第16号 平成26年9月発行 (5.59MB)

2014 Autumn
16
No.
公益財団法人 北海道市町村振興協会
自治体職員のための政策情報誌
2014
Au tu m n
まちを元気に! スポーツの力
No.
16
CONTENTS PICK UP
実 例
スケートの楽しさを伝えたい
冬季スポーツの新たな挑戦 ― 別海町 ―
ニュースポーツは特効薬
市民の苦手意識を克服する ― 北広島市 ―
2本のポールが未来を開く
ノルディックウォーキング発祥の地 ― 伊達市 ―
修氏
─ 士別市教育委員会合宿の里推進室長兼スポーツ課長 ─
庵 匡氏
─ 壮瞥町企画調整課長兼商工観光課長 ─
伊端 隆康氏
─ るもいスポーツクラブ
「このゆびとまれ」クラブマネジャー ─
自治体の重点政策
リシリブシは猛毒トリカブトの仲間。
でも食べなければ群落の中に居ても何でもない
消防団を支える力
サラリーマンや女性が団員に ― 長万部町 ―
ドキュメント・大停電 寒さから市民の命を守れ! ― 登別市 ―
地域で取り組む認知症対策 早期対応と見守りが決め手に ― 長野県駒ヶ根市 ―
その他 講演・コラムなどを掲載
公益財団法人 北海道市町村振興協会
h t t p : //www.do-s hinko.or.jp/
コガネギクと
ヒメアカタテハ
かぶと
加納
http://www.do-shinko.or.jp/
─ 今金町長 ─
﹁ 花の島 礼 文 ﹂
の夏の喧 噪が去る頃 、鮮やかな 紫のリシリブシの花が咲 き 始めま す 。
兜 型の個 性 的 な 形の花 弁 を 持 ち 、上から下へと咲 き 下がり ま す 。開 花が進 むにつれて
外崎 秀人氏
礼 文の丘は、日に日に秋 色 を 濃 く していき ま す 。茶 色 く 色 あせていく 草 原にピンクの
─ 北海道教育大学岩見沢校
アウトドア・ライフ専攻教授 ─
エゾカワラナデシコや 、黄 色のコガネ ギクなど 、名 残の花 を 探 して歩 くのが 私は好 きで
前田 和司氏
す 。サワサワと 乾いた 音 を 立てる小 径 を た どる時 、夏の疲 れが 癒 されていくのを 感 じ
まちを元気に!スポーツの力
ま す 。水 蒸 気の少 ない秋の大 気 は 透 明で 、空 と 海の青 さが 際 立って き ま す 。秘 密にし
座談会
てお き た く よ う な 上 質の静 け さ 、﹁セプテンバー﹂という 言 葉の響 き が 、
9月の礼 文に
野球をするなら阿南へ行こう
目指せ「草野球の聖地」― 徳島県阿南市 ―
桃岩展望台付近のリシリブシ。
お隣の利尻島につるし雲がかかる
は良 く 似 合いま す 。
参加する、支える、応援する
スポーツの新しい楽しみ方 ― 兵庫県赤穂市 ―
まちを元気に! スポーツの力
─ 北翔大学生涯スポーツ学部健康福祉学科教授 小田 史郎氏 ─
22市町を
取材!
特集
提 言
運動・スポーツを活かしたまちづくりのための方策
〒 060 0
‒ 004 北 海 道 札 幌 市 中 央 区 北 4 条 西 6 丁 目 北 海 道 自 治 会 館 6 階 TEL 011︵ 23 2︶0 281
特集
第16 回
杣田 美野里
(そまだ・みのり)
氏
[礼文町在住]
昭和30年東京都八王子市生まれ、平
成4年から礼文島在住。
植物を中心とし
た自然写真を撮影。
最近はエッセイや
短歌にも活動の場を広げている。
平成
24年にNPO法人礼文島自然情報セン
ター理事長に就任。
夫は自然写真家の
宮本誠一郎氏。
主な著書 「礼文 花の島を歩く」
(共
著、北海道新聞社平成24年4月刊)、
フォト・エッセー
「花の島に暮らす」
(北
海道新聞社)
、
北の島だより
(岩崎書店)
など多数。
ブログ
「島風に花と」
杣田美野里のふぉと短歌 礼文より
http://hananosima.exblog.jp/
自 治 体 職 員 の ため の 政 策 情 報 誌
2014 Autumun
16
No.
士別市
苫前町
留萌市
別海町
秩父別町
壮瞥町
鷹栖町
浦臼町
奈井江町
今金町
第 16 号
登別市
兵庫県赤穂市
長野県駒ヶ根市
新冠町
伊達市
http://www.do-shinko.or.jp/
特集
釧路市
浦幌町
厚真町
公益財団法人 北海道市町村振興協会
スポーツよりもスマホ?
北広島市
恵庭市
長万部町
徳島県阿南市
まちを元気に! スポーツの力
[提 言]運動・スポーツを活かしたまちづくりのための方策 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
将来を担う子どもたちが健全に育っていく
ことができるのか。疑問を感じます―。
ある自治体職員がこんな言葉を漏らした。
外 遊 びをする子どもが 減り、家 の中でス
マートフォンやゲームに費やす時間が圧倒
的に増えている。若者のスポーツ離れも進
み、冬の花形スポーツだったはずのスキー
やスケートも衰退の一途をたどっている。
道内で子どもの体力低下が叫ばれて久しい
が、
雪や寒さなど、北国特有のハンディキャッ
プだけに原 因を求めることはできない。
北翔大学生涯スポーツ学部健康福祉学科教授 小田 史郎氏
◆実例その1 スケートの楽しさを伝えたい
冬季スポーツの新たな挑戦 ― 別海町・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
◆実例その4 参加する、
支える、
応援する
スポーツの新しい楽しみ方 ― 兵庫県赤穂市 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
◆実例その2 ニュースポーツは特効薬
市民の苦手意識を克服する ― 北広島市
◆実例その5 野球をするなら阿南へ行こう!
目指せ「草野球の聖地」― 徳島県阿南市 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8
◆実例その3 2本のポールが未来を開く
ノルディックウォーキング発祥の地 ― 伊達市・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
[座談会]まちを元気に!スポーツの力・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
◆コーディネーター
◆パ ネラ ー
前田 和司氏 北海道教育大学岩見沢校アウトドア・ライフ専攻教授
外崎 秀人氏 今金町長
加納
修氏 士別市教育委員会合宿の里推進室長兼スポーツ課長
庵 匡氏 壮瞥町企画調整課長兼商工観光課長
伊端 隆康氏 るもいスポーツクラブ「このゆびとまれ」クラブマネジャー
自治体の重点政策
Vol.1 消防団を支える力 サラリーマンや女性が団員に 長万部町 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 24
Vol.2 ドキュメント・大停電 寒さから市民の命を守れ! 登別市・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28
Vol.3 地域で取り組む認知症対策 早期対応と見守りが決め手に 長野県駒ヶ根市・・・・ 32
[コラ ム ]
多 様な個 性があふれる現 代 社 会 。人々の
ライフスタイルとともに、スポーツをめぐる価
値観は、
目まぐるしく変化を続けている。
地方の特選PRプロジェクト ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36
効果抜群!
「ゆるキャラ」
のとっておき活用法
株式会社TMオフィス代表取締役 殿村 美樹氏
未来への伝言 ̶ 次世代へ引き継ぎたい風景 ̶ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 37
特定非営利活動法人 釧路湿原やちの会
北海道の自然を楽しみ、
暮らしに活かす方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38
震災復興と
「やまがっこ」
だが、
どんなに苦しい時代でも、
スポーツは
元気の源だった。人口減少社会が到来し、
地域はさまざまな課題を抱えている。
北海道教育大学岩見沢校アウトドア・ライフ専攻 教授 前田 和司氏
健康コラム ロコモティブ症候群 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 40
札幌医科大学教授 當瀬 規嗣氏
・・・ 42
道産食材を活かす方法 食材のおいしさを再発見 海と山で頑張る女性たち
〈様似編〉
困難を乗り越えて、新たな地平を切り開い
ていくために「スポーツの力」
を見つめ直し
てみよう。
北海道フードマイスター・クッキング講師 木村 光江氏
2014年北海道市町村長交流セミナー
[講演1]
人口減少時代の自治体経営改革 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 44
ルートエフ株式会社代表取締役 大庫 直樹氏
[講演2]
安倍政権の安保・経済政策徹底分析・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 47
政治ジャーナリスト 末延 吉正氏
道政情報 北海道のスポーツ振興施策について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 50
北海道環境生活部くらし安全局文化・スポーツ課
市町村の動き・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 52
釧路市 奈井江町 浦臼町 秩父別町 恵庭市 厚真町 新冠町 苫前町 浦幌町 鷹栖町
本誌名「プラクティス」の由来
「プラクティス」
=
「実行」
の意味。
自治体職員が業務で直接活用でき
る実践的な情報誌という趣旨で名
づけました。
実践・条例法務 防災対策基本条例を中心とした防災関連条例の意義と課題 ・・・・・ 58
監修:小樽商科大学商学部企業法学科教授 石黒 匡人氏
筆者:札幌地方自治法研究会 吉田 博氏
・・・・・・ 60
事例研究 破産と免責について ∼破産者から受け取った水道料金はどうなる?・∼
弁護士 佐々木 泉顕氏
市町村職員自主調査研究グループ助成事業実施報告
1 子どもたちの
「生きる力」
を育む環境づくり ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 62
紋別市政策研究グループ代表 福井 雅一
(紋別市総務部企画調整課副参事、
市民協働担当)
・・・・・・・・・・・・・・・・ 64
2 住民の主体的な地域活動を支援する行政の役割と地域活性化 主体的地域活動支援研究グループ代表 岩井 俊直
(沼田町教育委員会事務局主査)
市町村振興協会コーナー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 66
※記事中の所属及び職名は、取材時におけるものです。
北の写真家 礼文町在住 杣田 美野里氏
、自家用自動車 利
、冬季
。
悩
。
混在
組 自治体 少
中心 、
北海道 多
自治体
少子高齢化 問題 抱
動
取
今後
健康
機会
過疎化
一 方、運
。
増
介護
運動・
柱 掲
、引 続 ﹁健康
介 護 保 険 制 度 改正 ﹁健 康日 本
︵第2次︶
﹂
進
。
活用
、行政主導
寿 命 延 伸﹂ 主 要
予防
予想
持 可能性
、
思
、
参
、
実施状況
難
方法 考
上 、住民
実現
取組
離
場所
、乏
中 、
活用
、
、
、
人 材 活用
数多
求
尽力
新
自
歴史
多
進
町﹂
根付
。
課題 何
普及
、
柔軟性
北
地域事情
。北 海 道
発想
生 出
。
活用
。
根付
。
社 会 資 源 、札 幌 市
有効 考
社会資源
、各地域
。地域 合
、画一 的
促 、
本稿
北海道
明
加
必要
最初 段階
関
。活 用
大都市
抱
施設
傾向
地域
﹁
情報 非常 役立
活
発展
豊
。
開発
、独 自 性
事 例 、道 内
今
治体
合
海道 誇
。
21
提案
、
効果
、運 動
改
、運
。
睡眠
他
良 影響 及
。
下
運動指
。
人
、優秀
確 保 、特
期待
、健 康 運 動 指
低 人
役割 分
運動 安
専門的 知識
。健康
辛
認
。総
定期的 行
、
。文
維持
小田
史郎
。
期待
活 動 的 住民 、
原動力
、道民 運動・
良
結果
、体力
、道 内 在 住 子
多
。
、道内在住
∼
歳 1日当
厚 生労 働 省 国民 健 康・栄 養 調 査
、肥 満 者
運動習慣 乏
動習慣等調査
低
告
歩数 全国平均 下回 、肥満者
。北海
現状
活動 通
欲
合 、
機会
社会資源
。
増
問
自治体同
考
解決
、隣接
住
住民 力 活用
考
連携
、今後 福祉系 医療系
。
割 合 上位 位 置
柱
踏
重要
自治体職員
。
関
事業 展開 模索
、
調整役 担
専門 家 運 動 指 導 専門 家
思
、
自発的 参加
民同士 交流
住民
強化
際
。単独 自治体
題 生
専門的
。
、各自
、両者 負
有効
必要
運 動・
認識 、
進
。
﹁Win ︱Wi
連携 、大学
多
自治体
必要性 有効性
n﹂ 関係 構築
担 感
治体 自助努力
、連携
機関 連携
士
報
部 科 学 省 全 国 体 力・運 動 能 力・運
数々 調査結果 示
実施状況
。
人 Q OL︵ 生 活 質 ︶ 高
運 動・
効果
北翔大学生涯スポーツ学部
健康福祉学科教授
。
効果
、肥満 高
。運動
運動・スポーツの可能性と
北海道の現状
運動・
期待
定期的 行
医学的 明
身体面
、心理面
入
悪化 抑
等 疾患 予防
疾 患、脳 卒 中、
知
取
。競技
可能性
運動
、
社 会 資 源 中 、専 門 的
握 専門家 活用
、認 知 症
動習慣
善
導
重要
増
指導者
口
健康
健康運動実践指導者
同
集団指導 、
、健康
行
点
高 人 対
積極的 活用
。前 者
楽
個別指導、後者
導士
対
全
有
運動 決
、
。
、1 人 指
、専 門 家
指導 重要
、基本 的 楽
理解
専門家
過疎地域 自治体
在住
思
。
組
目指
準備
。
課題 取
幸
北海道全体 元気
持
超高齢社会 備
巡回
欲
運動
導者
実現
重要
自立支援型 介護
。認 知 症 対 策
、
自治体
指導 行
。
職員 熱意 主体性 持 、積極性
重視
予防 取組
改正 伴 、要介護状態
検討
、介護保険制度
複数 自治体
、
血圧、高 脂 血 症、糖 尿 病、心 血 管 系
思
特集 まちを元気に!スポーツの力
多
積 雪 、身 体 活 動 量
考
、外 出
興 味深
、間
。転倒
自信 無
人 多
、冬 季 外 出
感
得
恐怖感
頭
。介 護 保 険 制 度 改
、各 自 治 体
思
非常 広大 、
産 業、地理 的 条 件
69
運 動 スポーツを 活 かし た
提言
ま ち づく りのた めの方 策
道 広大
用
寒冷気候
怖
減少 体力低下、肥満者 増加
対
可能
間
妨
、秋
考
課題
推進
、
、体力水準 高
必要
重要
運 動・
現状
努力
冬 向
接的 冬季 外出
性 示唆
来
維持
。
北海道
組
。
地域が持つ社会資源を
活かす
考
喫緊 取
要
文化
北海道
正等
受
、行政主導 住民 運動
意
識 高
、
取組 必
小田 史郎(おだ・しろう)氏
昭和48年愛知県名古屋市生まれ。平成8年北海道大学
教育学部卒業、平成13年北海道大学大学院教育学研究
科博士後期課程修了、博士(教育学)
を取得。平成14年北
海道浅井学園大学生涯学習システム学部健康プランニン
グ学科講師、平成21年北翔大学生涯スポーツ学部スポー
ツ教育学科准教授、平成23年北翔大学生涯スポーツ学
部スポーツ教育学科教授、平成26年から現職
主な著書:
「生涯スポーツと運動の科学」
(市村出版)、
「北方圏における生涯スポーツ社会の構築」
(響文社)。
主な論文:Sleep onset is disrupted following presleep exercise that causes large physiological
excitement at bedtime(Eur.J.Appl.Physiol)
4
PRACTICE 2014.9 5 PRACTICE 2014.9
20
北翔大学生涯スポーツ学部健康福祉学科 教授
Profile
1
そ
の
まちを元気に!スポーツの力
実 例
知
。
設 、
離
欲
参加
、
﹁別海
注目
注目 浴
成績
盛
進
、
﹂
子
別海町
。水
同町
置
深夜
。酷寒 中、氷 少
舗装
校
繰
厚
進
減
。最 盛
目指
町内
作業
、当 時
大会
。
、滑走 適
冬
、地 域
、今
作
氷
作業 1週間連
。
取組 、冬季
苦手 子
、選手育成 重
。
固
直
返
増
。
所
当 時、別 海 子
町民
年代
約500 人
小中
止
出場
小中学校
﹂ 、
野球
。
野
広
専念
午 前8 時。車
風
進
﹁
抱
離
子
楽
﹂
。
町
伝
離
。選 手 育 成 偏 重
運動能力低下
感
︱。楠瀬
。
置
方
教
・
。
少年
。初心者
。
教室
、町 内 各 地 ﹁巡 回
提案 受
状況 心 痛
結果、子
危機感
体力
現役引退後 平成 年、別海町教
委 青少年育成指導員
楠瀬
原点回帰
学生 増
。競 技 開 始
期 昭和
続 、午 後9 時 過
踏
教訓
︱。原点 見
上 大
始
。選 手 育 成 重
子
間 実力 差
苦手
。当 時、
﹂
一部 選
同年
滑
高齢者
頼
日没後
。花 形 種 目
競技
続
学 校対 抗
銀盤 火花
上
散
応援 白熱
押
、地域 挙
広大
流
年
。
大
校
。
、出 場 選 手 200 人 上
分
貴重
鍋、豚汁
恒例
機会
料理 振
汁
。農 漁 村
住 町民 交
温
。
子
中 上達
﹂ 語 。
今 時代
磨
知
苦手
深刻
﹁北海道
周400 ㍍ 町 営
危機感
自慢 食材 持 寄 、
舞
離
年
父・功
昭和
瀬
。
技術
、全道・全国
大切
、滑 楽
冬場 運動不足
。
持
両立 図
早 子
目標
。
。
必要
、保護
住民 力 成
限
住民
立
別海
支 、子
館長︶ ﹁別海
町 教 委 下 地 哲 次 長︵ 総 合
必要
続
、
。
保護者 感謝
者 子
子
状況
深
別 海 町 面 積 、道 内 市 町 村 6
番 目 広 1320 平 方 ㍍。大 会
、道内屈指 大会規模 誇
減
。現在 少子化 学校数
会 、競 技
子
スケートの楽しさを伝えたい
冬季スポーツの新たな挑戦 [別海町]
古
中 、小中学生
励
、子
﹁
、高 額
状況
教委
継続
年
﹁
方 重点
教室﹂ 始
楽
、平 成
﹂
懇切
、幼 児
。大
遠
、
18
滑 楽
年代後半
教育
競技人口減少 考
昭和
別海町
地域一体
斜面
丘陵地帯
適
活
中心
各小中学校
寒
。根 釧 原 野 緩
町内 、
、厳
冬季
作
土手
雪
、教職員、保護者、地域
周囲
町内会
。冬
少
連
大会
女 子1000 ㍍ 6 位 入 賞。平 成
置
、
。
、大 会 史 上 初 男 女 総 合 優
9 種 目 中5 種 目
年 全国 中 学 生
別海町
制覇
勝 成 遂
一 躍、全国
、輝
一 方、町 内
開
失
増
興味
部分 刃 離
登場
手
。
﹁冬 練習
・
好評 、今
基本
年
参加
楠
年末
年
﹁別 海
完成 、
所属
、
役割
振興
応 援 、時
、
﹂ 話 。
。
差
図 上
脈々
受
。
行
帰
別海出
続々
。
子
後輩
若者
継
合宿
全道大会
全国 各 地
注
輝
手
冬季五輪 〝白 鳥〟出身
。平成6年
少年
小中学生
[DATA]
心意気 、
後輩
思
中
始
選手
。
支
目
指導
、冬 休
。年 明
優
別海
継
先輩
。自 分
先輩 話
中学生
目指
身
、行政 果
活動
自身 主体的 活動
楠 瀬 志保
少年団 活動
団白鳥﹂ 誕生。現在
人
56
関心 高
手
生
保護者や中学生などが小学生にスケートを指導 Betsukai
別海町
3
愛好者 増加
80
指導者 OB 活動 参加
1
競技人口 減少 活動衰退
30
6
PRACTICE 2014.9
7 PRACTICE 2014.9
伝
楽
上 級 者 別 、町 内 指 導 者
団OB
平成
、
数多
務
全盛期 思
協会理事長
。
活気 、
住民
延 約1000 人 参 加
起
町
冬場 運動不足 体力低下
11
21
10
勢 子
教室 始
初心者向
14
55
離
子
50
面積:1,320.23㎡
人口:15,
656人(平成26年7月現在)
別海町HP
http://betsukai.jp/
向上
競技
25
14
町民にスケートの楽しさを伝える
「チャレンジ・ザ・スケート」
2
そ
の
まちを元気に!スポーツの力
実 例
住民
健 康増進
交流
。設立
組
魅
危険性
取
、
奪 ﹁
PTA
、
苦手 人
﹂教室
、
参加者
借
参加
通
進
、
会合
、全国各地
設立
。北広島市四里塚 住民
得
進
倶楽部﹂ 、市教委、
習慣 定着
紹介
少年団
世代
始
。
、
協力
、
結成
母親 高齢者 、
久 保田
平成
参加
年、
主婦
久保
業務
開催
教室
。
鈴木
資金
同倶楽部
好
機会 住民同士 交流 求
知
町内会役員
運営
活動 始
導入、
設 立。夜 間
目指
習慣 定 着
、
設 立当 初 、常 勤 職 員 置
力 乏
、代表 就任
田
、仕事 家事 合間
行
。市 学校開放 申 込 、大
、面 白
校 体育館 夜
間利用
通
可能
校、東 部 中 学 校
曲小学校、大曲東小学校、大曲中学
。
種事業
深
活用
。設 立 当 初 、
人
関係
週2 回、同 倶 楽 部 活 動 場 所
。久 保 田
年
移 、
。
市教委 方針
苦手
。
受
意
子
増
。
講師
利用
。
指導
導入
、西部小学校
派遣
克服
、楽
協力
出会
嫌
指導
岩見沢校 学生
。
採
子
、得
入
授業
、体 育
、本 年 度
市 内 全8 小
学 校 講 師 派 遣。北 海 道 教 育 大 学
行 、少年団 結成
、同 倶 楽 部
体育 授業
、放 課 後 体 育 館
、大 曲 小 学
市内 小中学校
習慣 定
校
活動 質 高
充実
、
活動
就任。平成
北海道体育協会
楽
多
始 、自分
。市立大曲小学校
配布
四里塚会館
﹂ 、地 元 理 解
、町 内 会
年
運営
指導者
、地 域 子 育
結成
本格化
通
母親
活動
効果
、
会員
児 童 運動 嫌
克服
引 継 、現在 700人 超
身 付
NPO法人化 果
平成
用具
、文 部 科 学 省 補 助 金
運営
資格 取得
着
知
、練 習
一角 借 、
﹁住 民 健 康 増 進 活
☆
発揮
連携
力
積極的
。
NPO法人﹁
役割 果
設立
中心
。
ニュースポーツは特効薬
市民の苦手意識を克服する [北広島市]
通
総 合 型地域
中心 設立
中心
上 大
学校、福祉施設
住民
、
☆
倶楽部 、
北 広 島 市四里 塚 地 区 設 立
総
久 保田 智
広
代
、初 心 者
、社会人
合 型地 域
力
高
﹂ 、町 内 会
☆
﹂
、地域 子
結成
。
公共 施設
、市 内 高 齢 化
、活 動
、種目別 教室 開
﹁
中心 、
腰 付
楽
開 催。
似 ﹁
増
向
地域
野 広
少年団
進
、腹筋
健康体操﹂ 腰
効果的 ﹁
行 ﹁
椅子 座
痛防止
組 、高 齢 者
目指
同 倶 楽 部 活 動 、住 民
習慣 定着
受託
市内5
参加者 募
合戦﹂
。
﹂﹁
﹁誰
苦手
、力 量 差
人
。
戸
小
特
習慣 定着
﹂ 話 。
、事 業 幅
、
広
﹂
、
学 校、
必要
市
自立 。鈴木
運営 携
得意
経験
、市 広報紙 利用
