平成27年度 平成27年度 オリンピック・パラリンピックで オリンピック・パラリンピックで 中央区の黄金時代を 中央区の黄金時代を 中央区予算(案)の概要 中央区予算(案)の概要 !!!! 平成27年2月 中 央 区 目 次 1 平成27年度予算の特色 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 2 財政規模 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 3 一般会計の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 (1) 歳 入・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 (2) 歳 出 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 4 平成27年度予算における主要事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 (1) 災害に強い都心のまちづくり ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 (2) 子どもが輝く子育て・教育のまちづくり ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12 (3) すべての人々の健康と高齢者の生きがいのあるまちづくり ・・・・・・・・・・・ 22 (4) 地球にやさしい水と緑のまちづくり ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 32 (5) 歴史と先進性を生かしたにぎわいのあるまちづくり ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 37 (6) その他の主要事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 46 5 健全財政維持への対応 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 50 (1) 歳入の確保等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 50 (2) 事務事業の見直し等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 51 (3) 財源対策 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 52 6 基金の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 53 7 特別区債の発行状況と起債依存度 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 54 (1) 特別区債の発行状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 54 (2) 起債依存度の推移 (当初予算) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 54 1 平成27年度予算の特色 わが国経済は、昨年の消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動減が長引いているもの の、緩やかながらも景気の回復基調が続いています。こうした状況や力強い人口増加によ り、本区の基幹的な歳入である特別区民税に一定の伸びが期待できる一方、特別区交付金 については、その原資となる法人住民税の一部国税化によるマイナス影響が平成27年度か ら現れてくるほか、さらなる国税化の拡大なども検討されており、今後も予断を許さない 状況にあります。 こうした中にあっても、今日の区政は、「子どもを産み育てやすい自治体ナンバーワン」 「命と健康を守る自治体ナンバーワン」を目指す取組、将来を担う人材を育む教育施策の 充実、安心して暮らし続けられる高齢者・障害者施策の充実、景気回復の足取りを確かな ものとする中小企業の活性化など、山積する課題に対して取組の手を緩めることは許され ません。 こうした認識に立ち、平成27年度予算は、「オリンピック・パラリンピックで 中央区の 黄金時代を !! 」 をテーマに、保育所待機児童解消に向けた取組をはじめ、一人ひとりの 命・健康や安全安心を守る取組はもとより、2020年東京オリンピック・パラリンピック競 技大会やその後の区内全体の良好なまちづくりに一段と弾みをつける取組など、「基本計画 2013」に掲げる施策の方向性をさらに発展させ、本区の魅力に一層磨きをかけるべく各種 事業の充実・強化を図りました。 基本計画2013における 「10年後の中央区」に向けた5つのまちづくり ① 災害に強い都心のまちづくり 「自助」「共助」の一層の強化とともに「公助」と一体となった 地域防災力の向上に取り組み、災害に強い都市を実現します。 ② 子どもが輝く子育て・教育のまちづくり 誰もが安心して子どもを産み、喜びをもって 育てることができる子育て・教育のまちを実現します。 ③ すべての人々の健康と高齢者の生きがいのあるまちづくり 乳幼児から高齢者までのニーズに応じた健康づくりを進め、 誰もが生涯にわたりいきいきと暮らすことのできるまちを実現します。 ④ 地球にやさしい水と緑のまちづくり みんなで環境活動を実践し、環境負荷が低減され、 水と緑に包まれた「エコタウン」を実現します。 ⑤ 歴史と先進性を生かしたにぎわいのあるまちづくり 江戸以来の歴史と伝統が息づく文化と最先端の都市活動を融合し、 集いとにぎわいがあふれるまちを実現します。 - 1 平成27年度 中央区予算(案)の概要 2 財政規模 一般会計予算は 909億 2,963万 6千円で、前年度当初予算 826億 2,715万 6千円に比べ83億 248万円、10.0%の増となり、5年連続で過去最大の当初予算を更新しました。 また、歳出総額から公債費を除いた、いわゆる政策的経費である一般歳出では10.1%の増と なります。 前年度予算に比べ増となった主な要因は、明正小学校、明正幼稚園および新川児童館の改築 (△32億円減)や十思スクエア別館の地域密着型特別養護老人ホーム等複合施設の整備完了(△9 億円減)のほか、デジタル放送移行の経過措置期間終了に伴うケーブルテレビ放送施設の維持 管理費助成(△2億円減)が皆減となったものの、市街地再開発事業助成(21億円増)や築地場 外市場地区先行営業施設の整備(14億円増)、児童数増加への対応としての日本橋・有馬・久 松・月島第三・豊海小学校等増改築(80億円増)などが増となったことによります。 国民健康保険事業会計予算は、 138億 3,655万 2千円で、後期高齢者支援金等の減などがあ るものの、共同事業拠出金の増などにより、前年度当初予算に比べ19億 7,141万 5千円、16.6% の増となっています。 介護保険事業会計予算は 79億 791万 6千円で、地域支援事業費の減などがあるものの、事業 計画年度の初年度に伴う介護保険給付準備基金への積立の増のほか、保険給付費の増などによ り、前年度当初予算に比べ 3億 4,525万 2千円、 4.6%の増となっています。 後期高齢者医療会計予算は 24億 1,037万 6千円で、被保険者数の増に伴う保険料等負担金な ど広域連合納付金の増などにより、前年度当初予算に比べ 4,634万 1千円、 2.0%の増となっ ています。 財 政 規 模 (単位:千円) 区 分 平成27年度 平成26年度 一 般 会 計 90,929,636 82,627,156 国 民 健 康 保 険 事 業 会 計 13,836,552 11,865,137 介 護 保 険 事 業 会 計 7,907,916 7,562,664 後 期 高 齢 者 医 療 会 計 2,410,376 2,364,035 合 計 115,084,480 104,418,992 増減額 8,302,480 1,971,415 345,252 46,341 10,665,488 一般会計の内訳 区 分 一 般 歳 経 常 経 投 資 的 経 そ の 他 の 歳 合 計 (単位:千円) 出 費 費 出 平成27年度 平成26年度 90,275,899 81,991,456 62,939,613 61,513,654 27,336,286 20,477,802 653,737 635,700 90,929,636 82,627,156 一般会計(当初予算)財政規模の推移 年 度 金 額 増減率 増減率 10.0% 16.6% 4.6% 2.0% 10.2% 増減額 8,284,443 1,425,959 6,858,484 18,037 8,302,480 増減率 10.1% 2.3% 33.5% 2.8% 10.0% (単位:千円) 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 70,453,194 78,969,888 80,458,192 82,627,156 90,929,636 3.9% 12.1% 1.9% 2.7% 10.0% - 2 平成27年度 中央区予算(案)の概要 3 一般会計の状況 (1) 歳 入 特別区税 特別区たばこ税が、売り渡し本数の減少により 4.4%の減となる一方、引き続く 人口増加を背景とした納税義務者の増加や所得環境の改善などにより特別区民税は、7.2% の増、初めて200億円を突破する212億円を見込み、特別区税全体では前年度に比べ 5.7% の増となります。 特別区交付金 法人住民税の一部国税化の影響による市町村民税法人分 4.9%の減などによ り、特別区交付金の原資となる調整税全体では 0.9%の減が見込まれるものの、近年の本 区への交付実績等を勘案し、前年度に比べ 5.3%の増と見込みました。 国庫・都支出金 都市再生土地区画整理事業助成や住宅・建築物耐震改修等支援事業の減に 伴う国庫・都補助金の減があるものの、子ども・子育て支援新制度の実施や市街地再開発 事業助成の増に伴う国庫・都補助金等の増などにより、前年度に比べ 4.7%の増となって います。 繰入金 築地場外市場地区先行営業施設の整備費や豊海小学校の改築費の増などにより、施 設整備基金および教育施設整備基金からの繰入金が増となるほか、財政調整基金からの繰 入金の増などにより、前年度に比べ16.7%の増となっています。 特別区債 明正小学校、明正幼稚園および新川児童館の改築が完了したことによる減がある ものの、豊海小学校および豊海幼稚園の改築や有馬幼稚園の増築等の財源として特別区債 を発行するため、前年度に比べ 116.7%の増となっています。 その他 私立認可保育所の新設などに伴う保育所入所児増による入所者負担金(分担金及び 負担金)の増や本年4月からの区立駐輪場有料化に伴う駐輪場使用料(使用料及び手数料) の増のほか、消費税率 8%への引上げによる影響額の平準化に伴う地方消費税交付金の増 などにより、前年度に比べ 6.4%の増となっています。 歳入の内訳 (単位:千円) 区 分 特 別 区 税 うち特別区民税 特 別 区 交 付 金 国庫・都支出金 繰 入 金 特 別 区 債 そ の 他 合 計 平成27年度 金 額 構成比 24,283,690 26.7% 21,198,381 23.3% 12,000,000 13.2% 15,559,948 17.1% 9,308,475 10.2% 5,400,000 5.9% 24,377,523 26.9% 90,929,636 100.0% 平成26年度 金 額 構成比 22,984,705 27.8% 19,773,555 23.9% 11,400,000 13.8% 14,865,332 18.0% 7,978,158 9.7% 2,492,000 3.0% 22,906,961 27.7% 82,627,156 100.0% 増減額 増減率 1,298,985 5.7% 1,424,826 7.2% 600,000 5.3% 694,616 4.7% 1,330,317 16.7% 2,908,000 116.7% 1,470,562 6.4% 8,302,480 10.0% - 3 平成27年度 中央区予算(案)の概要 (2) 歳 出 ① 目的別(款別) 総務費 デジタル放送移行の経過措置期間終了に伴うケーブルテレビ放送施設の維持管 理費助成の皆減があるものの、国が進める社会保障・税番号制度実施に向けたシステ ム改修の増や住民情報システムや庁内ネットワークのサーバクラウド化による増など により、前年度に比べ 6.6%の増となっています。 地域振興費 貸付実績減少に伴う商工業融資の減や十思スクエア別館公設浴場の整備完 了に伴う皆減などがあるものの、日本橋小学校および幼稚園の増築工事に伴う日本橋 社会教育会館改修の皆増などにより、前年度に比べ 3.3%の増となっています。 民生費 子ども・子育て支援新制度の導入による保育所等への給付費の増などがあるも のの、十思スクエア別館の地域密着型特別養護老人ホーム等の整備、特別養護老人ホー ム等「マイホームはるみ」の改修、新川児童館の改築の完了に伴う皆減などにより、 前年度に比べ 1.1%の減となっています。 衛生費 おたふくかぜワクチン接種費用助成の充実など予防接種の増や高齢者歯科健康 診査の対象年齢拡大による増などがあるものの、東京二十三区清掃一部事務組合分担 金の減などにより、前年度に比べ 2.1%の減となっています。 土木建築費 都市再生土地区画整理事業助成や住宅・建築物耐震改修等支援事業などの 減があるものの、市街地再開発事業助成や築地場外市場地区先行営業施設の整備の増 などにより、前年度に比べ14.4%の増となっています。 