平成26年9月11日 平成27年度 ビジット・ジャパン(VJ)地方連携事業 北海道ブロック戦略 国土交通省北海道運輸局企画観光部 目次 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. … ビジット・ジャパン(VJ)地方連携事業とは … 2,000万人という さらなる高みを目指して 平成27年度VJ地方連携事業の実施方針(暫定版)… 平成27年度VJ地方連携事業北海道ブロック戦略 … … 戦略I 3大ブランドを核とした誘客促進 … 戦略Ⅱ 北海道観光の課題を解消しレベルアップ 戦略Ⅲ 市場ごとの成熟度に基づいたプロモーション … 東アジア … 東南アジア … オーストラリア … アメリカ … 次年度事業構築に当たっての参考事例の紹介 (特徴的な取り組みと事業高度化のポイント) 9. 平成27年度VJ地方連携事業採択のポイント 10. 今後のスケジュール 1 2 3 4 5 9 12 16 22 23 24 … 29 … 30 VJ|ビジット・ジャパン(VJ)地方連携事業とは? 概 要 国と地方(自治体、観光関 係団体及び民間企業等)が 広域に連携して取り組む訪 日プロモーション事業 ポ イ ン インバウンドに取り組む地域の連携を促し、訪 問地の多様化や滞在日数の増加を図ることによ り、訪日リピーター需要の拡大に対応するとと もに、多様なニーズに即した誘客を実現 ト 1.広域な連携・協働により事業規模を拡大し、プロモーション効率・効果を大幅に向上 2.滞在日数の長い外国人旅行者のニーズに対応した広域誘客を実現 総事業費の最大50%までを国が負担 【事業内容例】 自治体 観光関 係団体 相互に連 携して事 業を計画 民間企 業 全国の 運輸局 及び沖 縄総合 事務所 事業計画案 観光庁 実施方針策定、 事業の採択 効果を高 めるため のアドバ イス 事業内容 相談 JNTO 旅行会社関係者等の招請 海外旅行博覧会への出展 メディア関係者等の招請 海外新聞・雑誌等への広告掲載 教育関係者等の招請 外国人向けパンフレット作成 国内啓発事業等 訪日外国人旅 行 者 の 拡 大 1 目標|2,000万人という さらなる高みを目指して 2013年12月 ビジット・ジャパン事業開始以来の政府目標であった訪日外国人 旅行者数1,000万人を史上初めて達成 2014年6月 観光立国推進閣僚会議が「観光立国実現に向けたアクション・プ ログラム」を改定 訪日外国人旅行者数2,000万人の高みという、これま でとは次元の異なる目標に向け、インバウンドへの 取り組みが益々活発化 2020年東京オリンピック・パラリンピック開催 という絶好の契機にむけて 北海道のブランド力・競争力をさらに伸ばすため 地域と連携して取り組みます 2 実施方針|平成27年度VJ地方連携事業の実施方針(暫定版) 実 施 項 方 目 針 地方運輸局・沖縄総合事務局は、地域(地方公共団体・観光関係団体・民間事業者等)と連携し、以 下の方針に沿って、地域が中心となって作り上げる広域周遊ルートや外国人旅行者に魅力のある地域 の観光資源を海外に発信し、外国人旅行者の訪日促進を図る。 実 施 方 針 概 要 ブロック方針の重 点 化 地方運輸局・沖縄総合事務局のブロックごとに、重点的に発信する広域周遊ルートや、訴求するコンテンツ、最重点市場 を設定するなどメリハリのある全体方針を定めること。 訴求内容とター ゲ ッ ト の 合 致 地方の具体的な特色や資源が、具体的にどの国のどの層へ訴求するか、分析が明確で高い効果が期待できる事業計画を策 定すること。事業計画の策定に当たっては、平成26年度市場別訪日プロモーション方針(平成26年7月マーケティング戦 略本部決定)や、日本政府観光局(JNTO)からの意見を勘案すること。 広 広域での事業構築・連携が行われていることを基本とする。ただし「観光立国実現に向けたアクション・プログラム 2014」(平成26年6月17日観光立国推進閣僚会議決定)の趣旨に沿う事業であって、広域に対して波及効果が期待され る事業は、この限りでない。 域 連 携 事 業 の 重 点 化 以下に該当する事業は、重点的に実施すること。 ①「地方空港イン・アウト」の広域周遊ルート(地方空港を玄関口として、地方の観光地域を周遊する観光ルートや、首 都圏空港等を玄関口として、地方の観光地域を周遊する観光ルート)の発信を行うもの ②その他、東京やゴールデンルートなど、訪日外国人の需要が集中している地域や時期を分析し、訪日需要の分散化を図 るもの 地 域 の 方 針 ・ 計 画 と の 合 致 当該地域の中長期的な外国人訪日促進の方針や計画に即したものであって、VJ地方連携事業の実施により、当該計画の 加速や地域の総意の結集に資するものであること。 事業成果の把握 より具体的な効果が得られる事業とするため、以下の点に留意し、戦略的に事業を企画・展開すること。 ①受託事業者からの報告等を通じて、全ての事業について成果指標の把握を徹底すること。 ②VJ地方連携事業の趣旨にかんがみ、国費を負担する事業のみならず、連携先の地域が負担する事業についても、地域 と調整し、成果指標を共有すること。 ③旅行会社やメディアの招請事業については、被招請者に対し、訪問した観光地の評価等を内容とするアンケート調査を 必ず実施し分析を行うこと。 ④過去に実施した事業の成果指標等を分析し、事業計画の策定に活かすこと。 ※成果指標については別紙1参照 予 算 上 限 VJ地方連携事業の実施に当たっては、国は総費用の2分の1を上限に負担することとし、地域と連携すること。 なお、ここで言う総費用には、VJ事業の実施に真に必要な範囲に限り、連携先の旅費を含めても良いものとする。 対 象 市 場 平成26年度VJ事業の14重点市場(中国、韓国、台湾、米国、香港、豪州、タイ、シンガポール、マレーシア、イン ドネシア、カナダ、英国、フランス、ドイツ) ※平成27年度の重点市場として6市場(フィリピン、ベトナム、インド、イタリア、ロシア、スペイン)を追加要求中。 ※ 本実施方針は、本年9月の「マーケティング戦略本部」の審議を経て、改めて確定版が発出される予定である。 