ロシアCIS月報(2015年1月号) 国際業務部 ユーラシア三菱東京UFJ銀行 経済 経済(1/5) 経済発展省、2014年ー2015年の経済見通しを下方修正(12月2日発表) 原油価格を80ドルに下方修正し、GDP▲0.8%のマイナス成長で、固定資本投資▲3.5%、消費▲3.8%等軒並みマイナス。 為替レートは49ルーブルに大幅下方修正。 ウリュカエフ経済発展大臣は、原油価格が60米ドルであれば2015年GDPは▲3.0%を見込むと発言。(12月26日) 2014 2015 2016 2017 GDP 0.5%→0.6% 1.2%→▲0.8% 2.3% 3.0% 鉱工業生産 1.7% → 2.0% 1.6%→1.1% 1.7% 2.1% 固定資本投資 ▲2.4%→▲2.8% 2.0% →▲3.5% 1.6% 2.9% 小売売上高 1.9% 0.6 % →▲3.8% 2.9% 3.4% 実質可処分所得上昇率 0.3% → 0.6% 0.4% →▲2.8% 2.6% 3.3% 年末インフレ率 7.5 → 9.0% 5.5% →7.5% 4.5% 4% 原油価格(米ドル) 104→99 100→80 100 100 輸出(億米ドル) 5,120 → 5,000 4,950 → 4,320 4,990 5,080 輸入(同上) 3,170 → 3,100 3,250 → 2,630 3,310 3,420 貿易黒字(同上) 1,950 → 1,900 1,700 → 1,690 1,680 1,660 経常収支(同上) 610 → 560 380 → 640 280 180 純資本流失(同上) 1,000 → 1,250 500 → 900 300 200 年平均対米ドル為替レート 35.7 →37.4 37.5→49.0 38.7 39.5 世界銀行が、ロシア経済の2015-2016年見通し修正(12月9日) ベースシナリオでは、2015年原油価格78米ドルでGDP▲0.7%、2016年同80米ドルでGDP+0.3%。 アッパーシナリオでは、2015年原油価格85米ドルでGDP+0%、2016年同90米ドルでGDP+0.5%。 ローワーシナリオでは、2015年原油価格70米ドルでGDP▲1.5%、2016年同72米ドルでGDP+0.3%。 (出所)ロシア中銀資料からユーラシアBTMU作成。 1 経済(続き) 経済(2/5) ロシア中央銀行は、原油価格80米ドル、60米ドルでのマクロ経済見通しを発表(12月15日) 原油価格を80米ドルとするベースシナリオと、原油価格を60米ドルとするリスクシナリオに分けて発表。 リスクシナリオでは、2015年GDPは▲4.5-4.7%のマイナス成長。 ベースシナリオで0.0%成長。 現状では、2015年第1四半期はマイナス成長必至で、2015年第1四半期インフレ率は11.5%に高進が予想される。 インフレ率が低下するのは2015年下期からを見込む。 2014 2015 2016 2017 原油価格(米ドル) 98 80 60 80 60 80 60 GDP成長率 0.6% 0.0% ▲4.6% ▲0.7% ▲1.0% 1.1% 5.7% 年末インフレ率 10.1% 8.2-8.7% 9.3-9.8% 5.6-6.0% 5.8-6.3% 4.0-4.8% 3.5-4.3% 貿易黒字(億米ドル) 1,880 1,630 1,290 1,600 1,260 1,570 1,340 経常収支(同上) 640 560 390 550 220 490 330 純資本流失(同上) 1,340 1,180 1,150 750 700 530 580 銀行貸出伸び率 20% 5-8% 5%以下 7-10% 4-8% 8-11% 13-18% モルガンスタンレー、ロシアのGDP成長率見通し2015年▲0.5%→▲1.7%、2016年+0.8%に下方修正 経済制裁は2016年末まで継続し、金利は2015年初に0.5%引き上げ、予算歳出は削減される。原油価格は2015年88米ドルと予測。 HSBC、ロシアのGDP成長率見通し2015年▲1.0%→▲3.0%、2016年▲1.5%に下方修正 インフレは2015年7%→10.5%に引き上げ、2016年6.4%で据え置き。原油価格2015年は79米ドルと予測。 為替は、第1四半期1米ドル59.3ルーブル、第2四半期61.3ルーブル、第3四半期62.1ルーブル、第4四半期62ルーブル予測。 Moody’s、ロシアのGDP成長率見通し2015年▲5.5%、2016年▲3.0%に下方修正 S&P、ロシアの格付けをNegative Watch (出所)ロシア統計局、ロシア中銀資料からユーラシアBTMU作成 2 経済(続き) 経済(3/5) 経済産業省、10月GDP対前年同月比+0.0%、1-10月+0.7%と発表 連邦統計局、第3四半期GDP+0.7%と発表 製造業+1.3%、鉱業▲0.5%、ユーティリティ+0.1%、商業▲0.7%、建設▲0.9%、運輸+0.5%、農業+7.5%。 