イベント 講演会『精神疾患を有している者の人権について』 法律家が知っておくべき基礎知識 精神科病院に入院している人は、日本全国に約32万人。世界の精神科病床の1/5が日本に あるといわれています。世界平均18日の入院日数に対して、日本では約300日です。世界的 に見て驚異的です。そういう形で、日本の精神科医療はずっと継続されてきました。閉鎖された 病院内では、人権侵害が行われることもあり、不必要な入院を余儀なくされている人が多いのも 事実です。 弁護士は刑事事件で精神疾患を有する被疑者の場合、検察官に起訴して裁判にかけるよりも措 置入院が必要ではないか、と意見することも有りますが、措置入院は期限の決まっておらず、弁 護士は措置入院後のことは関心を持たないものです。安易に措置入院を求めることが本当に妥当 なのか。また、人権侵害を受けている精神科病院の入院患者に対し、弁護士が退院に関する交渉 をするということも、患者の人権を守る手段として有効なものになると思われるが、弁護士が十 分に関与できていないのではないか。 そこで、今回は弁護士が精神疾患を有する者に対し、いかなる法的支援ができるのか。現在の 精神疾患患者に対する制度の抱える問題点や本来のあるべき姿はどういったものなのか?といっ た精神疾患患者を取り巻く状況の概略をうかがい考えながら、実際の活動で弁護士が知っておく べき基礎知識を得ることを趣旨としたいと考えています。 日 場 講 時 所 師 対 象 2015年3月18日(水)18時30分~20時30分 弁護士会館3階 301ABC 柳瀬一正(都立墨東病院・医事課医療相談係長) 医療ソーシャルワーカーとして長年精神疾患患者に関わり、触法関係 にも造形が深い 内田明弁護士(医療扶助人権ネットワーク事務局長) 望まない入院を強いられている精神科病院の退院支援を行い、多くの 患者を退院させる経験をもつ 弁護士 / 参加費 無料 / 主 催 東京弁護士会 (回答書) FAX返信先 03-3581-0865 (担当:東京弁護士会 人権課 大澤宛) 3月18日(水)講演会「精神疾患を有している者の人権について」に出席します。 お名前 担当委員会 問い合わせ先 (登録番号: ) 資料の準備の都合上、出席をお知らせください。 東京弁護士会 東京弁護士会 人権擁護委員会 人権課 大澤 TEL:03-3581-2205 - 15 -
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