第36回食品産業優良企業等表彰 功績の概要(PDF)

第36回食品産業優良企業等表彰
功績の概要
一般財団法人食品産業センター
公益財団法人食品流通構造改善促進機構
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●農林水産大臣賞受賞者一覧
(1)食品産業部門 <農商工連携推進タイプ> (4点)
名称
いけだしょくひんかぶしきがいしゃ
業種(種類)
所在地
主な功績の概要
菓子製造業
北海道
(農商工連携の推進)
○平成15年頃は国産原料は8.82%であったが、平成20年頃には約27.6%、平成25年頃
には約38.1%と上昇。契約栽培大豆は、平成12年度に0.8㌧だったが平成25年度に
は19㌧と推移しており、今後も契約栽培を進める。
○「札幌圏豆くらすたあ」の発足に伴い、生産農家との交流頻度が増加。これにより、全量
買取り体制の確立により熱心な農家の経営姿勢に報いるべく契約栽培に向かうことで農
家の経営安定に寄与し、安定した良品質原料を確保。また、輪作体系の取組みにより大
豆の輪作体系を維持。未利用農産物の有効利用や規格外農産物の活用により資源の
有効利用に寄与している。
○国産原材料の活用にあたり、新たに商品開発委員会を立ち上げ、社員全体で新商品開
発に取り組んでいる。小麦等、外麦と異なる成分(蛋白の含有量等)に対応した試作開
発、伝統菓子の継承・拡大の為に職人と共に技術の充実化を実施している。
食品製造業
(たれ類・しょう油)
青森県
(農商工連携の推進)
○当組合は、加工専門農協として国産原料にこだわったたれ類やしょう油を製造しており、特
に昭和 40 年から販売している焼肉のたれ「スタミナ源たれ」は「青森県では一家に1本」と
言われるまで御愛用いただいている。
○野菜のうま味を引き出すこだわりの製法を堅持しながら、生産者との契約栽培による原料
確保、新たな商品や技術の開発、食品循環資源の再生利用、県内事業者とのコラボ
商品開発、小学校の工場見学や保健所の福祉事業への協力にも積極的に取組みを続
けている。
○平成 21 年の新工場移転を契機に、平成 22 年からは青森県産の大豆と小麦を原料にし
たしょう油製造を本格的にスタートさせ、国産原料の使用率を大幅に向上させることで、安
全・安心な生産体制が強化されたほか、国内外への販路拡大や従業員の積極的な地
元雇用にも努めている。
池田食品株式会社
かみきたのうさんかこうのうぎょうきょうどうくみあい
上北農産加工農業協同組合
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すずきしょくひんせいぞうかぶしきがいしゃ
鈴木食品製造株式会社
つのしょくひんこうぎょうかぶしきがいしゃ
食品製造業
(缶詰・瓶詰)
山形県
(農商工連携の推進)
○食品製造業としての当社の経営方針でもある「農業創出」を主テーマとした産地形成支
援と果樹農家の所得向上策となる。培効率・歩留まり向上等の営農支援に取組み、農
業ビジネスの循環システム(食品製造業と農家の経営が共に繁栄していく施策)構築努
力を実践している。
○地域柄を活かして、農家出身の社員への農業経営・技術指導を行った後、契約栽培農
家として取引を実践し、その園地管理は当社社員としての業務範囲とするモデルケースを
確立することで、契約栽培農家創出のビジネスモデルの指針としている。
○果実加工製造業として県内最大手の自負の元、山形県・市町村・農業及び食品業界な
どの新商品開発協力や農業支援の一環としての各種研修会講師等を積極的に努めて
いる。
米油製造業
和歌山県
(農商工連携の推進)
○わが国の食生活に最も身近なお米の副産物米糠は、貴重な国産植物性油脂資源であ
り、当社は、原料としてこの米糠のみを利用し、こめ油を始め様々な米糠抽出物の製造をし
ている。国産農林水産物である米糠を原料とするこめ油の供給が増加することにより食料
自給率の向上に寄与している。