四里塚地域 230世帯
無
一緒 楽
、運 動
現理事長 鈴木
﹂﹁
毎週水曜日 ﹁
別配布
人
、
不足 資金面
課題
長 活
[DATA]
魅力的
﹁子育 世代 巻 込
。資 金面
運営 継続的 参加
大切
、
。
運営 目指
提案
組織 団体
高齢者施設
自立
力 込
Kitahiroshima
北広島市
克服
& 骨 盤 体 操﹂ 普 及
取
増 加。新
合 致 、各 種 事 業
年
﹁
集
面積:118.5㎢
人口:59,738人( 平成26年7月現在)
よりづか☆ちょいスポ倶楽部HP
http://www.choice-sports.net/
学校 体育 授業 充実
。平成
所 未就学児 対象
適応力 高
継
、少 年 団
自主事業
年
市教委 小中学校 連携
20
8
PRACTICE 2014.9
9 PRACTICE 2014.9
塾﹂ 開 講。体 育 授 業
団 生活
。平 成
好 評 、現 在
続
参加
小 学 校3
活動
対 象 ﹁放 課 後
子
。各
設立
総合型地域
23
﹂ 好評 、
参加
参加 増
市民
運動嫌
子
∼6 年 生
参加
人以上 児童
採 入
4
盛 上
交流
市民
体力低下 進
子
23
24
塾﹂ 実 施。
﹁運 動 嫌
楽
毎回
参加 機会 少
22
20
者
小学校に講師を派遣して体育の授業を充実
初心者でも楽しむことができるタグラグビー
3
そ
の
まちを元気に!スポーツの力
実 例
発祥
使
歩 新
全国
巻 起
整備 、
、
、
伊達市大滝区︵旧大滝村︶ 、
。全国 自治体 介護・医療 分野
。
﹁
人
大
実
滝
社
訪
、
、
構想 思 描
資料
年¦ 。
﹂。藤田
寄
製造会
取
。
藤田
年3
村教委
意
。大 滝 土 地 柄
国際大会 事前
・
複 合 選 手 、冬 季五輪
転機 平成
出場経験
訪
、札幌 開
合宿 大滝
気 入
教室 開 、
伝
村
体験
。人
安全
人
、毎回
、夏 週2回
交流員 就任。平成
気 投 合。翌 年、再 来日
月 帰国
住民向
魅力
参 加。初
口約1600人 小
人
﹁普通
﹂﹁体力
注目
﹂
高齢者 屋外 連
払
﹄ 言
、東
、転倒防止
不安 取
大変
可能性
長時間歩
出
﹁外出
新
役立
渡
年
月
。平 成
。高齢 愛好家 ﹃三途 川
持
藤田
訪 、約20
指
。
後
最適﹂ 好評
教
人 ﹁大 滝
﹂ 開
。
受
継
、伊 達 赤 十 字 病
医学的
。今 年6 月
国際
協会﹂ 設立。初
同 年、
﹁
住民
効果
定着
。
﹁寝
方
。
使
、地 産 地 消 取
大滝 訪
、生 涯 自 立 歩 行
﹃歩
実 証。回 復
負担 軽
、松 葉 伺 T 字 伺
身体
楽
進
習慣
介護予防 新
取組
身 体﹄
目指
増
大滝 楽
﹂ 藤田
語 。
工夫
組 飲食店 北湯沢温泉 連携
人
考
100 件 以 上 症 例
痛
院 清水啓医師 。足関節 術後
効果 注目
面積:444.3㎢
人口:35,948人(平成26年7月現在)
大滝ノルディックウォーキング協会HP
http://www.phoenix-c.or.jp/~fujita/
、仮設住宅 暮
込
避難生活 運
落
[DATA]
、
励
Date
使 、自力 歩
人
人 、気 持
。長期化
日本大震災 被災地
00人
導
動不足 悩
、外 出
。歩行 困難
高齢者
回復
2本のポールが未来を開く
ノルディックウォーキング発祥の地 [伊達市]
。2本
早 普及 力 入
期待 集
。専 用
迎
地域
。
普
遊 休 化、
発展
﹂ 、毎年 00
持 、
、多
、国際
兼
﹂
進
10
国内
切 札
組
回目
国際
一大
課題
、夏
導入
注目
起源
及 始
駆
協会
。
持 。体 験 取 材
事 務 局 長 藤田
。
﹁全 国 先
旧大滝村教育委員会 職員
藤田 隆 明
、
無
住民 楽
訪
本年度
、全身
高
。
0人
、
。
消費量 2割
魅力 。通常 歩
有酸素運動
育
生活習慣病 介護予防
夏 地域
大
使 、効 果 的
。
選手 、夏場
始
発展
普及 取
迎 、参 加 者 通 算
資格
。同協会 、正
、指 導 者
願
延長6㌔ 林間
年 国内初 国際認定
。
両 足、
詰
。
﹂
足
手 位置 低 、
筋肉 伸
作
敷
、足腰 負担 減
草刈
。NPO法人大滝
三角 形
整備 欠
観光協会 職員
。平 成
案内
地指 導
。全 国 各 地
福祉
物
。
短 距離
歩
、大滝独自
﹁
上半身
。太
。
﹁
押 出
藤田
分
後
聞
32
筋肉
行
国民的
回大会
、住
旧 大 滝 村 、昭 和 年 代
民 健康増進 地域
目的
第
4000人 超
年
㌔ 道
自治体職員
普及
、
開講
訪
運動方法
養成講座
大滝
、平 成
人
・
約
魅力 全国 広
関係者 通
足
、
大会 始
。
体験
協会
大会 講座 人 呼 込
魅力 引 出
大滝
。
、運 動
、標高差
滝 眺
、自然 体 前 押 出
脇 草花 、涼
。冬
度 坂
、愛
。
、緑 中
上
住民 普及 担 手
12
1
﹁舗 装
4
伊達市
大滝 名前 全国 知
楽
㍍・最 大 斜 度
汗 流
立
運動方法
。藤田
大切
住民 運動不足 解消
大滝
岩手県陸前高田市内の仮設住宅で被災者の元気を取り戻す
10
PRACTICE 2014.9
11 PRACTICE 2014.9
不足 身体
心地
、正
不可欠
、
。
愛好家 訪
全国各地
貢献
健康
住民
全国 愛 好 団 体
好者 急増
普及
付
﹂ 呼 掛
導入
10
25
道 路 登山 道
欲
30
23
取 組
健康
増
交流人口
夏
18
21
14
50
32
15
ノルディックウォーキングを指導する藤田さん
(中央)
4
そ
の
まちを元気に!スポーツの力
実 例
駆
年
抜
月
自治体
市民
、地域全体
、給水所
中
、
国
入
出
振
楽
大会
絞
。
参加 方法
。沿 道
上
応
上
全
数千人
応援
大会運営
人気 。
年度 、
。
大 会役員
第3 回 大 会
大会 盛
声〟 、 当地
身 着
年
、声
装束
〝勝
参加
繰
、地 域
上 競 技、
一環
。各 自 治 会
参加者
競
。
計 約3066 人
、申
出 場。本 年 度 第
込
期限 2
4回大会 、定員 合計 4600 人
拡大
携
参加者 楽
。運 営
関心 高 、応援
自分
。
﹃来 年
声
拡大
出走
、
可能性
交 流 人口
市民
﹂ 語 。
多
、
市民
月以 上 残
定員 達
。
市教委
推 進課 笠原裕之
係 長 ﹁後 発 大 会
、全 国
多
市民
訪
集
﹄
中心
大会
持
課題
市民 、
通
多 ﹁熱 中
対策
参加者
心筋伷塞
本番
注目
走
新
症
興味
﹂︵ 笠 原 係 長︶。
行
﹂﹁
、
通
﹁囲 碁
年間
。
、
﹂
個別
﹂
県内発
。
都市
発
実施率
年度
三
取 組 姿勢
示
年、
﹂﹁支
推進
平成
推 進 計 画﹂
﹁
環境 変化 対応
市教委
、現 在 初日 開 会
市民総合体育祭 参加者 減少傾向
囲碁 楽
式、市 民
祥
競技
﹁
側面
宣 言﹂ ﹁
。同 計 画
市 民 週1 回 以 上
表
平成
行 、各 種 目
。公
全
、生 涯 学 習
地区
併設
、市民
100 ㍍ 走 記 録
。笠 原 係 長 ﹁走
習
名前
変化
振
各地区
自治会 、地域
、総 合 型 地 域
。
、赤 穂 市 平 成
体 力 低 下 全国 的
運営
、全
拠点
種目
野 球、卓 球、陸
約
年代
、市 内
、昭 和
技 一斉 行
一体
公民館 体育館
民館活動
赤 穂 市 自 慢 、今
体育館
。
体育館 常 予約 埋
興
名物
募 、大 会 当 日
上
、 ㌔、5㌔、3 ㌔、2㌔ 部 合
平成
市民
給水 音楽演奏
、約1100 人 市民
討
出 走。平 成
可能性 切 開
。全国
中、赤穂市 取組 新
平成
市民︱。赤穂
城下町
援
模索
関心 呼 覚
年
組織
景観
﹂
兵庫県南西部 赤穂市 ︱。忠臣蔵
地 、平 成
﹁赤 穂
体育協会
海辺
全
2690 人
。笠 原
結成
武道
﹁忠 臣 蔵
対象
、市 内 小 学 校5・6 年 生
一 方、子
問題
2年
、
参加する、支える、応援する
スポーツの新しい楽しみ方 [兵庫県赤穂市]
。市 教 委
城下町
実 行 委 員 会 主 催 、赤 穂 城
心
周年
大会 。
経 、市 制 施 行
赤穂 魅力 体感
大会
古
決
14
。昭
盛
市民総合体育
招待
盛
語 。
協力
小
多 大都市
見
第1 回 大 会 、市 民
﹂ 手応
作
市民 姿
、一 緒
集
記念
自然
行政
赤穂市
。剣 道 日 本一
年
0 近 強豪
旗 少 年 剣 道 大 会﹂ 、全 国
記録会 基礎体力 向上
大切
、赤穂
係長 ﹁
参加
広
国
11
活動
行
全員
会
、大人
。記 録 会
、市 教 委
正
﹁
&
方法 伝
指導者
招
﹂
友人 関 係
全
。
、同 計 画
交流、市民
、赤 穂 魅 力 発 信
愛好者
柱 位置 付
継続
行
、市 民
考
、期待
取組
進
語 。本 年 度
企画
現
。
年 間1 万8000 人
、各種
。
開催 、約100人 市民
方法 学
% 向上
面積:126.9㎢
人口:50,078人(平成26年7月現在)
赤穂市HP
http://www.city.ako.lg.jp/
、市 民 健 康
数値目標 設定
大会 参加者
大
赤穂
増進
国
協働
、
﹂ 笠原係長
参加
﹁今後
支
Ako
。
実施率 調査
見守
成果
、市教委
込
[DATA]
交流人口 拡大 魅力 発信
60
兵庫県赤穂市
地域 活力
運 動 基 本。小 学 生
慣化
続
一
27
50
参加 意欲 高
和
祭 、市 民 中 心
赤穂シティマラソンには多くの市民がボランティアとして運営に参加
23
12
PRACTICE 2014.9
13 PRACTICE 2014.9
、子
﹂ 語 。今
増
呼 込
全国
残
練習
児童
市民 増加
始
県 陸上大会 出場
。
、陸 上 競 技
結 付
参加率向上 目指
、
大会 支
市民
24
必要
運動 始
50
9
少子高齢化 過疎化 影響
新
25
23
25
50
10
生懸命
人口 減少
高齢化
27
全国から大勢のランナーが参加する赤穂シティマラソン
まちを元気に!スポーツの力
5
そ
の
。野球
文字 冠
、
。
、
全国
。電 光 掲 示 板
高
広
市職
、独
、市 民
市内の女性でつくる
「ABO60」
は60歳以上限定のチアリーディングチーム
。
遠征
十分
野球
舞 上
、
雰囲 気
。阿南
値打
仕掛
、阿南市 周到
上
対戦相手 確
盛
年代
予約時
確認 、市内
。同 課
盛
市内
手配
少
。
、同等 実力 持
最
﹂ 興奮気味 語 。
喜
。
。草 野 球
戦略
野球好
保
白熱
構成
接 戦 、両
近
草野 球
対戦相手
野球
代︶
代︶
、実年
。
代︶、古 希︵
、壮年︵
野球
回開催
、県 内 外
野球
1
∼
。女子
城
取
誘 致、野 球
誘致
、野 球 関 連 来 場 者 数
映画
球団〟 知
出場
還暦野球大会
、市内 年間
、約
代︶
、還 暦︵
古
年野球
︵
20
〝鈞
組
、市内
申
込
大
日本
、
人以上
上、誘致 実現
市町村 多
増加
。市職員 熱意 発想、地域 挙
、草 野 球
聖地 目指 阿南市 原動力 。
心
、
﹂ 結
、対
申
、地 域 野 球 熱
。年齢構成
地区 対 抗 試 合
企業
高
込
﹁
戦相手 年代 力量 合
集
目指
。
野球教室
交流 、市 取組 賛同
野球選手会
誘致
同課 田上重之推進監 ﹁
野球 取 持 交流 生
地域間 競合 激
1
経済効果 期待
。草野球
多 、宿泊
﹂ 語 。最近 ﹁ABO
分野 手堅 経済効果
1 万1629 人、延 宿 泊 数 33
面積:279.54㎢
人口:76,345人(平成26年7月現在)
野球のまち推進課HP
http://baseball.city.anan.tokushima.jp/
﹂ 活動 話題 呼 、野球観光
期待
飲食
、家族 同行
。
71 泊 上 、市 内 経 済 波 及 効 果
1 億円 超
自然
市
活 動〟 活 発 。
強化
、練 習
一 方、市 内
約1500 人 草
野球選手
。全 国
訪
対
入 。
〝
縁 始
戦相手 刺激
熱
内
寄贈
Anan
徳島県阿南市
実 例
推進課﹂
野球 活
高校球児、野球関係者
球場
氏 名 打順 表示
上
伯仲
繰
、
長
人 補
世代
王
。
野球 公式戦 開催
熱 視線 送 ﹁草野球 聖地﹂ 訪
。
本格的
嬢
盛
熱戦
試 合 開 始 ︱。実 力
初対面同士
。地元 審判員
行 、両
育
人 嘱 託 職 員、
見
参 加 者 ﹁僕
熱 声援 送 。
市民 有志
嶋
正職員
小所帯 。
所属
助員
。
。
。
、1 泊2日 1 人
始
懐疑的
多 、野 球
市民
活
少
野 球 無 関心
。応援団 ﹁阿
員
軌道 乗
年度
評価 次第 変
平成
・543人 申 込
、選 抜 高
、車
。甲
市 内 宿 泊 、飲 食 店
恩恵
。
北信越 出場校
活
子 園 球 場︵ 兵 庫 県 西 宮 市 ︶
宿泊施設 大
参加
1万2000円 野球観光
自戦略
歳
・
﹂ 愛称
2
2時間半 立地
校 合宿 誘致
校野球 出場
。
野球をするなら阿南へ行こう!
目指せ﹁草野球の聖地﹂ [徳島県阿南市]
﹁野球
、最 初 案 内
。
、同 課 1 泊2 日
﹂ 。電
推進課 取
、阿
球場 確
草野球
課 。同課 中心 取組 進
観光振興
草野球
。全国 野球
年間1万人 超
徳島県阿南市
唯一
込
﹁野球観光
着目
対戦相手
。野球 楽
3万 超
全国各地
呼 込
欠
全国
﹁野球﹂
保
申
南市産業部野球
組
話
訪
﹁J A
阿南市
日程
﹂ 。天然芝 両翼100㍍ 広
手作
応援
野球
。
、 歳以 上 主婦
。阿南 訪
人 、
﹁ABO
・
成
試合 臨
。
人
嬢 、
訓練 受
市野 球 連盟 審 判 部 所 属 審 判 約 人
試合
南・
以 上﹂
親
歓迎
飲食店主
心
、徳島伝統
踊
方 指
予約
﹂ 、参加
。
﹁地 元 帰
、踊
﹁連﹂ 、本場 踊
れん
。夜 懇親会
身 包 、両
披露
阿波
導
自慢
。
大 好 評 、次 回 対 戦
多
70
14
40
8
[DATA]
経済波及効果 1億円規模
6
50
14
PRACTICE 2014.9
15 PRACTICE 2014.9
増加
帰
観
宿泊施
多
目立
人
飲食店
中、野 球 好
。
﹁草野球
年
野球観光
15
元気
野球 活
経済効果 1億円以上
四国最 東 端 阿 南 市
光資源 無 、出張
悩
近隣 徳島市 宿泊
伸
手 欠
青息吐息 。観光振興 商店街
決
挙
﹂。平成
推進課 2人
独自 戦略
草野球 特化
2
60
市内 宿泊客 増
60
仕掛
満足感 高
宿泊者数
野球関係
、売 上
設
活性化
市職員 手
野球
観光振興
発足
飲食店 宿泊施設 苦境
60
15
90
観光
有力
60
1
25
50
60
22
37
3
46
草野球の試合を阿南市がコーディネートしてくれる
昭和55 年 札幌YMCAプール 時間講師
企画調整課長
平成 26 年 士別市教育委員会合宿の里推進室長兼スポーツ課長
平成12 年
総務課長・選挙管理委員会書記長
平成15 年
今金町長
平成19 年 北海道教育大学教育学部岩見沢校准教授
平成 22 年 北海道教育大学教育学部岩見沢校教授 PROFILE
平成9年
本社編集部次長
昭和 63 年 近畿日本ツーリスト株式会社入社
平成14年
特定非営利活動法人留萌体育協会専務理事
平成12 年 同社退社、
壮瞥町役場入庁
(企画調整課主事)
平成19年
るもいスポーツクラブ
「このゆびとまれ」クラブマネジャー
平成15 年 経済課長補佐
(商工観光担当)
留萌市スポーツセンター管理責任者、
市立留萌図書館長、
留萌市中央公
平成 21年 経済環境課商工観光担当参事
民館長、
(公財)日本体育協会総合型地域スポーツクラブ全国協議会副
平成 22 年 住民福祉課長
幹事長、
(公財)北海道体育協会理事も歴任
平成 24 年 企画調整課長
(平成26年から商工観光課長兼任)
北海道教育大学教育学部旭川分校助手
本社整理製作課長・デスク
︵ ま え た・か ず し ︶
︵ い お り・た だ し ︶
平成10 年 北海道教育大学教育学部旭川校助教授
本社報道課長
平成6年
茗溪学園中学校・高等学校専任講師
羽幌支社次長
平成4年
平成 2 年
平成元年
壮瞥町企画調整課長兼商工観光課長
庵
匡
︵ い ば た・た か や す ︶
PROFILE
スポーツと向き合って
在
社会学
方
。
効果
、人
全
前田 私 北海道教育大学岩見沢校
芸術
平 成 年4 月 設 立
文化学科 、
担 当 、地 域
健康
交流
願
元気 !
議論
。最初 自己紹介
力﹂
。本日 ﹁
、
国各地 調査・検証
人
思
。
間
体育協会
。
事業 通
国
町 活
年 町長 就任
振興
。教 育 委 員
、当時 町長 教
外 崎 私 学 生時 代、国 士舘 大 学
体育 専攻
。今 金 町 役
場 入
育長 ﹁
会
、平 成
﹂ 激励
関
、
性化 努
時、競 技 経 験 者
加納 私 平成元年 ﹁
体﹂ 、士 別 市
会場
振興
士別市
担 当 、現 在
。以 降
、教 育 委 員 会 総 合 体 育 館 職 員
入庁
地域
。
﹁合宿 里士別﹂事業 推進室長
合宿誘致 担当
﹂
検討
縁 ﹁
地域
、
、
庵 私 壮 町 商工観 光 企画 調
昭
整 兼 務 、毎 年2 月 開 催
。
和新山国際雪合戦 実行委員会
事 務局 長 務
、
。
、今金町
。
伝統の町民運動会は
回に
教
振
民間 委託 検 討
伊 端 私 地元 新 聞 記 者
留萌市 財政再建策 一 環
関
際、体育協会 役員
関
前田
興
逸話
残
中心
少
。戦 後
、畑 競 技
外崎 今金町 大正時代、檜山管内
初
陸上競技大会 開催
作
。青 年 団
場
混乱期 ﹁運動 通
16
まちを元気に!スポーツの力
日︵土︶
札幌
まちを元気に!スポーツの力
日時 平成 年 月
会場 京王
経 済 の 活 性 化 な ど、 多 様 な 効 果 が 期 待 さ れ て い る。 し か し、 ス ポ ー ツ を 活
自 治 体 の ス ポ ー ツ 振 興 に は、 コ ミ ュ ニ テ ィ ー の 活 性 化 を は じ め、 少 子 高
齢 化 時 代 に お け る 住 民 の 体 力 向 上 や 健 康 増 進、 交 流 人 口 の 拡 大 に よ る 地 域
26
かしたまちづくりを進めるためには、担い手となる住民の参画が不可欠だ。
平成11年
15
7
座談会ではスポーツ振興に向けた現状や課題、自治体が取り組むべき方策、
社会教育係長兼体育振興係長
平成 25 年 士別市教育委員会スポーツ課長
平成元年
留萌新聞社入社
将来展望について議論を行った。
昭和59 年
26
60
26
る も い ス ポ ー ツ ク ラ ブ﹁ こ の ゆ び と ま れ ﹂
クラブマネジャー
伊端 隆康
PROFILE
昭和56年
コーディネーター
社会教育主事兼体育振興係
平成 23 年 (一社)
日本ウエイトリフティング協会理事
北海道教育大学岩見沢校
アウトドア・ライフ専攻
教授
昭和51年
前田
和司
教育委員会社会教育主事
平成 23 年 北海道ウエイトリフティング協会理事長
士別市立総合病医事課主査
座談会
︵そとざき・ひでと︶
今金町教育委員会臨時職員
昭和 49 年
PROFILE
平成 9 年
今金町長
外崎
秀人
︵ か の う・お さ む ︶
昭和 48 年
平成17 年 士別市教育委員会総合体育館主幹
昭和56 年 士別市教育委員会総合体育館職員
PRACTICE 2014.9
17 PRACTICE 2014.9
士別市教育委員会合宿の里推 進 室 長 兼
スポーツ課長
加納
修
PROFILE
元気
、
体育協会
年
設立
﹂ 、昭 和
年
。昭 和
地 域 全体 支
世帯
全戸 加入 制 度
、全
支払
考
円 年会費
年 第
、今 年7 月
。
中心 地
振
回町民
。
年
地域
取組
文部大臣
。
周年 迎
参加
北 海 道 開 基10
行
、1500 人
﹁
体育向上﹂
支
意
思
受 継 、再
取組
。士別
上 、全戸加入制度
思
。
遊
姿
作
。
見 ﹁雪 合
、雪 球
。外 国 人 観 光 客
取組 進
合宿誘致 先進地
特筆
合
何
出発点
終 、次
。
繰
合宿の聖地を目指して
組
。平 成
年度
掲 、合 宿 誘 致
加 納 士 別 市 、昭 和 年 代 ﹁
合宿 里
﹂
重点
取
。
。
月 策定
億
。
好機
行 、市 全 体 経 済 効 果
延 1万7602人 選手 士別
合宿
思
今年
付
、綱引 用
、選手 監督・
対 応、宿 泊 施 設
用
。今
商品化
、
海外
。
施
﹁合 宿 聖 地﹂ 目 指
﹁ 合 宿 里﹂
開催 決定
昨 年9 月 2020 年 東 京
単位
活
一 歩進
低酸素
重
設 整備
。
工夫
専用
、
見
、
。各国連盟
用具 使 、必
行
動画
道県 連盟
各国 大 会
現在
年 、
方
国 連盟
、共通
開催 条件
要素
抜
各 国・各 地 域 行
的
勝
。
大会 、 祭
思
本大
競技会
。平 成
何
年
国体
年 北海道
地位 確 立 取
出場
良
﹁Yukigassen﹂ 名称 用
、予 選
会 、遊
、
。平 成
札幌大会
打診
観光客
受
回 士別
。
強化
一緒 取
進
組
入 体制、海外
対 応、市 民
強 化、
招致活動
市 部署
日 第
立 上
、2195 人
人脈 、
可能
大会 、
一 般参加者
課題
過
必要 感
期待
増
、
充実
。
、7 月
大会
高
数
招待
強
検討
大
国際
振興
町
。競 技 性
、
。
。壮
人脈
重要
。
前田 合宿誘致
会 活
。人脈
雪合戦 有名
兼任
観光客数
館長
年、国
。
﹂ 、体 育 協 会
平成
%
達成
打開
、
平成
。
人
、
立
、留萌
除
創
現
全
年 図
、成 果
上回 程 度
人気
%
埋
大会 毎
運営
連携
掲
振興基本計
目標
手段
画 、週 1回以上
割合
。
大会
社会体育事業
。加 盟 団 体
総合型地域
上
、
%
目標 掲
移 独自 調査
設前
、創 設 後
、
。体 育 協 会
公民館
。市 約3000万円
社会教育施設 指定管理者
書館
。
実施率 推
年、募 集 開 始 直 後 出 場 枠
。中
運営
伊端 留萌体育協会 NPO法人化
年前
。
﹁
文武両道にチャレンジ
画期的
萌 市 体 育 協 会 NPO法人 化
。留
庵 昭和新山国際雪合戦 、平成元
年 始
。冬 季 落 込
国際雪合戦でまちおこし
分
。
大会 魅力 、合宿 築
。毎回、招待選手
20
導入
回大会 開催
運動会
第
近
年
。
活動 実践
町 内 会・自 治 会
興会
、
域
。限 界 集 落
、昭 和
。
、町
時
記念
。昭 和
来 年 町民 運 動 会
優 良団 体 表 彰 受 賞
評価
活動 続
0年
、
選手
。来年
教
前田 住民全
識 持
全道
市
、
狙
誰
、
戦 人間 本 能 訴
?﹂ 考
回大会
準備中
今 年2 月 第
大会 向
願
方法。1
万50
。試合 3 分間
。次 雪球 作
個使
。大会全体
、専用
方 頼
50
22
前田
苦労
。
庵 当初 苦労
作
。
考 、地元 中高生
返
3
00個 雪球 必要
機 製 作 発明 好
組
行
体 育 協 会 加 盟 、2 年 後
公式行事
冬季
PR 事 業
、大 会 期 間 外
体験
雪合
、雪合戦
発信
。
図書
今金町内で開催されたニュースポーツ
「キンボール」の
リーグ戦
平成25年は美利河の遺跡めぐりと
〝食育〟
をテーマにヘ
ルシーウォーキングを開催
「今金ひかり太鼓」
は知的障がい者の健康づくりにも役
