 平成 18 18 襲 市 午前 対法 基 土石 流 1 人 、各 地 、鹿児 島 市 ︱ 垂水 市 ︱ 鹿屋 市 国 道220 号 被害 。市 内 全 体 建 物425 棟 最 無 高 発 生 等︶ 本年度 45 10 後 内 結 含 寸断 棟 。 土木 施 設 生 ﹁ ﹂ 市 、実 際 地域 絞 地域防 高齢者 体制 危険性 極 、擁 壁等 具体的 記 込 、土砂 災 害 警 戒 区 域 ﹂ 時﹂﹁前 兆 現 象︵ 斜 面 崩 壊、斜 面 発見 盛 。避 難 勧 出 土砂 災 害 警 戒 情 報 平 成 年 全 国 運用 始 。 、依然 少 避難指示 市町村 避難勧告 慎重 避難指示 関 扱 基準 告 、土 砂 災 害 警 戒 情 報 取 明確 無 多 、避 難 市町村 頼 、過去 災害 職員 勘 定 経験則 判断 防災対応 。 特 30 10 11 道路 全壊 受 、農 林 水 産 施 設 億円 達 伝 指 、民 述 、山 年 土砂災害警戒特別区域 ∼ 行 平成 間部 同様 基準 避難勧告 後 進 連 年 必要性 開始 前提 、必 府 県 単 位︵北 海 道 広域災害 、都 道 府 年8 月、気 象 庁 相次 、避 難 勧 告 。昨年8∼9月 道内各地 襲 集中豪雨 遅 、平 成 別警報 運用 県単位 発生 、予 報 区 域 7 区 域︶ 19 15 含 被害額 約 人的被害 市 避難訓練 自主防 災組織 組織率向上 取組 進 、多 、住民 分 行 避難勧 。当時 地域防 大 要因 、避難勧告 遅 浮 彫 。 災 計 画 、土 砂 災 害 関 象 上 避難 声 避難勧告 修正 情報 、災 害 時 要 援 護 者 避 。 災 害 危険 切 迫 込 者 災計画 障 難勧告 、市 、土砂災害危険箇所 浮上 地区 公 民 館 指 定 避 難 所 課題 作業 。 避難支援 要 援 護 者 調 査 、医 参加 取 組 。 教訓 、平 成 対応 、土砂災害 、地 域 防 災 計 画 随 時 見 直 、福祉避難所 警戒区域 。 広 域・複 合 災 害 東日 本 大 震 災 絡体制 追加 発生 災害応急対策 対応 定 危機管理監 採 、市 。土 砂 災 害 警 戒 区 域 指 定 、自 衛 官OB 一 方 市 平成 年 防災対応 危機対策管理室 一 元化。平成 年 用 。 組 、 指定 17 18 14 20 定避難所 見直 生委員 療機関 作成 地域防災計画 毎年見直 平成 年7 月 日 台風4 号 大 隅 半 島 上陸。垂 水 市 九 州 南 部 日 災害対 所 指定避 確実 、市 内 全 域 発 表。午 後2 時 時 開 設 、台 風 直 撃 設 置。市 内 暴風域 入 3日前 策本部 難所 日午前 避難準備情報 避難勧 所 県内 最初 取 約300 22 50 14 最大 6 土砂 災 害 危 険 箇 所 該 当 行 、指 定 避 難 所 振 興 会︵町 内 会︶ 特 定 告 。 20 34 PRACTICE 2015.1 35 PRACTICE 2015.1 20 96 18 25 24 23 10 05人 市民 身 寄 80 14 30 11 16 17 19 43 32 14 10 19 17 34 19 13 幹線道路の国道220号も土砂で埋まり通行できない状態に (平成17年9月) 尾脇雅弥市長 (左) が市民に防災ラジオを贈る 。 連載 見 、 。 。 ﹁心 向上 目 研修 手伝 言葉 、 。道内 各 何 同 様 、観 光 振 興 計 ﹂ 、自治体 民間企業 私 北海道 サービスの反対がホスピタリティ 指 、観光 活動 皆 ﹁ はんらん 今 日本中 氾濫 自治体 。多 頻出 画 指針 ?実 実現 ﹁1対多数︵ 。 多数 対 言 ﹁1 対1﹂ 価 値 提 。分 対応﹂ ﹂ 。顧 客 顔 色 規 、顧客 最 ﹂提 供 ﹂﹁誰 ﹁一 定 ﹂ ﹁相 手 状 ﹁万人 均一 、 、 自由自在 変 。 ﹂ 対応 ﹁ ﹂ 。 、応 対 、 言 対 多 数︶ ﹂ 提供技術 供 、 行 ﹁ 況 行 会話 。端的 言 満足度 与 ﹁均一 ﹂﹁公平 ﹂﹁ 低限 則 、余 計 。 。現 在、世 、 論理 、学生 客 様、 対 場所 居 ﹁ 、 超 ﹂ ﹁ 良 今 思 技術 ︵心 声 ︶ 探 、 。 。 高 次 、顧 客 。当然、顧客 提供 実践 。 得 可能 ﹂ 、現代 多様化 考 提供 。相手 人 ﹂ 提供 、 嬉 ﹂ 。 あなただけに﹁より良く﹂を提供 ﹁ 元 感動 与 ﹁ 不可 欠 技 術 価値観 持 、顧客︵住民︶ 満足度 高 オフィス AZM 代表 ﹂ 答 、 見 済 中 業務 、量 販 店、 、 ﹂ 。右肩上 、 Profile 答 。学問 。 。 公 共 機 関。 動 人居 老若男女 対応 。 時 代 、機 能 的 ﹁ 論理 要求 顧客 心 訴 。 夕張山系 囲 昭和38年札幌生まれ。昭和57年札幌 の百貨店に入社。販売員に始まりマネ ジャー、バイヤー、MDとして勤務。販売員時代は売り上げトッ プ常連、バイヤー時代には、自ら100軒以上の窓サイズを測り カーテンのオリジナル商品を開発、大ヒットを生む。平成16年に 道内大手ホテルチェーンの副支配人に就任。顧客満足度が全店 中最下位だったホテルにホスピタリティ・マインドを浸透させ、半 年後にはチェーン1位に。平成22年オフィスAZM設立。ホスピタ リティ・マインドに主眼を置いた顧客対応力向上やクレーム対応 研修を専門とし、サービス関連の評価診断も行っている。 研究 、日本 最先端 実 践 、静 岡 産 業 山 概念 ﹂ 解釈 論理的 体系化 。 ﹁ 、全 違 ﹂ 反 対語 。 東 十 勝 岳 連 峰、西 、四 季 折 々 田 上 。特 定 非 営 利 活 動 法 上富良野町 広 のやまびと 野山人 、 、四季折々 美 。 年、自 然 。 濱野 正洋(はまの・まさひろ) 普及 阻 害 私 大学経営学部特任教授 服部勝人先生 初 。 先 言 ﹁ ﹂ 研 究 、私 ・ 、元 信州 大 学 教 授 文 化 科 学 高 等 研 究院 結論 本 哲 士先 生 ﹁ 。 ﹂ 言 園風景 人・環 境 富良野 舞台 普及 取 組 野山人 歩 力 広 営 、自然 普及 。 。中 絵画 写真 展示会、子 野外活動 活動 平成 景観 雄大 自然 満喫 入 人 、 ㌔ 千 突 然、 、山野草 丘陵 田 園 風 抜 道 感動 。冬 一 年中 ﹂ 話 。 3 年 歳月 巡 大雪 眼前 迫 。 森 。約 、写 真 家、農 家、 職業 開拓 。 視点 道 暮 、歩 人 感性 応 歴史、文学、 、 風景 楽 、 知識 経験 活 約 人 公 務 員、僧 侶 望峠 知 景 魅力 。佐川道路 宝庫 十勝岳連峰 山並 10 。代表 佐山泰正 、約450 ㌔ 、 大雪山国立公園 費 地道 調 上 歩 ﹁広大無辺 自然 中 履 時間 忘 楽 19 OFFICE AZM 向上 今回 自治体職員 代表 濱野正洋 36 PRACTICE 2015.1 37 PRACTICE 2015.1 1 60 11 田園風景とパノラマ絶景が魅力の千望峠パス 高山植物を見るなら十勝岳パス 植物を楽しみ学びながら歩く 山野草や景観を楽しむことができる佐川道路パス ﹁ 特定非営利活動法人 環境ボランティア野山人 」 」違 … 「 「 ア ズ ム 未来への伝言 │ 向上戦略 自治体職員 第1回 次世代へ引き継ぎたい風景 │ 方 楽 願 、 河川 。 道 滑 ﹁歩 人 同 構 歩 。 日本 、広 。 、 ? 狭 、溝 走法 。 ︵写 真 鉄工所 調整 必要 、自然 姿勢 滑 走法 、 道具 思 簡単 埋 使 、 、 難点 。 使 何度 回 作 歩 方 取 〟 ㍍ 。多 楽 。 。 前田和 ・ 感覚 競技 ・ 紹介 人 親 存 。 方法 、 、競技 競技 方、冬 自 然 散 策 方 。 。 践 ﹁歩 。 故・今 村 源 吉 前田 和司 北海道 広 名前 使 ? 、 走 紹介 快適 楽 方法 滑 方 ︵写真1︶ 。 方 応 走法 作 、滑 走法 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常 一定 保 作 、 水田 ︶ 作 崩 解消 自分 足 作 弱 。 悩 初 写真2 コースカッター Profile 最 魅力的 楽 。 1歩進 用 方 大汗 5∼6人 大会 。 用 。 人 、 、土 曜日 多 。 解消 課題 楽 。北 海 道 。 使 方 、日曜日 目指 、 溝 、元気 良 順 先頭 、 一列 並 、前 人 滑 深 時 場 区別 作 方 、気 軽 歩 作 滑 楽 写真3 市内 常設 二 北海道 大 冬 自然 親 。 、雪 青森県出身。スポーツ社会学が専門。東北地方 の農山村調査を通じて、自然と人を活かす「暮ら しの文化」に着目するようになる。平成18年から 北海道教育大学岩見沢校に設置されたアウトド ア・ライフ専攻の教授として「暮らしの文化」の専 門家養成に取り組む。 森 中 、誰 足 踏 入 雪上 滑 、歩 前田 和司(まえた・かずし) 、冬 場 運 動 不 足 38 PRACTICE 2015.1 39 PRACTICE 2015.1 写真1 左はスケーティング走法、 右はクラシカル走法 写真3 ヘルシンキ郊外の常設コース 10 40 2 場面 酒 起 影響 体 、 付 、冠 婚 葬 、 脳 対 。 関係 症状 引 改善 結 1 本、 合 。 饒舌 感 、明 強 全 臭 無害 無 、 、 話 回 當瀬 規嗣 。 、言 葉 、例 、服 、実際 、道 端 脱 。一 部 人 、抑制 。吐 気 出 状態 時 、高 所 登 状態 反社会 歌 、 状態 時 、 支離滅裂 反応 。 。1 。 。残念 。言 動 、周 囲 人 、人 叩 始 人 、 1升近 歩行 困難 、昏睡 陥 、叩 。 呼吸 停 、次第 呼吸 危険 性 高 吐物 詰 泥酔 状態 、次第 意識 。 升 超 、揺 、 。 酵素 分 人 、 顔 、日本人 、 酒 、 。 作用 回 、 。 負 、 脱水 一気 酔 強要 、 酒 、 、大 、肝臓 考 。 人 、 、具合 悪 体 溜 、 。尿便 失禁 起 % 、窒息 状態 嘔吐 。 異 弱 、遅 酵素 非常 人 下戸 人 、人 事 不 省 少量 酒 弱 人 言 赤 弱 、 酒 飲 日本人 強 飲 的 行動 起 大声 出 心 吐 札幌医科大学 教授 。2 、 、1 1杯 同 大 ︱。 回目 連載 話 伺 量 考 飲 進 歩 千鳥足 有害 赤 作用 、気分 。 、顔 、 広 吐、下 痢 。肝臓 脱水酵素 出 、 。一 部 大 、気 分 愚痴 笑 上戸 、気 、活発 態度 飲 。日 本 酒 緊張 解 弾 。人 、会 話 進 。 、 状態 動悸 強 、集中力 欠 上戸 、踊 飲 、歌 。 人 酒 6合 。体 反応 泣 、場 合 合 酔 起 気 人 酸 ﹁ 酢﹂ 変 。血 管 物質 、脳 影響 、頭 痛 抑制 。吐 引 起 。 酢酸、 。酢酸 尿 、飲酒後 尿 何 、肝 脱 代謝 体外 1合 札幌医科大学 當瀬規嗣教授 医学的 解明 、暮 飲酒の科学 、 知 病 気 原因 、誰 増 。年 度 末 向 、正確 知 、主 人 意 。 酒 体 負担 掛 普段 楽 身体 仕組 ﹁飲酒 科学﹂ 祭 少 、具 体 的 外 及 歓送迎会 。 、 酒 体 関係 思 酔 引 その1 酔いの度合い 作用 状態 分解処理 、脂 溶 。 、尿 物質 変 、 、脳 易々 入 任務 当 、 。 到達 、 肝臓 。目安 日本酒 ︵図1︶ 、 酒 量 酔 見 害物質 。 性質 。 脳 水 溶 、先 述 起 出 処理 変 。 脱 水 酵 素 、人 。 