○このため、こめ油に加え、同じく国産農林水産物である「ぶどう山椒」を原料とした山椒香味
油を新商品開発することで、国産農林水産物の消費拡大による食料自給率も向上にも
寄与している。
○また、地域の農協では、従来の柿酢等に加えて柿の加工品としての更なる有効活用策を
探っていたところであり、国が進める「農商工連携事業」に参画し、当社の成分抽出技術を
活用した柿の加工食品の開発・販売で連携している。
業種(種類)
所在地
主な功績の概要
乾麺・半生麺
製造業
兵庫県
(経営革新)
○1945 年の創業以来約69年にわたり地場産業でもある播州乾麺の製造・販売に努め、高
品質の製品造りと食品の安心・安全には業界他社に先駆けて取り組んでいる。
築野食品工業株式会社
(1)食品産業部門 <経営革新タイプ> (1点)
名称
とうあしょくひんこうぎょうかぶしきがいしゃ
東亜食品工業株式会社
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○各種の認証取得の経緯は次の通りである。
・2002 年 7月 乾麺HACCP認証取得(乾麺業界内第一号)
・2005 年 12 月 ISO22000認証取得(乾麺業界内第一号)
・2012 年 12 月 FSSC22000認証取得
・2014 年 4 月 ハラール認証取得(乾麺業界内第一号)
また、乾麺の輸出にも積極的に取り組み、美味しい日本食の普及・拡大に努めている。
(2)食品流通部門 (2点)
名称
やまのべ
しょうぞう
山野辺 庄三 64才
(いわき魚類株式会社)
業 種(種類)
所在地
主な功績の概要
水産物卸売業
福島県
企業・団体における活動及び発展への寄与)
〇(一社)全国水産卸協会(略称:全水卸)の理事として会員相互の連携と融和に努め、特
に全水卸東北地域協議会において中小の卸売会社の多い東北地域の実情を踏まえ、
卸売業者の経営体質の改善、取引方法の弾力化、中央市場と地方市場の連携強化
等について意見提案を行い、また市場が連携することによって集荷ロットを大型化して主産
地から集荷することの重要性と大規模拠点市場を核とした市場のネットワーク化の具現化
を提唱し、東北地域の市場間連携の推進と各社の集荷力の向上に尽力した。
全水卸の理事会等において長年の経験で積み重ねられた水産業に関する知識をベー
スに、卓越した指導力をもって卸売業務の効率化や経営改善の必要性と近年の水産物
の供給構造と需要状況の変化に対応した業務運営の必要性を提唱し、水産物卸業界の
意識改革と近代的経営の確立に貢献した。
〇 東北水産物卸売市場連合会(「東北水連」と略)の理事として
東日本大震災以降、東北水連の総会等において傘下の岩手県、宮城県、福島県の
消費地水産市場における被害や復旧情報の集約化を図り、それを各市場間で活用
することを提唱し、被災した消費地水産市場の復旧・復興の取組の推進に貢献した。ま
た、津波等による被害の大きかった岩手県、宮城県、福島県沿岸の水産産地市場から
被災後に消費地市場へ出荷できる数量及び水産加工業者等の被害状況等について東
北水連傘下の市場において共有することの必要性を提唱して、被災した産地に対する支
援を傘下の各市場の実情に応じてそれぞれ行うことに尽力。各市場において被災した産地
から集荷できる数量を把握したうえで被災後の集荷計画の見直しを行い、実態に合った計
画的集荷を実現し、地域住民に対する水産物の安定的供給の確保に貢献した。
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ひろしまうおしょうきょうどうくみあい
水産小売業
広島県
(食品流通の高度化・近代化の推進)
〇 共同事業の推進
当組合は広島市中央卸売市場の水産棟及び関連棟の一部を広島市から借り受け、共同
施設を必要とする組合員に貸し出し、加工場またはピッキング場として使用に供し、組合員
の経営の合理化に努めている。また、組合員が営業上必要とする手かぎ、トレーなどを組
