★ ☆ ★ ☆ ★ 2 014NABShow 出展社情報 ★☆★☆★ 2014NAB Show は 4 月 7 日(月)から 10 日(木)に米国ネバダ州ラ スベガス ラスベガスコンベンションセンター (LVCC) で開催される。日本 のメーカー、輸入代理店扱いのメーカーの出展情報をまとめてみた。掲載は 順不同。 朋栄:www.for-a.co.jp (ブース番号:C5117) 朋栄は、本年も引き続き 「Continuous Innovation」 をメインテーマとしながら、 サブテーマとして、 「FOR-A for a 4K Future」を掲げ、各種 4K 対応製品群 を紹介する。また、従来通り、HD/SD 対応のファイルベース製品、ベースバ ンド製品においても各種新製品を展示する。 < 4K ソリューション展示> 「FOR-A for a 4K Future」をコンセプトに掲げ、高速度カメラ、スイッチャ、 ルータ、プロセッサ、マルチビューワ、ビデオサーバなどを組み合わせ、コン パクトな 4K ライブ中継システムをイメージしたシステム展示を行う。 <高速度カメラ> ■フル 4K 高速度カメラ:FT-ONE-OPT <新・NAB 初展示> ■ 4K 切り出しシステム:ZE-ONE <新・NAB 初展示> <ビデオスイッチャ> ■ 1M/E ビデオスイッチャ:HVS-XT100/XT110“HANABI” ■ 1M/E ~ 2M/E ビデオスイッチャ:HVS-390HS“HANABI” <ルーティングスイッチャ> ■ルーティングスイッチャ:MFR シリーズ <新・ラインナップ追加> ■リモートコントロールパネル:MFR-RU シリーズ <新・ラインナップ追加> <マルチビューワ> ■ 4K/HD/SD/ アナログ /PC 混在高精細マルチビューワ:MV-4200 <新・ 世界初公開> ■ 4K/HD/SD/ アナログ混在高精細マルチビューワ:MV-1620HSA <新・ NAB 初> ■ 4K モニタリング用ダウンコンバータ:MV-42HSA <新> ■ 3G/HD/SD/ アナログ /PC 混在高精細マルチビューワ:MV-3200 <プロセッサ関連製品> ■超解像 4K アップコンバータ:URC-4000 <新・世界初> ■マルチパーパスシグナルプロセッサ:FA-505 <新・世界初> ■マルチパーパスシグナルプロセッサ:FA-1010 <新> ■マルチパーパスシグナルプロセッサ:FA-9520 <新> ■ HD/SD フレームレートコンバータ:FRC-8000 ■ HD/SD フレームレートコンバータ:FRC-30 ■ HD/SD 高機能カラーコレクタ:DCC-7000 ■ HD/SD ビデオスタビライザ:IVS-710HS <新> <ファイルベース関連製品> インジェスト・編集・送出ソリューション ■マルチチャネルクリップサーバ:MBP-500VS <新・NAB 初> アーカイブソリューション ■ LTO ビデオアーカイブレコーダ:LTR-200HS6 <参考・世界初> ■ LTO サーバ:LTS-60 <新・NAB 初> ■素材管理ソフトウェア:LTS-MAM <新> <バーチャル関連製品> ■センサレスバーチャルスタジオ /RCG システム:VRCAM3 <新・世界初> <チェンジオーバースイッチャ・エンコーダ / デコーダ> ■ IP チェンジオーバースイッチャ:IPS-6200 ( 朋栄 YEM エレテックス ) <参考・世界初> ■ IP エンコーダ / デコーダ:IP-920/IP-9610 ほか ( 協力:富士通株式会社 ) <超高感度カメラ> ■ 3 板式超高感度カメラ:FZ-B3 ( フローベル ) <新・NAB 初> ■超高感度カメラ:FZ-B1 ( フローベル ) このほか多数の製品を展示。 報映産業: www.hoei.co.jp Adobe Systems:SL2600MR, SL2601MR, SL2700MR, SL2900MR, SL3910 AJA Video Systems:SL2505 Avid:SU902, S232LMR, S233LMR Blackmagic Design:SL219 Cobalt Digital:N4624 Cache-A Corporation:SL9027 datacolor:C12434 FACILIS Technology:SL7610 FilmLight:SU1702(Dolby), C6048(Codex), SL6329(The Foundry), C11001(Sony) FRONT PORCH DIGITAL:SU4302, SU4405 IDX:C6916 IHSE:SL12716 LIBEC:C8225 Manfrotto:C6025 MOG:SU6414 nevion:SU3605 Sachtler:C6025 snell:N1820 Soliton Systems K.K.:SU8521 StorageDNA:SL10621 TANDBERG DATA:SL12511 Ultimatte:SL1105 VINTEN:C6025 VITEC:SL6305 Volicon:SU7121 テクトロニクス:www.tektronix.com/ja (ブース番号:N5223) 放送局、ポスト・プロダクションにおける品質モニタリングのために開発され たソリューションを発表、展示する。 ・物理層測定機能を搭載したポータブル波形モニタ ・ABR コンテンツのビデオ品質モニタリング ・HEVC / H.265 解析機能 【新製品】ポータブル波形モニタ WFM2300 型が設置/保守アプリケーション に対応 【新製品】放送局の次世代マスタ・シンク/マスタ・クロック・リファレンス・ ゼネレータ・システム ECO8000 型/ ECO8020 型 【新機能】MTS4000 型 MPEG テスト・システムに HEVC(H.265) コーデック解析機能を追加 【新製品】テクトロニクスの QCloud による革新的なクラウドベース QC ネットワークエレクトロニクスジャパン: www.network-electronics.co.jp Nevion 社(ブース番号: SU3605) Flashlink(フラシュリンク)、デザインを全てにおいて刷新した新しいフレー ムシャーシ FR202 を中心に新製品 Flashlink カード FRS-3G-DUAL デュ アルチャンネルフレームシンクロナイザーやを展示。高速高密度化に対応し た製品郡を出展予定。 VikinX( バイキンズ)マトリクスルーターシリーズでは、クロスポイントを 2 重化した高信頼性、ビデオプロセッシング機能、省スペース , の Sublime X2 ( 二乗の小さい 2) を展示。