11月の鉱工業生産は、前年同月比▲0.4%、1-11月+1.5%(連邦統計局) 9月の+2.8%、10月の+2.9%に対し反落、本年1月以来のマイナスとなった。季節調整済では対前月比▲1.2%と4ヶ月ぶりのマイナ スとなった。鉱業は、前年同比+2.5%(1-11月+1.2%)、 製造業は、同▲3.0%(1-11月+1.9%)、電気ガス水道は、前年同月比 +7.0%(1-11月▲0.5%)と製造業の落ち込みが激しい。製造業では、機械装置▲17.0%、電気光学製品▲14.6%、化学製品 ▲4.3%、食料品▲1.8%等の軒並みマイナスとなった。 主要品目では、1-11月石油(ガスコンデンセートを含む)の生産量が+1.0%の480百万トン、天然ガスが▲5.9%の5,100億㎥、粗鋼 が+2.1%の6,430万トン、乗用車が▲10.3%の160万台などとなっている。 11月の固定資本投資は、前年同月比▲4.8%、1-11月▲2.8%と発表(連邦統計局) 8月以降5ヶ月連続で対前年割れが続き、減少幅が増大している。 鉱工業生産・固定資本投資推移 4% 2% 0% (2)% (4)% (6)% (8)% 2013.1 2013.3 2013.5 2013.7 2013.9 2013.11 2014.1 鉱工業生産 2014.3 2014.5 2014.7 2014.9 2014.11 固定資本投資 (出所)ロシア統計局、ロシア中銀資料からユーラシアBTMU作成 3 経済(続き) 経済(4/5) 11月の小売売上高は、前年同月比+1.8%、1-11月+2.2%(連邦統計局) 引き続き堅調。ルーブルの下落もあり耐久消費財に対する需要が一時的に高まった可能性もある。実質可処分所得が前年同月比 ▲4.7%と大幅に減少。11月の平均賃金は、33,100ルーブルで、名目で対前年同月比+9.6%、実質+0.5%となった。失業率は、対前月 比+0.1%の5.2%で3ヶ月連続悪化。 小売売上高・可処分所得・失業率推移 5% 5% 0% 4% (5)% 3% (10)% 2% 小売売上高 実質可処分所得 失業率(右軸) 20 14 .1 20 14 .3 20 14 .5 20 14 .7 20 14 .9 20 14 .1 1 6% 20 13 .1 20 13 .3 20 13 .5 20 13 .7 20 13 .9 20 13 .1 1 10 % 11月の消費者物価指数は、対前月比で+1.3%と10月+0.8%に比べ加速。 前年同月比では+9.1%と加速(連邦統計局) 食料品が対前月比+2.0%、前年同月末比+12.6%と2ヶ月連続で大幅上昇。ロシアによる対米・EUへの経済制裁の影響と考えられる。 11月の生産者物価指数、前年同月比では+6.1%。 消費者物価・生産者物価・マネーサプライ推移 8% 16 % CPI 6% 12 % PPI 4% 8% M2(右軸) 2% 4% 0% 0% 20 14 .1 20 14 .3 20 14 .5 20 14 .7 20 14 .9 20 14 .1 1 20 % 20 13 .1 20 13 .3 20 13 .5 20 13 .7 20 13 .9 20 13 .1 1 10 % (出所)ロシア統計局、ロシア中銀資料からユーラシアBTMU作成 4 経済(続き) 経済(5/5) 貿易黒字: 1-10月は対前年同期比+5.2%の1,808億米ドル(連邦関税局) 貿易額は、▲3.4%の6,447億米ドル、うちCIS諸国821億米ドル。 輸出は、▲1.7%の4,227億米ドル、輸入は同▲6.2%の2,419億米ドル。輸出は燃料エネルギーが74.6%を占め、輸入は機械設備 が50.4%を占める。相手国はEU48.8%、APEC諸国26.7%、CIS諸国12.4%。国別ではCIS除き、中、蘭、独、伊、トルコ、日本の順。 原油輸出▲4.3%187百万トン(金額ベース▲5.8%の1,347億米ドル)、石油製品996億米ドル、天然ガス1,465億㎥(金額ベース ▲12.5%の474億米ドル)。 10月輸出8月比+4.3%の404.6億米ドル、輸入同+3.0%の258.6億米ドル、貿易黒字同+5.0%の136.0億米ドル(ロシア中央銀行) 1-10月貿易黒字+9.5%1,620億米ドル、輸出▲1.2%の4,217億米ドル、輸入▲7.0%の2,597億米ドル。 