HP LoadRunner 最初にお読みくださ い

HP LoadRunner 最初にお読みくださ
い
ソフトウェア・バージョン: 12.00
発行日: 2014 年 3 月
後のエディションの『最初にお読みください』を利用できる場合があります。 更新に
ついては,次のいずれかの場所をチェックしてください: HP Live Network(HPLN)ま
たは HP ソフトウェア・マニュアル Web サイト
このファイルでは,LoadRunner 12.00 の新機能,動作環境,既知の問題などについて
説明します。
o
LoadRunner 12.00 の新機能
o
インストールと設定に関する情報

注意と制限事項

サポート情報

ご注意
LoadRunner 12.00 の新機能
本項では,LoadRunner 12.00 の主要な機能強化および新機能のリストを説明します。
新機能の詳細については,関連する項へのリンクを含む LoadRunner 製品内の[新機
能]の項を参照してください。[新機能]の項は,[ヘルプ]メニューまたは[ヘル
プ]の[コンテンツ]リストから利用可能です。
クラウドの Load Generator に対するサポート

クラウド Load Generator を Controller から直接プロビジョニングする機
能

Amazon EC2 クラウド上の Load Generator でテストを実行する機能
Controller と Load Generator 間の機能強化された通信インタフェース

すべての LoadRunner コンポーネント(Controller,Load Generator,
MI Listener,ファイアウォール越しの監視)間のポートを設定する機能

Controller からプロキシ経由で Load Generator,MI Listener,および
Monitor over Firewall に接続する機能

Load Generator ごとに,ポートおよびプロキシなどの接続情報を個別に
設定できるネットワーク接続プロファイルの使用

サポートの改善と,SSL セキュリティの使いやすさの向上

SSL 認証を使用する信頼された Controller からの通信のみを受け入れる
ように Load Generator を設定する機能
ネットワークおよびセキュリティ・マネージャ

ローカル・マシンおよびリモート・マシンの両方に対して,
LoadRunner エージェントのネットワーク設定およびセキュリティ設定
を行うための新しいユーティリティ
モバイル・アプリケーションのテストの機能強化

SMP(SAP モバイル・プラットフォーム)で記録されたセッションの再
生サポート

機能強化されたプロキシの記録
VuGen の改善および追加機能

新しい時間トレンド・グラフを使用したトランザクション・ブレークダ
ウンによって機能強化された再生のサマリ

VuGen エディタでの共通のファイル・タイプの編集をサポート。仮想ユ
ーザ・スクリプトに制限されません

VuGen の使いやすさに対するいくつかの改善により生産性が向上

スクリプトを上書きせずに記録セッションをキャンセルする機能

改善された検索機能

パフォーマンスの改善。スナップショットを無効にする機能によるパフ
ォーマンスの向上が含まれます
デバッガの改善

プロトコルの機能強化とプロトコルの統合の追加

Web HTTP/HTML:

HTML5 WebSocket のサポート

TruClient から Web HTTP/HTML プロトコルへのスクリプト・コンバ
ータ

ユーザ・フレンドリなインタフェースからさまざまな OpenSSL コマ
ンドを実行する SSL ユーティリティ

SPDY サポート

Internet Explorer 11 サポート

TLS 1.1,TLS 1.2,NPN サポート

応答ヘッダ・コールバックによる機能強化された非同期サポート

記録に関するトラブルシューティング: 記録の失敗を特定し,可能な修
正方法を提案する機能

Linux サポート: 次のプロトコルに対して Linux ベースの Load
Generator での再生サポートを新たに追加。FTP,IMAP,LDAP,POP3
,SMTP,Windows Sockets

TruClient: ランデブー・ポイント,IP スプーフィング,および Shunra
ネットワーク仮想化のサポート

Silverlight: 最新バージョンと IP スプーフィングのサポート

SAP-Web: VuGen での相関スタジオのサポート

LDAP: 最新バージョン LDAP SDK のサポート

Flex: 最新の Apache SDK のサポート

.NET: バージョン 4.5 のサポート

Citrix: 最新バージョンのクライアント Receiver と XenDesktop のサポ
ート,および同じセッションで複数の発行済みアプリケーションを実行
する機能