新コンセプト商品では、IP メディアソールの ルーティンに対応した GigabitEther 48 ポートとアップリンク 10GEther ポート 2 つを搭載した VikinXeMerge を初出展予定 BON Electronics(ブース番号: C5348) HDMI/3DHD-SDI ビデオ間の双方向コンバーターを内蔵した BRS シリーズ 3GHD-SDI 8x8+HDMI 6x6 ハイブリッドマトリクスルーターを出展予定。 コンバーターの無い #GHD-SDI 8x8 モデルも用意している。 Bridge Technologies 社(ブース番号: SU3106) VB288 ( 旧 VB280) コンテンツ・エクストラクター、IP ビデオストリーム 最大 100ch リアルタイムモニター監視可能なサーバーソフトウェア、ビデ オウォールビューアー機能を展示予定 . ROHDE&SCHWARZ:www.rohde-schwarz.co.jp (ブース番号:SL1605) ローデ・シュワルツブースでは、UHDTV に対応する制作、送出、送信から 監視まで 4K の伝送チェーンを全てカバーする製品群の展示を行う。 < 主な展示内容 > ・VENICE メディア・プロダクション・ハブ ・R&S AVHE100 AV ヘッド・エンド・システム ・GMIT BMM-810 放送マルチスクリーン監視 ・R&S THU9 高出力送信機 ・R&S BTC ブロードキャスト・テスト・センタ ・CLIPSTER デジタルシネマ・マスタリング・システム ・PRONTO ハイスペック・ディスクレコーダ http://www.nabshow.com 富士フイルム:www.fujifilm.co.jp (ブース番号:C7025) 主な出展:シネマ用レンズ(新機種)ポータブルレンズ(新機種)を展示。 51 FDI・2014・04 ★☆★ ☆★ 2014N A BShow 出展社情報 ★☆★☆ ★ 日本デジタル・プロセシング・システムズ DPSJ: アイティアクセス:www.itaccess.co.jp ■ Digital Rapids(ブース番号: SL5625) ソリューション:ライブエンコーダ / ファイルトランスコーダ / ライブスト リーミング / ストリーミング配信監視 / メディアワークフロー Digital Rapids ブースでは、メディアのインジェストやエンコード、トラン スコード、ライブ・マルチスクリーン・ストリーミング、ブロードキャスト、ワー クフローの自動化、これらに対して画期的かつ有効なハードウェアとソフトウェ アを展示する。変わりゆく市場ニーズ ? HEVC、MPEG-DASH、4K Ultra HD、さらに先まで ? に対してダイナミックかつ迅速なインテグレーションを 目指した明確なソリューションを提案。 展示予定製品: StreamZ Live EX : 多入力・多出力・ハイプロファイル対応 ライブストリー ミング・エンコーダ Transcode Manager 2.0 : 自動メディアトランスコード・ソリューション Kayak : メディアワークフロー・プラットホーム ■米 Interra Systems 社: (ブース番号: SU7105) Baton デジタルコンテンツ自動品質検査システム Baton 最新版の v.5.3 と v.6.0 のプレリリース版デモ ・DPP パッケージ対応 ・アダブティブビットレートストリーミングフォーマット検査機能の向上 ・オーディオリードイン / リードアウト検査の機能向上 ・モーションジャーク除去のサブチェック機能の追加 ・ブロックノイズ検出アルゴリズムの改良 ・コンテンツレイアウト検査機能の改良 ・規則的なドットのあるグレーフレーム検出機能の対応 ・TS ファイル内の HEVC フォーマット対応 ・スマートフォルダ(プレ QC/ ポスト QC フィルタ)機能の向上 ・ニールセン音声透かし検出機能の完全対応 ・GXF のタイムコードサポートの改良 Vega メディアアナライザ Vega HEVC & VP9 アナライザ最新版デモ ・HM11.0 リファレンスコード対応 ・TS 対応 ・WebM/MKV フォーマット対応 ・HEVC ストリームの HEX ビュー表示の機能拡張 ・HEVC ストリームの CABAC データの CSV フォーマットでのダンプ機能 ・HEVC ストリームの PCM-CU 表示対応 ・TS 内の AAC オーディオ解析対応 ・HEVC 比較ビューワの VP9 フォーマットと HEVC/H.264/VP9 フォーマッ トとの比較機能 ・HEVC バッファ解析の T-STD 対応 ・HEVC トレースビューワの TS 対応 ・Vega バッチモードの HEVC ストリーム解析対応 ORION TS リアルタイムモニタリングソフトウェア最新版デモ ・TS レベルとサービスレベルでのリアルタイムエラー検出 ・広告挿入モニタリング ・クローズドキャプションデータモニタリング(CC608 & 708) ・オーディオ品質検査(ラウドネス、無音、レベル) ・ビデオ品質検査(ブロックノイズ、ブラックフレーム、フリーズフレーム) ・手動 / 自動のストリーム記録機能 ・エラー解析用にカスタマイズ可能なレポート出力機能 ■仏 Allegro DVT 社: (ブース番号:SU6910) HEVC/H.265 と H.264/MPEG-4 ソリューションの最新デモ ・SoC 向け 4K@60p 対応小サイズ、低消費電力の HEVC Encoder/Decoder HW IP ・VoD 向け HEVC リアルタイムソフトウェアエンコーダ Genova デモ ・HEVC/AVC デコーダ製品検証用 HEVC/AVC Syntax/Stress テストストリーム ■蘭 Civolution 社: (ブース番号:SU3224) ・映像 / 音声電子透かしとフィンガープリントによるセカンドスクリーン用の ACR(コンテンツ自動認識)やコンテンツ保護のデモ等 http://www.nabshow.com/ ■ Digimetrics(ブース番号: N3833) ソリューション:ファイルメディア QC / ラウドネス(ARIB TR-B32)/ メディ アワークフロー Digimetrics ブースでは、ファイルベース QC ソリューション「Aurora」 の最新バージョン 4.5 を中心に最新のソリューションを展示する。Aurora 4.5 は Canopus HQ/HQX コーデックにネイティブ対応し検査精度・速度が向上。 Hydra Player での 4K コンテンツの再生と、ラウドネス分析・校正ツールで は実際に音を聴いて製品を体感予定。 