合事務所で販売し、そのコスト削減や利便性を高めるよう努めている。
生鮮魚介類の販売に際しては、衛生管理の徹底による食中毒事故の防止が最重要課
題であるが、万一食中毒事故が発生した場合、経営破綻につながりかねない。このため、
その対応策として、全国水産物商業協同組合連合会(以下「全水商連」という。)の推進
する「食中毒賠償責任保険」の加入促進を行い、その経営安定を図っている。また、病院
、老人施設、保育園などへの納品に当たっては、検便検査記録の提出が求められる場合
があるが、組合一括受検により低価格で実施しており、納品先の信頼感の醸成につながっ
ている
〇 食品流通の近代化・高度化の推進
当組合は、広島市中央卸売市場開設運営協議会の委員として参画、市場の基本方針
策定、施設の改修・整備に大きく貢献し、施設の利用効率の向上、適正な施設管理を通
じて流通コスト削減に寄与した。
広島市中央卸売市場精算株式会社は、卸売業者2社、広島仲卸協同組合、広島魚商
協同組合及び4金融機関が出資して設立されている。卸売市場は市場法により24時間以
内に生産者へ買受代金を精算することが義務付けられており、正確確実な精算が求めら
れている。当組合は、本精算会社に参画し、精算システムの効率化に貢献、インターネット
を通じて伝票などの大幅なペーパーレス化などを実現し、事務効率化を図った。
業種(種類)
所在地
主な功績の概要
広島魚商協同組合
(3)CSR部門 (2点)
名称
かぶしきがいやよいさんふーず
株式会社ヤヨイサンフーズ
冷凍食品製造業
東京都
○当社は創業以来「安全・安心をすべてに優先して貫く」という品質重視の企業風土を大切
に守り続けてきた。その根底には、学校給食用の冷凍食品から事業の基盤を築いてきたと
いう歴史がある。まだ給食が普及し始めた時代にあって、「子供達の成長に役立つ、安全・
安心な食事をお届けしたい」との願いこそ、当社が品質にこだわる原点である。
○以来、病院向け、施設向け給食や外食市場、中食市場へとフィールドを広げる中で、“安
全・安心”のための組織的な取り組みを徹底することで、社会からの信頼を獲得し、成長へ
の原動力としている。
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○特に、CSRに力を注ぎ、平成12年から「子供達の成長に合わせて味覚醸成と地元食文化
への関心向上」を目的に、日本フランス料理技術組合(三國清三代表)と下記「KIDS-シェ
フ」を協働で進めている。
かぶしきがいしゃたるみずおんせんつるた
株式会社垂水温泉鶴田
ミネラルウォーター
製造業
鹿児島県
○弊社は、天然の温泉水をナチュラルミネラルウォーターとして商品化したパイオニア的企業と
して平成26年8月に創業21周年を迎えた。創業者である前社長は、温泉水飲料に興味を
持った人々に対して事業のノウハウを惜しむことなく伝授した結果、20年経った今では弊社
が立地する地域に計9社の同業他社が設立されている。このことにより、地域雇用が創出
されたことはもちろん、地域経済が活性化され、鹿児島県垂水市は「飲める温泉水が湧き
出る町」として全国的にも有名になり、観光客や修学旅行生を誘致する際のPR活動にイン
パクトを与えている。
○鹿児島県垂水市において、ナチュラルミネラルウォーター(飲む温泉水)を製造・販売する
事業は、今や地域一体の事業となっている。その中で弊社はリーディングカンパニーとしての
自負があり、商品の品質および顧客満足度を向上させるための活動に積極的に取り組ん
でいる。その結果、弊社本社・工場が、温泉水飲料メーカーでは日本ではじめてISO22000
の認証を取得した。弊社におけるISO22000の認証取得は近隣の同業他社にも影響を与え
ており、各社で設備投資を伴う衛生管理体制の強化が行われるなど、地域全体で「食の
安全・安心」に対する意識の高揚につながっている。
業種(種類)
所在地
主な功績の概要
製粉業・食品
製造業等
東京都
○当社では、従来から製粉・食品製造の際発生する廃棄物の処理対策を講じており、その一