SAP: HP による SAP アプリケーション・テスト。HANA Edition(
LoadRunner および Quality Center/Application Lifecycle Management)
は,Premium Qualification for SAP Vendor Branded Reseller を獲得しま
した。この認定は,LoadRunner 11.50 および Application Lifecycle
Management 11.00 以降で有効です。
新しくサポートされたテクノロジおよびプラットフォーム

Windows Server 2012 サポート

Internet Explorer 11,Chrome バージョン 30,および Firefox バージョ
ン 23 における記録と再生のサポート

Eclipse Juno,JUnit,および Selenium の最新バージョンのサポート
外部 IDE の統合/LoadRunner のスクリプトおよびアプリケーション用の
アドイン

Visual Studio および Eclipse から Controller を直接に呼び出す機能

VuGen スクリプトおよびユニット・テスト開発者向けの Visual Studio
2012 用アドイン

最新バージョン Eclipse のサポート
仮想テーブル・サーバ(VTS)の改善

VTS の複数の実行インスタンスを作成する

VTS コマンドおよびバッチ・ファイルをコマンド・ラインから実行する

JavaScript API による VTS のサポート

メイン・メニューからサンプル・データを使用してデータ・テーブルの
データを生成する
詳細については,『仮想テーブル・サーバ(VTS)ユーザーズ・ガイド』を参照してく
ださい。これは,DVD の Additional Components フォルダにある VTS インストール
で利用できます。
最新の HP 製品バージョンとの統合

HP Service Virtualization

HP Diagnostics

HP SiteScope

HP Unified Functional Testing(UFT)

HP Application Lifecycle Management(ALM)
改善されたドキュメント

テスト・プロセスおよびスクリプト作成プロセス用のワークフロー図を
ユーザーズ・ガイドに追加

タスクおよび手続きの追加による,Flex,Web HTTP/HTML,TruClient
プロトコルのドキュメントの機能強化

コード例の追加および新しい WebSocket 関数など,関数リファレンス
の構成の改善
全般的な機能強化

インストール時間の短縮による,製品のインストールの簡素化

管理者以外のユーザ・サポート: LoadRunner のコンポーネントは,UAC
と DEP を有効にして標準ユーザ・アカウントで実行できるようになっ
ており,管理者アカウントは必要ではなくなりました。これは,[スタ
ート]メニューの[LoadRunner]>[ツール]ノードからアクセス可能
なすべての LoadRunner コンポーネントおよびツールに適用されます。

Shunra 統合の機能強化

データベース API 関数がすべての C 言語プロトコルで使用可能になりま
した
コミュニティのライセンス・バンドル
インスタント・オン・ライセンスに置き換わるコミュニティ・バンドル
によって LoadRunner が配信されるようになりました。