3 戦略|平成27年度VJ地方連携事業北海道ブロック戦略 戦 略 Ⅰ 北海道の3大ブランドを核とした誘客促進 世界最高レベルのパウダースノーを誘客のキラーコンテンツとし、北海道をスノーリゾートとして発信 優れた景観と各地域の食を満喫できる、グリーンシーズンの安心・安全なドライブ観光を発信 北海道の食の魅力を発信し、食を味わうために行く価値がある場所としてブランド化を促進 ★ラグジュアリー旅行者に向けて「北海道の本物の価値」を発信し、ブランド化を促進 戦 略 Ⅱ 北海道観光の課題を解消しレベルアップを図る オフピーク期である春・秋の観光魅力を掘り起こして、観光入込の平準化を図る 広大な北海道の様々な地域の魅力を発信して、観光入込の広域分散化を図る 観光産業と他産業との連携による相乗効果で、高品質・高付加価値化を図る 戦 略 Ⅲ 成熟度 成 成 潜 市場ごとの成熟度に基づいたプロモーションの展開 対象市場 長 タイ マレーシア インドネシア 中国(北京・上 海・広東省以外) 熟 台湾 韓国 中国(北京・上 海・広東省) 香港 シンガポール オーストラリア カナダ フランス 在 アメリカ イギリス ドイツ ※フィリピン ※ベトナム ※インド ※イタリア ※ロシア ※スペイン 実施方針 今後の発展が見込める市場。旅行商品の造成や 情報発信により「北海道ブランド」を売り込む。 ・広域連携により北海 道総掛かりでの誘客 促進 一定の来道客が存在する市場。再来訪(リピー ト)を促すため、多様な北海道(主に地方)の 魅力を発信するとともに、公共交通などを含め 情報の深化を進める。 ・FIT促進 ・旅行者目線の具体的 で実用的な情報提供 来道客が少ない市場。送客元の多様化を図る上 でプロモーションを検討するべき市場。 ※は追加要求中の市場であるため、観光庁と相 談のうえ、実施を検討する。 ・認知度向上のための 情報発信 平成27年度のVJ地方連携事業においては、上表の実施方針に基づき、プロモーションの手法や他の事業 との連動など、創意工夫があり相乗効果の見込める提案を実施 4 戦略Ⅰ|Skiing Japan HOKKAIDO 目 的 北海道の3大ブランドを核とした誘客促進 世界最高レベルのパウダースノーを体験 世界が認める北海道のパウダースノーの魅力に加え、北海道が持つ スキー環境の強みをスキーヤーやスノーボーダーに向けて発信する ことで、世界に通じるブランドの確立を目指す。 実 施 方 針 POWDER SNOW HOKKAIDO 世界が認めるパウダースノー 毎年安定した積雪量 シーズンの長さ 世代を超えて安心して楽しめ る標高 道内のスキー等に関わる幅広い関係者と連携し、オール北海道でのプロモーションを展開 Hokkaido Snow Travel EXPOを通じたスノーリゾートの魅力発信 滞在するエリアならではの食や文化、アフタースキー等の情報を紹介 各スノーリゾートの施設情報やスキーレッスン情報など、具体的で実用的な情報の発信 ビギナー層 エキスパート層 スキー・スノーボードがまだ定着していない 市場については、非日常体験としてスノー シューやスノーモービルなどの雪遊びメ ニュー、スキー・スノーボードの魅力を紹介 する スキー客を抱える市場については、競合する海 外のエリアとの差別化を図るために雪質やス キー環境の強み、食のクオリティ等の情報を発 信し、新規顧客の獲得とハードリピーターへと つなげる ターゲット 雪がない地域からの旅行者 スキー・スノーボード未経験者・初心者 スキー・スノーボード中級~上級者 訴求テーマ 雪遊びの楽しさを知る スキー・スノーボードの魅力 世界最高レベルのパウダースノー スキー環境の素晴らしさ 主なプロモー シ ョ ン 旅行博出展、メディア招請、旅行会社招請 旅行博出展、メディア招請 主な対象市場 香港、シンガポール、中国、マレーシア、台 湾、タイ オーストラリア、韓国、イギリス、アメリカ、 カナダ 方 針 5 戦略Ⅰ|Driving in HOKKAIDO 目 的 北海道の3大ブランドを核とした誘客促進 グリーンシーズンの安心・安全なドライブ観光を発信 旅行者の思いのままに、北海道らしい景色や地域ならではの食の魅 力を楽しめる北海道のドライブ観光の強みを訴求することで、アジ アNo.1のドライビングリゾートの確立を目指す。 実 施 方 針 素晴らしい風景と一体になれ る満足感 安心して運転できる、ゆとり のある道路 新たな魅力に出会える自由度 ドライブ自体の楽しさや魅力の発信に加え、レンタカーの適切で安全な利用方法の周知 北海道の素晴らしい景観・ルートを紹介するシーニックバイウェイ北海道などとの連携 道の駅など気軽に安心して休憩や地域情報の入手ができる、充実した道内ドライブ旅行の発信 開 拓 市 場 先 進 市 場 団体旅行からFITへの移行を促すツー ルとしてレンタカー・ドライブを提案 日本の交通ルール、適切な乗り方などの 情報も合わせて発信 これまでのレンタカーや観光地の情報に加え、 北海道をドライブする楽しさ自体を前面に出し た情報発信によりファン拡大とリピーター化へ つなげる 主なプロモーション メディア招請、旅行会社招請 メディア招請 対 場 マレーシア、タイ、※フィリピン 香港、シンガポール、台湾、韓国 方 針 象 市 タ ー ゲ ッ ト ドライブ観光初心者 個人旅行者、リピーター 訴 求 テ ー マ ドライブで行く観光スポット まだ知らない北海道のドライブルート 国際運転免許証等で運転可能な対象市場:台湾、韓国、香港、シンガポール、タイ、マレーシア、アメリカ、 カナダ、オーストラリア、イギリス、フランス、ドイツ(※フィリピン、インド、イタリア、ロシア、スペイン) 6 戦略Ⅰ|Tasting HOKKAIDO 目 的 北海道の3大ブランドを核とした誘客促進 北海道だからこそ味わえる食の魅力を発信 良質な素材を育む豊かな自然環境に恵まれた北海道の強みを最大限に活かすために、生産現場から食に高 められるまでのストーリー、気候風土に根付いた食習慣など、北海道ならではの食の魅力を総合的に発信 することで、北海道が食を味わうために行く価値がある旅行目的地として認知されることを目指す。 実 施 方 針 豊かな自然環境に育まれた安全で良質な素材を活かした食の魅力と、生産者・料理人の思いや食にまつわるストー リーなどを含めたトータルの魅力を印象づけることで、来道の動機付けになるようなプロモーションを展開 四季折々の旬の恵みを、その季節感を大切にしたその土地ならではの調理方法を紹介するなど、各地域の「おいし い料理」を紹介することで北海道の食の魅力を発信 単に「おいしい」だけではなく、見た目の美しさ、漂う香りに加え、素材が育まれた気候風土のもとで味わう感動 を伝えるプロモーションを展開 食事に制限等のある旅行者に対しても、安心して食を楽しめるよう北海道全体で食材ピクトグラム表示の取り組み などを促進することにより、食の品質管理・サービス水準の向上に繋げ、質の高い北海道の食をプロモーション 効 果 的 な プ ロ モ ー シ ョ ン 方 法 単に味わうだけではなく、自ら収穫するなどの体験 を付加 北海道の食と相性の良い道産酒類を組み合わせるこ とにより付加価値を高める 食材ピクトグラムのサンプル及び使用例 (提供:特定非営利活動法人インターナショクナル) 7 戦略Ⅰ|Luxury HOKKAIDO 目 的 北海道の3大ブランドを核とした誘客促進 ラグジュアリー旅行者に向けて「北海道の本物の価値」を発信 北海道が世界の人々の憧れのディスティネーションとなるよう、北海道の持つ個性や魅力を最上級な 「北海道」地域ブランドへ確立していくことを目指す。 