第４回有識者会議資料 H27.1.31 資料１天王寺動物園の今後の方向性（追加の論点）大阪市建設局動物園改革担当部長牧慎一郎 1 今回の議論について • 第3回会議では、天王寺動物園の今後の方向性として、指名、役割、顧客ターゲット、エリア構成等について、たたき台を提案し、意見をいただいた。 • いただいたご意見を踏まえて報告書作成を進めていくこととしているが、作成に当たっていくつかの論点について、ご意見を賜りたい。 2 検討事項 Ⅰ．市民参画のあり方 Ⅱ．動物の取扱いに関する基本方針 Ⅲ．人材育成の方針 Ⅳ．組織体制について 3 Ⅰ．市民参画のあり方 • 「消費する大衆」から「参加する市民」への転換 • 動物園も、単に行政が措置するサービスとしてではなく、市民が支える動物園を目指すべきではないか。 • 動物園や飼育動物は大阪人の共有財産。多くの大阪人に「私達の動物園」と思ってもらい、大阪人の誇りとなる動物園を目指すべきではないか。 4 動物園と市民の関係の変化（私見）動物園動物園大衆市民基本計画策定の進め方（案）有識者会議 26年度コレクションプラン動物園の方向性（基本構想）ズーフレンズ会議26年度市民の考える動物園の将来像基本計画作成委託 27年度予算要求中天王寺動物園基本計画・基本構想・整備計画・収支計画・各種事業の行動計画ズーフレンズ会議 27年度予算要求中 6 Ⅱ．動物の取扱いに関する方針 • 飼育動物が幸せに暮らせる動物園であるべき • 以下に関する方針を定め、基本計画の中で位置付けるべきではないか（動物福祉に関する方針）動物の心理学的幸福の追求行動学的分析・評価 ⇒ 向上策の推進環境エンリッチメントハズバンダリートレーニングなど（衛生面や動物の健康管理に関する方針）人にも動物にも安全快適な空間の提供公衆衛生学的・獣医学的判断 ⇒ 改善策の確立検査のルーチン化作業手順のルール化臨床技術の向上など 7 Ⅲ．人材育成の方針 • スタッフの人材育成に対する方針を定め、基本計画の中で位置付けるべきではないか • スタッフの能力向上と他園情報等の収集のため、研究発表や現地実査の機会を確保 – 国内外の施設調査や研究会等への派遣 – 国内外の野生生息地での情報収集や保全活動への参加 • 実査の結果は、園内で共有するとともに、展示や解説にフィードバックして来園者に還元 • 外部講師を呼んで、動物園を取り巻く最新動向を把握 • 接遇をはじめとするCS向上のための研修の充実 8