酒 飲 。 引 起 有害 物質 、肝 起 。 進 将来死 可能性 作用 持 、 肝臓自体 、肝 臓 細 胞 破 壊 、繰 返 飲酒 傷 、肝 炎 、 その3 お酒と病気 担 掛 回転 働 臓 細胞 。 続 低下 慢性化 。肝 硬 変 、働 行 、炎 症 硬 肝硬変 引 発 至 重篤 病 気 、加 、肝 臓 止 、死 至 脳 大 注目 食道 高 、体 入 言 万病 元 。 膵臓 。 。 脱水酵素 有 原因 強 溜 、 飲 、脳 人 酔 酒 。 。 。 合 理的 言 言 依存症 大丈夫 。 影響 与 その2 アルコールの代謝 極 、 酒 可能性 強 影響 強 出 、 、 働 人 、 。 め と ま 1 2 3 い生理学の本―生きるしくみ」 (秀和システム)。 アルコール処理は肝臓に 負担をかけ、病気を引き起こす 40 PRACTICE 2015.1 41 PRACTICE 2015.1 北海道大学医学部卒業(医師免許取得) 北海道大学大学院医学研究科修了(医学博士取得) 北海道大学医学部助手、札幌医科大学医学部助教 授を経て現在は同教授。専門分野は循環生理学と循 環薬理学。主な著書は「clinical生体機能学―生理 学から症状がわかる―」 (南山堂)、 「いちばんやさし アルコールは肝臓で代謝され、 それにより酔いがさめる 40 當瀬 規嗣(とうせ・のりつぐ) 酔いの症状はアルコールが脳に 作用して引き起こされる 臓 水酵素 。 ︵図2︶ 図2 アルコールの代謝 14 Profile 図1 お酒の量と酔いの状態との関係 年 収穫 豆類 全国 。 宣言 ﹁子 、 、 豆 達 %︵1万4600 食 。 。 北海道 豆類 訪 、毎 日 必 入 豆 柔 熊谷 ﹂ 、豆 あ ん か 行火 炭 箱 木村 光江 寄 、食 比 。 。 。 、 8 入 話 作 ﹁ 、栄養 豊富 洋菓子 作 ︿本別編﹀ 入 。 控 男性 月末 仕込 作 寄 大豆 5人 、 人 多 ﹂ 母 ﹂ 懐 持 。地域 集 働 収穫 母 大好 ﹂ 甘 物 苦手 楽 北海道フードマイスター・クッキング講師 汁 稲 ﹁豆 専門 新豆 畑 00 ㌔近 大豆 使 。 取 続 4日間 。 。防 室内 置 活発 活動 暖 、加熱処理 。仕込 日高 農業者仲間 原料 掛 腐剤 使 麹作 、畑 仕 事 。 ﹁ 父 ﹂ 。 納豆 。子 、 。 、大豆 発 、 頃 煮豆 納豆、 汁粉、 本別町 %︵6万1000㌧︶ ﹂ 食 大豆 。 ﹁冬 思 出 教 会長 煮 寝 良 温度 布団 足 下 置 酵 好 袋詰 、酵 母 。初 代 会 長 横 山 ﹃消費者 声 聞 生豆 軟 食 一 緒 、甘 増 、全国 言葉 驚 、軟 ﹁私 。 伺 ﹂ 冬 商 ﹂ 話 売 、本州 物産展 。 。道 外 物 産 展 羽田 空 港 販 売 岡女道本家 おかめどう ﹄ 思 立 、町内 菓子店・豆屋 小月 知 、 作 少 、糸 納豆 月 話 続 頃 、 母 熊谷 食 朝起 一 段落 鍋 小豆 。普段 煮 、砂 糖 乗 。白花豆 甘煮 味違 煮﹂ 香 、 、洋風 食感 酸味 加 煮豆 納豆 大好評 販売 始 直販 ﹁豆 客 新豆 前 。前 佛 ﹂ 皆 ﹂ 振 返 、紅茶 一 、砂 客 。 。黒豆 、 当 口 残 発送 。 方法 販売 保管 、自 通気性 袋 入 紙袋 入 。 。 食 方 紹介 。全 国 豆 、皮 固 励 。地 元 聞 豆 添 ﹁青 大 豆 寿司﹂ 固 豆 種類 分 ﹁黒豆入 。 店 保存 、透明 悪 、皮 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43 PRACTICE 2015.1 12 21 北海道フードマイスター・クッキング講師 NHK札幌放送局リポーターを経て、北海道の食 と農をテーマにイベント司会、商品・レシピ開発、 講演活動などに携わる。市民団体「るるる♪キッ チンガーデンくらぶ」主宰 デコ巻きずし北海道支部代表 http://bambic.net/ 本別町の道の駅には 「キレイマメブランド」 の商品がずらり 11 5 31 ご飯が鮮やかな紫色に染まった黒豆入りちらし寿司 94 Profile 取組 下支 人口減少 消滅自治体 図式 OB 言 裏側 。 問題 核心 、地方 中枢都市 理解 現職官僚 言 効率主義 平成 年 月、元総務相 増田寛 也 座長 務 日本創成会 資金 政策 集中 。全国 1・8 、女性 子 社会 考 、東 吸 寄 、若者 東京 流出 考 方 仙 、人口 万∼ 万人 、 止 、中枢都市 集中 金 均等 配分 。 、人口流出 役割 果 、人口 少 。裏 返 。 、地域政策 、 、人口 1万人 提言 。 非効率 考 市町村 投資 的 投資 市町 村 。国 借金 1000兆円 都市 投資 集中 少 台、名 古 屋、大 阪、広 島、福 岡。 。全国 、札幌 政策 資金 集中 議・人口減少問題検討分科会 、全 若者 。 。 生 指摘 言 。北海道 。 提言 思想 踏 込 可能性 ﹁中央公論﹂ 発表 上 合 計 特 殊 出 生 率 1・4 引 産 育 提言 京 一極集中 是正 地方 、 存在 、旧大 切 中心 、 消滅 総務省 元事務次官 編成 胸 葉 掲 思 広 人 言 。私 特 仲間 ﹁仲 間﹂ 支 考 方 地方 話 合 、財 政 規 便利 付 。 暮 、公 共 自 、人 人口減少社会 華 薄 、自 分 。 、 、地元 富 落 、地域外 企業 来 。働 場 、安心 。非正規雇用 。経済成長 ﹁地方創生﹂ 。 金 使途 考 方 考 。地域 住 続 地域政策 言 第二 論点 、 捉 疑問 感 耐 一見 人 抑制 結 地域経済 構造 富 外 流出 、住民 一生懸命働 買 物 。大 地域 増 、地方 版 模 見合 在 、住 民 暮 打 、仕事、仲間﹂ 、新年度予算 基本 。 福井県 杉本博文池田町長 ﹁ 公共 乱暴 考 方 歴 。 最優先 年 。1990年代 。 。高 知 県 、 現職 若手官僚 提言 政策 過 解体 方 施設 役 立 問 論点 論点 人口減少 支 基本 、住民 安心 暮 造 生 育 、暮 地域 。 補助金 議論 対 中、都市 ?﹂ 。 ﹁ 、他 用途 土地 使 。 ﹁ 地総債 建設 ﹂ 市町村 何 役 立 、皆 三 。 意見 持 、政策 質 市町 村 皆 国 財政状況 厳 集中 進 、都市 高 思 人口減少問題 縮小 、地方 行財政 公共 。第 一 人口減少問題︱三 考 合 村 、 地域総合整備事業債︵地総債︶ 史 反省 引 出 下 蔵省 東京 人口 吸 尽 子 平成 年 東京都 合計特殊出生 。東 京 率 全 国 最 低 1・ 13 。単 財政規模 公共 縮小 子 。 、住民 一 人 50 滅 国 896 地方 自 治 体 今 後、消 5 11 13 。 人 、地域 警告 意味 提言 、人口減少対策 必要性 国民 知 知 ﹂ 動 批判的 真 受 提言 。 。提 言 恐 、私 感心 ﹂ 暮 。 、 ﹂ 、日 本 全 体 経済成長 本末転倒 、安心 結果 招 地 姿勢 、地域政策 関 行 目線 一緒 汗 現場 実態 言 。例 政府 人口減少対策 、中央政府 必要 、上 役割 果 根本論 欠 公務員 ﹁ 公務員 、市町村 派遣 。 域 。 続 。 中枢都市 委 第三 論点 、広域連携 名 下 、地域政策 全 正 。 。 、農山漁 ﹁中枢都市 考 方 人口減少 、周辺 地域 意見 富 。中枢都市 。総務省 ﹁地方中枢拠点都市圏 増 滴 落 社会 耐 繁栄 異 広域政策 作 、総務省 中 ﹂ 込 責任 対 、手 出 。 独自 周 中枢都市 、周辺市町村 。 ﹂ ﹁中枢都市 新 村 協調 感 考 考 。 通 政策 、中枢都市 一緒 考 、生活圏全体 必要 共 辺市町村 、特定 分野 多 面倒 。 地方交付税 集中的 配分 構想﹂ 策定 出生率低下 求 己責任 与 ﹁知恵 無 自治体 教 流 知 、自治体 皆 国 役割 法整備 捉 ﹁ 政 策 一 生懸 命 広 北海道町村会 会場 ホテルポールスター札幌 後援 北海道、 北海道市長会、 主催 北海道市町村振興協会 日時 平成 年 月 日 ︵木︶ 26 44 平成 年度 北海道・市町村交流職員研修会 。例 農地 土 。 市街地 思 危険 、中心 。人口 減 土地 利 用 必 、中 央 一 般財源 増 。 補助金 、 人口減少時代の地方自治体 法制度 作 造成 。人口増加 時 代、山 抜 本的 改 土地利用、荒廃 、人口減少時代 、都市 膨張 調整 現在 都市計画法 、人口増加 対応 正 必要 斜面 切 広 記憶 方 多 年8月 広島市 発生 、土砂災害危険区域 平成 砂災害 。人口増加 時代 拡大 地域 。中心市 街 地 住宅地 、安全 地域 移転 空洞 化 進 ﹁ 、農地法 改正 施策 必要 部 人口密度 高 、暮 。 地方六団体 居住﹂ 地域 造 替 求 生活 、農地転用 権限 市町村 集 、安心 。 在 方 、市町村 自 考 要 使 、 、自治体 国 30 26 昭和31年長野県生まれ。読売新聞横浜支局、北海道支社、東京 本社地方部、解説部次長を経て、平成19年4月から編集委員。 日本自治学会理事・企画委員、総務省過疎問題懇談会委員、総務 省政策評価・独立行政法人委員会臨時委員、千葉大学法経学部 非常勤講師、大妻女子大非常勤講師。地方六団体・新地方分権構 想検討委員などを歴任。 主な著書: 「よくわかる情報公開制度」 (法学書院)、 「住民による 介護・医療のセーフティーネット」 (共著、東洋経済新報社)、 「雑誌 『都市問題』にみえる都市問題1925―1945」 (共著、岩波書 店)など。 政府 役割 、人口減少 対応 読売新聞東京本社編集委員 森林 再生 対応 機能 Profile 政府 法整備 進 、自治体 自由 26 25 PRACTICE 2015.1 45 PRACTICE 2015.1 20 青山 彰久(あおやま・あきひさ)氏 26 適応策 緩和策 人口 。人口減 。人 増加 周辺 地 域 全体 良 想 基 、 場所 、 海道 国土 維持 、必然的 思 危機感 必要 、便 利 。 大正 増 年間 8割減 。従 業 員27 市町 年創業 、現在 市町村 会社 、 会 対応 減 返 暮 、北 、農山 中心 増 求 。 人口構成 来 若者 代 若者 最近 。農業経済学 専門 小田 人 。 年 人 、本 年 度 。 協 力 隊﹂ 平 成 ﹁田園回帰現象﹂﹁農村回帰 現象﹂ 呼 動 切徳美明治大教授 、 、 ∼ 。定年退職 人間 漁村 農村回帰現象 考 半分 都市 正 。 人口減少 進 中 、都市 農山 漁 村 交 流 必要 。農山漁村 単 食 糧、水、 供給 。都 市 地域 方 、環境 必 息 暮 方法 保 ﹁地 域 度、全国 増 。豊 仕事 学 、 感性 活 、約6割 任期終了後 任期途中 辞 農 中 978人 人口増加時 欧州 。彼 戦力 仲間 、集落 住民 場所 、気軽 地域 。 続 、 。 無理 浮 役立 大 仲 減少 乗 出 利用者 、利 用 者 社員 増 社 。交 交 。人口減 少 社 会 ﹂ 、全 ﹁利 用 者 経験 十勝 。 、抜本的 対策 思 増加 員 迎 困難 知恵 通 、事業 維持 自 治 体 、努 力 。 。路線 価 車両更新 延 時代 資産売却 通事業者 当社 持 長 、丁寧 修理 約3000万円。 年近 持 更新 格 1両当 必要 切 。平成2年 負担 耐 年 億円 半減 億円 行 、平 成 。当時 年間売上 、 年間5両、1億5000万円 投 資 年 、地 地域 人々 尊敬 念 抱 若者 、地域 暮 地域 残 推 滅亡 政策 都市 。 