実 施 方 針 日本の持つ「安全」「清潔」「便利」「世界最高レベルのおもてなし」に「北海道の個性」(豊かな自然環境、 良質な素材から生み出される食、北海道ならではの競争力のあるコンテンツやアウトドアアクティビティなどの 高品質な観光素材)を掛け合わせた豊かな「北海道ライフスタイル」を、国際水準の観光資源に高めて提供する 世界の一流観光地と正面から競合していることを意識するとともに、来道していただく「層」やその「消費額」 を意識したプロモーションを実施 これらの取組は、国内を含む全消費者に通じるものであり、「北海道を世界にどのように届けるか」という、観 光産業だけではない北海道全体の産業のブランド化に繋がる 富裕層の分類 属 性 等 一生に一度の体験が得ら れる特別な旅行を求める。 現地の文化の神髄に触れ られる旅行を求める。 他人に自慢できる特別な 体験を求める。 効 果 的 な プ ロ モ ー シ ョ ン 方 法 「本物」を見せること。 特別なサービスを提供する人々と、海外バイヤー達 が互いに顔を合わせ、信頼関係を構築できる場を作 ること。 何が出来るのかを明確に出す。 富裕層に認められるブランドとなることは、富裕層のライフスタイル に憧れを持つマス層に対してもシャワー効果で波及する。 5億円 超富裕層 1億円 5000万円 3000万円 富裕層 準富裕層 アッパーマス層 マス層 ※金額は純資産額(出典 野村総合研究所) 8 戦略Ⅱ|北海道観光の課題を解消しレベルアップを図る 観光入込の平準化 春・秋の観光魅力を掘り起こしたプロモーションを強化 外国人観光客が減少する3月~6月期、9月~11月期の観光魅力を掘り起こして観光入込の平準化 を図ることで、観光従事者の雇用の通年化、サービス水準の向上にも寄与。 北海道のオフピーク期の需要の喚起と底上げを図るため、東南アジアの休暇やスクールホリデーの 旅行シーズンに合わせた観光魅力の掘り起こしとプロモーション 例1:4月でも「雪」を楽しめる北海道をプレイアップ、本州と連携することで、桜と雪を テーマにした日本・北海道ならではの魅力を発信 例2:5月から順次咲き誇る北海道の広大な花畑、梅雨のない爽やかな6月、9月からはじまる 日本一早い紅葉などの魅力を発信 例3:ショッピングや芸術など季節性のない魅力をオフピーク期に売り込む 4,500,000 H23 4,000,000 H24 3,500,000 H25 3,000,000 H26 2,500,000 600,000 H23 掘り起こしの時期 H24 500,000 H25 400,000 H26 300,000 2,000,000 1,500,000 200,000 1,000,000 100,000 500,000 0 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 道内月別延べ宿泊者数(外国人含む) 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月11月12月 道内月別延べ宿泊者数(外国人のみ) 9 ※観光庁宿泊統計調査参照 戦略Ⅱ|北海道観光の課題を解消しレベルアップを図る 観光入込の広域分散化 広大な北海道の様々な地域の魅力を発信 広い北海道を意識したプロモーションによ り、北海道の多彩な地域の魅力の発信で広域 分散化を図り、観光交流の拡大による地域の 活性化を図る。 地方空港や様々な交通拠点を活用し、各 地域にあるそれぞれの魅力を探訪できる ような新たな広域周遊ルートの開拓 広域分散化 道内で最初に咲き始める道南 の桜や、山岳地域の雪など、 道北 オホーツク 二つの季節を組み合わせるこ 知床 との出来る、広大な北海道の 特色を活用することで、新た な旅行需要を喚起 十勝 道央 日高 道南 釧路・根室 広域分散化 既存の移動ルートにとらわれない 北海道新幹線 柔軟で様々なアクセス情報を発信 2015年度末開業予定 10 戦略Ⅱ|北海道観光の課題を解消しレベルアップを図る 高品質・高付加価値化 北海道ならではの競争力有るコ ンテンツとの結合や異業種との 連携を進めることにより、北海 道観光の高品質化・高付加価値 化を図る。 ス ポ ー ツ ターゲット|すべての旅行者 「する」「観る」「支える」それぞ れの観点から、さわやかな気候の北 海道で行われるスポーツによる誘客 を促進することにより、家族・友人 への波及効果も期待するとともに、 将来のリピーター化に繋げる。 ブ ラ イ ダ ル ターゲット|20~30代のカップル 花、新緑、紅葉、銀世界という素晴 らしい四季折々の魅力によりブライ ダルやフォトウェディングの適地で あることを発信することで、想い出 の地として、家族・親族を含めてリ ピーター化を図る。 アイヌ・縄文文化 ターゲット|すべての旅行者 北海道のアイヌ文化及び縄文文化 は、異文化への関心が高い旅行者に 対して有力なテーマであるととも に、教育旅行などの学習プログラム においても活用が可能である。 教 育 旅 行 ターゲット|教育関係者、学生 諸外国の青少年との交流を通じ自国 の魅力・文化を再認識するととも に、相互の国際理解が深化されるこ とで、将来に渡るリピーターの獲得 及び相互交流の促進を図る。 映 像 ・ ロ ケ 地 巡 り ターゲット|すべての旅行者 直接、消費者に北海道の魅力を伝え るツールとして、映像を活用したプ ロモーションを展開し、誘客促進を 図る。また、北海道を舞台にした人 気の高い映画等のロケ地について は、その情報発信を後押しする。 シ ョ ッ ピ ン グ ターゲット|すべての旅行者 10月から消費税免税対象品目が全品 目に拡大されることを契機として、 地域の特産品等も免税対象になるこ とから地場産品の購買が促進され地 域経済の活性化が期待できる。 M I C E ターゲット|企業のキーパーソン 日系企業をキーとして、ユニークベ ニューに加え、優れたインフラ施設 やシステムなどの社会的にも役立つ コンテンツを紹介する視察等を行う ことで、インセンティブ及び研修ツ アー等の誘致を図る。 