アーティスト・モデルルーク篁（CANTA）ヴァラエティに富んだトーンを持つハイ・クオリティな１本キラー KG-SPELLBIND ￥520,000＋税ルーク篁の新しいメイン・ギターとしても知られるKG-SPELLBIND。オーソドックスなボディ・シェイプとキラーならではのヘッド・デザイン、そしてバインディング風の塗装が印象的なモデルだ。そのサウンドや弾き心地を探ってみた。 KG-SPELLBINDは、同社のGALAXYシリーズポジションも弾きやすい。ボディのフィット感も素晴らしく、座った時でコンタード加工やバインディング風のも立った時でも安定して弾けるのも塗装を施したり、ヘッド・デザインの好印象だ。変更など、要所にマイナー・チェンネック・ジョイントはキラー独自のセミ・ディープ・インサート方式。ボディ裏から４点、フロント・ピックアップの下部から１点の計５点で固定していると同シェイプの１ピース・マホガニー・ボディを採用しつつ、 ▲ ジが加えられたモデルだ。サウンドはマホガニーらしい中低域に厚みがある音に、ブライトな響きが加わり、アンプを歪ませた時でもシャープなトーンが得られるという印象だ。３基のピックアップはセレクターにより、フロントのみ／フロント＋センターのフロント側／センター／センター＋リアのフロント側／リアのみという５通りを選択可能で、ストラトキャスターのハーフ・トーンのようなサウンドからきらびやかなサウンドまで、驚くほどヴァラエティに富んだ音を演出できた。ストレスの掛からない非対称のU シェイプを採用したネックは握り心地もよく、24フレットまであるハイ・ブリッジは、ＥＶＨＤｔ- ｕｎａを備えたフロイド・ローズ・オリジナル。ワン・タッチで６弦を１音下げられる ▲ ▲ピックアップ・セレクターは５点式。幅広いトーン・ヴァリエーションを作り出せる KG-GALAXY CUSTOMもチェック！〈仕様〉 ●ボディ：マホガニー、1ピース　●ネック：メイプル、セミ・ディープ・インサート・ジョイント（ボルト・オン） ●指板：ローズウッド　●ピックアップ：セイモア・ダンカン SH-1 '59 （フロント）、キラー LQ-500 （センター）、セイモア・ダンカン TB-5 Custom （リア） ●コントロール：マスター・ヴォリューム、マスター・トーン、5ウェイ・ピックアップ・セレクター、ダイレクト・スイッチ　●ブリッジ：フロイド・ローズ・オリジナル、 EVH D-tuna　●カラー：ブラック、パール・ホワイト ■問い合わせ：キラーギターズ㈱（ht tp: //w w w.killer.jp/） KG-SPELLBINDとともに、ルーク篁愛用モデルとして知られるKG-GALAXY CUSTOM （￥500,000＋税）。こちらもチェックしてみた。スペック面ではボディやネック、ピックアップなど共通しているが、サウンド面ではこのKG-GALAXYは、KGSPELLBINDと比べて中低域に厚みを感じさせるファットなトーンが味わえた。これは、チューン-O-マチック・ブリッジ＆ストップテール・ピースを採用したことによるものだろう。そして、パワフルに歪ませても、クランチ／クリーン・セッティングで弾いても、芯がしっかりしたトーンを鳴らすことができた。また、KG-GALAXYは、セットネック・ジョイントが採用されているが、その加工もなめらかで弾きやすさも光る１本だ。 73