見失 。都 市 暮 救 。環境 生活文化 大切 求 合 共同 体 折 、都 市 、 、 、地域 在 年後 直視 仕組 要 場所 。 存 。 。 ﹁便利 考 方 。私 域 事 追求 過 。 繁栄 飲 、札幌 大 本当 住 心地 良 地域 、便 ﹂ 北海道 話 合 地域 間同士 話 合 、 。地域 課題 肌 感 考 方 見直 、 。将来、北海道 人口 400万人台 誰 住民 250万人 札幌 住 、農山 漁村 代 中 、便利 転換 利 斬 、急激 人口減 、地 、定 。 、 叩 減 考 知恵 工 、人口 進 山漁村 考 上 大切 目標 、総 。地域 魅力 減少 打撃 大 適応策 。人口 減 、 。一 大西隆東大名誉教授 、人口減少 問題 対応策 ﹁適応策﹂ ﹁緩 和 策﹂ 掲 簡単 止 減少 潮流 直視 少 流 口減少 適応 方 生活 方 法 変 暮 ∼ 。仮 出生率 上 効果 表 安心 。 。悲 考 人 、文 化、教 育、環 境 取組 一 方 緩和策 少 、地域 与 、 磨 合 的 地域 域 離 考 人口減少 速度 緩 住人口 確保 夫 所得 増加 全 。苫小 牧 東 部 地域︵苫 東 ︶ 開 発 、1960 年 代 。戦後 地域開発 。苫小牧 人口 所得 利用者 十勝 十勝管内 走 他 貸切 営 路線 年 2300 減 減少 年 間400 万 人 毎 年2∼3% 、現 在 8割 切 場合、組織 年間 繰 利用者 減 減 乗 。皆 ﹁1集落・1 市町村 合 ﹂ 作 。仲 間 同 士 話 、 、自 治 外 参加 、問題 体職員 。人口減少時代 相互扶助 在 方、公共 意識 共 有 実現 。 多 。 支援 生 交通、買 物、見守 様 自治体 回 考 、地域 楽 自分 政策 感 取 、地域 ﹂ ﹁地域 動 出 住民 % 。 主催 北海道市町村振興協会 。 思 日時 平成 年 月 日 ︵木︶ 北海道市長会、 後援 北海道、 得 平成 継 入社 本 引 合理化 、賃金 北海道町村会 会場 ホテルポールスター札幌 、 私 十勝 年。 仕事 十勝 。経 営 厳 。 人 。 。 、会 社 夢 、 来 ﹁会 社 一度 訪 帰宅 戻 西武 破綻寸前 経営 時、父 考 、父 会社 社 企画 宣 伝 。 、驚 畳 ﹂ 言 知 分散 了解 晩、夢 見 小銭 落 支払 。自分 夢 運賃 。多 私 了解 必要 筆頭株主 、祖 父 株 私 指先 清算 客 光景 60 13 20 平成 年度 北海道・市町村交流職員研修会 村 事業 、介 護 事 業 。路 線 0 人、車 両129 両 、路 線 107 両 、 。 続 、利用者 昭和 万人 少 路線 利用者 。最大 原因 自動車 普及 時 比 14 46 PRACTICE 2015.1 47 PRACTICE 2015.1 、 。 便数 、 悪循環 場 12 40 44 11 50 昭和38年帯広市生まれ。函館ラ・サール高校、小樽商科大学を卒 業後、国土計画(現・西武ホールディングス)入社。平成10年に父 が経営する十勝バスに入社。平成15年に社長就任。経営を立て 直すための取組が「黄色いバスの奇跡∼十勝バスの再生物語(総 合法令出版)や舞台「KACHIBUSで話題となる。 帯広商工会議所副会頭、帯広観光コンベンション協会副会長、十 勝地区バス協会会長など多数の公職を務めている。 26 30 20 40 。 経営 徐々 悪 、 23 社 22 19 15 40 10 26 89 40 国総合開発計画︵全総︶ 中 進 野村 文吾(のむら・ぶんご)氏 21 10 典 型例 十勝バス株式会社 代表取締役社長 お客さま密着!で地域に貢献する 十勝バスの経営 ∼ 年ぶりの利用者増加の実例∼ Profile 無 恩返 失 、 客 運賃 。 困 。 機会 。 ﹁俺 前 父 ﹁ 。 ﹁ !﹂ 引 前 、父 呼 変 ﹂ 言 残 。父 ﹁今 当 ﹂ 突 、 気付 客 ︱。翌日、父 言 負 ﹂ 。 訳 問答 前 、押 責任 ﹁ 全 父 !﹂ 宣 言 言 葉、絶対 忘 。 。 指示 必死 会 、社 員 、何 会社 怒 。 前 乗 ﹂ 知 違 命 危 地域 乗 成長 崖 立 乗 知 勉強会 参加 聞 経営者 言 誰 !﹂ ﹁会 社 実 情 言 、先 輩 大切 ﹂ 。 私 、経 営 、仲間 悩 時、先 輩 。 ﹁ 前 ﹂ 。私 。 勝手 腰 。 信 。 ﹁ 。愛 、荒 ﹂ 言 言 葉、忘 。慌 先輩 。先 輩 。 、先輩 土下座 。 真顔 ﹁ 前 社員 大切 。 届 ﹂ 言葉 継 私 心 ﹁土下座 ﹂ 言 。驚 ﹁分 ﹂ 約束 体 引 起 翌朝 宣言 。 ﹁私 皆 本気 私 心 動 。 。私 会社 幹部 言 気持 良 所 ﹂ 。毎日自分 。社員 愛 伸 、一 人 付 、 持 大切 聞 気 。私 社員 、自信 思 得意分野 能力 発揮 増 。 知 停留所 銀 行、 会社 届 ﹂﹁銀 、仕 事 ?﹂ 。 路線 通 誰 中 ﹁病 院 行 利用 者 。 。 。 声 付 行 行 誤解 思 。 ﹁ 施設 、営業 、 割 振 社員 愛 、経 営 者 器 学 。 、受 容力 大 。 改善点 。危 機 感 ﹂ 言 募 年 原 油 急 騰 、運 輸 業 試練 ﹁社 長 平成 営業強化 見付 界 当社 幹部 営業強化 ﹁ 増 。私 入社以来 客 入 、 中 ﹁増客 不可能 ﹂ ﹁ 。 。 ﹂ 危 。 年 間 利用 者 減 無理 ﹂ 受 言 続 年間、営業強化 申 出 続 切 固定観念 機 乗 社内 気運 高 ﹂ 1 ﹁時、来 、社員 営業範囲 言 出 。 ﹁ 、怒 。社 員 数 訳 原理原則 事業者 伝 。 客 、 気付 思 増 会 。 行 。新聞 思 。 戸別訪問 抑 。対 象 200 ∼3 。停留所 約200㍍間隔 所 停 留 所 周辺 絞 込 置 00 世 帯 原油上昇分 補 ﹂ 思 了解 全国 私 当社 見出 者数 戻 、社員 勇気付 考 見付 宣言 年元旦、私 思 ︱。 。当 社 成功 原理原則 限界 社 情報交換 平成 動 移 、 。 願 社近 。反響 。全 国 来 説明 、私 凱 東京 紹介 出版 当社 取組 与 交通 一体 、 年間 方 給 続 。 ﹁地域共同推 利用 者 。経営 厳 。 進事業費補助金﹂ 実現 料 ﹁ 気分 。 必要 無 存 在 ﹂ 言 中、社員 地域 続 減 計画 支 援 機会 国土交通省 当社 取組 会社 、札幌 帯広 。書 籍 劇 場 上演 原作 。 ﹁ 大 旋公演 行 、社内 確信 。 ﹂ 組 誇 年 。一 視察 。他 施設 家 停留所 表示 。路線上 路線別・目的別 時刻表 、病院 設置 発行 写真 分 歩 取 2∼3%減 、全 % 増 増 ﹂ 説明 回 。駅 方 客 路 線 年間 営業 方 間違 路線 相変 体 持 持 利用 者 増 転 換 3年間 営業強化 、会社 誰 40 帰 会社 初出勤 。 。 歳 。 ﹁組織 同級生 愚痴 始 言 有様 、提 案 会社 。 一度 父 、実印 金庫 伴 渡 十勝 自分 変 荒 。 指導 。 心 議 通 、 幼 鳴 合 。 ﹁ 聞 ﹂ 思 込 方 海外 理由 ﹂ 年 営業 続 乗 。 。乗 東京 会社 社長 訳 。会 社 ﹁市 民 器以 上 恥 分 。前 後 方 ﹁ 。当社 乗 方 知 人 。 感 。不 便 方 説明 。 前進 。 。普 段 1 情報 運 。乗 大 停留所 起 般生活路線 前年比 ・7%増、都 全体 。社 員 、会 。人 数 少 停留所 、 客 増 回 上 配 ﹁不安﹂ 。 ﹁ 不 安 解 消 活 動﹂ ﹂ 。皆 、札 幌 、私 勝手 考 今 乗 険 翌日 ﹁分 始 客 転手 乗 返 含 路線 約 市間高速 比 。 年前 利用 ・4% 増。3 年 前 上昇 20 23 私 始 話 誰 活動 用者 時 切 。 、 対 私自身 出向 無 直接対話 、当 然 成 果 、時刻表 、市民 皆 市民 皆 社員 伝 。 恐 。 訪問 、 大 万人。年 未開拓 乗 。幹部社員1人 連 考 利 行 。 。 大 考 無 、会社 。 。 。私 住 理解 存続 ﹂ 分 聞 自分 現場 。 顔 、社員 下 運転手 。 。 、 ?﹂ 。 ︱。答 同 。 ﹁ 。 、 始 ﹁ ﹂ 謝 。 乗 。 握 一 歩踏 込 、 。帯広市 人口 約 1回 乗 始 増 続 減 、運 賃 。 不便 率直 聞 ﹁ 乗 市民 皆 復活 客 背中 感 。 客 表情 輝 。 減 、 初 取 素晴 誇 多 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対応した住宅の供給について 安心 生 育 、暮 環境 改 確保 人々 支 大切 、子 道営住宅 子交流 場 提供 広場事業﹂ 活用 。 子育 支援 対 応、子 育 支 援 関 仕 取 組 事例 。 居住 都市 急 速 進 行 、世 帯 数 、多 、中心市街地 居住機能 保健・ 市街地 形成 求 減少 転 努 人口減 少 整 備 、地 域 子 育 環 境 向 上 道営住宅 、平 成 年 度 末 現 在、 市 町 子 育 支 援 住 宅 活用 事例 、託児所 、 環境 求 地域 、安全 安心 住 成長 課題 供給 認 、災 害 時 供給 求 、人口減 少 社 会 住 必要 環 境 整 備 、子 育 世 帯 子 対応 。 住 安定 健 。 、未曾有 被害 東日 本 大 震 災 経 験 地域 識 暮 、子 、大 配慮 活用 地域課題 解決 向 、子 育 集会室 提供 進 優 。 社会福 、期 限 付 子育 支援住宅 供給 子育 支援 整備 道営住宅 様 行 、子 育 世 帯 提供 、地 元 市 町 村 福 祉 部 局 子育 支援 先 的 入居 ﹁ 内容 、 、地 地域 子育 進 具体的 図 取組 連携 祉 協 議 会、NPO 支援団体 域 実情 応 子育 支援 、厚生労働省 所管 平成 集約化 進 宅 対応 。 、協働 地域 入居誘導 公営住宅再編整備 進 若年世帯 対 課題 。 、一 定 、管理面 、 人口減少社会 取組 、道 営 住 宅 整備 取組 道営住宅 入居 、主 。 取組 、地 行 少 、 、安心 急速 取組 概要 。 連携 、道営住宅 重要 取組 元市町村 紹介 子育 支援住宅 生 育 者 制度 、多 子 世 帯、小 優先入居 対 優遇措置 、 当選 優先的 入居 本道 、全 国 中 子化 進行 子 満 世帯 上 、特 定 目 的 住 宅 指 定 引 要件 率 設 期待 道 。 育 年4 月1 日 様々 人口減 少 検討 施 支援 進行 特性 応 協働 。 一 層 連携 、関係者、 進 課題 対応 、人口減少 連携 考 進 、全 庁 的 人口減 少 問 、 対応 図 、人 口 減 少 問 題 組 連携 、率 先 。 若年世帯 対 。 、平 成 学生以下同居世帯、新婚世帯 追加 象 子育て支援住宅の概念図 、道 庁 組 織 自 、団地 対象 行 当 設置 題 今後 必要 、市 町 村 、地 域 実 情 地域 生 見込 図 関係機関 皆様 、 対策 ﹁北 海 道 人口減 少 問 題 対 策 本 部 ﹂ 庁内関係部局 取 26 50 PRACTICE 2015.1 51 PRACTICE 2015.1 24 存 住宅 再配置 市町村施策と連携した道営住宅の再配置 25 24 11 集会所を利用した子育て支援サービス 南幌町 冬季や土日も遊べる子育て支援施設 まもなく利用者10万人突破 稲わらペレット燃料を実用化 大きな可能性を秘めた未利用資源として期待 稲わらを新エネルギーに ボールプールで遊ぶ子どもたち クライミングウォールは子どもたちの足腰を 強化する ト&ハート」にある、2基のペレットボイラーで、 燃料として利用している。 