道 産 酒 類 ターゲット|成人男性・女性 良質な原材料、水、北海道の気候風 土により造られる日本酒、ワイン等 の情報を、相性の良い北海道の食と 組み合わせて発信することで認知度 向上を図る。 ※上記に加え、「アート」「ファッション」など様々な魅力的なコンテンツがあります。それらとの組み合わせで更なる相乗効果を期待。 11 戦略Ⅲ|東アジアをターゲットにした誘客促進 台 湾 市 人 場 北海道のインバウンドを支える市場 口 23,374,000人(2013年) ターゲット 訴 20~30歳代男女 四季の自然景観、体験メニュー、ショッピング 家 族 層 四季の自然景観、温泉、体験メニュー ショッピング S I T サイクリング、スキー、ゴルフ、バードウォッ チング 旅 行 形 態 個人旅行46.2%、団体旅行53.8% 訪 日 回 数 初訪日23.7%、2回目以降76.3% 便 札幌-台北 CI週7便 BR週7便 GE週2便 函館-台北 BR週4便 GE週3便 旭川-台北 BR週3便 GE週2便 直 実 行 施 方 針 求 す る コ ン テ ン ツ 個人旅行(FIT)化の促進とテーマ性のある観光の提案 オフピーク期の底上げを図るプロモーションの展開 サイクリングなどテーマを明確にしたプロモーションの展開 公共交通機関やレンタカーを利用したモデルルートの紹介 地方空港を活用した新たなプロモーションの展開 450,000 400,000 台湾 40% 来道外国人に占める割合 35% 350,000 30% 300,000 140,000 120,000 100,000 25% 250,000 20% 200,000 15% 150,000 10% 100,000 50,000 0 H21 H22 H23 H24 年 度 別 来 道 者 数 80,000 ※2016年:2月8日 1月下旬~2月中旬 旧 正 月 7 夏 月 ~ 休 8 月 み H23 H24 H25 H26 60,000 40,000 5% 20,000 0% 0 H25 ※北海道経済部統計資料参照 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 月別延べ宿泊者数(道内) 12 ※観光庁宿泊統計調査参照 戦略Ⅲ |東アジアをターゲットにした誘客促進 韓 国 市 場 旅行の多様化が進む成熟市場 50,220,000人(2013年) タ ー ゲ ッ ト 訴 旅 行 形 態 個人旅行68.8%、団体旅行31.2% 訪 日 回 数 初訪日29.2%、2回目以降70.8% 2 0 ~ 3 0 歳 代 有 職 女 性 層 四季の自然景観、体験メニュー、温泉 直 札幌-仁川 KE週11便 LJ週5便 TW週7便 札幌-釜山 KE週3便 旭川-仁川 OZ週2便(~9/10) 家 四季の自然景観、温泉、体験メニュー 人 口 行 実 便 施 方 針 族 層 求 す る コ ン テ ン ツ 40~60歳代余裕層 四季の自然景観、温泉、グルメ S ゴルフ、スキー、トレッキング、ヒーリング I T 何度でも気軽に足を運べる北海道旅行の提案 週末を利用した短期旅行需要の取り込み 定番の観光地からまだ知られていないエリアの紹介 滞在型観光を促進するための体験メニューの紹介 スポーツ観光(ゴルフ、スキー、トレッキング等)をテーマにしたプロモーションの展開 韓国 160,000 25% 60,000 20% 50,000 来道外国人に占める割合 140,000 120,000 100,000 15% 80,000 12月下旬~2月初旬 冬 休 み 7月中旬~8月中旬 夏 休 み H23 H24 40,000 H25 H26 30,000 10% 60,000 20,000 40,000 5% 20,000 0 10,000 0% H21 H22 H23 H24 年 度 別 来 道 者 数 H25 ※北海道経済部統計資料参照 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 月別延べ宿泊者数(道内) 13 ※観光庁宿泊統計調査参照 戦略Ⅲ |東アジアをターゲットにした誘客促進 香 港 市 場 アクティブなリピーターの多い成熟した市場 7,244,000人(2013年) タ ー ゲ ッ ト 訴 旅 行 形 態 個人旅行67.4%、団体旅行32.6% 3 0 ~ 4 0 歳 代 女 性 層 四季の自然景観、ショッピング、グルメ 温泉、ドライブ 訪 日 回 数 初訪日19.0%、2回目以降81.0% 2 0 歳 代 男 女 直 札幌-香港 CX週4便 四季の自然景観、温泉、体験メニュー グルメ、ショッピング S サイクリング、ブライダル、スキー 人 口 行 実 便 施 方 針 I T 求 す る コ ン テ 鉄道とレンタカーを組み合わせたモデルルートの紹介 滞在型観光を促進するための体験メニューの紹介 ブライダルをテーマにしたプロモーションの展開 140,000 香港 20% 120,000 来道外国人に占める割合 18% 16% 100,000 14% 80,000 60,000 40,000 20,000 0 H23 H24 年 度 別 来 道 者 数 1 2 月 下 旬 クリスマス休暇 7月中旬~8月末 夏 休 み 60,000 10% 4% ※2016年:2月8日 1月下旬~2月中旬 旧 正 月 70,000 12% 6% 40,000 80,000 50,000 8% H22 ツ 深掘りした情報とレール&ドライブ旅行の魅力発信 定番の観光地からまだ知られていないエリアの紹介 H21 ン ※2015年:4月5日 4 月 上 旬 イ ー ス タ ー 休 暇 H23 H24 H25 H26 30,000 20,000 2% 10,000 0% 0 H25 ※北海道経済部統計資料参照 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 月別延べ宿泊者数(道内) 14 ※観光庁宿泊統計調査参照 戦略Ⅲ |東アジアをターゲットにした誘客促進 中 国 人 市 口 海外旅行者と観光消費の多い巨大市場 場 1,360,763,000人(2013年) ターゲット 訴 旅 行 形 態 個人旅行39.7%、団体旅行60.3% 訪 日 回 数 初訪日73.4%、2回目以降26.6% パーリンホー ( 8 0 後 ) 四季の自然景観、グルメ、ショッピング、体験 メニュー 直 札幌-北京 札幌-上海 旭川-北京 旭川-上海 家 層 四季の自然景観、温泉、グルメ、ショッピング、 体験メニュー 行 環境学習、四季の自然、体験メニュー 行 実 便 施 方 針 CA週2便 