(5) 市 報 に い が た 第 2502 号 平成 27 年 2 月 8 日 地域と学校パートナーシップ事業 学・社・民の融合による「人づくり・地域づくり・学校づくり」 10 ウェルカ ム 参観日 17 お お や ひろむ 巻北小学校 大矢宏校長 巻北小は、地域と学校パートナーシップ事業が始まる 前から地域との結び付きが強く、交流が盛んでした。本 校が地域教育コーディネーターを導入したのは平成20年 からです。コーディネーターが地域に溶け込み活動する ことで、これまで以上に学校を身近に感じてもらえるようになり、良い関係を築くこ とができました。今後も、地域と手を取りながら、 「また巻北小学校に来たいな」 と思っ てもらえるような学校を目指していきます を取材 しました 地域の方々に親しまれる学校に 巻北小 の収穫祭 昨年 月 日、西蒲区の 巻北小学校の5年生は、今 年度取り組んだ 「 地域の方 と交流しながらの米づく 普段出来ないことを子ども たちに経験させてあげたいで す。パートナーシップ事業を 通じて 〝地域の子どもたちは地 域で守る〟が実現できるといいですね。より多くの人 に巻北小に足を運んでもらいたいです り」でお世話になった地元 子どもたちのキラキラした 眼差しや天使のような笑顔、 そしてボランティアさんの活 き活きとした姿から元気をも らっています。今後は地域の歴史や文化、偉人などに ついて調べる機会を作っていきたいです 吉田金豊さん(4年目) の学校支援ボランティアの よし だ きんぽう 山賀美雪さん(5年目) 皆さんを招き、収穫祭を行 巻北小学校に教えに来るのが 毎回とても楽しみでした。巻北 小の子どもたちと作った巻北米 は日本一のおいしさでした。子 どもたちからもらった感謝状は、自宅の壁に貼ろうと 思います 地域教育コーディネーター 本市は 「学・社・民の融合による教育」 の理念の下、地域と学校パートナーシップ事業を実施しています。 学校が今まで以上に地域に開かれ、地域と共に歩むことができるよう、全ての市立小学校、中学校、中等 阿部秋雄さん 地域教育コーディネーター やま が み ゆき 教育学校、特別支援学校に地域教育コーディネーターを配置し、地域の人たちと連携しながら子どもたち 今日の発表会のためにいっぱい練習 しました。緊張したけど、今までの成 果をきちんと発表出来てよかったで す。また、地域の人といろんな体験を したいです あ べ あき お を振り 「米づくり」 で楽しく スライドショー がえりました み よ が 出 い 思 返り。楽しい いました。 中村花乃さん 学校支援ボランティア た巻北米。 一生懸命に育て 収穫しました gを 0k ことしは50 学校と地域をつなぐ 地域教育コーディネーター なかむら か の んでおに ィアさんを囲 地域ボランテ みました ず は も 話 会 ぎりを試食。 この日行われた収穫祭 は、一年間取り組んできた 阿部さんから分からないところや田 植え・稲刈りのコツなどを詳しく教え てもらいました。とても優しかった です。おにぎりは三角に握るのが難し かったけど、上手く出来ました ったおにぎり 巻北米でつく す で 別 の味は格 巻北米づくりのまとめの時 関森夢叶くん 間です。子どもたちは、手 せきもりゆう と い、農作業の大変さや収穫 最初は泥の中に苗を植えるのが難し かったけど、どんどんやるうちに上手 く出来るようになりました。自分たち で作った 「巻北米」 のおにぎりは、いつ もよりおいしく感じました ランティアの皆さんへの感 亀倉優花さん 謝の気持ちを再確認しまし かめくら ゆ か た。 「大人たちが指導したり、学習を見守ったりする ことで、子どもたちは安心して学習に前向きに取り 組める」 「自分ができることで、ちょっと手を貸す。それ が学校や子どもたちの役に立つのであれば、こんな に良いことはない」 これらは、事業に関わっていただいている皆さん からのアンケートで寄せられた声です。学校と地域 が良好なパートナーシップの下、事業が進められて いることが感じられ、とてもうれしく思います。 今後も、この事業を、子どもたち、学校、そして 地域にとって、さらに 「元気になる」 事業として活用 し育てていただきたいと思います。皆さんのご理解 とお力添えをよろしくお願いいたします。 24 最後はボランティアの皆 さんを囲み、収穫した巻北 生涯学習課長 大竹和浩 新津川をきれいにする計画に取り組んできた結 果を分かりやすくまとめ、発表しました。保護 者や地域の人たち、指導者の皆さんから意見や 感想をいただきました。 両川中と西内野小が 文部科学大臣表彰 学校を元気に!地域を元気に! 授業参観後に参加者交流会を開催。各学校の特 色ある活動を紹介し合いました。 「学・社・民」 の融合のさらなる進化・深化について活発な意 見交換を行いました。 12 米で作ったおにぎりを試食 子どもを元気に! 授業参観後にパートナーシップ事業の概要や学 校生活の様子を写真や映像を使って説明しまし た。当日は天候にも恵まれ、160人以上の参加 がありました。 し、楽しい時間を過ごしま 地域ボランティアが講師となり、親子で竹馬・ 木工・笹団子・手芸・ロケットづくりを体験で きる 「笹山道場」を開催しました。昼食は5・6 年生が育てた米で作ったおにぎりを食べました。 「地域と学校パートナーシップ事業」 などにおいて、地域 による学校支援活動を積極的に推進した実績を認められた 地域・保護者による22の体験型広場がオープン。 