南幌町は未利用資源の稲わらをペレット燃料 稲わらペレットは、木質ペレットに比べて、熱 もの会員登録を行う。平成 26 年 12 月現在の登 の原料として活用する取組を進めている。平成 効率が若干落ちることや、原料となる稲わらには 録者数は1万3000人を超えている。 23 ∼ 25 年度の3年間で行った実証試験で、稲 ケイ素が多く含まれているため、ボイラーの焼却 市が子育て世代を対象に実施したアンケート わらの収集、加工、燃料として使用するまでのサ 灰が固まりやすい性質があることから、稲わらペ 調査では「冬でも子どもが元気に遊べる場所が イクルを確立した。今後は公共施設での使用な レットと木質ペレットを 1 対 1 の割合で混合する 滑り台、ボールプール、クライミングウォール 欲しい」 「土・日曜も利用できる子育て支援施設 ど、本格的な利活用に乗り出す方針だ。 ことにより、効率よく燃焼できることも分かった。 などの大型遊具を備えており、季節や天候を問 が欲しい」という要望が数多くあり、こうした市民 わず、子どもたちが遊ぶことができる。この1年 の声に応えて「ぽこあぽこ」が誕生した。 江別市が平成 25 年 12 月、JR野幌駅近くに ある大型商業施設・イオンタウン江別に開設した 全天候型の子育て支援センター「子育て広場 ぽこあぽこ」が、市民の人気を集めている。 市町村の動 き 江別市 稲作が基幹産業の町内では、年間7368㌧ また、焼却灰は、農地などで使用する融雪剤とし ∼1万2927㌧の稲わらが発生する。このうち て有効活用できるという。一方、農業者が農地か 市健康福祉部子育て支援室の長沢洋子参事は 1割は、家畜の敷きわらなどの用途で販売してい ら稲わらを搬出する作業の負担増加、稲わらを 絵本や児童書がある図書コーナーのほか、授 「子どもたちが冬でも安全に遊ぶことができる場 るが、大半は水田にすき込むなどの方法で処理 乾燥させる保管スペースの確保、稲わらペレット 乳室や託児所もあり、赤ちゃんと母親のスキンシ 所を市民に提供することができた。商業施設の している。しかし、泥炭質の土壌に未分解の稲 を利用可能なボイラーの導入促進などが今後の ップを高めるベビーヨガなどのイベントなども行 利用客も増加しており、JR野幌駅周辺の活性 わらをすき込むと、温室効果ガスのメタンや、農 課題とされた。 っている。利用料は無料で、初回利用時に子ど 化にもつながっている」と話している。 産物の根腐れを引き起こす硫化水素が発生しや 町まちづくり課企画情報グループの伊藤文敏 すくなる。このため近年は、すき込みを避ける取 主査は「稲わらは全国の稲作地帯で生まれる地 組をすすめており、堆肥化のほか新たな処理や 域エネルギーです。これまでの実証試験で実用 活用の方法が課題になっている。 化のめどが立ちました。今後、公共施設でのボイ 市町村による注目の取組や地域の話題を紹介します で累計の利用者数は10万人を突破する勢いだ。 ラー更新の際には、ペレットボイラーの導入を積 極的に検討していきたいと考えています。道内外 千歳市 の自治体や企業の視察も多く、関心の高さを感じ ています」と手応えを語る。 現代のお墓事情に対応 1500柱を納める合葬墓を整備 町では今後、一般家庭でのペレットストーブの 普及などを含めて、大きな可能性を秘めた地域 市民の要望を受けて建設した合葬墓 末広第一霊園の南西側に合葬墓を建設 千歳市は今年5月、1500柱の遺骨を納める 住しているか、以前に住んだことがある人を対象 ことができる合葬墓を初めて開設する。昨年 12 月 とし、近隣に身寄りが無い人などの使用を想定し までに工事がほぼ完了し、この1月に市広報紙で ている。将来的には指定管理者制度への移行も 周知を図り、4 月に使用者を募集する予定だ。 検討している。 発の新エネルギーとして、稲わらペレットの幅広 い利活用の方法を探っていく考えという。 南幌町で製造した稲わらペレット 核家族化や非婚化など、社会状況の変化に伴 これまで、独居高齢者や行旅死亡人など、引 い、先祖代々から伝わる墓を管理する人がいな き取り手のない遺骨は、市内の寺に預け、個別 い市民も増加している。市内には自衛官をはじめ に埋葬していたが、こうした〝無縁仏〟の遺骨も とする転勤族が多く、墓が無かったり、出身地の 納めるという。市民生活課生活環境係の岩室隆 実証試験では、農業者が収集した稲わら12 墓が遠かったりする市民から「市内に合葬墓を 主任は「墓を継承できない人が増えており、生 0ロール(約 24㌧)を保管場所のビニールハウ 建立して欲しい」という要望が増えていた。 前予約も含めた募集方法を検討しています。ど スに搬入して3カ月ほど乾燥させた後、地元で木 このため市は、末広第一霊園に1500柱の れだけ需要があるか未知数ですが、時代ととも 質ペレット燃料を製造している工場で加工した。 遺骨を埋葬できる合葬墓を建設した。市内に在 に変化する墓地の需要に対応できれば」と語る。 稲わらペレットは、温泉施設「なんぽろ温泉ハー 53 PRACTICE 2015.1 燃料として実用化に手応え 稲わらはビニールハウスで保管・乾燥する PRACTICE 2015.1 52 留萌市 北広島市 就労相談の専任相談員を配置 生活保護受給者の自立を支援 粗大ごみリユース事業 使える家具類を修理して販売 生活保護受給者に就労支援をPRするチラシ 再生された家具は、 広葉交流センターで展示し て、 抽選販売を行う 社会福祉課の窓口や電話で相談に応じている シルバー人材センターのスタッフが家具類の 修理に当たる 留萌市では平成 23 年度、生活保護費が過去 平成 25 年度には1372万円となった。保護廃 北広島市は昨年8月、粗大ごみとして捨てら 実際に修理にかかった木材や塗料などの材料 最高額の 11 億1180万円に達した。このため 止世帯のうち、稼働収入増を理由とした世帯も平 れる家具類を修理・販売する「粗大ごみリユー 費を考慮して、500円∼3500円の範囲で 市は生活保護受給者の自立を促すため、平成 成 23 年度の 13.2%から 25 年度には 32.7%と ス事業」を始めた。これまでに 72 点、重さにし 価格を決め、現在は抽選販売を行っている。 「き 24 年度から社会福祉課に専任の相談員1人を 増加した。また、生活保護申請の意図はないが て3・7㌧の書棚やタンスなどを再生し、抽選 れいに修理されているので十分に使える」 「値段 配置。個別相談や就労支援の取組を進めている。 失業のため求職する人の相談にも対応しており、 販売により64 件が市民に引き取られた。 が安いことがとても魅力」と市民の評判を呼び、 相談員は社会福祉課の窓口や電話による相談 これまでに5人が再出発を果たしたという。 粗大ごみの収集は有料で、1カ月に1回の収 これまでに行った4回の抽選には合計297件 を通じて、就職希望や資格の有無などを聞き取 市社会福祉課の伊藤宏之保護指導係長は「企 集日に電話で申し込む。回収の際に業者が修理 り、適性に合った仕事を紹介する就労マッチング 業の求人と保護者の意欲や長所をうまく結び付 と販売の可否を確認。承諾を得た家具類は、市 市民環境部環境課の竹内大樹主事は「住宅 を行っている。平成 25 年度には253回の相談 けることが大切です。相談員が一緒にハローワー から委託を受けた、公益社団法人北広島市シル 事情を反映して、大型の家具よりも座卓や小型タ を受け、13 人が土木、警備、介護などの会社に クに出向いたり、ヘルパーなどの資格取得を勧 バー人材センターが、広葉交流センター(旧広 ンス、学習机が人気です。この取組をきっかけ 就職。24 人はパートやアルバイトなどの仕事を めることもあります。就労支援は生活保護から抜 葉小学校)に搬入。13 人のスタッフが化粧板の にして、リサイクルや資源の有効利用に対する市 始めた。こうした取組による保護費削減効果額は け出す第一歩になる重要な取組です」と語る。 張り替えや再塗装、清掃などを行っている。 民の意識向上につなげていきたい」と語る。 帯広市 芦別市 スマホ世代に健康情報 LINEを使って情報発信 U ・ Iターンに奨励金 3年間で30万円分の地域商品券を交付 スマホ世代にはLINEで情報を提供 フェイスブックも有効活用している の申し込みがあったという。 清澤茂宏市長 (左) から商品券を贈られた ふるさと就職 の3人 地域限定商品券 「どんぐり」 が3年で30万円分 支給される 帯広市健康推進課は昨年9月、スマートフォ ている。フェイスブックとLINEで提供する情 別市は昨年度、U・Iターンで市内の事業 昨年度は3人が申請。今年4月に行われた交 ン(スマホ)世代の若者や働き盛りの市民に向 報も、基本的に同じ内容だが、昨年 11 月からイ 所に就職した人を対象として、3年間で合計 30 付式で、清澤茂宏市長から商品券を贈られた3 けて、健康づくりに関する情報を、無料通信アプ ンフルエンザによる学級閉鎖などの情報配信を 万円分の地域商品券を就職奨励金として支給す 人は「引っ越し費用に使いたい」 「スーツの購入 リ「LINE」で発信する取組を始めた。 始めると、LINEの登録者が増加し始め、12 る「ふるさと就職奨励金交付制度」を創設した。 に充てたい」と笑顔で語った。本年度は新たに 月までに約200人が登録したという。 市内企業への就職を促すことで、定住人口の増 10 人が奨励金の交付を申請している。 市役所では、市の公式ホームページだけでな く、インターネット上の会員制交流サイト「フェイ 同課健康推進係の永田敏主査は「フェイスブ スブック」を活用して、情報発信を行っている課 ックとLINEを併用しても、情報発信に必要な 市内の中小企業、社会福祉法人、医療機関な 造業や福祉・介護分野など、人手が不足してい が複数ある。同課も昨年5月から、フェイスブッ 作業量やコストは変わりません。市が月1回発行 どに本採用された 50 歳未満で、就職の前後6 る業種で、U・Iターンの人材確保につながるこ クで健康教室の様子や講演会などの情報発信を している広報誌よりもタイムリーで、若者や働き カ月以内に転入してきたU・Iターンの人が対 とを期待しています。ハローワークや求人情報誌 開始。さらにスマホ世代の市民をターゲットにし 盛りの市民に向けて、スマホを通じて確実に情 象になる。雇用期間が1年経過するごとに、 で人材を募集する際、条件欄に奨励金制度の説 て、LINEによるリアルタイム情報の提供や、 報を伝えることができるLINEは、効果的な 別商工会議所が発行する、地域限定商品券「ど 明を記載するなど、企業の採用活動でも積極的 短文投稿サイト「ツイッター」にも情報を掲載し 広報ツールだと感じています」と感触を語る。 んぐり」を3年間、毎年 10 万円分ずつ支給する。 に活用して欲しい」と話している。 55 PRACTICE 2015.1 加や労働力確保につなげる狙いがある。 市商工観光課の笹島伸介商工振興係長は「製 PRACTICE 2015.1 54 下川町 介護予防アクションポイント事業をスタート 住民ボランティアの力で高齢者を元気に 美幌町 住宅使用料収納率100%達成 滞納を放置しない心構えが大切 地域ぐるみで介護予防を考える 住宅使用料は3年連続で収納率がアップ 下川町は昨年8月、高齢者の介護予防を支援 するボランティア活動に参加した住民に、町内商 品券に交換可能なポイントを付与する「介護予 防アクションポイント事業」を開始した。 