展示予定製品: Aurora 4.5 : 自動処理、非参照型・ファイルベース QC ソリューション Hydra Player : ユニバーサル・メディアプレイヤー AutoFix : ARIB TR-B32 対応・ラウドネスメーター & 校正ソフトウェア ■ Wowza Media Systems(ブース番号: SU9402) ソリューション:ストリーミング配信サーバー / マルチスクリーン / ABR(ア ダプティブ・ビットレート: HLS / MPEG-DASH など) Wowza Media Systems ブースでは、新バージョンと共に製品名が変わっ た「Wowza Streaming Engine」を紹介します。最新バージョンでは配信の 各種設定を行う GUI(グラフィクス・ユーザーインターフェース)が搭載され、 以前に比べ格段に使いやすくパワーアップした。 展示予定製品: Wowza Streaming Engine : マルチプロトコル、マルチクライアント・スト リーミング対応 / ストリーミング配信サーバー ■ EVS Media(OpenCube)ブース番号: SL3819(EVS ブース内) ソリューション:MXF・MOV(PRORES) ・DCP マスタリング・インジェス ト / 超高速トランスコード / メディア再生・変換 EVS ブース内の EVS Media では、OpenCube サーバーを展示します。メ ディアのインジェスト、マスタリング、アーカイブを目的としたサーバーは、ファ イルベースメディアのサーバーとしての拡張を続け、H.264 AVC、XAVC、 JPEG 2000、MXF4K などコーデックやフォーマットをサポートする。 展示予定製品: OpenCube HD/SD : 4K/2K/HD/SD 対応 MXF マスタリング・インジェス トサーバー OpenCube DCP : 4K/2K/HD 対応 DCP / KDM マスタリング・インジェ ストサーバー XFReader : MXF 対応メディアプレイヤー、コンバータ XFConverter : MXF 再多重化対応メディアファイルコンバータ ■ Metus Technology(ブース番号: SL15717) ソリューション:メディアアセットマネジメント / メディアインジェスト Metus ブースでは、メディアアセットマネジメント・ソリューション 「Metus MAM」および多機能メディアインジェスト・ソリューション「Metus Ingest」を展示します。両製品をベースにワークフローの提案から、関連する サードパーティ・ソリューションとの連携なども紹介する予定。 展示予定製品: Metus MAM : メディアアセットマネジメント・ソリューション Metus Ingest : 多機能メディアインジェスト・ソリューション 52 FDI・2014・04 FilmLight:www.filmlight.ltd.uk/ NAB2014 で初公開の革新的な FilmLight の新技術すべてが現実世界の技 術として、コスト効果が高くクリエイティブなワークフローとして、世界最高 のカラーマネージメントソリューションを体験できる。 FilmLight の各製品は 以下のブースおよびスイートで出展される。 Dolby- booth( ブ ー ス 番 号:SU1702) 新 し い Dolby Vision の 技 術 と Baselight のハイパフォーマンスカラーグレーディングシステムによるハイダ イナミックレンジ(HDR)のマスタリングとグレーディングを展示。 Codex-booth ( ブ ー ス 番 号:C6048) Codex の オ ン セ ッ ト シ ス テ ム Codex VAULT と接続した完全なデイリーズワークフローを観ることができ る。Baselight、Baselight FLIP、さらに FilmLight のカラーワークフローに 新しく追加される Baselight Dailies が展示される。 The Foundry-booth (ブース番号:SL6329) 革新的な新しい Baselight for Nuke を実演展示いたします。 Sony-booth (ブース番号:C11001) F55 カメラの最新の拡張機能であ る S-log3 と S-Gamut3.Cine カラースペースに対応した FilmLight の最新ソ フトウェアを Baselight カラーグレーディングシステムと新製品の Baselight Dailies で観ることができる。 CineSys によるプライベート展示 FilmLight の米国におけるディストリビュー ター CineSys Oceana は、会場近くの Renaissance Hotel で Baselight の プライベートデモを行う(要予約) 。 Harmonic: www.harmonicinc.com (ブース番号:SU1210) ■革新的かつ柔軟性に富んだブロードキャスト&マルチスクリーンソリュー ションを展開。ブロードキャスト・ビデオデリバリ・エコシステムを再定義する、 画期的な最新のテクノロジデモを実施 . Harmonic では、NAB2014 においてブロードキャスト、ペイ TV、ニュー メディアにおける高バリュービデオサービスのプロダクション及びデリバリを 最適化する一連のソリューションをデモンストレーションする。ペイ TV、ブ ロードキャスト・プレイアウト・サーバー、IPTV ヘッドエンド、そしてマル チスクリーン・トランスコーディング・ソリューションの No.1 プロバイダと して Harmonic は、多様な視聴デバイスに対応する高クオリティ・ビデオコン テンツの、さらに効率的な制作とデリバリを実現する革新的なソリューション と機能の数々を公開する。 NAB2014 のハイライト エンコーディング&ストリーミング・プロセッシング ストレージ&プレイアウト これらのデモンストレーションに加え、ブース特設シアターでは Harmonic の Ultra HD へ の 取 り 組 み や 最 新 技 術 を ご 紹 介 し ま す。 さ ら に、NAB Broadcast Engineering Conference に お い て、Harmonic Solutions Marketing VP である Thierry Fautier が「Ultra HD in 2014:A Real World Analysis」と題して、 Ultra HD の実用化に関する障害とプレイアウト、 エンコー ディング、ネットワーキング、プレイバックそしてディスプレイ関連の最新テ クノロジによって 2014 年に運用可能なサービスについてプレゼンテーショ ンを行う。 