新しいバンドルは永久に有効であり,50 個の仮想ユーザを提供します
。

これには,GUI(UFT),COM/DCOM,およびテンプレート・バンド
ル内のプロトコルを除く,すべてのプロトコルが含まれます。
インストールと設定に関する情報
サポートされる統合,製品バージョン,動作環境,互換性の完全なリストについては,
サポート・マトリックス・サイトまたは LoadRunner 12.00 の PAM(製品の販売状況
マトリックス)を参照してください。PAM を検索するには,ソフトウェア・サポート
・サイト(www.hp.com/go/hpsoftwaresupport)に移動して,[セルフソルブ]タブを
クリックし,LoadRunner 12.00 の製品の販売状況マトリックスを検索してください。
アクセス権の要件
すべてのコンポーネントのインストール・プロセスで,すべてのオペレーティング・シ
ステムの管理者アカウント(Linux システムの場合はルート・アカウント)が必要にな
ります。
インストール後,すべての LoadRunner アプリケーションおよび LoadRunner コンポ
ーネントは,UAC と DEP を有効にして,標準ユーザ・アカウントで実行されます(
管理者アカウントは不要)。特定の機能およびコンポーネントのユーザ権限に関連する
制限事項については,[アクセス許可]を参照してください。
注: Windows 8 では,必須の Microsoft Visual C++ 2005 再頒布可能パッケ
ージのインストール後に再起動が必要になります。マシンを再起動して,
DVD またはダウンロードしたパッケージから再度 setup.exe を実行しま
す。
言語パック
言語パックをインストールするには,LoadRunner インストールの完了時に,
LoadRunner DVD の lrunner/<言語名> フォルダから言語パックのセットアップを実行
します。
LoadRunner のフル・バージョン,VuGen,Analysis の動作環境
次の表に LoadRunner のフル・バージョン,VuGen スタンドアロン,または Analysis
スタンドアロンをインストールするために必要な動作環境を示します。必要なメモリ容
量および CPU はプロトコルの種類とテスト対象システムごとに変わります。
要件
値
プロセッサ速度
1.6 GHZ 以上
オペレーティング・
システム

Windows Server 2008 R2 SP1 64 ビット

Windows Server 2012 64 ビット(Controller および
Analysis でのみサポートされています)
 Windows 7 SP1 32(サポート)または 64 ビット(推奨)
 Windows 8 64 ビット
メモリ(RAM)
最小: 2 GB
推奨: 4 GB 以上
画面解像度
最小: 1024 x 768
ブラウザ
Microsoft Internet Explorer 8,9 および 10
利用可能なハードデ
ィスク領域
最小: 40 GB
Windows マシン上の Load Generator および MI Listener の動作環境
次の表に Windows マシンに Load Generator または MI Listener をインストールするた
めに必要な動作環境を示します。必要なメモリ容量および CPU はプロトコルの種類と
テスト対象システムごとに変わります。
要件
値
プロセッサ速度
1.6 GHZ 以上
オペレーティング・システ
ム
メモリ(RAM)

Windows Server 2008 R2 SP1 64 ビット

Windows Server 2012 64 ビット

Windows 7 SP1 32(サポート)または 64 ビット(
推奨)

Windows 8 64 ビット
最小: Load Generator は 1 GB,MI Listener は 2 GB
推奨: 4 GB 以上
画面解像度
最小: 1024 x 768
ブラウザ
Microsoft Internet Explorer 8,9,および 10
利用可能なハードディスク
領域
最小: 40 GB
Linux マシン上の Load Generator の動作環境
次の表に Linux マシンに Load Generator をインストールするために必要な動作環境を
示します。必要なメモリ容量および CPU はプロトコルの種類とテスト対象システムご
とに変わります。
要件
値
プロセッサ速度
1.6 GHZ 以上
メモリ(RAM)
最小: 1 GB
推奨: 4GB 以上
利用可能なハードディスク領域
最小: 500 MB
サポートされている Linux ディストリビューション
次の表に Linux マシンに Load Generator をインストールできる Linux ディストリビュ
ーションのリストを示します。32 ビットと 64 ビットの両方のディストリビューショ
ンがサポートされています。
ディストリビューシ
ョン
バージョン
Red Hat Enterprise
Linux