町の委託を受けた、町社会福祉協議会が事業 押しすることで、地域に根差した介護支援を実現 するとともに、活動に参加する住民の生きがいづ ボランティア1作業に付き1つスタンプがもらえる くりや健康増進につなげる狙いがある。 町は高齢者の自立した生活を支援すること を目的に、これまで高齢者宅に安否確認を行 10 ポイントで1000円分の商品券 う人感センサーを備えた緊急通報装置を設置 介護予防アクションポイント事業は、ボランテ したり、民生委員や住民による見守り、入浴 ィアや介護予防に関心がある住民を募り、介護 支援など介護予防の対策に力を注いできた。 予防ボランティアに登録後、研修会で介護に必 また、住民参加による地域に根差した介護支 要な基礎知識を身に付けてもらう。町内にある特 援の仕組みづくりに向けて、さまざまな取組を進 別養護老人ホームなどの受け入れ施設では、行 めてきた。50㌢四方の網を踏まないように歩く、 事への参加や散歩の付き添い、洗濯物の片付け 釧路市発祥の介護予防運動「ふまねっと」は、 といった活動を行っている。 町内の高齢者にも人気が高く、町は平成 24 ∼ 1回の活動につき1ポイントを付与し、1日で 26 年度に研修会を開催して、運動方法などの指 3ポイントまで貯めることができる。1年間の活 導に当たる町民サポーターの養成を進めた。 動で貯めたポイントは、翌年の1∼2月に町社協 現在はサポーターの 33 人が「下川ハッピー で町内商品券と交換できる。10 ポイントにつき ふまねっとクラブ」を組織。自身の健康増進を兼 1000円分の商品券と交換できる。1年間に交 ねて、地域の高齢者や老人クラブ、施設入所者を (5 換することができるポイントは1人 50 ポイント 対象にした出前講座を通じて普及に努めている。 000円分)を上限としている。 ふまねっとを指導する町民ボランティア 57 PRACTICE 2015.1 美幌町は昨年度、町営住宅使用料(総額1億 こうした地道な収納対策により、平成 22 年度 6040万円)の収納率が、初めて100%に の収納率は 97・58%、23 年度は 98・33%、 到達した。昨年度、住宅使用料の調定額が1億 24 年度には 99・26%と上昇を続け、昨年度は 円を超えている道内市町村の中で、収納率10 ついに100%を達成することができた。 0%を達成したのは同町だけだった。 を実施している。介護予防ボランティア活動を後 督促状には職員が手書きのメッセージを 記入する 町建築グループの中沢浩喜主幹は「大半の入 795戸の町営住宅の管理に当たる、建設水 居者がきちんと納付してくれるおかげです。強制 道部建築グループの職員は、納付状況のチェッ 力はありませんが、個別催告や納付指導、戸別 クを欠かさない。未納を確認すると、ただちに 訪問を迅速に行い、給料日に合わせてタイミン 電話連絡を行い、支払い予定を確認する。督促 グ良く連絡を取るなど、何よりも担当職員が滞納 状は手書きのメッセージを記入して納付を促した を放置しないという心構えが大切だと考えていま り、給料日や年金支給日の前には、電話や戸別 す。今後も完全収納を目指して努力を続けてい 訪問による集中的な督促を行っている。 きます」と意気込みを語る。 小清水町 道内で初めて土曜授業を導入 授業時数の確保で学力向上に期待も 土曜日に開かれた運動会 小清水町教委は本年度、町内2校の小中学校 入学式も土曜日に行う。 保護者には出席しやす いと好評 も行うことも視野に入れているという。 で、道内で初めて「土曜授業」を導入した。文科 本年度の実施に当たっては、町内行事やイベ 昨年 11 月までに 50 人がボランティア登録を 省は昨年度、学校教育法施行規則を改正し、教 ント、部活動・少年団活動などと日程が重ならな 行い、その後も登録者は増加を続けているとい 育委員会の判断で従来、休業日だった土・日曜 いよう調整を図ったことから、これまでに大きな う。町地域包括支援センターの杉之下真由美主 や祝日にも授業や課外活動ができるようになった。 問題は生じていないという。町教委の瀧口顕生 幹は「この事業をきっかけとして、新たにボラン 同町は小中学校が各1校の体制で、児童22 涯学習課長は「小中学校の先生方や保護者の ティア活動を始めた人もいて、在宅高齢者の見 5人、生徒133人。町教委は本年度、入学式 理解もあり、本年度の土曜授業は、円滑にスタ 守りや介護支援活動など、地域に根差した活動 や卒業式、 授業参観などの学校行事に限定して、 ートすることができました。学校行事を土曜に行 に発展することも期待しています。介護予防活動 小・中学校とも 8 日、36 ∼ 38 時間程度の時数 うことで、平日の授業時数が確保しやすくなり、 の充実により、1人でも多くの高齢者が健康に暮 を教育課程内に組み入れ、土曜授業を実施して 年間を通じて余裕のあるカリキュラム編成を行う らし続けることが、下川町全体の元気につながる いる。すでに昨年 12 月までに8日間実施した。 ことができ、児童生徒の学力向上にもつながるこ と考えています」と話している。 将来的には学校行事に限らず、一般教科の授業 とが期待されます」と手応えを実感している。 PRACTICE 2015.1 56 勧告等 認 監修 築物 命 道 。 、住 実態 従 、固 、所有 。 、所有者等 除却 権限 空 家条例 。 、行 。 特 定 、行 、 伴 。 条例施行以前 、所有者等 行政指導 可能性 、条 例 法的根拠 基 反発 買 権限 導 。 ﹁何 ﹂ 。第 行政指 評価 者 家情 。 、空 家 等 、空 所 有 者等 責務 明記 、 義務付 大 流 確 。 、 行政代執行 。道 内 、廃 屋・空 逐条解説付 去要請∼行政代執行 立 含 、所 沢 市 条 例 規定 後志地域 作成 条例 。 家対 重要 活用 、空 家対 空 公表 転換 古民家 再生 施設 法的手段 展開 進 。 大西 岳︵ ・ ︶氏 平成 年度釧路市役所採用。企画課統計担 PROFILE 策条例等 策 住地域 家対策 評価 言・指導・勧告∼所有者名公表∼撤 報 把 握 ∼ 実 態調 査∼ 所 有 者 等 助 、第 三 適正管理 第二 一 ●空 家対策条例 触 小樽商科大学商学部企業法学科教授石黒 匡人 大西 岳 筆者 札幌地方自治法研究会 措置 年7 月 、市 、所 有 者 等 適 。 、自 治 体 管理 家 所有者等 必要 義務付 場合 、 空 制定 義務付 平成 行 、 管理 所沢市 条例 全国 初 、埼 玉 県 所 沢 市 規定 規定 強制的 撤 行政指導 、 、行 政 代 執 行 、実際 行政代執行 ︶ 。 正 情報提供 勧告 行 公 表 、最 終 警 察 等 関 係 機 関 、必 要 場合 的 。所 沢 市 要請 ③ 、全国355 自治 。 、平成 年4 月 時 点 ︶ 、 ﹁空 、最新 動 月 成立 関連 特 別 措 置 法 ﹂︵ 以 下、 家等対策 、空 家対策条例 2 注目すべきポイント 年 関 ︶ 基 ﹂ 参考 ﹁地 方 公 共 団 体 家対策特措法 発行 特措法 利用 。 問題 解消 方向 期待 解決 不 明 場 合、管 理 人 選 定 手 、 定資産税 納税者情報 、今 後 空家調査 手引 住 宅局 空 推進 分類 条例 制 定 体︵ 平 成 条例 措置 、氏 名 調 査 行 、所 有 者 等 助言、指 導、 、千 葉 県 勝 浦 市 管理 民 不適正 条例﹂ 住 良 環境 著 緊急措置 場 、勧告等 行政指 限度 請求 、勧告等 行政 、事態 放 一 形 維持 条 家対策 。 点 一 定 抑止力 空 否 制定 、新 、強 制 力 対 条例 費用 、必 要 、実態 切迫 、行政代執行 規定 場合 家等 勧告 人口 減 少 時 代 に お け る 自 治 体 の 空き家対策について 従 ︵ 場合 等 支障 消滅可能 ﹁ 置 対 弱 面 指導 行 。 行 、 合 。代 導 状態 、空 ② 分類 所有者 先般、日本創生会議 去 増加 。人口 家 分類 行 公表 自治体 、空 、全国 放置 外部 約318 万 戸 存 在 中、空 家 検討 対応 家対策条例等 。 三分 類 目的 条例 言 自体 ③ 分類 。 町 景観条 、自 治 体 、同法 対応 。 者等 向 活性化、 続 活 地域 良好 景観 保 規定 、自 治 移転 、 、 、建築基準法第 条3 項 特定行政庁 、著 保安上危険 建 家対策基本指針 沿 家管理 、国 示 空 空 総合的 関係 整理 問題 家 所有者等 多用 倒 講 、厳 、 ﹁貸 支払 除却等 措置 、一 時的 無 場合 、所 有 者 等 費 用 資産 。 自治体 。 費用 面 、 、居 化 、現 行 固 定 資 産 、除却 課題 行政代執行 限界 持 税制度 優遇措置 見直 財 政 状 況 中、多 額 費 用 負 担 費用 立 替 ﹂ 政代執行 仮 空 、現 実 的 課 題 政代執行 費用負担 措置 定 家対策 不明 見込 所有者特 、相 続 、今 後 展開 計 画 策 定 等、空 進 高齢社会 発生 。 各種施策 3 課題と今後 期待 行 体 、各自治体 全 寄 与﹂ 目 的 動 促進及 、京 都 市 ﹁ 空 家 活 用、 適正管理等 関 条 例﹂ ﹁ 地 域 部改正等 必要 条 例 化、既 存 条 例 全 部 対応 向 家 所有者 適正 権限等 、 市 措法 施行 例 、空 、倒 壊 危 街 景観 維持 家対策特措法 衛生上非 常 有害 限度 可能 、撤去 修繕 代執 、所 有 者 等 万円以下 。 、国 増加 家 所有者等 定 問題 。空 是正措 置 命 令 違反 22 はじめに 性 家 減少 進行 一途 空 。 対応策 。 深刻 不 経 済︵ 風 景・景 観 悪 化、防 災 、 防 犯 機 能 低 下 等︶ 弊 害 化 必要 性 生 、空 外部不経済 1 空き家対策条例とは 空 家 策 一 独自 条例 制定 家等 、 。 家対策 ︱ 、空 ① 分類 空 現在 空 家対策条例 ① 景 観 関 係 ② 環 境 関 係 ③純 粋 意 味 例 空 ●空 家対策特措法 険 行 。 課題 、空 家 条例 制定等 立入 調 査 等 家屋 ﹁特定空 家﹂ 指定 、 対 市町 村 付 与 市町村 、個別 対応 、必要 固定資産税 課税 所有者等 把握 大 。今 回 情報 。 、 、市 町 村 法律 町村 内部 利用 。 規定 、 命令権 行権 科 命令違反 対 過料 、家屋撤去費用 助成 費 用 補 助、地 方 交 検討 場 合、条 例 ︵行政 条例 項 行政代執行 同法 規定 行政代執行 行 代執行法及 基 、建築基準法第9条第 、所 有 者 等 不 明 置 規定 行 26 家対策 整合性 現在 担当。 、都市計画課都市計画 逐 条 解 説︵ 後 志 http://www. 年度北海道町村会条例研究 会第三回資料︵平成 年 月 日︶ ︶ 政代執行を考える︵平成 ⃝管理不全にある所有者等不明の空き家等に対する行 ︶ shiribeshi.pref.hokkaido.lg.jp/ 総 合 振 興 局 建 設 指 導 課 ホ ー ム ペー ジ ⃝ 廃 屋・ 空 き 家 対 策 モ デ ル 条 例 を防げ∼︵米山秀隆著 日本経済新聞出版社発行︶ ⃝空き家急増の真実∼放置・倒壊・限界マンション化 参考文献 担当。主 景観・ 年度 当、環境政策課環境管理担当 経 、平成 15 11 人口減 少 伴 空 ⃝地域づくり平成 年2月号︵通巻284号 ︶ 特集 28 都道府県 。 一 方、固 定 資 産 税 税 制 措 置 要因 行政代執行 ︶ 。 