MU週7便 MU週5便 MU週2便 教 族 育 旅 MICE関係者 求 す る コ ン テ ン ツ インセンティブツアー 旅行商品の多様化・高付加価値化を目指したプロモーション 低品質・低価格な旅行商品からの脱却を目指したプロモーションの展開 新鮮な空気・水(中国国内の環境悪化)、子供の楽しみ(一人っ子政策)など北海道の優位性を活かしたプロモーション 三大都市圏にはFIT旅行促進のための情報発信、その他の地域には北海道の認知度向上と現地旅行会社向けのプロモーション 180,000 中国 20% 来道外国人に占める割合 80,000 160,000 18% 70,000 140,000 16% 60,000 14% 120,000 12% 100,000 10% 80,000 60,000 40,000 8% 6% 20,000 20,000 2% 0 0% H22 H23 H24 年 度 別 来 道 者 数 40,000 30,000 4% H21 50,000 H25 ※北海道経済部統計資料参照 ※2016年:2月8日 1月下旬~2月中旬 旧 正 月 7月下旬~8月末 夏 休 み H23 H24 1 0 月 初 旬 国 慶 節 H25 H26 10,000 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 月別延べ宿泊者数(道内) 15 ※観光庁宿泊統計調査参照 戦略Ⅲ |東南アジアをターゲットにした誘客促進 シンガポール市場 東南アジアへのトレンド発信源となる重要市場 5,399,000人(2013年) タ ー ゲ ッ ト 訴 旅 行 形 態 個人旅行71.6%、団体旅行28.4% 20~30歳代 有 職 女 性 層 四季の自然景観、温泉、グルメ、体験メニュー、 ドライブ、ショッピング 訪 日 回 数 初訪日30.3%、2回目以降69.7% 家 層 四季の自然景観、温泉、グルメ、体験メニュー、 ドライブ 行 工場見学、食育、四季の自然、体験メニュー 人 口 教 実 施 方 族 育 旅 求 す る コ ン テ ン ツ スクールホリデーに合わせた観光魅力の発信 針 スクールホリデーに合わせて、5月の桜、梅雨のない6月や雪の見られる11月など北海道の優位性を紹介 定番の観光地からまだ知られていないエリアの紹介 滞在型観光を促進するための体験メニューの紹介 シーニックバイウェイなどと連携し、北海道で楽しむドライブの魅力を発信 45,000 シンガポール 7% 60,000 40,000 来道外国人に占める割合 6% 50,000 5% 40,000 35,000 30,000 25,000 4% 20,000 3% 15,000 30,000 H23 H24 11月中旬~12月末 学 年 末 休 暇 H25 H26 ※2016年:2月8日 1月下旬~2月中旬 旧 正 月 5月下旬~6月下旬 2 学 期 後 休 暇 20,000 2% 10,000 1% 5,000 0 0% H21 H22 H23 H24 年 度 別 来 道 者 数 H25 ※北海道経済部統計資料参照 10,000 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 月別延べ宿泊者数(道内) 16 ※観光庁宿泊統計調査参照 戦略Ⅲ |東南アジアをターゲットにした誘客促進 タ イ 人 市 場 急速な拡大に加えFIT化も進む高度成長市場 口 68,229,000人(2013年) ターゲット 訴 富裕層・中間層 四季の自然景観、花、雪、ショッピング、グル メ、温泉 家 四季の自然景観、花、雪、グルメ、イベント、 温泉 旅 行 形 態 個人旅行67.1%、団体旅行32.9% 訪 日 回 数 初訪日39.7%、2回目以降60.3% 便 札幌-バンコク TG週7便 直 行 実 施 方 針 族 層 MICE関係者 求 す る コ ン テ ン ツ インセンティブツアー、視察 多彩な魅力を浸透させ北海道ブランドを確立 北海道の四季の魅力に加え、ブランド化されたドライブ・スキーと合わせてスイーツなどの多彩な魅力をプロモーション 雪や紅葉などタイの旅行シーズン(4月と10月)の底上げを意識したプロモーションの展開 今後の更なる成長に向け、バンコク首都圏だけでなく、チェンマイなどの地方都市に向けた情報の発信 120,000 9% タイ 来道外国人に占める割合 100,000 80,000 8% 30,000 7% 25,000 6% 5% 60,000 40,000 15,000 3% 10,000 1% 0 H22 H23 H24 年 度 別 来 道 者 数 4 月 中 旬 タイ正月(ソンクラン) 3 夏 月 ~ 5 期 休 月 暇 H23 H24 H25 H26 5,000 0% H21 1 0 月 中 期 休 暇 20,000 4% 2% 20,000 35,000 H25 ※北海道経済部統計資料参照 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 月別延べ宿泊者数(道内) 17 ※観光庁宿泊統計調査参照 戦略Ⅲ |東南アジアをターゲットにした誘客促進 マレーシア市場 地方都市への旅行者層拡大によりさらなる成長の見込まれる市場 29,620,000人(2013年) タ ー ゲ ッ ト 訴 旅 行 形 態 個人旅行57.9%、団体旅行42.1% 中 華 系 家 族 層 四季の自然景観、花、雪、イベント、グルメ 訪 日 回 数 初訪日49.0%、2回目以降51.0% MICE関係者 インセンティブツアー 宗 教 別 構 成 イスラム教61.3%、 仏教19.8% 、キリス ト教9.2% ムスリム系家族層 四季の自然景観、花、雪、イベント 人 実 口 施 方 針 求 す る コ ン テ ン ツ 北海道旅行商品の多様化とムスリム観光客の取り込み 北海道旅行を取扱う旅行会社の裾野拡大による、新たな観光需要の取り込み ラベンダーをメインに、芝桜、ひまわりなどの季節で変化する花観光の魅力を発信 年末休暇に向け、日本で一番早く降り始める北海道の雪の魅力を発信 ※2015年:7月17日頃 ムスリム市場に対応した受入れ整備とプロモーションの展開 LCC利用者の取込を狙ったプロモーション 40,000 マレーシア 来道外国人に占める割合 35,000 3.5% 25,000 3.0% 30,000 2.5% 25,000 20,000 15,000 15,000 1.5% 10,000 5,000 0.5% 0 0.0% H21 H22 H23 H24 年 度 別 来 道 者 数 20,000 2.0% 1.0% 