立っている
壮瞥町で開催される昭和新山国際雪合戦の開会式
大会には毎年150チーム約1500人が出場
海外でも愛好者が増加。世界10カ国に連盟が設立
18
PRACTICE 2014.9
19 PRACTICE 2014.9
。
作
修 学 旅 行 生 、雪 合 戦
、観 光 業 者
戦体験
発行
、公 民 館 長
56
60
52
28
13
50
10
7
強化
努
。
前田 北 海 道 発 祥 競 技 世 界 的
留萌 伊端
21
12
11
50
23
43
1
11
25
29
26
50
20
90
10
30
59
壮瞥町 庵匡企画調整課長兼商工観光課長
士別市教育委員会合宿の里推進室 加納修室長
保護者
。
大変好評
計算
埋
行
付
、
教室
、地 域 医 療 機 関
健康
百
削 減 効果
。
前田 活動内容
。
。子
伊 端 目 標 〝 文 武 両 道〟
前 、漢字
書 取
。
、募集枠
女性向
連携
。今
教室 、託児
人気
増
、再
。
偏重 、町民
室 開
子
両立
教
個
楽
大会 廃
、町民 向
。競技
。
合宿誘致の経済効果
振興 課題
前田 地 域
別 検討
。
。士別市
面倒
思
自 主的 交 代 子
合宿誘致 陸上競技 特化
。
好評 翌年
開放
合宿
契
年頃、順天堂大学陸上
背景
不要
。当
部
。
加納 昭和
。少子化 過
消
施設
問題
目
交通量
少
。
都度立
費
種
合宿
。
。合 宿 誘 致
陸 上 競 技、
、
面
道
競 技 場 合、
、安 全 走
、
。
人
上 大事
日本陸連 第
確保
作
母
約200 人
、陸 上 競 技 場
。運営
居場所
担当
⋮﹂
三種 公 認
受
入
。
入
。
。旭 川 空
、日 本
敷
受
送 迎 1 日3 回 往 復
選手
港
送迎体制
正規 宿泊
経済効果
過熱
。
面
、
、合 宿 誘 致 自 治 体 間 誘 致 競
徹底
争
年々厳
用意
!﹂ 言
聞
。少年
夏季合宿
経験
。
観光気分
?﹂
伊端 留萌
合宿予
、監督 ﹁選手 皆
定
酒
﹁選手 飲
。多 少
思 込
事 務局
外 崎 今 金 町 、私
、大学
者
大切
見付
何
、現実
。結局
。
場 合、指 導 者
育
良 運営
、自然 親御
。
。
、最 近
撤退
経験
各種団体 事務局
行
組
年
建設
皆
実 元気
生涯
。平 成
確保
団体
難
支
、
利用
、拠 点
、地域
人材
機
細
。市町村 、
、
、
設立
。
自分
、子
実現
果
、高 齢 者
利用率
。中 心 的
役割
高
年寄
必要
思
。
た よ ろ
加 納 士別 市 多 寄 地区 道 内
、平 成9 年 総 合 型 地 域
早
活動
織
方向
政
外崎 市町村職員 充
事務
慣
。私 事務局長
。
十
。子
世話役
事 務局
重要
伊 端 民間
必要
考
知恵
行政内部 人材
、大切 役割
激
貸
分 給料 払
、時
運営
。
大会役員
年
大会
。毎 回 人
、平 成
。
事例
盛 上
。
気持
金 出 、若
大切
行
﹂ 力
伝
勘弁
、大会前 会議
地元
、大 会 運 営
役割
料理
歳
。
大会
。楽
存在 重要
﹁
言
、
伊端 留萌市
何十年 前
合
宿誘致 検討課題
。
、宿 泊
始
機
、一 番
﹁飽 ﹂
伺
内
、現在 20
員 減少
、託児
。課題
原因
初 約300人
大
。
化
0 人程度 減
疎化
容
思
話
、
、
整
進
用対効果 望
参加 、託児
。
。
体制
誘致
。
前田 興 味 深
。女性
入
複
。
﹁
議論
比較的低
、
、
大会 競技性 高
話
別海町
思
一 般参加者 参加 伸
⋮
受
1 月
中 、競技者 育成
団体優勝
盛
解決可能 問題
経験
加納 士別 市
、
体制 整
安心
、
結果
悩
。
。
入
成果 挙
中体連 男女
受
合宿 期間
1年
大変
。
備
可能
・規模
高
弊害
。期間中 住民 町
使
数必要
施設
受 入
、競技内容
、合 宿 招 聘
。
、今
住民による﹁支え﹂が必要
力出 ﹂
。
450 人
地域 活 力
加 納 士別
大変
員集
前田 昭和新山国際雪合戦 大会規
位
。
要因
。
模
者
。
。
人材
外崎 体育協会 大 会 実行委員会
。
伊端 外崎町長
、住民 気持
引 寄
、
外崎 私 ﹁
出 、父
母
負担 大
終了
伊端 留萌市
回開催
、選手 約1500人
庵 毎 年、国 内 外 各地区 行
予 選 会 上位 入
中心
150
国内
、
。現 在
減
。団 体
参加者
横
大会
。
隣
。洞
。壮
町内
。
含 、運 営
「合宿の聖地士別」
を目指すステップアッププランを牧野
勇司市長が発表
夏もスキージャンプの合宿で競技者が士別を訪れる
一流のランナーが集う士別ハーフマラソン
55
20
PRACTICE 2014.9
21 PRACTICE 2014.9
18
運動前に漢字の書き取りを行う留萌市の総合型地域ス
ポーツクラブ「このゆびとまれ」
小学校の体育にコーディネーショントレーニングを導入し
児童に好評
コーディネーショントレーニングは運動能力、脳や神経の
発達にも効果的
出場
数
話 聞
全
出場者 壮
町 洞但湖温泉 宿泊
足
審判
。周辺地域全体
町 宿泊施設
考
、大 会 運 営
集
但湖温泉 皆
全国
協力
12
19
るもいスポーツクラブ「このゆびとまれ」 伊端隆康クラブマネジャー
努力 大変
。
声
関
出
﹂
説明 責
発信
、応
役場 補
住民 中
集
低 競技
集
甲子園 出場
協力
住民 関心
寄付
外 崎 地元 高 校
時
、黙
、逆
?﹂
。確
。関 心
行政 仕事
出
元気
、止
入
関心
取組
、
時
﹂
、何
後 怖
入
事業
抵
。五感 使
続
思
、新
。
町民
、補助金 公平性 保
、町民 対
行政
関心 持
自分
、
﹁
﹁何 趣味
。
助金
援
。
。
任
何
。止
。
対
基準 作
続
庵 雪合戦
徐々 薄
雪合戦
期
残
。
﹁
。
指導者を育てる
高
校外者
﹂ 採
﹁
前田 私 青森県八戸市
。最 初
、
取
輝
目
子
、市内全校
分
調査
大学
卒業
導者 2∼3人
当
前
、少年
若 指
。私 子
。八戸
﹁地
、雇用 受
払
継続的
優秀
。地域
中
。
強
、最 近
競技 関
人
発想
。長
施設
。
一 番﹂
、
頃 、年 配 指 導 者 1 人
皿
続
元
知
聞
、指 導 料
指導者
面倒
外崎 道内
頼 傾向
少年
、
﹁塾型 指導者﹂
環境
今後
、冬
。
土壌
。
、
促進
有効 手段
、
。指導者 仕事
取 組
育
出
影響 出始
選手
変
者
前田 北 海 道 子
運動不足 問題
、障
参加
参加
事情
、障
﹁今 金
動
課題
。
外 崎 今 金町
知的障
者施設
、入 所 者 皆
町民体育
大会
。身 体
提 案 、今
、各地
太鼓
太鼓﹂
。地域
含
異
、安 全 確 保
、障
。
上
思
課 題 多 状況
。
伊端 専門知識 持 施設
連携
事業 立
人
、一 人
走 人
飲食
。
者 皆
。
。
行事 参加
面
活動
走 人
楽
参画
、指 導 者
指導
。道体協
﹂ 評価
運動能力
指導者 派遣
抗
﹁運 動 嫌
組
実施
体育
。
、
取組
北海道 誘致
働 掛 、東京 行
者講習
200 人 増
。
外崎 日本
考
上
、地 域
、健康
。
物足
、自分 高
練習
人
。
主軸 、学校体育 遊
、
。保護者
過
地域 根 付
走
。
貴重 機会
。一 般 参 加 者 同
。伴走者 陸連
。毎年5∼6人
加 納 士別
者 方 2㌔ 伴走付
設定
参加
走
思
思
選手
父
思
。
市
世界 羽
。
。私 留
強
選手 出
苫小牧、釧路、
種目
2人 練習
、世 界 的
。競技人口 少
前田
帯広、八戸
学
。普 段
競 技 人口 少
文化 担 手
。
伊端 若 指導者 受 皿
町村 採用枠 設
良
。
務
施設 出 向
人
、高
地元
指
。半
。
有望選
教育関係
、生 活 保
、学
留萌体育協会 、職員 介護保険事
業 講師
校 体育 講師
。体協職員
、健 康
対応
。
護世帯 学習支援 窓口
事業
教 子
指導者 一 人
前田
手 多 士別市
加納 私
卒業
校
小中高 一 貫
後輩 指導
残 、市役所 務
強制的
︵ 笑︶
。
。
、指 導 者 資 格 更 新
大
負
取組 力
、
スポーツは地域を元気に
できる
。
。
。
楽
活用
野球
、
明
打
支援
。
波及 効果 町
風潮
市民
続
強化
発信
。
中 、大 会
振興
多
進
。
相互
、各国連盟・愛好者
思
。私
目標 向
。
楽
分 業、近 隣 自 治 体
深
組
取組 広
競技
普及 課 題
、健康
、愚直 取
伊端 誰
気軽
環境 整
各国
協力
連携
庵 人口減 少
考
、市
通
壊
思
。
加 納 ﹁合 宿 聖 地﹂ 取 組 、
一環
、市広報
批判的
、行政
長
訴
外崎 青少年 健全育成 生
、
多面 的 効果
入
前田 最 後
地域
皆
伊端 留萌市体育協会 、加盟団体
協力 指導者 人材確保 順調
導 可能
10
担
格者
。
地域
指導者
、結果 的 資
。
把握
必要
。情 報
仕組
担
活用
提供
。
競技
教育としてのスポーツ
前田 学校
思
手
外崎 教育委員会 仕事
時 、学校体育 興味 持
地域 少年団 本格的 取
考
望
流
校
部活動 指
反面
。最近 率先
先生 減 、
部活動
組
導
外指導者 増
。
加納 私 教育委員会 長
、学校 先生 多忙 、部活
作
。
地域活動
教育的観
運動 苦手意識
内容
。学 校 体 育
、先 生
流
取 組 余裕 無
。
外 崎 今 金町
部活動 一 定時間
区切 、放課後 少年団
面倒
参加
点
得 、
要素
。
話
関
通
十分
。
、
、参
。
、
必
、地 域
距離感
。今後 皆
思
。
地域 振 興
考察
。
深
工夫
盛
歴史
重要 考
、
的
飽
込
持 子
出
。
伊 端 留 萌 体 育 協 会 、学 校 授 業
加者
実施率
探
運
〝地域開発〟 実現
。
点
際 、住 民
実感
効果 的
、
上
前田 皆
課題
立
含
要
有効
地域 足
可能性
。本日
22
PRACTICE 2014.9
23 PRACTICE 2014.9
程度
楽
仕組
付
授
加 納 士別 市 合 宿
陸上
、選 手1 人
1人
活動
、徹 底
強化 図
、
。
学力向上
伊端
業数 増
今金町 外崎秀人町長
北海道教育大学岩見沢校アウトドア・ライフ専攻 前田和司教授
■消防団員 高齢化 深刻
■消防団 入 若者
■町 防災力 維持
方 法
消防団員 不足
深刻化
消防団を支える力
サラリーマンや女性が団員に
全国
、
組 、組織力
消防団
女性
。平 成
消防本部
。歴 史 明 治
。北 海 道
、消 防 団 員 数
年現在 消防職員数
込
年4 月1 日
年 設立
年
。現
沢、
。
、全国的
。消 防 常
、平 成
万人 増
万人
年
消防団員 、平
定数
消防本部
。昭 和
強
年
維持
、団
断
。当時 条例定数200人
、若 者 新 規 入 団
意識
。地域防災 貢献
務
地域社会 一 員
証
。
、過 疎 高 齢 化 進 行
中、消
住
。 長万部町 、
。
時代 比 、町内
。
、
減 、年 間 火 災 発 生
進
続発
長万部町
問題
。 大災害
大
石炭
住家火災
多発
、
水 防 活 動、
行方不明者 捜索 、
5件以下 年 続
伴
豪雨
。
津波発生時 避難誘導
!
、防 災 対 応
団 員 、非 常 勤 特 別 職 地
、少 子 高 齢 化
。
方公務員
込
夏場
引退
加
町内 就職
不在
最
難
、災 害
出動
、漁 業 者 団
。噴 火 湾 沿 岸 漁 業
過 去 最 低 101 人
団 員9 人
、入団者
4人 。消防団
人。
年度 長万部高校
局面 追 込
落
盛期
、若 者
洋上 漁場 出
。
団員
。
無
守
年 入 団 守田 則 雄 消
消防団
人 新入団員
︱。昭和
自分
信念 、家業 豆腐店 営
年
語 、
﹂ 力
。
﹁
訓練 出動 実績 積 重 、
年 団長 任 命
熱
自分 誇
。消 防団 魅 力
付
難
。
地域貢献
、従来
注
地
、
一 人前 団員 育 上
情熱
若者
活
意識 薄
縁
入団勧誘
住民同士 結
多
込
間 消防団活動
平成
﹂
防 団 長 ﹁自 分 町
3 月
地区 生
時 出動可能
員
迎
、団 員 数
。同 年
入 呼 掛
卒業生
。平 成
団員 確保 難
従事
職業 専念
消 防 団 、消 防 組 織 法 基
市
町村 設置
消 防 機 関 、各 自
消防団員
消防団 役割 多様化
地震
山菜採
即応性 強化
消防団活動 参加
防団 衰退 地域防災力 低下 直結
支
民 加入促進 取
単独消防
消防団
年 警防団 改組。昭和
﹁ 長 萬 部 消 防 組﹂
昭和
結成
長 万 部、国 縫、静 狩、中
分団
農漁業者 自営業
希薄化 影響
昭和
消 防 力 中心
、183 万 人 消 防
団員
進
加
落
。道 内
年4 月 現 在、2万5845 人
3万6451人
成
態勢
深刻
中心
問題 。
農漁業者
、地 域 防 災 力
。消 防 団 活 動
約9 割 地 域 消 防 団 員 数
状態
人的体制 先細
割
昭和
多 様 化・高 度 化 対 応
、消 防 救 急 業 務
備化
3万人 過
団員数 減 続
。
年 当 時、全国 消 防 職 員
21
44
87 16
充 足 率 100%
自営業者
長万 部町 消 防団 団員
弱体化 直結
前後
超
年
大切
認
員
63
7
。
月 現 在 / 定 数150 人︶ 長 万 部 町
年
人。全 国 2 番 目
26
、団 員 数119 人︵ 平 成
小規模
現在 職員数
維持
長万 部 町 消 防 本 部 昭 和 年 自
治 体 消 防 発足以 来、単 独 消 防 体 制
23
26
20
者 減 少、核 家 族 化 地域
組織 中核 担
双 葉 各 地区 5
在
長万 部町 消 防団
14
30
23
42
25
26
43
25
街頭啓発活動で活躍する女性団員
(上)
。平成24年7月に行った女性部・事業所部の入団式
(下)
。
47
面積:310.84㎢
人口:6,043人(平成26年7月現在)
長万部町HP http://www.town.oshamambe.lg.jp/
■25人 新入団員 確保
■若手 消防団員 加入 進
■消防団活動
理解 広
Oshamambe
長万部町
vol.
■
女性 戦力
■事業所部 女性部 新設
■町全体 加入促進 取 組
24
PRACTICE 2014.9
25 PRACTICE 2014.9
18
[DATA]
成 果
40
50
自治体の
重点政策
課 題
1
。平 成
年、守 田 団 長
佐藤
英 代 消 防 長 、消 防 団 改 革 向
。
﹁農漁業者 自営業
安定的 確保
活
﹂
。
﹂﹁消 防 団 女 性
、団 員
協議 始
者
難
分野
目標 掲
皿
新
目
男 仕事﹂
含
所属
火災
関
災業務
思
﹁防 災
﹂
深 。
危
火災
身 付
体験
消火活動 協
﹁素 人
消防 知識
入団 決意。北海
。
平成 年 月 事業所部 部長
高野主任 ﹁東日本大震災
就任
訓練 受
道 消 防 学 校 入 校 、一 般団員 同
力
住
。
災害
現場 駆
消火活動
加入
命
消防団活動
消防団加入
、任 務
第一 優 先
人
200人近 消防団員 亡
。消防団
自
指導
、仕 事
無 。職 場
、団 員
行動
不安
勧
両立
、町 産
通
宇藤貴章主
﹂ 語 。
年 入団
同
平成
業振興課農業
深
役立
現場 駆
知
﹂ 語 。
︱ 女性部
感
、消 防 団 身 着
産業振興課 職員
付
識 仕事
後方支援
人。春 秋 火災予防運動
、火
住
、
女 性 部 団 員 数 、今 年8 月 現 在
啓発
独 居 高 齢 者 宅 訪 、防火 指 導
月 1回
基本動
宅用火 災 警 報器 設 置 呼
。2
行進
身 着
掛
集団行動
行
特
伝
取組
女 性団 員
、防災 大切
保育園
経
災 恐
聞
。将来的
応急手当普及員 資格取得
進
紙芝居 読
。幼 稚園
操法
経
、消防団員
、大 規 模 災 害
能力 応
業
、消
期待
参加
補完
定 活動
防団 役割
、建設
、
。長万部町消防団
人命
、本 年
建 設 会 社3 社
想定
活用
発生
地 震・津
目指
特殊車両
家屋 倒壊
当
度中 創設
救助
際、重 機
対 象 、土 砂 災 害
業者
説
。
﹁自 分 仕 事
。私
防団 連 携
。
整
、将来 団員
迅速 救助体制
、消 防 本 部、消
協議 進
。
町 長万 部町 建 設 協 会 災 害 時
応援協定 締結
、機 能 別
、行
狙
消防団 創設
携
消火体
、地域 子
対 象 、消 防 車 試 乗
﹂
重要
毎
行 ﹁消 防
確保
験
。
年 開 催 、消 防 団 活 動 意 義
性
。
。消防団
。
支援
両立
消防団
業務
使命
現場 駆 付
災害発生時
非
松 田 修 二副 町 長︵ 取 材 時 ︶ ﹁防
災力 強化
、消防団 率先
団員確保 取 組
町職員
打
常 心 強 。町 職 員
活動
、仕事 投
﹁機能
町
取組 必要 ﹂ 力説
挙
今後
。機能別消防団 、団員 職
取組
進
人 的 体 制 維 持・強
取組
波
、
。農家 倉庫 火
。宇 藤 主 事 ﹁訓 練
時
、今年7月
町 消 費 生活 相 談 員 田野 友 佳子
支
、佐 藤 消 防 長 熱心
水上絵
場面 多
合
地域 貢献
助
。
﹁敬礼 行進
訓練 面 食
、上司 勧
美子
得 心
地域 皆
、新
念頭 置
長万部町消防団 、団員 高齢化
先進的
、女性
。北海道消防
、自 分
団員
。
﹂ 一 念発
、同僚3 人 一 緒 入団
準備
運営
。
刺激
2泊3日 訓練
知 、
活躍
起
防火
女性部班長
機能別消防団 創設
﹂ 声 弾
事例
中心 消 防団
学校
得 意 分野 貢 献
行
方不明者 捜索 出動
。
﹁街頭
現在
動
﹂ 語 。飲 食 店 働
消防団員
。他 女 性 団 員
慣
入団
災 発生
通 人脈 広
験
験。公 務 中 火 災 現 場 出 動
小隊訓練
縁
事 町外出身 ﹁消防団活動
、整 列
﹂ 考
住民 皆
訓練
歳代 団員
進
作
管理
意識 壁 厚
、火災予防
説明
学 、規 律
、新 戦 力
高野龍
消防
駄 目 !﹂ 断
現 場 遭 遇 、進
通
、
6
掛
団
取組
掛
計 上。消 防 団
入団呼
人
、町 役 場、郵 便 局、
出動
。守 田 団 長 ﹁女 性 団 員 任 務
火災現場
⋮
、根気強 加入
。入団後 友人 誘
中心
人
運動
大半 断
勧
﹂ 振 返 。
女性部員が独居高齢者宅を訪問し防火指導を行う
年
人分 増員 伴
町 ﹁消 防団 地域 防 災 活 動
民 自 治 要﹂ 位 置 付 、平 成
度予算 新入団員
町職員
経 費500 万 円
連携
団員募集
、
。守田団 長 佐 藤 消 防 長
広報紙
進
員確保
呼
年4 月
事業所 協力
結 果、平 成
住民
。
確保
月 、一 般 団 員
人 新入団員
3
実績 上
。
、
。現 在
低
、高 齢 化
平均年齢
。
施設
。
。私 加入
、女 性団員 増
﹂ 入団 決
。
﹁応
年4 月、町 広 報 紙
防
年 入団。町教委 、
町教委社会教育
期待 集
24
東部長 心配
、女 性 団 員
募集 難航
。町 内
﹁消 防 団
募者 少
女 性団員 募 集 記 事 見 付
年目 平成
、災 害 時 避 難 所 運 営
福祉
美主任 平成
団 中
所属
従事
付 、一 般団員 同
発生
団 員 、勤 務 地 近
事業所部
漁 協、商 工 会
町職員 団員 ︱事業所部
月
25
10
7
24
25
24
別 消 防 団﹂ 創 設 向
化
15
躍
。
、家族 近所 人
参
守田則雄消防団長、
東千鶴子女性部部長、佐藤英代消防長
(左から)
消防団員になるための訓練を受ける女性部員
24
20
﹁消 防 団 活 性 化
確保
人 新規
女 性 消 防団 加
受
整 、
、活 動
確保
環境
年 策定
実 施 計 画﹂ 、
的
入
入団者
学
役立 。子育 中 団
増
。以
、毎回 活動参加 強制
、団員
活動 継続
。長万 部 町 移
、子育 中
女性 消防団活
﹂ 話 。
女 性 団 員 第1 号
、無理
暮
東部長
助
員
前
動 盛
加
時
外 式 除 細 動 器︶ 使 用 法、止 血 法
検討
。
東 千 鶴 子 部 長 ﹁2 月 1 回
訓 練 心 肺 蘇 生 法 AED︵ 自 動 体
施策 盛 込
団 協 力 事 業 所 証﹂ 交 付
﹁事業所部﹂﹁女性部﹂ 創設 ﹁消防
。計 画
25
26
PRACTICE 2014.9
27 PRACTICE 2014.9
24
24
24
10
事業所部部長を務める町教育委員会社会教育グループの高野龍美主任
■厳冬期 防災対策 手薄
■電気 無
暖房 使
■市民 防災情報 伝
方 法
積雪寒冷地 北海道
、厳
荒 、住 宅
。
寒
登別市
襲
課題 。 登別市
避難者 容赦
、冬季 災害 電力
公共施設
夜、市 総 務 部
〟 、
説
倒 壊 、全 面
要
・
顔
③高齢者 安
情
消
。 暖房 燃
平成 年 月
北電室蘭支店 連絡
。
、
駄目
。
。
﹁ 停 電 ?﹂。
取
。電 話、
。
職 員 ﹁信 号 機
、災 害 時 優 先 電 話
出勤
﹂ 話
。
市 内 広 範囲 停 電 発 生
協議
無
始
。
不
、広 範
以外
全
。
電気
氷点
。暖 房 確 保
、午 後4 時7
訪
、復 旧 見 通
迎
月下旬 登別
日没
。前日 最 低 気 温
動
開設
。
方針
。災 害 対 策 本 部
無
所 避難所
無
式石
。高
。最悪 事
避難者 、
、必要数
中心
会社 、
油
依頼
齢者
体 冷 切
。
得
。
。災 害
沼田 主 幹 、胆
入
、災害派遣
財産
危険
必要性
、人 命
。公共性︵公共 秩序
保護
迫
︶
、非代替性︵自衛隊 派遣以外
︶
、緊 急 性︵ 差
社会的
維持
興局長︶
派 遣 要 請 権 限 知 事︵胆 振 総 合 振
振総合振興局 連絡
︱市長 許可
﹁市民 生命 守
自衛隊 災
害派遣 要請
﹂。午 後2 時 分
自衛隊 災害派遣出動
態 頭
届
防災協定 結
、電気
市 内5
下4・1度。最近
焦眉 急
分
町内会長宅 1 軒
情報
囲 停電 発生
部長
午前9 時︱臨時部長会招集。災害
対 策 部 設 置 、市 長、副 市 長、各
分
11
途絶
料 確保 、住民 生死 直結
吹
出始
沼田久人防災主幹
。
開設
︱
運
乗 、各 地 域
24
困難 課題 検証
日、暴風 伴 送電鉄塔 倒壊 大規模 停電 発生。 4日間
風
被害
総務
越
、風
。
続
︵当時︶ 、夜通 本庁舎 待機
降
﹁峠
。
大丈
、
雪
方
弱
明
下
。
。調 査
。午 後 零 時
不明
分 ︱ 北電 電話 通
〝想定外〟 状況
時
返
相 手 ﹁原 因
﹂ 繰
3 ∼4 日
。真冬 〝
緊 急事 態 。
風 市内 送電鉄塔
復旧
明
住民 生命 関
停電 長 期化
。
﹁停 電 長 期 化
!﹂。危 機 的
情 報 市 民 伝 、避 難 備
暖
必要
、沼田主幹
発電機 一 部 電話機
使
避難所
実施
町内会 伝達
公用車 飛
②
、市 連 合 町 内 会 鳴 海 文
、災 害 対 策 本 部
矢継 早 対策 講
。
同2 時 ︱ 沼田 主 幹 、市 役 所
市
市内
否確認
転
要 請。鳴 海 事 務 局 長 、市 職 員
報
欲
昭事務局長 ①停電 長期化
出
午後1時 分︱市 災害対策部
災 害 対 策 本 部 格 上 。同
、
房 食料 確保
50
夫 ﹂ 胸
明
午前
日7 時 分
緊張 一 夜 明
︱事務室 電気 突然消
。屋 外
30
分 ︱ 北 電 職 員 市 役 所 訪 、暴
中
27
街路灯
。 市職員 住民 直面
24
電力供給 絶
突然 大停電!