貿易収支・経常収支・原油価格推移 (米ドル/バレル) (十億米ドル) 70 140 60 120 50 100 40 80 30 60 20 40 10 20 0 0 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 2008 2009 貿易収支 2010 経常収支 2011 2012 2013 2014 ウラル原油価格(右軸) (出所)ロシア統計局、ロシア中銀資料からユーラシアBTMU作成 5 金融・財政 金融・財政(1/3) 11月の民間銀行貸出・預金の状況(ロシア中央銀行) 年初から個人向け貸出は13.7%、法人向けは24.6%増加。11月延滞債権は法人向け3.1%、個人向け3.8%増加し、不良債権比率は、 法人向けは10月と変わらず4.2%、個人向けは10月の5.8%から5.9%に上昇。 預金は、11月法人で5.1%、個人で2.3%増加。 11月個人預金は前月比+2.3%。うち外貨預金は+11.6%の4.3兆ルーブル、ルーブル預金は▲0.3%の13.8兆ルーブル。1-11月では +6.7%、うちルーブル預金は▲1.5%、外貨預金は+45.5%(うち、9-11月で+28.7%、外貨比率23.8%)。 1-11月銀行収益は、対前年同期比▲11.7%の7,810億ルーブル。引当て増加が原因。 ロシア中央銀行、6 銀行のライセンス剥奪 Investment Bank Buzulukbank, Trade Construction Bank, Professional Credit Bank, Tymen Commercial Agroindustrial Bank他 12月の金利の動き インフレリスクの高まりから12月11日にロシア中銀がKey Rateを1.0%引き上げ、更にルーブル下落リスクとインフレリスクの高まりを抑 制するため、16日未明に6.5%の大幅引き上げし17%としたことを受け、翌日物(ON)は、12月初め10.6%だったのが12月18日には 27.30%まで上昇したが、その後徐々に低下し、月末には17.50 %となった。 1ヶ月物も同様に12月初め11.76%が12月19日には 29.16%まで上昇したが、その後徐々に低下し、月末には 21.97%となった。次回のロシア中銀金融政策決定会合は、1月30日。 中銀は、16日レポを3.21兆ルーブルから3.67兆ルーブルに増大し、また17日にON金利が一時60%まで跳ね上がったことから、FXス ワップによるルーブル流動性供給を19日から1日当たり20億米ドルから100億米ドルに増大してルーブルの供給を増やし、市場金利の 引き下げに努めている。 Key Rate Mosprime Rate推移 (出所)ロシア中銀資料から ユーラシアBTMU作成 6 金融・財政 (続き) 金融・財政(2/3) 11月末外貨準備高は、前月比▲2.3%、▲97.1億米ドルの4,188.8億米ドル(ロシア中央銀行) 年初来▲17.8%、 ▲907.2億米ドル。為替介入額で減少。 12月の為替相場の動き 対ドル51.0台半ば、対ユーロ63.6台前半で始まったルーブル市場は、原油相場が下げ止まらない中、連日史上最安値を更新。ロシア 中銀は連日のドル売り介入(15日までに103億米ドル)や、11日に政策金利を1.0%引き上げたが反応は薄く、15日には財務省の14日 物30億米ドルの預金入札に43億米ドル応札(平均金利2.66%)、中銀のFXレポ28日物15億ドルの入札に40億ドル応札(平均金利 2.9699%)、12ヶ月物100億米ドルの入札には48億ドル応札(平均金利1.1162%)等外貨需要が高まっていることから、ロシア中銀は、 16日未明にルーブル下落リスクを抑えるため、政策金利を6.5%引き上げ17%とした。同時に、期間2-549日物の非市場性資産・保証を 担保とした資金供給をKey Rate+1.75%の変動金利(従来は固定金利)に変更、28日物FXレポの15億米ドルから50億米ドルへの引き 上げ、12ヶ月物FXレポも毎週入札するなど外貨の供給を増大させる措置を取った。 17日、ロシア中銀は、銀行支援策として、①リスク加重アセットの計算の際に第3四半期為替レート使用を認める、②欧米の経済制 裁が影響している企業に対する貸倒引当金の計上免除、③銀行に対する1兆ルーブルの資本注入策、を発表した。また、23日、大 企業への外貨建て融資を担保とした大銀行向け(自己資本1,000億ルーブル以上)外貨建て融資500億米ドルの実施(期限2018年1 月1日まで)も発表した。また、中堅銀行トラストバンク(個人預金規模15位)の救済に期間10年990億ルーブルの融資、同行の合併 に名乗りを上げたアトクリーチエ銀行にも預金保険機構を通じて期間6年280億ルーブルの融資を決定した。 これらの政策もあり、16日にルーブルは、対ドル80.10、対ユーロ100.74、対円1.4445の市場最安値をつけたのち、大幅に反発。原 油相場が下げ止まりの気配を見せていることもあり、対ドル55.29,対ユーロ67.29まで戻している。 (出所)ロシア中銀資料からユーラシアBTMU作成 7 金融・財政(続き) 金融・財政(3/3) 連邦財政黒字は、1-11月1.27兆ルーブル黒字(対GDP1.9%)(財務省) 歳入12.951兆ルーブル、うち石油ガス収入6.719兆ルーブル。主な歳入は関税局から6.261兆ルーブル、税務署から5.641兆ルーブ ル、資産庁から2,303億ルーブル等。 予備基金残高は4兆3,869億ルーブル(約889億米ドル、前月比+5,301億ルーブル)、国民福祉基金(NWF)残高は3兆9,441億ルーブ ル(約800億米ドル、前月比+3,971億ルーブル)(12月4日、財務省) 議会は、銀行セクターに対する資本増強法案等採択(12月17日) 預金保険機構が、1兆ルーブルを限度として、銀行から劣後債、優先株を購入できる法律を採択(原資は国債)。 預金保険金額を70万ルーブルから140万ルーブルに引き上げ。 国民福祉基金(NWF)から銀行の投資プロジェクト融資資金として、銀行劣後ローンへの投資上限を10%(3,940億ルーブル)とする 法律採択。対象は資本金1,000億ルーブル以上の9行。 穀物輸出関税導入、輸出価格の15%+7.5ユーロ(1トン当たり35ユーロ以上)(2015年2月から) シルアノフ財務大臣、原油価格60米ドル、GDP▲4%では財政赤字は対GDP比3%に拡大と発言 現在、2015年予算は歳出を10%削減する案を作成中で、それでも赤字は対GDP比3%を上回る水準。 雇用対策用の危機対策ファンドに1,900億ルーブルを捻出する。 2015年は予備基金から1兆ルーブル以上支出する可能性大。 原油価格70米ドルで2017年収支均衡を目指す。 国内医薬品産業の支援に100億ルーブルの予算(産業貿易省) 医薬品製造に60億ルーブル、医療機器開発に40億ルーブル。 国内製品のシェアを現状の27%から2020年までに50%に引き上げる。 8 企業・産業 自動車 欧州ビジネス協会、11月新車販売台数(含む軽商用車)は、対前年同月比▲1.1%の229,439台と発表 国産車に対する買替促進インセンティブ制度や急激なルーブル下落に起因する輸入車需要により、8月同▲25.8%、9月▲20.1%、 10月▲9.9%に比べ、ほぼ前年並みの販売を回復。1-11月累計で前年同期比▲11.6%の2,220,751台。 ブランド別売上は、AvtoVAZ:11月▲16.7% (1-11月累計▲16.0%)、GAZ:+1.2%(▲18.0%)、フォード:▲26.3%(▲40.0%)、GM グループ:▲15.5%(▲26.5%)、VWグループ:▲10.2%(▲13.3%)、ルノー:+8.2%(▲8.0%)、KIA:+18.8%(▲4.0%)、現代: +4.0%(▲2.0%)。日本勢は、日産:+6.7%(+10.0%)、トヨタGr:+35.0%(+5.0%)、マツダ:+24.5%(+13.0%)、三菱:+11.3% (▲4.0%)、ホンダ:▲0.1%(▲14.5%)、スズキ:+14.4%(▲32.0%)、スバル:+34.5%(▲2.0%)、いすず:+286.2%(+195%)。 1-11月自動車生産は対前年同期比▲10.2%の160万台、トラック▲25.8%の13.9万台、バス▲20.6%の3.8万台(連邦統計局) 11月は、自動車前年同月比▲27.1%、トラック▲38.6%、バス▲19.1%。 1-10月自動車輸入は▲20.3%の595,700台(金額ベース1115.3億米ドル)(連邦関税局) 除くCISで、567,100台(113.1億米ドル)。トラック輸入は▲12.5%の54,700台(17.7億米ドル)(除くCISで52,600台(15.1億米ドル)) 輸出は▲2.7%の105,300台(12.2億米ドル,うちCIS101,800台の11.7億米ドル)。トラック輸出は、▲12.6%の18,100台(3.9億米ド ル)。 日産: サンクトペテルブルグ工場で新型X-Trailの生産開始。生産規模を5万台から10万台に増大し、現地調達比率を39%から45%に (プレス工程、プラスチック部品生産)高めるため167百万ユーロ投資 AvtoVAZ: 2015年はルノーLogan、 Sandero、日産、ダットサン、Lada Vestaの生産開始で生産は+27.2%692千台計画 ルノー、日産、AvtoVAZ: 共同購入会社を設立 Avtotor: カリーニングラードでトルコ Ford Otosanとフォードトラック生産で合意 Daimler : 工場建設でサンクト市にアプローチ。モスクワ州、サンクト市、タタールスタンで検討中 Mubea Suspenshion components : トリアッチ経済特区でサスペンションの生産開始。投資額7億ルーブル トルコMartue: ウリヤノフスク州に自動車用シート製造工場建設。5百万ユーロ投資。2015年10月生産開始。