アプリケーションノート: N°F017 屋内プールでの温湿度測定世界の業界情報: 屋内プールに関してギネスの世界記録によると、屋内プールは、子供のレクリた建物内に大量の水が存在す崩壊し、落下物が直撃し12人 San Alfonso del Marであり、エーションや、競泳、リハビるすることで、空気が過剰にが亡くなった大変な事故があ全長は何と1,013mにおよびまリテ等の治療など、様々な目加湿され、建物内の機械や建りました。この悲惨な事故のす。さらに水深の最も深いとこ的で使用されています。築材料を劣化・損傷させる問主たる理由のひとつは、空気題が発生し始めました。中の水分と塩素が天井のス世界最大のプールはチリのろは35mになります。 1800年頃までは屋内プールはティール材の微小なクラックなく、屋外型のみであり、年消毒目的でプールの水は塩素中利用することはできませんを含有しますが、空気中の水でした。この問題を解決する分と塩素が組み合わさることため、1800年初頭に英国水泳で、建材を劣化させるだけで連盟が結成され、ロンドンではなく、人の健康や快適性にこのような事故の発生リスク世界初となる屋内プールがつ影響をおよぼすカビやバクテを低減させるためには過度なくられました。リアの繁殖を促すこともあり高湿条件を避ける必要があります。過去の例を挙げると、ますが、そのためには湿度の 1985年にスイスウスターの屋モニタリングが不可欠になり内プールで、天井が劣化してます。しかし、屋内型にすることで便利になった反面、閉ざされに侵入し、腐食を促進させたことであるといわれています。なぜ温湿度測定が必要なのか? ■湿度の制御結露水の発生を防ぎ、建材を Discussed in this edition: 劣化させないため、また利用者の快適性の確保のため、相 Indoor pools in general 1 対湿度の管理は重要です。 Why the need to measure humidity? 1 建材を劣化させない、また利 What solution can Rotronic offer? 2 Rotronic products 2 Customer benefits 2 Contact us 3 用者の快適性を損なわないためには、相対湿度を50%rhから 60%rhに保つ必要があります。水が大量に存在する閉ざされた空間で、相対湿度を50%rhから60%rhの範囲に維持するためには、除湿を行う必要があります。除湿の主な方法には、除湿器により水気を吸い取る、換気温度差は、水の蒸発を可能なシステムにより外気を屋内空限り抑えながらも、水から出間に送り込む、などが挙げらた後に利用者が快適と感じられます。れるものになっています。いずれの除湿方法にせよ、そ利用者がいない状態では、その効果を確認するため、湿度のような温度設定は必要なセンサによる測定が必要になく、室温は23℃から24℃の間りますが、ここでの湿度センに保たれることが一般的でサは空気中に存在する高濃度す。の塩素に耐性のあるものでなければなりません。 ■温度の制御屋内プールにおける室温は、一般的に水温より約1℃高く設定、維持されています。この神栄テクノロジー株式会社 2014.07 アプリケーションノート: N°F017 ロトロニックセンシング技術高精度かつ長期安定性に AirChip3000に裏付けされた優れた静電容量式センサ最先端センシングテクノロハイグロマーIN-1を搭載ジー：露点演算機能アラーム機能高機能ASICを搭載など本アプリ推奨ラインアップ温湿度センサプローブ: 温湿度変換器: ハンディタイプ温湿度計: HC2-S HF5シリーズ HP22-A 標準型センサプローブプローブ分離型構造プローブ分離型構造ハンディタイプ温湿度計種々の出力信号高精度な測定を実施 HP23-A LCD有無選択可各種パラメータ演算可能水分パラメータ各種演算機能等 LCD有無選択可 HF3 シリーズ HP23-A -50...100 °C, 0…100 %rh, ±0.8 %rh, ±0.1 °C HC2-IC402 -100...200 °C, 0…100 %rh, Ø15 mm , ±0.8 %rh, ±0.1 °C -40...60 °C, 0...100 %rh ±2 %rh, ±0.3 °C アナログ出力各種 LCD有無選択可 HC2-IC402-A HP22-Aの全機能を搭載センサプローブ2本装着可能 20,000データポイント記録可能現在時刻表示データキャプチャー機能搭載 -100...200 °C, 0…100 %rh, Ø15/25 mm, ±0.8 %rh and ±0.1 °C 温湿度変換器 rotronic日本国内総代理店 HF5 シリーズ HC2-IM402 プローブ神栄テクノロジー株式会社〒108-0075 東京都港区港南1-6-41 品川クリスタルスクエア11F TEL.03-5462-7527 FAX.03-5462-7528 http://www.rotronic.jp/ HC2-IC402 プローブ神栄テクノロジー株式会社 2014.07