26
観測
平成 年 月 日︱ 市内
史 上2 番 目 最 大 風 速 ・2 ㍍ 暴
登別市役所で開かれた災害対策本部の会議
(左上)
。
停電のため真っ暗になった市役所本庁舎
(右上)
。
赤十字奉仕団片倉
分団や住民有志による避難所の炊き出し
(左下)
。
市職員、
自衛隊員、
連合町内会会長などが災害対策本部に集まり情報
収集
(右下)
。
ドキュメント・大停電
寒さから市民の命を守れ!
[DATA]
vol.
■非常用発電機 暖房機器 常備
■災害時 情報伝達手段 見直
■避難所 開設訓練 課題 検証
28
PRACTICE 2014.9
29 PRACTICE 2014.9
11
20
30
11
24
27
20
面積:212.11㎢
人口:50,704人(平成26年7月現在)
登別市HP http://www.city.noboribetsu.lg.jp/
■寒
対応
避難対策 強化
■市民 連絡網 防災情報 伝達
■冬季被災 対
理解 深
Noboribetsu
登別市
成 果
11
92
自治体の
重点政策
課 題
2
適切 手段 無
調整
?﹂
。道庁
道
。
︶ 三原則 。
判断 分
続
師団第
防衛警備
陸 上自 衛 隊 第
、胆 振 西 部7 市 町
、沼田 主 幹
﹁停電 災害派遣 三原則 満
担当
戦車連隊︵千歳市︶
災害派遣
、市 内 全 域 電 力
分 ︱ 市 広報
開放
分 ︱ 上級 部
。
﹁暖 房
分 撤収
施設隊
。
戦車連隊 加
避難所 運営支援
第
出動
提 供。
台、照 明 器 具6 台、
北部方面施設隊第
続
515 ㍑ 有 償 貸 与
日
午 後3 時
49人 支援 当
実 施。
引
、 日
、延 約5
、
3
所 避難所
、鷲 別 公 民 館、富 岸 小 学 校、
日午後5 時 ︱ 市民会館、婦人
避難所 開設
市民 声
開 設。同 夜
自主避難
会社
加湿
流行
。避難 長期化
巡回 、高 齢 者
。市
雪 ﹁避難所 行
登別温泉公民館 5
開設。折
﹂
所 避難所
時 323 人
避難所
当
、
交
台
。
毛
安心
、登 別 市
表情 浮
設 置 、厳 冬 期 災
時 ︱ 国 登別 市 災 害 救 助 法
﹂ 、安
。避難者 ﹁
、日 本 赤 十 字 社
、札 幌 市 白 石 区
調 達。夜 遅
風邪
保健師
妊婦
恐
器
流
同
眠
布 届
非常用発電機
、灯油
暖房
備蓄食料
LED
備品
。今 後
害 避難生活 備
燃料
配置
懐中電灯
方針 。
情報発信 在 方 問題
早
。
﹁音声 聞
相次
。検 証
遠
、広 報
音声 届
搭載
広報車 加 、公用
苦情
、市民
。広報車 、停電時
市民
計 画 的 整備
機
﹂
8台
改良
届
伝
、各 町 内 会 第一 報
﹂
礼
不安
。情
障
。2日 目
安否確認
、電話
﹁
。
各町
。
、情報伝達 強
月後 実施
行
独居高齢者
域 町内会長
。
車5台
出動
。部 隊
㍑、軽 油500 ㍑、灯 油
発 電 機7 台、毛 布590 枚
、
13
感
適 用。道 路
街路灯
一 部 店舗
正確
。食
携帯
。
﹂ 、最新
、地域
。市
情報過疎
闇 閉
信号機
、市 街 地
消 、非 常 用 電 源
除
立
。災 害 時、被 災 地
住民 不安
情 報 正確 伝
FM局﹁FM
用意
情報 常時、放送
避難所
電話 充 電
、
、特 設 公 衆 電 話
備蓄品
事
活
用意
。水 産 加工場 製 造 設
。過 去 災 害
温食
止
。水 族 館
取
冷凍庫
通
、
魚
備
追
復
、突 貫工事 仮 鉄
停電
。市内
、市
自宅 復旧
日夜
進 、日
。
4日 過
時 ︱ 市 内 全域 電力
拡大
日午前
。停 電 発 生
。午 後3 時 ︱ 災 害 対 策 本 部 解
総合相談
閉 鎖 、4 日 間
〝戦 〟 幕 下
考
者
始
。
。
設
対
、
職
。
及
。
停電
確保
取
行 、事 前
沼田 主 幹 不 眠 不 休 、食 事
障
図上訓練
、支 援
検討
福祉避難所 整備
市 、高 齢 者
、
備蓄
企業
﹂ 力説
足
欠
防災協定締結
。
時 備
、暖 房 機
。
巨 大 地震 大 津 波 市 民 全員 避 難
、323 人 自 主 避 難
沼 田 主 幹 ﹁今 回 発 生
備 充実 向
組
象
訓練 質 高
員配置
練 前
大 停電
避難所
窓口 市 役 所 内 設 置。同8 時 ︱ 全
散。同5 時 ︱ 停 電 関
復旧
旧
塔 設置
北電
最 大 2万1320 戸
発 電機 手 配
恐
全滅
。
自主
回復
配
対応
結 果、避 難 所
、避難者
可能性
。災
。
伝達網 使
不安 感
、配 布
最
。今後
計画
、市 防 災 担 当 職 員
命 自
連絡 町内
。災 害 対 策 全 力
、市民
。自分
﹁自助﹂ 心構
急
類
医療機関
。地 区 町 内 会
独居 高
。
赤十字奉仕団、社会福祉協議
住民
躍
者
。最 心配
多
101人 支援 当
待
障
市内
会
齢者
、福 祉 施 設
4日間
的 巡回 行 、安否確認 進
復旧
、一 部 電 力 供 給
依然
直撃
市内
続 、市 民 生 活
広
月 日 ︱ 未明 北電 移 動 発電
機 車4 台 市 内2 所 変 電 所 配
置
、夜 明
範囲 停電
診療
営業
、住
伝
防災行政無線
、約4億円 投
、住宅 防音性能
情報
以下
休 校、病 院
。小 中 学 校
。
所
。
所 増 設。視
赤色灯 増設
停車
時速
休 止、登 別 温 泉 街
車 速度
宅密集地
決
向上
市内
屋外
覚 訴
。
職員 少
検証
市 大停電 経験 踏
、避 難
所 開 設 訓 練 行 、手 順 運 営 体 制
置
届
、人員配置 見直
。次 回 訓 練 、実 動 訓
十分 行
明
進
会 ︱ 地区 連 合 町 内 会 長 ︱ 町 内 会 長
掲載
防災担当役員 固定電話 携帯電話
番号
害時 住民
災害
多忙
極
模擬訓練
情 報 不足
傾
会 任
守
27
50
必要
分
。
11
可能性
状況
、市 内 幌 別
使用
時
。同4時
市民 避難所
。同
LO︵ 連 絡 幹 部︶ 派 遣
。市 役 所
途 絶 、暖 房
伝
駐屯地
車8台
伝
対策 追
正 式 受 理。幌 別 駐 屯 地
隊 陸 自 第7 師 団 、道 災 害 派 遣
要請
忘
復旧
目 前
。被害状況
情報
連合町内会
。市 民
手 段 、広 報 車
。想 定 外 事
分
使
電話、
見通
口頭 連 絡
、
信
、避 難 所
。
備
構築
教訓
新
者
報
人
言葉
図
停電
内会
化
﹁緊
必要
30
70
地区 連 合町 内 会
10
20
伝
通
培
態 役立
日頃
﹂ 、当時 回想
個人 団 体
頼
大停電
。市
災害
大停電 検証 対策
緊急連絡網
、私
地
登別市連合町内会 鳴海文昭事務局長
町内会
登別 市
区連合町内会 加盟
把握
市 要請
作 、電 気
。停 電 初 日
文書
地区
、
市内
28
42
28
30
9
11
27
急時情報伝達網 作 、市連合町内
「緊急時情報伝達網」
で全市民に情報発信可能な体制を整備
71
30
PRACTICE 2014.9
31 PRACTICE 2014.9
11
20 71
1
5
全員 町 内 会 長 宅
、手 書
通
時
8
10
11
7
20
4
94
時∼午後
3
軒 町内会長宅 訪問
、午後
∼
50
。地 区 連 合 町 内 会 長 、各 地
40
市総務部総務グループの沼田久人防災主幹
(当時)
市役所では、
被害や復旧状況を掲示しメディアに情報を提供
■認知症 高齢者 増加
■在宅介護
対応力 高
■財政負担 増加 続
方 法
長野県駒ヶ根市
課
患者 年間1万
、認知症高齢者 増加 社会
。家 出
行方 分
題 投 掛
孤立
介護
抑
取組 始
、住
慣
暮
。
必要性
地域 支
強 。早 期 対 応
受
出
支
踏
声
策定
年6
平成
軽
連
挙
﹂ 策
②人
①市民
地 域 安心
必 要﹂
慣
目指
深
困
化
向上
掲
5 年間 対策
基本方針
専門性
作 ④ 保 健・医 療・
5
年度
。
介
浜達哉主
、市保健福
平成
本格的 認知症 早
、施 設 入 所
見
、悲惨 事故
、患者 社会
構築
援
重症化
危機感
。 長野県駒 根市 、認知症 早期発見 地域 連携
。 患者 鉄道事故 巻 込
守 対策
連携体制
高
約9
。
。市
低下
月
約1 割
、
期対応 乗
充実
。特 別 養
長野県南部 駒 根市 暮
齢 者 、人口 3 割 弱 占
有
200 人 上 、
認知症 症状
護 老人
施設入所型
。
住
月 ﹁認知症介護
市 一 連 議論
認知症介護
年
定。高 齢 者
暮
理解
環境
③認知症 相談
・予 防・見 守 ・支 援 輪
認知症
広
対応
︱
⑤認知症
介護 連携強化
向
業
行
策定作
医師
﹁地域資源
医療機
得 、市 内 認 知 症 相
進
協議 、同
並行
治療
会 協力
所
、
早期対応
認知症
所、薬局
拠点
重症化 予防 役立
所、介 護 事 業 所
﹂ 作成。市内 医療機関
関 把握 進
談
。市
一 方、地元医師会︵上伊那医師会
南 部 支 部︶
、連 携 体 制 構 築
期間 定
、平 成
進
家族
認知症対策 担当
祉課高齢者支援
査 ﹁認 知 症 人
利
。入所型
設
重症化
近隣住民 見守
、認 知 症 予 防
減
、国 立 長
、厚 生 労
生活 質
。
推
﹂ 有識者
①早期診断
取
意見交換 場
整
保 健・医 療・福 祉 分 野
圧迫
地域 支援体制
続
護態勢 充実
報告書
患 者・ 家 族 支 援 ︱
医療 提供②適切
年7 月
状況
多 、
状態
、介 護 保 険 給 付 額
反 面、在 宅 介 護 支 援 体 制
多
遅 気味
用者
、
、介 護 保 険 財 政
増加 一 途 、
携
手
。遠 藤 氏
遠 藤 英 俊・内 科 総
仰
﹂ 率直 印象 語 。
最初 助言
寿医療
合診療部長
緊急
平成
適切
参 加。同
働 省 ﹁認 知 症 医 療
高
進
出
普及
打
専門家
下地
戦略
年9 月
必要性
中心 早 期 対 応
、中 長 期 的
、連 携
提 案。
、医 療 分 野
。
受
市 、平 成
重症化予防 努
指摘
提案
重
中心
回 会合
開 催。医 師
市 内 医 師、介 護・福 祉 関 係 者
月
﹂
、介 護・福 祉
支
27
市
就任
遠藤
氏 、市 内 医 療、介 護、福 祉 分 野
年
意見交換会
平成
。
﹁家 族 介 護 者
9
後 絶
人 上
超高齢社会 到来
地域で取り組む認知症対策
早期対応と見守りが決め手に
面積:165.92㎢
人口:32,678人(平成26年7月現在)
長野県駒ヶ根市HP http://www.city.komagane.nagano.jp/
32
PRACTICE 2014.9
33 PRACTICE 2014.9
22
﹁医 療 支 援 体 制
12
認知症の人の生活支援について、
認知症サポート医の下島秀
一氏
(左)
と話し合う駒ヶ根市浜達哉主査
認知症医療の体制づくりのために、
地域の医療機関が何度
も集まり会議を重ねた
vol.
3
地域での見守りなどを話し合う
「ネットワーク会議」
に市の保健師
(左)
も参加。
住民と一緒に地域課題に取り組む
■
医 医療相談 担
■4市町村 医療 連携 進
■地域 認知症 高齢者 支
22
23
20
13
。医 師
出
身 近 地域 基本 考
意見
関係者
27
6
[DATA]
■相談票 高齢者 受診 増
■認知症 早期診断 治療 進
■高齢者 住 慣
地域 生活
Komagane
長野県駒ヶ根市
成 果
20
24
自治体の
重点政策
課 題
。
医
、地
高齢者 、
通院
特
、持 病 治 療
多
。
専
、認 知 症
期待
認知症
、市 内 3
、認 知 症
。
高齢者 声 、
。
﹁物忘
﹂
仕草
言動
域 内 科 医 重視
何気
精神科
、内 科 医 多
初期症状 捉
門
病院
、
色
表示
、運 動 器 課 題
多 地域
行政区 、
表示
、
医療連携
機 関 位 置 付 、地 域
医 支援
、市 内
上 統計
︶ 活用
構 築。市 高 齢 者 支 援
理情 報
。例
表示
歳未満 前期高齢者
分
。
月
、社
、
、要援
地域
﹁助 合
参加
役
現状
、市 保 健 師
取組 今年
、高 齢 者 関
活用
人 割合
行政区
課題 話 合
人
。市内 町一 区
、町 内 会 長
協
記
。
介護分野
含
一緒
。
情報
役割
考
隣接
信頼関係
対策
、
。市保健福祉課 浜主査 ﹁関
係機関
行動
担
連携
﹂
連携
動 始
窓口
家族
医 4 市町 村
付
、高 齢 者
受
医 、認 知 症
場合 、
地域
︶
異
、
付
流
地域
医 主役
治療 結
、地元
。
、認知症 早期
。
活用
忘 相談
、
、高 齢 者 本
、初 期
関係機関 信頼関係 医療連携 支
﹂ 力説
忘 相談票
﹁
記載
4市町村
防
話
元気
怒
︵不安︶
﹂
。思
進 。
場 合 、裏
項目
目立
忘
。A4判 相談票
提出
家族
駒 根市
症状 見逃
人
医
票﹂ 作成
﹁直 前 出 来 事
︵記 憶︶
﹂﹁何
、
興味 関心 示
不安 抱
、4
項目
複数
︵ 実 行︶
﹂﹁
︵意欲︶
﹂﹁今
当
面 詳細
始
、暖
確
欄
火 不始末
言
介護者 心境
、事故 巻 込
認知症 高齢者
登録 1300人
、家 族
項目
﹂﹁物 盗
忘
生活状況 物忘
時期
﹁鍋 焦
はいかい
徊症状
行方不明
年、認 知 症
原
問 題 、全 国 深 刻 化
平成
行 方 不 明 者 発 見・保 護
。市
因
SOS
高齢
﹁見 守
徊 恐
得
身 体 的 特 徴、病 気 症 状
整 備。
活用
﹂
者 氏名
分
、警察・消防 連携
、行 方
個 人 情 報 、家 族 同 意
事前登録
時
。
。相 談 票
項目
認
。
込
配布
村 広報紙 折
関
各市町
医療
、医 療 機
忘 相談票﹂ 活用
連絡
年度 合計
人
受 診 、市 地 域 包 括 支 援
認知症患者
∼
4
比較的軽
、
課
共通
連絡
、介 護
医
、
。本 年 度 4 ∼7 月
5人 症状
月間 7人 認知症 診断
上
人 、平成
﹁
機関
﹁
進
忘
、関 係 機 関 間 情 報 共 有
﹂︵浜主査︶
。
相 談 票 活用 早 期 受 診 役 立
﹁
独自 様式 作成
間
市町村 包括支援
事業所
票﹂
。
、医 療 機 関 同 士 連 絡
様式 取 入
検討
。介 護 予 防
﹁介 護 予 防 W E
、高 齢 者 現 状
整備
転落
保護 結
。
付
、GIS︵ 地
把 握 、対 策
目 的 、基 本
﹂
可視化
生活実態
市 健康状態 、独居・同居
高 齢 者 情 報 可視 化
題
B
推進
結果
6件 中、3 件
確認
、残 3 件 河川
事故死
模擬捜索訓練
。
組
悩
活用
伸
検討
、住民
市 行方不明者 発生
際、住
民同士 連携
迅 速 発 見・保 護
結 付
参加
課題
介護
認知症
﹁認 知
、国
体
間、
受
始
行
施設入
見守
年度
求
対応 。症状 進
。
。症状 軽
、積 極 的
。一 方 事 前 登 録 者
傾向
平成
症施策推進5 年計画︵
施設
中心
︶
﹂ 、認知症高齢者 増加 見込
病院
住
今 後、
、在 宅
、認 知 症 高 齢 者
続
。
支援体制
医 療・介 護 分
。駒 根 市
対策
地域 暮
対策
、医 療 機 関
慣
出
介護 中心
打
野 連携 、住民
在宅支援 対応
、
取組 進
考
年度
行
、介護保険 適用
駒 根市
認知症 早期対応 取
呼 掛
患者
活用
情報提
所
捜索活動
使
配信
年度 、認知症 伴
介護
、防災
供 行
配信
∼
制
地域
。防 災 行 政 無
、行 方 不 明 者 情 報
記載
﹁未帰宅者SOS情報﹂ 配信 行
。
接続
確認
。
、個 人 情 報 事 前
徊
、市 民 情 報 提 供
。
活用
取組 行
人
平成
。平 成
79
深
始動
年8 月、駒 根 市
。
判断
。認 知 症 診 断
情報
担
、介 護 保 険 対
。一 方、市 町 村
専門的
機 関 、治 療 方 針
機関 紹介
提供
判断
活動
。
房器具 消
連絡
医 医 療・介 護 連
支
﹂
心配
進
通
見
SOS
、竜東
下 島 秀一 院 長 ﹁医 療 資
方 法 地域 事 情
進 、認
体制
。
、
可能性
活動
高
歳未満 前期
市保健師 木下
支
多 地域
。
取
近隣住民 必要
聞
家族
高齢者
、
体制
表面化
認知症
考
声
広 、地域
﹂ 語 。
認 知 症予 防 取 組
問題
合
守
。地域住民
年後
町一 区 担当
真唯
﹁
取 組 方針
知症患者
支援内容
高齢者本人
源 活
認知症
携 相談役
町内会 民生委員
、見 守
介 護 支 援 専 門 員︵
象
包括支援
医
処方薬
行
進行
、最 初 相 談
包括支援
。地域
関
飯 島 町、中 川 村、宮 田 村 医 療 機
平成
医療連携
駒ヶ根市における医療機関と地域包括支援センターの連携の流れ
24
25
24
25
護 者 位置
﹂ 作成 始
10
34
PRACTICE 2014.9
35 PRACTICE 2014.9
線
求
年8 月現在、
行
平成
登録
11
75
24
24
方不明者 情報配信 4件
無事保護
25
24
受 信 登 録 者 1307 人 上 。
26
23
恐
もの忘れ相談票。
家族または本人が状況を書き込み、
かかりつけ医や
地域包括支援センターに相談する
5
75
16
20
株式会社TMオフィス代表取締役
大手広告代理店を経て、平成元年TMオフィス創
殿村 美樹(とのむら みき)
業。
「 埋もれている地方の魅力を社会に発信する」
理念のもと、大手広告代理店とは一線を画すPR戦
未来への伝言
、大
依
本場・
紹介
、
発揮
案件
年。
。今回 、
会
欲
活用法
。阿波
。初
﹁阿波
、阿波
市
大
。
次世代
活用
存在
、普段 象徴
出演
図
掲
、
﹁ゆるキャラ﹂で﹁阿波おどり﹂
を次世代へ継承
﹂ 関
、乱立気味
。
約
地方 PR 始
取 組
私
見
﹂ 有名
。
、私 見方 少 変
。
持 余 傾向 顕著
最近 ﹁
多
、
収
考
昨年
徳島市
﹁
頼
、
﹂
年 4日
市
。
。
、子
。
㌔、南北 ㌔、総面積2万2070
釧路湿原 、釧路市、釧路町、標茶
町、鶴居村 4市町村
東西
求心 力
、私 ﹁阿波
継 承﹂ P R
下
30
人 魅了
森 織
河川、
。
雄大 光
生 茂 湿地
㌶ 及 日本最大 湿原 。原始 姿
帯
景 訪
務
多
市町村
環
昭 和 年 国 立公 園 指 定 後、全国
各地
観光客 修学旅行生 訪
。
。
人
勤務
。
全
、平日
境庁︵当時︶ 委託 受
・
難
人
NPO法人 認
会﹂
湿原 歴史
、入植者
鶴居軌道
自然
、湿原 訪
職 員 教 職員
対応
豊
敷設
、平成9年
中心 有料
。現在
年
市民団体﹁釧路湿原
・
語 継
行
結成。平成
湿原 歩
治癒力
学 、環境 守
﹂ 話
、
。
釧路
風邪 治
自然
楽
。湿原 自然
。湿原
続
平成
客 出迎 、湿原 魅力 余
、年間約4000人 修学旅行生
16
効果抜群!「ゆるキャラ」の
とっておき活用法
略を実践。主な実績に、
「 今年の漢字」プロデュー
ス、
「 佐世保バーガー」
「 ひこにゃん」
「 うどん県」な
ど。著書『テレビが飛びつくPR∼予算9万円で国民
的ブームを起こす方法』
(ダイヤモンド社)
など。
次世代へ引き継ぎたい風景
36
12
活
思
好
、子
、楽
。
。
踊
次世代 継承
考
阿波
作
中心 阿 波
仕組
教
大好
取組
﹁阿波
。
先生﹂ 任命
、市内 保育園 、市長
﹁阿波
記者発表会 行
園児 踊
。
楽
、
、
、
大
伝統文化 次
、市民 皆
教室﹂ 始
。
〝
評
世代 継承
無限 広
。
、
、少
。
。2年間、
、
、時代 価値観
活用
伝統文化
教育 活
求心力
、
姿 印象的
囲
大
義〟 下 、
対
。
踊 子
子
。
地域 将来
。阿波
。
、地域文化 継承
増
事例
祈
光 当 続
。
無限 魅力
北海道
魅力 時 色
合
輝
紹介
役 立
本当
36
PRACTICE 2014.9
37 PRACTICE 2014.9
62
語 伝
。
事務局長 岩間喜美子
年 会 加入。
﹁空気
14
「やちの会」
は年間約4000人の来訪者を案内している
釧路湿原を満喫するツアー客
参加者を募って清掃活動も行っている
25
証 取得
徒歩でしか行くことができないキラコタン岬
(鶴居村)
から望む釧路湿原
Prof ile
最終回 地方の特選PRプロジェクト
│
│
特定非営利活動法人釧路湿原やちの会
子どもたちに
「阿波おどり」
を教えるゆるキャラ
「トクシィ」
山
生
大
﹁
。
苦労
通
生
田畑
再
付
、
働
知
林
、
注
﹂︱。 東日
拓
人々
地域
。赤 坊 、
住
荒 地
自然
つる
人々 山
立
、薪炭 、蔓細工
重
原動力
。
料 炭
薪
覚
前田 和司
石 炭・
代
製 品 普及
農業 近代化
代
遠
手伝
蔓細工
必要
、燃
、
。
急
前
変化
無
知識
誰
。
。日本全体
技術
自
。農薬
田畑
、親
山
農 業 機 械、
。
田畑
減
速 進 、
廃
増 、山 生
。炭焼
農作業
、農 業 機 械 導 入 、子
機会
、子
当
家
分 子
散布
学
農 薬、化 成 肥 料 使 用
年代
、蔓細工 需要 失
金属
、1950 年代
細工 仕方 同
北海道教育大学岩見沢校アウトドア・ライフ専攻 教授
伝
﹁
知恵
、復興
子
必要
宮城県南三陸町
紹介
元
大変
。
開拓
村
生計
、両 親
子
同
﹂ 入
。
﹁
遊
。歩
田畑 周
。大
、高 度 経 済 成 長
成長
農作物、虫 鳥