教育費 明正小学校・幼稚園の改築や月島第二小学校・幼稚園の増築が完了するものの、 日本橋・有馬・久松・月島第三・豊海小学校等の増改築の増や学校間ネットワーク更 新による増などにより、前年度に比べ37.3%の増となっています。 公債費 平成23年度に発行した福祉債および教育債の元金償還が始まることなどにより、 前年度に比べ 2.8%の増となっています。 諸支出金 介護保険事業会計繰出金の増などにより、前年度に比べ 2.8%の増となって います。 歳出(目的別)の内訳 区 分 議 会 費 総 務 費 地 域 振 興 費 民 生 費 衛 生 費 土 木 建 築 費 教 育 費 公 債 費 諸 支 出 金 予 備 費 合 計 平成27年度 金 額 構成比 678,499 0.7% 8,483,361 9.3% 7,809,977 8.6% 21,608,410 23.8% 6,354,204 7.0% 22,142,185 24.3% 18,064,406 19.9% 653,737 0.7% 4,984,857 5.5% 150,000 0.2% 90,929,636 100.0% (単位:千円) 平成26年度 金 額 構成比 643,417 0.8% 7,955,141 9.6% 7,559,041 9.1% 21,842,909 26.4% 6,493,016 7.9% 19,347,828 23.4% 13,153,116 15.9% 635,700 0.8% 4,846,988 5.9% 150,000 0.2% 82,627,156 100.0% - 4 平成27年度 中央区予算(案)の概要 増減額 増減率 35,082 5.5% 528,220 6.6% 250,936 3.3% △234,499 △1.1% △138,812 △2.1% 2,794,357 14.4% 4,911,290 37.3% 18,037 2.8% 137,869 2.8% 0 0.0% 8,302,480 10.0% ② 性 質 別 義務的経費 人件費は、給与改定による増があるものの、退職見込の減に伴う退職手当 の減などにより、前年度に比べ 0.2%の減となっています。 扶助費は、私立認可保育所の新設等に伴う定員拡大など子ども・子育て支援新制度 関連の増や対象疾病の拡大に伴う難病患者福祉手当の増などにより、前年度に比べ、 12.4%の増となっています。 公債費は、平成23年度に発行した福祉債および教育債の元金償還が始まることなど により、前年度に比べ 2.8%の増となっています。 投資的経費 明正小学校・幼稚園および新川児童館の改築や十思スクエア別館の地域密 着型特別養護老人ホーム等複合施設の整備、特別養護老人ホーム「マイホームはるみ」 等複合施設の改修の完了に伴う皆減のほか、都市再生土地区画整理事業助成の減など があるものの、市街地再開発事業助成の増や豊海小学校・幼稚園をはじめとする小学 校・幼稚園の増改築の増などにより、前年度に比べ 33.5%の大幅増となっています。 その他の経費 物件費は、社会保障・税番号制度導入に向けたシステム改修費の増のほ か、住民情報システムや庁内ネットワークのサーバクラウド化、学校間ネットワーク の更新、子どもの居場所づくり「プレディ」の時間延長など充実に伴う委託校の拡大 による増などにより、前年度に比べ 8.5%の増となっています。 補助費等は、児童館3館の指定管理者制度への移行に伴う増などがあるものの、ケー ブルテレビ放送の維持管理費助成の皆減のほか、商工業融資、東京二十三区清掃一部 事務組合分担金、住宅・建築物耐震改修等支援事業の減などにより、前年度に比べ 6.2 %の減となっています。 貸付金は、商工業融資の貸付実績減に伴う金融機関への預託金の減などにより、前 年度に比べ13.8%の減となっています。 繰出金は、国民健康保険事業会計への繰出金が減となるものの、介護保険事業会計 および後期高齢者医療会計への繰出金の増により、前年度に比べ 2.3%の増となって います。 この結果、「その他の経費」全体では、前年度に比べ 0.7%の増となっています。 歳出(性質別)の内訳 区 分 義 務 的 経 費 人 件 費 扶 助 費 公 債 費 投 資 的 経 費 その他の経費 合 計 平成27年度 金 額 構成比 27,334,399 30.0% 15,819,242 17.4% 10,861,420 11.9% 653,737 0.7% 27,336,286 30.1% 36,258,951 39.9% 90,929,636 100.0% (単位:千円) 平成26年度 金 額 構成比 26,143,783 31.7% 15,843,712 19.2% 9,664,371 11.7% 635,700 0.8% 20,477,802 24.8% 36,005,571 43.5% 82,627,156 100.0% 増減額 増減率 1,190,616 4.6% △24,470 △0.2% 1,197,049 12.4% 18,037 2.8% 6,858,484 33.5% 253,380 0.7% 8,302,480 10.0% - 5 平成27年度 中央区予算(案)の概要 4 平成27年度予算における主要事業 < 主 要 事 業 > 新 規 22事業 充 実 49事業 継 続 75事業 計 146事業 146,888千円 18,946,942千円 17,377,993千円 36,471,823千円 (1) 災害に強い都心のまちづくり 「地域防災力の向上」 充実 防災区民組織に対する装備品供与の充実 16,745千円 2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を見据え、地域における防 災力の向上を図るため、防災区民組織に対し平成27年度から平成29年度にかけて 重点的かつ計画的に資器材の供与を行う。 * 供与する資器材 ・ AED ・ 大型炊き出し器 ・ 消火用スタンドパイプセット ・ バルーン投光器 ・ ガソリン式/ガスボンベ式発電機など 防災拠点運営委員会訓練 10,820千円 すべての防災拠点運営委員会活動の充実のため、各防災拠点の特性にあわせた 実践的な防災訓練の支援を行う。 * 訓練内容 ・ 拠点本部運営訓練 ・ 避難所の開設・運営訓練 ・ 資器材操作訓練 ・ 食糧・物資の配布や救護など各班の活動訓練 ・ 応急手当訓練 ・ 夜間訓練 ・ 防災講演会 - 6 平成27年度 中央区予算(案)の概要 防災対策優良マンション認定制度 7,436千円 集合住宅における防災対策の一層の推進とコミュニティ醸成を図るため、一定 の条件を満たす集合住宅を防災対策優良マンションとして認定し、防災活動に必 要な資器材の供与等を行う。 * 対象 住宅戸数が10戸以上の集合住宅(分譲・賃貸マンション,公営住宅等) * 助成内容 ・防災資器材の供与 1棟30万円相当 ・防災訓練経費助成 1棟5万円限度 ・認定証(認定楯,シール)の配布 ※防災資器材の供与および防災訓練経費助成は、防災区民組織が結成されて いない集合住宅のみ対象 新規 マンション向け防災体験プログラム 969千円 居住者を主体とした新たなマンション向け防災訓練を実施することで、訓練の 活性化と防災意識の向上を図るとともに、コミュニティ醸成と組織づくりの契機 とする。 * 内 容 おもちゃの交換プログラムと防災体験プログラムを組み合わせたマンショ ンにおける防災訓練の企画・運営を支援する。 * 対 象 区内マンション2棟 * 資器材の貸出 希望するマンションには訓練に必要な資器材の貸出も実施する。 新規 地域防災計画の修正 8,577千円 災害対策基本法(平成25年6月改正)、東京都地域防災計画(平成26年7月修正) の内容および前回修正時以降の本区防災対策の推進状況を中央区地域防災計画に 反映する。 * 主な修正事項 ・避難行動要支援者名簿の作成および取扱の明示 ・避難指示に屋内退避を加える 区、町会・自治会等との災害時支援協定締結事業所および - 千円 消防団協力事業所に対する商工業融資における優遇利率の適用《再掲42頁》 区、町会・自治会・防災区民組織との災害時支援協定締結事業所および消防団 協力事業所に対して、商工業融資における優遇利率を適用する。 - 7 平成27年度 中央区予算(案)の概要 障害者ヘルプカードの普及啓発等《再掲30頁》 1,164千円 障害のある方が災害時をはじめとした緊急時等において周囲に必要な支援を求 めるための「ヘルプカード」の周知・普及を図るため、ヘルプカードに関する事 項を掲載した「障害者サポートマニュアル」を作成するとともに、区立小学校の 4年生に配布し、子どもの頃から障害者に対する理解を深める一助とする。 また、平常時においても援助や配慮を必要としていることが外見では分からな い方が、周囲に配慮を必要としていることを知らせることができる「ヘルプマー ク」を配布する。 * 配布窓口 区役所,福祉センター,保健所,保健センター 「地域特性や社会の変化に即応した防災力の向上」 充実 帰宅困難者対策の推進 5,661千円 平成24年に設立した「中央区帰宅困難者支援施設運営協議会」への支援として 総会、分科会等を開催する。平成27年度は災害時における人的派遣について運営 マニュアルを修正し、訓練を実施する。 また、災害時に帰宅困難者を円滑に誘導するため、「帰宅困難者支援マップ(仮 称)」を作成し、各防災拠点に配置する。 帰宅困難者対策条例に基づく備蓄品の整備 17,059千円 平成25年4月1日「東京都帰宅困難者対策条例」が施行されたことに伴い、これ まで災害時の災害対策本部職員や学校児童等用として備蓄していた食糧等に加え、 新たに区施設の職員および利用者等のための備蓄品を計画的に整備する。平成27 年度の整備により、必要数の備蓄は完了する。 なお、備蓄に当たっては災害時における要配慮者にも配慮したものとする。 * 備蓄内容 飲料水,食糧,簡易トイレ,乳幼児用食糧等 * 計画年度 平成25年度~平成27年度 - 8 平成27年度 中央区予算(案)の概要 「災害に強いまちづくりの推進」 住宅・建築物の耐震化助成 1,691,554千円 昭和56年に施行された新耐震基準適用前の建築物の耐震性向上を促進するため、 耐震診断・耐震補強工事等を行う建築物の所有者に対して、費用の一部または全 額を助成する。 なお、特定緊急輸送道路沿道建築物の耐震診断、補強設計及び耐震補強工事に 対する東京都の補助金適用期間が延長されることに伴い、助成適用期間も延長する。 * 木造建築物 項 目 対象建築物 耐震診断 ・補強計画 住 宅 耐震補強工事 住 宅 補助率 限度額 10/10 - 2/3 50万円 業務商業建築物 300万円 1/2~10/10 簡易補強工事 住 宅 150万円 * 非木造建築物 一般道路沿道 対象建築物 補助率 限度額 10/10 住 宅 緊急輸送道路沿道 補助率 限度額 10/10 50万円 100万円 業務商業建築物 耐震診断 2/3 分譲マンション 2/3 200万円 400万円 200万円 賃貸マンション 10/10 住 宅 補強設計 50万円 200万円 分譲マンション 2/3 住 宅 300万円 1/2~10/10 1/2 賃貸マンション 200万円 100万円 300万円 2/3~10/10 3,000万円 分譲マンション 50万円 2/3 100万円 賃貸マンション 耐震補強 工事 10/10 1,500万円 3,000万円 2/3 1,500万円 * 特定緊急輸送道路沿道建築物 項 目 対象建築物 補助率 適用期間 耐震診断 すべての建築物 10/10 平成27年度まで 1/3 補強設計 すべての建築物 耐震補強 工事 すべての建築物 建替・除却 すべての建築物 ※ただし、上表「緊急輸送道 路沿道」との選択が可能。 1/6~1/3 平成27年度まで 平成27年度まで ※ただし、上表「緊急輸送道 路沿道」との選択が可能。 1/6~1/3 ※ただし平成27年 度までに着手した ものは完了まで ※すべての項目で床面積、基準単価による上限あり。 ※建替・除却は、工事費のうち耐震補強工事相当額が補助対象。 ※住宅・分譲マンション及び賃貸マンションの耐震補強工事、建替及び除 却の限度額は30万9千円×住戸数を加算 - 9 平成27年度 中央区予算(案)の概要 橋りょうの健全度調査 41,883千円 亀井橋,三吉橋,築地橋,柳橋,浜前橋,西仲橋 橋りょう長寿命化修繕工事 177,459千円 采 女 橋(アーチ部補修工, 床版補強工,防水工, 歩車道舗装工) 祝 橋(橋脚・橋台・床版補修工,床版補強工,防水工, 歩車道舗装工) 新島橋の架替 251,725千円 震災時等における避難経路の確保や区民等の安全確保を図るため、老朽化が進 行している新島橋の架替を行う。 完成予定 平成32年3月 工事内容 既設橋撤去工,仮設工 歩行者専用橋の整備 422,529千円 晴海通り(黎明橋およびトリトンブリッジ周辺)における歩行者の集中を緩和 するとともに、朝潮運河沿いの行き止まり道路を解消し災害時における避難経路 を確保するため、朝潮運河に歩行者専用橋を設置する。 整 備 地 勝どき2丁目~晴海1丁目間 完成予定 平成29年3月 工事内容 下部工,上部工 充実 電線共同溝の整備 528,969千円 安全かつ円滑な道路交通の確保、都市景観の向上、都市災害の防止および情報 通信ネットワークの信頼性の向上等の観点から、電線類の地中化を推進する。 * 築地6丁目16番先~築地7丁目18番先 引込・連系管路設置 * 湊2丁目地区 引込・連系管路設置 * 勝どき2丁目地区 引込・連系管路設置 * 日本橋茅場町1丁目8番先~日本橋茅場町2丁目10番先 電線共同溝整備工事,埋設物移設,引込・連系管路設計 * 日本橋堀留町2丁目3番先~日本橋富沢町9番先 電線共同溝整備工事,埋設物移設,引込・連系管路設置 * 八丁堀1丁目10番先~日本橋茅場町3丁目4番先 予備設計 * 日本橋本町2丁目6番先~日本橋堀留町1丁目9番先 予備設計 充実 災害時対応型公衆便所の整備《再掲31頁》 * 西河岸橋際公衆便所 * 左衛門橋際公衆便所 - 10 平成27年度 中央区予算(案)の概要 67,364千円 「犯罪を未然に防ぐ安全・安心なまちづくりの推進」 安全・安心おまかせ出前相談と住まいの防犯対策助成 230千円 安全で安心して生活できるまちづくりを推進するため、防犯対策の助言や提案 等を行う防犯アドバイザーを各家庭に派遣するとともに、住居の防犯対策経費の 一部を助成する。 * 対 象 者 区民 * 助成対象 玄関、窓の防犯用具およびセンサーの取付等 * 助 成 額 5,000円以上の経費に対し補助率 1/2 限度額 10,000円 充実 防犯設備設置費助成 30,540千円 犯罪のない安全なまちづくりの実現に寄与するため、地域団体等が行う防犯設 備の設置費用の一部を助成する。また、平成27年度から防犯設備の更新について も助成対象(過去に区の助成を受けた団体は除く)とする。 * 対 象 町会・自治会,商店会,マンション管理組合等 * 対象設備 防犯カメラ,センサー付きライト等 * 助 成 額 【区の助成制度】 ・ 町会・自治会 補助率 2/3 限度額 200万円 ・ 商店会(町会等との協力実施の場合) 補助率 2/3 限度額 600万円 ・ マンション管理組合等 補助率 1/2 限度額 50万円 【都の助成制度を活用した場合】 ・ 町会・自治会等(単独実施の場合) 補助率 5/6 限度額 500万円 ・ 町会・自治会・商店会等 補助率 5/6 限度額 750万円 (協力実施の場合) 防犯灯助成 新規 6,290千円 * 防犯灯設置助成 3,732千円 * 防犯灯電気料助成 2,558千円 小学校通学路防犯カメラの設置 8,389千円 学校と地域等が連携して行う登下校の見守り活動を補完し、安全対策の強化を 図るため、小学校通学路に防犯カメラを設置する。 * 設置校数 4校(4カ年で小学校全16校の通学路に設置予定) * 設置台数 1校あたり5台まで - 11 平成27年度 中央区予算(案)の概要 (2) 子どもが輝く子育て・教育のまちづくり 「すべての子育て世帯に対するサービスの充実」 充実 母子健康診査 196,760千円 乳幼児の成長、発達の状態を判断し、健全な育成が図られるよう指導するため、 健康診査を実施している。平成27年度は対象児の増加に伴い1歳6カ月児の健康診 査の回数を増やす。 変更前 変更後 3~4カ月児健康診査 48回 48回 1歳6カ月児健康診査(内科を除く)【充実】 24回 30回 3歳児健康診査 36回 36回 ※6~7カ月児、9~10カ月児、1歳6カ月児健康診査(内科)は医療機関に委託して実施 充実 母子保健指導 23,406千円 1) 新生児等訪問指導 保健師等による新生児等訪問指導や、健診等で状況が把握できない1歳6カ月 児と3歳児がいる子育て家庭の調査と訪問指導を行う。 また、訪問を通じて支援が必要な母子を把握した場合は、「子ども家庭支援セ ンター」等と連携を図り必要なサポートにつなげる。 2) パパママ教室(両親学級)【充実】 参加者の増加に対応するため、パパママ教室(両親学級)の開催回数を19回か ら21回に増やす。 充実 子どもの居場所「プレディ」 327,877千円 子どもの健全育成を図るため、放課後などに子どもが安全に安心して過ごせる 子どもの居場所「プレディ」を開設している。 平成27年度から、「学童クラブ」の待機児やプレディにおける保護者ニーズに 適切に対応するため、開設時間を延長する。 * 開 設 校 中央, 明石,京橋築地,明正, 日本橋, 有馬,久松,佃島, 月島第一, 月島第二, 月島第三,豊海小学校 * 対 象 開設校の全児童および当該通学区域に住所を有する小学校児童 * 開設時間 現 行 平日 開設時間 放課後~午後6時 充 実 放課後~午後7時30分 学校休業日(日曜・ 午前9時~午後6時 午前8時30分~午後7時30分 祝日・年末年始を除く) 土曜日 午前9時~午後6時 午前8時30分~午後6時 参 加 費 無料 無料(ただし、午後6時以降の利 用は1回400円、月上限5,000円) ※午後5時以降は保護者の就労など特別な事情がある児童に限る - 12 平成27年度 中央区予算(案)の概要 充実 教育広報誌「かがやき」 3,329千円 教育委員会と地域・保護者を結ぶコミュニケーション手段として、教育広報誌 「かがやき」を発行している。 より迅速にかつ広く情報を発信するため、発行回数を年3回から4回に増やすと ともに、新たに区内認証保育所に配布する。 充実 校庭(遊び場)開放の実施 5,804千円 広場など遊び場に恵まれない幼児・児童に、学校教育に支障のない範囲で小学 校の校庭を安全な遊び場として開放している。 平成27年度は、既実施の11校に加え、新たに明石小学校・豊海小学校において 実施する。 * 開 設 校 城東,泰明,中央, 明石,明正, 日本橋,久松,阪本,佃島, 月島第一, 月島第二, 月島第三,豊海小学校 * 実 施 日 学校休業日(学校毎に異なる) - 13 平成27年度 中央区予算(案)の概要 「仕事と子育てを両立できる環境の充実」 充実 保育定員の拡大等 310,854千円 保育所待機児童の解消を図るため、私立認可保育所を開設する事業者に対して 開設準備経費の一部を補助するほか、小規模保育事業所や事業所内保育事業所(地 域枠)の認可を行う。 これらの取組により、平成26年10月以降の開設園と合わせ、平成26年4月から平 成28年4月までの2年間で、定員を581人程度拡大する。 また、空いている保育室を活用し、臨時的に1歳児保育を行う期間限定型保育事 業を実施する事業者および小規模保育事業所を開設する事業者に対して運営経費 の一部を補助するほか、保育士の人材確保や処遇改善を図るため、区が管理する 借上住宅の空き室を保育士宿舎として活用する。 ※ 保育定員の拡大 平成26年4月1日 定員 3,561人 平成27年4月1日 定員 3,986人(見込み) 平成28年4月1日 定員 4,142人(見込み) 1) 私立認可保育所 平成27年9月開設予定 1園 * 施 設 名 あい保育園水天宮(仮称) * 運営事業者 株式会社 アイグラン * 予 定 地 日本橋蛎殻町1丁目29番9号 ネオテック水天宮ビル * 定 員 90人程度(0~5歳児) 平成28年4月開設予定 1園 * 施 設 名 KID'Sハウスクローバー(仮称) * 運営事業者 社会福祉法人 信和会 * 予 定 地 本園 日本橋浜町2丁目44番4号 村上第17ビル 分園 日本橋浜町2丁目29番6号 河合ビル * 定 員 60人程度(0~5歳児) 2) 小規模保育事業所 平成27年度開設予定 1カ所 * 定 員 19人以下 3) 事業所内保育事業所(地域枠) 平成27年度開設予定 2カ所 * 定 員 12人程度(各所6人程度) 4) 期間限定型保育事業 平成27年4月事業開始予定 5園 * 定 員 20人程度(各園4人程度) - 14 平成27年度 中央区予算(案)の概要 充実 児童館の日曜開館・利用時間拡大等 650,899千円 児童の健全育成と子育て支援の充実を図るため、区内全児童館で日曜開館を実 施するとともに、新たに指定管理者制度を導入する児童館の利用時間を拡大する。 また、学童クラブの利用対象を、小学校4年生までから小学校6年生までに拡大 する。 * 開館日等 開 館 日 利用時間 築 地 児 童 館 通年【充実】 午後5時まで 新 川 児 童 館 通年 午後8時まで 堀 留 町 児 童 館 通年【充実】 午後8時まで【充実】 浜 町 児 童 館 通年【充実】 午後5時まで 佃 館 通年【充実】 午後8時まで【充実】 月 島 児 童 館 通年【充実】 午後5時まで 勝 ど き 児 童 館 通年【充実】 午後8時まで【充実】 晴 海 児 童 館 通年 午後8時まで 児 童 ※小学生以下の利用時間は午後5時まで ※休館日は、こどもの日を除く祝日、年末年始 「子育て世帯の経済的負担の軽減」 充実 多子世帯に対する保育所・幼稚園保育料の負担軽減 - 千円 多子世帯の保護者の経済的負担の軽減を図るため、第3子以降の保育所および 幼稚園の保育料を無料にするとともに、第2子の幼稚園保育料を半額にする。 1) 保育所 2人以上同時に保育所を利用している場合 ・第2子の保育料 半 額 ・第3子以降の保育料 半 額 → 無 料【充実】 2) 幼稚園 小学校3年生以下の児童が2人以上で、第2子以降の児童が幼稚園を利用して いる場合 ・第2子の保育料 半 額【充実】 ・第3子以降の保育料 無 料【充実】 認証保育所保育料の補助 183,404千円 認証保育所に子どもを預けている保護者に対し、施設に支払う保育料の一部を 認可保育所保育料との差額に応じて補助することにより、保護者の経済的負担の 軽減を図る。 * 補助額 1万円以上の差額に応じ、月額10,000円 ~ 50,000円 子ども医療費助成 557,011千円 乳幼児および小・中学生の医療費(通・入院)を助成する。 - 15 平成27年度 中央区予算(案)の概要 「学習指導の充実と学力の向上」 充実 学習意欲の向上と学習習慣の定着 6,632千円 小学校第4・6学年と中学校第1・3学年において「学習力サポートテスト」ととも に「意識調査」を実施し、その結果に基づいて個人票を作成・配布することで、 児童・生徒の学習意欲と学力の向上を図る。 なお、小学校第5学年と中学校第2学年については、東京都が実施する学力調査 結果を活用するとともに、新たに「意識調査」を実施する。 また、自主学習支援テキスト等を活用し、家庭での学習習慣の定着を図る。 小学校の学力向上対策 65,520千円 1) 算数教育 52,653千円 基礎的学習の積み重ねが特に重視される算数について、非常勤講師を全小学 校に配置し、習熟度別指導や個別指導等を実施する。 2) 理科教育 10,920千円 理科授業の充実および活性化を図るため、実験や観察等において教員の支援 を行う理科支援員を配置する。 3) 個別指導補習 1,947千円 放課後や土曜日、夏季休業期間など、各小学校において効果的な補習を行い、 基礎的・基本的な学習内容の定着を図る。 中学校の学力向上対策 75,200千円 習熟度別指導や個別指導等の充実を図るため、国語・数学・英語の3教科につい て、中学校の全学級で少人数授業を実施するとともに、各校の実情に応じて、理 科・社会についても少人数授業を実施する。 また、教育センターを利用して、夏季休業期間中に習熟度別のコース設定によ る補習講座を実施するほか、学期中の土曜補習講座を実施するなど、生徒の学力 に応じたきめ細かな学習支援を行う。 * 夏季補習講座 5日間×2回 * 土曜補習講座 年7日 - 16 平成27年度 中央区予算(案)の概要 英語教育の推進 73,519千円 全小・中学校にALT(外国人英語指導講師)を配置する。 (国際教育パイロット校である常盤小学校分については「国際教育・理数教育 の推進」<次項> に掲載) * 小学校 英語学習への関心や意欲を高めるとともに、英語を聞く力やコミュニケー ション能力の向上および中学校英語への効果的な接続を図る。 第1・2学年 年間11時間(1時間/月)、第3~6学年 年間35時間(1時間/週) * 中学校 英語によるコミュニケーション能力の総合的な育成を図るとともに、国際 理解教育の視点に立った英語授業の展開を図る。 ALT配置日数 各校 年間190日 「個性を生かす教育の充実」 充実 国際教育・理数教育の推進 20,655千円 平成26年度は、常盤小学校(国際教育)・城東小学校(理数教育)をパイロッ ト校に指定するとともに、それぞれの推進検討委員会において、本区が目指す具 体的な教育内容を検討している。 平成27年度はパイロット校での取組をもとに、新カリキュラム作成、教育課程 特例校の申請など必要な環境を整備し、平成28年度からの新カリキュラム実施を 目指す。また、それぞれの学校に新たにタブレット端末を導入し、児童の興味関 心や習熟度に応じた個別学習、反復学習などに活用する。 1) 国際教育の推進(常盤小学校) * 英語授業時数の拡大 第1・2学年 年間46時間→年間90時間 第3~6学年 年間70時間→年間105時間 * 小学校英語講師の配置 * ALT(外国人英語指導講師)の充実 週1時間→週2時間 2) 理数教育の推進(城東小学校) * 「理数の時間」の新設 各学年 年間35時間~50時間 * 自然体験学習(サイエンスキャンプ)の充実 * 早稲田大学や地域企業と連携した実験教室の実施 - 17 平成27年度 中央区予算(案)の概要 新規 オリンピック・パラリンピック教育の推進 6,300千円 1) オリンピック・パラリンピック教育実践校 東京都教育委員会による「オリンピック教育推進校」のほか、本区独自に「オ リンピック・パラリンピック教育実践校」を指定し、オリンピック・パラリン ピックに関する学習や、オリンピアン・パラリンピアンを講師としたスポーツ 学習、講演会を実施する。 2) 中央区版「一校一国運動」 各学校・幼稚園が主体性と創意工夫を発揮しながらオリンピック・パラリン ピックに関する国・地域の文化やあいさつなどの言葉を学習する活動や応援に 向けた取組に加え、交流も含めた中央区版「一校一国運動」に取り組む。 3) オリンピック・パラリンピック学習 オリンピック・パラリンピックの歴史・意義・理念を学ぶ学習やボランティ ア精神の醸成など、各学校・幼稚園が創意工夫を凝らしたオリンピック・パラ リンピック教育を展開する。 健康教育の推進 61,070千円 1) 小学校の体育指導 48,840千円 全小学校に体育指導補助員を配置し、児童の関心・意欲や技能に合った実技 指導の補助など体育指導を充実するとともに、1校1運動(マイスクールスポー ツ)への継続的な取組を図る。 