どの広場も、幼児から大学生まで幅広い年代が 参加・協力してくれました。子どもたちの社会 性を育む当校の名物行事です。 した。 25 両川中学校と西内野小学校が、昨年 月に文部科学省より 23 23 表彰されました。 新津第二小 (秋葉区) 12/16 平成 年度から始まったこの表彰制度は、学校や家庭、 地域が連携し、社会全体の教育力向上の取り組みを推進す 五十嵐小 (西区) 12/3 合唱コンクール 「宮浦祭」に地域から約1,000人 が来場。これまで取り組んだ社会貢献活動の紹 介や、地域で指導を受けている万代太鼓委員会 の演奏を披露しました。 ることで、未来を担う子どもたちを健やかに育もうと設け 石山中 (東区) 11/29 「職・食ワークショップ」卒業生でもある地域の 若い農業経営者の熱い話を聞きました。参加者 全員が話し合いを通して、地域の魅力を再発見 し、共有することができました。 られたものです。 笹山小 (北区) 11/2 新潟市食育マスターの高橋なんぐさん、金子ボ ボさん (NAMARA所属)による講演 「今、始める 食育」 を開催。児童・保護者・地域の皆さんで一 緒に楽しく食の大切さを学びました。 本市では、 年度に入舟小学校と坂井東小学校、 年度 に味方小学校と東中野山小学校、 年度に中之口東小学校 西内野小 (西区) 10/26 5年生が中央公民館の 「プレママスクール」に参 加している皆さんと道徳授業を行いました。赤 ちゃん人形を抱いたり、妊婦さんの心音を聞い たりして、命の大切さを学びました。 と東青山小学校が表彰されています。 大型紙芝居クラブ員がボランティアと一緒に 作った大型紙芝居 「鶴のおんがえし」を地域住民 や保護者、児童に披露。大きくはっきりとした 口調で物語を読み上げました。 市は円滑に同事業を進めるため、市内に172校ある市 立義務教育学校全てに地域教育コーディネーターを配置し 教育活動において、学・社・民がそれ ぞれの長所を融合することで、大きな教 育力を発揮できると考えています。 ています。 「学」は学校、 「社」は公民館・図書館など の社会教育施設やスポーツ施設、 「民」は地 域住民や家庭、地域の団体や企業をあらわ します。 19 専門的な知識や技能を生かした学習支援や、学校だけで はなかなかできない体験活動などの学習機会を子どもたち 「学・社・民の融合による教育」は、充 実した教育活動を行うための手段で、本 市独自の考え方です。 作りの感謝状の贈呈、田植 宮浦中 (中央区) 10/25 学校と地域の 「人・もの・こと」 をつなぐ役割を持つコー ディネーターは、 学校や社会教育施設、 地域活動を結ぶネッ 潟東東小 (西蒲区) 10/2 へ提供するため、学校と地域の人たち、社会教育施設、企 金津小 (秋葉区) 9/19 えから収穫までを振り返る 新潟小 (中央区) 9/18 56 「学・社・民の融合による教育」 トワークの強化を図るとともに、学校支援ボランティアと 白根小 (南区) 9/12 本市独自の考え方 業などが連携し、学習環境を創り出そうとする取り組みが 3講座を開催したうちのひとつ 「わたしもマジ シャン」 では、寺尾マジッククラブの皆さんが日 頃磨いた技を披露。参加したセーフティスタッ フの皆さんも興味津々でした。 スライドショーなどを行 3人のゲストティーチャーを招き、2年生333 人が職場体験学習における努力事項を検討しま した。授業公開には100人の参観者が集まりま した。 連携しながら事業を企画・運営していきます。 地域と学校合同防災教育を開催しました。58の 自治会ごとに分かれ、自治会長を中心に中学生 の自分たちにどんなことができるのかを話し合 いました。 「地域と学校パートナーシップ事業」 です。 親子参加型道徳を全校一斉に行いました。6年 生の授業では保護者からの意見を教材として、 親子一緒に 「学校へ行くことの意味」を深く考え ました。 の喜び、協力してくれたボ 創立記念日集会で県立植物園の倉重祐二副園長 が、地区で発展した花き産業の歴史や、 「琵琶湖 周航の歌」原曲作曲者・吉田千秋さんやチュー リップの話などを語りました。 地域の魅力や人材などを活かした学習機会を提供し、子 どもたちの社会性や郷土を愛する心などを育みます。 大淵小 (江南区) 9/11 平成 年度にスタートした同事業は、当初各区1小学校 の合計8校で行っていましたが、事業の拡充を進め、本年 小針中 (西区) 6/25 度は172校ある全ての市立義務教育学校 (小学校113 鳥屋野中 (中央区) 6/16 校、中学校 校、中等教育学校1校、特別支援学校2校) 木戸小 (東区) 6/13 で行っています。 小合東小 (秋葉区) 6/2 生涯学習課 (☎025・226・3277) 「ウェルカム参観日」 Í の新たな学習機会の創出に取り組んでいます。 市内16の小・中学校が実施 地域と学校 パートナー シップ事業 ウェルカム参観日は、地域と学校パートナーシップ事業で行う創意工夫に溢れ た活動を地域内外の人たちに公開することで、同事業への理解を深めてもらおう とする取り組みです。 今年度は市内16の小・中学校で ウェルカム参観日を実施し、地域色を活かし たさまざまな活動を行いました。普段はあまり目にすることのない学校の様子を 見ようと、地域内外から多くの人たちが学校に集まりました。 (4)
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