リーダー電子:www.leader.co.jp (ブース番号:C9511) 4K 波形モニター LV 5490 ファイルベース QC ソリューション FS3140 に新機能追加 リーダー電子は、昨年の NAB で初披露した 4K 波形モニター LV 5490 に、 新たな機能を搭載した。新機能は、2014 NAB で初披露される。 発売中の同製品は、国内外で人気を博しており引き合いも多く、2014 NAB でも、4K 波形モニターを中心に展開する。 分割伝送は、2 サンプルインターリーブ、スクエアディビジョン方式の 2 方 式に対応。3G-SDI クワッドリンクで 4K 映像を入力した場合、最大 2 系統切 り換えて表示。3G デュアルの 4K 映像を入力した場合は、4 系統に切り換え て表示できる。 4 入力専用端子と 4 入出力双方向端子を使用して最大 8 入力 に対応。各入力は、 3G-SDI、 HD-SDI、 SD-SDI に対応し 4 入力同時表示が可能。 表示器は 9 インチと小型ながらフル HD の解像度を持つ LCD を搭載。4K 制 作時に確認が難しいとされるフォーカス合わせをサポートするため、ドット・ バイ・ドットや拡大表示を採用。画面は、 装備されている SDI 出力や DVI 出力で、 外部フル HD モニターに表示できる。 波形、ベクトル、ピクチャー、オーディオなど複数入力信号を同時表示、ま たは重ね表示が可能で、各表示領域をユーザーの好みのサイズや位置に、USB マウスやワイヤレスマウス操作で簡単にレイアウトすることができる。 放送業界では、コンテンツの記録をテープメディアからコンテンツファイル ( 電子ファイル化 ) への移行が始まっている。コンテンツファイルの品質確認の ニーズに応えて、昨年発売したファイルベース QC ソリューション FS 3140 に、新しく波形モニター機能が追加された。本製品には、多彩な検査項目が設 けられており、これらの検査でエラーが発生した部分の波形やベクトルが容易 に確認できるようになる。さらに信頼性の高い、コンテンツファイルの品質管 理が実現できる。2014 NAB では、映像コンテンツ制作現場で使用される製 品も充実ラインナップする。 計測技術研究所:www.keisoku.co.jp (ブース番号:SL4328) 【8K 超解像をさらに間近で】8K 超解像を中心とした展示を行う。コンパクト なブースで、クオリティの高い 8K 超解像映像を間近で観ることができるレイ アウト。 【関連セッション】 展示会に先立ち 4 日から開催されるセッションでは、工学 院大学 合志 清一教授による 4K> 8K 超解像技術をご紹介するプレゼンテー ションが実施される。 テーマ:4K-to-8K TV Up-converter with Super Resolution セッション:Advanced Technologies for Television (Part 2) 日時:2014 年 4 月 6 日(日) 17:30 ~ 18:00 場所:South Hall Meeting Rooms #S225 ナックイメージテクノロジー NAC(ブース番号:C12629) :www.nacinc.jp ハイモーションⅡ、3 板式 B4 マウント HD ウルトラスローモーションカメラ ARRI Inc.(ブース番号:C4337) <カメラ> アミーラ / 新製品ドキュメンタリスタイルデジタルカメラ アレクサ XT/3.5K RAW データ内部収録、ツアイス PL マウントレンズ / マ スターアナモ、アルーラ PL マウントズームレンズ、他社カメラ用シネスタイ ルアクセサリ <ライト> アリデイライト(HMI)ライトシリーズ、アリタングステンライ トシリーズ、アリ LED ライトシリーズ /L7 シリーズ <デジタル> アリスキャン(D.I. 用 35/16mm フィルムスキャナ)/ アーカ イブ用オプション Thales-Angenieux(ブース番号:C7419) 35 フォーマット ズームレンズ (PL マウント ) Optimo シ リ ー ズ、Optimo DP シ リ ー ズ / 新 製 品 Optimo DP 25-250/ T3.5、新型ズームレンズ発表予定 Carl Zeiss(ブース番号:C9042) ツァイスシネスタイルレンズ、コンパクトプライムシリーズ、コンパクトズー ムシリーズ新製品 CZ.2 15-30mm/T2.9 Codex Digital(ブース番号:C6048) Vault 2 ファイルベース用ワークステーション / 新製品ストレージ& LTO6 モジュール Dolby Laboratories(ブース番号:SU1702) プロフェッショナル・リファレンス・モニター新製品 PRM-4220 モニター DSC Laboratories(ブース番号:C10215) HD 用カラーチャート(ベクタースコープ準拠) ※上記出展内容は諸般の事情により変更になる場合もある。 アストロデザイン: www.astrodesign.co.jp (ブース番号:C7708) < 出展製品 > ・8K カメラシステム [AH-4800/AH-4801] ・8K/4K モニター ・8K/4K SSD レコーダー [HR-7512-A/HR-7510] ・フル HD ハイレゾビューファインダー [DF-3512/-A] ・インターフェースコンバーター [SD-7070] ・オーディオモニター [AM-3807/-A] ほか Grass Valley:www.grassvalley.com (ブース番号: SL206) NAB 2014 では 4K 対応をテーマにライブプロダクション、ニュース、プ レイアウトという三つのセグメントに向けたソリューションを提案する。ライ ブプロダクションでは、K2 Summit 3G と K2 Dyno S による 4K リプレイ と更に機能拡張した GV Director を、ニュースでは STRATUS のクラウド対 応の新バージョンと 4K/8K 対応可能な EDIUS Pro7 を展示。プレイアウト では、K2 Summit 3G の 4K 対応を観ることができる。 他にも 4K に対応可 能なスイッチャーフレーム K-Frame などを出展する。 [STRATUS][K2 Summit 3G][K2 Dyno][K-Frame][GV Director] [EDIUS Pro 7][LDX Series][T2][ADVC G-Series] 4月8日 (火) 午後 3 時 30 分〜 4 時、 South Hall Meeting Room #227 にて、 「Next Generation Production and Delivery」と題し、グラスバレー社 マー ケティング シニアヴァイスプレジデントの Mike Cronk によるプレゼンテー ションを行う。 (参加には、Conference Flex Pass もしくは Smart Pass が 必要。 ) キヤノン:www.canon.jp ブース番号:C4325 <展示予定内容> ・CINEMA EOS SYSTEM ・放送用レンズ ・4K ディスプレイ など CINEMA EOS SYSTEM については、ファームウエアのバージョンアップ による追加機能なども紹介予定。業務用カメラ専用のリモコンも展示予定。 多様なレンズラインナップを含め、光学技術を観ることができる。 53 FDI・2014・04 ★☆★ ☆★ 2014N A BShow 出展社情報 ★☆★☆ ★ 池上通信機:www.ikegami.co.jp (ブース番号:C7725) Ikegami では、"Broadcast Innovation" をテーマに、最新の映像制作機器 を出展する。3CMOS 超高感度 HDTV カメラシステム HDK-5500 をはじめ、 高画質モデルから普及モデルまで用途に合わせて選択可能な UnicamHD シ リーズを中心に、Ikegami のカメララインアップを紹介。有機 EL(OLED) マス ターモニタと LCD モニタを出展。豊かな映像表現をささえる Ikegami のモニ タの高い運用性を体感。スーパーハイビジョン (8K) カメラで撮影した映像展示。 主な出展機器 1.Super35mm フォーマット HDTV カメラシステム HDK-97ARRI 2.3G 対応 CMOS HDTV カメラシステム HDK-97C 3.CMOS HDTV カメラシステム HDK-95C 4.3G 対応 16-bit フルデジタル HDTV カメラシステム HDK-97A 5.16-bit フルデジタル HDTV カメラシステム HDK-790GX/79GX 6.16-bit フルデジタル HDTV カメラシステム HDK-55 7.3CMOS 超高感度 HDTV カメラシステム HDK-5500 NEW 8.7.4 型有機 EL(OLED)ビューファインダ VFE740HD 9. システムエクスパンダ SE-H750 10. 超小型 1/3 型 3CMOS HDTV カメラ HDL-23 11. 超高感度 3CMOS HDTV マルチパーパスカメラ HDL-4500 12.HDTV マルチパーパスカメラ HDL-45E 13. 防振装置用 HDTV 小型カメラ HDL-F30 14. フル HD ウルトラスローモーションカメラ Hi-Motion Ⅱ 15.25 型 /17 型マルチフォーマット有機 EL(OLED) マスターモニタ HEM-2570W(25 型)/ 1770WR(17 型) 16.17 型フル HD マルチフォーマット液晶モニタ HLM-1751WR QUANTEL: www.quantel.com (ブース番号:SL2109 ) 出展に先立ち、下記の通りプレスカンファレンスが開催される。 今年のNABでは、 4K60pの映像制作システム “Pablo Rio4KHFR” や ニュー ス・スポーツプロダクションシステム“Enterprise sQ”や“QTube”の最新 ソフトウェアを発表する予定。 クォンテルは、ポストとブロードキャストの両面で製品の展示を行う。ポ ストでは、4K 60p をシアターおよび Pablo Rio のデモポッドで観ること が で き る。 ま た、 複 数 の Pablo Rio 間 で の 共 有 作 業 を 実 現 す る Genetic Engineering2(GE2)が 初披露となる。 GE2 では、他の編集室でどのような作業が行われていても、使用中のシステ ムのリアルタイム性が保証されるとともに、編集室間でプロジェクトの移動を 素早く容易に行える。 Pablo Rio の新機能としては、Avid システムから出力された AAF のエフェ クトデータを伴ったコンフォーム処理、オプティカルフローのスローモーショ ン、トラッキング機能の改善、さらなるファイルフォーマットへの対応等を紹 介する。 ブ ロ ー ド キ ャ ス ト 製 品 で は、 ニ ュ ー ス お よ び ス ポ ー ツ 制 作 の た め の Enterprise sQ システムの新開発、ジャーナリストのためのフィールド・エディ ター Marco における AVCHD ファイルのソフトマウントおよび AJA IoXT 経 由でのビデオ出力を観ることができる。また、インターネットを使用したグロー バル・メディア・ワークフローを提供する QTube では、複数サイトでの作業 を可能にする QTube InterSite 技術により、これまで以上にどこからでも素材 の取り込み、編集、そして送出が可能となった。 ソニー :www.sony.co.jp (ブース番号:C11001) ソニーは「Beyond Definition」のテーマのもと、 映像資産の付加価値向上と、 運用の効率化を実現すべく、機器、ソリューション、サービスを提案して参り ます。NAB 2014 では「4K for 4K(4K 映像制作) 、 「4K for 2K(4K を活 用した HD ソリューション) 「 、4K for All(4K 映像のさらなる活用)をキーワー ドに、4K 技術を応用したワークフロー・ソリューションを展示します。本年 導入を開始した 4K ライブ制作システムに加え、4K から HD 画角を切り出す カットアウトや、ハイフレームレート等、4K 技術を HD 制作へもご活用頂け るソリューションをご提案している。またより幅広い分野で映像を活用できる よう、複数の 4K 映像を組み合わせた新しい映像視聴を体感できる。4K 化に 伴い必要となる IP インフラ技術や大容量データストレージのソリューション、 クラウドサービスも展示し、映像の高画質化と運用利便性向上の両立を目指し て行く。 54 FDI・2014・04 テクノハウス www.technohouse.co.jp ConvergentDesign(ブース番号: C7113) 7.7 インチ有機 EL モニター付き 4K RAW SSD レコーダー「Odyssey7Q」 Ensemble Designs(ブース番号: N2524) コンパクトルーター 「BrightEye NXT430」 、 PC スキャンコンバーター「Mitto」 evertz(ブース番号: N1503) IP ゲイトウェイ「IPG」 、IP スイッチファブ リック「IPX」 、ビデオスイッチングプラットフォーム「EXE」 apt worldcast systems(ブース番号:C1633) 音声 IP コーデック「worldcast シリーズ」 PixelPower(ブース番号: N2034) オンエアグラフィツクス製品 Utah Scientific(ブース番号: N6006) 4Kマトリクスルーター UDS‐4K (12Gb/Sec) SU11607 4K画質評価装置 ClearView-4K シ リーズ Coolux(ブース番号: C7412) プロジェクションマッピング製品、 イベント、 会議室用ビデオプロセッサー、オーディオミキサー sonifex(ブース番号: C2333) 音声コンバーター yellowtec(ブース番号: C2259) テレフォンハイブリッド、システムアーム ヤマハミュージックジャパン:proaudio.yamaha.co.jp (ブース番号:C2143) スタジオ環境を再現したブース内ブース(box booth)を設け、ヤマハ ア ドバンストプロダクションシステム「NUAGE」を展示・デモする。 