教
父母
田畑 脇 置
尽
、
産品
。戦 後
遊
受
﹂
。
。 前田和司教授 連載5回目 、生業
被害
震災復興と﹁やまがっこ﹂
海
本大震災
学
研究
代 自然教 育 活動
自然体験活動
歳 時
月山中腹 ﹁
山村集落 訪
、
。
自然教育
場開発 調査 訪
聞
分
山村 子
?﹂
見
、
、農 山 村 暮
時期
関
。彼
、地 元 子
﹁山
学校﹂
知恵・祭 ・
。彼
昔
﹂ 書
子
。活 動 内
棚
子
尽
、
一部
。
八幡
伝
歌津
山
﹁山 海 生
取
。歌 津
代
無
、山 自 分
。山 支
代﹂
未来 見
歌津 人
遊
付 合 方 、
子
。
。
人々
、自 分 自 身
関
通
時、地 元 海
知 恵﹂
多
歌津 伝
遊
、毎 週
川
激減
自然
、薪
集
歌津
八幡明彦
始
山
、彼 流
子
作 、自 分
。耕 作
復興
海 生
川
生
一部
感
、山
私 歌津 ﹁
思 出
歌津
担
一 度立 上
昔
思
容 、昔
住
田 秘密基地
遊
﹁歌津
質的
農作業 手伝
子
変化
付
量的
望
見
、大人
採取
樹木 炭焼
見
炭
種類
歳
。地 元
場 所、
。蔓
宮 城 県 南 三陸 町 歌 津 地
覚
受
仕事
害
方
歌津
、炭 焼
教
受
山 連
頃、炭 焼
﹂
機会
。
、樹 木
祖父 毎日
。子
昔 ﹁
訪
聞
区
方
行
。
網 繕
海 潜
︵山学校︶
﹂ 呼
遊
教
﹂
指
、
同
﹁
、自 分
。
﹁
代 子
駆
中、震災直
間 出始
歌津
。
﹁
魚 習性 潮 変化
採
、子
、親
貝
。
、数 切
漁港
﹁
、山 気 付
近
、魚
、
薄
。
自然
。
、作業 手 休
支
﹂ 言
関
﹂ 、
暮
﹁山﹂
山
﹂ 復活
、復興 目指
時期 消
﹁
。
声 、地元 人
聞
後 救援
60
目
私
合 方
代﹂
だい
山形県鶴岡市
。
、話
暮
対象
詳
示
学
活動
麦
疑問 出発点
自然教育活動
?﹂
名前
山 田畑
代 、
。彼
﹁稲
深 思
始
入
最後 世代
知
。
山
欲
被
言
。
代
。子
行
、
。覚
、
自然教育活動
中心
、
会
連
山
何度
、
意味
、
開拓農家 二
教
知
﹂
。大
。
教
、彼
代 去 行 子
分
、 褒美
年
。始
山
。
時、何 頼
山 支
地域
者 村 立 直
学校 子
。
何 頼
﹁
復興
村 戻 、村 再生
暮
教
年代 入
活動
青森県出身。スポーツ社会学が専門。東北地方
の農山村調査を通じて、自然と人を活かす「暮ら
しの文化」に着目するようになる。平成18年から
北海道教育大学岩見沢校に設置されたアウトド
ア・ライフ専攻の教授として「暮らしの文化」の専
門家養成に取り組む。
今 年、事故 亡
、子
教
︶
未来 子
。彼
︵八 幡
復活
時、歌津 人
津波 壊滅
自分 何者
、
木 名前
行
子
Profile
前田 和司(まえた・かずし)
鳥 名前
80
活動 行
地元 子
。
自然
﹁自然 囲
﹁
代目
育
奥
思
年 代 以 降、農 林
。
重
人 々 、農 業 近 代 化
代
巻
余儀
企業 誘 致 進 、
済
一 家挙
私
。
若者 村
教
出
新
、
村
問題
減反政策 経営
、離 農
、今 度
行
環境 変化 現金収入
状況
﹂﹁山
。地 域 子
区別
﹂
、
取
途絶
業
経費
、出 稼
年代
出稼
苦
。
止
直面
中、自分
分
離
子
出会
言葉 込
覚
。
﹁自 分 故 郷
本 当 理解
教
思
。
⋮﹂。
考
﹂
年 前、東日 本 大 震 災 大
70
38
PRACTICE 2014.9
39 PRACTICE 2014.9
70
25
50
「山と海で生きる昔ながらの知恵」
を学ぶ
地域の子どもたちに故郷の自然や暮らしを伝える
離村
﹁
2
、新
呼
平
集
障害 考
、
、介
問題
次第
原因
、
改善 結
重要
、
減
。骨
。
、男性
、老
、
危険
起
その1
話 伺
上
。
運動
、
低
億劫
運
。明
。
座
示
、
、最近
認
年齢
重
。特
身体
筋力 低
當瀬 規嗣
、人
来
力 低下
、思
、積極的 体 動
、次 第
体 動
。
無
。
起
自治
骨粗
状態 進
中心
必要
引
、変 形 性 関 節 症
予防
症 、老 化
生活
、肥 満
。特 事 務 仕 事
肥満
運動
、
際
、階 段
体操
。
体 職 員 方 々 、運 動 不 足
陥
。
使
、
利
、
。通 勤
、公 共 交 通 機 関
利用
症候群 予防 適
、
積極的
推奨
例
使
︱
。将 来
自動車
用
効果
。
期待
相当
運動 貯金
心
寝
下、持久力 低下、反応時間 低下、
機能
衰
札幌医科大学 教授
。
ロコ モ テ ィ ブ 症 候 群
の原因
、外出
積極的 行
起
。
防
分
日常
低 下 、運 動 機 能
体 動
病気
症状
︵図
運動器 障
症候群 運動器 障害
。
分
二
害
出
、体 力
、姿勢 保 時
病気
起
症、慢 性
運動器自体 疾患
関節
器 障害
体 動
運動 持続
。結局、歩
、日 常 生 活 支 障
。
︱
疾患
認識
、
、筋 力
症状
自体 、
、家事
衰
生活 体 動
症候群
。
大事
、
。
、
人 多
避
専門家 指導
。体 動
心
、日 常、
、無理
、
、毎日 励 行
。軽 体操
、不安 感
動
動
理解
体
、体
、要介護 進
中心
症候群
非常 重要
、
知症 原因 一
受
、医 師
自信
。
必要
散歩
。
予防
背景
動
生活
、体
運動不足 肥満
症候群
症候群 発生
一 大事
相 当 効果
日常
見直
生
普段
。
習慣 偏
活習慣
。
一
障 害 、加 齢
動機能 障害 呼
下
。
変 形 性 関 節 症、骨 粗
1︶
。一
大
︱。 回目 連載
ロコモティブ症候群
注目
札幌医科大学 當瀬規嗣教授
医学的 解明 、暮
症候群﹂
症 候 群﹂
運動器
。
状態
寝
年寄
大
何
。
早
。介護 必要
大
増
要介護
。骨、関 節、筋 肉、神 経
年 提唱
。日 本 整 形 外 科 学 会
身体 仕組
方
﹁
﹁
成
合
運 動器 障 害
高
減
症候群
、
、社 会 的
必要
現 在、認 知 症
症候群 呼
護
明
年寄
取
進
負荷 大
。特 、
変形性関節症
、関節
症 候 群 予 防 、症 候 群
対応
。
、変 形
体重 増
、肥 満
、変
原因 一
関 節 股関 節 起
、歩 行 悪
重要
進行
。
女性
症 、更 年 期 以 降 女
知
減少
、骨
転倒 、
言
症
材料
必要 、
。実 、男性 骨 作
必要
形性関節症
影響 及
骨粗
性 多
作
少
女性
、
症
骨 中 男性
作
。骨 粗
骨粗
化 男性
弱
。
骨折 起
打撲
。
症候群
症候群 状態
、
言
老化 万人 起
。
治療期間中 行動 制限
誰
性
、移動
症 候 群 、日 常 生 活
への対応
歩
その2 ロコモ テ ィ ブ 症 候 群
思
13
疾患
化
言
続
減
、荷重 長年
骨
疾患
筋力
老
原因
低下
、運動不足
筋肉 力
。通常 、関節
、変 形
、関節内 軟骨
特定 関節
。変 形 性 関 節 症
症候群 主
意味
北海道大学医学部卒業(医師免許取得)
北海道大学大学院医学研究科修了(医学博士取得)
北海道大学医学部助手、札幌医科大学医学部助教
授を経て現在は同教授。専門分野は循環生理学と循
環薬理学。主な著書は「clinical生体機能学―生理
学から症状がわかる―」
(南山堂)、
「いちばんやさし
、大
當瀬 規嗣(とうせ・のりつぐ)
負荷 、関節 周
相殺
老化
40
PRACTICE 2014.9
41 PRACTICE 2014.9
い生理学の本―生きるしくみ」
(秀和システム)。
図1 ロコモティブ症候群の原因
図2 ロコモティブ症候群と要介護との関係
19
Profile
活
炒
活用法
、
。
臭
、
煮
創作
大人気
。地
化学調
﹁焙
昆
出
。乾燥
乾
㌢角 切 、
分
膨
最適 、
昆布茶、塩 加
。
穀物中
肉
。
、畜 産 家 西 川 奈 緒 子
牛 育
、
運動
異常
投
。BSE
牛肉離
︿様似編﹀
木村 光江
、今
。
食 方 見出
付
提案
活用
市 場 1 ㌔当
最
独特
、市場価値
中
無
臭
無 、
全期間
見直 、
。西 川
、1時間
良
漁 協近笛地区女性部 岩
。
100 円 以 上 値 段
、
、
味
根本
。身 薄切
状況
出荷 至
、濃厚飼料 与
人
、濃厚飼
前代未聞 肉牛生産 勝負
﹂ 考
。
品種改良
食
。何世代
年、
子育
平成
気性
、飼 主
得
出 産 、出 産 後
離
。西 川
引
、草
太
黒 毛和 種
親子
苦手
向
守
十分 栄養
、子 牛
立
弱
守
食
群
行
、日陰
胃
野
強
行動
成長 、
。
約
牛9頭 完全放牧 踏 切
。
牛 暑
、
身
出産
。十分
、病気
挑戦
。
牛肉 格付
難産
身 寄
雪 日、母 牛
無
育
、
注目
人 様似 訪 ﹁黄
東京
C㿌1
。大 雨
。昨年
食肉業者
西川
最低
運動
時 谷
害敵
200 ㌶ 林 放 牧
生動物
持
草
間
料
放牧
出産
﹁肉 牛 生 産
危機的
魅力
身
嫌
間
元 女性
北海道フードマイスター・クッキング講師
価値 生 出
、
返
、塩
水洗
。
。様似町
、新
︿様似編﹀
。
、殻
湯
繰
外
第四弾
星野
沸騰
3 ∼4 回
身
水洗
。
、
付
味
殻 盛
食
一 緒 一 口大
消
、長
、酒、
。真
目
、5 分
、砂糖、
見
煮 込 、一 晩
、真
。
酒、
生姜 味付
一 晩漬 込 、串 通
祭
低迷
売
﹂ 、同 漁 協 門 別
採用
。地 域
具
消費
︵ 一社︶北海道水産物検査協
焦
。
。表面
来上
昆布塩
砕
昆布 2㌢×
布﹂ 作 方 提案
理 、簡 単
会 浦 河 検 査事 務 所 荒 井 孝 幸 所 長 代
務
。日 本 昆 布 協 会 ﹁昆 布 大 使﹂
押
一 方 様似特産
味料
、今
地 区 女 性 部 長 関口
﹁
込
感 仕上
5分
切
未利用 水産資源 数多
食 方 工夫
産
目見
、
食資源
使
。住
自身
魚﹄
。自
、
、出 荷
。獣 医 師
与
国 産 肉 牛 、脂 肪 多 霜 降
﹂ 呼
﹁完 全 放 牧 野 生 牛﹂ ﹁
様似町
完全放牧 肉牛生産 挑戦
心 濃厚飼料
意味
﹂ 考
飼育
﹁現代日本 肉牛 生産 、
牛舎 飼育
西川
肉 霜降
、
与 抑 、狭
続
口蹄疫 影響 始
ケツブを真ツブに見立てた
「真マツブになり
たくて」
食材のおいしさを再発見
食材
?
、
捨
食 取組
手
海と山で頑張る女性たち
北海道
生産者 自分
、
魚介類
食卓
、市場 流通
様似町
道内各地 素晴
真
地
、漁 師
珍
、新
聞
面白
組
。日 高 地区 漁 協 女 性 部 連
絡協議会 皆
活用 取
﹂
漁協
。
﹁真
。
︵
刺
︶
名 前 料理
現地 訪
。
多
厚 賀 地区 女 性 部 長 星野 重子
創 作 料理
。
使
貝
入
生
網漁 使
、殻 短 毛
脂
付
、以 前
円程度 値段
、独 特 臭
1㌔当
。鍋
、水 2∼3回取 替
抜 、小骨 取 除
、
私
、日 高 振 興 局
料 理 ﹁日 高
種類 魚介類
。
、
砂糖、塩、酒 味 整 、食
着 、
協議会
種類
食 材﹂
、
。素朴 食感 魅力
紅 色
埋
紹介
岡 会 長 ﹁漁 業 携
発信
﹂
考 、食 品
消極的
消費者 情報
手 活用方法
、活 用
、市 場 価 値 無 魚 ﹃
呼
分
業界
漁業 観光 振興
話
。
日高地区漁業協同組合女性部連絡協議会の皆さん
硬
酢 浸
、砂糖、長
。酢
端午 節句
食感
、運 動 会
人
︵日 高 地
作
寿司 作 習
〟 使
。最 近
〝桜
、
北海道フードマイスター・クッキング講師
NHK札幌放送局リポーターを経て、北海道の食
と農をテーマにイベント司会、商品・レシピ開発、
講演活動などに携わる。市民団体「るるる♪キッ
チンガーデンくらぶ」主宰
デコ巻きずし北海道支部代表
http://bambic.net/
、住 岡 操
寿司
。
、
混 合
様似町
、
慣
木村 光江(きむら・みつえ)
目指
者
傷
。
、水 分
。三枚
牛肉
鴨、肉 質
漁網
最適
色 脂身
近 。
、浜
桜
驚
嫌
身
野生 鹿肉
思
絶賛
独 特。何 枚 食
﹂
全量
、口
話題
投
。
生産者
﹂
報
自然
。
﹁理解
食 安全 徹
心 強 。今 後
状況
東京 一 流
関西 食 肉 会 社
味 ﹂
﹁草 風 味
胃
。今
買 取 、直 販
得
、入 手困 難
店 扱
広
者
保護
社会 一 石
決意 込
無 肉牛 完全放牧
出 会 、食 材
。
真剣
向
様似町
、市 場 価 値 無 魚 介
類 活用 取 組 女性
、前 例
西川
少
区 漁 協 女 性 部 連 絡 協 議 会 長︶ 復 活
減
アブラツノザメの切り身。
これでおいしいヌ
タが作れます
姿 勢 感動
酪農家
合
42
PRACTICE 2014.9
43 PRACTICE 2014.9
23
10
30
15
様似に伝わるトウベツカジカの桜でんぶは
味も最高です
林の中での完全放牧で肉牛生産を目指す西川奈緒子さん
3
飼 料 価 格 高 騰 、肉 牛 農 家 経 営
37
30
Profile
次
進
、
24
主催 北海道市町村振興協会、
日時 平成 年 月 日
︵木︶
人口
予測
%、20
%
%減
。東 京
∼
生 産 年 齢 人口 減 少
、2040 年
∼
。
沖縄県
全国平均
。
対象
前提
同等 教育
得
減
、受 益 者
。
人当
。
。
厳
住民全
。大 半
減 、
算出
図
維
積
、教育
形 行政
。
若干
、2025年
。少子化
歳出
、歳出 減少 歳
2015 年 ∼2
歳入 歳出 上回
行
方 法 、大 阪 府 超 長
、
。受益者
思
、教 育 質 的 向 上
。少人数学級
、教 職員 数
、少子化
。健 康 医 療 費
子
7
。
支払
∼
。揮発油
高齢者
高
。
、税 収 全 体
思
。消 費 税 子
同様
、生産年齢人口 支
払
税
点
、
大
。
割合
痛手
%程度
、生産年齢人口 減
。
成
。
予想
年後
今
自然
当
生 産 年 齢 人口 減 少 、結 果
自治体 歳入減
、例
入
状況 違
、歳 入
思
。
歳出 将
、皆
。各自治体
死亡
、比 較 的 予 測
、出 生
移民 受
人 、既 出生
言
、生 産 年 齢 人口 変 動 予 測
日本
増減
少
直面
自治体
良
資産規模
。大
自動車
負債 多
。資 産規 模 大
、言 換
。
大阪府 公債費 800億円
。2010年∼2040年 収
歳 入・歳 出
2300 億円∼26
。
変
、金利
上
。公 債 費 増 減
影響 与
。
、基本的 歳入
繰出金 約2800
必要
得
。最 悪 場 合、公 債 費 12
変動
公 債 費 、地 方 債 積
収支 大
億円
、特別会計
。公 共 施 設 維 持 更 新
00 億 円 規 模
00 億 円
支 水 準 予 想 、基 本 的
等
札幌市 4・8兆円 JR東海 同
阪 府 9・3兆 円 日 立 製 作 所 、
大
円 、 ・3兆円
大都市自治体 資産規模 比較
兆
思
。東京都
地方債
来予測
大阪府 事例
人 迎
少
一 方 市 町 村 税 収 、固 定 資 産
税 比 率 高 、生 産 年 齢 人口
分
% 生産年齢人口 深
踏
、
北海道市長会、北海道町村会
後援 北海道
会場 ホテルポールスター札幌
%減
後 2040年
60年
。204
%減、2060年
。自治体 歳入 、
。
生産年齢人口
生産年齢 住民 負担
% 減少
多
、総人口
方 急激 減少
見
都 道 府 県 別 2010 年 ∼204
0年
率
滋賀県
%減
教育費
例
、 ・7万円 突出
教育費
繰 返
分
良
、財 政 的 大 阪 府
再構築
遅
。財政状況 悪化
、今
。
手 法 、人口減 少
。
連動
減
教 職員 人 件 費
歳出
期
上
費 大幅 減
額
入 減少 上回
025年
、幸
予算
特定
持
、今 回
推進
子
員 考
所得税 法人税
、国 税 収
大 半 、生 産 年 齢 人口
超長期 視点 自治体 考
∼
。北 海 道
都、愛知県、神 奈川県
減
総人口
。
視
、
年
予
対
客様
、重要
中、自 治 体 経 営
。
会社
務
、
経営資源
。競合
提案
会社 良
分析 基
大阪府、平
務
年
。平成
大阪市 特別参与
、
。
橋下徹市長
%程度 減少
想定
自治体
。自治
思
歳出減 予測
。
。自 治 体 、今 後、地 方
減少
同
地域 住民
歳出 議論
。企 業
。
多岐
、
、
、戸籍管理 警察、消
、非 常
事業
特定
総量
、将
行
総務費
3200億
住民全員
、
0年
、生産年齢人口 推移
思
、本日 、一
。各自治体 環境 解決
観点 進
生産年齢人口 減少
人口減 少
改革
策 異
点 提供
私 、
年間、経営
、
。企業 経営陣 対
配分
顧客
年
。大阪 言
重
、政策 根本
検討
緻密 作業
私 仲間
際立 存在
成
体
。
受益者
除
年 試算
試算
、行政
防、教 育、福 祉
誰
人口減少
程度減
。
、平 成
。減 債 基 金
大阪府
来 歳出 推計
考
。受 益 者
歳出 8・1% 占
円 上
。警察費 2500億円
連動
。守
、警 察 費
。高 齢 者
人口 連動
性別 関
福 祉 費 2200 億 円
減
全員 受 益 者
除
住民 数
減少
福祉
、
、受益者 、年齢
係 無
80
32
26
20
25
44
2014年北海道市町村長交流セミナー
、
。
財政 気
。少 子 高 齢 化 時 代
自治体 場合、
、極
私
010 年
影響 勝 、2040年 段階 、2
外
、
、大
交付税
想
思
歳入
良
応 考
生 産 年 齢 人口
万円
個人税
試算
万円∼
大
。法 人
変動
一定
、
法人 税
悲観的
作成
伴
程度予
。
上
、人口減 少
、交 付 税 原 資 、
後
受益者 特定
、生 産 年
。
。世 中
予測
、1 人 当
二通
、1人当
立
、対策 講
上
20
15
15
20
人口減少時代の自治体
経営改革
基
予測 比
踏
歳入減少
点
齢 人口 減 少 伴
、税 収
。
備
予測
重要
。
楽観的
見込
数 値 範 囲 内 、将 来 法 人 税
基
額
、生産 年齢人口 人数
横
、人口1 人 当
程度
大阪府
人口減少
。
。
収 、
見
自治体 将来 歳入 、
収
収
税 収 、企 業 業 績
比例
税収減
、
。
予測 判断基準
少
ルートエフ株式会社 代表取締役
4 月1日 消 費 税 引
地方交付税 影響
。
消費税引
40
44
46
35
21
85
34
Profile
PRACTICE 2014.9
45 PRACTICE 2014.9
1
30
20
26
24
30
57
22
11
83
昭和37年東京都生まれ。昭和60年東京大学理学部数学科卒業、大手
コンサルティング会社マッキンゼー入社。平成11年同社パートナーとな
り、
リテールバンキンググループのリーダーを務める。平成20年に独立
してルートエフ株式会社を創立し、代表取締役に就任。平成21年大阪
府特別参与、平成24年大阪市特別参与兼務。平成25年金融庁参与、
同志社大学非常勤講師も務める。
主な著書:
「新銀行論」
(ダイヤモンド社)、
「あしたのための「銀行学」
入門」
(PHPビジネス新書)、
「あしたのための銀行学2‐政治VS経済」
(ファーストプレス)、
「人口減少時代の自治体経営改革」
(時事通信
社)
など多数。
12
大庫 直樹(おおご・なおき)氏
、決
言
安心
。
、自 治 体 地 方 債
言
、
神奈川県
、皆 無
。大 阪 府
、人口規 模
対
歳 出 2300 億 円 ∼2600 億
財務
円
状況
比較
起債額
定
過
少
事業
。
、
。
。
。自
精 査 、是 々
。一
分
。大
・3 兆円 6・
882万人 879万人
規模
公共投資
。
4 兆 円。約2 倍 差
阪府
。
予算編成 問題
必要
、予 算
自治体 、各部局
仕組
決
方、民間 上場企業 、
格 付 会 社、銀 行
非々 借入額
問題
取
治体 外部評価 得
、企業
。
地方債 金利
課題
大阪府 調達金利 0・1%下
多
、 億円 浮
年
自治体別 平均調達金利
、平成
%、大 阪 府
約1・1%
約1・
。
分
足
。
、平 均 的
有
。
調
権限
公債責任者
調査
、
平均
%、福 岡 市
。自 治 体
年債
% 以 上 5 年 債 、残
金利 差 生
福岡市
下
年 債、
調達金利
達期間 長
首長
自治体 財務 専門家
自治体 財務 専門家
、
。大阪府
距 離 感、公 債 責 任 者
課題
人
長
下
。大 阪 府
。公 債
、東 京 都 場 合、知 事、副 知
事 下 財務局長
課 担当職員
。
下
、
﹂
財
年度、
議論
体
担当職員
知 事、副 知 事、総 務 部 長、
、公債
、
抱
財務部
続
、
・
。CFO 設置 、法律
、最高財務執行責任
自治体
結果、平成
地方 債
。大阪府
。公 債
財政課長
5人
制 5 兆円
適切 管理
。
大阪府
。知 事、副 知 事
・
英国
務部長 管理
﹁
︵CFO︶
者
朝日 辞
話
、私
。
思
、
大統領
払
理由
整理
。
内
朝日社員
戦争 、多国籍
・
着
前
、米
戦場 行
、記者 抽選
装備
。記者 訓練 受 、
。
代表
。
込
。関 係
﹁
駄 目。
局 抽選 入
何度申
取材﹂
同
戦争
8 月間、湾岸戦争 従軍取
歳
今日 、安 倍 政 権 ﹁
﹂ 、世 論 二 分
集団的自
衛権
容
私
材
軍
兵士
選
線 行
﹁
国 英国
、私
金
規定
。多
、
規事業 実施 前向
言
予算 膨
長 決定
的
方
歩
首長 、新
、結 果
。首
2 CFO
事業
能力