、国土交通省 、所 考 有者等 特定 25 1 空き家の適正管理に向けて︵一般財団法人地域活性化 センター︶ ⃝地域づくり平成 年 月号︵通巻294号︶ 特集 http://www.mlit.go.jp/ 2014/01/post_3840.html ⃝ビ ジ ネ ス ジ ャ ー ナ ル よ り http://biz-journal.jp/ ⃝行政法 第二版 ︵大橋洋一著 有斐閣発行︶ ⃝国土交通省ホームページ ⃝2013年住宅・土地統計調査︵総務省統計局︶ 化センター︶ 古民家を活用したまちづくり︵一般財団法人地域活性 12 付税制度 拡充等 措置 放置 家対策特 検討 国 、特定空 、空 23 10 26 58 PRACTICE 2015.1 59 PRACTICE 2015.1 26 25 25 、住宅 建 土地 固定資産税 家 。 等 特例 、敷 地 200 平 方 ㍍以下 場 合、 空 6分 1 減額 、 指摘 。 家 税制優遇措置 廃止 方針 11 50 事例研究 弁護士法人佐々木総合法律事務所 弁護士 、園児 犠牲 佐々木 泉顕 。 Q&A方式 場合、幼稚園 弁護士 気 、園 長 。 注意義 困難 、千年 一 度 予見 職員 主張 正当 、地方公共団体 幼稚園側 主張 。 。 ﹁宮 城 。 ﹂等 。 予 幼稚園 。 弁護士 側 責任 認 付随義務 安全配慮義務 。 対応 達 状態 職員 出来 限 未発 、幼稚園 予見 、 収 集 、自 然 園児 安全 係 回避 予見義務 判示 最善 措 被害 発生 未然 具体的 自然災害等 情報 。 。 巨 大 地震 発 生 予 想 得 考 実施 極 、 、 。 。 典 違 困 共 ? 安否 確 。市 町 台風 必要 台風 必要 学校 分 周知徹底 避難訓練 共通 重要 頃 徹底 対策 必要 把握 、直 前 注意 事項 ? 教職員 確立 万全 ? 安全確保 最 低 限、以 下 。 児 童・生 徒 確立 ? 予測 、最 近 、自 然 災 害 発 生 時 忘 認識 想定 。対 策 場面 。 教職員全員 危 機 管理 型例 注5 災 害 津波 豪雨 講 多 豪雨 数日 前 場合 対策 進路 危機管理対策 。市 町 村 地震 保 連絡手段 情報収集準備 ②保護者 ③自然災害時 作成 引渡方法 保護者 行 ? ④ 児 童・生 徒 ? ⑤防災避難訓練 図 ⑥危機管理 通理 解 、 弁護士 仙台地裁 、 本件地 震発生時 千年 一 度 B 過失 結果回避義務 、幼 札幌市中央区大通西11丁目大通藤井ビル6階 弁護士法人佐々木総合法律事務所 TEL011-261-8455 FAX011-261-9188 ・北海道町村会顧問 ・一般社団法人札幌市医師会顧問 ・北海道教育委員会顧問 弁護士 。 稚 園 児 幼 、危 険回 避 能 力 佐々木 泉顕(ささき・もとあき) 構成 危険 予見 基 災害発生 在園契 情報収集 機能付 執 防 止 、危 険 仙 台 地 裁平 成二五年 九月 一 七日 判 決 教職員 大変参考 。学 校 ︶ 特 、 村 難 、 確認 。 ①校内 、 前提 置 、被 災 義 間、被 。 保護 過 、幼 ? 稚園 約 生 命・身 体 幼稚園 災園児 判示 注1 時 停電 本裁判例 注2 ︵電 池 使 用 可 能 。 証言 合 知 、園 、 意識 避難放送 放送内容 。 録音 証人尋問手続 。停 電 必要 偶然撮影 聞 仙台地裁 危 機 管理 不可 欠 携帯電話 用意 注3 人間 、教 諭 近所 呼 行 、見 訓練 全 渡 際 、 引 、 打 、幼 稚 園 注意 間違 、防 災 無 線 内容 配布 関 保護者 発生 運転手 。 、地震 避 難 訓 練 一 審判決 防災無線 流 高台避難 要 欠落 注4 定 、大 地 震 、送 迎 教諭 知 扱 幼稚園 教諭 取 存在 児 。 ︵ 判 例 時 報 二二 〇 四 号 五 七 頁 ︶ 。自 然 災 害 発 生 解 説 徒 対 B 公立 小中学校 場合 、 公法上 在学契約 付随 児童生 務 負 園児 生 B 、 弁護士 仙台地裁 前提 被災園児 両親 、仙 台 地 裁 、大津波 発生 学校における危機管理 天災 見舞 。 。今回 町教育委員会 職員 思 少 酷 B 思 返 弁護士 防災行政無線 県沖 大津波警報 発表 至急高台 避難 繰 走 、 。 ︵注3︶ 幼稚園 留 幼稚園 高台 、何 故 、海 側 発車 B 。 思 場合 園児引 、被害 避 津波発生 恐 恐 。 ﹁地 作成 ? 発生 、落 北側庭園 誘導 、災 害 渡 高 全員 声掛 引渡 園児 見守 。園児 保護 時 弁護士 震 震度 、動揺 着 待 。 ︵注4︶ 迎 。 ﹂ 記載 無事 ? 幼稚園 考 ︶天 災 、 再度検討致 。私 町 。幼稚園 責 考 、 待 乗 ︵ 思 、人災 ⋮。B 、 、幼稚園 保護者 迎 被災園児 者 側 過失 B 任 免 災害発生時 対応 。 ︵注5︶ 見 ∼自然災害発生に備えよ!∼ 幼 稚園 津 波 責任 問 対応 考 、防災 大津波 弁 護 士 一 審 仙 台 地 裁︵ 注1︶ 、幼稚園側 、市街地 約七㍍ 津 波 襲 幼 稚園児 仙台高裁 和 大地震 幼 津波 走行 被災 内容 町 ⋮。 務違反 。東 死亡 A町 教 育 委 員 会 B 今日 朝 刊 、三年 前 東日 本 大 震 災 津 波 、 流 幼稚園 送迎 四人 遺 族 記事 出 天災 解 日本大震災 巨大 約 三分 間 、 、 注意義務 耳 傾 防災行政無線 放送 音 後 情 津波警 放 最大震度六弱 巨大地震 、職員 ? 予見 稚園 責 任 負 発生 続 低 地帯 向 震源地 考慮 、 途中 津波 実際 体感 海沿 、 危険性 送 報 発令 返 報 積極的 収集 、 繰 内容 正確 把握 。 判断 聞 、地震発生後 情報収 、地震発生前 対応 問題 判断 、幼稚園側 情報収集義務 怠 過失 。 ? 頭 。結 局、誰 思 情報収集 、誰 。職員室 電池 備 、停 電 使 用 聞 幼稚園 職員 、 集 仕方 過失 B 弁護士 回 放送 。 ︵注2︶ B 海岸沿 行政無線 60 PRACTICE 2015.1 61 PRACTICE 2015.1 Profile 市町村職員自主調査研究グループ助成事業実施報告 被災地から学ぶ防災施策とFB良品による特産品 販売について 2つのキーワードがもたらす災害対応からその後の復興までの関連性 登別市自治体先進事例研究会代表 有馬 亮太 (登別市総務部総務グループ) はじめに 平成23年3月11日に発生した東日本大震災が東北・関 東地方の太平洋沿岸部に甚大な被害をもたらしたことを契機 に、同じく太平洋沿岸部に位置する登別市では、これまで以上 に災害に強いまちづくりを進めてきた。また、平成24年11 月27日から4日間に及び、市内全域で暴風雪に伴う大規模 停電が発生し、被害は市全体に及んだ。その結果、当市の基 幹産業である観光業においては、停電により営業が困難とな るなど、大きな被害を受けた。こうした経験から、今後起こり 得る自然災害を想定し、平時からの防災・減災対策はもとより、 災害発生時の対応や、その後の復興まで含めた施策を立てて おくことが重要である。 私たちが考える防災施策とは、災害に対する心構えはもとよ り、発災時の対応、その後の復興までを含めたものである。ま た、特産品販売は、地域で産まれた物産等を外部に発信して いく一つの手段としても有効であり、まさに復興のための施策 となりうると考え、東日本大震災の被災地の中で唯一「FB良 品(現JAPANsg) 」を開設している岩手県陸前高田市と、 当市職員が復興支援員として派遣されている同県大 町を調 査研究先に選定した。 1 事例調査 東北地方では、東日本大震災の10年前から、宮城県東方 沖を震源とする「宮城県沖地震が30年以内にほぼ100% の確率で発生すると言われてきた。岩手県は津波浸水想定区 域図を作成し、各市町村はハザードマップを作成する等、住 民周知を行ってきた。地域住民は、震災前から地震・津波に ついて危機意識が高く、日頃から十分に訓練を重ね、自主防 災組織率は沿岸部で100%、山岳部でも80%以上だった。 しかし、東日本大震災では、陸前高田市で約1800名、大 町でも1281名が犠牲となり、多くの公共施設や学校等が 被災するなど、被害は想定をはるかに上回った。 (1)陸前高田市の防災・減災対策と復興計画 陸前高田市では、 「防潮堤の強化」 、 「防災メモリアル公園 の建設」 、 「市街地の造成」 、 「消防防災センターの設置」に 重点的に取り組んでいる。防潮堤は高さを引き上げ、土台 の幅を広げることで、津波のパワーを軽減する工夫を凝らし ている。防災メモリアル公園は、犠牲者の慰霊と鎮魂、震 災の教訓等を防災文化として国内外に発信し、後世に伝承 する目的で建設される。市街地の造成は、土地のかさ上げ や山間部を堀削して区画整理した場所で行う方針だが、時 間や人手不足、広大な敷地の区画整理作業、残土処理等 の問題があり難航している。 建設中の消防防災センターは、地震動から、職員や通信 機器等を守る免震構造を採用し、ヘリポートを設置する等、 災害対策本部に必要な防災機能をすべて集約している。ま た、市街地中央から山間部高台まで一気に駆け上がること ができる避難経路(シンボルロード)を整備する。 (2)大 町のスピード感ある復興に向けての取組 大 町は、震災後から平成24年度まで、防災行政無線 の復旧など、緊急を要する対応を優先せざるを得ず、他の 63 PRACTICE 2015.1 防災関係事業には着手できなかったが、平成25年度から 段階的な取組を進めることができる体制が整ってきた。 現在、 13組織が構成されていた自主防災組織が震災により壊滅 状態となったため、その実態把握と再編を行う「自主防災 組織化の推進」に取り組むとともに、地域の災害危険箇所 を再度把握し、土地勘の無い地区の住民にも分かりやすく 周知するための「新たなハザードマップの作成」等に取り組 んでいる。 町職員の初動体制は、津波注意報が発表された場合、 庁舎内で災害対策本部を立ち上げ、職員は庁舎内で待機 することとしている。津波警報が発表されると、一斉に高台 へ避難するという基準を設け、職員全員の意思統一を図り、 次の行動に移ることができるようにした。災害対策本部は当 初、役場1階が浸水区域となるため、庁舎2階以上の場所 と高台の2カ所に設置していたが、現在は機能移転を見直 し、高台1カ所に本部を立ち上げることとした。 今後、大 町は、復興計画に基づき、被災者への支援 を進めながら、災害公営住宅の年次的な建設、再開発予 定地区の避難路整備や緊急時における住民への情報伝達 体制の確立をしていく。 (3)FB良品について FB良品は、平成23年に佐賀県武雄市が「地域の良い もの」を掘り起こし、全国に向けて発信し、地域所得の向上 を目指すため、フェイスブックを活用して開設した「自治体 運営型通信販売サービス」 である。 FB良品の大きな利点は、 運営に要する経費を自治体が負担する仕組みであり、出品 する事業者側にとってリスクが無く、事業者側は一般の販売 価格で商品を提供することができる。自治体にとっては、撮 影した商品の情報を運営管理委託事業者に提供することで、 市町村職員自主調査研究グループ助成事業は、 地域における課題の解決方策を調査研究するため、 市町村職員が中心となって、 自主的に結成したグループの調査研究に要 する経費について、 公益財団法人北海道市町村振興協会が、 1グループ50万円を上限に助成金を交付する事業です。 