Red Hat Enterprise Linux 32 ビット 5.0/6.0

Red Hat Enterprise Linux 64 ビット 5.0/6.0

Oracle Enterprise Linux 32 ビット 5.0RH, 6.0RH, 6.0 UEK

Oracle Enterprise Linux 64 ビット 5.0RH, 6.0RH, 6.0 UEK

Ubuntu Server Linux 32 ビット 10.04 LTS,12.04 LTS

Ubuntu Server Linux 64 ビット 10.04 LTS,12.04 LTS

AMI 32 ビットおよび 64 ビット(バージョン 2012.03 また
はそれ以降)
Oracle Enterprise
Linux
Ubuntu サーバ
Amazon Linux
注: Load Generator はすべての X Server をサポートします。
64ビット・インストールの必須のパッケージ
次の表に 64 ビット・バージョンの Load Generator をインストールする前に Linux マ
シンにインストールする必要のあるパッケージのリストを示します。
ディストリビ
ューション
前提条件
インストール済みの確認方法
インスト
ール方法
Oracle Linux お
よび Amazon

rpm -qa --qf
'%{NAME}.%{ARCH}\n' | grep
-E 'glibc\.(i686|i386)'
yum
install <
glibc.i686
ディストリビ
ューション
前提条件
インストール済みの確認方法
インスト
ール方法
Linux を含む
Red Hat ファ
ミリ

libstdc++.i686(
Oralce Linux 6)
パッケー
ジ名>

libstdc++.i686(
Redhat Linux 5,
Oralce Linux 5)
rpm -qa --qf
'%{NAME}.%{ARCH}\n' | grep
-E 'libstdc\+\+[09]*\.(i686|i386)'

libstdc++47.i686(
Amazon Linux)

ncurses-libs.i686(
SecurityConsole によ
って必要とされる)

ncurses.i386(Redhat
Linux 5)

libc6-i386

dpkg -l libc6-i386

lib32stdc++6

dpkg -l lib32stdc++6

lib32ncurses5(
SecurityConsole によ
って必要とされる)
Ubuntu サーバ
rpm -qa --qf
'%{NAME}.%{ARCH}\n' | grep
-E 'ncurses(libs)?\.(i686|i386)'
apt-get
install <
パッケー
ジ名>
注: 上記の表に示される前提条件は必須パッケージの命名パターンを示しています。実
際の名前は,システム・アーキテクチャにより異なる場合があります。
LoadRunner コンポーネントの共存マトリックス
次の表に,同じマシンで共存できる LoadRunner 製品を示します。
1 番目のイ
ンストール
/
MI
フ
ァ Listene
r
イ
ア
ウ
ォ
ー
ル
越
し
の
監
視
LoadRunn
er フル
VuGe
n スタ
ンド
アロ
ン
Analysi
s スタ
ンドア
ロン
Load
Generat
or
--
いい
え
いいえ
いいえ
い
い
え
いいえ
いいえ
VuGen スタ
ンドアロン
いいえ
--
はい
いいえ
い
い
え
いいえ
いいえ
Analysis ス
タンドアロ
ン
いいえ
はい
--
いいえ
い
い
え
いいえ
いいえ
Load
Generator
いいえ
いい
え
いいえ
--
い
い
え
いいえ
いいえ
ファイアウ
ォール越し
の監視
いいえ
いい
え
いいえ
いいえ
--
いいえ
いいえ
2 番目のイ
ンストール
LR フル
Performanc
e
Validation
SDK
MI Listener
いいえ
いい
え
いいえ
いいえ
い
い
え
--
いいえ
Performanc
e
Validation
SDK
はい
いい
え
いいえ
いいえ
い
い
え
いいえ
--
追加のインストールおよびアップグレード

すべてのスタンドアロン・インストール(Load Generator など)は,
DVD の Standalone Applications フォルダにあります。

すべての追加コンポーネント(Citrix Agent など)は,DVD の
Additional Components フォルダにあります。

既存の旧バージョンの LoadRunner に上書きして LoadRunner 12.00 を
インストールできます。ただし,バージョン 11.00 より前の
LoadRunner の場合は,LoadRunner をアンインストールしてからバー
ジョン 12.00 をインストールする必要があります。
仮想テーブル・サーバ(VTS)
VTS の古いバージョンがある場合,そのバージョンをアンインストールし,最新バー
ジョンを DVD の Additional Components フォルダから再インストールします。
注意と制限事項
本項では,LoadRunner バージョン 12.00 のインストール前の注意点,問題,および回
避策について説明します。
追加の制限事項および回避策については,『LoadRunner ユーザーズ・ガイド』の「ト
ラブルシューティングと制限事項」の項を参照してください。