ルノー、AvtoVAZに納入 フジクラ: チェボクサリ チュバシュ共和国で自動車用ケーブルの生産で共和国政府と協力協定締結 伊Marangori(65%)、タトネフチ(35%)とのJVでトラック用再生タイヤのKaMaRetread設立 2015年8,000本生産、2-3年後年4万本生産予定。投資額1,000億ルーブル。再生タイヤは新品の60%の価格。 Nizhnekamskshina(タトネフチ子会社) 2014年生産▲8-9%の11.8百万本、販売横ばいの12百万本を見込み。 2014年市場は▲12-13%。 2015年は生産+4.3%の12.4百万本、販売+3.2%の12.4百万本を計画。KAMAZ, AvtoVAZに供給。 9 企業・産業(続き) 石油・ガス・エネルギー 石油 エネルギー大臣: 2014年輸出は▲4.3%の229.5百万トン、2015年輸出は▲2.1%の224.7百万トン見込む。2014年生産は+0.6% の526.6百万トン。上流の投資は+3.8%の9,300億ルーブル、下流の投資は+11%の2,900億ルーブル。 ロスネフチ: 2014年生産は250百万トン。生産コストは4ドル。 ロスネフチ: 子会社RN-AeroがShell Aviationとジェット燃料供給で協力協定締結。 2014年3.3百万トン取り扱い。 BP: ロスネフチから東シベリアTaas-Yuriakh Neftegazodobychaの株式20%取得。7-8億米ドル。埋蔵量135百万トン。 ガスプロムネフチ: 2014年生産は+6%の66百万トン見込み。2015年は投資+3.7%の3,464億ルーブル計画。 ルクオイル:2015年予算は原油価格60米ドル、70米ドル、80米ドルで策定。原油価格は2015年末には70-80米ドルに戻ると予想。 ルクオイル:カスピ海Filanovsky油田に2014年470億ルーブル投資、2015年は650億ルーブル予定(アストラハン州知事)。 トランスネフチ:IFRS1-9月売上+2.2%の5,739億ルーブル、純益▲9.3%の1,166億ルーブル。2015年輸送量は2014年488百万トン 以上を見込む。 ガス プーチン大統領は、トルコ訪問時に、欧州向け「サウスストリーム」ガスパイプラインの計画中止を宣言。トルコ向けガス輸出価格6% 引き下げ、新たなガスパイプライン建設を提案。 ガスプロム:2014年のガス輸出は▲9.3%の1,470㎥見込み。2015年投資は8,404億ルーブルを計画(2014年は1.026兆ルーブル)。 エネルギー大臣: 2014年のガス輸出(LNG含む)は▲4%の1,972㎥、2015年は+5%の2,073㎥見込む。 石炭 ARMZ: 中国Sinopec等とトランスバイカル地区での石炭液化工場建設に合意。 電力 ロシアCOTES社(ノボシビルスク): 中国SDEPCIと電力熱発電所の近代化の設計、設備納入、建設で合弁会社設立。 エネルギー省: RusHydroの2014年投資、966億ルーブルから857億ルーブルに削減で承認。 RosAtom: フィンランド原子力発電所建設に国民福祉基金から1,000億ルーブル投資。 10 企業・産業(続き) 鉄鋼・非鉄金属 鉄鋼 MMK:2014年EBITDA16億米ドル予想(昨年12.2億米ドル)。 Polymetal (銀採掘会社最大手、金採掘大手): 2015年の金生産は2014年並の1.7百万トン計画 ノリリスク ニッケル、2015年投資は2014年と同様17億ドル程度を計画 電機・機械 ・工具 パナソニック: スコルコボに研究開発拠点設立を発表、省エネ技術の開発に1.6億ルーブル投資 化学 SIBUR 1-9月IFRS売上+3.5%2,639億ルーブル(うちエネルギー+58.4%1,634億ルーブル、ゴム▲19.2%201億ルーブル、石油化学 +6.1%929億ルーブル)、純益▲31.4%の248億ルーブル(為替差損203億ルーブル)。 Ural Kali :IFRS1-9月売上+6%26.2億米ドル、純益▲1%20.3億米ドル、 生産は+28%9.2百万トン。11月事故で鉱山閉鎖。2015年投 資額は240億ルーブル Acron: IFRS1-9月売上+2%の526.7億ルーブル、純益+18%96.9億ルーブル 食品・小売 食品 フィンランドValeo:モスクワ州でスプレッドチーズの生産開始、バター生産も検討中。 ハンガリー企業、チェリャビンスクで長期間保存が可能な野菜・果物用加工貯蔵施設建設、投資額各6億ルーブル RDIF:トルコのRenaissance Holdingと医療センター、運輸インフラ、商業施設建設に折半で4-5億米ドル投資で合意 スーパーマーケット 仏アシャン、独メトロがコンビニ形態の実験店舗開設。 Dixy : 11月売上+30.2%の199億ルーブル、1-11月売上+30.5%の1,612億ルーブル。売り場面積+22%。 