ここでは、 平成25年度に助成金の交付を受けたグループ から、 調査研究の成果として提出された政策提言書の要旨を事業実施報告として掲載します。 ページ構成を手掛けてもらうことができるため、作業の効率 化を図ることができる。また、自治体が運営していることが、 利用者の安心感につながっていることも利点の一つである。 陸前高田市は平成24年7月、地元特産品のPRと震災 後の販路確保のため「FB良品 陸前高田」を開設。最初 の出品数は5品ほどだったが、現在はカテゴリー化されるほ ど出品数が増加し、平成24年度の販売実績は、目標に近 い数字となり、初年度としては十分な結果を出すことができ た。商品の選定については、多くの自治体が、選定会議等 を設置する必要があると考えているが、陸前高田市は、復 興支援を目的としており、企業からの強い要望があれば全 て出品している。商品の出展は、陸前高田市観光物産協会 の協力を得て、事業者に働き掛けを行っており、観光物産 協会が、市と地元事業者の仲介役となることで、運営を円 滑に進めている。FB良品のサイトを見た消費者が、出展 者または地元事業者に興味を持ち、店舗に直接連絡をする ことも多く、地元事業者にとっては、FB良品が顧客獲得の きっかけとなっている。 2 政策提言 (1)登別市におけるさらなる防災・減災施策の展望 東日本大震災の教訓を受けて、道が津波浸水想定区域 の見直しを行ったことに伴い、当市は平成24年9月、市 内の津波浸水予想区域図を作成した。東日本大震災級の 地震が発生すると、市内のおよそ9割が津波で浸水する。 災害対策本部となる市役所の海抜は約3・5㍍で、行政 機能を喪失する可能性がある。当市で大規模災害が発生 し、現在の本庁舎が使用できない、または使用が危険な 事態となった場合、行政機能を安全な場所へ移転し、災害 対応を行う必要がある。 現在、市の防災強化施策として、市内の公共施設を避 難所に指定し、特に学校等の大型避難所には、備蓄整備 方針に基づき、さまざまな災害に対応可能な防災資機材等 の整備を行っている。特に平成24年に発生した大規模停 電の教訓から、電源供給が途絶えた際の非常用発電機や 投光器等を年次的に整備する等、ソフト面で必要最低限の 整備を進めている。東日本大震災では、体育館の一部に 行政スペースを設け、災害対応にあたった事例があり、当 市においても、災害で庁舎が使用できない場合、避難所に は住民の受け入れ機能に加えて、一部の空間を活用して行 政機能も持たせることで、迅速かつ、きめ細かな対応が可 能となるよう取り組むべきである。また、行政機能について は、指揮・命令、情報収集等の要となる災害対策本部等 の設置が早急に必要となることから、市地域防災計画に基 づく本部の設置規模を想定し、災害の被害を受けない学 校施設等の大型避難場所への設置が適当であると考える。 東日本大震災で失われた多くの尊い命を無駄にしないた め、行政職員の避難に関する判断基準の明確化、避難経路 の確保と避難誘導方法の改善、行政機能の移転計画など、 防災施策としてやるべきことは山ほどあるが、優先順位を明 確にし、順次取り組んでいくことが最終的に「安全・安心の まちづくり」に寄与するものと考える。私たちが被災地で学ん だことは、マニュアルやハザードマップに示された内容は、あ くまでも想定内の事態であるということである。想定を超える 災害が起こり得ることを念頭に置き、日ごろから、あらゆる災 害に対応した情報を掲載している防災マップなどに目を通し たり、町内会等の防災訓練に積極的に参加したりするなど、 今や「災害は忘れた頃にやってくる」ではなく、 「災害は明日 にでもやってくる」という『意識の備え』が最も必要である。 (2)地方自治体による特産品の通信販売サービス 北海道の特産品と言えば、カニなどの海産物、乳製品な どの農畜産物などが想起される。登別においてもカニ・サ ケの漁を行っているが、それら特産品のイメージと登別のイ メージのつながりが一般的に弱いのが現状である。登別で は高品質な地元産加工食品をブランド推奨品として認定する 「登別ブランド推進事業」を展開し、道内外での販路拡大 を行っているが、一般的に消費者が購入する手段は、市内 店舗や大型小売店、各事業者のホームページが大半であり、 道外の消費者にとって購入が難しい現状にあり、全道ある いは全国におけるブランド認知度も低い。 現状では、登別の良質な特産品が、域内での流通にとど まり、事業者の機運や品質の低下を招き、結果的に市内経 済の低迷につながることが危惧される。このため、登別の食 や物産の販路を広げ、地域経済の発展につなげるためには、 市内特産品の通信販売サービスが必要である。 商品の小売業態の傾向は、以前は実店舗での販売形態 が多くの割合を占めていたが、近年は生活スタイルの多様 化やパソコン、携帯電話等の普及により、インターネットを 利用した通信販売が急成長している。そこで、販路拡大の 手段として「FB登別(仮) 」の開設を提言する。 FB良品は、多数の自治体が開設し、一定の実績がある。 話題性や認知度が高く、商品の販路を全国に広げることが できる。また、地方自治体が運営するサイトとして、購入先 としての信頼性を確保することができる。課題は、初期費用 として相当の経費が必要であること、官(市)と民(企業等) が同じ目的を持ち、行動するための仕組みづくりにあると考 える。道内初となるFB良品の展開は、北海道の〝食〟に 対する注目度が全国的に高いことから、登別ブランド推奨品 をはじめとする食品を中心とし、全国的な登別温泉の知名 度を活用したPRが有効と考える。 FB良品の開設は、あくまでも目的を達成する手段の一 つであり、登別の食や物を全国に発信し、販路を広げること で、地域経済の発展を図ることができる独自の取組が求め られ、さらに将来的には、民間事業者による取組として引き 継がれることが理想的である。FB良品は、これまで地方自 治体が取り組むことが無かった通信販売サービスであり、市 職員には、地方自治体だからできないという固定観念にとら われない取組を検討していく姿勢が求められる。 PRACTICE 2015.1 62 「地域の宝を売り込め!」 食による観光まちづくりと地域ブランド化 食による観光まちづくり研究会代表 草皆 衛 (釧路市産業振興部阿寒観光振興課主査) はじめに 本研究会は、ご当地グルメをツールに観光まちづくりに取り 食以外の分野と連携した観光まちづくりにつなげるため、ご 組む、釧路市、今金町、南富良野町、芽室町、大樹町の職 当地グルメ開発や、水木しげるロードによる商店街活性化に取 員で構成している。メンバーの市や町では、地域の特産物を り組む、鳥取県境港市で事例調査を行い、同市で開催された 使った「新・ご当地グルメ」を開発し、地域おこしに取り組ん 「食による観光まちづくりフォーラム」に参加することで、全国 でいるが、観光まちづくりを進めるための出発地点に立ったに で食による観光まちづくりを進める自治体等の担当者から、幅 過ぎないという共通認識を有している。だが、開発そのものが 広く情報収集・意見交換を行った。 目的になったり、提供店舗数が減少したりするなど課題も多い。 1 調査研究報告 (1)境港市産業部通商観光課・水木しげるロード JR境港駅から商店街を結ぶ目抜き通り約800㍍に、境 港出身の漫画家・水木しげる氏が描いた妖怪のオブジェやモ ニュメント、絵タイルを歩道に設置した。本事業はマスメディ アに大きく取り上げられ、全国から観光客が訪れ、空き店舗 解消や商店街のソフト面における誘客対策を充実している。 (2)北陽冷蔵株式会社 北陽冷蔵株式会社は、昭和42年の創業で、境港産ベニ ズワイガニを使用したグラタンコロッケを製造している。平成 22年には「第2回みんなで選ぶ境港の水産加工大賞」を 受賞し、全国に年間1000万パックを出荷する人気商品と なるなど、地場産品のブランド化に寄与しているほか、工場増 設に伴う従業員の雇用創出にも寄与している。 (3)食による観光まちづくりフォーラム 全国各地で食による観光まちづくりを進める団体が、各地 における活動事例を紹介した。分科会や意見交換会では「自 分たちの街(チーム)のここがダメ―だからこう考える―をテ ーマに、現状認識や課題について意見交換を行った。分科 会や意見交換会では、次のような意見が出された。 ・ 「商品を売るのではなく地域を売る」と言う意識が共有さ れていない。 ・提供店舗の連携や情報共有が不足しており、定期的な会 議や打ち合わせが必要。 ・提供店舗数の減少や、数量限定の商品提供により、観光 客等のニーズに応えきれない。 ・新たな提供店舗の発掘や、マンネリ化防止のための話題 (企画)作りが必要。 (4)境港ベニズワイガニ料理推進協議会の取組 境港市はベニズワイガニの水揚げ日本一を誇るが、鮮度落 ちが早く、約9割はむき身やコロッケなどとの加工品として出 荷されている。一方、ベニズワイガニの普及と付加価値向上 を目指し、各種イベントでのカニ汁の振る舞いや料理教室の 開催等により、その魅力を伝えるなど、活発な活動を行ってい る。また、 ベニズワイガニを丸ごと1匹使った 「境港新かにめし」 を開発し、県外からの観光客を中心に、2年間で2万食を提 供するなど、観光客の満足度向上にも寄与している。 (5)まとめ 境港市は、県内で人口第4位を誇るが、宿泊施設や夜間 営業の飲食店が少なく、隣接する米子市がエリア観光の拠点 となっている。だが、 「境港」 「米子鬼太郎空港」等の物流・ 人流拠点と、地域の観光ツールをリンクさせ、誘客や交流人 口の獲得で成果を上げている。また、ベニズワイガニを活用 した冷凍食品の全国流通や、ご当地グルメの開発により、地 場産品のブランド化とPRを図っている。 一方、水木しげるロードのように、多様な観光資源を商店 街に集約した観光まちづくりは、来訪客を飽きさせず、家族連 れでも楽しませることができるなど、おもてなしの体制づくりに もつなげている。 65 PRACTICE 2015.1 と食の観光地―阿寒湖温泉」に成長させる必要がある。また、 魅力ある食材を家庭で提供できる調理方法を考案し、地域一 丸となって食の魅力創造につなげるため「食の魅(味)力発 信 イランカラプテ プロジェクト事業」を提案する。 ② 南富良野エゾシカ料理の普及 新・ご当地グルメとして提供している「南富良野エゾカツ カレー」 「南富良野ザ・ヘルシーカツ丼」は、本研究会メン バーが所属する市町との連携や、道内各地の新・ご当地グ ルメとタイアップしたスタンプラリーなど、広域的な取組によ り、知名度を向上させるための方策を検討する。 (4)芽室町 ① 明確な強みを絞り込んだまちづくりの推進 芽室町には、 たくさんの資源や魅力がある。町民と一緒に、 町の強みを確認し、絞り込み、明確なコンセプトをもとに芽 室町をPRしていくことで、交流人口の増加や郷土愛の醸 成が期待される。PRしたいものは数多くあるが、絞り込み によって発信力・訴求力が高まると考える。 ②「 (仮称) 食のまちづくり推進室」 の新設 食を切り口にまちづくりを展開する部署の新設により、芽 室町の新たな可能性が生まれると考える。食と景観、食と デザインなど、食を切り口にしたまちづくりは大きな可能性 があり、具体的な取組を推進する部署は、芽室町の可能 性が広げる役割を果たすことができる。 (5)大樹町 大樹町では、町内の生乳を原料に雪印メグミルク大樹工場 が製造する 「さけるチーズ」 と、 秋サケを使ったご当地グルメ 「大 樹チーズサーモン丼」が、平成24年6月25日にデビューし た。