インストール

アクセス許可

VuGen

Controller および全般

統合

プロトコル SDK
インストール
Windows

1 つのマシンに複数の LoadRunner コンポーネントがインストールされ
ており(スタンドアロン・バージョンの VuGen と Analysis の両方など
),いずれかのコンポーネントをアンインストールする場合は,アンイ
ンストール後に残りのコンポーネントで修復を実行する必要があります
。

McAfee または Aladdin の eSafe ウイルス対策アプリケーションを実行
している場合は,LoadRunner をインストールする前に終了しておいて
ください。

McAfee のウィルス対策アプリケーションを実行している場合は,
LoadRunner エージェントで標準で使用されるポート 443 が McAfee に
よってブロックされます。このポートを手動で有効にする必要がありま
す。このポートを無効にするには,McAfee の設定ダイアログ・ボック
スを開きます。[ファイアウォールポリシー]タブで,ポート 443 を許
可するように新しいルールを追加します([アクション]: [許可],
[IP]: [TCP],HP LoadRunner エージェント・プロセスの受信トラ
フィック)。

VuGen と Analysis のスタンドアロン製品のインストール・ウィザード
はローカライズされていません。英語でのみ利用できます。

Linux マシン上で Load Generator をアンインストールすると,アンイン
ストール処理が失敗し,次のメッセージが表示される場合があります。
「エラー: 失敗しました: reloc の後ろのセグメント・ポートをリストア
できないため: 拒否されました」
回避策: Load Generator をアンインストールする前に setenforce 0 コマ
ンドを使用して,SE Linux を無効にします。アンインストールが完了し
Linux
たら,setenforce 1 コマンドを使用して SE Linux を有効にします。
注: この制限は,Oracle 5.0 および Red Hat 5 [32ビット版] のみに適用さ
れます。
Unified Functional Testing(UFT)との共存

同一のマシンに LoadRunner および UFT をインストールしてから,そ
のいずれかをアンインストールすると,残りのソフトウェア・プログラ
ムが正しく機能しない場合があります。
回避策: マシンで使用するソフトウェア・プログラムを再インストール
します。

LoadRunner および UFT をインストールしたマシンでは,UFT を
LoadRunner の後にインストールしていると,特定のプロトコルを記録
できない場合があります。
回避策: UFT をアンインストールし,LoadRunner インストールに対す
る修復を実行します。

magentproc.exe サービスが外部の Load Generator マシンで実行中であ
るときに,UFT をインストールすると,Controller が Load Generator で
UFT スクリプトを実行できない場合があります。
回避策: UFT をインストールした後に,外部の Load Generator で,
magentproc.exe サービスを再起動するか,そのマシンを再起動します。
アクセス許可

問題: UAC を有効にして LoadRunner License ユーティリティを実行す
ると,管理者資格情報を求めるプロンプトが表示されます。
解決策: 管理者としてユーティリティを実行します。
o
問題: C# スクリプトおよび VB .NET スクリプトを作成するために Visual
Studio 2010 および 2012 アドインを使用しているとき,Visual Studio に
よって,実行の前にシステムに登録する必要がある .NET アセンブリが
作成されます。.NET アセンブリの登録には管理者権限が必要です。
解決策: UAC を有効にして,次のいずれかの方法を使用して,テストの
実行前に .NET アセンブリを登録します。

Visual Studio を「管理者として」実行し,管理者資格情報を入力(求
められた場合)します。[プロジェクトの設定]で,[COM 相互運
用機能の登録]オプションが設定されていることを確認します([プ
ロジェクト]>[プロパティ]>[ビルド]>[COM 相互運用機能の登
録])。Visual Studio は,プロジェクトをビルドするたびにテスト
DLL を .NET アセンブリとして自動的に登録します。