、
収益力
展開
題提起
統合
倍近
事業者
差
流域
高
黒字
使
思
。
、他
問
。1300
。河川
、水道料金 格
維持
企業
。
。
統合
。
展開
、人口減少
、企 業 会
、現状
方 、事業 効率
思
達
黒字
万
中 府外 事業所
入
進
必要
自治体 普通会計
、
大阪府
備
計
7%
府
印象
東京
、地 元 企 業
法人 事
7% 企
、大 阪 府 法 人 事 業 税 、府 外
業 、全体 3分 2 当
企 業、
、実
業税 支払
展開
抱 、
僚
付
倍政権
。
持
気
欲
企業 育
、地元企業 全
誰
登場
理解
掲
。一昨年、第二次安
気持
海 外 活躍
、
、日本
・
情報
。
全 論
。官 僚
財
用意
。人
。
、
、夜
日本
。
、役 所
、
経験
。私 日銀
流
統
。大胆 規制緩和、続
財政支出
無
金融政策 、
制
欲
経済部長
務省 記者
位
報道
速
〟 言
。要
他社
〝特
流 。今 思
秘 文書
役所 手 平 踊
少 速
側
。
与
示唆
見
。
﹂ 思
。
、
﹁
﹂ 、非常 後 向
企業
全国 各地 展開
。実 態 、
主催 北海道市町村振興協会、
。北海道
利 益 、大 阪 活 性 化 貢 献
思
上
国
得
東京
大阪 人
外 展開
常勤
専門 家
金融機関 出向
。必
財務
答
財務 関
一
公営
話
。水 道 事 業 、
日時 平成 年 月 日
︵木︶
事業者
7
北海道市長会、北海道町村会
後援 北海道
会場 ホテルポールスター札幌
、
実感
後、
、永田
﹂
。帰 国 後
。
年取材
﹁Jap an ﹂
順 載
。協力
解放後、感謝 全面広告
米国 新聞 載
、
国 名前
文字
海外 紛争 約
東京本社 戻
﹁
生
一 度自由 考
、日本国憲法 在 方 含
国際情勢
政治部長
﹂ ﹁朝
田原 総 一 朗
町
﹁
、 歳
良
財 政 分 野 取 材 、高 級 官
最
情報 官僚 統制
経済
専門家
地方 債 発 行
制度
。
。CFO 、首長
渡
。財務責任者 公募制
、健全 財政 維持
。首長 CFO 緊張関係
保
、自 治 体
、何兆円
日本
高 報酬 得
磨
、財務
、職 員
自 治 体 、金 融 機 関
迎
確保
遂行
。
姿
必要 無 、非常勤
務
必要 応
思
公営企業 改革 必要
行
8000億円近 価値
。大 阪 府 場 合、地 下 鉄 事
次 地下鉄 水 道 事 業
企業 改 革 民 営 化 問 題
業
議論
全 国 1300
2014年北海道市町村長交流セミナー
約1・6
22
﹂ 。私 戦争 行
。国 際
21
30
多国籍軍 広報 文句 言
前 国
言
50
10
20
60
36
24
25
12
11
大阪市
21
金 新
比較
50
昭和29年山口県光市生まれ。早稲田大学卒業後、テレビ朝日入社。
「ニュースステーション」ディレクター、ニューヨーク特派員、バンコク
支局長、
「サンデープロジェクト」
「朝まで生テレビ」プロデューサーを歴
任。経済部長、政治部長などを経て、平成16年に政治ジャーナリストと
して独立。平成17∼21年立命館大学客員教授、平成21∼26年中央大
学特任教授。現在はテレビ朝日「ワイド!スクランブル」の木曜コメンテー
ターを務める。末延吉正事務所代表。
26
政治ジャーナリスト
46
PRACTICE 2014.9
47 PRACTICE 2014.9
10
、神 戸 市
末延 吉正(すえのぶ・よしまさ)氏
安倍政権の安保・経済政策
徹底分析
Profile
財 政 危 機 報 道 同 。日 本
、個
借金 1000兆円
人 金融資産 1500兆円
始
、退 職
出
崩
売
︱
取
起
財政当局
。
始
期、安倍
勉強会
、
増税
時
。当 時 永
官房長官
脱却
、
﹁増
、塩 崎
派 経
。中心
﹂ 言
改革派
菅義偉
増収
意見
田町
税
、安 倍
恭久
。彼
第 一次安倍政権
高橋洋 一
大 学 国 際関 係
勘定
作
、日 銀 大 胆
。
脱却 財政出
埋蔵 金 存 在
。予 算
。以 前
済 学 、帰国後、財務省 初
審議
公開
、
難
経済
公共 投
。
国
。
長
金融 全 分
安倍
、
再 登場
月。円 相 場
勉強 重
掲
年
経済
、
。
平成
円台
。消費増税
、1万
、今 102円∼103円。
。
内 容﹂
。
気
空気 変
書
出
読
沿
。新 聞
日 集団的自衛権 関
抑制的
﹁世 界
閣議決定
月
。
、今頃 間違
株 8800円前後
﹂
、日 本 全 体 ﹁
1万8000円
先延
5000円 超
安全保障 不毛 議論
。年金運用 救
抜
1
認
参入
見出
上
。
﹂ 言
道﹂﹁
並
﹂
国 連記
。
秋
、
﹁政 権 政 党
言
英語 翻 訳
%
作
法人減税
次 一押
一
、
変 、
農業
医
岩盤規制
急浮上
、法人減税 財
可能性
法律
、
気
売
資本主義
年
取
人 参
、頑 張
。
経 既得権
。
。
参入
展開
TPP
。株 式 会
。農 協 上 層 部
上納金
。
構造改革
組織
課題
補助 金 出
。
社
政治指令
上
、戦 後
農 業 委 員 会 戦 後、GHQ 農
地解放
時 作
組織
。
農業委員会 岩盤規制
。農 協
T P P︵ 環 太 平 洋 経
。
三 矢
注目
緩和 中心
。
源
課税
話
戦略特区
。
冬
決
消費税
圧力 受
。
者会 配
。
来 道﹂
。朝日 連日、
﹁戦 争
通信 ﹁暴挙﹂﹁民主主義 死
売、産経、日経。朝日、毎日、共同
読
80
。
預金
、国 債
。
流
見
国
﹂ 書
資産
。
心配
高橋
動
、
、世界 中央銀
。
派 経済
。日 銀
当
表明
参加
駄
。確
、面倒
無
、
。臨 時 国
﹁
。経 済 部
始
目標 決 、2∼
勉強会
最初
上
、設 備 投 資
引 張
少
上
前
効果 高
拡大
金融緩和 、縮小
緩
資
行
政府
3年 2%
、物 価
、目
。私
財政出動
。賃 金
、
付
拙速
﹂ 決
安倍政権
開
目
会 少 長
会 中 丁寧 説明
不安視
相当、根性 入
。 本近 法案 作
。集団 的 自 衛 権
﹁明
﹂ ﹁明
療。
改革
済 連 携 協 定︶ 決 着
鵜呑
払
思
12
人 勝
入
知
欲
押 付
、少
思
知
情報
24
言
売
団塊世代
本
情報
作
日本
国 道 空港
、財 務 省
﹁日本
民資産 約650兆円
。国家
世界
形
民間 売 、商売
国 入
。
流
。日 本国 債 安 定
当然
、情 報
醸成
霞 関 高級官僚
、世 論
知
作用
在 方 官僚統制
手〟
。
真実
。
返
、小泉政権後
繰
過
人間
鏡 自分
考
道 徳、
賛成
着
私 意見 皆
﹂
。
、色
上 冷静 判断
。
。
。
120∼
二 矢
金融緩和
話 戻
切 崩
。日 本 銀 行 大 胆
岩盤規制
非常
一 矢、財 政 政 策
1年 目
間違
、消費増税 今
点数 付
130点。
追 付
。物価 緩
、給 料
微妙
上昇
。年 内
1
持
税金
決
。
思
言
見
。
映
礼節
行
。戦 後 日 本
統治
〝大
欲
実
姿
自分
国際社会
。
直接攻撃
先
憲法
抑制的
他国 共同 防衛
、自国 自国民
。日 本
次元 話
。
集団的自衛権 議論
当
受
守
使
場合 限 、極
集団的自衛権
解釈 変更
。
、
議論 繰 返 、若
右 左 分
道﹂
閣議決定
﹁戦 争
。
生
人 可能性 摘
。
功罪
。本
。
情報 提
結論 出
集 団 的 自 衛 権 問 題 、国 内
右 左
完全 分断
。
一
。 互 議論
来 、国民
議論
供
7
査
導
違
曲
結果
。
。今
新聞
設問
、世 論
、
誘
。世 論 調
書
政治権力
出
5年、国 連
平成
総 選 挙 監視団 参 加
殉職
。
攻撃 受 、岡山県警
後、日本 文民警察官
中田厚仁君 射殺
。
。警 護
軍
高田晴行
地域 道 路 補 修
、
比較的安
守
軍
。
自衛隊
PKO 派遣
何
。法 律 警 護
定
、今
2丁
子
﹂ 訴
。
駄目﹂ 、
自 衛用 機関 銃
。当時 国会
誰 PKO
戦場 送
。社 会 党 土 井
。PKO法案 議論 覚
﹁子
反対
1丁
、日本国憲法
右
既
、
混
。医療
言 、左
自分 国 議論
左
戦略特区
方針
始
、保険外医療 選択
。右
、第二次世界大戦 失敗
議論
﹁自衛隊 携行
特区
合 医 療 、戦 略 特 区
。首 相 官 邸
進
混合医療
道州 制
。
作
偉
方 良
、新 潟
頑張
。
発想 転
変
合
。
。今
、全 国
、新 潟
違 、具体的
。今度 戦略特区 、結論
。第二弾 絶対 再挑戦
。不 思 議
。
北 海 道 戦 略 特区 入
規制緩和
基幹病院
固
出
話
農業法人
発表
売
用意
食物 世界 戦略物資
販売
特区
米
水
特産品
会社 組
技術
。
。
。大切
限 、地 方
、古 自民党政治 流
決
返
金
繰
地方
変
引 張
。
。北海道 可能性 塊
、今
。足
換。大
欲
前 進
48
PRACTICE 2014.9
49 PRACTICE 2014.9
10
69
20
道
、平成
、平 成
年 制定
基 本 法﹂ 踏
﹁
年
推進審議会﹂
﹁北 海 道
。
超
普
地域
健康 心豊
活力
、
、地域
組織 枠
。
概
、
﹁
、様々
・地域
。
王国北海
選手
選手
美深町 取
、名寄
。
組
柱 立
。
、
裾野
応
道民 、生涯
、
︶
、
競技力 向上
。
上 基盤
環境 充実 図
助成金
︶
年度
高
、
支援
行
年度
競技団体 活動支援
。
平成
﹂
実
選
技術指導
行
舞台
事業
。
海外遠征
栄養指導等 専門講座
招聘
募集 、
目標 、
対象
事業 、女子
国 委託 受
⑵﹁北海道女子
施
競技
獲得
手 受講生
専任
専門家
開 催、国 際 大 会 併
実施
道内
︵強化合宿︶ 実施
⑶﹁冬季
年度
、冬 季 競 技
平成
強化育成事業﹂
選 抜 、世 界
必要 知識 技能、
宿 泊 研 修 会︵冬 季
︶ 開催 強化合宿
。
発 掘・育 成
本格展開
繋
環境 充実
協議 、道内 実施
指導者 充実 図
道内 地域
指導者
会
活動 充実 図 、
地域振興 積極的 活用
。
活動 活性化
取組 通
環境 充実
学 、地 域 住 民
支援
、今後
育成
協力
、
。
、
一堂
願
、各
努
﹁
図
主体
対 象 、総 合 型 地 域
地域
、相 互 連 携・協 働 体 制 構 築
。
、
取組
指導者
推 進員
総合型地域
﹂
⑵﹁総 合 型
担
道
。
事業
期待
通
王 国 北 海 道﹂ 実 現 向
道 産子
市町村
力
会議﹂
発掘・育成 、国 中
行
学
中 高 校 生選 手
活躍
心構
支援
⑷﹁
年度
、将 来 性 豊
平成
事業﹂
地域
行
選 手 育 成・強 化
央競技団体
事業
。
応
楽
総 合型
。
置
支援 行
進
中心
連携専門
3人
始
︵J SC︶
連 携 専門員
施策
力 入
活用
相互 密接 関連
、toto
、
。
︵図
柱 具体的
。
工夫
進
、3
紹介
競技力 向上
振興
支援﹂
日本
得 、平 成
。
協力
取組
活躍
採 用 、大 学 生
技能
対 象 、競 技 生 活
知識
行
体力 年齢
、
環 境 提供
指導
支
活性化 促進
、
。
⑴﹁北海道
体験談
達 健全
支援﹂
研修会 開催
選手
、市 町 村
内容
。
、子
少年団
通
団
通
支
、北 海 道 体 育 協 会
少年
養成
︵ 中 高 生︶ 対 象
少年大会 開催
少年団 活動
目的 創設
︶
⑷﹁総合型地域
誰
、
動促進﹂
地域
、総合型地域
行
設
年7月現在、
市町 村 総 合
推進計画
派遣
事業等
創設・運営 、広域市町村
、専 門 家
活動及
援
行
、北 海 道
講習会 開催
道
、道内
、平成
設置
者 養成
型
目標
活
指 導 者 研 修 会 開 催︵ 全 道4
研 修 会 開 催、指 導 者
団
、
援
体
育成
⑶﹁
行
講話
元
講座 開催
上 必要
選手
員﹂
冬季
選手 ﹁
⑴﹁
、
3
裾野 拡大 進
北海道環境生活部くらし安全局文化・スポーツ課
3
振興 取
、大
振興 取 組
。
、選手 競技力 向上 図
推 進 計画
、
1
楽
。
内容
年 齢、技 能
、多
育
、世界 舞台 活躍
2
、体 力
拡大
。具 体 的
測 定、評
対象
身体能力等
適性
名 程 度、合
。
︵図
目指
冬季
選 出 、2022 年 及
、各 競 技
、各 競 技
小 学5、6 年 生、中 学1 年 生
名程度
、基 本 的
価
見極
計
2026 年 開 催
目標
選手 指定
年間育成
本道
教室﹂
活躍
迎 、普段
世 界 第一 線 活 躍
裾野 拡大
⑴﹁
選手
講師
機会 少
通
小学生
興味関心 積極
体験教室 開催
対
高
親
。
﹂
組
保護者 理
、親 子
開催
市 区 町 村 140
25
北海道のスポーツ振興施策について
伺
度 ﹁北海道
意見
姿
推進計画﹂ 策定
通
身近
育 成 、潤
計画 目指
人材
人々
団 体、企 業
連携 、
重要
推進計画 平成
5 年間 計画期間
、人
﹁
。
年度
人材 好循環 生 出
地域
、学校、地方公共団体、
及・定着
力﹂
取組 通
進 活力
、
道﹂ 実現 目指
・
道内
目的
育成
事業
上川北部5市町村 連
競技 対 象
種目 転向
組 、
市、下川町
取 組
、本道 地域特性
生
道
携
得
対象 実施
協力
冬季競技
、競 技 団 体 全 面 的
、
﹂ 3 競技 行
﹁
、事業 円滑 進
判断
、
接
進
参加 気運
種目
、
的
子
⑵﹁
活動 取
促進
、子
大切
対 象 、子
習慣
保護者
解
親
楽
対象
23
26
1
図2 北海道タレントアスリート発掘・育成事業
50
PRACTICE 2014.9
51 PRACTICE 2014.9
図1 2020年東京オリンピック・パラリンピックの
開催効果を北海道に波及させるために
10
25
25
26
10
作 成、保 護 者
97
2
30
24
23
釧路市
認知症患者を地域で支える
ガイドブックを全世帯に配布
釧路管内8市町村の先進事例を1冊に
「くしろ地域政策本 研究・調査、ゼミ合宿のススメ」を発行
管内市町村の取組事例を紹介
「認知症を考えるガイドブック」
を発行
認知症のチェックリストも掲載
釧路市は、全国の大学や自治体職員向けに
ゼミ合宿のモデルコース紹介も
一方、大学関係者向けに、東京発着で「環境
釧路管内8市町村による、地域活性化、防災、
保全」をテーマに3泊4日のゼミ合宿を行うモ
や家族を支え合う地域づくりを目指し、厚生労
認知症になっても、周囲への相談をためらい、
環境、教育などの取組事例をまとめた「201
デルコースも提案。釧路湿原や霧多布湿原の環
働者の認知症ケア・パス作成事業の一環で「認
事実を伏せてしまう傾向が浮き彫りになった。
4年度版くしろ地域政策本」を6月に発行した。
境対策をはじめ、標茶町によるシマフクロウの森
知症を考えるガイドブック」を道内の市町村で
町は認知症の問題を家族で抱え込むことを減
冊子はA4判 37㌻で1000部を発行。編
づくり、厚岸町の石けん購入助成事業など、具
初めて作成し、今年 5 月に全世帯に配布した。
らし、地域全体で支え合うには、住民意識の醸
集は市総合政策部都市経営課が担当した。同
体的な訪問プランを提案。各市町村の見どころ
冊子はA4判カラー 15㌻。認知症の種類や
成が必要として、最新の施策について情報収集
市が取組を進める 29 事例のほか、広域連携の
やご当地グルメなどの情報も紹介している。
症状、早期発見に役立つチェックリストとともに、
を進めながら、医療・介護の専門家や民生委
一環として、管内6町1村の 18 事例を盛り込
昨年度、市は早稲田大学や桜美林大学などの
成年後見制度や認知症の人との接し方につい
員などと議論を重ね、ガイドブックの作成に取
んだ。事業の概要をはじめ、各市町村が視察な
ゼミ合宿を受け入れたほか、生活保護受給者の
て、イラストを交えながら解説している。 り組んだ。町健康ふれあい課の小澤敏博課長は
どに対応できる時期、視察時の交通手段や受け
自立支援プログラムに関する視察も約 60 件に上
入れ費用、職員の声などを紹介している。
った。ゼミ合宿や行政視察の受け入れは、交流
町はガイドブック作成に先立ち、認知症患者
「多くの住民から分かりやすいと評価されてい
を抱える家族 64 人、介護認定を受けたが介護
ます。住民同士が日頃から支え合う土壌作りに
人口の拡大につながるだけでなく、市町村の独
サービスを利用していない 24 人、無作為で選
活かしていきたい」と話している。
自施策を発信する好機になる。研究成果が地域
市町村による注目の取組や地域の話題を紹介します
んだ住民112人にアンケートを実施。家族が
奈井江町は、住民が認知症を理解し、患者
市町村の動 き
奈井江町
課題の解決につながることも期待されている。
冊子の内容を基に視察やヒアリングなどを行
う場合は、同課がスケジュールの調整や宿泊先
の紹介といったコーディネートなどにも対応する。
同課の天内武範主査は「自治体が修学旅行誘
浦臼町
致などを目的に地域をPRする冊子を発行する
ことがあるが、視察やゼミ合宿の誘致を目的とす
石碑や標柱を後世に
町が改修費用の一部を助成
釧路管内の先進事例を紹介する
「くしろ地域政策本」
台座の崩壊が進む石碑
町の助成を受けて台座を改修
冊子は、3年連続で体験移住の実績が道内
浦臼町は平成 25 年度から、歴史的価値を有
費の2分の1、30 万円を上限に助成を行って
で最多となった「くしろ長期滞在ビジネス研究
する石碑や慰霊碑などの保存を進めるため、所
いる。昨年度は昭和 25 年に建立された「岩村
会」による「涼しいくしろで避暑生活」のペー
有者に対して補修費用の一部を助成している。
翁彰徳碑」の台座が激しく傷んでいることから、
ジで、宿泊業者や不動産業者との連携を紹介。
町内には、開拓者の功績をたたえる石碑をは
石碑を管理する浦臼土地改良区を中心に台座
じめ、山口誓子ら歌人の碑、樺太残留邦人の
の改修を行った。改修にかかった経費の総額は
メージが、交流人口の拡大にもつながる「涼しさ」
慰霊碑、小学校の閉校記念碑、坂本龍馬のおい・
105万円で、町民の寄付 30 万円とともに、
というプラスの印象に変化していった経過につ
坂本直寛の屋敷跡を示す標柱など、数多くの石
町の助成金 30 万円を充てた。
いても説明している。また、釧路町が住宅と福
町教委社会教育室の五十嵐政雄係長は「大切
祉政策の連携で実現した「釧路町型コレクティ
きた石碑や台座の劣化や腐食が進んでおり、中
な石碑を守り続けたいと願う町民も多いが、多額
ブハウジング」や、厚岸町による「人工種苗を
には倒壊の危険にさらされているものもある。
の費用がかかることもあり、改修が進まないのが
利用した地域内完結型カキ養殖システム」
、浜
現状。今後も制度を活用して、町の歴史を伝え
中町の「ルパン三世による地域活性化事業」な
る石碑群の保存を進めていきたい」と語る。
どの取組を収録した。
を目的に、石碑などの所有者を対象に、補修経
53 PRACTICE 2014.9
学関係者から、釧路市を訪れたいとの問い合わ
せもあった。管内には魅力的な政策が多数ある
が、今回は紹介しきれなかった。内容を充実し
た新版発行も検討したい」と意気込みを語る。
「夏なのに寒いまち」という市民のマイナスイ
碑が残されているが、長年の風雪にさらされて
このため町は、歴史的遺産の保存を図ること
る冊子は珍しいのではないか。冊子を読んだ大
釧路市内でゼミ合宿を行う早稲田大学の学生
PRACTICE 2014.9
52
厚真町
秩父別町・妹背牛町・
北竜町・沼田町
厚真の歴史を語る古民家群
来春には一般公開も
公共施設の相互利用協定を締結
明治42年に建てられた
「越中造」
の特徴を伝え
る古民家
厚真町は、明治・大正期に建築された古民
町は見学会を開いて、
古民家の歴史的価値を発
信している
相互利用協定に調印した4町長
4町で相互利用が始まった図書館
(秩父別町)
これを受けて町は昨年度、古民家再生基本計
秩父別、妹背牛、北竜、沼田の4町は、3
画を策定。住民から寄付された「枠の内」と呼
月 25 日に公共施設の相互利用促進協定を締結
を備えたプールがあるが、多町からの利用が少
平成 21 年、町内にUターンした男性が、先
ばれる、富山特有の梁組構造(越中造)を持
した。
町とも少子高齢化に伴い、図書館、パ
なく、3町にポスターで周知するなどして、積
祖が守ってきた築100年以上の古民家を住宅
つ明治 42 年建築の古民家を、豊沢地区にある
ークゴルフ場、体育館などの施設で利用者が減
として移転・改築した際、NPO法人・北の民
分譲住宅地・フォーラムビレッジに移築。来春
少しており、相互利用による利便性の向上や住
今後は各町にある体育館やパークゴルフ場な
家の会(札幌市)の調査で、北陸地方に伝わ
の一般公開を目指している。この建物を活かし、
民同士の交流を図ろうと、秩父別町の神薮武町
どの相互利用に向けた検討も進めていく。秩父
る二重梁が特徴的な「越前型民家」の様式を
町の地域おこし協力隊員で、特産開発支援員の
長が提案し、
受け継ぐ貴重な家屋であることが分かった。同
高田真衣さん(札幌市出身)が、パン屋の開業
相互利用の第一弾は図書館で、従来は町民
会の調査では、北陸地方独特の様式で建てら
準備を進めている。町まちづくり推進課の大坪
または町内に勤務する人に貸し出しを限定して
金やサービスが町ごとに違う施設についても、
れた古民家 16 軒が町内に残っていることを確
秀幸参事は「古民家の価値を町民とともに学び、
いる町もあったが、協定締結に合わせてルール
利用方法を調整していくことが課題になります。