これは「食」という地域資源を掘り起こし、観光ツールと して活用し、地域をPRすることを狙いとしている。 十勝地域の南端に位置し、地理的な優位性が低い大樹町 で、地域ブランド化を図るには、人を引き付ける観光ツール が不可欠であり、有志が集まりメニュー開発を行った。町内飲 食店(5店舗)での提供や、イベント参加による周知等により、 「大樹チーズサーモン丼」を活用した地域PRは一定の成果 を挙げた。今後もチーズと秋サケを活用した、新たなご当地 グルメの開発を進める必要がある。 また、一過性の話題づくりに止まらず、継続したPRや商品 力の向上を図る必要があり、今後はさらなる地域食材の掘り 起こしや、 「食」以外の観光ツールも活用したブランド化にも取 り組み、平成27年に大樹町まで延伸される高規格道路も活 かしながら、地域の情報発信につなげていくべきである。 3 まとめ・展開 本研究会メンバーが所属する各地域では、地域間のネット ワークを形成し、次のような連携事業を展開することで、さら なる効果が発揮されると考える。 2 政策提言 調査研究の成果を基に、本研究会のメンバーは各所属市町 に対して次のとおり政策提言を行った。 (1)釧路市 阿寒湖温泉には、エゾシカ肉、ヒメマス、レイクロブスター などの魅力的な食材があるが、食(グルメ)を求めて訪れる 人は少なく「味力(みりょく) 」の発信が十分とは言えない。 このため、食の魅力(味力)を幅広く発信することで「温泉 ① 北海道エゾシカ料理グランプリ2014inくしろ開催 誘致事業 阿寒には北海道が認証するエゾシカの加工処理施設が あり「A(安全) ・A(安心) ・O(おいしくてヘルシー) 」エ ゾシカ肉を使ったグルメを提供する店舗が増えている。A・ A・Oエゾシカ肉を使ったグルメを集めたイベントを開催し、 観光客や住民にその魅力を発信する。 ② 調理法開発・普及による阿寒の味力開発 阿寒の郷土食材を使用した料理講習会を開催し、新し い調理方法を講師に提案してもらい、郷土食材の普及啓発 につなげる。 ③ 阿寒湖温泉ご当地食マップ作成 独自のグルメ、ドリンク、土産品等を扱う店舗を紹介する マップを作成し、リーフレットやウェブで阿寒湖温泉の「食 の魅(味)力」を発信する。 ④ 道外プロモーション活動 鳥取県で開催される「とっとりバーガーフェスタ」に出展 して、食の魅(味)力をPRし、姉妹都市である鳥取市と 食の交流を深める。 (2)今金町 食の宝庫と呼ばれる地域は、全国に数多いが、商品を目 的にして多くの人が訪れる状況を生み出すには、相当の魅 力やブランド力を備えている必要がある。商品を知り、味わ ってもらうことで「この商品は他の物とは違う」と評判になり、 その積み重ねが魅力やブランド力となると考える。 今金町は、アクセスが不便な立地条件にあるが、清流日 本一の後志利別川をはじめとする豊かな自然、この土地で しか味わうことができない農畜産物、特産の今金男爵を使 った新・ご当地グルメ「今金男爵ポテサラごはん」など、 「今 だけ(旬の提供) 、ここだけ」をセールスポイントとして、カ スタマーターゲットをしっかり設定しながら、商品や地域資 源の磨き上げを進め、効果的なプロモーションに取り組む べきである。 (3)南富良野町 ① 通過型観光客に対応した観光まちづくり 宿泊施設の少ない南富良野町は、ラフティングやカヌー といった体験型観光が中心となっているが、飲食業との関 係が薄い状況にある。アウトドア産業と飲食業との連携を図 り、1日の大半を南富良野町で過ごしてもらうことができる 観光まちづくりが必要である。 (1)普及促進活動 ・各地域における新・ご当地グルメの普及促進 ・新たなご当地グルメの開発 ・フォーラムやイベントの開催、講演活動 ・共通パンフレット作成、スタンプラリー等の実施 (3)情報発信活動 ・WEBによる情報発信 ・新たな話題創出による情報発信 (4)地域活性化・地域連動活動 ・地域間が連携したプロモーション活動 ・料理教室等の実施 ・生産者組織との勉強会等 (5)アライアンス活動 ・教育委員会との連携による学校給食活動 (2)情報共有活動 ・メーリングリストによる情報共有 ・Facebookページの作成 PRACTICE 2015.1 64 東北・山陰で先進事例調査を実施 市町村振興協会コーナー I NF O R M A T I O N 移住・定住施策の新たな展開に関する調査研究会 北海道市町村振興協会は平成25∼26年度、市町村職員 や有識者等による「移住・定住施策の新たな展開に関する 調査研究会」 (座長=内田和浩・北海学園大学経済学部教 授)を設置し、2年間にわたり、移住・定住に関する効果的 な施策等についての調査研究を進めています。 その一環として平成26年9月、東北及び島根県の市町村 等を対象にした先進事例調査を実施しました。 第1班は、9月10日∼12日、調査研究会副座長の大野剛 志・旭川大学保健福祉学部准教授を団長として、福島県金 山町、岩手県遠野市、 巻町を訪問しました。 過疎・高齢化が進む金山町では、定住人口の維持を目的 とした遠距離通勤生活支援や賃貸住宅支援、町外からの入 学者確保に向けた県立高校への支援、交流人口の拡大に 取り組むNPOの活動等を調査しました。続いて遠野市で は「で・くらす遠野市民会議」を中心とした、移住・交流事業、 NPOによる移住者・就農希望者への支援活動を学び、N POで活躍する移住者のヒアリングを行いました。最終日の 巻町では、第3セクターによる産業振興と雇用創出、人口 維持に向けた町の取組について意見交換を行いました。 第2班は9月16∼18日の日程で、内田座長を団長として 島根県を訪問しました。県庁では、UIターン支援に関する 取組、定住事業の「総合窓口」 となる、公益財団法人ふるさと 島根定住財団の情報発信の手法や「ジョブ・カフェしまね」 による県内就職促進の活動について調査しました。 広島県との県境に近い飯南町では、U・Iターン希望者 への情報提供や相談対応、移住希望者等を対象にした体験 プログラムの実施、定住促進賃貸住宅の運営手法について 多くの教訓が得られました。町内にある島根県中山間地域 研究センターでは、地域づくり支援研究員が担当地域に入 り、課題解決に向けたワークショップや調査・分析、計画策 定を通じて、実践段階まで手厚くまでサポートする取組を学 ぶことができました。 平成26年度 研修事業の実施報告 市町村職員外国派遣研修 ●期 間 平成26年9月14日∼26日 (13日間) ●研修先 ドイツ連邦共和国、 オーストリア共和国、 チェコ共和国 ●参加者 市町村等職員21名、事務局職員3名 ◀歴史的遺産を活用した市民と行政によるまちづくり―チェコ・プルゼニ市 市町村職員道外先進事例研修 ●期 間 平成26年11月17日∼20日 (4日間) ●研修先 山形県真室川町、新庄市、大蔵村 ●参加者 市町村等職員21名、事務局職員2名 ◀日本で 「最も美しい村」 の地域資源を活かしたまちづくり―山形県大蔵村 市町村職員道内先進事例研修 ●期 間 平成26年10月29日∼31日(3日間) ●研修先 留萌市、遠別町、苫前町 ●参加者 市町村職員16名、事務局職員2名 ◀再生可能エネルギーを活用した農水産業の活性化―苫前町 ▲第1班は福島県金山町の職員と意見交換 ▲島根県飯南町で調査を行う第2班のメンバー 平成27年度 研修事業の開催予定 北海道市町村長交流セミナー 第17 号 平成27年1月1日発行 編集・発行 公益財団法人 北海道市町村振興協会 〒060-0004 北海道札幌市中央区北4条西6丁目 北海道自治会館6階 TEL: (011)232-0281 FAX: (011)221-5866 E-mail:[email protected] 編集協力 株式会社北海道住宅新聞社 自治体職員のための政策情報誌 PRACTICE http://www.do-shinko.or.jp/ お知らせ ◆平成26年度のプラクティスは、第 15号で「『農』から始めるまちおこし」、 第16号では「まちを元気に! スポーツ の力」、第17号は「人口減少時代の自 治体住宅戦略」をテーマに特集を組 みました。北海道市町村振興協会は 現在、第20号を迎える平成27年度の 紙面編成や特集テーマを検討してい ます。 「こんなテーマに関心がある」 「こ のマチの取組について詳しい記事が 読んでみたい」 という、皆様のご意見 や情報をお待ちしています。 ◆特集以外にも 「プラクティスでわが マチの重点政策を紹介したい」 「とて も面白い情報があるので全道の市町 村にPRしたい」 といった、読者の皆様 の声をお寄せください。 なお、送付部数 の追加にも対応しておりますので、当 協会事業推進担当までお気軽にお問 い合わせください。 北海道・市町村交流職員研修会 北海道と市町村等の交流(派遣、研修等) の経験をした市町村職員等を対象に、 地方自治に関する知識や能力を高めることを目的としています。 ●時 期 平成27年11月 ●開催場所 札幌市 ▲平成26年度の市町村長交流セミナーの様子 市町村職員外国派遣研修 諸外国の先進事例について調査研究するとともに、国際的視野と見識を持った 人材の養成を図ります。 ●対 象 30歳以上50歳以下の課長補佐職(相当職含む)以下の職員 ●時 期 平成27年8月∼10月 ●期 間 13日間程度 市町村職員道外先進事例研修 編集後記 ◆年末になると新語・流行語大賞がメ ディアをにぎわせます。地方自治の現 場では、その是非はともかく 「消滅可能 性都市」なる言葉が注目を集めました。 どうやら新語・流行語大賞の候補にも ノミネートされたようです。 「うちの町は 消滅するから」 「それなら一緒に凸凹市 に吸収されるか?」 「あそこも消滅する みたいだし」 「お前の所は嫌だわ。金無 いし。自己中心的だし」 「それじゃいっ そ海の向こうの某国と…」 と、夜な夜な 時代の流れに即したテーマにより市町村長を対象にした研修会を行います。 また、市町村長や北海道幹部職員による交流会を開催します。 ●時 期 平成27年7月 ●開催場所 札幌市 居酒屋談義で盛り上がった皆様も多い のではないでしょうか。 とかく物議を醸している「消滅可能 性都市」 ではありますが、多くの人の印 象に残ったことは確かです。 人から消え ると言われて消滅してたまるか!̶と、 意気軒昂な首長さんや職員の皆さんも います。今年のプラクティスも、そんな 元気な皆さんの一助となるよう、微力 ながら紙面づくりに取り組んで参りま す。今年もよろしくお願いします。 (松) 道外で先進的な取組を進めている市町村等の事例を学び、職員の資質向上と 行政運営の円滑な推進に資することを目的としています。 ●対 象 30歳以上50歳以下の係長職以下の職員 ●時 期 平成27年10∼11月 ●期 間 3∼4日間程度 市町村職員道内先進事例研修 道内で先進的な取組を進めている市町村等の事例を学び、職員の資質向上と 行政運営の円滑な推進に資することを目的としています。 ●対 象 5年以上の勤務経験がある35歳以下の一般職員 ●時 期 平成27年10∼11月 ●期 間 2∼3日間程度 ▲平成26年度の交流職員研修会の様子 ※参加者募集や開催のご案内は、各市町村の職員研修等担当課にEメールで送付します。 PRACTICE 2015.1 66
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