管理者権限なしで Visual Studio を実行し,ビルド後にテスト DLL を
手動で登録します。これを行うには,管理者権限を使用して Windows
コンソールを実行し,次のコマンドを実行します。
%WINDIR%\Microsoft.NET\Framework\v4.0.30319\RegAsm.exe
<TargetDLLwithPath> /codebase(このコマンドの実行時に発行される
警告は無視します)
たとえば,<TargetDLLwithPath> を "c:\users\qatest\documents\visual
studio
2010\Projects\LoadRunnerUser1\LoadRunnerUser1\LoadRunnerUser1
.dll" で置き換えることができます。ビルドのたびに DLL を登録する必
要はありません。DLL で定義された COM インターフェースの変更後
に DLL を 1 回登録するだけで十分です。

問題: IP ウィザードが,制限ユーザでは機能しません。
解決策: 管理者権限を使用して IP ウィザードを実行します。IP ウィザー
ドでは,リモート・マシンとの通信に Raw ソケットが使用されます。
このため,ソケット・ベースの通信で Raw ソケットを開いて使用する
のに管理者権限が必要になります。詳細については,
http://msdn.microsoft.com/enus/library/windows/desktop/ms740548%28v=vs.85%29.aspx を参照して
ください。あるいは,ターゲット・マシンで IP ウィザードの設定項目
をローカルに設定することもできます。

問題: Web ベースのプロトコル・スクリプトを記録するときに,データ
実行防止機能(DEP)が有効な場合,インストールで記録に失敗する可
能性があります。
解決策: マシンの DEP を無効にします。詳細については,『ユーザーズ
・ガイド』の「仮想ユーザ・スクリプトの記録方法」を参照してくださ
い

問題: 制限ユーザで,エージェントの実行環境設定を実行できません(
[スタート]メニュー >...>[HP LoadRunner]>[ツール]>[Agent
Runtime Setting Configuration])。
解決策: 管理者権限を使用してツールを実行します。このツールで管理
者権限が必要とされるのは,このツールで LoadRunner エージェント
Windows サービスのインストールや削除が行われるためです。

問題: 制限ユーザで,Linux マシン上の Load Generator のネットワーク
設定を実行できません。
解決策: Linux オペレーティング・システムで作業しているとき,管理者
権限で lr_agent_settings を実行します。
VuGen

ほかのブラウザ・ウィンドウが開いている場合,Chrome および Firefox
での記録に失敗する可能性があります。
回避策: これらのブラウザを記録する前に,Chrome および Firefox のす
べてのインスタンスを閉じます。

HP WebTours アプリケーションに記録されたスクリプトの再生に失敗
します。
回避策: プロキシなしで動作するように,実行環境設定を実行します。

テキスト・チェックの挿入機能は,64 ビット・ブラウザではサポートさ
れていません。
回避策: スクリプトが生成された後に,スナップショット・ペインから
テキスト・チェックを追加します。

組み込みブラウザで HP サイトを開く場合に,そのサイトが[信頼済み
サイト]の一覧に含まれていないと,[信頼済みサイト]の一覧にその
サイトを追加するよう求められます。そのサイトを追加した後に,Web
サイトのスクリプト・エラーを受け取る場合があります。エラーを閉じ
て,通常のとおりに引き続き作業します。

次のプロトコルでは,再生はサポートされますが,記録はサポートされ
なくなりました: Siebel - DB2 CLI,i-mode,EJB,Sybase Dblib,
Sybase Ctlib,Informix,PeopleSoft-Tuxedo,PeopleSoft Enterprise,
Tuxedo,VBScript Vuser,JavaScript Vuser,SQL Server,Web Click
and Script。これらのプロトコルは,LoadRunner の今後のリリースで削
除される予定です。