認。平成 23 年に研究者や住民でつくる協議会
活用できる幸運に恵まれた。今後も古民家を活
を統一。
が古民家の保存・活用を提言した。
かしたまちづくりを進めていきたい」と語る。
とができ、新刊本の予約ルールなども統一した。
家の保存・活用に向けた取組を進めている。
町で検討を進めてきた。
町の住民なら誰でも貸出を受けるこ
新冠町
恵庭市
妊婦や家族の不安に応える
通院と宿泊の費用を助成
小型家電 窓口で回収します
4∼7月は2㌧の実績
妊婦への助成制度をチラシで町民に周知
新冠町は本年度、少子化対策の一環として、
妊産婦が町外の産婦人科で健診を受診する際
母親教室なども開催し子育て支援を強化
兆候が無ければ入院できないため、町内で臨月
を迎える妊婦や家族の不安感が高まっている。
また、沼田町には
町で唯一、加温ボイラー
極的な利用を呼び掛けている。 別町教委の尾垣義次課長は「無料の図書館は、
相互利用のスタートに最適だった。今後は、料
町で議論を重ねながら、住民サービスの向上
につなげていきたい」と話している。
小型家電は窓口で職員が直接引き取る
対象品目は広報紙やチラシでPR
恵庭市は、平成 25 年4月の小型家電リサイ
収を行うことにした。市廃棄物管理課の窓口で
クル法施行を受けて、本年度から市役所の窓
は、市民が持ち込んだ小型家電を職員が直接
口で、使用済み小型家電の無料回収を始めた。
引き取る。中でもパソコンやラジカセ、ドライヤ
の交通費や、出産直前に家族とともに医療機関
このため町は、町外の医療機関で健診を受診
の周辺で待機する必要がある場合、本人と付き
する妊婦には、JR往復普通運賃の7割を助
廃棄物管理課で常時回収を受け付けており、
ー、炊飯器、ビデオデッキなどの持ち込みが多
添いの家族を対象に宿泊費の助成を始めた。
成するほか、出産直前に医療機関周辺で宿泊
∼7月の回収量は約2㌧に達した。
い。回収後は保管施設にストックし、指定業者
これまで、使用済み小型家電は、不燃ごみと
町内にお産を扱う医療機関が無いため、妊産
する場合、妊婦本人は1泊6000円を上限
婦は車で1時間以上かかる浦河町や苫小牧市の
に3泊分、付き添い人は1泊3000円を上
して有料で処分を引き受けていたが、昨年度、
医療機関を受診しなければならない。町内では
限に5泊分の宿泊費を助成する。町保健福祉
市内のフリーマーケット会場で、試験的に4回
回収ボックスなどの設置費も不要です。対象外
年間約 40 人が母子手帳の交付を受けているが、
課保健福祉グループの丸本明志総括主幹は「妊
にわたり無料回収を行ったところ、4日間で5
の廃棄物を持ち込む市民は少なく、事前に電話
このうち約6割が苫小牧市で出産している。
婦や家族の切実な声に対応して助成を始めた。
23個(621㌔)を回収することができた。
で相談してくれるケースがほとんど。8 月には支
通院に伴う精神的・経済的負担が大きいだけ
でなく、異常が認められない場合、陣痛などの
55 PRACTICE 2014.9
本年度はまだ宿泊費助成の申し込みが4件と少
ない。制度の周知に努めたい」と話す。
回収実績を踏まえて市は、小型家電のリサイ
クルと不燃ごみの減量に向けて、通年で無料回
に売払っている。
同課の遠藤銀也主事は「窓口で対応するため、
所・出張所(2カ所)にも回収窓口を拡大した
ので、
さらに回収量を伸ばしたい」と力を込める。
PRACTICE 2014.9
54
鷹栖町
住民の自立した生活を守るために
買い物弱者を地域ぐるみで支援しています
苫前町
ニコニコタクシーが好評
400円以上は町が助成
御用聴きサポーターが活躍
にこにこタクシーの利用方法
利用料金のイメージ図
マイカーを持たないため、町外の大型店に行
くことができない高齢者などを対象に、鷹栖町
苫前町は、町内に住む 70 歳以上の高齢者や
ー会社に予約し、運転手に登録証を提示するこ
と町社会福祉協議会は今年4月、ボランティア
障がい者が買い物や通院でタクシーを利用する
とで、片道の自己負担が400円(苫前―古
が注文を聞き取り、地元の商店が無料で商品の
際、400円以上の運賃を補助する「にこにこ
丹別間は1000円)で乗車できる。利用時
配達を行う「買い物支援事業」を開始した。
タクシー事業」を今年4月にスタートした。
間は午前8時∼午後8時まで。介助者は同乗
日常の買い物に困っている人が対象で、利用
町内の公共交通機関は、国道沿いを走る路
者の多くは高齢者だが、年令、性別などの条件
線バスだけで、市街地や各地区を循環して運行
対象になる住民は約1100人で、7月末ま
するバス路線は無い。三渓地区や東川地区など
でに474人が登録。これまでの利用実績は1
の内陸部に住み、自動車を使うことができない
291件に上る。町企画振興課まちおこし係の
高齢者や障がい者は、町内を移動する足を確
古林佑介主事は「高齢者や障がい者が外出す
保できないという不便な状況に置かれていた。
る機会が増えただけでなく、商店の売り上げ増
は設けていない。8月 13 日現在で 20 世帯が
町内4つの商店が発行した商品カタログ
登録している。事業のスタートから同日までに
66 回、商品数で1310件の注文があった。
売上額は合計約 14 万円に上る。飲み物や野菜
などの注文が多く、総菜や菓子パンなどの品ぞ
ろえも喜ばれている。 安心して買い物をできる環境を
買い物弱者対策は町の重要な検討課題だ。町
タクシーを利用する住民は、町に申請を行い
と町社協は平成 25 年度、全ての住民が自立し
登録証の交付を受ける。利用の際には、タクシ
事業は町内のスーパー4店が取り扱い商品の
た日常生活を送ることができるよう、行政と関係
カタログを作り、町内の 40 ∼ 70 代のボランテ
機関の協働や、住民が主体的にまちづくりに参
ィア 25 人で結成した「御用聴きサポーター」が、
加するための指針として「お互い様づくり行動計
自家用車で登録世帯を訪ね、カタログの中から、
画」を策定。検討に当たって全世帯を対象にし
欲しい商品を聞き取る。注文は町社協の「買い
たアンケート調査や、住民座談会を開催したとこ
物支援センター」が各店舗に伝え、1週間以内
ろ〝買い物弱者〟への配慮を求める意見が相次
に無料で配達する。
いだ。計画には、高齢者や障がい者の見守り活
サポーターによる戸別訪問は、高齢者など
動、
交流の場となるサロンの設置などとともに「誰
の安否確認や話し相手を務める役割も担ってい
もが安心して買い物をできる環境づくり」を重点
る。サポーターには車の燃料費の代わりとして、
課題として盛り込んだ。
町内で利用できる地域商品券を1回の訪問につ
き500円分支給している。
57 PRACTICE 2014.9
加にもつながるとして好評です。来年度も継続
する方向で検討しています」と手応えを語る。
浦幌町
職員の負担を軽減
時差出勤制度を導入
住民説明会で時差出勤制度を説明
町広報でも制度導入を事前に説明
一方、今年4月には、鷹栖地区で唯一の地
浦幌町は今年7月、職員の時差出勤制度を
町民サービスの低下につながる可能性があると
元スーパーが、建物の老朽化や消費増税に伴う
導入した。行財政改革に伴う職員提案がきっか
の指摘があった。このため、対象の勤務は、早
レジなどの更新が難しいとして閉店。この店舗
けで、町の事業に関する住民説明会や住民健
朝の住民健診や夜間の会議出席、イベント対応
は、高齢者世帯への商品宅配サービスを行って
診など、夜間や早朝に勤務する必要がある場合
などに限定し、係員が不在にならないよう、勤
おり、閉店により新たな〝買い物難民〟が急増
には、時差出勤により、業務効率の低下や身体
務体制を調整し、管理職への適用は当面見合
することも懸念されていた。
への負担増を防ぐ狙いがあり、時間外勤務手当
わせることにした。既にシフト勤務を導入してい
の削減にもつながることも期待されている。
る保育園や高齢者施設などは対象外とした。
町健康福祉課の松木健一係長は「市街地で
御用聴きサポーターが高齢者宅で注文を聞き取り
できるが、未登録者の乗り合いはできない。
も買い物弱者が発生するという厳しい事態を前
時差出勤制度は、午前5時∼午後1時 45
町総務課職員係の三宅正誠係長は「時差出
に、住民や地元の商店、町社協が立ち上がって
分のA型、午後1時から同9時 45 分のP型ま
勤をする場合は、住民サービスや事務に支障が
くれました。この事業は、地元商店の利用促進
で、30 分刻みの 16 区分を設定。昨年8月か
ないよう、上司や同僚とよく調整することが大切
や、ボランティア活動を通じた住民同士の新た
ら 12 月まで試験的に実施したところ、職員の反
です。今後も町民の意見を踏まえて、業務効率
な交流にも結び付いています」と話す。
対意見は無かったが、係員や管理職の不在は、
の改善に取り組んでいきたい」としている。
PRACTICE 2014.9
56
。自治体 災害
備
、地震列 島 危険 性
3年余 、復興
体系的・網羅的 規定
中 捉
。従 前、防 災
何
独自 策定
取
、自治
消防行政
防災対策基本条例 意義
中、自 治 体
2 防災対策基本条例
。
防 災 対 策 基本 条 例 を中 心とした
防災関連条例の意義と課題
途上
東日本大震災
はじめに
変
、最近増
枠組
、自
。
基本理
重要性 明確
体全体 総合行政
組
条例 、防災対策 関
、具 体
関係主体 責務
宣言 捉
、安全
義務等
踏
念
行政
進
自治体 法規範
市民等 役割
的
定
。
制定
制定
。市 町 村
年 千 葉 県 市川 市
。
、
、
現 在、都 道 府 県、政 令 指 定 都 市、
特別区 約半数
、約 市 町 村
条例
昭和
図
規定
監修
後、平成
年
安全
守 ﹁自
確保
後 続
日公布、同
年4月1
災 害 対 策 基 本 法 第二弾 改 正︵平
年6 月
自発
促 進︵ 自 助、共 助、
、多様 主体
防災活動
込
。前 者 、防
盛
自治体
本理念
。
込
先導
災対策基本条例 盛
公助︶ 、被害 最小化︵減災︶ 基
的
日施行︶
成
3 法改正への対応
個別事項 災害時要援護者支援、帰
宅困難者支援
防災週間
小樽商科大学商学部企業法学科教授石黒 匡人
吉田
博
。
筆者 札幌地方自治法研究会
条例﹂ 制定
制定
災害 対
復興
総合 的 対 策
自
。特 板橋区 防災基本
初
予防
東 京 都 荒 川 区、板 橋 区
規定
各 主体 責務及
各条例 、震災 限定
策
条例
条 例 、自
区民
助﹂、地域社会全体 地域 守 ﹁共
助 ﹂、行 政
。
﹁公 助 ﹂ 条 例 明 記 、
条例
各防災対策基本条例 一 般的 規
定項目 次
。
村 義務付 、平時
、避 難 行 動 要 支 援 者︵ 従 来
災 害 時 要 援 護 者︶名 簿 作 成 市 町
民生委員等 提供
巨大地
条
場合
考
。
﹁震
、防 災 対 策 基
場合 、同意 不要
。本 人同 意
規定
不要
障
者 等 担当
齢者
部門 担当
訓練
通例
。高
福祉
密
炊
地
、日常的
﹁生 活 防 災﹂
通
、消防等
者 見守
高
。例
、日 常 生 活
、地域行事 一 体
接 連携 不可欠 。
出
域 安全度
町会 単位
発時代
行
迎
。
求
取 払
、
、
。
、自治体 組
総合的観点
﹁地域
。
今後
増
、防
防災
拡大
取 組 、災 害 多
日常的
条 例﹂ 基
支 合
中、
。
取組 根拠
期待
吉田 博︵
・
︶氏
昭和 年札幌市役所入庁。現在、北区役所
PROFILE
加
災対策基本条例等 制定
一体
。
住 民 交 流 促 進、迷 惑 駐 車 対 策
織 縦割
平時 緊急時
保
通 学 路 点 検 、避 難 経 路 安 全 確
注目
活動
災 対 策 条 例 施 行 規 則﹂ 氏 名、住 所
場合
、個 人 情 報 保 護 条 例 根 拠
本条例
本人 同意
定義
前提 消防機関
、条例 特別
︶
、
明
震災 強 社会
。
公共建築物
規定
活動推進
規定
定
。
織、
震等 係
避
例﹂ 、活断層上
建設
福井県 ﹁災害
条例 初
条 例﹂ 、災 害 時
位置 付
年4月
1 日 施 行 ︶ 制 定。名 寄 市、新 潟 県
不足
相互支 援 条 例﹂︵平 成
災 害 時 自 治 体 相互応 援 重要
課 題 。東 京 都 杉 並 区 ﹁災 害 時
。
。
基本 的 事項 予防対策︵自主防災組
、防 災 教 育、防 災 訓
町村
基本理念 自助、共助、公助
責務︵役割︶ 県、県民、事業者 市
前文
26
。
踏
、
、市町村 地域
、地 域 防 災 計 画
﹁震 災 予 防 条 例﹂ 嚆 矢
契機
練、備蓄物資
、阪 神・淡 路 大 震 災
東 京 都 渋 谷 区 ﹁震 災 対 策 総 合 条
応急対策︵避難場所
︶
、
例﹂、横浜市 神戸市 対象 犯罪
﹁市 民 安 全 推 進
復旧・復興対策
広
事故
連携
。
﹂
収 集、
情報発信
、被 害 情 報
市民
一 方、徳 島 県 ﹁南 海
都 民、事 業 者 責 務
、
︵中略︶
会 基 本 条 例 第5 条 ﹁議 会 、災 害
場合
予算
発生
必要
関係機関
果
、災害
役割
。
復
迅 速 決 定 、必 要
応
積極的
組 織 設置
興 向
組
協力
責務
市長
規定
。
小 千 谷 市、群 馬 県 東 吾 妻 町、福 島 県
名称 条
効果的 進
通
。
変更
要支援者支援
。自治体相
。支 援 経 費 支 弁
注目
制度
災 害特性 踏
。特 市町村
自治体
要支援
河川 災害
、防災 所管
広域化
、道 路
対 応 建 設 部 門、福 祉 部 門
総務部門
東京都中野区
活動 推進 関
、災 害 対 応 能 力 向
制定
方法
重要
互 応援 、自立
活動
、地域
、自治体 対応 追
大 災 害 都 度、法
6 課題と今後について
﹁地方政府﹂
定 、自 治 体 間 連 携
例
南 相 馬 市 、同 時 同一
行政
特例
考
知 事、
21
14
条例制定 相次
5 災害対応力を高める
各自治体
上 目的
、条例形式 望
、公 施設 関
、住民 直接関
策定
﹁ 事 業 継 続 計 画 ﹂︵ B C P ︶
。災害時 通常業務 縮小・停止
対応
多
、地域防災計画 基
定
。箕 面 市 ﹁ 災 害 時 特 別 宣
契 約、処
言 条 例﹂ 、自 治 体 通 常 業 務 及
施 設 等 一 斉 休 止・休 館
、
対策 常 求
。
岡山県 防災対策基本条例
分等 期限延長 規定
愛媛県
関
注意 必要 。
合併 行政区域
。
事業継続計
等 、民 間 事 業 者
、帰 宅 困 難 者 対 策
東 京 都 ﹁帰 宅 困 難 者 対 策 条 例﹂
画 策 定 努力 義 務
25
対策 万全
条例
防 災関 連 条 例 意義 課題
。
、関 連 法
検討
1 防災を取り巻く法
自治事務
災 害 関 係 法 令 中心
災害対
策基本法 、市町村 中心 規定
。災 害 対 策
応 急 対 応 第一 次 責 任 、市 町 村
。避難勧告 警戒区域 設定等
設置
。計
、災害 予防、警報
義務付
。
市町村 行 、国・都道府県 補完的
役割 果
防災会議
策定
画 内容
設備、物資、備蓄等 挙
発令、避難、救助等 災害応急対策、
災害 関
、災害時及 発災前 対策
4 項目 個 人 情 報 規 定
横浜市 、改正法 施行 合
7 項目 追
連 絡 先 、避 難 指 示
理由
条例改正 行
必要
電話番号
等
加
、自 治
意
会
取
。最
現 在、全 体 約
、増加傾向
市町村
4 自治基本条例等との関係
設
愛 知 県 豊田 市 防 災 基 本 条 例 、議
。
20
﹁自 治 体 憲 法﹂
言
自治
基本条例等 災 害対策 危機管理条
項
1割 少
大阪府箕面市 ﹁
町 、当初 規定
年 改正 追加
。
基 本 条 例﹂
理 念 条 例 ﹂︵ 平 成7 年 ︶ 、
年 ﹁
初 規定
平成
、平 成
制定
無
。
後、登別市、三重県名張市、東
京 都 三鷹 市
、自 治 基 本 条 例
設
防災対
危機管理条項
基本条例
直接 根拠
策基本条例 確認
。
市 町 村 、全 体 数
。災害対策 指揮権 首
﹂
重要
、災害時 市民 生命財産
混乱 生
、
﹁緊 急 時 指 揮 命 令 系 統
有
一 方、議 会 基 本 条 例 中 、危 機 管
理条項
㌫ 過
長
統一
見
守 活動 、議会
関係
。札 幌 市 議
年 山口県 防 府 市
込
25
55
関心 持 研究 進
。
勤務。自治、地方財政、地域 国際化
58
PRACTICE 2014.9
59 PRACTICE 2014.9
17
最初 盛
、平 成
条項
23
54
13
事例研究
弁護士法人佐々木総合法律事務所 弁護士
佐々木 泉顕
破産と免責について
思
自己破産 発生
Q&A方式
多
、昨年
前 自己破産
。自
習得
基
礎知識
。
、破産 関
要
必
景気回復
治 体 職員
、
件数 一万件程度
、
自己破産件数 七万件 超
減少 始
産者 、平 成一五年 二五万 件
弁護士
中、自治体 債権者
。今回 町建設課 職員
。
、景気回復
減少
対応
。
法
、免責
、契 約 者
、検討 余地
金 請求
方
︵注5︶
。
、契 約 者
自治体 債権回
考
、
態
分
状
、
。法 人 破 産
出
手続
債務 弁済
宣言
、自然人
、消滅
個人 場合 、
再建
﹁ 免 責﹂
受
設
、個人
。裁 判 所 免 責 許 可
言
、
、
﹁破 産﹂﹁免 責﹂ 二
、個 人 場 合
︵注1︶
。
破産者 債務
手続
異
経済的再建
C
法人
本立
?
分
、破 産
。破 産
、平成二五年四月以
基準
存在
訴訟 進展
、
留意
同
連 帯 保証
対策
、債
、株 取
、裁 判 所
行 ︵破
破産
債権
場合
財団債権
原則
破
︵破 産
考
対象
対象
、破 産 手 続
受
債権
途中
係
請
、手
債
、破 産 手 続 開
対象
︵ 破 産 法 第 五五
給付
期間
、月
継続的給付
一定
。本 件
無関係
︵ 破 産 法 第 二 条 第 七 項︶
。個人
随時弁済
財団債権
分
始 申 立日
算定
免責
期間内
財団債権
、水 道 料 金
権額
全
続 開 始 申 立日
求権
条 第二項︶
。
養育費
重過 失
認
損害賠償請求権
故 意又
債権
加
同様
対
︵同 第 三
不法行為
事案
家賃請求
一 三四九号 一 七〇
妻
京 地 裁平 成二五年 一 月二二日 判 決︶
。
裁 判 所民 事 裁 判 例 集八 巻 九号 一 七二二頁 東
︵ 札 幌 地 裁 昭 和 三二 年 九 月 一 八 日 判 決 下 級
頁︶
、建 物 賃 貸 借 契 約 者
月五日 判 決 判 例
、NHK 受 信 料︵札 幌 高 裁 平 成二二年 一 一
注5 民 間
号︶
基
︵ 破 産 法 第 二 五 三 条 第 一 項 第 一 号、第 四 号 ︶
。
注4 税 金
属
九 月 一 〇日
、破 産 手 続
破産財団
注3
︵破 産 法 第二五三条 第 一 項︶
産債権
法 第二条 第五項︶
。免 責
、
﹁ 破 産 債 権﹂
時点
産 債 権﹂ ﹁ 財 団 債 権﹂ 区 別
。
。
浪 費、
場合
借金
、何 度
﹁ 免 責 許 可﹂
返
、破 産 法 第
債権
手続開始
付
原因
聞
、繰
甘
、
﹁破
免 責 許可
、一 度 免 責 許可 決 定
七年間
種類
生
場合
考
受
世
、原 則
債権
基
事実上婚姻関係 破綻
、請求
大
。
分
原因
B
認
様
必要
人
有効 考
解 説
注1 負 債
引・投 資
意見
免責決定
受
。
注2 破 産 手 続
受
二五二条 第 一 〇項
中
産 法 第二四八 条以下︶
。但
権者
存在
弁 護 士 公営住宅使用料
、日常家事債務
妻 責任
公営住宅 場合
?
場合
綻 事実 自治体
手続開始決定前
重債務者
弁護士
。
B
町民 D
、消費者金
借 入 額 膨
、多
融
札幌市中央区大通西11丁目大通藤井ビル6階
弁護士法人佐々木総合法律事務所
TEL011-261-8455 FAX011-261-9188
・北海道町村会顧問
・一般社団法人札幌市医師会顧問
・北海道教育委員会顧問
、破
、破産開始後 生存
佐々木 泉顕(ささき・もとあき)
、連帯債務 生
解体
、法人 解体 清算
﹁免 責﹂
。破産者 債務
債務 消
、破 産 手 続 開 始 決 定
的 破綻
弁護士 何度 研修 説明
、
﹁破産﹂
、債務者 経済
。
免責 関係 今一
∼破産者から受け取った
水道料金はどうなる?∼
年間七万人
少
考
自己破産者
、輸出産
一
A町 建 設 課 長B 日 銀 短 観
、日本 景気 徐々 回
復
伴
?
、
北海道経済 、円安 恩
弁 護 士 景気 回復
部 大企業 過
業 少
恵 少
私 破産
。従
。
返
、C
?
日常
夫婦共同
請求
。安心
。
有効
債権
弁済
E
、
、分
A町 建 設 課 新 人C
用
債務
。
﹂
、債 務
。自 己 破
﹁免 責
表現
先
。
、D
決定 対象
、債権自体 残 、債務 消滅
、法的 請求
律上 支払義務 免
正確
弁護士
免責
方
、同日 破
降 水道料金 滞納 、九月一〇日
自己破 産 申 立
真面目
産手続開始決定 出
等
水
平
場合免責 対象
、一一月一〇日 免責許可決定 出
、
、何月 分 水 道 料 金
?
弁護士 破産債権︵注2︶
成二五年四月分
八月分
還 必要
。九月分以降 水
道料金
妻
出来
債務
、水道料金
B
。
道料金 財団債権︵注3︶
、免 責 対 象
考
家事処理 伴
債務
︶
、免責
平成二五年八月分
⋮︵言
︵注4︶
。
B
、
対象
?
受 取
返却
考
思
破産
、
応、水道料金 、民法七
弁護士
一
六一条 日常家事債務 該当
窓口 持参
水道料金 、D
、職員 勘違
。
?
C
不当利得
収 在
同 家計 生活 営 配偶者 滞納
?
