MC780dn/MC780dnf スキャン To 共有フォルダの設定 スキャン To 共有フォルダは、スキャン画像を指定したネットワーク上のパソコンの共有フォルダに保存する 機能です。利用するには、パソコンおよび MC780dn/MC780dnf の設定が必要です。 本手順書の構成は以下の通りです。 1 章 パソコンの共有フォルダを作成する 1.1 章 Windows Vista Home Premium の場合 1.2 章 Windows 7 Vista Home Premium の場合 1.3 章 Windows 8 の場合 2章 MC780dn/MC780dnf の設定をする 1 1章. パソコンの共有フォルダを作成する 下記に、パソコン側で共有フォルダを作成する方法を説明します。パソコンの OS によって作成する方法が 異なるので、Windows Vista/7/8 それぞれの場合について説明します。 1.1. Windows Vista Home Premium の場合 (1) コントロールパネルより、「ネットワークと共有センター」を選び、「パスワード保護共有」を無効にしま す。 2 ■補足 「パスワード保護共有」を有効にした場合について 「パスワード保護共有」を有効にすると、共有フォルダにログインするためのユーザー名とパスワードを 複合機側にも設定する必要があります。 なお、パスワード保護共有を有効にした場合、以下のように「ファイル共有」も有効に設定してください。 3 (2) (1)を行ったパソコンの任意の場所に、共有フォルダを作成します。 (3) フォルダを右クリックして「共有」をクリックします。 (4) ▼をクリックし、「Everyone」をクリックします。 4 (5) 「追加」をクリックします。 (6) Everyone のアクセス許可のレベルにて「共同所有者」をクリックし、「共有」をクリックします。 5 (7) 「終了」をクリックします。 (8) 再度、共有フォルダを右クリックして「プロパティ」をクリックします。 6 (9) (10) 共有タブにて、「詳細な共有」をクリックします。 [このフォルダを共有する]にチェックを入れて、[アクセス許可]をクリックします。 7 (11) Everyone のアクセス許可にて、「フルコントロール」と「変更」にチェックを入れて、OK をクリックしま す (12) 「OK」をクリックします 8 (13) 「閉じる」をクリックします。 ※青枠の部分が、共有フォルダのネットワークパスになります。後述で説明しますが、このパスを複合機 側で設定します。 9 1.2. Windows 7 Home Premium の場合 (1) コントロールパネルより、「ネットワークと共有センター」を選び、「共有の詳細設定の変更」をクリック します。 (2) 現在のプロファイルに対して、パスワード保護共有を無効にします。 ※「パスワード保護共有」を無効にすると、複合機側からアクセスする際にパスワードなしでログインでき ます。 ※「パスワード保護共有」を有効にすると、共有フォルダのパスワードを複合機側にも設定する必要があ ります。 10 (3) PC の任意の場所に、共有フォルダを作成します。 (4) フォルダを右クリックして「共有」→「特定のユーザー」をクリックします。 11 (5) ▼をクリックします。 (6) Everyone をクリックします。 12 (7) [追加]をクリックします。 (8) Everyone をクリックし、[読み取り/書き込み]をクリックします。最後に[共有]をクリックします。 13 (9) [終了]をクリックします。 (10) 共有フォルダを右クリックして「プロパティ」をクリックします。 14 (11) 共有タブにて、「詳細な共有」をクリックします。 (12) [このフォルダーを共有する]にチェックを入れ、[アクセス許可]をクリックします。 15 (13) Everyone のアクセス許可にて、[フルコントロール]と[変更]にチェックを入れ、OK をクリックします。 (14) [OK]をクリックします。 16 (15) [閉じる]をクリックします。 ※青枠の箇所が、共有フォルダのネットワークパスです。後述で説明しますが、このネットワークパスを複 合機に設定します。 17 1.3. Windows8 の場合 (1) コントロールパネルより、「ネットワークと共有センター」を選び、「共有の詳細設定の変更」をクリック します。 (2) すべてのネットワークに対して、パスワード保護の共有を無効にします。 ※「パスワード保護共有」を無効にすると、複合機側からアクセスする際にパスワードなしでログインでき ます。 ※「パスワード保護共有」を有効にすると、共有フォルダのパスワードを複合機側にも設定する必要があ ります。 