VBScript のスクリプトの再生中に生成された実行時エラーは,正しく処
理されない可能性があります。既存の VBScript のスクリプトを C に移
植することをお勧めします。
回避策: 実行環境設定で[エラーでも処理を継続する]オプションを有
効にします。

LoadRunner 11.50 から,VB プロトコルが廃止されました。

TruClient Ajax の場合 - IE スクリプト: 記録中,Internet Explorer により
実際のファイル・パスが次のパスに置き換わります。ステップの引数フ
ィールドにある C:\\fakepath\\<ファイル名>。このパスでスクリプトを再
生するとエラーになります。
回避策: 記録後に手動でステップの引数を修正します。文字列
c:\\fakepath\\image.jpg を実際のイメージのパス(例: D:\\My
Images\\photos\\image.jpg)に置き換えます。

すべての TruClient スクリプトの場合: LoadRunner 11.52 で記録された
スクリプトの pref.js ファイルまたは user.js ファイルにカスタム設定を
追加した場合,LoadRunner 12.00 スクリプト・ファイルにもそのカス
タム設定を追加する必要があります。
ヒント: LoadRunner 12.00 でカスタム設定を使用してスクリプトの編集
を開始する前に,既存のファイルをバックアップしておくことをお勧め
します。

LoadRunner が中国語のオペレーティング・システムにインストールさ
れていて,インストール・パスに中国語の文字が含まれている場合,
LoadRunner で特定のプロトコルの仮想ユーザ・スクリプトを記録でき
ません。
Controller および全般

Windows Server オペレーティング・システムにインストールされた
LoadRunner サーバでは,ヘルプ・コンテンツを表示するために,
Internet Explorer のセキュリティ強化構成を無効にする必要があります
。標準設定では,この構成は有効になっています([コントロール パネ
ル]>[管理ツール]>[サーバ マネージャ]>[IE ESC の構成])。
セキュリティ強化構成の無効化の詳細については,『ユーザーズ・ガイ
ド』の「VuGen - トラブルシューティングと制限事項」を参照してくだ
さい。

Windows 8 または Windows 2012 サーバ・マシンでは,Controller から
RTE スクリプトを実行することはサポートされていません。

LoadRunner 向け Visual Studio アドインを使用して作成された C# .NET
または C++ .NET スクリプトでは,ネットワーク仮想化(Shunra)はサ
ポートされていません。

実行結果ビューアでは,[印刷]および[コピー]などの特定のメニュ
ー・コマンドを使用できません。

次のモニタは,このバージョンの LoadRunner では廃止されました:
CheckPoint FireWall-1,WebLogic SNMP,DB2,SAPGUI,PeopleSoft
(Tuxedo),MS COM+,および Tuxedo。
統合
次の項では次の項目に関する統合情報を示します。

製品の互換性

データ形式拡張機能(DFE)のサポート

HP Performance Center

HP Service Virtualization
製品の互換性
LoadRunner 12.00 は,次の HP 製品バージョンと互換性があります。

HP Application Lifecycle Management バージョン 11.00 パッチ 16,
11.52 パッチ 1,および 12.00

HP Diagnostics バージョン 9.21 および 9.23

HP SiteScope バージョン 11.22 および 11.23。SiteScope モニタのライ
センスを取得するには,HP の担当窓口までお問い合わせください。

HP Service Virtualization バージョン 3.10

HP Unified Functional Testing バージョン 12.00
製品の互換性および動作環境の最新の情報については,「HP ALM and Tools 12.00 の
統合サポート・マトリックス」を参照してください。
データ形式拡張機能(DFE)のサポート

次の DFE は Windows と Linux の両方でサポートされています: Base64
,JSON to XML,PrefixPostfix,UrlEncoding,および XML。

次の DFE は Windows マシンでのみサポートされています: XSS,GWT
,および Remedy。
HP Performance Center

Performance Center サーバが認証に SSO を使用している場合,VuGen
から SSL が有効な Performance Center ホストに接続できません。
HP Service Virtualization