(4)環境部門 <食品リサイクル推進タイプ>(2点)
名称
にほんせいふんかぶしきがいしゃ
日本製粉株式会社
環として廃棄物等再資源化率目標を設定している。従来部門別に設定していた目標を
2011年度から部門統一し、グループ全社における廃棄物等再資源化率の目標を98%以
上とした。その目標は達成したため、2014年度からは99%以上に目標を上方修正した。
○さらに、リサイクル・ループの取り組みを構築し、食料品製造企業単体での申請としては初め
て2013年12月認定を受けた。
○このリサイクル・ループは、当社の名古屋・大阪・神戸甲南の3工場(技術センター含む)に
おいて廃棄物となった小麦粉・プレミックス・パン・菓子・麺類のくず等の食品残渣を、㈱イガ
再資源化事業研究所(登録再生利用事業者:三重県伊賀市)に排出する。同所で独自
の飼料化技術により良質の液状飼料「ハイパーリキッド」を乳酸発酵させて製造している。養
豚施設である㈱トントンファーム(三重県:伊勢市)で豚を肥育しているが、特に乳酸菌とお
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茶の葉(カテキン)も混合したハイパーリキッドで肥育された豚は腸が丈夫となり健康に育ち、その
豚肉は、ブランド豚『忍茶豚』として高い評価を得ている。㈱トントンファームで肥育する豚は、液状飼
料を食べて消化が良いため、糞尿の臭気が少ない環境配慮型糞尿処理が構築されている。
○前述の各工場の社員食堂では、『忍茶豚』をおかずとして喫食もしている。自工場から排出された残
さで飼育した豚を自らが食することにより、従業員の廃棄物対策への意識向上にもつながっている。
○「おからは資源である」との考え方に基いて、約40年前からおからの乾燥試験に取り組み、
かぶしきがいしゃみずずこーぽれーしょん
食品製造業
株式会社みすずコーポレーション
(凍り豆腐・味付け
いなり揚げ等)
(5)マイスター部門
各種の乾燥方法により実際に乾燥おからを生産することで品質向上と用途開発を進めてき
た。
○その中でもきのこ培地への応用は自社できのこ工場を運営して実証試験を行い、効果が認
められたことから、きのこ培地への乾燥おからの添加は必要不可欠な技術になっている。
○また、おからは栄養価が高いことから餌料用として多く用いられ、吸水性が優れているので
猫砂用の主要原材料としても使用されている。食品用は火炎が直接おからに当たらないよ
うに熱交換器を介した高温の熱風により乾燥する間接加熱方式を採用し、高品質な乾燥
おからが製造でき、粒度の調整も可能なため卯の花やハンバーグ、ケーキ類、コロッケ等
各種用途に利用されている。
業種(種類)
所在地
主な功績の概要
魚肉練り製品(蒲
鉾など)製造業
富山県
○昭和43年入社以来46年間、伝え継がれた蒲鉾づくりの技を研磨し、多くの美味しい商品
を製造するとともに新商品の開発を精力的に行っている。卓越した技術で製造された商品
は、全国蒲鉾品評会において農林水産大臣賞を受賞するなど蒲鉾づくりの技術力は全国
の蒲鉾製造業界での評価が高い。
○特に、富山県人の食文化で一つである「昆布」を使用した昆布巻蒲鉾や古くから結婚式
等で贈答品として利用されている祝鯛などの細工蒲鉾の製造技術においては、卓越したも
のがあり、全国の第一人者である。
○また、魚肉練り製品の新たな販路を開拓するため、従来の技法に新たな技法を加えて、「
江戸時代から伝承されているトラフグの皮を使用した珍品」「米とすり身をミックスしたスナック
風練り製品」「高齢者等にも食べやすいとろける食感の介護用練り製品」「ワインに合うツマ
ミ」などの新しい商品を開発している。
○以上から、県内の蒲鉾製造業界のみならず食品製造業界の模範であり、今後とも指導者と
(1点)
名称
りゅうじ
高野 隆司 68歳
(株式会社梅かま)
長野県
たかの
しての期待が大きい。