また、この box booth 外にも Nuage を置き、周囲にデジタルミキシングコ ンソール「QL シリーズ」 「CL シリーズ」 「M7CL シリーズ」 「 LS9 シリーズ」 等を展示する。 なお、 「QL シリーズ」は今回が北米での初展示となる。 そ の 他、Dan Dugan オ ー ト マ チ ッ ク ミ キ サ ー の デ モ や Rupert Neve Designs のプライマリーソースエンハンサー 「Portico 5045] 等を展示する。 NHK:/www.nhk.or.jp (ブース番号:N231) 進化する 8K スーパーハイビジョンを中心に最新技術を展示 8K スーパーハイビジョン(以下、8K)は、現行のハイビジョンの 16 倍、 4K テレビの 4 倍となる 3,300 万画素の超高精細映像と、22.2 マルチチャン ネルの三次元音響からなる次世代の放送システムである。 高い臨場感を体感できることから、放送はもちろん、スポーツや音楽コンサート、 映画・ドラマなど、さまざまな分野での展開が期待されており、2016 年の試 験放送、東京オリンピック・パラリンピックが開催される 2020 年の本放送開 始を目指している。 NHK は、この進化を続ける 8K を世界最大の放送機器展 示会である NAB2014 で、日本最先端の放送技術として展示する。 ◎ 8K プレミアムシアターを NAB2014 会場に特設 ◎ 進化を続ける 8K 機材を展示 ★ 8K Cube 型カメラ 重さ約 2kg の超小型カメラヘッドです。これによって ダイナミックなカメラワークや特殊な撮影が可能になるとしている。 ★ 8K 対応 HEVC リアルタイムエンコーダー MPEG-2 の約 4 倍の圧縮効率 を誇る、次世代映像圧縮方式 HEVC による 8K 対応リアルタイムエンコーダー。 ★ 8K 地上放送システム 従来の伝送方式の 4 倍の伝送効率を実現する地上放 送システムを展示する。1 チャンネルで約 90Mbps の伝送容量を実現する。 今年 1 月に、熊本県人吉市で行った長距離伝送実験についても紹介する。 ★ディスプレー一体型 三次元音響再生スピーカー ディスプレーのフレーム周 囲に 12 個のスピーカーを設置したディスプレー一体型のシステム。22.2 マ ルチチャンネルの三次元音響を家庭用のテレビで仮想的に再現することができ る。 ◎ 進化を続ける 8K 機材を展示 ◎ 8K プレミアムシアターを NAB2014 会場に特設三次元音響再生スピーカー 8K 地上放送システム 22.2 マルチチャンネル音響 8K Cube 型カメラ 8K 対応リアルタイムエンコーダー ◎ NHK ハイブリッドキャストも展示 昨年 9 月から始まった NHK のハイブリッドキャスト。今回のソチオリンピッ クでは、放送中の番組を巻き戻して冒頭から視聴できる「番組巻き戻し再生サー ビス」を試行するなど、新たな取り組みを続けています。 NAB2014 の展示では、独立型サービスのほか、さらにハイブリッドキャスト を発展させたサービスとして、スマートフォンやタブレットを利用して番組に 参加できる番組連動型アプリなどをご紹介する。 ◆オートデス:ククラウドベースの 3D キャラクタ作成ソフトウェ アを提供開始 オートデスク株式会社は 3D キャラクタを簡単な操作で作成できるクラウドベース の無償ソフトウェア「Autodesk® Character Generator」( オートデスク キャラ クタ ジェネレータ ) を提供開始した。本ソフトは、ひな形で用意されたキャラクタに 特徴や装飾を加えてカスタマイズしながら、アニメーションでも使用できる 3D キャ ラクタを作成することができるとしている。作成したキャラクタは、ゲームシーンの 中で使用したり、アニメーションとモデリングを習得するための物として使用したり、 ◆ リ ー ダ ー 電 子: リ プ ル レ ー ト SDI(3G-SDI/HD-SDI/ SD-SDI)フォーマットに対応した、マルチ SDI モニター LV 5333 を、2014 NAB SHOW にて展示発表。 ■製品名:MULTI SDI MONITOR ■型 番:LV 5333 プリビズ用のモデルや、デザイン ビジュアライゼーションなど、様々な用途に使用で きるとしている。 ◆提供サイト URL:http://charactergenerator.autodesk.com/ 「Character Generator」は無償で提供するが、ひな形キャラクタのダウンロード には「クラウド クレジット」 (同社クラウドサービス利用に必要な有料ポイント)が 5 クレジット分が必要。なお、学生と教育機関向けには全て無償で提供する。 ( ク ラ ウ ド ク レ ジ ッ ト は 100 ク レ ジ ッ ト 単 位 で 購 入 可 能。 税 別、 希 望 小 売 価 格 15,000 円) 【2 つの顔の特徴をブレンドした例】 【服を選択している例】 当社はこれまで「Character Generator」を「Project Pinocchio」として試験的 に公開してきた。その間に数千体のキャラクタが作成され、利用者からの意見を反映さ せながら、男性、女性、そして架空のキャラクタのモデルをライブラリで用意した。モ デルに対しては、直感的なスライド操作と選択ボタンを使用して特長を加えていくこと ができる。また、身体や顔の特徴、肌の色、髪型、服装などをさまざまに組み合わせて いくことができる。完成させたモデルは「Autodesk Maya®」や「Autodesk Maya LT ™」 、 「Autodesk 3ds Max®」にインポートして詳細にカスタマイズしたり、アニ メーションを作成したり、 「Unity」などのゲームエンジンに取り込んで利用したりする ことができるとしている。 