HP Service Virtualization プロジェクトでシナリオを実行しているときに
,[デザイン]タブで Service Virtualization の設定を変更しても,その
設定は HP Service Virtualization サーバに適用されません。

Service Virtualization サーバが SSL とモニタの両方の資格情報を使用す
る場合,HP Service Virtualization プロジェクトをシナリオに正しくイン
ポートできません。
回避策: SSL のみの資格情報を使用するように HP Service Virtualization
サーバを設定します。
プロトコル SDK

MSI を構築する場合,ファイルまたはパスの名前に含まれる英語以外の
文字はサポートされていません。

プロトコル SDK を実行するには,管理者権限を持ち,さらに[すべて
の管理者を管理承認モードで実行する]設定を無効にする必要がありま
す。

LoadRunner,VuGen,および PC ホストに対しては,プロトコル SDK
は,32 ビットおよび 64 ビットの MSI をサポートしています。PC サー
バに対しては,32 ビットの MSI のみをサポートしています。

LoadRunner,VuGen,および PC ホストでは,PatchAddin サポートは
TARGETDIR ファイル専用です。
その他のリソース

HP ソフトウェア・サポート・オンライン

HP Live Network(HPLN)

LoadRunner ブログ

LoadRunner コミュニティ・フォーラム

LoadRunner ナレッジ・ベース

LoadRunner の統合
サポート情報
HP ソフトウェア・サポート・オンライン Web サイトにアクセスしてください(
http://www.hp.com/go/hpsoftwaresupport)。
HP ソフトウェアが提供する製品,サービス,サポートに関する詳細情報をご覧いただ
けます。
HP ソフトウェア・オンライン・サポートではセルフソルブ機能を提供しています。お
客様の業務の管理に必要な対話型の技術支援ツールに素早く効率的にアクセスいただけ
ます。HP ソフトウェア・サポート Web サイトのサポート範囲は次のとおりです。

関心のある技術情報の検索

サポート・ケースと機能強化要求の送信とトラッキング

ソフトウェア・パッチのダウンロード

サポート契約の管理

HP サポート窓口の検索

利用可能なサービスに関する情報の閲覧

他のソフトウェア・カスタマーとの意見交換
ソフトウェア・トレーニングの検索と登録
一部を除き,サポートのご利用には,HP Passport ユーザとしてご登録の上,ログイン
していただく必要があります。また,多くのサポートのご利用には,サポート契約が必
要です。HP Passport ID を登録するには,以下の Web サイトにアクセスしてください
。

http://h20229.www2.hp.com/passport-registration.html(英語サイト)
アクセス・レベルに関する詳細は,以下の Web サイトにアクセスしてください。
http://support.openview.hp.com/access_level.jsp
HP Software Solutions Now から,HPSW ソリューションおよび統合ポータル Web
サイトにアクセスできます。このサイトにより,HP 製品間の統合の完全なリストおよ
び ITIL プロセスのリストを含む HP 製品ソリューションを確認して,ビジネス・ニー
ズを満たすことができます。この Web サイトの URL は,
http://h20230.www2.hp.com/sc/solutions/index.jsp です。
ご注意
保証
HP 製品,またはサービスの保証は,当該製品,およびサービスに付随する明示的な保
証文によってのみ規定されるものとします。ここでの記載で追加保証を意図するものは
一切ありません。ここに含まれる技術的,編集上の誤り,または欠如について,HP は
いかなる責任も負いません。
ここに記載する情報は,予告なしに変更されることがあります。
権利の制限
機密性のあるコンピュータ・ソフトウェアです。これらを所有,使用,または複製する
には,HP からの有効な使用許諾が必要です。商用コンピュータ・ソフトウェア,コン
ピュータ・ソフトウェアに関する文書類,および商用アイテムの技術データは,FAR
12.211 および 12.212 の規定に従い,ベンダーの標準商用ライセンスに基づいて米国政
府に使用許諾が付与されます。