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●農林水産省食料産業局長賞受賞者一覧
(1)食品産業部門 <農商工連携推進タイプ> (1点)
名称
にほんかんづめかぶしきがいしゃ
業種(種類)
所在地
主な功績の概要
食品製造業
北海道
(農商工連携の推進)
○当社は、「食の可能性に挑戦する・・・良質な北海道・十勝の食材を最高の品質でお客様へお
届けする事により、お客様の健康で豊かな食生活へ貢献する」との経営理念の下に、スイートコ
ーン事業、レトルトパウチ事業、冷凍野菜事業、冷凍食品事業を展開している。
○当社が使用している原料農産物の大半は、十勝を中心に契約栽培により、生産者から直接調
達している。約一千戸に及ぶ生産者は、昭和 49 年に日本罐詰原料協議会として組織され、生
産者の一人ひとりと将来にわたる共存共栄の関係を築き、40 年間にわたり相互信頼、相互理
解を堅持している。
○同協議会のほか、ハーベスタ運営協議会、農協との連携など、地域農業の発展を推進。ま
た、生産工場従業員の大多数は、十勝を中心に地元の方々を採用するなど、当社は、農業の
振興と雇用の面で大きく貢献している。
日本罐詰株式会社
(1)食品産業部門 <経営革新タイプ> (1点)
名称
かぶしきがいしゃしまだはむ
株式会社嶋田ハム
業種(種類)
所在地
肉製品製造業
秋田県
主な功績の概要
(経営革新)
○ソーセージの本場ドイツで学んだ伝統の製法を守り、当初と変わらぬ製法でソーセージを製造。
特に重視しているのが「素手での練り込み仕上げ」と「直火燻煙窯での燻煙」。当社は自慢の味・
こだわりへの追求を実施している。
○当社のこだわりの商品は、大手百貨店にも好評価を得、贈答用ギフトカタログに掲載。全国的に
認知度が高まっている。また、自社生産、製造、販売を手掛けることでトレサビリティが確立されてお
り、消費者に対し「安全・安心」を提供し、学校給食や県内有名ホテルでの利用が拡大している。
○新設備導入により廃棄率が大幅に低下。さらに、衛生管理講習を継続的に実施し社員に対し
常に高い衛生意識を持たせ、効果的な清掃方法を周知することで洗剤等の消費量を削減しコス
トダウンを図る。
○さらに、製造が難しいとされる本格的な「醗酵サラミソーセージ」の開発に着手している。
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(2)食品流通部門 (2点)
名称
かぶしきがいしゃ ウエシマコーヒーフーズ
業 種(種類)
所在地
主な功績の概要
外食品卸売業
兵庫県
(食品流通の高度化・近代化の推進)
〇 コーヒーを始めとする外食用食材を供給する卸売会社
コーヒー製造・販売企業として、コーヒーを始めとする業務用食材を外食産業に提供する企業として、販
売品目は、コーヒー30%、加工品16%、調味料8%、ドリンク6%、冷凍品30%、チルド10%となっている。
現在約10,000アイテムを取り扱っているが、年間1,200アイテム以上増加している。神戸市中央区に本社を置
き、全国主要16都市に支店、6か所に事業所を展開、関東以西から九州までと一部海外を販売エリアとし
て販売物流機能を有する。
〇 多温度帯流通の確保と効率的な配送
多様な取扱品目から、それぞれの商品を最適な状態で届けるため、常温・チルド・冷凍の三温度帯を16か
所の拠点から冷蔵・冷凍車78台(うち4台が天然ガス車)で効率よく同時にお届けする。また、顧客よりの受
注は、365日24時間体制でFAX,EOSオンラインシステムにて自動発注し、即日配送。当社独自の発注シ
ステムにより、在庫管理、デッドストック・賞味期限切れの防止等、作業負荷の軽減に役立てている。
少量商品の発注は大型支店で行い、近郊支店に分配して仕入れコストを削減している。大型の顧客先
へは、直送又は委託物流により省力化を図っている。
ボランタリーチェーン
石川県
(食品流通の高度化・近代化の推進)
〇 共同事業の推進