地方税 場
後 弁済
返還義務
、戸籍上夫婦
請求
。基本 的
。
思
弁護士 返却 必要
。
C
?免責
水道料金債務 消滅
以 上、
時効 完成
町 受 取
合
分 、不当利得
発生
60
PRACTICE 2014.9
61 PRACTICE 2014.9
Profile
市町村職員自主調査研究グループ助成事業実施報告
市町村職員自主調査研究グループ助成事業は、
地域における課題の解決方策を調査研究するため、
市町村職員が中心となって、
自主的に結成したグループの調査研究に要
する経費について、
公益財団法人北海道市町村振興協会が、
1グループ50万円を上限に助成金を交付する事業です。
ここでは、
平成25年度に助成金の交付を受けたグループ
から、
調査研究の成果として提出された政策提言書の要旨を事業実施報告として掲載します。
4 まとめ
子どもたちの
「生きる力」
を育む環境づくり
紋別市政策研究グループ代表 福井 雅一
(紋別市総務部企画調整課副参事、
市民協働担当)
1 はじめに
紋別市においても、少子高齢化対策や地域活性化対策は喫
緊の課題である。解決策の一つとして、次代を担う子どもたちの
主体性、社会性、郷土愛を育むことが、人口減少の抑制や地
域活性化に必要不可欠と考える。ゲームやインターネット、携
帯電話の普及で、子どもが自然を体験する機会が失われるとと
もに、生活環境の多様化や人間関係の希薄化など、子どもを取
り巻く環境は変化している。本グループは、次代を担う子どもた
ちに何ができるかを考えるため、森や海など、魅力的な教育環
境や地域と学校の関わりを活かした学習機会の提供により、郷
土愛を育み、コミュニケーション能力を高め、人間形成に必要
な社会性を身に着ける取組を実践している自治体を調査研究
対象として選定した。 2 鳥取県南部町のコミュニティスクール
鳥取県南部町は、平成17年にコミュニティスクールの取組
を始め、24年度までに小学校2校、中学校2校が指定を受
けた。学校と保護者、
住民の協働で
「地域とともにある学校づくり」
を進める仕組みで、保護者や住民が学校運営協議会で学校運
営の基本方針を承認したり、教育活動に意見を述べる。 町立会見小学校の運営協議会は「地域住民が学校を支援す
る」との方針を掲げ、
住民ボランティア組織「あいみ学校応援隊」
を結成。6つの活動部が多彩な活動に取り組んでいる。そのひ
とつに「GTA」がある。
「Grandparents(祖父母)
」
「Teacher(先生)
」
「Association(会)
」の頭
文字を取った、祖父母の組織である。孫の入学時に任意で加入
し、孫が在籍する学年や学級を対象に、野菜作り(1・2年生)
、
吊し柿作り(3年生)
、大豆撒きや豆腐作り(4年生)
、米作りや
収穫祭(5年生)など、
授業の支援活動や環境整備を行っている。
こうした授業を学校独自で行うには、準備を含めた教職員の
負担が大きく、現役世代の保護者も仕事があり、祖父母の助け
を借りることで授業の充実を図っているという。 子どもたちはGTAのメンバーに愛着を持ち、気兼ねなく質
問できる雰囲気になり、言葉に感謝の気持ちがあふれている。
授業を通じて礼儀や言葉遣いを学び、相手を思いやる行動を
取ることができるようになったことも成果という。
住民が日常的に学校に出入りすることで、子どもや教育への
関心が高まり、
「地域の学校」という認識が深まっている。住民
の間では「地域の責任で子どもたちを育てる」
「地域の未来を
託す」
「このような子どもに育って欲しい」という意識も広がって
いる。特定の教科で学力が伸び悩むといった課題には、住民
側から学校運営協議会に「指導が得意な教員が必要だ」と意
見を述べたり、いじめや不登校の問題についても、住民が声掛
けなどを通じて、登校しやすい環境を整えたりするなど、地域住
民と学校が一丸となって課題の解決につなげているという。
南部町は全国で初めて、全国学力調査の結果を公表するな
ど、学校教育の分野でも情報公開に努めてきた。子育てや教
育には地域全体が責任を有する。本来の学校の在り方は、地
域に情報を積極的に公表し、問題を共有することから始まる。
それが信頼につながり、地域との協働に結び付くことになる。 コミュニティスクール導入までは、町教委、教職員、PTAの意
識に壁があり、住民が校内に入って教育に関わるという考え方も
無く、多くの苦労があったという。現在は学校と地域の間で意識や
情報の共有も進んでいるが、新たに町外から赴任してきた教職員
の意識改革をどのように進めるのかといった課題もあるという。
63 PRACTICE 2014.9
行っているが、内容のマンネリ化や、参加者の減少・固定化と
いった課題を抱えており、
「子どもたちの生きる力を育む環境」
が整っているとは言い難い。第一歩として、放課後を活用して、
全ての子どもを対象とした学習や体験交流活動などを行う場を、
地域の協力により提供する必要がある。また、紋別市でも、子
どもが自然に触れる機会がほとんど無くなっており、森や川、海
などを活かした体験学習を中心とした幼児教育を推進すべきと
考える。
5 政策提言
当グループは平成25年12月26日、
「子どもたちの生きる
力を育む環境づくり」として、市長及び副市長、教育長のほか、
全職員に向けて次のとおり政策提言を行った。
(1)放課後子ども教室
全ての小学生を対象に、放課後の時間を活用して、地域
の参画を得て、先生や講師を地元地域の愛好家や専門家に
依頼し、学習やさまざまな体験交流活動、スポーツ、文化活
動等の機会や学ぶ場を提供する取組である。先生や講師を
地元地域の愛好家や専門家に依頼し、市内にある少年団の
スポーツ体験や陶芸、そば打ちなどの体験教室、ごみ拾い、
花植えなどのボランティア活動、搾乳などの酪農体験、畑作
や田植えなどの農業体験、枝払いや植樹などの林業体験、
稚貝まきや地引網、魚の加工などの水産加工業体験を行う。
実施手段は、はじめにモデル校1校を中規模または大規模
校から選定し、空き教室などを利用して住民に教わり、メニュ
ーによっては課外活動として野外での活動も行う。
地域住民で構成する運営委員会が、企画段階に参画して
学校と調整を行い、退職教員などからコーディネーターを採
用し、事業内容に合わせて地域住民に先生を依頼するなど、
実施にあたってはコーディネーターが取りまとめる。
(2)森と海のほいくえん
紋別の森や海など魅力的な自然を活かし、特色ある幼児
教育を行う。小さな失敗など、たくさんの経験をすることが、
今後の成長にとって大切なことである。大人の役割は、子ど
もの共感者として、子ども自らがつかみ取り、経験していく様
子を見守ることであり、自主性を尊重し、見守る保育を徹底
し、子どもたちに安心感や自分でできるという自信、仲間同士
で助け合う気持ちを育む。具体的な活動内容として、野外活
動を基本として、紋別の自然を活かした散策、雪遊び、週1
回の体験学習(山菜取りや砂金堀りなど)を行う。
市内には現在、幼稚園3園、保育園6園があるが、既存
の保育所とは異なる、特色ある保育園を新設し、事業者を募
集し、民間委託運営とする。活動場所は、旧道都大学の森
を拠点とし、紋別公園などの森林、渚滑川をはじめとする市
内の河川やホワイトビーチの海岸などを中心とするが、旧道
都大学の一部を改築し、保育所施設としての機能を有する園
舎を設置することを想定している。
政策提言の結果、市教委は生涯学習推進計画を策定中で
あり、平成26年度から実施する新たな推進計画の参考にし
たいとの回答があった。本グループは生涯学習の担当職員も
参加しており、提言の実現に向け、グループのメンバーと協
力して検討を進めていく方針である。
6 おわりに
3 鳥取県智頭町の 「森のようちえんまるたんぼう」
智頭町は平成21年度、
町の未来を住民自ら企画・提案する「百
人委員会」を設置した。
「森のようちえんまるたんぼう」は、魅力
的な森を子育ての場として活用しようと、同年度に採択された事
業の一つである。園児 20 人と保育士4人が在籍し、園舎を持た
ずに雨や雪でも、町内の森をフィールドに活動している。町外や
隣接する岡山県から通っている園児もいる。住民の協力でフィー
ルドの森を確保し、地元の高齢者から、さまざまな植物や藍染、
農作業の知識を教わるなど、地域との関わりの深さを実感した。
子どもたちの自主性を尊重して、大人は行動にできるだけ介
入しない教育方針を掲げている。保育士は 「危ない」
「汚い」
「ダ
地域の未来を担う子どもたちを育てるには、住民や学校の協
力が不可欠である。地域が責任を持ち、学校と協力して子ども
を育てる体制が必要である。恵まれた自然や農林水産業を活か
した教育は、子どもの個性やたくましさを育む一助となる。また、
企画の段階から、住民が主体となって活動に参画することが重
要であると痛感した。南部町では、歴史的にも地域と学校が一
体化できる背景を有しており、世代間や地域間の交流を可能と
する環境づくりが大いに参考となった。智頭町では、幼児期か
ら豊かな自然に触れ合う機会を増やすことが大人の役目である
と実感した。
紋別市も土曜日や夏休みなどを利用した体験活動や教室を
メ」
「早く」といった言葉を使わず、見守ることを重視している。
運動会やお遊戯会などの行事は無く「集団で足並みを えるよ
うな教育は小学校からで充分」との方針により、子どもたちが自
分たちで考える力を育むことに力点を置いている。 トイレも電気も無い森の中で走り回る園児たちの目はキラキラ
と輝いていた。近年は子どもが野外で土に触れて遊んだり、自
然に接したりする機会が減っている。だが、智頭町では、自然
の中で過ごすことで「たくましい体」が育ち、さまざまな動植物
と触れ合うことで、生き物への愛着が生まれ、
「豊かな心」が育
まれることを実感できた。
全国にある多くの中小自治体にとって、少子高齢化への対応
は共通した課題である。地域の実情に合わせた多様な取組が
進められているが、特効薬的な政策は見出されていない。紋別
市においても現実問題として過疎・高齢化が着実に進行してい
る。こうした状況の中、過疎・高齢化を抑制し、人口の増加に
つなげていくには、どのような手立てがあるのか。研究テーマに
掲げた「子どもたちの『生きる力』を育む環境づくり」には、
「子
どもが元気になることがマチの元気にもつながる」という単純な
思いがあった。だが、住民の郷土愛を育むことは、紋別出身者
が都市圏からUターンしてきたり、就職や進学で紋別を離れて
も、全国各地で「紋別の良さ」を発信したりすることで、Iター
ンの確保につながるなどの効果も期待できると考える。
また、子どもたちの「生きる力」を育む取組は、大人も一緒
に成長することができる重要な機会であり、地域活性化を進め
る原動力にもなる。豊かな学びで生きる力を身に着けた子ども
たちが、大人になっても紋別に残り、さらに次の世代を育てるサ
イクルが確立できれば、紋別の明るい未来を開くことができるの
ではないだろうか。
PRACTICE 2014.9
62
住民の主体的な地域活動を支援する
行政の役割と地域活性化
主体的地域活動支援研究グループ代表 岩井 俊直
(沼田町教育委員会事務局主査)
1 調査研究テーマ及び選定理由
現在はまちづくり、地域の活性化に関わる取組を行政主導で
行う時代ではない。しかし、住民が主体性を持って活動していく
ためには、それを支援する行政の役割が重要であるにも関わら
ず、その活動の成功事例は少ない。
私たちは過疎化・少子高齢化が進む沼田町で、行政がどの
ように町民の主体性を支え、まちの活性化や発展につなげてい
けば良いのかを明らかにすることが必要であると考え、より効果
の高い政策提言とするため、さまざまな産業・人口構造の自治
体を対象にして研究を行うこととした。
(4)大分県別府市
2 調査研究先を選定した理由
地域活性化の取組は多種多様である。そのことを踏まえて今
後、沼田町でどのように町民が主体性を持ち、地域活動を活発
化させれば良いのか、以下のポイントに焦点を当てて調査研究
先を選定した。
(2)住民の主体性が発揮され、さらに公共性を持った取組を
進める上で、NPO等の団体の活動に注目することが重要で
あり、その活動の中で住民が主体性を発揮している事例を調
査する。
(1)行政の役割が小さくなる中で、地域内の資源を活用する
観点が必要であり、産学官の連携を実践・展開している先進
地であること。
(3)経済の活性化、産業の活性化など、当面する地域の課
題に住民が主体性を持って取り組んでいる実践事例を調査
する。
3 調査研究先及び個別施策
(1)むかわ町(平成 26 年 1 月 18 日、2 月 2 日)
産学官で地域資源を活かす取組
(2)栃木県鹿沼市(平成 25 年 11 月 28 ∼ 29 日)
行政の公共性育成とNPOの取組
ての地域づくり、子育てに関する社会教育の推進」を基本理
念に掲げ、年間9回にわたり市内各地区を巡回し、親子で気
軽に参加できる機会を提供する「子育てサロン」を、教育委
員会、社会福祉協議会、県家庭教育振興協議会と共催で実
施し、地域ぐるみの子育て活動に自らの子育て体験を活かそ
うという住民の資質を磨く「子育てサポーター養成講座」を
展開している。
また、市内2カ所で、子育て中の親子が自由に遊びながら、
交流することができる施設として、子育て支援センター「はす
のこ」
「なごみ」の運営を受託し、母親の出会いの場を提供
している。センターでは保健師や家庭教育アドバイザーが育
児についての話題を提供するほか、市や学校、大学からの
受託でブックスタート事業や読み聞かせ、PTA事業の際に
託児を担当するなど、市内の子育て支援で大きな役割を担っ
ている。 (3)埼玉県行田市(平成 26 年 2 月 21 日)
別府市は、温泉地ならではの魅力を体験することができる
交流型プログラムである「別府八湯温泉泊覧会事業」を展開
している。
この事業は、日本有数の温泉地である別府の宿泊客減少
に歯止めを掛けるための取組で、外から見た「観光」ではな
く、内在する「地域の魅力」
「地域の資源」にスポットを当て、
住民を巻き込みながら、地域力を高めていくことに主眼を置
いている。
この事業は、地域の人々が子供の頃から口にしている地元
菓子屋店のお菓子や、喫茶店のコーヒーなどの地域のソウル
フードをはじめ、あまり知られていない名店や景勝地などを掲
載している「まちあるきマップ」の作成から始まった。各地の
温泉街で一般的に行われている観光客向けのPR活動とは
異なり、住民が、地域に住んでいるからこそ気付くことができ
る魅力を掲載している。
この取組が全国的にも知られている
「オ
ンパク事業」を展開するきっかけとなった。
この事業は毎年、
春と秋の2回開催され、
期間中には「健康」
「癒し」
「歩く」
「食」など、多角的な視点で別府温泉を楽しむ
ため、100を超える体験型プログラムを用意している。また、
県内各地へのバスツアーをプログラムに取り入れるなど、時
期的あるいは地域的にも広がりを見せている。
5 沼田町の施策との事例比較
沼田町では、異業種の20代から40代を核とするプロジェ
クト委員会を設置して活動を展開している。当初は町の補助金
による、年越しイベントなどの事業を展開していたが、沼田町の
利雪の取組に着目して、夏まで貯蔵した雪を活用した「雪夏祭」
のイベントを開催したり、特産品開発を進めたりしている。これ
らの独自イベントや事業を実施する際には、有志を募り「ゆきも
のがかり」という団体を結成するに至った。
また、ゆきものがかりは、地域おこしを進める青年団体として
の取組が評価され、吉本興業株式会社がプロデュースする「地
域発信型映画」にも取り上げられ、平成23年度の沖縄国際映
画祭に出品された。
町民による主体的な活動を通じて、沼田町を活性化させよう
とする取組として、上記のような活動は一定の評価ができるもの
の、鹿沼市のように活動拠点を作ることや、行田市のようなリー
ダーの発掘育成に加え、産学官の力を結集して、地域を見つ
め直す取組につなげていく必要がある。 リーダーの存在を中心に展開する取組
(4)大分県別府市(平成 26 年 1 月 29 日∼ 31 日)
経済活動の活性化を目指す取組
6 沼田町の課題
町は学習会や研修会など、住民が自ら地域課題を把握でき
る場を提供するとともに、
3つの青年団体など既存の団体と「ゆ
きものがかり」などの有志団体を結び付ける橋渡し役を務めよ
うと試みているが、各団体による活動目標の差別化や役割分
担などの棲み分けが進んでおらず、団体間のつながりを構築
するには至っていない現状にある。 4 各調査研究先と個別施策の概要
(1)むかわ町
むかわ町が、中高校生向けに実施している「中高生リーダ
ー事業」は、多くの市町村で実施している中学生、高校生向
けのリーダー養成事業とは異なり、田んぼでミュージカル実
行委員会の企画会議や民間団体との地場産品を生かした商
品開発など、実際に地域で活動する住民の実体験に基づく
学習支援の中から、潜在的な地域の魅力に気付くためのプロ
セスとして位置付けている事業である。
産学官のうち、地域を指す「産」は、これまでの地域活動・
経済活動で蓄積されたノウハウ、スキル、地域住民としての
視点を活かす、中学や高校などを指す「学」は学習フィール
ド(学びの場)の提供と、学校教育の視点を活用する。町
役場を指す「官」は調整役の機能を果たす中で、事業を提
供する側である「産」についても、時代を担う地域の青年層
の育成に関わることの重要性に気付くよう仕掛けられた事業
である。
65 PRACTICE 2014.9
(2)栃木県鹿沼市
全市的に取り組んだ「かぬま市民大学」は、首長部局や
NPO など、関係機関が有機的に連携した優れた実践である。
事業を展開する過程で地域の課題に気付いた市民は、自
分たちの手で、社会参画の方法としての講師活動を展開した
り、文化活動の活性化を行い、地域のさまざまな課題を解決
し、
より住みよいまちを作っていくため、
NPO法人等を設立し、
主体的に地域課題の解決に取り組んでいる。
特に市民が地域の活性化や団体同士の情報交流などの活
動拠点としている「市民活動広場ふらっと」を市民の手で管
理運営し、地域活動だけでなく、起業支援など幅広い活動を
展開している。
7 課題に対する政策提言
本グループでは、平成26年2月28日に町長に対して次
のとおり政策提言を行った。
(1)短期的に取り組むことができる施策
産学官の持つ力を結集し、沼田町を見つめなおす機会を
作る。その過程で住民が地域の魅力や課題に気付くことがで
きる仕組み作りを進め、住民による主体的な地域活動を始め
るきっかけとする。これは、教育委員会が開催する一つの講
座や、一つの教室に留まるものではなく、まさに全町的に取り
組むべき課題である。そのため、行政内部での横断的な組
織やネットワークの構築、異業種同士の交流人事なども視野
に入れた改革が必要である。
(3)埼玉県行田市
NPO法人子育てネット行田が、子育てサロンや子育てサ
ポーター養成などの子育て支援事業を展開している。同法人
は、
「子育て中の方への支援活動、地域ぐるみ子育てに向け
(2)中長期的に取り組む施策
平成25年度にリニューアルした町の「宿泊交流センター」
は、宿泊を伴った学習や交流など、活動の幅を広げるとともに、
新たな活動拠点を作り、地域活動を促進する。町民が集って
活動することはもちろん、地域に関する情報を集約し、そこで
町民が情報収集、情報発信をできる体制づくりを行う。町広
報誌での町民提案ページの展開や、町民の有志団体による
コミュニティブログなどを町ホームページ上に開設することも
効果的ではないかと考えている。
併せてリーダーの発掘・育成も急務である。
産業界をはじめ、
異なる年代や業種を含め、町民活動の牽引役となるリーダー
を発掘・育成し、支援することが重要である。この有効性は、
行田市における取組を通じても明らかである。
リーダー養成事業を展開し、あるいは既存の事業にリーダ
ー養成の要素を入れ込んでいく必要がある。そのためには、
従来型の発想ではなく「行政がお金を稼ぐ」
「住民自身が住
民サービスを行う」といった、新しい視点による取組を通じて、
新しいリーダー像を追求する必要があると考える。
PRACTICE 2014.9
64
移住・定住施策の新たな展開に関する
調査研究会が活動を開始しました
北海道市町村振興協会は、市町村共通の政策課題等に
ついて調査研究を行い、成果を市町村に提供しています。
平成26・27年度は「移住・定住施策の新たな展開∼移
住から定住・永住に∼」
をテーマに、
北海道における急激な過
疎高齢化や基幹産業の担い手不足等の状況を踏まえ、国内
の先進的な取組状況等を参考にしながら、新たな視点に立っ
た効果的な施策等について調査研究に取り組みます。
7月25日に調査研究の中心となる
「移住・定住施策の新
たな展開に関する調査研究会」
を設置しました。
学識経験者、
北海道、市町村、関係団体、移住経験者など12人で構成し、
北海学園大学経済学部の内田和浩教授が座長、旭川大学
保健福祉学部の大野剛志准教授が副座長に就任しました。
本年度は、道内市町村を対象にしたアンケート調査をは
じめ、調査研究会メンバーによる道外先進事例調査、移住・
定住施策に関する現状や課題の把握・整理、中間報告書の
作成等を予定しています。調査研究会の活動状況について
は、
プラクティスの紙面でも随時お知らせします。 I NF O R M A T I O N
北海道市町村振興協会は設立35周年を迎えました
北海道市町村振興協会は、昭和 54 年3月に「市町村
振興宝くじ(通称:サマージャンボ宝くじ)
」の発売収益
金を、市町村振興事業や災害対策のために活用する財
団法人として設立され、平成 24 年4月からは公益財団
法人として活動し、今年で満 35 周年の節目の年を迎えま
した。 当協会では、この「サマージャンボ宝くじ」の発売収
益金を基金として積み立て、これを有効に運用し、道内
市町村の振興のために、
公共施設整備に対する資金貸付、
地域の課題に対応した調査研究、地域の人づくりのため
の研修の実施や支援、情報資料提供や助成などの各事
業を積極的に推進するとともに、平成 13 年度に新設さ
れた「新市町村振興宝くじ(通称・オータムジャンボ宝
くじ)
」の発売収益金全額を公共事業のほか、地域にお
2014年新市町村振興宝くじ
7月25日に開催した
「移住・定住施策の新
たな展開に関する調
査研究会」
(北海道
自治会館で)
第16 号
平成26年9月1日発行
編集・発行
公益財団法人 北海道市町村振興協会
〒060-0004
北海道札幌市中央区北4条西6丁目
北海道自治会館6階
TEL:
(011)232-0281
FAX:
(011)221-5866
E-mail:[email protected]
編集協力
株式会社北海道住宅新聞社
自治体職員のための政策情報誌
PRACTICE
http://www.do-shinko.or.jp/
市町村振興協会コーナー
オータムジャンボ宝くじ発売のご案内
発売期間:
9月19日(金)
∼10月10日(金)
22日間
抽選日:10月17日(金)
1等:
3億3,000万円 前後賞各3,000万円
※この宝くじの収益金は、道内の売り上げ実績等により市町村に配分され、
明るく住みよいまちづくりに使われます。
お知らせ
◆第17号(平成27年1月発行)は「公
営住宅を考える
(仮)
」
をテーマに特集
を予定しています。市町村では、公営
住宅の老朽化、入居者の高齢化に伴
う施設のバリアフリー化、人口減少に
伴う既存住宅の維持や存続が大きな
課題になっています。公共施設の再編
や人口減少社会に対応したコンパク
トシティ化などの観点から、公共住宅
の必要性や今後の在り方を考えます。
◆「こんな特集が読んでみたい」
「プラ
クティスでわがまちの政策を紹介した
い」
「面白い情報があるので全道の仲
間に知らせたい」など、北海道市町村
振興協会では、読者の皆様からの耳
寄りな情報やご意見・ご要望をお待ち
しております。また、送付部数の追加
についても可能な限り対応しておりま
すので、当協会事業推進担当にお問
い合わせください。
9月末に一斉交付 市町村防災・減災対策推進事業助成金
北海道市町村振興協会は、設立 35 周年を記念した特
別支援事業として、市町村の喫緊の課題である防災・減
災対策等の推進と、その経費負担の軽減を図ることを目
的とする「市町村防災・減災対策推進事業助成金」を札
幌市を除く178市町村に9月末に一斉交付します。
各市町村の交付額は「北海道市町村振興協会市町村交
付金交付規程」で定める交付基準 ( 均等割4割、人口割
6割 ) を準拠して決定しました。
対象事業及び経費は①避難所備蓄品整備事業(非常
用食飲料、調理機材、暖房・照明機材等)
②情報通信関
係整備事業(公衆無線LAN設備整備費、緊急防災無
線個別受信機設備整備費、衛星携帯電話整備費等)
③施
設等整備事業(備蓄倉庫整備費、避難所整備費、標識・
案内板整備費、避難所太陽光発電パネル整備費、仮設ト
イレ整備費等)
④車両等整備事業(人荷運送車両整備費、
公用車の放送設備整備費等)
⑤その他事業(防災教育用
教材経費、ハザードマップ作成配布経費、防災手帳作成
配布経費等)―となっています。
178市町村からの助成申請額は、総額4億999
9万9000円で、事業費別では、避難所備蓄品整備
事業2億5543万1003円、情報通信関係整備事
業4402万6267円、施設等整備事業4614万
7443円、車両等整備事業1億230万8727円、
その他事業5208万5560円です。助成金充当予
定額を含む、市町村における総事業費は8億283万
5000円です。
当協会では、本助成金が大規模災害発生時における
市町村の円滑な避難体制の確立や被災者支援対策の充
実・強化の一助となりますことを願っております。
平成26年度 北海道・市町村交流職員研修会のご案内
日 時 平成26年11月13日
(木) 13時30分∼16時50分
会 場 ホテルポールスター札幌2階 ポールスターホール(札幌市中央区北4条西6丁目)
編集後記
◆8月の台風や集中豪雨は、取材にお
伺いしました徳島県阿南市をはじめ、
北海道でも各地に被害をもたらしまし
た。
この場をお借りしまして心よりお見
舞い申し上げます。 東日本大震災から3年6カ月が過
ぎようとしていますが、災害に対する平
素からの備えが肝心です。
プラクティス
の紙面でも今後、防災・減災を大きな
テーマとした紙面づくりを進めていこう
と気を引き締めております。 ける環境の保全、経済の活性化、少子・高齢化に対応
する施策などのソフト事業に活用いただくため、市町村
へ交付しております。
主要事業であります基金による市町村への長期資金の
貸付につきましては、貸し付け条件を緩和するなど市町
村の要請に応え、平成 25 年度末の長期貸付金残高は5
02億円余となっております。また、貸付金利息収入等
の運用益は、市町村振興のための調査研究、研修、情
報資料提供や助成などの各事業において有効に活用して
おります。
当協会といたしましては、協会設立 35 周年を機に、こ
れからの新しい状況に的確に対応して、市町村のご期待
に添えるよう一層の努力を重ねて参りますので、皆様には
更なるご支援ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
◆第16号の特集はスポーツがテーマ
でした。私は小学生の頃から体育が苦
手。今でも通勤(駅まで徒歩10分)以外
には、ほとんど体を動かさない自堕落
な毎日を過ごし、健診のたびに
「早死に
するぞ」
と、医師に脅される有様です。
秋の訪れを感じる今日この頃…夏場
の飲み過ぎを反省しながら、趣味の山
歩きを再開して、心身のリフレッシュも
とい脂肪の燃焼を…と思案を巡らせて
いるところです。
(松) 対 象 北海道と市町村相互又は北海道及び市町村と地方自治関係団体相互に
おける派遣職員、研修員及び出向職員の経験者並びに現任者等
主 催 公益財団法人北海道市町村振興協会
後 援 北海道、北海道市長会、北海道町村会(予定)
講演1
講師 読売新聞東京本社編集委員 青山 彰久氏
講演2
講師 十勝バス株式会社代表取締役社長 野村 文吾氏
※研修会の詳細は各市町村の職員研修担当課等に電子メールでご案内します。
PRACTICE 2014.5
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