なお、パスワード保護共有を有効にした場合、以下のように「ファイル共有」も有効に設定してください。 18 (3) PC の任意の場所に、共有フォルダを作成します。 (4) フォルダを右クリックして「共有」→「特定のユーザー」をクリックします。 19 (5) ▼をクリックします。 (6) Everyone をクリックします。 20 (7) [追加]をクリックします。 (8) Everyone をクリックし、[読み取り/書き込み]をクリックします。最後に[共有]をクリックします。 21 (9) (10) [終了]をクリックします。 共有フォルダを右クリックして「プロパティ」をクリックします。 22 (11) 共有タブにて、「詳細な共有」をクリックします。 (12) [このフォルダーを共有する]にチェックを入れ、[アクセス許可]をクリックします。 23 (13) Everyone のアクセス許可にて、[フルコントロール]と[変更]にチェックを入れ、OK をクリックします。 (14) [OK]をクリックします。 24 (15) [閉じる]をクリックします。 ※青枠の箇所が、共有フォルダのネットワークパスです。後述で説明しますが、このネットワークパスを複合 機に設定します。 25 2章. MC780dn/MC780dnf の設定をする (1) MC780 と同じネットワークに接続された PC にて、WEB ブラウザ(例, Internet Explorer)を起動し、アドレ スバーに http://MC780 の IP アドレスを入力します。画面が表示されたら、画面右側の[ログイン]をクリッ クします。 ※アクセスできない場合には、IE のツール>インターネットオプション>接続>LAN の設定>ローカルアドレス にはプロキシサーバーを使用しないにチェックを入れ、詳細設定で例外に MC780dn の IP アドレスを追加 してください。 (2) [ユーザ名]に「admin」、「パスワード」に「123456」を入力して、[ログイン]をクリックします。 26 (3) [管理者]→[セットアップ]→[共有フォルダに保管]をクリックします。 (4) [保存パス]にて「スキャンしたドキュメントを格納先の直下に送信します」、[宛先]にて「ネットワークフォ ルダを使用する」、[ファイル保存先]にて「リモート 1」をクリックします。 27 (5) 「リモート 1」と「次のネットワークフォルダに保存する」にチェックを入れ、[リモート設定リスト]をクリックし ます。 (6) 新規をクリックします。 (7) 以下のように入力して[保存]をクリックします。 ※名称、ネットワークパス、ログインユーザー名、パスワードの入力については、次頁の表 1 を参考にして ください。 28 表 1. リモート設定のパラメータについて パラメータ 説明 入力規則 名称 プロファイル名 任意の文字列で構いません。 ※半角英数字と記号で 64 文字まで入力できます。 ネットワークパス 共有フォルダのネットワークパス 共有フォルダのプロパティで「ネットワークパス」の欄に 埋まっているパスを入力します。 ※半角英数字と記号で 128 文字まで入力できます ※ホスト名(例, OKIDATA-PC)の部分は、IP アドレスでも指定で きます。なお、ホスト名を使用する場合は、複合機に DNS サーバ ーアドレスを必ず設定してください。 ※スキャン保存が正常に動作しない場合、ネットワークパスに含 まれる「\」を「/」(半角スラッシュ)に入力し直してみてください。 ログインユーザ名 共有フォルダへのログインユー 共有フォルダを作成した PC にログインするときのユーザ名を入 ザ名 力します。 ※半角英数字と記号で 32 文字まで入力できます。 ※パソコン側で共有フォルダのパスワード保護を無効にした場合 も、このボックスを空欄にすると、共有フォルダにアクセスできま せん。ユーザ名は必ず入力してください。 ※共有フォルダを作成した PC がドメインに属する場合、「ドメイン 名\ユーザー名」で入力してください。 パスワード 共有フォルダへのログインパス 共有フォルダを作成した PC にログインするときのパスワードを入 ワード 力します。 29 (8) [スキャンフォルダ]にチェックを入れ、OK をクリックします。 (9) [ユーザがネットワークフォルダを指定することを認める]にチェックを入れます。 30 (10) [保存]をクリックします。 (11) OK をクリックして設定を完了します。Internet Explorler の画面をそのまま閉じます。 31
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