2) 中学校の体育指導 1,200千円 安全で効果的な指導により中学生の体力向上を図るとともに、「武道・ダンス」 を含め、運動種目ごとに専門的な知識・技術や指導能力を有する種目別の指導 員を配置し、体育指導の充実を図る。 3) 小・中学校の食育指導 1,030千円 食育は、知育・徳育・体育の基礎となるべきものであることから、全小・中 学校において食育指導を実施する。 * 食育に関する授業 大学講師、プロの料理人等「食」の専門家による授業を実施する。 * 食育推進事業 食育へのさらなる理解を促すため、児童・生徒と保護者に対し、栄養士 が主体となって給食献立を参考にした親子クッキングスクールなどの取組 を推進する。 4) 中学校の部活動指導 10,000千円 部活動を安定的に実施するため、専門的な知識・技術や指導能力を有する指 導員を外部から募り、部活動の活性化を図る。 - 18 平成27年度 中央区予算(案)の概要 心を育てる教育の推進 16,706千円 1) 命と心の授業 672千円 児童・生徒が命の尊さや友情の大切さを理解することにより、深刻ないじめ 等を未然に防止するため、関係機関等と連携し、心に訴える授業を全小・中学 校で実施する。 2) 適応教室専門員の配置等 16,034千円 不登校の児童・生徒にさまざまな角度からアプローチするため、教育センター で実施する「わくわく21」に適応教室専門員を配置し、不登校の児童・生徒の 生活や学習状況を把握するとともに、学校等と連携を図りながら自立に向けた 支援を行う。 教育相談等 58,438千円 1) 専任教育相談員の配置 教育センターでの来所相談や電話相談のほか、小学校および幼稚園へ専任教 育相談員(臨床心理士等)を派遣し、教育全般に対する相談を行う。 2) スクールソーシャルワーカーの配置 子どもたちを取り巻く「環境」にアプローチするスクールソーシャルワーカー (社会福祉士等)を中学校に派遣し、学校および関係機関との積極的な連携によ り問題解決を図るとともに、保護者、教員への支援・情報提供を行う。 新規 学校におけるいじめ問題に対する体制の整備 238千円 「いじめ防止対策推進法」の施行に伴い、教育委員会の附属機関として「中央 区いじめ問題対策委員会」を新たに設置する。 * 委員構成 6人以内、任期2年 (学識経験者、法律、心理、医療、福祉等に関する専門的知識を有する者等) * 所掌事務 ・いじめの防止等に関する教育委員会からの諮問に対する調査 審議及び答申 ・いじめの防止等に関する意見具申 ・重大事態に係る事実関係の明確化のための調査 さらに、区長の附属機関として「中央区いじめ問題再調査委員会」を設置する。 - 19 平成27年度 中央区予算(案)の概要 充実 特別支援教育への対応 151,711千円 1) 特別支援教育専門員の配置 11,054千円 保健所、福祉センター等と連携しながら、特別な支援を必要とする児童・生 徒一人ひとりに応じた適切な教育が受けられるように就学相談を行う。 2) 特別支援教育アドバイザーの派遣 2,952千円 小・中学校等に医師や臨床心理士等を派遣し、教員に対し特別な支援を必要 とする児童・生徒についての専門的な指導・助言等を行う。 * 派遣回数 小・中学校 年3回 宇佐美学園 年3回 幼稚園 年3回 特別支援学級・通級指導学級 年3回 3) 通級指導学級の新設【新規】 - 千円 新たに明正小学校に難聴・言語障害に対応した通級指導学級を開設する。 * 開級予定 平成27年5月 4) 特別支援学級の運営 31,707千円 心身に障害のある児童・生徒を対象とする特別支援学級を設け、特別支援教 育補佐員を配置するなど、一人ひとりの能力・特性に応じた適切な教育を行う。 5) 特別支援教育コーディネート補佐員の試行配置 6,262千円 教員による特別支援教育コーディネーターを補佐する特別支援教育コーディ ネート補佐員を配置し、スクールカウンセラー、学習指導補助員等との連携づ くりのコーディネートや、児童・生徒の能力・特性を伸長する手だての検討を 支援する。 6) 学習指導補助員の配置 79,498千円 教育的支援を必要とする児童・生徒が在籍する通常の学級に対し、きめ細か い支援と学習指導を円滑にすることを目的として、学習指導補助員を配置する。 7) 介助員の配置 20,238千円 重い障害のある児童・生徒が在籍する学級に対し、介助員を配置する。 - 20 平成27年度 中央区予算(案)の概要 「都心にふさわしい教育環境の整備」 充実 10,570,933千円 小学校・幼稚園の改築・増築 児童数の増加への対応とともに施設機能の更新を行い、新しい時代に即した教 育環境の整備や良好な学習空間の確保を図るため、小学校・幼稚園の改築・増築 を行う。 1) 豊海小学校・豊海幼稚園の改築(防潮堤整備含む) 7,135,658千円 スケジュール 平成26・27年度 建設工事 平成28年度 新校・園舎開設(予定) 2) 久松小学校・久松幼稚園の増築 2,034,712千円 スケジュール 平成26・27年度 建設工事 平成28年度 増築校・園舎開設(予定) 3) 月島第二小学校・月島第二幼稚園の増築(外構整備) 30,726千円 スケジュール 平成26年度 建設工事 平成27年度 増築校・園舎開設,外構工事 4) 日本橋小学校・日本橋幼稚園の増築 415,824千円 スケジュール 平成27~29年度 建設工事 平成30年度 増築校・園舎開設(予定) 5) 有馬小学校・有馬幼稚園の増築 641,779千円 スケジュール 平成27・28年度 建設工事 平成29年度 増築校・園舎開設(予定) 6) 月島第三小学校・晴海幼稚園の増築 312,234千円 スケジュール 平成27~29年度 建設工事 平成30年度 増築校・園舎開設(予定) 充実 学校の主な改修 279,452千円 月島第二小学校 給食室改修、体育館天井改修 - 21 平成27年度 中央区予算(案)の概要 (3) すべての人々の健康と高齢者の生きがいのあるまちづくり 「健康づくりの推進」 充実 予防接種 14,743千円 「おたふくかぜワクチン」の接種費用について、助成回数を増やす。 * 助成対象者 ・ 1回目接種 生後12カ月~小学校に就学する前年度の児童 ・ 2回目接種 小学校に就学する前年度の児童 * 助成回数および助成額 充実 変更前 変更後 接種1回のみ 4,000円 接種2回 各4,000円 がん検診 491,627千円 がんの早期発見・早期治療を目的として、各種がん検診を実施する。 また、胃がん検診については、精密検査の受診率向上を図るため、新たに未受 診者に対する勧奨を行う。 * 検診項目 胃がん検診,子宮がん検診,大腸がん検診,乳がん検診, 前立腺がん検診,肺疾患(肺がん等)検診 充実 歯科健康診査 92,866千円 高齢者の口腔機能の維持・向上を図るため、歯科健康診査の受診対象者の年齢 を拡大して実施する。 変更前 受診対象者 新規 20歳,25歳, 30歳以上の偶数歳の方 特定保健指導における歩数計の無料配布 変更後 20歳,25歳, 30歳~74歳の偶数歳, 75歳以上の方 299千円 40歳から75歳の国民健康保険加入者を対象に特定健康診査を実施し、生活習慣 の改善が必要な者に対して、保健指導(生活習慣改善のためのプログラム)を行 い、生活習慣病の予防を図っている。 平成27年度から特定保健指導受診者に歩数計を無料配布し、運動習慣を身に付 けてもらうことにより、生活習慣の改善を図る。 - 22 平成27年度 中央区予算(案)の概要 充実 高齢者健康づくり事業 36,048千円 1) はつらつ健康教室・さわやか健康教室 25,401千円 生活機能評価の結果に基づき、要介護状態になるリスクの高い高齢者向けに 「はつらつ健康教室」、リスクの低い高齢者向けに「さわやか健康教室」を開 催する。 * 対 象 者 60歳以上の高齢者 * 実施場所 浜町高齢者トレーニングルーム,いきいき館(敬老館) ケアプラザあいおい等 2) ゆうゆう講座 1,290千円 継続的な健康づくりに取り組めるよう、コーラスやレクリエーションなどを 通じて、楽しみながら介護予防を行う講座を実施する。 * 対 象 者 60歳以上の高齢者 * 実施場所 社会教育会館3館 * 実施回数 年間24回 3) 訪問健康づくり 3,187千円 要介護状態になるおそれのある高齢者の生活機能に関する問題を把握・評価 し、必要な指導・助言を行うため、保健師による居宅訪問を実施する。 4) さわやか体操リーダーの育成 2,677千円 おおむね50歳以上の区民を対象にリーダー育成講座を実施し、さわやか健康 教室に準じた教室の開催や自主的な活動の実施に向け、ボランティアを育成す る。 5) 健康づくりの普及・啓発【新規】 3,493千円 介護予防に関する基礎知識とともに、区の健康づくり事業および区内の運動 施設や、地域活動団体の健康づくり情報等をまとめた冊子を作成し、高齢者が 早くから介護予防に取り組むきっかけを提供する。 自殺総合対策推進事業 1,711千円 東京都自殺対策強化月間(9月・3月)や健康福祉まつり・健康増進フェア等のあ らゆる機会をとらえて自殺予防の啓発を図るとともに、ゲートキーパー養成講座 を実施する。 * 啓発事業 街頭キャンペーン,パネル展示,ポスター掲示,懸垂幕等の掲出, 家族支援リーフレットの配布(相談機関等の情報提供) * ゲートキーパー養成講座 ・ 対 象 区民,在勤者等 ・ 開催回数 2回 - 23 平成27年度 中央区予算(案)の概要 新規 スポーツ推進計画の策定 7,231千円 2020年東京オリンピック・パラリンピック開催の機会を捉え、区民のスポーツ への気運の高まりや国・東京都におけるスポーツ振興に関する方針も踏まえなが ら、中長期的な視点から今後のスポーツ施策の方向性を示す計画を新たに策定す る。 * 策定予定 平成28年9月 新規 子どもの得意スポーツ発見事業 1,843千円 スポーツ実施層の裾野を広げていくため、運動に関する基礎を培う時期の児童 を対象に、身体や体力づくり等の様々な体験を通して自らの可能性を発見するこ とで、得意・不得意にかかわらずスポーツに親しむきっかけづくりとなる新たな 教室を開催する。 * 対 象 区内在住小学校4・5年生(40人程度) * 実 施 日 水曜日 * 実施場所 総合スポーツセンター * 指導内容 児童スポーツ教育学に基づいた体の基礎づくり 体幹トレーニング,ダンス,得意分野のアドバイス等 充実 障害者スポーツ 605千円 障害者スポーツの普及・啓発を図るため、平成25年度から開催してきた障害者ス ポーツ体験会の定員を50人から100人に拡大して実施する。 * 対 象 区内在住・在勤・在学の障害のある方 * 実施時期 7月・12月(年2回) * 実施場所 総合スポーツセンター 「元気高齢者応援プログラム“70歳就労社会の実現”」 高年齢者合同就職面接会 209千円 おおむね55歳以上の高年齢者の就労機会拡大のため、高年齢者と求人を希望す る企業との合同就職面接会を開催する。 高齢者雇用推進事業所に対する 商工業融資における優遇利率の適用《再掲42頁》 - 千円 事業所等の高齢者雇用に対する意識の啓発を図るため、65歳以上の高齢者の雇 用を実践した区内事業所に対し、商工業融資における優遇利率を適用する。 * 対 象 65歳以上の高齢者雇用を制度化した事業所 65歳以上の区民を雇用している事業所 - 24 平成27年度 中央区予算(案)の概要 元気高齢者人材バンク 1,304千円 高齢者の豊かな経験や知識をいかし、これからの高齢社会を活力ある社会とす るため、「元気高齢者人材バンク」として人材登録を行い、登録者とその活動を 必要とする団体等をコーディネートするとともに、イベントの実施、ホームペー ジ等による情報発信などを行い、高齢者の社会参加の促進を図る。 「高齢者あんしんネットの拡充」 地域見守り事業支援 1,209千円 65歳以上のひとり暮らしや高齢者のみの世帯等の方が住み慣れた地域で安心し て暮らし続けられるよう、おとしより相談センターを核とした24時間 365日の地 域見守りネットワークの拡充を図るため、地域の協力団体への支援を行うととも に、民間事業者の協力を働きかける。 また、民生委員や地域の協力団体、民間事業者等によるネットワーク会議を開 催し、見守り活動の推進を図る。 新規 認知症施策の推進 22,425千円 地域包括ケアシステムの構築に向けた地域支援事業の充実として、認知症施策 を推進する。 1) 認知症ケアパスの作成 730千円 認知症と疑われる症状が発生した場合に、本人やその家族がいつ、どこで、 どのような医療・介護のサービスを受ければよいか理解できるよう、認知症の 人の状態に応じた適切なサービスの流れを示した標準的なケアパスを作成する。 2) 認知症支援コーディネーター、認知症地域支援推進員の配置 21,695千円 認知症になっても住み慣れた地域で安心して暮らせる地域ケアを推進するた め、認知症の早期発見・早期診断に向けた相談業務や関係機関との連絡調整等 を専門に担当する職員を配置する。 * 認知症支援コーディネーター おとしより相談センターにおける個別ケース支援のバックアップを行うと ともに、早期診断に向けた医療機関等との連絡調整を行う。 * 認知症地域支援推進員 おとしより相談センターにおいて、認知症と疑われる人の家族、地域の方 からの相談窓口となり、必要に応じて家庭訪問を行い症状を確認する。 新規 高齢者の孤立防止・生きがい推進懇談会 4,834千円 高齢者の孤立化・閉じこもりへの懸念が広がる中、生活状況等の実態について 調査・分析を行うとともに、高齢者が社会的に孤立せず、生きがいを持って生活 できるよう、地域団体や関係機関などで構成する懇談会を設置し、支援策などに ついて検討する。 - 25 平成27年度 中央区予算(案)の概要 高齢者食事サービス 24,238千円 調理が困難な70歳以上(要支援・要介護認定者は65歳以上)のひとり暮らし・高 齢者のみの世帯・日中独居の高齢者に対し、食事を届けることにより、栄養改善 および安否確認を行う。 * 配 食 数 昼食・夕食あわせて週14食まで * 種 別 一般食・特別食(エネルギー調整食,たんぱく質調整食) 「高齢者に対するサービスの充実」 充実 特別養護老人ホーム「マイホームはるみ」の定員拡大 - 千円 平成24年度から実施していた大規模改修工事の完了に伴い、定員を拡大する。 * 入 所 80人 → 106人 * ショートステイ * 拡大予定 8人 → 11人 平成27年4月 高齢者向け民間賃貸住宅の整備誘導 40,000千円 高齢者の居住安定の確保を図るため、民間事業者等による高齢者向け優良賃貸 住宅の整備や家賃減額に要する費用の一部を助成し、質の高い良好な高齢者向け 住宅の供給を促進する。 * 供給計画策定費用助成 補助率 2/3 限度額 200万円 * 家賃減額助成(月額所得21万4,000円以下の入居者) 助 成 額 1戸あたりの限度額 40,000円/月 在宅療養支援 19,291千円 経管栄養などの医療的ケアを必要とする要介護者を、在宅で介護する家族の負 担を軽減するとともに、要介護者が可能な限り在宅での生活が継続できるよう支 援する。 1) 在宅療養支援病床確保 18,337千円 要介護高齢者等が地域で安心して在宅療養を続けられるよう、病状の急変時 等に速やかな受入れが可能な病床を確保する。 * 病 床 数 3床(3カ所) * 入院期間 原則14日以内 2) 在宅療養支援協議会の運営 487千円 医療機関・薬局・ケアマネジャー・介護サービス事業者等が連携し、在宅療 養支援のための体制づくりに向けた協議を行う。 3) 在宅療養支援訪問看護 324千円 経管栄養などの医療処置が必要な要介護者が在宅でも療養できるよう、退院・ 退所後に看護師等を派遣して医療的ケアの指導等を行う。 4) 在宅療養研修 143千円 区民や介護サービス事業所を対象として、在宅療養に必要な知識の向上を図 るため、医師会・歯科医師会・薬剤師会等と連携のもと研修を実施する。 - 26 平成27年度 中央区予算(案)の概要 ミドルステイ・緊急ショートステイ 20,045千円 在宅療養支援のため 3カ月程度利用できるミドルステイおよび医療ニーズの高 い要介護者にも対応可能な緊急ショートステイを実施する。 * ベッド数 ミドルステイ 2床 緊急ショートステイ 3床(うち1床は医療ニーズの高い方用) 巡回型ホームヘルプサービス 74,906千円 1) 巡回型ホームヘルプサービス 区が介護保険の訪問介護事業所として指定を受け、要介護者等のいる家庭に 対して24時間巡回型ホームヘルパーを派遣する。 2) ナイトサポート 区が介護保険の夜間対応型訪問介護事業所として指定を受け、要介護者のい る家庭を対象に夜間における定期巡回および緊急の要請に応じた相談・アドバ イスを行い、必要に応じて介護福祉士等を派遣する。 高齢者生活援助サービス 20,201千円 介護保険を上限まで利用してもサービスが不足する要介護者に対し、生活援助 および院内介助(病院内での待ち時間)について、民間事業者ヘルパーを派遣する。 高齢者の住宅への家具類転倒防止器具の取付 2,338千円 地震による家具類の転倒を防止し、生命の安全と財産の保全を図ることを目的 として、家具類転倒防止器具の取付を行う。 * 対 象 者 65歳以上の寝たきり、ひとり暮らしまたは65歳以上の方を含む 60歳以上で構成される世帯の方 * 費用負担 4個までは器具代および取付等費用の1割 (住民税非課税世帯は無料) 敬老大会 73,559千円 「敬老の日」の記念行事として70歳以上の高齢者を観劇に招待する。 * 会 場 明治座 * 開催時期 9月上旬 敬老買物券等の贈呈 42,324千円 75歳以上の高齢者に対し長寿を祝し、中央区内共通買物券等を贈呈する。 75~99歳(77・88歳を除く) 買物券 3,000円 77・88歳(喜寿・米寿) 買物券 3,000円・すし券5,000円 100歳以上 買物券10,000円 - 27 平成27年度 中央区予算(案)の概要 おとしより介護応援手当 142,800千円 区内において在宅介護を継続する 65歳以上で要介護3以上の寝たきりまたは認 知症の高齢者に対し、本人や介護している家族の経済的・精神的負担の軽減を図 るため、おとしより介護応援手当を支給する。 * 支 給 額 月額20,000円 「障害者に対するサービスの充実」 充実 障害者就労支援モザイク平板の設置 3,566千円 障害のある方が建設廃材を活用して制作したモザイク平板を区施設の壁面等に 設置することにより、障害のある方の自立を支援するとともに、うるおいのある まちづくりを促進する。 * 設置場所 中洲公園 * 施工面積 約 20㎡ 充実 手話通訳者の養成 4,025千円 聴覚障害のある方への理解を深めるとともに、手話通訳者としてボランティア 活動等に参加していただくことを目的に、福祉センターで手話講習会を開催して いる。 平成27年度は、中央区社会福祉協議会で実施していた「登録手話通訳者養成コー ス」を福祉センター手話講習会と統合し、中央区登録手話通訳者選考試験に向け た「育成応用コース」として開催回数を拡大する。 * 講習内容等 講習内容 充実 定員 開催回数 初 級 自己紹介などの会話 30人 40回/年 中 級 基本文法・日常的な会話 20人 40回/年 育成基本(上級) 手話通訳者としての会話 20人 40回/年 育成応用【充実】 選考試験に向けた講習 10人 10回/年 → 20回/年 障害者基幹相談支援センター事業 37,447千円 障害の種別や年齢にかかわらず障害に関する様々な相談に対応し、障害のある 方とその家族に対する中核的な相談支援を福祉センターで行っている。 平成27年度は、障害支援区分認定調査などの機会を捉え、訪問による相談支援 や障害福祉サービスの情報提供などを行い、障害のある方とその家族が抱えてい る問題の解決を図る。 - 28 平成27年度 中央区予算(案)の概要 充実 子ども発達相談支援体制の構築 24,050千円 1) 相談支援体制の強化【充実】 育ちに支援を必要とする子どもの相談支援体制を強化するため、福祉セン ターの臨床心理士を増員するとともに、保健・教育・福祉に関する知識と経 験を有するコーディネーターを新たに配置し、関係機関の連携を図る。 2) 保育所巡回指導等 心理相談員が保育所を巡回し、育ちに支援を必要とする幼児を、早期に適切 な支援につなげるとともに、その幼児に適した対応を保育士に助言する。 また、児童福祉法に基づき、保護者からの依頼を受けた場合に保育所や幼稚 園、学校等を訪問し、行動観察や保護者面談などの支援を行う。 * 保育所巡回指導【充実】 区立認可保育所(公設民営園は除く) → 区内保育所(区立認可保育所,私立認可保育所,認証保育所) * 保育所等訪問支援【新規】 児童福祉法に基づく訪問(保育所,幼稚園,学校等) 事業開始 平成27年7月予定 3) 「育ちのサポートカルテ」の作成【新規】 発達障害等のある子どもに対して、乳幼児期から青年期までのライフステー ジを通じて一貫した支援ができるよう、支援情報を関係機関で共有化する「育 ちのサポートカルテ」を作成する。 充実 障害児放課後等デイサービスの定員拡大 36,409千円 障害のある児童の放課後や夏休み等における居場所を確保するため、福祉セン ターで実施している障害児放課後等デイサービスの定員を拡大する。 * 定員拡大 1日あたり 10人 → 15人 中等度難聴児発達支援 494千円 身体障害者手帳の交付対象とはならない中等度難聴児童に対し、言語の習得や 生活能力、コミュニケーション能力等の向上を促進するため、補聴器の購入費を 助成する。 * 助成率 基準額(137,000円/台)の9割 ※ 生活保護世帯・住民税非課税世帯は、基準額の10割 障害のある方の住宅への家具類転倒防止器具の取付 127千円 地震による家具類の転倒を防止し、生命の安全と財産の保全を図ることを目的 として、一定以上の障害のある方の住宅への家具類転倒防止器具の取付を行う。 * 費用負担 4個までは器具代および取付等費用無料 - 29 平成27年度 中央区予算(案)の概要 障害者ヘルプカードの普及啓発等《再掲8頁》 1,164千円 障害のある方が災害時をはじめとした緊急時等において周囲に必要な支援を求 めるための「ヘルプカード」の周知・普及を図るため、ヘルプカードに関する事 項を掲載した「障害者サポートマニュアル」を作成するとともに、区立小学校の 4年生に配布し、子どもの頃から障害者に対する理解を深める一助とする。 また、平常時においても援助や配慮を必要としていることが外見では分からな い方が、周囲に配慮を必要としていることを知らせることができる「ヘルプマー ク」を配布する。 * 配布窓口 区役所,福祉センター,保健所,保健センター 充実 難病患者福祉手当 150,102千円 国の難病対策改革により難病対策が法制化され、対象となっている疾病の細分 化や追加が行われることに伴い、区の難病患者福祉手当の対象疾病についても追 加を行う。 * 対象疾病 82疾病 → 135疾病 「福祉のまちづくり(バリアフリー)の推進」 充実 人にやさしい歩行環境の整備《再掲34頁》 156,741千円 すべての人が安全で快適に歩行できるように、歩行空間のバリアフリー化を推 進するとともに、周辺環境と調和した街路灯の設置や街路樹の植栽を行う。 * 銀座3丁目13番先~14番先 (歩道拡幅・平たん化,カラー舗装,LEDデザイン灯設置,植栽) * 築地1丁目7番先~13番先 (歩道拡幅・平たん化,カラー舗装,LEDデザイン灯設置,植栽) * 日本橋茅場町1丁目8番先~日本橋茅場町2丁目10番先 (歩道拡幅,LEDデザイン灯設置) 昭和通り銀座歩道橋昇降機の改修 - 千円 昭和通り銀座歩道橋に設置しているエスカレーターの老朽化に伴い、エレべー ターの新設やエスカレーターの更新を行い、歩行空間のバリアフリー機能の向上 を図る。 なお、平成27年度はエレベーター新設に向け関係機関との調整を行う。 * 歩道橋の場所 銀座7丁目13番先~銀座8丁目14番先 充実 築地川亀井橋公園のバリアフリー化 20,971千円 誰もが安全・安心に利用できる公園整備の一環として、出入口の段差を解消す るためのスロープを整備する。 - 30 平成27年度 中央区予算(案)の概要 充実 公衆便所への「だれでもトイレ」の整備および ベビーシート・チェアの設置《再掲10頁》 28,326千円 * 西河岸橋際公衆便所 * 左衛門橋際公衆便所 - 31 平成27年度 中央区予算(案)の概要 (4) 地球にやさしい水と緑のまちづくり 「地球にやさしいまちづくりの推進」 新規 コミュニティサイクルの導入 - 千円 自動車から自転車への転換、自転車総量抑制による放置自転車の減少、区民お よび事業者の利便性の向上等を目的としたコミュニティサイクルの本格導入に向 け、実証実験を開始する。 * 実験概要(予定) ・運営主体 民間事業者(公募により決定) ・対象地域 区内全域 ・実施規模 サイクルポート 約20カ所 自転車 約200台 ・開始予定 平成27年10月 自然エネルギーおよび省エネルギー機器等導入費助成 25,217千円 地球温暖化対策として、太陽光発電システムおよび省エネルギー機器等の普及 を促進するため、機器等の導入費用の助成を行う。 * 助 成 対 象 区民,区内共同住宅管理組合,区内中小企業 * 対 象 建 築 物 戸建住宅,共同住宅,事業所 * 対 象 機 器 ・ 住宅(共同住宅を含む)向け 太陽光発電システム,ソーラーシステム エコウィル(ガスエンジン給湯器),エネファーム(燃料電池給湯器) LEDランプ(共同住宅共用部分のみ),高反射率塗料等 ・ 事業所向け 太陽光発電システム,省エネルギー機器(LEDランプ,高反射率塗料等, エアコンディショナー等) * 助成額(上限) ・ 太陽光発電システム 35万円(戸建住宅) 100万円(共同住宅共用部分・事業所) ・ ソーラーシステム 15万円(戸建住宅・共同住宅) ・ エコウィル 15万円(戸建住宅・共同住宅) ・ エネファーム 65万円(戸建住宅・共同住宅) ・ LEDランプ 40万円(共同住宅共用部分) ・ 高反射率塗料等 10万円(戸建住宅・共同住宅) 70万円(共同住宅共用部分) ・ 省エネルギー機器 20万円(事業所) * 助成額の加算 中央エコアクト(中央区版二酸化炭素排出抑制システム) 認証取得者に対し、助成額の加算を行う。 - 32 平成27年度 中央区予算(案)の概要 新規 大気環境測定値のホームページへの公開 166千円 大気汚染の傾向や環境基準の適合状況、気象状況を把握するため、常時測定し ている環境数値について、平成27年度からホームページに公開する。 * 環境数値 二酸化窒素,光化学オキシダント等 * 実施時期 平成27年4月 リサイクル事業の普及・啓発 2,417千円 1) エコまつりの開催 2,199千円 子どもから大人まで楽しみながら学べる体験型のコーナーを設置するなど、 イベントを通して環境意識の向上を図る。また、当日はフリーマーケットを同 時開催する。 2) フリーマーケットの開催 218千円 ごみの減量とリサイクル意識の向上を図るため、年2回区内の公園で実施する。 また、フリーマーケットを自主開催する地域団体等に対し、支援を行う。 * 開催場所(予定) あかつき公園他 中央区版二酸化炭素排出抑制システム認証取得事業所に - 千円 対する商工業融資における優遇利率の適用《再掲42頁》 中央区版二酸化炭素排出抑制システム認証取得事業所に対して、商工業融資に おける優遇利率を適用する。 