全日食チェーンは、地域の小売店が地域コミュニティの要として地域住民に食料品を安定的に供給する
ことを旨として、物流と店舗運営サポートの構築を図っている。北陸地区では、関連会社である全日本食品
(株)北陸支店を拠点にドライ・チルド・生鮮センターを構え、商品の安定供給を行っている。これにより、加盟
店に1日1度の配送で全商品の供給が行われ、店の省力化につながっている。また、店舗サポートについて
は、共通のPOSシステムを利用し、全国の加盟店とビッグデータを共有することで、大型店と同様の安心感と
全日食チェーン加盟店としての表示により、地域住民の信頼を得ている。
〇 新たな物流システム・技術への取組
ドライ・チルド・生鮮センターを金沢市に置き、北陸全県及び岐阜県の一部の54店舗をカバー、1日1回
の配送で全商品を供給。配送ルートの最適化などで配送の効率化を実現。また、生鮮加工センターでは
、市場から一括調達した商品をパック加工し、少量でも鮮度管理をしてきめ細かく配送する体制を整備。す
べての組合員に鮮度の高い食品を供給できる体制を整え、消費者の利便性を高めている。
〇 新たな商流システム・技術への取組
加盟店の多くは共通のPOS機能(VC-POSシステム)を利用し、そのマスター機能は全日本食品 (株)
にて管理。これにより全国全加盟店の情報が集積され、北陸組合の加盟店(7割強が加盟)でもその 情
株式会社ウエシマコーヒーフーズ
ぜんにっしょくちぇーん
ほくりくきょうどうくみあい
全日食チェーン北陸協同組合
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報が生かされており、販売予測、売れ筋商品の把握、自動発注など店舗管理に寄与。また、もう一つの
機能であるZFSPシステム(下記注参照)により優良顧客の獲得拡大・維持継続のための販促活動に活用
されている。
・加盟店と本部の間では、全日食チェーンシステムが構築され、取引先との受発注は本部で一括して行わ
れることにより商流コストの削減に貢献。また、チェーンは卸機能も備えており、メーカーとの直接商談、本部
物流倉庫への直接入荷がされており、高いレベルの商品管理が可能。
〇 流通の低コスト化・需給の安定化への取組
北陸にはドライ・チルドセンターとして1000坪を超える大型のストック型倉庫を保有。POSデータから解析され
た販売データをメーカー・問屋と共有し、併せて季節指数を考慮した商談をメーカーと定期的に実施し、事
前購入を図ることで季節に応じた商品の大量購入・ストックが可能。商品在庫コントロールにより安定供給
が可能となっている。
〇 その他
チェーンでは、加盟店にパソコンを無料配布。情報の共有化や受発注に利用。また、VC-POSにより自
動発注システムを活用している。(導入率は69%)
(3)環境部門 <省エネ等環境対策推進タイプ> (1点)
名称
かぶしきがいしゃすぎよ
株式会社スギヨ
業種(種類)
所在地
主な功績の概要
水産食料品製造
業
新潟県
○本社及び冷凍工場の一部を移転するに当たり、本社機能の統合を考慮に入れ、従来、分散化さ
れていた事務所(管理本部、製造本部、開発本部、営業本部)を同一フロアーに統合した業務体
制を構築することで、情報の伝達、書類の確認など時間を要していた業務は短縮化され、スピーデ
ィに業務の効率化が図られた。その際、LED照明等の省エネ技術を採用し、使用電力の削減を行
っている。
○また、製品の急速冷凍処理は、従来、白馬冷凍工場に運搬して実施していましたが、北陸工場
に隣接して新設した急速冷凍機(2基)で行うこととし、省エネ、効率性を図り、同様に隣接して設
置した大型冷蔵冷凍倉庫は、金沢市や富山市の他社冷凍倉庫に一次保管していたものを自社
にて保管し、物流費の削減(トラック輸送燃料)にも効果が現れており、製造から冷凍保管の過程
が一貫され、省エネルギーの推進、コスト削減の効果が現れている。
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