10,000 レ バ ラ ン 休 暇 ※毎年11日ずつ前に移動 30,000 11月中旬~12月末 学 年 末 休 暇 ※2016年:2月8日 H23 1月下旬~2月中旬 旧 正 月 H24 H25 前 期 末 休 暇 6 月 中 旬 H26 5,000 H25 ※北海道経済部統計資料参照 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 月別延べ宿泊者数 18 ※観光庁宿泊統計調査参照 戦略Ⅲ |東南アジアをターゲットにした誘客促進 インドネシア市場 訪日ビザ免除で著しい成長が期待できる東南アジアの巨大市場 247,954,000人(2013年) タ ー ゲ ッ ト 訴 G D P 成 長 率 5.7%(2013)、6.2%(2012)、6.5%(2011) 大都市圏富裕層・ 余 裕 家 族 層 四季の自然景観、雪、花、ショッピング、体 験メニュー、グルメ 宗 教 別 構 成 イスラム教88.2%、キリスト教8.9%、ヒン ドゥー教1.8% ムスリム系若年層 四季の自然景観、雪、イベント、グルメ 人 口 実 施 方 針 求 コ ン テ ン ツ ※2015年:7月17日頃 年末休暇に向け、日本で一番早く降り始める北海道の雪の魅力を発信 ムスリム市場に対応した受入れ整備とプロモーションの展開 18,000 H23 16,000 H24 14,000 H25 1.0% 12,000 H26 0.8% 10,000 160,000 インドネシア 1.4% 140,000 訪日外客数に占める割合 1.2% 120,000 100,000 80,000 0.6% 60,000 6,000 4,000 20,000 0.2% 2,000 0 0.0% H23 H24 年度別訪日外客数 H25 ※JNTO報道発表資料参照 12月下旬-1月上旬 年 末 休 暇 8,000 0.4% 40,000 レ バ ラ ン 休 暇 ※毎年11日ずつ前に移動 6 月 中 旬 - 7 月 初 旬 年 度 替 わ り 休 暇 LCC(経由便)利用者の取込を狙ったプロモーション H22 る 様々なターゲットに幅広くアプローチ 様々なターゲットに合わせた北海道の情報を確実に伝えるためのプロモーションを展開 H21 す 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 月 別 訪 日 客 数 8月 9月 10月 11月 12月 ※JNTO報道発表資料参照 19 戦略Ⅲ|東南アジアをターゲットにした誘客促進 フィリピン市場 ビザの大幅緩和と相まって急成長が期待できる1億人市場 97,484,000人(2013年) タ ー ゲ ッ ト 訴 G D P 成 長 率 7.2%(2013)、6.8%(2012)、3.6%(2011) メ ト ロ マ ニ ラ 富 裕 家 族 層 四季の自然景観、雪、グルメ、温泉 宗 教 別 構 成 キリスト教93.0%、イスラム教5.0% M I C E 関 係 者 インセンティブツアー 人 口 実 施 方 針 求 す る コ ン テ ン ツ イースター・クリスマス休暇時期を意識したプロモーション 本物の雪による北海道でのホワイトクリスマスを情報発信して認知度を向上し、北海道を憧れの地へとブランド化 イースター休暇時期でも体験できる北海道の雪の魅力を発信 5月でも桜を見ることができることを情報発信 1日4~5回食事をとる習慣があることから、北海道の豊かな食の魅力に加えて上質なスイーツなどの情報を発信 120,000 1.4% フィリピン 訪日外客数に占める割合 100,000 1.2% 1.0% 80,000 0.8% 60,000 0.6% 40,000 0.4% 35,000 30,000 20,000 0 0.0% 0 H24 年度別訪日外客数 H25 ※JNTO報道発表資料参照 5 休 月 暇 H23 H24 H25 12月中旬-1月初旬 クリスマス休暇時期 H26 10,000 5,000 H23 ~ 校 15,000 0.2% H22 4 学 25,000 20,000 H21 3 ~ 4 月 イースター休暇 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月11月12月 月 別 訪 日 客 数 ※JNTO報道発表資料参照 20 戦略Ⅲ|東南アジアをターゲットにした誘客促進 ベ ト ナ ム 市 場 ビザ大幅緩和と経済発展により今後の成長が期待される市場 90,630,000人(2013年) タ ー ゲ ッ ト 訴 求 す る コ ン テ ン ツ G D P 成 長 率 5.4%(2013)、5.3%(2012)、6.2%(2011) ハノイ、ホーチミン の富裕層・中間層 四季の自然景観、雪、グルメ、ショッピ ング 宗 教 別 構 成 仏教約80.0%、その他カトリック、カオダイ 教、ホアハオ教など M I C E 関 係 者 インセンティブツアー 人 口 実 施 方 針 多彩な季節の魅力を様々なターゲットに幅広くアプローチ ベトナムでは見ることのできない一面の銀世界など雪を核とした冬季の魅力をプロモーション 春の桜、秋の紅葉などの自然景観を中心とした明瞭な四季の魅力を確実に伝えるプロモーションを展開 新鮮な素材による素晴らしい食の魅力、果物狩りなどの各種体験メニューを情報発信 90,000 ベトナム 1.4% 80,000 訪日外客数に占める割合 20,000 18,000 1.2% 70,000 1.0% 60,000 16,000 40,000 0.6% 8,000 0.4% 6,000 0.2% 10,000 0 0.0% H21 H22 H23 H24 年度別訪日外客数 H25 ※JNTO報道発表資料参照 H23 H24 H25 H26 12,000 0.8% 20,000 6 月 - 8 月 学 校 休 暇 14,000 50,000 30,000 ※2016年:2月8日 1月下旬~2月中旬 テト(旧正月) 10,000 4,000 2,000 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月11月12月 月 別 訪 日 客 数 ※JNTO報道発表資料参照 21 戦略Ⅲ |オーストラリアをターゲットにした誘客促進 オーストラリア市場 スキー客等の着実な取込みと冬以外の誘客強化が求められる市場 23,207,000人(2013年) タ ー ゲ ッ ト 訴 旅 行 形 態 個人旅行92.2%、団体旅行7.8% アウトドア嗜好層 スキー、スノーボード 訪 日 回 数 初訪日50.5%、2回目以降49.5% 