充実 照明灯のLED化 119,688千円 区立公園や区道に設置している照明灯を、長寿命で消費電力が少ないLED灯 に取り替えることにより、省資源・省エネルギー化と維持管理経費の縮減を図る。 * 公園灯 24基 * 街路灯 約430基 充実 環境にやさしい道路の整備 125,239千円 低騒音舗装や遮熱性舗装、透水性舗装など環境にやさしい舗装技術を導入し、 道路交通による騒音の抑制やヒートアイランド現象の緩和を図る。 低騒音舗装 * 八丁堀1丁目6番先~八丁堀2丁目23番先 遮熱性舗装 * 八丁堀1丁目2番先~八丁堀2丁目6番先 * 八丁堀1丁目2番先(路面温度表示板設置) 透水性舗装 * 日本橋箱崎町6番先~8番先 外7路線 充実 「中央区の森」の間伐材を活用したベンチ整備 2,888千円 公園・児童遊園の老朽化したベンチを更新するにあたり、「中央区の森」の保 全事業で発生した間伐材を用いたベンチを設置する。 - 33 平成27年度 中央区予算(案)の概要 「水と緑のうるおい空間の創出」 民間施設の緑化促進 12,137千円 1) 民間施設の緑化助成 12,000千円 * 緑化助成 対 象 接道部 2万円/㎡,接道部以外の地上部 1万円/㎡ 屋上・ベランダ 3万円/㎡,壁面 5千円/㎡ 補助率 住宅系 2/3,非住宅系 1/2 限度額 対象事業全体で200万円 * 保護育成費助成 対 象 樹木 1万円/本(年度内1回限り) 限度額 10万円 2) 花と苗木の即売会 137千円 緑化意識の高揚を図るために苗木等即売会を開催し、みどりの相談コーナー や屋上・ベランダ等緑化の見本展示などを行う。 充実 街路樹の整備《再掲30頁》 22,712千円 歩道拡幅等の道路整備にあわせ、街路樹の新規植栽を行い緑豊かな歩行空間の 整備を行う。 * 銀座3丁目13番先~14番先 * 築地1丁目7番先~13番先 * 日本橋本石町4丁目3番先~日本橋室町4丁目2番先 充実 水の都プロジェクトの推進 137,476千円 貴重な水辺空間を区民の憩いの場として活用するため、東京都と連携し、周辺 の景観や自然環境との調和に配慮した親水性のある水辺を整備する。 1) 亀島川緑道の整備 116,421千円 整備地 高橋~南高橋(湊側) 2) 月島川緑の散歩道(詳細設計) 8,052千円 整備地 隅田川~朝潮運河 3) 朝潮運河護岸上部(詳細設計) 整備地 朝潮大橋~朝潮橋(月島側) - 34 平成27年度 中央区予算(案)の概要 13,003千円 充実 公園の改修 309,245千円 1) 越前堀児童公園・左衛門橋南東児童遊園・佃公園の設計 2) 豊海運動公園の改修 15,366千円 204,500千円 面積 約16,500㎡(テニスコート整備, 防潮堤整備) 完了予定 平成28年9月 3) 数寄屋橋公園(銀座四丁目側)の改修 57,308千円 面積 956㎡(施設整備, 植栽, 舗装, LED照明) 4) 湊町第一児童遊園の改修 9,704千円 面積 156㎡(遊具等施設整備, 植栽, 舗装, LED照明) 5) あやめ第二公園等照明改修 22,367千円 * あやめ第二公園 LED照明 4基 * 新川公園 LED照明 12基 新規 地域による公園自主管理活動支援事業 1,297千円 公園への愛着心を育むとともに地域コミュニティの推進を図るため、公園の清 掃や芝生の管理、利用者へのマナー指導など、町会・自治会等地域団体による公 園の自主管理活動の支援を行う。 * 活動内容 ・ 公園の維持管理(園内清掃、芝生管理など) ・ 安全安心な公園づくり (子どもの見守り、マナー指導、遊具等の点検) 「地域とともにつくるポイ捨てのない美しいまちづくり」 地域クリーンパトロールの展開 42,401千円 歩きたばこ・ポイ捨て防止のためのPRや条例に基づく規制、アイドリング・ ストップの促進、有害鳥獣捕獲等を行い、区内環境の総合的な向上を図るととも に、外国人観光客等にもわかりやすい新たなデザインの啓発用看板を設置して、 更なる条例の周知・徹底に取り組む。 「地域と一体となった資源循環型社会の形成」 新規 一般廃棄物処理基本計画の改定 5,404千円 持続可能な循環型社会の構築に向けて、新たな課題や状況の変化に対応し一層 効果的なごみ減量・リサイクルを推進するため、「中央区一般廃棄物処理基本計画」 を改定する。 * 計画期間 平成28年度~平成37年度(10年間) - 35 平成27年度 中央区予算(案)の概要 資源持ち去り防止対策 5,784千円 区民が安心して資源物を排出できる環境の確保およびリサイクル意識の高揚を 図るため、パトロールや古紙問屋組合等と連携したGPS端末器による追跡調査、 「資源物持ち去り禁止」を明示した新聞回収袋の配布などを実施する。 また、資源持ち去り行為の禁止命令に従わない者の住所・氏名(法人名)等の 公表を行う。 充実 資源再利用(リサイクル)の推進 1) 集団回収の支援 513,076千円 39,996千円 地域のリサイクル活動を推進するため、リサイクル活動団体に対する支援を 行う。 21,544千円 2) 拠点回収 * 公共施設での回収 牛乳パック, 食品用発泡スチロールトレイ, 乾電池, 布類 小型家電(使用済小型電子機器等)※【充実】 ※平成27年度からリサイクルハウスかざぐるまを回収拠点に加える。 * 全小学校および銀座中学校、日本橋中学校での回収 牛乳パック, 食品用発泡スチロールトレイ, 乾電池, 廃食用油,蛍光管 小型家電(使用済小型電子機器等)※【充実】,布類 ※回収品目を、12品目から回収箱の投入口(10cm×25cm)に入る大きさ の小型家電へ拡大 451,536千円 3) 集積所回収 びん, 缶, 紙類, ペットボトル, スプレー缶・カセットコンロ用ガスボンベ, 金属製のなべ・やかん・フライパン,プラスチック製容器包装 - 36 平成27年度 中央区予算(案)の概要 (5) 歴史と先進性を生かしたにぎわいのあるまちづくり 「都心にふさわしい都市環境と基盤づくり」 名橋「日本橋」上空の首都高速道路撤去および 日本橋再生に向けたまちづくり 8,018千円 名橋「日本橋」上空の首都高速道路の撤去実現および日本橋川河岸街区のオー プンスペース化に向けた取組を進めていく。 築地場外市場地区先行営業施設の整備・開設準備 2,430,469千円 築地市場の豊洲移転後も場外市場地区の活気とにぎわいを継承するため、小田 原橋臨時駐車場等敷地における「築地新市場」の整備を推進する。 * 施設概要 小田原橋施設(仮称):延面積 4,100㎡、店舗区画数 48区画 海幸橋施設(仮称) :延面積 3,500㎡、店舗区画数 45区画 * 完成予定 平成27年10月 晴海地区将来ビジョン推進会議(仮称)の運営 3,000千円 東京都の豊洲・晴海開発整備計画の改定や個別開発計画の進展が想定される中、 平成26年度に策定した晴海地区将来ビジョンとの整合性を図るため、晴海地区に おけるまちづくりの次世代の担い手となりうる晴海地区将来ビジョン検討委員会 を発展的に改組し、晴海地区の地域内交通や環境の先端技術の導入にかかる議論 等当該ビジョンの実現に向けた取組の継続的かつ補足的な協議を行う。 地下鉄計画検討調査 24,300千円 増加する交通需要への対応や交通弱者等の移動支援など、都市交通の課題解決 に向けて、地下鉄新規路線の導入に関する検討調査を行い、関係機関に働きかける。 充実 駐輪場の整備 11,220千円 「中央区自転車利用のあり方」の基本方針のひとつである「駐輪対策の充実」 を推進するため、平成25年度に実施した駐輪場整備に向けた調査・検討を踏まえ、 区内の主要駅周辺の広幅員の歩道等に民設民営による駐輪場を整備する。 東京駅周辺に引き続いて、平成27年度は関係機関と協議のうえ、銀座地区等で 整備を進める。 - 37 平成27年度 中央区予算(案)の概要 「快適な住環境の実現」 市街地再開発事業助成 9,028,600千円 1) 湊二丁目東地区 869,000千円 住宅 約440戸,店舗,公益施設 完成予定 平成29年12月 2) 京橋二丁目西地区 1,741,200千円 店舗,事務所,公益施設 完成予定 平成28年10月 3) 勝どき五丁目地区 2,724,000千円 住宅 約1,420戸,店舗,公益施設 完成予定 平成28年12月 4) 銀座六丁目10地区 1,358,400千円 店舗,事務所,公益施設 完成予定 平成28年11月 5) 月島一丁目西仲通り地区 316,000千円 住宅 約490戸,店舗,公益施設 完成予定 平成31年8月 6) 勝どき東地区 830,000千円 住宅 約3,000戸,店舗,公益施設 完成予定 平成37年3月 7) 日本橋二丁目地区 1,190,000千円 店舗,事務所,駐車場 完成予定 平成31年2月 都市再生土地区画整理事業助成 156,000千円 公共施設の整備改善と宅地利用の増進を図り、合理的かつ健全な土地利用を促 進することにより、防災性の向上、土地の有効高度利用等を推進する。 * 湊二丁目東地区 地区面積 約17,700㎡ まちづくり支援事業(コミュニティ・ファンド) 182,170千円 湊二丁目東地区における土地区画整理事業において、事業区域内の権利者の生 活再建や資産の保全を図るため、大規模開発事業者からの開発協力金を原資とし て、居住継続や環境整備に向けた支援を行う。 「良好な都心コミュニティの創出」 コミュニティふれあい銭湯 52,266千円 世代間の交流や在住者・在勤者のふれあいを通じてコミュニティ意識の高揚を 図るため、区内11浴場を開放する。 * 開放浴場 区内11浴場 * 開 設 日 毎月第2・4金曜日(年24回) * 入浴料金 1人1回100円(敬老入浴証持参者と小学生以下は無料) 町会・自治会加入事業所に対する 商工業融資における優遇利率の適用《再掲42頁》 - 千円 町会・自治会加入事業所に対して、商工業融資における優遇利率を適用する。 - 38 平成27年度 中央区予算(案)の概要 「都心らしいイベントの開催による活力とふれあいのまちづくりの推進」 東京湾大華火祭 296,502千円 区民にうるおいとやすらぎの場を提供することにより、ふるさと意識を高める とともに、観光商業の発展に資するため、「東京湾大華火祭」を実施する。 * 開催予定 平成27年8月8日(土) * 会 場 晴海埠頭周辺ほか * 規 模 花火打上数 約12,000発 大江戸まつり盆おどり大会 42,121千円 区民のふるさと意識の高揚と地域の活性化を図るため、江戸のまちにゆかりの 深い盆踊りを中心に実施する。 * 開催予定 平成27年8月21日(金)・22日(土) * 会 場 浜町公園 「文化的環境づくりの推進」 中央区まるごとミュージアム 34,393千円 中央区というまち全体が、名所・旧跡、画廊・美術館、水辺など数々の魅力に あふれるミュージアムのようであることから、文化・芸術の秋に区内の文化イベ ントや文化施設を無料のバスや船を利用しながら巡り、区民等が本区のさまざま な文化的魅力を体験できるように、中央区文化・国際交流振興協会と共催で実施 する。 * 開催予定 平成27年11月1日(日) 充実 まちかど展示館 7,700千円 地域文化の継承と区民の文化意識の向上を図るとともに、地域への誇りや愛着 心をはぐくむため、地域住民自らが地域にある文化資源を発掘し、展示・公開す る22施設を「まちかど展示館」として認定してきた。 今後は、これまで認定してきた「まちかど展示館」を観光・文化資源としてさま ざまな面で活用していくための取組を強化する。 活用に向けた取組 * 運営協議会の設置 各展示館の運営者を中心にアドバイザーなどで構成する運営協議会を 設置し今後の活用に向けた内容について検討していく。 開催回数 4回 * まちかど展示館ホームページの開設 - 39 平成27年度 中央区予算(案)の概要 新規 近代建築物調査結果の活用 1,966千円 平成23年度から平成25年度の3カ年で実施した近代建築物の調査結果を活用し、 その情報を広く発信する。 * 小冊子の原稿作成 「中央区近代建築物100選」小冊子の発行準備 * パネル展・講演会の開催 近代建築物の価値や活用に関する情報の公開 * まち歩きの実施 「築地まち歩きコース」(予定) 「世界に魅力を発信」 充実 外国語によるおもてなしの取組強化(中央区民カレッジ) - 千円 2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催に伴い、今後、外国人来街者 の増加が想定される。この好機を捉えて、本区ならではのおもてなしを一層推進 するため、中央区民カレッジにおいて、区民を対象に語学講座を引き続き開催す る。加えて、まち案内ボランティアとして活動している文化財サポーターを中心 に、生涯学習サポーター養成コースを修了したボランティアに対する外国語研修 を新たに実施し、外国語で中央区を紹介できる人材を育て、本区の魅力をアピー ルしていく。 * 区民対象の語学講座 ・ 内 容 「中学生レベルの英語で紹介する中央区」 「中国語で案内する中央区」 ・ 対 象 18歳以上の区内在住・在勤・在学者 ・ 定 員 各講座30人 ・ 場 所 早稲田大学エクステンションセンター八丁堀校 * ボランティアに対する外国語研修(フォローアップ研修) ・ 対 象 文化財サポーターを中心に、区に登録する生涯学習サポーター ・ 定 員 30人程度 ・ 場 所 築地社会教育会館 まち歩きツアー舟運コース 886千円 観光客の誘致を図るとともに、区内の観光消費を喚起するため、観光客から人 気のある、水辺を活用した遊覧や老舗めぐり等のコースを中央区観光協会が実施 する。 スマートフォン用観光アプリ 2,911千円 国内外からの観光客の利便性の向上を図るため、スマートフォンやタブレット 端末で利用できるまち歩き用観光地図アプリ「中央区まち歩きマップ」を配信す るとともに、古地図やスポットの追加など内容の更新を図る。 * 対応OS iOS、Android * 地図言語 日本語、英語 - 40 平成27年度 中央区予算(案)の概要 新規 2020年オリンピック・パラリンピックに向けた検討組織の設置 1,143千円 中央区観光協会において、2020年東京オリンピック・パラリンピックとその後 を含む外国人観光客の誘致に向けた協会の役割や進め方などを検討するための委 員会を組織し、必要な施策を取りまとめる。 新規 観光情報発信ツールのリニューアル 12,193千円 本区の観光情報をより効果的に発信するため、中央区観光協会が情報提供して いる観光ガイドマップおよびWebサイトのリニューアルを行う。 1) 「粋活中央区観光ガイドマップ」 5,371千円 * 更新内容 地図の改定,掲載情報の充実 * 多言語対応 日本語版,英語版,中国語版,ハングル版の作成 2) Webサイト 6,822千円 * 更新内容 スマートフォン対応,閲覧数に基づいたコンテンツの整理 等 充実 フリーWi-Fi整備補助《再掲44頁》 18,000千円 フリーWi-Fiの整備を行う地元商店街等の事業に対し補助を行う。 * 補助対象 銀座西並木通り会 他1団体 * 補 助 率 5/6(ビジョン実現事業) 1/2(地域協力事業) 充実 観光拠点(観光情報センター<仮称>)の整備 60,000千円 京橋二丁目西地区の再開発ビルに、多言語での対面案内や無料公衆無線LANの 設置などにより、区内のさまざまな観光情報を提供する拠点を整備する。 また、2020年東京オリンピック・パラリンピックを見据えた都市観光の一層の 推進を目指し、区内のあらゆる観光情報の集約や多言語対応など、情報発信に向 けたコンテンツづくりを進める。 * 観光拠点 ・ 所在地 京橋2丁目2,3番地 ・ 開設予定 平成28年11月 * 観光情報発信に向けたコンテンツづくり【新規】 ・ 既存情報の整理 ・ 情報提供ツールの検討 ・ 関係団体からの意見聴取 観光商業まつり 34,520千円 歴史と伝統を誇る本区商業を広く内外に宣伝紹介するとともに、顧客サービス と商業意欲の向上を図り、あわせて観光客の誘致を促進するため、商店会、百貨 店、業種別団体等と協力して実施する。 * 開催期間 平成27年10月1日~11月上旬 - 41 平成27年度 中央区予算(案)の概要 味と匠の大中央区展 12,000千円 本区の特色のひとつである「魅力ある食文化や伝統工芸」を区内商業者が一体 となって広く内外に発信するため、区内の名店・老舗等が物販を行う。 * 開催予定 平成27年10月下旬 * 会 場 日本橋三越本店 アンテナショップスタンプラリー 2,154千円 新たなまちのにぎわいを創出するため、区内アンテナショップを巡るスタンプ ラリーを実施する。 * 開催予定 平成27年10月上旬 「商店街・中小企業への支援と商工業のまちの活性化」 充実 商工業融資《再掲7・24・33・38・46頁》 2,212,504千円 区内中小企業の経営の合理化や設備の近代化の促進を図るため、金融機関を通 じた各種資金の融資あっ旋、利子補給および信用保証料補助等を行う。 町会・自治会等に加入している事業所、高齢者雇用の促進に貢献している事業 所、ワーク・ライフ・バランス認定企業等に対しては優遇利率を適用する。 また、平成27年度から融資利率を引き下げるとともに、「創造支援資金融資」 の借受人負担利率を引き下げることにより、資金調達の利便を図り、さらなる中 小企業活動の活性化を図る。 * 融資利率 (現行)2.2% → (変更後)2.0%(△0.2%) * 「創造支援資金融資」 融資利率 区利子補給 借受人負担 現 行 2.2% 1.1% 1.1% 変 更 後 2.0% 1.6% 0.4% 増 減 △0.2% 0.5% △0.7% - 42 平成27年度 中央区予算(案)の概要 内 訳 中小企業振興補助 6,500千円 1) ホームページ作成費補助 2,000千円 区内中小企業が新たにホームページを開設する場合、または、既に開設して いるホームページを変更する場合に、費用の一部を補助する。 * 補 助 率 1/2 * 限 度 額 5万円 * 補助件数 40件 2) 展示会等出展費補助 4,500千円 新たな顧客の獲得により販路の拡大をめざす区内中小企業を支援するため、 展示会等への出展経費の一部を補助する。 * 補 助 率 1/2 * 限 度 額 15万円 * 補助件数 30件 共通買物券の発行 583,980千円 消費者の購買意欲を刺激し、地域経済の活性化を図るため、共通買物券を発行 する。 * 発行予定 平成27年6月 * 発行総額 5億5,000万円 * 購入限度額 1人につき50,000円 商店街振興プランの策定 11,686千円 平成16年6月に策定してから10年を経過するにあたり、経済環境の変化・情報技 術の進展等を踏まえ、新たな商店街振興プランを策定する。 * 策定予定 平成27年12月 日本橋問屋街活性化事業支援 2,900千円 日本橋問屋街地区のさらなる再生と活性化のため、問屋街活性化委員会が行う 活性化事業に対し助成を行う。 * 問屋街からの情報発信・広報活動 ・ ネット販売,新聞の制作 ・ 問屋街マップの作成,ホームページの改善 * 文化服装学院との取組 ・ スタイリスト科による「問屋街街角ディスプレイ」 ・ インターンシップの実施 など - 43 平成27年度 中央区予算(案)の概要 商店街支援事業補助 170,867千円 商店街振興を図るとともに、各商店の経営の安定と地域経済の活性化に寄与す ることを目的として、商店街が行う事業に対し補助する。 1) イベント事業 129,867千円 * 対 象 全商店街 * 補 助 率 2/3 * 限 度 額 600万円 2) ビジョン実現事業《再掲41頁》 12,000千円 * 対 象 商店街振興ビジョンを作成した中央区商店街連合会加盟商店街 * 補 助 率 5/6 * 限 度 額 9,000万円 3) 地域協力事業《再掲41頁》 29,000千円 * 対 象 町会・NPO等と協力して事業を行う中央区商店街連合会加盟 商店街 * 補 助 率 1/2 * 限 度 額 600万円 「雇用の促進と就労支援」 若年者合同就職面接会 254千円 若年者の就労の機会を確保するとともに、区内を中心とする中小企業の雇用促 進を図るため、ハローワーク飯田橋の協力により、若年者(おおむね35歳以下) を対象に合同就職面接会を開催する。 * 開催予定 平成27年12月 職業相談・就職ミニ面接会 548千円 ハローワーク飯田橋の協力により、区内において職業相談を行うとともに、就 職ミニ面接会を開催し、区民等の就労支援と雇用の安定化を図る。 また、求職者やその家族を対象とした心理カウンセラーによるメンタルケア相 談も行う。 * 開催日時 毎月第2・4火曜日 午後1時~4時 ※メンタルケア相談は毎月第2火曜日に開催 * 会 場 京華スクエア - 44 平成27年度 中央区予算(案)の概要 未就職学卒者等の就労支援事業 10,213千円 人材派遣会社等において、職業人として必要な基礎知識や技術を習得するため の研修を実施するとともに、求人を希望する事業所で体験就業を行うなど、未就 職学卒者等の就業を支援する。 * 人 数 5人 * 研修期間 平成27年7月~10月(予定) 新規 生活困窮者自立相談支援事業 12,432千円 生活保護に至る前の段階から支援を行い、生活困窮状態からの早期自立を図る ため、自立支援プランの作成や就労相談などの支援体制を整備する。 * 相談員の配置 3人(相談支援員 2人,就労支援員 1人) * 支 援 内 容 自立支援プラン作成,訪問支援,家計相談,就労相談, 面接対策,ハローワーク同行,就労後フォローアップ等 - 45 平成27年度 中央区予算(案)の概要 (6) その他の主要事業 「男女共同参画社会の実現」 新規 事業協力スタッフ養成講座 840千円 男女共同参画社会の実現に向けて、女性センター「ブーケ21」の運営や事業に 区民の意見を直接取り入れるとともに、さまざまな場への参画を促進することを 目的として、事業協力スタッフ養成講座を実施する。 * 内 容 男女共同参画に関する知識および講座・講演会の企画・運営方法を学びな がら、講座・講演会を開催する。 * 対 象 区内在住の方 * 定 員 12人程度 ワーク・ライフ・バランス推進企業等の認定 4,388千円 仕事と家庭の両立支援や男女がともに働きやすい職場の実現に向けてワーク・ ライフ・バランスを推進している中小企業等を認定し、その取組を広く紹介する。 また、ワーク・ライフ・バランスに新たに取り組む、または取組の向上を希望 する企業等には専門のアドバイザーを派遣する。 * 対 象 常時雇用する従業員数が300人以下の区内事業所 ワーク・ライフ・バランス認定企業に対する優遇 - 千円 1) 商工業融資における優遇利率の適用《再掲42頁》 ワーク・ライフ・バランス認定企業に対して、商工業融資における優遇利率 を適用する。 2) 区発注契約における優遇 ワーク・ライフ・バランス認定企業に対して、区発注契約における総合評価 入札の加点等の優遇を適用する。 「永遠の平和を願って」 平和の都市(まち)の楽しい集い 9,476千円 平和の大切さを区民に訴えるため、中央区平和都市宣言の日にコンサートを実 施する。 * 内 容 ポピュラーコンサート * 開催予定 平成28年3月15日(火) * 会 場 銀座ブロッサム(中央会館)ホール - 46 平成27年度 中央区予算(案)の概要 平和展 2,584千円 本区の空襲被害、戦中・戦後の市民生活や子どもの様子など、当時を物語る写 真や戦災資料を展示する。 また、次代を担う児童・生徒に戦争の悲惨さ、平和の大切さを考えてもらうき っかけづくりとするため、区立小・中学校へ巡回して平和展を実施する。 1) 平和展 * 開催予定 平成28年2月下旬~3月上旬(2週間程度) * 場 所 区役所本庁舎,日本橋区民センター,月島区民センター 2) 区立小・中学校巡回平和展 * 開催予定 平成27年9月~平成28年2月(1校2週間程度) * 場 所 小学校16校,中学校4校 「区民サービスのさらなる向上」 充実 「区のおしらせ 中央」および「区議会だより」の駅での配布 744千円 「区のおしらせ 中央」および「区議会だより」を中央区内の一部の駅で配布 している。 平成27年度は、配布する駅を増やし、さらなる入手機会の拡大を図る。 * 配布場所 JR東日本,東京メトロ駅構内 平成26年度 東銀座 人形町 月島 日本橋 茅場町 銀座 八丁堀 小伝馬町 水天宮前 京橋 三越前 新富町 築地 八丁堀 小伝馬町 水天宮前 京橋 三越前 新富町 築地 新日本橋 馬喰町 ↓ 平成27年度 東銀座 人形町 月島 日本橋 茅場町 銀座 「その他の事業」 新規 社会保障・税番号制度の開始に伴う対応 34,868千円 国においては平成27年10月から、国民一人ひとりに個人番号が付番され、同番 号を記載した通知カードを本人に交付するとしている。 また、ICチップの付いた個人番号カードの交付を希望する者は「地方公共団 体情報システム機構」に申請のうえ、平成28年1月以降、住所地の自治体で受け取 ることができることから、交付事務を円滑に進めるため、臨時窓口を開設する。 * 開設期間 平成28年1月~4月(予定) * 場 所 本庁舎1階 - 47 平成27年度 中央区予算(案)の概要 充実 協働提案事業 4,628千円 社会貢献活動団体(NPO法人・ボランティア団体など)と区が力を合わせて公 共的な課題解決に取り組み、よりきめ細かな行政サービスを提供するため、平成 26年度に採択された3事業について、新たに実施する。 1) 地域のつながりづくり コミュニティ担い手養成プログラム【新規】 1,352千円 地域における顔の見えるつながりや生きがいとしての地域活動を創出するた め、町会・自治会等の地縁組織における次代の「担い手」を養成するための講座 等を開催する。 * 対 象 町会・自治会等における希望者 * 実施内容 地域活動への意欲喚起を目的とした映画鑑賞会 地域コミュニティ担い手養成講座の開催 講座受講生自身による地域活動イベントの開催 2) 生活困窮家庭の子どもの学習支援事業【新規】 2,222千円 生活困窮家庭の子どもに対して、大学生ボランティアによる無料の学習会を 実施することにより、学力向上のみでなく、学習習慣の定着や自分一人でも学 べる力を身に付けさせる。 * 対 象 区内在住の生活困窮家庭における小学校4年生~中学校1年生 * 実施内容 無料学習会の開催(通年実施) 特別講習の開催(夏季・冬季講習等) 3) 子育て支援運動教室~親子で遊ぼう~【新規】 1,054千円 アスリートを活用した親子参加型のイベントや各種スポーツ教室を開催する ことで、未就学児とその保護者の運動機会を増やし、日常的な運動習慣の形成 を図る。 * 対 象 区内在住の4歳~6歳の未就学児とその保護者 * 実施内容 アスリートを活用したイベントの開催 各種親子向けスポーツ教室の開催 区民還暦祝い事業 10,558千円 還暦を迎える区民の人生の節目を祝福するとともに、今後の人生をより充実さ せるための学びへの意識高揚や、これまで培った知識や経験・能力を地域社会で 生かしたいという行動の契機とするため実施する。 1) 還暦祝い状・祝い品の送付 * 送付予定 平成27年9月 2) 還暦のつどいの実施 * 開催予定 平成27年11月23日(祝) * 会 場 銀座ブロッサム(中央会館)ホール * 実施内容 シニア世代の活動紹介,コンサート等 - 48 平成27年度 中央区予算(案)の概要 新規 晴海運動場の代替施設の確保 14,648千円 2020年東京オリンピック・パラリンピック選手村の整備に伴い、平成26年度を もって晴海運動場の敷地を東京都に返還することとなるため、代替施設の確保を 行う。 *代替施設 江戸川河川敷野球場 2面(埼玉県三郷市) *利 用 日 土曜日・日曜日・休日 *利用時間 5月~ 9月 午前6時~午後6時 10月~11月 午前6時30分~午後4時30分 新規 2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会 に向けた区民参加の推進 826千円 1) オリンピック・パラリンピック区民会議(仮称)の設立 大会開催時のみならず、大会後の区の発展を見据えた取組が必要であること から区民、関係団体および区の情報共有や連絡調整等を行う会議体として設立 する。 2) オリンピック・パラリンピックに関する講演会の開催 2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に向け、ボランテ ィア活動への参加など、気運醸成を図るきっかけづくりの場として講演会を開 催する。 * 開催回数 年2回 充実 1,157,743千円 区施設の改修 1) 本庁舎 46,887千円 地下1・2階空調設備改修 2) 京橋区民館・フレンドハウス京橋 21,083千円 外壁・屋上防水改修 3) 新場橋区民館・新場橋職員住宅 24,715千円 外壁・屋上防水改修 4) セレモニーホール 30,489千円 電気設備・機械設備改修 5) 日本橋社会教育会館・日本橋図書館 837,048千円 建築・電気設備・機械設備大規模改修 6) 月島社会教育会館分館「アートはるみ」・ふれあい作業所 27,300千円 建築・電気設備・機械設備大規模改修 7) 総合スポーツセンター 109,129千円 外壁・屋上防水改修 8) 障害者就労促進施設「さわやかワーク中央」 21,785千円 外壁・屋上防水改修 9) 特別養護老人ホーム等「マイホーム新川」 39,307千円 外壁改修,建築・電気・機械設備劣化診断調査, 大規模改修基本設計 - 49 平成27年度 中央区予算(案)の概要 5 健全財政維持への対応 (1) 歳入の確保等 ① 使用料等の改定 区立駐輪場使用料の有料化(平成27年4月利用分から) 駐輪場利用者に対する適切な受益者負担として、使用料を有料 化する。 76,918千円 72,652千円 放置自転車撤去・保管手数料の有料化(平成27年4月撤去分から) 4,266千円 放置自転車の抑制を図るため、撤去・保管手数料を有料化する。 (1台当たり 3,000円) ② 国・都補助金等を活用した事業の展開 ア 緊急雇用創出補助金の活用 10,213千円 未就職学卒者等の就労支援 イ 医療保健政策包括補助金を活用したがん検診精度管理向上事業 3,638千円 胃がん検診の精密検査未受診者に対する勧奨の実施 ウ 感染症予防事業費等補助金などを活用した 風しん対策 1,684千円 妊娠を希望する女性等に対する先天性風しん症候群対策の実施 1,179,600千円 エ 耐震化促進事業費補助金等の活用 特定緊急輸送道路沿道建築物の耐震化助成 オ 通学路防犯設備整備事業費補助金の活用 3,800千円 区立小学校の通学路に防犯カメラを設置(今後4年間で全小学校に設置) カ スクールソーシャルワーカー活用事業費補助金の活用 1,487千円 スクールソーシャルワーカーの配置および区立中学校への派遣 ③ 消費税率引上げ分(社会保障財源分)の活用 消費税率の引上げによる平成27年度の増収見込分(12億円)については、子ども・ 子育て支援新制度をはじめとする保育所待機児解消などの子育て環境の向上や 在宅介護を中心とした高齢者施策などの財源として活用しています。 (単位:千円) 財 源 内 訳 一般財源 科 目 事業費 項 目 特定財源 引上げ分の 地方消費税 社会福祉費 高齢者福祉費 1,007,344 129,755 児童支援費 6,534,421 3,130,863 保健衛生費 予防費 1,226,574 76,669 地方消費税交付金(社会保障財源分) 計 200,000 700,000 300,000 1,200,000 その他 677,589 2,703,558 849,905 ④ 東京湾大華火祭の会場収入 73,092千円 ⑤ 資源回収品の売払収入 59,060千円 ⑥ 区財産の有効活用 925,447千円 ア 土地・建物貸付 イ 有価証券等の配当 ウ 基金運用 880,557千円 21,298千円 23,592千円 - 50 - 平成27年度 中央区予算(案)の概要 ⑦ 税, 保険料, 住宅使用料等の収納率向上対策 ・税未納者への督促状送付前の電話による納付案内 ・コンビニ収納やモバイルレジ納付、口座振替の促進 ・ペイジー口座振替受付サービスの導入 【新規】 滞納の発生抑制 キャッシュカードで簡単かつ迅速に口座振替の申込みができ る「ペイジー口座振替受付サービス」を、税務課(特別区民 税・都民税)および保険年金課(国民健康保険料・介護保険料・ 後期高齢者医療保険料)の窓口で導入 <平成27年10月予定> 滞納発生時の ・督促・催告等の働きかけの強化 早期対応 ・職員のスキルアップ等による納付交渉・財産調査への取組推進 ・滞納処分等の法的措置への積極的な取組 慢性化した滞納 ・滞納者の自宅等の捜索やインターネットを活用した公売の取組 への適切な対応 ・区外転出滞納者に対する現況等調査 【新規】 (2) 事務事業の見直し等 △224,542千円 ① フレーム予算方式による効果(下記②の影響額と一部重複) 事業の見直しや執行方法の工夫、歳入確保などによる一般財源の抑制 △207,236千円 ② 主な事務事業の見直し △1,109千円 1) 中央区フォトライブラリー 文化・歴史的資料の一元化を図るため、図書館ホームページ内の 「地域資料室」コンテンツに統合 △283千円 2) 公共施設予約システム 区役所本庁舎、両特別出張所に設置している「公共施設予約シス テム利用者端末」の利用が少ないため、本庁舎以外の端末を廃止 △237千円 3) 民間企業等広告入り封筒の活用 無償提供される民間企業等の広告入り封筒を活用し、住民票の写 しや納税証明等に使用する窓口封筒購入費を削減 - 千円 4) 文化事業助成 中央区文化・国際交流振興協会で実施している類似の助成事業と の整理・統合を図るとともに、事業主体を一元化するため中央区文 化・国際交流振興協会に移行 △200,000千円 5) 商工業融資預託金 近年の貸付実績等を踏まえた金融機関への預託金の引き下げ △270千円 6) 高齢者試行雇用奨励金 事業創設以来実績が無いため、廃止 △1,915千円 7) ぜん息児サマーキャンプ 事業目的の主眼を、ぜん息児の体力づくりから自己管理方法の習 得に見直し、宿泊(2泊3日)から日帰りへ変更 △3,422千円 8) 公園・児童遊園の清掃作業委託の効率化 公園利用者の衛生面、安全面に配慮し、効果的・効率的な維持管 理を行うため、清掃作業と廃棄物処理を一体的に実施 - 51 平成27年度 中央区予算(案)の概要 (3) 財源対策 2,527,000千円 施設整備基金からの繰入れ 旧 館山臨海学園の建物解体 100,000千円 築地場外市場地区先行営業施設の整備 2,427,000千円 2,130,000千円 教育施設整備基金からの繰入れ 豊海小学校の改築 久松小学校の増築 1,000,000千円 1,000,000千円 晴海運動場の撤去 130,000千円 5,400,000千円 特別区債の発行 教育債 5,400,000千円 * 豊海小学校および豊海幼稚園の改築 4,955,000千円 * 有馬幼稚園の増築および有馬小学校の改修 - 52 平成27年度 中央区予算(案)の概要 445,000千円 6 基金の状況 平成27年度の状況 (単位:千円) 平成26年度 平成27年度 平成25年度末 平成26年度末 平成27年度末 区 分 取 崩 積 立 予 定 現 在 高 取 崩 積 立 予 定 現 在 高 現 在 高 予 定 額 予 定 額 予 定 額 予 定 額 施 設 整 備 15,725,288 1,880,000 21,395 13,866,683 2,527,000 11,595 11,351,278 基 金 教 育 施 設 9,448,283 0 7,399 9,455,682 2,130,000 30,212 7,355,894 整 備 基 金 財政 調整 基金 17,886,936 2,772,300 1,538,672 55,200 減 債 基 金 0 18,400 主要四基金 43,115,707 4,652,300 1,585,866 小 計 まちづくり 3,887,752 646,455 393,394 支 援 基 金 平 和 基 金 交 通 環 境 改 善 基 金 森と みど りの 基 金 文化 振興 基金 合 計 16,653,308 3,949,200 73,600 0 40,049,273 8,606,200 554,468 13,258,576 18,400 614,675 32,057,748 3,634,691 613,034 327,876 3,349,533 43,183 1,760 1,771 43,194 1,760 1,770 43,204 78,256 31,100 40,020 87,176 34,600 36,025 88,601 287,898 49,174 134,175 372,899 48,679 96,315 420,535 158,037 31,900 48,140 174,277 4,200 37,043 207,120 47,570,833 5,412,689 2,203,366 44,361,510 9,308,473 1,113,704 36,166,741 介護 保険 給付 準 備 基 金 160,730 41,993 22,890 141,627 1 195,252 各年度末現在高 施 教 財 減 ま 平 交 森 文 92,000 区 分 設 整 備 基 育 施 設 整 備 基 政 調 整 基 債 基 主要四基金 小計 ちづくり支援基 和 基 通 環 境 改 善 基 と み ど り の 基 化 振 興 基 合 計 336,878 (単位:千円) 金 金 金 金 金 金 金 金 金 介護保険給付準備基金 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 20,870,521 17,960,479 15,725,288 13,866,683 11,351,278 11,803,147 11,141,950 9,448,283 9,455,682 7,355,894 16,536,306 17,475,434 17,886,936 16,653,308 13,258,576 299,044 36,800 55,200 73,600 92,000 49,509,018 46,614,663 43,115,707 40,049,273 32,057,748 4,396,369 3,951,242 3,887,752 3,634,691 3,349,533 43,117 43,171 43,183 43,194 43,204 74,510 75,835 78,256 87,176 88,601 209,588 217,763 287,898 372,899 420,535 149,376 127,071 158,037 174,277 207,120 54,381,978 51,029,745 47,570,833 44,361,510 36,166,741 介護従事者処遇改善臨時特例基金 62,113 0 157,603 - 160,730 - 141,627 - 336,878 - 公 共 料 金 支 払 基 金 200,000 200,000 200,000 200,000 200,000 《注》平成26年度および27年度は見込額 - 53 平成27年度 中央区予算(案)の概要 7 特別区債の発行状況と起債依存度 (1) 特別区債の発行状況 (単位:千円) 区 分 平成26年度 平成27年度 平成25年度末 平成26年度末 平成27年度末 元金償還 予 定 現 在 高 起 債 元金償還 予 定 現 在 高 現 在 高 起 債 予 定 額 予 定 額 予 定 額 予 定 額 福 祉 債 1,494,000 399,000 0 教 育 債 5,941,409 2,093,000 173,074 1,893,000 0 7,861,335 5,400,000 26,735 1,866,265 179,088 13,082,247 減税 補て ん債 102,229 0 16,161 86,068 0 16,502 69,566 臨 時 税 収 補 て ん 債 1,130,530 0 274,252 856,278 0 279,765 576,513 合 計 8,668,168 2,492,000 463,487 10,696,681 5,400,000 502,090 15,594,591 (2) 起債依存度の推移(当初予算) 中 東 特 区 分 央 国 京 別 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 区 2.7% 5.3% 1.0% 3.0% 5.9% 47.9% 47.6% 46.3% 43.0% 38.3% 都 7.3% 8.0% 7.2% 6.6% 6.5% 区 2.6% 2.7% 2.0% 2.2% - 《注》平成27年度の数値は、それぞれ予算案による。 特別区の数値は普通会計による。 - 54 平成27年度 中央区予算(案)の概要 平成27年2月発行 刊行物登録番号 26-080 平 成 27 年 度 中央区予算(案)の概要 編集・発行 中央区企画部企画財政課 中央区築地一丁目1番1号 電話 03(3543)0211 印 刷 タナカ印刷株式会社 中央区日本橋浜町三丁目39番11号
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