財務・収支基盤の強化 自己資本を活用した海外への戦略投資・ グローバルネットワークの構築 積み立てた自己資本の有効活用策の一つとして、当社 Limited) 、香港 のAIAグルー プ・リミテッド(AIA Group では、長期的な収益拡大に資する戦略投資を行っています。 Limited) 、ポスト・アドバイザリー・グループ 社(Post 具体的には、本業である生命保険事業の強化につながる Advisory Group, LLC) への出資等があげられます。 提携等にもとづく海外投資や、海外保険事業、海外資産 こうした保険マーケットの取り込みと資産運用収益の向上、 運用事業への投資を行うことで、欧・米・アジアのトップ 更には、両 分 野で の 先 進ノウハウの 習 得を目的とした 企業等とグローバルなネットワークの構築を進めています。 グローバルネットワークを構築することで、ご契約者利益の 主な案件としては、ドイツのアリアンツ・グループ (Allianz 拡大を図るとともに、自己資本の一層の強化につなげると Financial いう好循環を生み出してまいります。 B.V.) 、インドのリライアンス・キャピタル・アセット マ ネジメント社 (Reliance Capital Asset Management 主なグローバルネットワーク 提携先または関係先企業 リライアンス(インド) インド有力財閥の一つ バンコク銀行(タイ) タイ最大の商業銀行 リライアンス・ライフ (インド) バンコク・ライフ(タイ) [保険] [保険] リライアンス・アセット (インド) [資産運用] 子法人等または関連法人等 グヌン・セウ・ケンカナ(インドネシア) AIA(香港) 農業関連・不動産・生命保険をコア事業 とするインドネシア財閥の一つ アジア・オセアニアの 16の国と 地域で生命保険事業を展開 セクイス・ライフ (インドネシア) 4 大国有金融資産管理会社 [保険] NLGIシンガポール(シンガポール) 長城(中国) 長生人寿(中国) [資産運用] ※シュローダーとの合弁会社 [保険] 欧州 米州 日本生命 アジア アリアンツ(ドイツ) 世界最大級の 金融サービス機関 シュローダー(英国) 英国の大手資産運用会社 NSAM ヨーロッパ(英国) [資産運用] ※シュローダーとの合弁会社 NIP(英国) [資産運用] 22 日本生命の現状 2014 (米国) プルデンシャル 世界最大級の 金融サービス機関 ベストドクターズ パトナム 専門医紹介サービス会社 伝統ある米国の資産運用会社 プリンシパル パナゴラ 全米最大級の相互会社 中小企業向け退職貯蓄事業の トッププレーヤー [資産運用] ※パトナムとの合弁会社 NII ポスト・アドバイザリー・ グループ 米国日生 ノースウェスタン [資産運用] [資産運用] [保険] 主な海外への戦略投資案件 巻頭特集 プルデンシャル・ファイナンシャル・グループ(米国) 平成21年9月に、世界最大級の金融サービス機関であるプルデンシャル社(Prudential Financial, Inc.)傘下の米国保険子会社の発行する交換権付サープラス・ノートへの出資 を行いました (出資額は約460億円) 。 平成22年10月からは、プルデンシャル・ファイナンシャル・グループの日本法人の一つ であるジブラルタ生命保険の外貨建保険商品を代理販売する等、様々な分野での協業を 進めています。 ※ 上記の記載事項はジブラルタ生命保険の商品の概要を説明したものであり、ご契約にかかわるすべての事項 平成 を記載したものではありません。ご検討にあたっては、商品パンフレットや、 「契約締結前交付書面 (契約概要/ 注意喚起情報) 」 、 「ご契約のしおり・約款」等を必ずご確認ください。 年度事業の概況況 25 5 ベストドクターズ(米国) 「ベストドクターズ・サービス」 (専門医紹介サービス) の提供 会社であるベストドクターズ社 (Best Doctors, Inc.) に対し、 平成23年3月と8月に出資を行いました (出資額は約19億円) 。 同社と協力して、お客様にとって更に魅力的なサービス の提供に努めてまいります。 ※ サービスの詳細については、P77をご参照ください。 アリアンツ・グループ(ドイツ) 劣後債への投資を行いました。同社は、生命保険事業に対する 理念や哲学を共有できる会社であり、経営トップから実務レベル まで幅広い交流を実施しています。 ※ この転換権付劣後債には、発行日から10年間いつでも行使できる転換権 が付されており、転換権の行使により、アリアンツ社の普通株式を取得す ることが可能となっています。また、発行日から10年間は、所定の条件が 満たされると自動的にアリアンツ社の普通株式に転換されます。 経営体制について 平 成23年7月、世 界 最 大 級 の 金 融 サ ー ビ ス 機 関 で あ る アリアンツSE( 以 下、 「アリアンツ社 」 )の100 % 金 融 子 会 社 アリアンツ・ファイナンシャル B.V.の 発行する転換権付 リライアンス・グループ(インド) 商品・ササービビスについてて 平成23年9月に、インド有力財閥の 一つであるリライアンス・グループ傘下の 金融 サービス会社リライアンス・キャピタル社との間で協業に関する覚書を締結しました。 当社は、平成23年10月、 リライアンス・キャピタル社傘下の生命保険会社リライアンス・ ライフ社に出資 (発行済株式数の26%を保有) したほか、平成24年8月には、 リライアンス・ キャピタル社傘下の資産運用会社リライアンス・キャピタル・アセットマネジメント社に 出資を行いました (発行済株式数の26%を保有) 。 (左:筒井社長、右:アンバニ会長) AIAグループ(香港) 平成24年3月に、アジア地域で最大級の生命保険会社である AIAグループ・リミテッド(以下、 「AIA社」 )との間で協業に関する 覚書を締結しました。エージェントチャネルを中核に、生命 保険事業に 対する価値観や 理念を 共有できる会社で あり、 当社は以前から経営トップを含め交流を深めてまいりました。 両社の 結び つきをより強めるとともに、アジア地域全体の 生命保険市場での高い成長の果実を得ることを目的に、AIA社 の普通株式に出資しています。 会社情報 プリンシパル・ファイナンシャル・グループ(米国) 平成25年5月に、米国大手資産運用会社プリンシパル・グローバル・インベスターズ社 (以下、 「PGI社」 )傘下の資産運用会社ポスト・アドバイザリー・グループ社への出資(発行済 株式数の20%を保有) を行いました。 当社はかねてより、プリンシパル・ファイナンシャル・グループ(PGI社の親会社)の主要 株主となっており、今後も資産運用領域を含め、様々な領域で協業を進めてまいります。 (左:筒井社長、右:マコーガン CEO) 業績データファイルル セクイス・ライフ (インドネシア) 平成26年5月に、インドネシアの 企業グループ、グヌン・セウ・ケンカナ (以下、 「GSK」)と、GSK傘下の 生命保険会社、セクイス・ライフ社へ の 出資(持株会社 経由等で同社株式実質20%を取得予定) について合意しました。 セクイス・ライフ社は、エージェントチャネルを中核に、質の 高い サ ービスと 健全な財務体質で、高いブランド認知を得ています。今後、当社の 経験やノウハウ (左:GSKアンコスブロト会長、右:筒井社長) を提供することで、長期にわたる更なる成長をともに実現してまいります。 日本生命の現状 2014 23
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