主な機能 ・2 種類の特徴をブレンドして様々なタイプの男性、女性、架空のキャラクタを作成可能 ・肌、目、髪、服、靴などの特徴を様々に組み合わせることが可能 ・それぞれの部位ごとにブレンドを変えることが可能 ・作成したキャラクタをクラウド上に保管し、編集を継続することが可能 ・ボディ、ボーン、顔の表情は Autodesk HumanIK に対応し、当社のソフトウェアに読 み込みキーフレーム、モーションキャプチャ、フェイシャルアニメーションを使用可能 ・FBX と Maya のデータ形式にエクスポート可能 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ◆ IMAGICA:小津安二郎監督生誕 110 年・没後 50 年記念プ ロジェクト カラー 4 作品デジタルリマスター版デジタル修復 作業を担当 株式会社 IMAGICA(本社:東京都品川区)は、 「後世に作品本来の色彩を届けたい」 という強い想いに応えるべく、長年培ってきたフィルムサービスの経験を活かし、最 先端のデジタル技術と経験豊富な技術者による高品質な映像修復サービスを提供。松 竹株式会社と東京国立近代美術館フィルムセンターの共同事業で小津安二郎監督生誕 110 年・没後 50 年を期して実施された、小津安二郎監督カラー 4 作品(『彼岸花』 『秋刀魚の味』 『秋日和』 『お早よう』 )のニューデジタルリマスターにおいて、映像の デジタル修復作業を担当。デジタル修復作業は、原版フィルムに存在する様々な物理 的瑕疵の修復を行い、全てのフレームをデジタル化(スキャニング)するところから スタートする。貴重なフィルムを安全に走行させることを可能とした Digital Film Technology 社「SCANITY」を用い、修復に優位なオーバースキャンモードによる 4K 解像度(4300x3956)でのデジタル化を行った。デジタル修復の工程は 2K 解 像度で実施し、傷やゴミ、揺れ、フリッカーなどの除去、経年劣化による色ムラの除 去を重点的に施した。色調調整では、小津監督の初の長編カラー作品である『彼岸花』 のチーフ撮影助手であった川又昂撮影監督と、近森眞史撮影監督の監修の元、小津監 督の製作意図に忠実に、アグファカラーの特徴的な発色をふまえた修復を行った。音 声は、本作の助監督を務めた田中康義監督監修の元、株式会社松竹映像センター大船 サウンドスタジオで修復され、修復を終えた完成データは富士フイルム株式会社製の ETERNA-RDS を用い、三色分解レコーディングを実施。その後、グループ会社であ る株式会社 IMAGICA ウェストで、レコーディングされた 3 本の白黒ネガから中間素 材を通さず、ダイレクトに 35 ㎜プリントに焼付ける光学合成によるプリント作成を 実施した。 「IMAGICA はこれからも、多くの貴重な作品が持つ本来の色彩を後世に遺すため、 より一層技術力の向上に励んでまいります。 」と結んだ。 ニューデジタルリマスター版 4 作品は、本年 3 月 8 日に Blu-ray BOX「Color 4 OZU 〜永遠なる小津カラー」として松竹株式会社から発売される。 ▶ 小 津 安 二 郎 生 誕 110 周 年 記 念 公 式 WEB サ イ ト http://www.shochiku.co.jp/ ozu/index.html 【概要】 トリプルレート SDI フォーマット対応で小型・軽量・低消費電力 リーダー電子 ( 横浜市 社長:北川 ) は、トリプルレート SDI (3G-SDI/HDSDI/SD-SDI) フォーマットに対応した、マルチ SDI モニター LV 5333 を、 2014 NAB SHOW にて展示発表する。 LV 5333 は、映像コンテンツ制作現場での使用を考慮し、小型化、軽量化、 低消費電力化を実現。表示器は、6.5 インチカラー TFT 液晶表示器を採用。ビ デオ信号波形表示、ベクトル表示、ピクチャー表示、オーディオレベル表示、 ステータス表示が可能。これらを組み合わせて表示するマルチ表示も可能。標 準搭載機能で SDI 信号のデータ解析や等価線長測定機能、オプションで周波数 偏差測定機能を搭載しているので、SDI 信号の高精度な測定・監視に好適。 また、CINELITE Ⅱも標準搭載しており、撮影現場での照明の調整を短時間で 行うことができる。 ブース No.: C9511 (Central Hall) ▶製品に関する問い合わせ先:TEL.045-541-2122 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ◆ネットワークエレクトロニクスジャパン: Nevion 社、3GHD-SDI 対応デユアルチャンネルフレー ムシンクロナイザーを発売開始 小 型 省 電 力 で 定 評 の あ る Flashlink 製 品 シ リ ー ズ に SD/HD/3GHDSDI(A) マルチレートフレームシンクロナイザーを 2ch 分 1 つのカードに搭 載した FRS-3G-DUAL カードを発売開始。2 つのフレームシンクロナイザー は、異なるフレームレート(シンクレファレンスは共通入力)でも動作可能 なコンパクトな設計だ。最大ディレイバッファーを 8 フレーム /ch 分搭載、 マトリクスルーターの切り替え時発生する入力 SDI の CRC エラーを吸収す るデグリッチャー機能を有する。2x2 自動チェンジオーバーやビデオパター ンジェネレータを内蔵している。 またオプションの MulticonGYDA カードで web インターフェース監視や SNMP 管理にも対応している。 先に発売されている 3GHD-SDI 対応 8AES/EBU 音声マルチプレクサの AV-3G-XMUX と合わせて 3GHD-SDI 対応製品が充実してきた。 FRS-3G-DUAL ▶製品に関する問い合わせ先:www.network-electronics.co.jp 55 FDI・2014・04 ◆ブラックマジックデザイン:デジタル・ガーデン、2 式目 の DaVinci Resolve を導入しカラーコレクション業務を拡大 今 回、 導 入 し た Resolve は Windows シ ス テ ム で 構 築 し た と い う。 Supermicro に Titan を 4 枚装着し、ストレージは大容量の DDN を導入し た。 二神氏は「Resolve は、いわゆるターンキーではなく、自分たちで構成 を決めて組み上げることができます。 現状で最高スペックな構成にしようと 言うことで、構成を決めました。スピードもとても速くリアルタイム性があ りますし、安定もしています。」と話す。 最後に二神氏は、Resolve についてこう評価した。「Resolve はカラーグ レーディング以外でも、ファイルの変換などの用途に使うこともあります。 