11 企業・産業(続き) 運輸 港湾取扱高1-11月+6%の5.7億トン(商業港協会) ドライ+13.7%の2.7億トン(石炭+16.0%の1.1億トン、コンテナ+5.6%の43百万トン)、タンカー+0.2%の3.1億トン、輸出+7.7%の4.5 億トン、輸入▲4.9%の40百万トン。 ロシア鉄道 1-11月貨物取扱高+5.1%2.1兆トンキロ。 料金引き上げ2015年10%、2016年5.5%、2017年4.5%承認。 航空旅客、1-11月+10.5%の86.9百万人(国家統計局) アエロフロート: IFRS1-9月売上+6.5%の2,367億ルーブル、純益▲79.0%の36億ルーブル 通信・IT 通信 MTS : USGAAP1-9月売上+3.4%の3,036億ルーブル、純益▲16.4%の508億ルーブル。投資538億ルーブル。 Vimpelcom : IFRS1-9月売上▲10%の152億米ドル、純益▲87%の1.5億米ドル。投資32億米ドル。 MegaFon: 2015年に極東・東シベリアに25億ルーブル投資。沿海州・イルクーツク州中心。 Rostelecom:IFRS1-9月売上+3%の2,200億ルーブル、純益▲36.8%の151億ルーブル。投資323億ルーブル。 IT SAP CIS:モスクワにデータ処理センター開設に20百万ユーロ投資。クラウドサービスを提供。 マイクロソフト: 2月から個人向け15%、法人向け30%の価格引き上げ発表。 医薬品 医薬品 医薬品市場:1-10月輸入▲9.9%の87億米ドル(連邦関税局)。国内販売1-10月+8.7%の4,076億ルーブル(数量ベース▲6.1%の 34.3億パッケージ)、ノバルティス6.2%、サノフィ・アベンティス5%、バイエル3.9%、ファルマスタンダード3.1%。2014年市場は+9% 拡大し1.137兆ルーブル、2015年も+9%の1.239兆ルーブルを見込む(DSM Group)。 12 経済特区・極東 経済特区 アラブガ経済特区 2014年投資家による投資+7%の233億ルーブル。 稼動は9社から14社に増加。トルコKastamoru Companyの中密度ファイバーボード生産工場など。 2015年は7社が稼動予定。自動車用シート、ガラス、使い捨て食器、サスペンションシステム、カーボンファイバー、サニタリーぺー パー、天井製造。 42社が居住。Ford Sollers,Saint Gobain, Air Liquid, Rockwool,Sisecom, Hayat Gr.等。 スコルコボ 2014年までに370億ルーブルが投資された。うち投資家による投資200億ルーブル。 サンクト市の投資優遇措置改訂(2015年1月1日から) 資産税免除:3年間の土地を除く不動産投資3億ルーブル以上で、2年間。(従来は固定資産8億ルーブル以上、業種制限あり) 資産税減額:1年間の固定資産(動産)投資50百万ルーブル以上で、1年間、2.2%減税。 法人所得税減額:3年間の固定資産投資額8億ルーブル以上で、5年間13.5%に減額(従来は業種制限あり)。1年間の製造に関係 する固定資産投資額3億ルーブル以上で、3年間15.5%に減額。 従業員400名以上、月額平均給与が市制定の最低給与の7倍以上の場合、法人所得税16.5%に減額。従業員100名以上、月額平 均給与12倍以上の場合は、13.5%に減額。 土地税免除: 3年間の土地への投資1億ルーブル以上で、2年間土地税免除。 極東 韓国Industrial Bank of Korea : 極東投資ファンド設立を提案、10億ドル規模で、造船など ロシアBerkut社、韓国GW Coporationと魚加工工場改修・物流施設設立でMOU締結 東横イン、ハバロフスク政府と会談。ハバロフスク空港へのホテル建設の可能性について協議 三井物産、極東発展省と貿易投資協力協定締結 オーストラリアTigers Realm Coal社が、アマーン北石炭プロジェクト開発ライセンス取得 ロシア政府、クリル諸島の2016-2025年の社会経済発展計画承認 13 政治・外交 政治・外交 ウクライナ情勢(12月) 9月5日のウクライナ政府と親ロシア派による12項目に亘る停戦協定合意事項(ミンスク合意) ①即時停戦、②OSCEによる停戦監視、③国境の安全地帯設置(OSCE監視)、④捕虜など解放、⑤関与者を刑事訴求しない法律の 制定、⑥国民対話継続、⑦違法な武装組織、兵器、雇い兵の撤収、⑧ドネツク・ルガンスク州の特定地域に「特別な地位」を与え、暫 定的自治権を付与する法律を制定、⑨「特別な地位」の自治体の繰上げ選挙実施、⑩人道状況改善、⑪経済復興・生活基盤復旧計 画策定、⑫停戦協議参加者の身の安全の確保。 12月4日、ポロシェンコ大統領は、9日から一方的な停戦を宣言。 12月6日、仏オランド大統領が急遽モスクワを訪問。