JL01 IP 法主要点座標計算

JL01 IP 法主要点座標計算
IPの座標と平面線形要素(始点側パラメータA1・曲率半径R・終点側パラメータA2)を用いて、
主要点の座標・測点・接線方向角を計算します。

平面線形要素(A1・R・A2)により、曲線を6種類に自動分類して処理します。
1.直線変化点
2.円曲線
R
3.クロソイド基本型
A1
R
A2
4.クロソイド-円型
A1
A2
6.クロソイド凸型
A1
5.円-クロソイド型
R
R
A2

第1欄の路線名により対象路線の冠符号・測点間隔・標準勾配・ブレーキを読み込みます。新規路線の場
合は、あらかじめ[JM04 新規路線の作成(ブレーキ)]により、作成してください。

第1欄の路線名は、第2欄に移行すると、データ保護のため変更できません。変更が必要な場合は、[編
集]-[入力欄初期化]を実行してください。

第2欄に、IPの座標と平面線形要素(始点側パラメータA1・曲率半径R・終点側パラメータA2)を、入力し
ます。平面線形要素が適切であれば、第3欄に一連の主要点座標を算出します。

第2欄の交点名は、原則として下記により入力します。
・始点、終点以外の場合は、原則として[冠符号]+[IP]+[IP 番号]とします。
例: 1]+IP+5 ⇒ 1]IP5
・始点、終点のときは、原則として[冠符号]+[始点名]、[冠符号]+[終点名]とします。
例: 1]+BP ⇒ 1]BP
1]+EP ⇒ 1]EP

第3欄の主要点名は、交点名と曲線種別により自動付与されます。自動付与された主要点名が不都合な
時は、登録座標名と重複しないように変更して下さい。

・直線変化点
[交点名]
・円曲線
[冠符号]+[BC]+[IP 番号]
[冠符号]+[EC]+[IP 番号]
・クロソイド基本型
[冠符号]+[KA]+[IP 番号]+[-1]
[冠符号]+[KE]+[IP 番号]+[-1]
[冠符号]+[KE]+[IP 番号]+[-2]
[冠符号]+[KA]+[IP 番号]+[-2]
・クロソイド-円型
[冠符号]+[KA]+[IP 番号]+[-1]
[冠符号]+[KE]+[IP 番号]+[-1]
[冠符号]+[EC]+[IP 番号]
・円-クロソイド型
[冠符号]+[BC]+[IP 番号]
[冠符号]+[EC]+[IP 番号]
[冠符号]+[KA]+[IP 番号]+[-2]
・クロソイド凸型
[冠符号]+[KA]+[IP 番号]+[-1]
[冠符号]+[KE]+[IP 番号]
[冠符号]+[KA]+[IP 番号]+[-2]
第2欄の最終行に平面線形要素(A1・R・A2)があれば、直前の交点の曲線終点までが処理範囲となりま
す。

隣り合う交点で、曲線終点と曲線始点が重複する場合は、第3欄の主要点の測点が逆順となるため、計
算処理できません。IPの座標と平面線形要素(始点側パラメータA1・曲率半径R・終点側パラメータA2)
を適宜、修正してください。

[ファイル]-[計算書保存(登録)]の座標登録により、第2欄の交点名・X座標・Y座標と、第3欄の主要点名・
X座標・Y座標を登録します。

[ファイル]-[計算書保存(登録)]の平面線形登録により、対象路線の平面線形ファイルを作成します。

路線を青色、多角路線を水色で路線図を作成します。
設定値
初期計算モード・・・座標データを実数値、他の入力データを表示値として処理します。
《第1欄》 設定初期値
項目名 単 位 小数位 端数処理
路線名
路線始点
m
3
四捨五入
《第2欄》 設定初期値
項目名 単 位 小数位 端数処理
交点名
X座標
m
3
四捨五入
Y座標
m
3
四捨五入
A1
m
3
四捨五入
R
m
3
四捨五入
A2
m
3
四捨五入
交 角
度
秒
四捨五入
《第3欄》 設定初期値
項目名
単 位 小数位 端数処理
主要点名
X座標
m
3
四捨五入
Y座標
m
3
四捨五入
測 点
m
3
四捨五入
接線方向角
m
3
四捨五入
例題の説明
下図にしめす例題に基づき、操作の手順を説明します。
※あらかじめ[JM04 新規路線の作成(ブレーキ)]により、対象路線の路線登録が必要です。
《第1欄》
《第2欄》
クロソイド基本公式
A : パラメータ r : 曲率半径 l : 曲線長  : 接線角
r  l  A2

l
2r


2
4
6
8
 10
 12
 14
x  A 2 1 






      
 5  2! 9  4! 13  6! 17  8! 21  10! 25  12! 29  14!



3
5
7
9
 11
 13
 15
y  A 2  






      
 3 7  3! 11  5! 15  7! 19  9! 23  11! 27  13! 31  15!


計算書編集ウインドウ
第1欄に、路線名と路線始点を入力します。新規路
線の場合は、あらかじめ[JM04 新規路線の作成(ブ
レーキ)]により、作成します。
第2欄に BP~EP の座標と平面線形要素データを、
入力します。

[処理]-[計算]
入力データが適切であれば、第3欄に一連の主要点
座標を算出します。主要点名が不都合な時は、登録
座標名と重複しないように変更します。

[処理]-[図面編集]
路線を青色、多角路線を水色で路線図を作成しま
す。