家 スキー、スノーボード、グルメ 体験メニュー、温泉、ゴルフ 人 実 口 施 方 針 族 層 求 す る コ ン テ ン ツ 来訪エリアの拡大とオールシーズンの観光魅力の発信 雪質、安定した積雪量ともに世界トップクラスのパウダースノー情報の発信 他国との差別化を図り、北海道の優位性を活かしたスキー旅行商品の開発 富裕層向けに食や温泉等の観光魅力を発信するとともに、来訪エリアの拡大と冬以外の誘客に向けてのプロモーションを展開 40,000 オーストラリア 5.0% 35,000 35,000 来道外国人に占める割合 4.5% 30,000 4.0% 25,000 3.5% 30,000 25,000 3.0% 20,000 20,000 2.5% 15,000 2.0% 12月~1月 夏 休 み H24 H25 H26 15,000 9月~10月 春 休 み 1.5% 10,000 10,000 1.0% 5,000 0.5% 0 0.0% H21 H22 H23 H24 年 度 別 来 道 者 数 H23 5,000 H25 ※北海道経済部統計資料参照 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 月別延べ宿泊者数 22 ※観光庁宿泊統計調査参照 戦略Ⅲ|アメリカをターゲットにした誘客促進 ア メ リ カ 市 場 アジア諸国の中で日本に最も関心を抱いている潜在市場 318,814,000人(2013年) タ ー ゲ ッ ト 訴 旅 行 形 態 個人旅行88.0%、団体旅行12.0% 富裕層・中間層 温泉、グルメ、体験メニュー、アイヌ・縄文 文化、国立公園、スキー、スノーボード、 訪 日 回 数 初訪日64.5%、2回目以降35.5% アジア系米国人層 温泉、グルメ、ショッピング 直 札幌-グアム UA週2便 札幌-ホノルル HA週3便 S スキー、スノーボード、サイクリング、バー ドウォッチング 人 口 行 実 便 施 方 I T 求 す る コ ン テ ン ツ 北海道の強みを情報発信し認知度向上を図る 針 日本の伝統文化や歴史などに興味を持つ人が多いアメリカ市場に向けて、アイヌや縄文など北海道に残る文化を情報発信 雪質、安定した積雪量ともに世界トップクラスのパウダースノー情報の発信 本州に来ている米国人を北海道新幹線により取り込む 40,000 アメリカ 35,000 来道外国人に占める割合 4% 12,000 2 月 大統領の日 10,000 30,000 3% 8,000 7 月 ~ 8 月 夏 期 休 暇 3 月 ~ 4 月 イースター休暇 25,000 20,000 2% 15,000 H23 H24 H25 1 2 月 クリスマス H26 6,000 4,000 10,000 1% 2,000 5,000 0 0% H21 H22 H23 H24 年 度 別 来 道 者 数 H25 ※北海道経済部統計資料参照 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月11月12月 月別延べ宿泊者数 23 ※観光庁宿泊統計調査参照 事例紹介|特徴的な取り組み 概 要 Hokkaido Snow Tarvel Expo 2014 in NISEKO 目的 実施主体 北海道が持つ冬の魅力を、スノー リゾートに関わる人々の結集によ り世界に向けて発信し、北海道を 世界を代表するスノーリゾートへ 飛躍させる。 Hokkaido Snow Travel Expo 2014実行委員会 (北海道運輸局、ニセコ町、倶知安町、北海道ス キープロモーション協議会(道内13ヵ所のス ノーリゾート、観光協会、自治体等で構成)、北 海道、北海道観光振興機構) 開催日 平成26年3月4日(火) ~3月6日(木) 招請者 アジア、豪州、北米、欧州の16市場から メディア8社9名、旅行会社等42社42名 北海道のスノーリゾート プレゼンテーション 開催地 ニセコ町、倶知安町 (主会場:Hilton Niseko Village) 商談数 マッチング506商談 +フリー3セット 各スノーリゾートインスト ラクターによる質の高いレッスン 地元住民が通う飲食店での ローカルフード体験 ポイント ◆オンシーズンのスノーリゾートにおける 現地滞在型実体験プロモーション ◆継続性を重視し、航空運賃は参加者負担 ◆スノーリゾート、観光関係者、国が結集 したオール北海道によるイベント Expo2013の成果 ◆メディア 台湾TVニュース 1本3分28秒・528千人=換算約446万円 中国旅行雑誌 1誌7P・120千人=換算70万円 インドネシア旅行雑誌 1誌4P 30千人=換算76万円 換算費用約592万円の効果 ◆旅行会社 2013-2014シーズン送客見込 2,999名 (中国485名、韓国240名、台湾300名、香 港920名、シンガポール60名、タイ790名、 マレーシア38名、豪州150名、ロシア16名) @15万円で換算した場合・・・ 約5億円の経済効果 円滑な商談をするための コミュニケーションイベント 冬季旅行商品造成のための 商談会 スノーリゾート及び近隣観光 スポットへのファムトリップ 前回比1.7倍の商談数により 過去最大の成果を期待 24 事例紹介|特徴的な取り組み 概 要 アイヌ文化を欧米に発信 2020年に向けて訪日外国人旅行者数2000万人の高みを目指していく ためには、アジアのみならず海外旅行者数の多い欧米市場などへの開拓が重 要となってくることから、米国ナショナル・ジオグラフィック協会の会員で もある世界的な写真家を招請し、北海道ならではの「縄文文化」「アイヌ文 化」「自然・景勝地」を発信力のあるメディアを使い情報発信することで、 欧米の「異文化的なもの」に対して興味を持つ層へ、北海道とアイヌの理解 を深め、来道意欲の喚起を図った。 タ ー ゲ ッ ト 30代・40代の高学歴層、高所得者層、個人旅行 を好む層 訴 求 テ ー マ 異文化を体験する北海道 被 クリス・レイニア氏 優 招 れ 請 者 た 点 ■招請するメディア クリス・レイニア氏 ▼世界的写真家、旅行家 ▼米国で一番影響力のあ る写真家100人のうちの 一人(アメリカ・フォト・マガジン) ▼ナショナル・ジオグラフィック協会のフェ ローであり、ナショナル・ジオグラフィッ ク・トラベラーの寄稿編集委員を務め、特に 少数民族の言語の保存活動等に力を注いでい る。同氏の写真作品はナショナル・ジオグラ フィックの他、タイム、ライフ、ニューヨー クタイムズ、アムネスティ、赤十字等の出版 物で取り上げられ、国連、スミソニアン博物 館、国際写真センターなど多くの美術館、博 物館に収蔵されている。 