プーチン大統領とウクライナ情勢について会談。 12月10日、ウクライナの親欧米派5政党による連立内閣が発足。 12月23日、ウクライナ議会は、外交の基盤となる非同盟中立路線をやめる法案を可決。ロシアは反発。 12月24日、ウクライナ政府、親ロシア派、ロシア、OSCEがミンスクで和平交渉再開。捕虜の交換で合意し、26日実行。 米大統領、対ロシアへの経済制裁強化、ウクライナへの軍事支援を可能とする法律署名 (12月13日) ウクライナへの総額3.5億米ドルの軍事支援とロシア国営ロスオボロンエクスポルト等軍事企業、北極海で大規模油田開発する企業 に対する制裁強化を定めた法律。 オバマ大統領は署名したが、即時の発効はさせない意向。 EU、米国は、クリミヤに対する投資、一部製品・技術の輸出禁止、観光ツアー等禁止(12月19日) ロシア、プーチン大統領のインド訪問時に25の文書に署名 ロスアトム: 20年間で12の原子力発電所建設。 ロスネフチ: Essarに年10百万トンの石油輸出契約。 RDIF: インフラ開発Finance Coと10億米ドルの投資基金設立。インドでのロシア企業が関係するインフラ整備に投資。 ロスナノ: 20億米ドルの投資基金設立し、両国企業が関係する、インド国内のエネルギー・運輸・道路・通信プロジェクト並びにロシ ア国内での医薬・肥料・エネルギープロジェクトに投資。 Acron: 資源開発公社とMOU締結。ロシア国内での肥料プロジェクト。 ザルベージネフチ:インド石油とMOU締結。 ベトナムとロシア、カザフスタン、ベラルーシ関税同盟とのFTA合意 14 CIS諸国関連情報 CIS諸国関連情報 ウクライナ インフレ率:11月前年同月比+21.8%に加速。 GDP:2014年第3四半期▲5.3%(第1四半期▲1.1%、第2四半期▲1.7%)(国家統計サービス) 外貨準備:11月対前月比▲20.8%の99.7億ドルに減少。EIBは1.5億ユーロのパイプライン近代化融資調印。S&P は格付けをCCC-に引き下げ。大統領府長官は、デフォルト回避のため欧米IMFに100億米ドルの支援要請。 Sverstal: ウクライナ子会社Dneprometizをドイツ企業に売却。 ベラルーシ 19日、政策金利(ON貸出金利)を24%→50%に引き上げ、外貨購入手数料30%導入。 貿易黒字:1-10月8.0億米ドル(前年同期10.5億米ドルの赤字)、輸出+0.5%371億米ドル、輸入▲5.4%363億米ド ル。1-11月外貨準備年初来▲12.5%の58.2億米ドル(中銀) GDP成長率:1-11月+1.7%。鉱工業+2.2%、農業+2.3%、小売+7.3%、固定資本投資+10.1%(統計局) カザフスタン GDP成長率: IMF2015年-16年、4.5%-5.5%予測。2014年1-11月GDP成長率+4.2%(経済省) 貿易黒字: 1-10月+13.9%の337億米ドル、輸出▲4.9%の677億米ドル、輸入▲14.5%の340億米ドル(統計局) プジョーシトロエンがAllurGroupとCKD生産開始で合意。2016年9月~年12,000台生産。 Kazakh Potash corpが中国ICBC,CITICと西部アクトベで、pottashsoplt開発合意。投資額38億米ドル。2025年ま でに年7百万トンの肥料生産。 KazatomProm,中国原子力発電センターと原子力燃料生産で合意。年200トン。 ウスチカメノゴルスクでチタニウムインゴッド生産工場稼動。ベルギーSpecialty Metal と韓国POSCOが関与。 アゼルバイジャン 外国投資1-9月+26.1%の46億米ドル。85.3%が石油ガス産業向け。 グルジア 外国投資1-9月+32.5%の9.3億米ドル。運輸通信2億ドル 、製造1.5億米ドル、小売1.1億米ドル、エネルギー分野 が主。蘭2.6億米ドル(シェア28.6%)、アゼルバイジャン2.2億米ドル、中国1.6億米ドル、トルコ、米国、ロシアの順。 中国Hualing Groupが自由工業地域に1.5億米ドル投資。同社は、グルジアで既に、木材加工に1億米ドル、銀行 に1億米ドル、住居・商業施設開発に2億米ドルの投資を実施している。 韓国K Waterが水力発電所建設受注。投資額10億米ドル。出力280MW。 アルメニア 外国投資1-9月14億米ドル。電力ガス熱供給、アルカリメタル、採掘分野へ投資が主。うち、ロシア6億米ドル(シェ ア43.9%)、キプロス2.4億米ドル、独2.1億米ドルの順。 23日、政策金利を6.75%→8.5%に引き上げ。インフレリスク抑制、通貨安への対抗措置。 