あらゆるフォーマットに対応していますし、その変換処理も速いです。最近 は高速で大容量のストレージに繋がっているので一気に変換できます。私は オンライン用のシステムも Resolve も両方使っていますが、Resolve のソ フトウェアの設計はそれらと比べても、シンプルで使いやすいです。例えば、 Resolve のコンフォームが簡単なので、カラーコレクションの作業がない場 合でもコンフォームだけは Resolve で行なうこともあるんです。ソフトウェ ア・デザインが使いやすくできてるので、必要な機能が必要なところにシン プルに配置されていると感じます。」 追記:現在、オブラドビッチ氏は仕事の都合により帰国している。デジタル・ ガーデンでは引き続き Company 3 からカラリストを招聘していく予定。 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ◆キヤノン:産業用カメラ市場に参入 低ノイズの CMOS センサーを搭載した“M15P-CL”を発売 Blackmagic Design は本日、東京の広尾にオフィスを構えるデジタル・ ガーデンが Windows システムで 2 式目の DaVinci Resolve を導入し、グ レーディングサービスを提供していると発表した。同社ではまた、昨年 9 月 に新設したスタジオ内すべての編集室の波形モニタリング用に Blackmagic Design の UltraScope を導入してい る。 デジタル・ガーデンは、映像や音声の編集や CG 制作などを手がけるポス トプロダクション。 同社は、以前からアメリカの Company 3 と提携し「リ モート・テレシネ」サービスを提供してきた。必要な素材を Company 3 に 送り、クライアントは LA、NY、Detroit など全米にある Company3 のカ ラリストとビデオ会議システムでコミュニケーションをとりながら、世界最 先端のグレーディングをリアルタイムで共有できるのだ。 また、1 式目の DaVinci Resolve の Mac 版システムを導入してからは、同社カラリストの ほかに、Company 3 からカラリストを招聘して、グレーディングサービス を提供してきた。今回 新たに 2 式目 DaVinci Resolve を導入した。 同社のカラリスト兼コンポジターである二神真一氏は「やはりカラリスト と Resolve のシステムが同じ場所に存在することで、カラリストとクライア ントがより親しくなれます。結果的にお互いの好みもよく分かるようになる ので、グレーディングも進めやすいですし、データ転送時間も節約できるの がメリットです」と話す。 昨年 12 月に、Company 3NY から来日したジェイミー・オブラドビッ チ氏は CG アーティスト、オンラインエディターを経てカラリストへ転向し、 BMW、Google、Twitter、AT&T などの CM のグレーディングを手がけて いる。 イギリス人カラリストに師事した経緯もあり、「コントラストが低くめで レンジが広い、実際のフィルムプリントのような、ヨーロピアンルックが私 のスタイルです」と自身のグレーディングスタイルを分析する。日本のテレ ビ CM と自身のグレーディングの違いについては、「違いは感じますね。明 るさに関しての感じ方だったり、暖かいトーンの定義も、自分が思ってる色 と日本のクライアントが感じる暖かい色というのが違っていたりします。た だ、そこがカラーの面白いところです。クリエイティブで主観的なカラーグ レーディングの分野で、日本のマーケットに挑戦できるのを嬉しく思います。 Company 3 が手がけた長編映画作品などの、よりフィルムライクなトーン を求めているクライアントが多いと感じるので、ひと味違ったカラーコレク ションのスタイルを提案できればと考えます。」 長年、Resolve でカラーグレーディングをしているオブラドビッチ氏は、 Resolve についてこう語る「 Resolve は、何かクリエイティブなことをし たいときに、どうやってやろうかと難しく考えることなく、スクリーンを見 ながらコントロール・サーフェスを使ってできてしまうんです。レイヤーで なく、ノードベースの考え方はとても気に入っています。私はオンライン編 集をしていたので、いろいろなソフトウェアを使ってきましたが、Resolve のトラッカーはその中でも、一番使いやすいです。とにかくソフトウェアと ハードウェアの組み合わせで、いろんなアイデアが出てくるのがいいですね。」 56 FDI・2014・04 キヤノンは、 検査装置用の静止画像入力カメラとして、 独自の CMOS センサー 技術を応用した、低ノイズ・多画素の“M15P-CL”を、2014 年 3 月 19 日 より発売し、製造工程内で品質チェックに用いられる産業用カメラ市場に参入 する。 M15P-CL 新製品は、製造業において高精度な品質が要求される、液晶パネルやソーラー パネル、デジタル一眼レフカメラの光学部品などの品質検査に適した検査用カ メラだ。従来、人の目によって行われていた検査工程が、高解像での検知が可 能なカメラを用いた検査へとシフトし、今後市場がますます増大することが見 込まれている。キヤノンはこうした市場動向を捉え、既存事業で培った技術力 を応用した新規事業として産業用カメラ市場に参入する。 ■ 低ノイズ・多画素の CMOS センサーを搭載 レンズ交換式カメラ EOS シリーズで培ってきた高感度の CMOS センサーを 活用して新たに開発した、約 1,500 万画素の白黒 CMOS センサーを搭載して います。広ダイナミックレンジで低ノイズを達成し、高コントラストでの検査 を可能にしている。これにより、低コントラスト下での検査環境でも、白 / 黒 の階調を高精細に映し出し、人の目では容易に確認できない微細なキズや異物 などの欠陥を正確に検知することができるとしている。 ■■ 検査力向上に寄与する多彩な設定機能 撮影を行う際のキャプチャー画像の輝度ゲイン(感度)は、低ノイズのアナ ログゲイン(1 ~ 16 倍)とデジタルゲイン(1 ~ 16 倍)により、最大 256 倍まで向上させることができるなど、低ノイズ性能を生かした多彩な設定機能 を搭載していく。 ■ Camera Link インターフェースに対応 画像の出力は、高速転送が可能で産業用カメラ市場に広く普及している、標 準インターフェース規格 Camera Link に対応している。 ▶問い合わせ先: 産業カメラホームページ: canon.jp/industrialcamera
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