世界的な訴求力のあるナショナル・ジオグラフィックという媒体に 記事を提供している有力な写真家の招請を実現。 アイヌ・縄文文化にテーマを絞り、これまであまりプロモーション 出来ていなかった米国市場へ向けて情報発信を予定。 反 応 今回の招請をきっかけに、北海道のアイヌ文化を体験するナショナ ル・ジオグラフィック主催のツアーを企画検討していただけること となった。 ※ナショナル・ジオグラフィックのツアーは富裕層や知識層を対象に しており、学術的にも価値のある場所が選ばれることから、他の旅 行エージェントのツアー企画にも大きく影響する。 アイヌ民族の衣装を体験されるクリス氏 25 事例紹介|特徴的な取り組み 概 要 海外向けfacebookによる情報発信事業 100万人のfacebook読者を抱え日本への留学経験もあるタイの人気女優が、夏 の北海道を自身のfacebookによりタイ全土に向けて発信した。北海道の夏を彩 る花畑、各地のお祭り及び各種体験メニューに加えて、甘い物が大好きなタイ 人に向けて各地ならではのアイスクリームなどのスイーツといった観光の魅力 を発信することで来道意欲の喚起を図った。 タ ー ゲ ッ ト 20代男女、家族旅行者層、北海道ファン層 訴 求 テ ー マ 花と祭りとアイス、北海道を盛り上げる夏の彩り 者 フォーカス・ジラクン さん 被 招 優 請 れ た 点 タイでのユーザー数が2,400万人を超えると言われ るfacebookを活用し、広く情報を拡散 最大315,219人の「いいね!」を獲得するなど非常 に大きな効果を得た。 8月に実施されたタイの旅行博(TITF)のブースに 本人が来場、直接北海道の魅力を伝えてもらい、来 道意欲の喚起を図った。 反 応 取材終了直後、タイから来ていた旅行客が 「facebookを見て来た!」とわざわざ行程 を変更して旭川市の『雪の美術館』を訪れ るなど、媒体の即効性が発揮された。 315,219人の「いいね!」 を獲得した写真 タイの旅行博(TITF) にて実体験を来場者に 伝えていただいた 26 事例紹介|事業高度化のポイント 概 要 事業提案書・ 企画提案書の内容は狙いを明確に記載 事業提案書・企画提案書は、事業の骨格を決めるものであることから、対象市場の分析、ターゲ ティングと理由、ターゲットと被招請者等との関係など記載が必要な事項やどのように成果に結 びつくのかについて明確に記載 過去に見られた事例 マーケット分析が不十分 市場に対する見解、認識が不十分であり、マー ケットに関する効果の有無が不明。分析内容と 提案内容が合致していない。 ポ イ ン ト マーケティング分析の徹底 競合国を含めてマーケティングをしっかり行うこ とで、事業の効果を最大限高めることが出来るよ うにする。 被招請者の選定理由が不明確 選定理由を明確化 なぜその被招請者を選んだのか、意図がわから ないため、効果があるのか不明確。 ターゲット、テーマにあった被招請者を選ぶこ とで事業の効果を上げる。 視察行程の選定理由が不明確 視察のポイントの明確化 行程表だけ企画提案書についており、なぜその 地域、観光素材を選定したのか不明確である。 行程表を作る上で、ターゲット、訴求テーマに基 づいて「なぜそこを選んだのか」を明確化する。 目指す事業効果が不明確 事業の効果を明確化 掲載予定の記事のボリュームや今後の送客見込み について不明確であり、事業の効果がわからな い。 その事業を行うことで、どのような成果(送客 見込み等)が見込めるのかを明確にする。 27 事例紹介|事業高度化のポイント 概 要 実施・フォローアップ体制の確保 VJ地方連携事業の実施にあたり、担当者が出張、休暇等で不在の場合でも、事業の事務処理や 進捗状況の把握、視察後のフォローアップが可能となるように実施体制を確保し確実な成果に結 びつける 過去に見られた事例 ポ イ ン ト 担当者しか事業の概要を知らない 組織で対応 受入れ先地域関係者との連絡が不十分 受入れ先地域関係者と連携 地域の視察・取材が終了したら終わり 視察・取材後からが本当の勝負 単発の事業で終了(メディアの露出) 記事等の2次利用 見積書、契約書等書類の提出が遅い スムーズな事務処理の協力(別添参照) 担当者一人で対応しているため、出張等で不在にし た場合に組織として対応出来ない。 視察・取材の情報が地域関係者に届いていない場合 があり、そのため事業自体を知らないケースや、協 力が十分に得られていないケースがある。 視察・取材の終了=事業の終了となっており、 その後のフォローアップ及び効果測定が不十 分。 事業が記事掲載等単発で終了してしまい、事業 の更なる効果が見込めない。 担当者一人に任せるのではなく、2人体制で連絡を 取り合えるようにするなどの連絡体制を構築する。 視察・取材する地域の関係者等に事業の実施前に概 要を説明し、受入れに対しての協力体制を構築す る。 視察・取材後に地域観光関係者から定期的に旅行会 社、メディア関係者と密に連絡をとり、商品造成や 記事掲載につなげる。 事業の更なる成果につなげるために、2次利用 (WEBでの発信、旅行博での利用等)につな げるように働きかける。 28 結論|平成27年度VJ地方連携事業採択のポイント 本戦略の内容を踏まえて、限られた費用で最大の 誘客及び経済効果が生み出されるよう、創意工夫を 凝らした提案をお待ちしております。 29 スケジュール|今後のスケジュール ス ケ ジ ュ ー ル 10月末の提案募集締切後に、観光庁及びJNTOとの調整後、2月下旬に事業採択の通知をいたします。 説 日 明 会 募 集 開 始 募集締切り 採 択 通 知 事業の実施 程 9 月 1 1 日 9 月 1 2 日 10月31日 2 月 下 旬 4 月 以 降 周 知 方 法 応 募 方 H P H P メ ル マ ガ メ ル マ ガ 電 話 法 北海道運輸局のHPより提案書をダウンロードし、必要事項を記載のうえ担当者まで提出して下さい。 http://wwwtb.mlit.go.jp/hokkaido/bunyabetsu/kankou/gaikokuzin/vjrenkei/index.html 国土交通省北海道運輸局企画観光部国際観光課 送 付 先 国際観光課 [email protected] 電話番号(直通) 0 1 1 - 2 9 0 - 2 7 2 3 F 0 1 1 - 2 9 0 - 2 7 0 2 A 担 X 当 国 際 観 光 課 30
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