15 ロシア主要経済指標 ロシア主要経済指標 2014年 2011年 2012年 2013年 実質GDP 4.3% 3.4% 1.3% 鉱工業生産 4.7% 2.6% 0.3% -0.2% 固定資本投資 8.3% 6.7% -0.3% 小売売上高 7.0% 6.3% 1月 2月 3月 4月 6月 7月 2.1% 1.4% 2.4% 2.8% 0.4% 1.5% -7.0% -3.5% -4.3% -2.7% -2.6% 0.5% 3.9% 2.7% 4.0% 4.1% 2.8% 2.2% 0.8% 第1四半期0.9% 5月 9月 10月 11月 0.0% 2.8% 2.9% -0.4% -2.0% -2.7% -2.8% -2.9% -4.8% - 1.3% 1.4% 1.7% 1.6% 1.8% - 第2四半期0.8% 8月 第3四半期0.7% 12月 - 実質可処分所得 0.8% 4.4% 3.3% -1.1% -1.1% -7.3% 0.3% 6.0% -3.5% 2.4% 3.8% 0.1% 1.9% -4.7% - 実質賃金 2.8% 8.4% 5.2% 5.2% 4.6% 3.8% 3.2% 2.1% 2.1% 1.4% -1.2% 1.5% 0.6% 0.5% - 消費者物価 6.1% 6.6% 6.8% 6.2% 6.2% 6.9% 7.3% 7.6% 7.8% 7.5% 7.6% 8.0% 8.3% 9.1% - 失業率 6.6% 5.5% 5.5% 5.6% 5.6% 5.4% 5.3% 4.9% 4.9% 4.9% 4.8% 4.9% 5.1% 5.2% 貿易収支(十億米ドル) 196.9 191.7 179.0 18.7 12.5 19.7 19.9 18.3 13.9 17.1 15.8 13.0 13.6 - 輸出(十億米ドル) 515.4 527.4 522.2 39.7 36.5 47.1 47.5 44.3 40.7 46.1 40.9 38.8 40.5 - 輸入(十億米ドル) 318.6 335.8 302.0 21.0 24.0 27.4 27.6 26.0 26.8 29.0 25.1 25.8 25.9 - 97.3 71.3 33.0 ウラル産原油価格(ドル月末) 107.9 108.2 109.1 107.7 108.1 105.5 106.9 107.4 109.3 105.2 99.04 93.30 84.49 74.65 - 平均為替レート(対米ドル) 29.38 30.37 31.83 33.46 35.22 36.21 35.66 34.93 34.41 34.46 36.11 38.87 40.76 45.86 - 平均為替レート(対ユーロ) 40.87 39.94 42.27 45.76 48.06 50.02 49.24 48.03 46.80 46.95 48.13 48.92 51.72 57.27 - 外貨準備高(十億米ドル) 498.6 537.6 509.6 498.9 493.3 486.1 473.3 467.2 478.2 468.8 465.2 454.2 428.6 418.9 - 6.90 6.81 6.77 6.96 8.92 9.53 9.26 9.17 9.63 9.50 9.54 10.08 11.71 - 1,527 1,445 1,301 1,267 1,226 1,156 1,295 1,366 1,223 1,190 1,134 1,091 974 - 経常収支(十億米ドル) 貸付金利 (月末1ヶ月物) 株価指数RTS 1,382 第1四半期26.7 第2四半期14.1 第3四半期11.4 - - (出所)ロシア統計局、ロシア中銀、ネステオイル資料からユーラシアBTMU作成 16 • • • • 本資料は、大きく変化するロシア情勢について、現地報道等の現地情報をできるだけ整理 したものをご提供するものです。 本資料は信頼できると思われる各種データに基づき作成しておりますが、当行はその正 確性、安全性を保証するものではありません。また本資料は、お客様への情報提供のみ を目的としたもので、当行の商品・サービスの勧誘やアドバイザリーフィーの受入等を目的 としたものではありません。 本資料、プレゼンテーションにより、貴社と株式会社三菱東京UFJ銀行の間には委任その 他の契約関係が何ら発生するものではなく、当行は一切の法的な義務・責任を負いませ ん。本資料、プレゼンテーションに関連して生じた一切の損害については、当行は責任を 負いません。その他専門的知識に係る問題については、必ず貴社の公認会計士、税理士、 弁護士等の専門家にご相談の上ご確認下さい。 本資料は当行の著作物であり、著作権により保護されております。当行の事前の承諾なく、 本資料の全部または一部を引用または複製、転送等により使用することを禁じます。 Copyright 2014 The Bank of Tokyo-Mitsubishi UFJ . 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